JP2733433B2 - 射出成形法 - Google Patents

射出成形法

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JP2733433B2
JP2733433B2 JP5269205A JP26920593A JP2733433B2 JP 2733433 B2 JP2733433 B2 JP 2733433B2 JP 5269205 A JP5269205 A JP 5269205A JP 26920593 A JP26920593 A JP 26920593A JP 2733433 B2 JP2733433 B2 JP 2733433B2
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pressure
molding cavity
resin
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screw
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澄夫 佐藤
行雄 吉沢
雅和 大野
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NIIGATA TETSUKOSHO KK
Sankyo Kasei Co Ltd
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NIIGATA TETSUKOSHO KK
Sankyo Kasei Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融樹脂を金型に射出し
て成形品を成形する射出成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形法として、図4〜図6に示すよ
うに、加熱シリンダ1に挿入されたスクリュ2を油圧シ
リンダ3で前進させて樹脂を所定の充填圧力で金型4,
5の成形キャビティCにノズル1aとゲート5aを通じ
て射出し、充填工程を保圧工程に切り換えて所定の保圧
圧力とした後、直ちにスクリュ2の圧力を低下させるこ
とにより保圧圧力を低下させ、所定の時間が経過してか
ら再びスクリュ2の圧力を高めることにより所定の保圧
圧力にして成形品を成形する射出成形法が知られてい
る。なお、符号6は制御装置であり、電磁切換弁7と電
磁比例式流量弁8、及び電磁比例式圧力弁9を制御す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の射出成形法
においては、樹脂の充填中に流れに沿って生じた配向
(図6の(A)参照)が、充填工程を完了して(同図
(B)参照)保圧工程に入り、スクリュ2の圧力を低下
させると、充填工程で他部分よりも強い力がかかってい
たゲート5a部分の樹脂の配向がなくなる(図6の
(C))。しかしゲート5aから遠い部分は、温度の低
下で樹脂の粘度が上昇し、圧力が抜け切らないため、配
向が無くならず((D)参照)、したがって成形品にソ
リが発生しやすい。
【0004】本発明は、成形キャビティ全体の配向をな
くしてソリを防ぐことができる射出成形法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の射出成形法は、加熱シリンダに挿
入されたスクリュの前進移動でノズルから溶融樹脂を金
型の成形キャビティにゲートを通じて射出する充填工程
と、成形キャビティ内の樹脂を所定の圧力に保つ保圧工
程とを経て成形品を成形する射出成形法において、充填
工程から保圧工程に入った直後にスクリュの圧力を低下
させるとともに、金型に設けられたエジェクタピンを油
圧エジェクタで押して成形キャビティ内の樹脂を加圧
し、その後上記エジェクタピンによる成形キャビティ内
の樹脂の加圧を止めるとともに再びスクリュの圧力を高
めて所定の保圧圧力にする構成とした。
【0006】また、請求項2記載の射出成形法は、請求
項1記載の射出成形法において、エジェクタピンの先端
を成形キャビティ内に押し入れて成形キャビティ内の樹
脂を加圧し、その後上記エジェクタピンによる成形キャ
ビティ内の樹脂の加圧を止めるとともに再びスクリュの
圧力を高めて所定の保圧圧力にし、エジェクタピンの先
端面が成形キャビティの内面にほぼ一致した後退状態に
おいて保圧工程を終了する構成とした。
【0007】更に、請求項3記載の射出成形法は、請求
項1記載の射出成形法において、エジェクタピンをその
先端面が成形キャビティの内面にほぼ一致するまで動か
して成形キャビティ内の樹脂を加圧し、エジェクタピン
を動かさずにそのままの状態で再びスクリュの圧力を高
めて所定の保圧圧力にする構成とした。
【0008】
【作用】充填工程から保圧工程に入った直後にスクリュ
の圧力を低下させるとともに、金型に設けられたエジェ
クタピンで成形キャビティ内の樹脂を加圧する。この作
動によって成形キャビティ内の樹脂がゲート側に押し戻
されるが、この際、樹脂の射出時に生じた配向が消失す
る。配向の消失後すぐにエジェクタピンによる加圧を止
め、再びスクリュの圧力を上昇させて所定の保圧圧力に
する。
【0009】エジェクタピンの先端面を成形キャビティ
の内面にほぼ一致させた状態で保圧工程を終了した場合
は、成形品にエジェクタピンの加圧痕が残ることはな
い。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3を参照して説
明する。図1は本発明の射出成形法を実施する射出成形
機である。なお、図4の射出成形機と同一の部材等には
同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0011】符号11はエジェクタ機構である。エジェ
クタ機構11は、油圧エジェクタ12と、エジェクタプ
レート13と、エジェクタピン14とから成る。油圧エ
ジェクタ(シリンダ)12は、可動金型4と一緒に可動
盤(図示せず)に取り付けられており、金型4内に設け
られたエジェクタピン14をエジェクタプレート13を
介して図1で左右に移動させる。
【0012】エジェクタ機構11は、保圧工程におい
て、成形キャビティC内の樹脂をゲート5aから離れた
位置においてエジェクタピン14で加圧することがで
き、また、金型4,5を開いて成形品を取り出す際に、
エジェクタピン14で成形品を押して金型4から離脱さ
せることができる構成とされている。
【0013】油圧エジェクタ12の油圧回路には、電磁
切換弁16と電磁比例式流量弁17、及び電磁比例式圧
力弁18が設けられている。上記電磁切換弁16と電磁
比例式流量弁17、及び電磁比例式圧力弁18も、前に
述べた電磁切換弁7、電磁比例式流量弁8、電磁比例式
圧力弁9と同様に制御装置6によって制御される。
【0014】次に上記の射出成形機を用いた本発明の射
出成形法を図2を主体に説明する。溶融樹脂の成形キャ
ビティCへの射出は、周知のように、制御装置6の指令
で電磁切換弁7のソレノイドbを励磁することにより行
われる。すなわち、電磁切換弁7のソレノイドbが励磁
されると、スクリュ2が前進し、加熱シリンダ1内の樹
脂をノズル1aからゲート5aを通じて成形キャビティ
Cに射出する。この時のスクリュ2の移動速度と圧力
は、制御装置6による電磁比例式流量弁8と電磁比例式
圧力弁9の制御で決まる。樹脂の射出中に流れに沿って
配向が生じることは従来と同じである(図3の(A)と
(B)参照)。
【0015】上記の充填工程が終了すると保圧工程に切
り換えられ、制御装置6による電磁比例式圧力弁9の制
御で所定の保圧圧力となる。このようにして所定の保圧
圧力になると、直ちに制御装置6は電磁比例式圧力弁9
に制御指令を出力してスクリュ2の前進圧力を急激に低
下させるとともに、電磁比例式圧力弁18、電磁比例式
流量弁17に指令を与え、かつ電磁切換弁16のソレノ
イドaを励磁することにより油圧エジェクタ12を前進
させる。油圧エジェクタ12の前進により金型4内のエ
ジェクタプレート13が加圧され、このプレート13に
連結されているエジェクタピン14が前進し、成形キャ
ビティC内の樹脂を加圧する。この際のエジェクタピン
14の移動速度と圧力は制御装置6による電磁比例式流
量弁17と電磁比例式圧力弁18の制御で決まる。
【0016】エジェクタピン14の加圧作動で樹脂は減
圧されたゲート5aに向かって押し戻される。樹脂の配
向はこの際の僅かな移動で成形キャビティCの全体にわ
たって完全になくなる(図3の(C)参照)。所定の時
間経過すると、制御装置6は電磁切換弁16のソレノイ
ドaを消磁してエジェクタ機構11による加圧作動を止
めるとともに、電磁比例式圧力弁9でスクリュ2の圧力
を再び高め、所定の保圧圧力にする。スクリュ2による
圧力上昇でエジェクタ機構11のエジェクタピン14は
元の状態に戻されてその先端面14aを成形キャビティ
Cの内面に一致させるので、エジェクタピン14による
加圧痕は消える。保圧工程の完了後、通例のように金型
4,5を開いて再びエジェクタ機構11を作動させ、成
形品を取り出すが、図3の(D)のように配向が消失し
ているので、ソリを生じることがない。
【0017】上記の実施例では、エジェクタピン14の
先端を成形キャビティC内に押し入れて樹脂を加圧した
が、エジェクタピン14による加圧の終了状態で先端面
14aが成形キャビティCの内面に一致する構成とし、
そのままの状態でスクリュ2による再度の加圧を行うよ
うにしてもよい。この場合もエジェクタピン14の加圧
痕は生じない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の射
出成形法は、加熱シリンダに挿入されたスクリュの前進
移動でノズルから溶融樹脂を金型の成形キャビティにゲ
ートを通じて射出する充填工程と、成形キャビティ内の
樹脂を所定の圧力に保つ保圧工程とを経て成形品を成形
する射出成形法において、充填工程から保圧工程に入っ
た直後にスクリュの圧力を低下させるとともに、金型に
設けられたエジェクタピンを油圧エジェクタで押して成
形キャビティ内の樹脂を加圧し、その後上記エジェクタ
ピンによる成形キャビティ内の樹脂の加圧を止めるとと
もに再びスクリュの圧力を高めて所定の保圧圧力にする
構成とされているので、充填工程で生じた樹脂の配向
を、保圧工程において樹脂をゲート側にエジェクタ機構
のエジェクタピンで押し戻すことによってなくすことが
できる。したがって、配向に起因するソリの発生を防ぐ
ことができる。また、エジェクタ機構を活用するので、
射出成形機の構造が複雑化することもない。
【0019】また、請求項2記載の射出成形法は、請求
項1記載の射出成形法において、エジェクタピンの先端
を成形キャビティ内に押し入れて成形キャビティ内の樹
脂を加圧し、その後上記エジェクタピンによる成形キャ
ビティ内の樹脂の加圧を止めるとともに再びスクリュの
圧力を高めて所定の保圧圧力にし、エジェクタピンの先
端面が成形キャビティの内面にほぼ一致した後退状態に
おいて保圧工程を終了する構成とされ、請求項3記載の
発明は、請求項1記載の射出成形法において、エジェク
タピンをその先端面が成形キャビティの内面にほぼ一致
するまで動かして成形キャビティ内の樹脂を加圧し、エ
ジェクタピンを動かさずにそのままの状態で再びスクリ
ュの圧力を高めて所定の保圧圧力にする構成とされてい
るので、上記の効果がある上、エジェクタピンによる加
圧痕が生じない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する射出成形機の一例を示す断
面略図である。
【図2】 本発明における充填工程と保圧工程の圧力制
御図である。
【図3】 本発明の射出成形法における射出開始から再
保圧までの樹脂の種々相を示す断面図である。
【図4】 従来の射出成形法を実施する射出成形機の断
面略図である。
【図5】 従来の射出成形法における充填工程と保圧工
程の圧力制御図である。
【図6】 従来の射出成形法における射出開始から再保
圧までの樹脂の種々相を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加熱シリンダ 1a ノズル 2 スクリュ 4,5 金型 5a ゲート 11 エジェクタ機構 12 油圧エジェクタ 14 エジェクタピン 14a 先端面 C 成形キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 雅和 東京都大田区久が原二丁目11番14号 三 共化成株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−193428(JP,A) 特開 平6−170902(JP,A) 特開 平6−134810(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱シリンダに挿入されたスクリュの前
    進移動でノズルから溶融樹脂を金型の成形キャビティに
    ゲートを通じて射出する充填工程と、成形キャビティ内
    の樹脂を所定の圧力に保つ保圧工程とを経て成形品を成
    形する射出成形法において、充填工程から保圧工程に入
    った直後にスクリュの圧力を低下させるとともに、金型
    に設けられたエジェクタピンを油圧エジェクタで押して
    成形キャビティ内の樹脂を加圧し、その後上記エジェク
    タピンによる成形キャビティ内の樹脂の加圧を止めると
    ともに再びスクリュの圧力を高めて所定の保圧圧力にす
    ることを特徴とする射出成形法。
  2. 【請求項2】 エジェクタピンの先端を成形キャビティ
    内に押し入れて成形キャビティ内の樹脂を加圧し、その
    後上記エジェクタピンによる成形キャビティ内の樹脂の
    加圧を止めるとともに再びスクリュの圧力を高めて所定
    の保圧圧力にし、エジェクタピンの先端面が成形キャビ
    ティの内面にほぼ一致した後退状態において保圧工程を
    終了することを特徴とする請求項1記載の射出成形法。
  3. 【請求項3】 エジェクタピンをその先端面が成形キャ
    ビティの内面にほぼ一致するまで動かして成形キャビテ
    ィ内の樹脂を加圧し、エジェクタピンを動かさずにその
    ままの状態で再びスクリュの圧力を高めて所定の保圧圧
    力にすることを特徴とする請求項1記載の射出成形法。
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