JP7255560B2 - 乾燥システム、情報処理装置、およびプログラム - Google Patents

乾燥システム、情報処理装置、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、手洗いをサポートする技術に関する。
感染症の予防を目的として、手洗いが励行されている。ウイルスを除去するためには、十分な時間をかけて手を洗うことが好ましい。これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、手洗いに必要な本来の時間と実際の時間との差分をユーザに通知する装置が開示されている。
特開2020-000651号公報
手洗いに関する既存の技術においては、手洗いが十分に行われたか否かを精度よく判定し、ユーザに効果的に通知するという点において改良の余地があった。
本発明は、手洗いが十分に行われたかを、ユーザに対して効果的に通知する技術を提供することを目的とする。
本開示の第一の様態は、手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサと、前記第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、を実行する制御部と、を有する乾燥システムである。
また、本開示の第二の様態は、手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、を実行する制御部を有する情報処理装置である。
また、本開示の第三の様態は、手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、を情報処理装置に実行させるためのプログラムである。
また、他の態様として、上記の情報処理装置が実行する情報処理方法、または、上記のプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。
本発明によれば、手洗いが十分に行われたかを、ユーザに対して効果的に通知することができる。
実施形態に係る乾燥機の概要を説明する図。 第一の実施形態に係る乾燥機の構成概要図。 センシングを行う対象であるユーザの手を説明する図。 算出された表面温度の分布を説明する図。 第一の実施形態において制御部が実行する処理のフローチャート。 第二の実施形態に係る乾燥システムの構成概要図。 第二の実施形態において制御部が実行する処理のフローチャート。 手洗い前後の温度分布の変化を説明する図。 第三の実施形態に係る乾燥システムの構成概要図。 水および石鹸の供給タイミングを説明する図。 第三の実施形態において制御部が実行する処理のフローチャート。 第四の実施形態に係る乾燥機の構成概要図。
手洗いをするユーザを補助するための装置が知られている。例えば、模範的な手洗いの時間や動作をユーザに教示するため、関連した情報を出力する装置がある。しかし、このような装置においては、補助的な情報を出力することはできるが、実際にユーザの手が綺麗に洗われたかを判定することが難しい。
この問題を解決するための、本実施形態に係る乾燥システムは、手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサと、前記第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、を実行する制御部と、を有する。
一般的に、水によって手洗いを行うと、その時間に応じて手指の温度が変化する。例えば、冷水によって手洗いをした場合、手指の温度が体温よりも下がりうる。また、手洗いの時間が長くなるほど、温度の低下量は大きくなる。よって、手洗いを行った後のユーザの手の温度に関する情報を取得することで、手洗いを行うための水が十分に手指に行き渡ったかを判定することができ、これにより、十分な時間をかけて手洗いが行われたかを推定することができる。さらに、判定結果に基づいて乾燥媒体の提供是非を決定するため、手洗いが十分であるか否かをユーザに効果的に通知することができる。
第一の情報は、典型的には、手の表面温度に関する情報であるが、ユーザの手の温度に関するものであれば、どのようなものであってもよい。また、第一のセンサは、例えば、非接触で温度測定が可能なセンサであることが好ましい。
乾燥媒体とは、典型的には温風であるが、水分を除去するための媒体であれば、どのようなものであってもよい。例えば、冷風、ペーパータオル、布タオルなどであってもよい。
また、前記制御部は、前記手の温度が所定の値よりも低い場合に、前記乾燥媒体を提供すると判定することを特徴としてもよい。
手の温度とは、典型的には手の皮膚表面の温度である。なお、温度の測定点が複数ある場合、当該複数箇所の温度を用いて演算した値を用いて判定を行ってもよい。
また、前記第一のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、前記第一の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、前記制御部は、前記手の温度分布に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定することを特徴としてもよい。
また、前記制御部は、前記手の温度分布から算出された評価値が所定の閾値を満たす場合に、前記乾燥媒体の提供を行うと判定することを特徴としてもよい。
手の温度分布を取得することで、手全体に水が行き渡ったかを判定することができる。
また、乾燥システムは、前記手洗いを行う前のユーザの手をセンシングする第二のセンサをさらに含み、前記制御部は、前記第二のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行う前の前記ユーザの手の温度に関する第二の情報を取得し、前記第一の情報と、前記第二の情報の双方に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定することを特徴としてもよい。
第二のセンサは、手洗いを行う前のユーザの手をセンシングするセンサである。第二のセンサは、例えば、洗面台に設置することができる。第二のセンサは、自動水栓のセンサを兼ねていてもよい。第二の情報を用いることで、ユーザの手の温度が手洗いの前後でどのように変化したかを取得することができる。これにより、ユーザの体温や気温の影響を低減することができる。
また、前記第一および第二のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、前記第一および第二の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、前記制御部は、前記手の温度分布の変化に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定することを特徴としてもよい。
このように、第二のセンサを利用して、手洗いの前後におけるユーザの手の温度分布の変化を取得することで、より精度のよい判定を行うことが可能になる。
また、乾燥システムは、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する際の基準を記憶する記憶部をさらに有することを特徴としてもよい。
記憶部には、例えば、得られた温度分布がどのような条件を満たした場合に乾燥媒体を提供するか、または、温度分布がどのように変化した場合に乾燥媒体を提供するかといった基準を記憶させることができる。
また、乾燥システムは、前記手洗いに利用される水の水温を取得する第三のセンサをさらに有し、前記制御部は、前記水温に基づいて、前記基準を補正することを特徴としてもよい。
手洗いを行った後の手の温度は、手洗いに利用される水の水温に影響される。そこで、手洗いに利用される水の水温を取得し、基準を補正することで、水温の影響を低減することができる。例えば、冷水を利用する場合、温水を利用する場合と比較して、基準となる温度が低くなるよう補正を行うことができる。
また、乾燥システムは、前記手洗いを行った際の、水および石鹸の供給タイミングを表すタイミングデータを生成する第四のセンサをさらに有し、前記制御部は、前記タイミングデータにさらに基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定することを特徴としてもよい。
例えば、石鹸の供給タイミングから水の供給タイミングまでの時間を計測することで、石鹸による十分な手洗いが行われたかを推定することができる。これを併用することで、判定の精度をより向上させることができる。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る乾燥システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る乾燥システムは、乾燥機10を含む。乾燥機10は、化粧室等に併設された手洗い場に設置された、温風によって手を乾燥させるための装置(ハンドドライヤー)である。
乾燥機10は、装置を制御するためのマイコン100と、挿入された手をセンシングするためのセンサ200と、温風を生成する乾燥部300と、を有して構成される。マイコン100は、手をセンシングした結果に基づいて乾燥部300に対する動作命令を生成し、出力する。本実施形態では、マイコン100は、センサ200から取得したセンサデータに基づいて、手洗いの水流によって手指の温度が十分に低下しているか否かを判定し、手指の温度が十分に低下している(すなわち、手洗いが正しく行われたと評価できる)場合に、乾燥部300を動作させる。
図2は、本実施形態に係る乾燥機10の構成要素をより詳細に示した図である。
乾燥機10は、マイコン100、センサ200、乾燥部300、および入出力部400を含んで構成される。
マイコン100は、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置をパッケージ化したワンチップマイクロコンピュータである。なお本実施形態では、演算装置としてワンチップマイコンを利用するが、マイコン100に該当する手段を、汎用のコンピュータにより構成することもできる。すなわち、マイコン100は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することもできる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
マイコン100は、制御部101および記憶部102を有して構成される。
制御部101は、マイコン100が行う制御を司る演算装置である。制御部101は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部101は、温度分布取得部1011と、乾燥制御部1012の2つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
温度分布取得部1011は、センサ200から取得したセンサデータに基づいて、乾燥機10に挿入された手の表面温度の分布(以下、単に温度分布、または、手の温度分布と称する)を取得する。センサデータおよび温度分布については後述する。取得された温度分布は、乾燥制御部1012へ送信される。
乾燥制御部1012は、温度分布取得部1011から送信された温度分布に基づいて、手洗いによる手指の温度の低下度合いを表す値(評価値)を算出する。また、評価値が閾値を上回る(すなわち、水流によって手指の温度が十分に低下している)と判定した場合に、乾燥部300を制御し、乾燥動作を開始させる。具体的な方法については後述する。
記憶部102は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部101によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部101において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
記憶部102は、乾燥制御部1012が利用するデータを記憶する。第一の実施形態では、記憶部102は、算出データと基準データを記憶する。
算出データは、温度分布取得部1011が取得した温度分布に基づいて、評価値を算出
するためのデータである。また、基準データは、算出した評価値と比較を行うための閾値を含む。例えば、算出された評価値が、基準データによって定義された閾値を上回っている場合、手指の温度が十分に低下していると判定することができる。
センサ200は、乾燥機10に挿入された手の温度分布を取得するためのセンサである。センサ200は、例えば、遠赤外線を検知できる素子を有して構成される。物体から放出される遠赤外線は、温度が高くなるほどそのエネルギーが強くなるという特徴があるため、センサ200によって遠赤外線の強弱を検知することで、対象物(本実施形態ではユーザの手指)の温度を計測することができる。センサ200は、センサデータとして、検出した遠赤外線の強度をビットマップ形式で表したデータを生成し、制御部101に送信する。図3は、乾燥機10に挿入された手と、生成されるビットマップを例示する図である。なお、ここでは、10×10のビットマップを生成しているが、ビットマップの解像度は例示されたものに限定されない。
乾燥部300は、乾燥機10に挿入された手(すなわち、手洗い後の濡れた手)を乾燥させるためのユニットである。本実施形態では、乾燥部300は、モータ301と、モータの回転軸に固定された回転するファン302と、排気通路に設置されたヒータ303と、を有して構成される。モータ301によってファン302を回転させて空気流を発生させ、発生させた空気流をヒータ303によって加熱することで、温風化した空気流を噴出させることができる。乾燥部300の動作は、乾燥制御部1012によって制御される。
入出力部400は、ユーザに対して情報を提供するためのインタフェース装置である。入出力部400は、例えば、ディスプレイ装置やスピーカ等を有して構成される。
次に、制御部101が、取得した手の温度分布に基づいて乾燥部300を制御する方法について説明する。
ユーザが乾燥機10に手を挿入すると、センサ200が、手が挿入されたことを検知するとともに、その温度分布を算出するためのセンサデータ(遠赤外線の強度を表すビットマップ)を生成する。生成されたセンサデータは、温度分布取得部1011によって取得され、所定の方法によって手の温度分布が算出される。
図4(A)は、算出された温度分布の例である。本例では、色が濃いほど、温度が低いことを表している。流水で手を洗うと、その時間に比例して、手の表面温度が水温に近づく。よって、より広い範囲において表面温度の低下が認められる場合、および、表面温度が水温により近づいている場合、十分な時間をかけて手洗いが実施されたと推定することができる。十分な時間が取られなかった場合、図4(B)に示したように、表面温度の低下は限定的なものとなる。さらに、手指の一部しか洗わなかった場合、表面温度が低下する範囲が限定される。
よって、「表面温度が低下した範囲」と、「表面温度が低下した度合い」という二つの評価基準によって、十分な手洗いが行われたか否かを評価することができる。前者を第一の評価基準と称し、後者を第二の評価基準と称する。
本実施形態では、乾燥制御部1012が、上述した評価基準によってユーザの手の状態を評価し、条件を満たした場合に、乾燥部300を動作させる。条件を満たさない場合、その旨を、入出力部400を介してユーザに報知する。
前述したように、評価は、第一の評価基準と第二の評価基準に基づいて行うことができる。例えば、基準となる温度(例えば、人の標準的な手の表面温度)と、観測された手の表面温度との差を表す値をピクセルごとに算出し、当該値を全てのピクセルについて合計したものを評価値Eとすることができる。式(1)において、Tstdは人の標準的な手の
表面温度、T(x,y)は対応するピクセル(x,y)において観測された表面温度である。
評価値E=Σ(Tstd-T(x,y))・・・式(1)
例示した方法によると、手洗いの前後で手の表面温度が低下しているほど大きい評価値が得られ、表面温度が低下している面積が広いほど大きい評価値が得られる。すなわち、得られた評価値が大きいほど、より入念に手洗いが行われたことが推定できる。
評価値を求めるための数式やテーブルは、算出データとして記憶部102に記憶させることができる。また、評価値が基準を満たしているか否かの判定を行うための閾値も、基準データとして記憶部102に記憶させることができる。
なお、ここでは、式(1)を用いて評価値を求めたが、他の方法も採用することができる。例えば、表面温度がTstdよりも低下したピクセルの数を求めてもよい。これは、第
一の評価基準に対応する評価値となる。また、手全体の表面温度の代表値を求め、Tstd
との差分を求めてもよい。これは、第二の評価基準に対応する評価値となる。さらに、これらの評価値に所定の演算を行い、最終的な評価値Eを求めてもよい。
なお、手の大きさの個人差による影響を抑えるため、センサデータであるビットマップの大きさを正規化するようにしてもよい。
次に、図5を参照して、制御部101によって行われる処理をより詳しく説明する。図示した処理は、センサ200がユーザの手を検知した場合に開始される。
まず、ステップS11で、温度分布取得部1011が、センサ200から送信されたセンサデータを取得し、手の表面の温度分布を算出する。算出された温度分布は、乾燥制御部1012へ送信される。
次に、ステップS12で、乾燥制御部1012が、受信した温度分布に基づいて評価を実行する。本ステップでは、例えば、算出データを利用して評価値を算出する。
次に、ステップS13で、乾燥制御部1012が、基準データを利用して、ステップS12で算出した評価値が基準を満たしているか否かを判定する。
算出した評価値が基準を満たしている場合、処理はステップS14へ遷移し、乾燥制御部1012が、乾燥部300に対して制御信号を送信し、乾燥動作を開始させる。乾燥動作は、例えば、センサ200がユーザの手を検出しなくなるまで続けることができる。
算出した評価値が基準を満たさない場合、処理はステップS15へ遷移し、乾燥制御部1012が、入出力部400を介して、基準を満たさない旨の案内を出力する。なお、第一の評価基準と第二の評価基準を個別に評価している場合であって、どちらかが基準を満たさない場合、当該満たされていない基準を通知してもよい。例えば、「手の一部しか洗われていない」旨や、「手の表面温度が十分に低下していない」旨を通知してもよい。さらに、手の表面の温度分布を可視化した画像を生成し、入出力部400を介して出力してもよい。また、この際、理想的な温度分布を示す画像を生成し、比較可能な形式で出力してもよい。
以上説明したように、第一の実施形態に係る乾燥機10は、手洗い後のユーザの手の表面の温度分布を取得し、当該温度分布が基準を満たすか否かに基づいて、乾燥動作を制御する。かかる構成によると、十分な時間をかけて手洗いを行うことをユーザに促すことが可能になる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、取得した手の温度分布を、人の標準的な手の表面温度と比較した。しかし、手の表面温度には個人差があり、さらに、環境的な要因(気温や室温など)に
よっても左右される。第二の実施形態は、これに対応するため、手洗いを行う前の手の表面温度を取得し、比較に利用する実施形態である。
図6は、第二の実施形態に係る乾燥システム1の構成概要図である。第二の実施形態では、乾燥機10に、第二センサ500およびカメラ600が接続される。本実施形態では、センサ200を、第一センサ200と称し、第二センサ500と区別する。
また、第二の実施形態に係る乾燥機10(制御部101)は、ユーザ追跡部1013をさらに有して構成される。温度分布取得部1011Aおよび乾燥制御部1012Aの機能の相違点については、以下で説明する。
第二センサ500は、手洗いを行う前のユーザの手をセンシングするセンサである。第二センサ500は、第一センサ200と同様の機能を持つセンサである。第二センサ500は、例えば、手洗いを行う洗面台の近傍に設置される。第二センサ500は、自動水栓用のセンサと兼用であってもよい。かかる構成によると、水栓を開ける前にユーザの手をセンシングすることが可能になる。
第二センサ500が取得したセンサデータは、制御部101(温度分布取得部1011A(後述))へ送信される。
カメラ600は、手洗いを行うユーザを撮像するカメラである。カメラ600は、洗面台に向かっているユーザと、乾燥機10に向かっているユーザの双方を撮像可能な位置に設置されることが好ましい。カメラ600が取得した画像は、制御部101(ユーザ追跡部1013(後述))へ送信される。
第二の実施形態における温度分布取得部1011Aは、第二センサ500から取得したセンサデータに基づいて、手洗いを行う前のユーザの手の表面の温度分布を取得する機能をさらに有するという点において、第一の実施形態における温度分布取得部1011と相違する。
第二の実施形態における乾燥制御部1012Aは、手洗いを行う前のユーザの手の表面の温度分布と、手洗いを行った後のユーザの手の表面の温度分布を比較するという点において、第一の実施形態における乾燥制御部1012と相違する。
乾燥制御部1012Aは、第一の実施形態と同様に、手指の温度が十分に低下していると判定した場合に、乾燥部300を制御し、乾燥動作を開始させる。
ユーザ追跡部1013は、カメラ600が取得した画像に含まれる人物を検出し、当該人物の画像内における位置を追跡する。さらに、ユーザ追跡部1013は、(1)ユーザが第二センサ500に手を差し出している、(2)同じユーザが第一センサ200に手を差し出している、のいずれかの状況にあることを検出する。人物の検出および追跡は、既知の技術によって行うことができる。
図7は、第二の実施形態において制御部101が実行する処理のフローチャートである。図示した処理は、システムの動作中において周期的に実行される。
まず、ステップS10Aで、ユーザ追跡部1013が、カメラ600から送信された画像を解析してユーザを検出し、かつ、検出したユーザが、第二センサ500に手を差し出しているか否かを判定する。ここで否定判定であった場合、肯定判定となるまで処理を反復する。肯定判定であった場合、処理はステップS10Bへ遷移する。
ステップS10Bでは、温度分布取得部1011Aが、第二センサ500から送信されたセンサデータ(以下、第二センサデータ)を取得する。取得した第二センサデータは、
一時的に記憶される。
ステップS10Cでは、ユーザ追跡部1013が、カメラ600から送信された画像を解析してユーザを検出し、かつ、検出したユーザが、第一センサ200(すなわち、乾燥機10)に手を差し出しているか否かを判定する。ここで否定判定であった場合、肯定判定となるまで処理を反復する。肯定判定であった場合、処理はステップS11Aへ遷移する。
ステップS11Aでは、温度分布取得部1011Aが、第一センサ200から送信されたセンサデータ(以下、第一センサデータ)を取得する。取得した第一センサデータは、一時的に記憶される。
次に、ステップS12Aで、温度分布取得部1011Aが、記憶された第一センサデータおよび第二センサデータに基づいて、評価を実行する。
第一の実施形態では、手の表面温度の低下幅を算出するための比較対象として、人の標準的な手の表面温度を利用した。これに対し、第二の実施形態では、比較対象として、第二センサデータに基づいて得られた温度分布を利用する。すなわち、図8に示したように、手洗いの前後におけるピクセルごとの実際の温度の変化量を求め、当該変化量に基づいて評価値を算出する。
式(2)は、第二の実施形態における評価値Eの算出式の例である。式(2)において、Tbefore (x,y)は、手洗い前における手の表面温度を表し、Tafter (x,y)は、手洗い
後における手の表面温度を表す。
評価値E=Σ(Tbefore (x,y)-Tafter (x,y))・・・式(2)
評価値Eが基準を満たすか否かの判定方法は、第一の実施形態と同様である。
以上説明したように、第二の実施形態に係る乾燥機10は、手洗いの前後におけるユーザの手の表面の温度分布を取得し、当該温度分布の変化に基づいて、十分な手洗いが行われたかを評価する。かかる構成によると、ユーザの体温の個人差などによる影響を低減することができる。
(第三の実施形態)
第一および第二の実施形態では、水流による手洗いが十分に行われたかを判定することができる。しかし、石鹸を使用していない場合、または、石鹸による十分なこすり洗いが行われていない場合、十分な手洗いが行われたと評価すべきではない。第三の実施形態は、水および石鹸の供給をセンシングすることで、判定の精度を向上させる実施形態である。
図9は、第三の実施形態に係る乾燥システム1の構成概要図である。第三の実施形態に係る乾燥システム1は、第二の実施形態に係る乾燥システム1に、水および石鹸の供給をセンシングする供給センサ700をさらに追加して構成される。第二センサ500および供給センサ700は、同一の洗面台に設置されている。
供給センサ700は、水および石鹸(液体石鹸であってもよい)を供給したタイミングを表す時系列形式のデータ(以下、タイミングデータ)を出力するセンサである。供給センサ700は、例えば、洗面台の、水および石鹸を供給する自動水栓に併設される。
図10は、供給センサ700が出力するタイミングデータを説明する図である。タイミングデータは、図示したように、石鹸が供給されたタイミングと、水が供給されたタイミングを含む。例えば、符号1101で表した区間が所定の閾値よりも短い場合、または、当該区間が存在しない場合、石鹸による十分な手洗いが行われていないことが推定される。
乾燥制御部1012Bは、タイミングデータに基づいて、石鹸による十分な手洗いが行われたか否かを判定する機能をさらに有するという点において、第二の実施形態における乾燥制御部1012Aと相違する。
図11は、第三の実施形態において制御部101が実行する処理のフローチャートの一部である。
第三の実施形態では、乾燥制御部1012Bが、ステップS13の処理を終えた後、ユーザが利用した洗面台に対応する供給センサ700から、過去の所定の期間におけるタイミングデータを取得する(ステップS16)。また、タイミングデータに基づいて、石鹸を供給したタイミングと、水を供給したタイミングが十分に離れているか(すなわち、石鹸で十分に手を洗える時間が確保されているか)を判定する(ステップS17)。ここで、基準を満たしていた場合、ステップS14へ遷移し、乾燥動作を開始する。基準を満たしていなかった場合、ステップS15へ遷移し、入出力部400を介して、基準を満たさない旨の案内を出力する。なお、ステップS13とステップS17において、どちらかが基準を満たさなかった場合、当該満たされていない基準を通知してもよい。例えば、「手の表面温度が十分に低下していない」旨や、「石鹸による手洗い時間が不足している」旨を通知してもよい。他のステップについては、第二の実施形態と同様である。
以上説明したように、第三の実施形態によると、石鹸の供給実績を表すデータを併用して、手洗いが十分に行われたか否かを判定する。かかる構成によると、石鹸を使用して手洗いを行うことをユーザに促すことが可能になる。
(第四の実施形態)
手洗いによって手の表面温度がどの程度低下するかは、水温に依存する。例えば、温水を利用した場合、冷水を利用した場合と比較して、手の表面温度の低下量は小さくなる。従って、水温によっては、十分な手洗いが行われたかを正しく評価できないケースが生じうる。第四の実施形態は、これに対応するため、手洗いが十分に行われたか否かを、水温を考慮して判定する実施形態である。
図12は、第四の実施形態に係る乾燥機10の構成概要図である。第四の実施形態に係る乾燥機10は、第一の実施形態に係る乾燥機10に、水温を定義する水温データをさらに記憶させて構成される。
第四の実施形態における乾燥制御部1012Cは、水温に基づいて基準データを補正する機能をさらに有するという点において、第一の実施形態における乾燥制御部1012と相違する。
基準データの補正は、例えば、ステップS12において行うことができる。例えば、手洗いに温水が利用される場合、冷水を利用する場合と比較して、ステップS13で利用される閾値がより小さくなるよう補正を行う。また、手洗いに冷水が利用される場合、温水を利用する場合と比較して、当該閾値がより大きくなるよう補正を行う。補正を行うためのデータ(例えば、水温と、閾値の補正量との関係を表した数式やテーブル)は、記憶部102に予め記憶されていてもよい。
以上説明したように、第四の実施形態に係る乾燥機10は、手洗いに利用される水の水温を予め定義し、判定基準となる閾値を補正する。かかる構成によると、水温による影響を低減することができる。
なお、本例では、水温データを予め記憶させたが、水温をセンシングするセンサ(第三のセンサ)が利用できる場合、当該センサから取得したセンサデータに基づいて、水温を都度取得するようにしてもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
なお、実施形態の説明では、評価値を算出したが、評価値を算出せず、基準となる温度分布と、取得した温度分布との類似度を求め、当該類似度に基づいて、手指の温度が十分に低下したか否かを判定してもよい。
また、実施形態の説明では、乾燥媒体として温風を例示したが、乾燥媒体は風以外であってもよい。例えば、乾燥部300の代わりに、ペーパータオルを供給する機構や、布タオルを供給する機構などを採用することもできる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
10・・・乾燥機
101・・・制御部
102・・・記憶部
200・・・センサ
300・・・乾燥部

Claims (20)

  1. 手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサと、
    前記第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、
    前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、
    を実行する制御部と、
    を有する、乾燥システム。
  2. 前記制御部は、前記手の温度が所定の値よりも低い場合に、前記乾燥媒体を提供すると判定する、
    請求項1に記載の乾燥システム。
  3. 前記第一のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、
    前記第一の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、
    前記制御部は、前記手の温度分布に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項1に記載の乾燥システム。
  4. 前記制御部は、前記手の温度分布から算出された評価値が所定の閾値を満たす場合に、前記乾燥媒体の提供を行うと判定する、
    請求項3に記載の乾燥システム。
  5. 前記手洗いを行う前のユーザの手をセンシングする第二のセンサをさらに含み、
    前記制御部は、
    前記第二のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行う前の前記ユーザの手の温度に関する第二の情報を取得し、
    前記第一の情報と、前記第二の情報の双方に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項1に記載の乾燥システム。
  6. 前記第一および第二のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、
    前記第一および第二の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、
    前記制御部は、前記手の温度分布の変化に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項5に記載の乾燥システム。
  7. 前記乾燥媒体の提供の是非を判定する際の基準を記憶する記憶部をさらに有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の乾燥システム。
  8. 前記手洗いに利用される水の水温を取得する第三のセンサをさらに有し、
    前記制御部は、前記水温に基づいて、前記基準を補正する、
    請求項7に記載の乾燥システム。
  9. 前記手洗いを行った際の、水および石鹸の供給タイミングを表すタイミングデータを生成する第四のセンサをさらに有し、
    前記制御部は、前記タイミングデータにさらに基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の乾燥システム。
  10. 手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、
    前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定することと、
    を実行する制御部を有する、情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記手の温度が所定の値よりも低い場合に、前記乾燥媒体を提供すると判定する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記第一のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、
    前記第一の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、
    前記制御部は、前記手の温度分布に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、前記手の温度分布から算出された評価値が所定の閾値を満たす場合に、前記乾燥媒体の提供を行うと判定する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、
    前記手洗いを行う前のユーザの手をセンシングする第二のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行う前の前記ユーザの手の温度に関する第二の情報を取得し、
    前記第一の情報と、前記第二の情報の双方に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 前記第一および第二のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、
    前記第一および第二の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、
    前記制御部は、前記手の温度分布の変化に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記乾燥媒体の提供の是非を判定する際の基準を記憶する記憶部をさらに有する、
    請求項10から15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記手洗いに利用される水の水温をさらに取得し、前記水温に基づいて、前記基準を補正する、
    請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記制御部は、前記手洗いを行った際の、水および石鹸の供給タイミングを表すタイミングデータをさらに取得し、
    前記制御部は、前記タイミングデータにさらに基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定する、
    請求項10から17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  19. 手洗いを行った後のユーザの手をセンシングする第一のセンサから取得したデータに基づいて、前記手洗いを行った後の前記ユーザの手の温度に関する第一の情報を取得することと、
    前記第一の情報に基づいて、前記ユーザに対する乾燥媒体の提供の是非を判定すること
    と、
    を情報処理装置に実行させるためのプログラム。
  20. 前記第一のセンサは、前記手の温度分布を取得可能なセンサであり、
    前記第一の情報は、前記手の温度分布を表す情報であり、
    前記手の温度分布に基づいて、前記乾燥媒体の提供の是非を判定させる、
    請求項19に記載のプログラム。
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