JP2805117B2 - ハンドドライヤー - Google Patents

ハンドドライヤー

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JP2805117B2
JP2805117B2 JP4355625A JP35562592A JP2805117B2 JP 2805117 B2 JP2805117 B2 JP 2805117B2 JP 4355625 A JP4355625 A JP 4355625A JP 35562592 A JP35562592 A JP 35562592A JP 2805117 B2 JP2805117 B2 JP 2805117B2
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hand
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humidity
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雅昭 永田
宏明 新木
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トイレ等に設置されて
手洗い後の水分の乾燥をさせるハンドドライヤーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近来、公共トイレ等においては、手洗い
後の濡れた手を差し出したときに手感知センサがこれを
感知し、ファンを回転させるとともにヒータに通電する
ことにより吹出口から温風を吹き出させるように構成さ
れたハンドドライヤーが設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンドドラ
イヤーは、ヒータからの発熱をファンの送風により吹出
口から外部に放出するものであるが、 (1)手の温度を検知する手温度感知センサの窓面にガ
ムなどの異物が付着された場合、手の温度を検知するこ
とが不可能になるとともに異物には温風が当たらないた
め、温風が送風されても手温度感知センサの検出温度は
上昇しない。つまり、濡れた状態の温度の低い手を検出
し続けているかの様に判断し、そのため、ヒータに対し
て大きな電力が連続して供給されることになり、ハンド
ドライヤー自体が過熱状態になるという問題がある。 (2)手の湿度を検知する手表面湿度センサの窓面にガ
ムなどの異物が付着された場合、手の湿度を検知するこ
とが不可能になり、温風が送風されても手表面湿度セン
サの検出湿度はほとんど変化しない。そのため、ヒータ
に対して大きな電力が連続して供給されることになり、
ハンドドライヤー自体が過熱状態になるという問題があ
る。 (3)手温度感知センサ部に故障が起きた場合、手温度
の検出が不可能になるため手の乾燥が適切にできないと
いう問題がある。 (4)手感知センサの窓面にガムなどの異物が付着され
た場合、常に手を検知した状態と同じになり、ヒータに
対して連続的に電力が供給されるため、ハンドドライヤ
ー自体が過熱状態になるという問題がある。
【0004】そこで本発明では、 (1)手温度感知センサの窓面にガムなどの異物が付着
された場合、 (2)手表面湿度センサの窓面にガムなどの異物が付着
された場合、 (3)手温度感知センサ部に故障が起きた場合、 (4)手感知センサの窓面にガムなどの異物が付着され
た場合、 でも安全にハンドドライヤーを制御することにより、前
記従来の問題を解決することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、 (1)差し出された手が手感知センサで感知されたと
き、ファンを回転させるとともに手温度感知センサによ
り検知された手の表面温度に対応した電力をヒータに供
給することにより吹出口から温風を吹き出させ、手を乾
燥するように構成したハンドドライヤーを、前記手温度
感知センサからの信号に基づき所定時間間隔で手の表面
温度を読み取る温度読み取り手段と、前回読み取られた
温度と今回読み取られた温度との差を計算する温度差計
算手段と、上記温度差が所定値以下の状態が一定時間継
続したとき前記ヒータに対する通電をオフするか、安全
な温風温度になるような電力を前記ヒータに供給する制
御手段とを備えた構成にすることである。 (2)差し出された手が手感知センサで感知されたと
き、ファンを回転させるとともに手表面湿度センサによ
り検知された手の表面湿度に対応した電力をヒータに供
給することにより吹出口から温風を吹き出させ、手を乾
燥するように構成したハンドドライヤーを、前記手表面
湿度センサからの信号に基づき所定時間間隔で手の表面
湿度を読み取る湿度読み取り手段と、前回読み取られた
湿度と今回読み取られた湿度との差を計算する湿度差計
算手段と、上記湿度差が所定値以下であり、この状態が
一定時間継続したとき前記ヒータに対する通電をオフす
るか、安全な温風温度になるような電力を前記ヒータに
供給する制御手段とを備えた構成にすることである。 (3)差し出された手が手感知センサで感知されたと
き、ファンを回転させるとともに手温度感知センサによ
り検知された手の表面温度に対応した電力をヒータに供
給することにより吹出口から温風を吹き出させ、手を乾
燥するように構成したハンドドライヤーを、前記手温度
感知センサが所定温度範囲を外れた信号電圧を出力した
とき、安全な温風温度になるような電力を前記ヒータに
供給する制御手段を備えた構成にすることである。 (4)請求項1または請求項3に記載のハンドドライヤ
ーにおいて、前記手感知センサが所定領域より短い検出
距離に対応した信号を一定時間継続して出力したとき、
前記ヒータに対する通電をオフする制御手段を備えた
成にすることである。
【0006】
【作用】(1)上記第1の構成のハンドドライヤーによ
れば、制御手段は、前回読み取られた温度と今回読み取
られた温度との差が所定値以下であり、この状態が一定
時間継続したときヒータに対する通電をオフするか、安
全な温風温度になるような電力をヒータに供給する。 (2)上記第2の構成のハンドドライヤーによれば、制
御手段は、前回読み取られた湿度と今回読み取られた湿
度との差が所定値以下であり、この状態が一定時間継続
したときヒータに対する通電をオフするか、安全な温風
温度になるような電力をヒータに供給する。 (3)上記第3の構成のハンドドライヤーによれば、制
御手段は、手温度感知センサが所定温度範囲を外れた信
号電圧を出力したとき、安全な温風温度になるような電
力をヒータに供給する。 (4)上記第4の構成のハンドドライヤーによれば、制
御手段は、手感知センサが所定領域より短い検出距離に
対応した信号を一定時間継続して出力したとき、ヒータ
に対する通電をオフする。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、トイレ等に設置されて手洗い後の
水分の乾燥をさせるハンドドライヤー1の全体的な構成
を示した側面図である。図1に示すように、ハンドドラ
イヤー1をトイレ室の壁面2に取り付けるために、壁面
2には取付金具3がネジ4により固定されており、この
取付金具3の引掛部3Aに対してハンドドライヤー1の
ベース金具5が掛止されている。このベース金具5には
ベースカバー18がネジ19により固定されており、ベ
ースカバー18にフロントカバー6が被せられており、
ベースカバー18とフロントカバー6とで囲まれた空間
には、ファンモータ7Aにより回転駆動されるファン7
と、ヒータ8と、差し出された手を検知し、その検知距
離に対応した検知信号を出力する手感知センサ9と、手
の温度を検知する手温度検知センサ10と、手の表面湿
度を検知する手表面湿度センサ11とが配設されてい
る。尚、手感知センサ9は光電式、あるいは測距式のも
のが用いられる。また、ヒータ8に保護板12が被せら
れており、更にプリント基板13にはマイクロコンピュ
ータを中枢とする制御回路14が構成されている。尚、
ハンドドライヤー1には商用電源が供給されるため、図
示していない電源線が配線ボックス15から引込み口1
6を介して端子台17に接続される。
【0008】図2は、本実施例の制御ブロック図であ
る。図2に示すように、制御回路14の入力側には前記
手感知センサ9と、手温度検知センサ10と、手表面湿
度センサ11とが接続されており、制御回路14の出力
側には前記ファンモータ7Aとヒータ8部とが接続され
ている。
【0009】尚、手温度検知センサ10と制御回路14
の間にはアンプ10AとA/Dコンバータ10Bとが接
続されている。また、ヒータ8には、電源PWからの電
力がトライアックTACの点弧制御により供給される。
【0010】上記制御回路14は、次のような制御をす
る。 (1)制御回路14は手温度検知センサ10からの信号
を一定時間Δt毎に読み取り、前回読み取った温度と今
回読み取った温度の差ΔTを演算し、その差ΔTが一定
値以下の状態が一定時間継続したとき、ヒータ8に対す
る通電を停止するか安全な温風温度を吹き出すような比
較的小さな電力を供給する制御をする。手温度検知セン
サ10が手の温度を正常に検知している状態では、図3
のAに示すように時間の経過とともに検知温度Tも順調
に上昇するが、手温度検知センサ10の窓面にガムなど
の異物が付着された場合、手の温度を検知することがで
きないために図3のBに示すように検知温度上昇度合い
が小さい。そこで、手温度検知センサ10の窓面にガム
などの異物が付着された場合でも制御回路14は上記の
ようにヒータ8を安全な方向に制御することができる。
【0011】(2)制御回路14は、手表面湿度センサ
11からの信号を一定時間毎に読み取り、前回読み取っ
た湿度と今回読み取った湿度の差を演算し、その差が一
定値以下の状態が一定時間継続したとき、ヒータ8に対
する通電を停止するか、安全な温風温度を吹き出すよう
な電力を供給する制御をする。この制御により手表面湿
度センサ11の窓面にガムなどの異物が付着された場合
でも制御回路14は上記のようにヒータ8を安全な方向
に制御することができる。
【0012】(3)制御回路14は、前記手温度検知セ
ンサ10部のケーブルが切れたり、回路基板の故障、あ
るいは検知部自体の故障により、手温度検知センサ10
が所定温度範囲を外れた信号電圧(例えば330℃に相
当する3.3ボルト、あるいは0℃に相当する0ボルト
など)を出力したとき、安全な温風温度になるような電
力を前記ヒータ8に供給する。図4は、上記異常のフロ
ーチャートを簡単に示したものである。また、図5は手
温度検知センサ10から出力される正常な温度範囲、及
び所定外の温度範囲を模擬的に示したものである。
【0013】(4)制御回路14は、手感知センサ9の
窓面にガムなどの異物が付着され、手感知センサ9が手
ではなく、その異物を検知したために所定領域より短い
検出距離に対応した信号が出力され、その状態が一定時
間継続したとき、前記ヒータ8に対する通電をオフす
る。尚、図6は、制御回路14による上記制御を簡単な
フローチャートで示したものである。尚、本例では異常
時にヒータ通電を制御するものを例示したが、ヒータ通
電を制御するだけでなくファンも停止させる等、システ
ム全体をダウンさせるように制御しても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、差し出さ
れた手が手感知センサで感知されたとき、ファンを回転
させるとともに手温度感知センサにより検知された手の
表面温度、あるいは手表面湿度センサにより検知された
手の表面湿度に対応した電力をヒータに供給することに
より吹出口から温風を吹き出させ、手を乾燥するように
構成したハンドドライヤーにおいて、手感知センサ、手
温度感知センサ、あるいは手表面湿度センサの窓面に異
物が付着された場合、あるいは手温度感知センサ部に故
障が生じても、ハンドドライヤーを安全に制御すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体的な構成を示した側面図
である。
【図2】本発明の実施例の制御ブロック図である。
【図3】本発明の実施例の作用説明図である。
【図4】制御回路の制御フローチャート図である。
【図5】図4の補助説明図である。
【図6】手感知センサの窓面に異物が付着された時の制
御フローチャート図である。
【符号の説明】
1 ハンドドライヤー 7 ファン 7A ファンモータ 8 ヒータ 9 手感知センサ 10 手温度検知センサ 11 手表面湿度センサ 14 制御回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差し出された手が手感知センサで感知さ
    れたとき、ファンを回転させるとともに手温度感知セン
    サにより検知された手の表面温度に対応した電力をヒー
    タに供給することにより吹出口から温風を吹き出させ、
    手を乾燥するように構成したハンドドライヤーにおい
    て、 前記手温度感知センサからの信号に基づき所定時間間隔
    で手の表面温度を読み取る温度読み取り手段と、前回読
    み取られた温度と今回読み取られた温度との差を計算す
    る温度差計算手段と、上記温度差が所定値以下であり、
    この状態が一定時間継続したとき前記ヒータに対する通
    電をオフするか、安全な温風温度になるような電力を前
    記ヒータに供給する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るハンドドライヤー。
  2. 【請求項2】 差し出された手が手感知センサで感知さ
    れたとき、ファンを回転させるとともに手表面湿度セン
    サにより検知された手の表面湿度に対応した電力をヒー
    タに供給することにより吹出口から温風を吹き出させ、
    手を乾燥するように構成したハンドドライヤーにおい
    て、 前記手表面湿度センサからの信号に基づき所定時間間隔
    で手の表面湿度を読み取る湿度読み取り手段と、前回読
    み取られた湿度と今回読み取られた湿度との差を計算す
    る湿度差計算手段と、上記湿度差が所定値以下であり、
    この状態が一定時間継続したとき前記ヒータに対する通
    電をオフするか、安全な温風温度になるような電力を前
    記ヒータに供給する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るハンドドライヤー。
  3. 【請求項3】 差し出された手が手感知センサで感知さ
    れたとき、ファンを回転させるとともに手温度検知セン
    サにより検知された手の表面温度に対応した電力をヒー
    タに供給することにより吹出口から温風を吹き出させ、
    手を乾燥するように構成したハンドドライヤーにおい
    て、 前記手温度感知センサが所定温度範囲を外れた信号電圧
    を出力したとき、安全な温風温度になるような電力を前
    記ヒータに供給する制御手段を備えたことを特徴とする
    ハンドドライヤー。
  4. 【請求項4】 前記手感知センサが所定領域より短い検
    出距離に対応した信号を一定時間継続して出力したと
    き、前記ヒータに対する通電をオフする制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の
    ンドドライヤー。
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