JP2807306B2 - ドロー型 - Google Patents
ドロー型Info
- Publication number
- JP2807306B2 JP2807306B2 JP2059096A JP5909690A JP2807306B2 JP 2807306 B2 JP2807306 B2 JP 2807306B2 JP 2059096 A JP2059096 A JP 2059096A JP 5909690 A JP5909690 A JP 5909690A JP 2807306 B2 JP2807306 B2 JP 2807306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- general shape
- pin
- draw
- shaping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は大きな湾曲面を有する一般形状部及びこの一
般形状部内にある突起部を一枚のブランク材から一回で
成形するドロー型に関する。
般形状部内にある突起部を一枚のブランク材から一回で
成形するドロー型に関する。
(従来の技術) 自動車のボンネット等のプレス成形、特にドロー成形
は、ブランク材の周囲を上型とブランクホルダでクラン
プした後、上型の更なる下降によって所望の形状を賦形
するものである。
は、ブランク材の周囲を上型とブランクホルダでクラン
プした後、上型の更なる下降によって所望の形状を賦形
するものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したドロー成形によって大きな湾
曲面を有する一般形状部を成形するだけでなくこの一般
形状部内に突起部を成形しようとすると、上型か下降し
てまず最上位の突起部を絞り込むために、この局部的な
絞り込みによって突起部の裾部にシワが発生する。
曲面を有する一般形状部を成形するだけでなくこの一般
形状部内に突起部を成形しようとすると、上型か下降し
てまず最上位の突起部を絞り込むために、この局部的な
絞り込みによって突起部の裾部にシワが発生する。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、一般形状部及び突起
部を賦形するための片面を有する上型と、一般形状部を
賦形するための片面を有する下型と、突起部を賦形する
ための片面を有する分割金型とを備え、この分割金型は
前記下型の成形面に出没自在に配設し、更に下型には横
杆を揺動自在に配設し、この横杆の両端部には上型に上
端が当接可能な第1ピンと分割金型に当接可能な第2ピ
ンとを設けた。
部を賦形するための片面を有する上型と、一般形状部を
賦形するための片面を有する下型と、突起部を賦形する
ための片面を有する分割金型とを備え、この分割金型は
前記下型の成形面に出没自在に配設し、更に下型には横
杆を揺動自在に配設し、この横杆の両端部には上型に上
端が当接可能な第1ピンと分割金型に当接可能な第2ピ
ンとを設けた。
(作用) 上型が下降して下型との間で一般形状部を概ね賦形
し、更に上型が下死点付近まで下降することによって第
1ピンが押し下げられて横杆の一端部が下降して横杆が
揺動し、横杆の他端部が上昇して第2ピンが上昇するこ
とによって分割金型が上昇して下型の成形面から突出
し、この上昇する分割金型と相対して下降する上型とが
協動して突出部を成形する。
し、更に上型が下死点付近まで下降することによって第
1ピンが押し下げられて横杆の一端部が下降して横杆が
揺動し、横杆の他端部が上昇して第2ピンが上昇するこ
とによって分割金型が上昇して下型の成形面から突出
し、この上昇する分割金型と相対して下降する上型とが
協動して突出部を成形する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明に係るドロー型の全体断面図、第2図
は同ドロー型の要部正面図、第3図は同ドロー型の要部
拡大図、第4図は同ドロー型による成形過程を示す断面
図、第5図は同ドロー型によって成形するワークを示す
斜視図である。
は同ドロー型の要部正面図、第3図は同ドロー型の要部
拡大図、第4図は同ドロー型による成形過程を示す断面
図、第5図は同ドロー型によって成形するワークを示す
斜視図である。
ドロー型1は、中央に一般形状部を賦形するための成
形面2a及び突起部を賦形するための成形面2bを、周囲に
ブランクをクランプするための突部2cを形成した片面を
有する昇降自在な上型2と、この上型2に相対して配設
した一般形状部を賦形するための成形面3aをなす片面を
有する下型3と、突起部を賦形するための成形面4aをな
す片面を有する分割金型4とを備え、この分割金型4は
下型3の成形面3aから出没自在に配設してる。また、下
型3の四周にはブランクホルダ5を設け、このブランク
ホルダ5には上型2の突部2cに嵌合する溝部5aを形成し
ている。
形面2a及び突起部を賦形するための成形面2bを、周囲に
ブランクをクランプするための突部2cを形成した片面を
有する昇降自在な上型2と、この上型2に相対して配設
した一般形状部を賦形するための成形面3aをなす片面を
有する下型3と、突起部を賦形するための成形面4aをな
す片面を有する分割金型4とを備え、この分割金型4は
下型3の成形面3aから出没自在に配設してる。また、下
型3の四周にはブランクホルダ5を設け、このブランク
ホルダ5には上型2の突部2cに嵌合する溝部5aを形成し
ている。
そして、下型3の略L字状部3bにボックス部6を設
け、このボックス部6の前端に丸棒等からなる支軸7を
回転自在に設け、この支軸7上に横杆8を揺動自在に載
置している。
け、このボックス部6の前端に丸棒等からなる支軸7を
回転自在に設け、この支軸7上に横杆8を揺動自在に載
置している。
この横杆8の一端部には回転軸11を介して当り部12を
一体的に設けし、この当り部12の上方にはブランクホル
ダ5内に上端が上型2の当り板2dに当接可能な第1ピン
13をピン5bにて吊設し、この第1ピン13の下端を当り部
12に接離可能に当接させている。
一体的に設けし、この当り部12の上方にはブランクホル
ダ5内に上端が上型2の当り板2dに当接可能な第1ピン
13をピン5bにて吊設し、この第1ピン13の下端を当り部
12に接離可能に当接させている。
また、横杆8の他端部には回転軸15を介して当り部16
をボルト17にて取付けた係止具18,19にて一体的に設
け、この当り部16と分割金型4との間に第2ピン20を介
在している。この第2ピン20は、第2図に示すように下
端両側部に鍔部20aを有し、ボックス部6内面との間に
介設したスプリング21によって下方に付勢し、スライド
ベース22に沿って昇降自在にしている。
をボルト17にて取付けた係止具18,19にて一体的に設
け、この当り部16と分割金型4との間に第2ピン20を介
在している。この第2ピン20は、第2図に示すように下
端両側部に鍔部20aを有し、ボックス部6内面との間に
介設したスプリング21によって下方に付勢し、スライド
ベース22に沿って昇降自在にしている。
以上のように構成したドロー型によるボンネットの成
形作用について以下に説明する。
形作用について以下に説明する。
先ず、図示しないワークセット装置によって上型2と
下型3との間にブランクBが挿入され、このブランクB
の挿入が完了すると、第4図(A)に示すように上型2
が下降してブランクBの周縁部を上型2の突部2dとブラ
ンクホルダ5の溝部5aとの間で挟持する。このとき、ブ
ランクホルダ5はプレス機の図示しないクッションピン
で上方に付勢されている。
下型3との間にブランクBが挿入され、このブランクB
の挿入が完了すると、第4図(A)に示すように上型2
が下降してブランクBの周縁部を上型2の突部2dとブラ
ンクホルダ5の溝部5aとの間で挟持する。このとき、ブ
ランクホルダ5はプレス機の図示しないクッションピン
で上方に付勢されている。
この状態で上型2は更に下降して、同図(B)に示す
ように、下型3との間で製品部であるボンネット25の一
般形状部26を概ね賦形する。このとき、分割金型4は下
型3の成形面3aより没入している。
ように、下型3との間で製品部であるボンネット25の一
般形状部26を概ね賦形する。このとき、分割金型4は下
型3の成形面3aより没入している。
そして、上型2が更に下降して下死点真近まで達した
ときに、第1ピン13が当り部12に当接して押し下げるの
で、横杆8が支軸7を中心に揺動する。このとき、当り
部12と第1ピン13との当接面及び当り部16と第2ピン20
との当接面は各々相互に滑り、下方の応力は確実に回動
力に変換され、テコの原理で上方の応力に変換される。
ときに、第1ピン13が当り部12に当接して押し下げるの
で、横杆8が支軸7を中心に揺動する。このとき、当り
部12と第1ピン13との当接面及び当り部16と第2ピン20
との当接面は各々相互に滑り、下方の応力は確実に回動
力に変換され、テコの原理で上方の応力に変換される。
この横杆8の揺動によって第2ピン20がスプリング21
の付勢力に抗して押上げられ、同図(C)に示すよう
に、分割金型4が上昇して、下降する上型2の成形面2b
と協動してボンネット25の一般形状部26内にある突起部
27を成形する。
の付勢力に抗して押上げられ、同図(C)に示すよう
に、分割金型4が上昇して、下降する上型2の成形面2b
と協動してボンネット25の一般形状部26内にある突起部
27を成形する。
このようにして成形が終了した後、上型2が上昇する
ことによって分割金型4はスプリング21の復元力にて下
型3の成形面3aに没入する。
ことによって分割金型4はスプリング21の復元力にて下
型3の成形面3aに没入する。
(効果) 以上に説明したように本発明によれば、一般形状部及
び突起部を賦形するための片面を有する上型と、一般形
状部を賦形するための片面を有する下型と、突起部を賦
形するための片面を有する分割金型とを備え、この分割
金型を上型の下降を利用して下型の成形面から突出する
ようにしたので、一般形状部及び突起部を有する製品を
一工程で成形することができて設備コストを下げ、生産
性を向上でき、また上型の下死点手前で一般形状部を概
ね成形した後分割金型が上昇して突起部の成形を開始す
るため、突起部の裾にシワが発生することを簡単な構成
で防止できる。
び突起部を賦形するための片面を有する上型と、一般形
状部を賦形するための片面を有する下型と、突起部を賦
形するための片面を有する分割金型とを備え、この分割
金型を上型の下降を利用して下型の成形面から突出する
ようにしたので、一般形状部及び突起部を有する製品を
一工程で成形することができて設備コストを下げ、生産
性を向上でき、また上型の下死点手前で一般形状部を概
ね成形した後分割金型が上昇して突起部の成形を開始す
るため、突起部の裾にシワが発生することを簡単な構成
で防止できる。
第1図は本発明に係るドロー型の全体断面図、第2図は
同ドロー型の要部正面図、第3図は同ドロー型の要部拡
大図、第4図は同ドロー型による成形過程を示す断面
図、第5図は同ドロー型によって成形するワークを示す
斜視図である。 尚、図面中、1はドロー型、2は上型、3は下型、4は
分割金型、8は横杆、13は第1ピン、20は第2ピンであ
る。
同ドロー型の要部正面図、第3図は同ドロー型の要部拡
大図、第4図は同ドロー型による成形過程を示す断面
図、第5図は同ドロー型によって成形するワークを示す
斜視図である。 尚、図面中、1はドロー型、2は上型、3は下型、4は
分割金型、8は横杆、13は第1ピン、20は第2ピンであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】大きな湾曲面を有する一般形状部及びこの
一般形状部内にある突起部を一枚のブランク材から一回
で成形するドロー型において、前記一般形状部及び突起
部を賦形するための片面を有する上型と、前記一般形状
部を賦形するための片面を有する下型と、前記突起部を
賦形するための片面を有する分割金型とを備え、この分
割金型は前記下型の成形面に出没自在に配設し、更に前
記下型には横杆を揺動自在に配設し、この横杆の両端部
には前記上型に上端が当接可能な第1ピンと前記分割金
型に当接可能な第2ピンとを設けたことを特徴とするド
ロー型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059096A JP2807306B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ドロー型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059096A JP2807306B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ドロー型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03258415A JPH03258415A (ja) | 1991-11-18 |
JP2807306B2 true JP2807306B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13103462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2059096A Expired - Fee Related JP2807306B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ドロー型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807306B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6638806B2 (ja) * | 2016-03-16 | 2020-01-29 | 日本製鉄株式会社 | パネル状成形品の製造方法 |
CN110883154B (zh) * | 2019-10-24 | 2021-06-25 | 合肥常青机械股份有限公司 | 一种冲压模具拉弯调控配合机构 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2059096A patent/JP2807306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03258415A (ja) | 1991-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2807306B2 (ja) | ドロー型 | |
CN112170651A (zh) | 一种平板脚轮底板自动开料成型模具 | |
JPS6334737Y2 (ja) | ||
CN214184900U (zh) | 一种平板脚轮底板自动开料成型模具 | |
CN216369815U (zh) | 一种具有摆动折弯机构的冲压模具 | |
CN213350468U (zh) | 用于前防撞梁支架成型的冲压模具 | |
CN104624811A (zh) | 一种翼子板侧翻模具 | |
JP2564913B2 (ja) | 対称部品成形用プレス型 | |
CN214521610U (zh) | 橡胶弹簧注射成型模具结构 | |
JPH0527217Y2 (ja) | ||
CN211888888U (zh) | 一种刹车盘成型模具 | |
CN111250570B (zh) | 一种可防止骨架外翻的汽车装饰条弯曲工装 | |
JPH0120030Y2 (ja) | ||
JPS637384Y2 (ja) | ||
JPH05253Y2 (ja) | ||
JPH0519199Y2 (ja) | ||
JPH0512009Y2 (ja) | ||
JP2523920Y2 (ja) | バルジ成形用金型装置 | |
JPH028569Y2 (ja) | ||
JPH0256169B2 (ja) | ||
JPS6327861Y2 (ja) | ||
KR900007425Y1 (ko) | 밴딩 금형 | |
JPS6030980Y2 (ja) | プレス金型によるフツク部品の曲げ装置 | |
JPH0341862Y2 (ja) | ||
JPS6334738Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |