JP2564670Y2 - ハンドドライヤー装置 - Google Patents

ハンドドライヤー装置

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JP2564670Y2
JP2564670Y2 JP1991065917U JP6591791U JP2564670Y2 JP 2564670 Y2 JP2564670 Y2 JP 2564670Y2 JP 1991065917 U JP1991065917 U JP 1991065917U JP 6591791 U JP6591791 U JP 6591791U JP 2564670 Y2 JP2564670 Y2 JP 2564670Y2
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JP
Japan
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hand
temperature
light emitting
light
drying
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JPH059397U (ja
Inventor
雅昭 永田
直紀 水野
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はハンドドライヤー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】近年、
手洗後の濡れた手を差し出すと手感知センサがこれを感
知して吹出口より温風を自動的に吹き出すハンドドライ
ヤー装置が公共トイレその他において広く用いられてい
る。
【0003】このハンドドライヤー装置は非接触で濡れ
た手を乾かすことができ、衛生的で望ましいものである
が、乾燥に比較的長い時間を要するといった問題があ
る。
【0004】このためかかるハンドドライヤー装置にお
いては乾燥をできる限り速やかに行うべく、吹出口より
相当高温の温風を吹き出すようになっている。
【0005】しかしながら、手が未だ濡れている場合は
良いが乾燥が進んで手に付着した水分が少なくなると温
風を熱く感じるようになり、不快感を覚えるといった不
具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の考案はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の考案は、手感知センサにより差し出された手を感知さ
せて吹出口より温風を吹き出させるようにしたハンドド
ライヤー装置において、差し出された手の温度を検知す
る手温度検知センサを設けるとともに、各種の色を発光
する発光部と、該手温度検知センサにて検知された手温
度に対応した色を該発光部において発光させるように該
発光部の発光を制御する制御部とを設け、且つ該発光部
より発せられた光が差出状態の手に照射される形態で該
発光部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用及び考案の効果】上記のように本願の考案は、ハ
ンドドライヤー装置に手温度検知センサを設けたもので
あり、このようにすると差し出された手の温度を検知で
き、そしてこれに基づいて様々な対応をとることが可能
となる。
【0008】本考案では、また、ハンドドライヤー装置
に更に発光部を設け、手温度検知センサにて検知される
温度に対応した色の光を発光させるようにしている。
【0009】本考案は、また、この発光部から発光され
た光を乾燥中の手に照射するようにしたものであり、こ
のようにすると使用者は手の濡れ加減と手に照射される
光の移り変わりとによって手温度の上昇状態,乾燥の進
行状態を手を見ながら直接視覚的に認識することができ
る。これにより乾燥の終了を待つまでの間のイライラを
解消できる効果が得られる。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はトイレの手洗場等に独
立した形態で設置されるハンドドライヤーであって、ハ
ウジング12の内部にファン14とファン14による送
風通路上にヒータ15(図2)とが設けられ、ハウジン
グ12下面のスリット状吹出口16から温風を下向きに
吹き出すようになっている。
【0011】このハンドドライヤー10には、差し出さ
れた手を感知する手感知センサ18及び手の温度を検知
する手温度検知センサ20、更にファン14,ヒータ1
5の作動を制御する制御部22等が設けられている。
【0012】制御部22はマイクロコンピュータを主要
素として構成されたもので、図2に示しているようにこ
の制御部22には手感知センサ18,手温度検知センサ
20及びファン14,ヒータ15が接続されている。
【0013】この制御部22は、手感知センサ18から
の感知信号を受けてファン14,ヒータ15を作動開始
させるとともに、手温度検知センサ20からの信号を受
けてヒータ15のオン・オフ制御を行う。
【0014】この制御部22による具体的な制御の手順
が図3にフローチャートとして示してある。
【0015】図示のようにこの例では、手感知センサ1
8により差し出された手が感知されると(ステップS
2)、まずファン14が起動される(ステップS3)と
ともに手温度検知センサ20により検知される手温度の
取り込みが行われ(ステップS4)、そして検知された
手温度と設定値(この例では38℃に設定)との比較が
行われる(ステップS5)。
【0016】当初は当然に手温度は設定値に達していな
いから、ここでヒータ15が起動され(ステップS
6)、吹出口16より温風が吹き出される。
【0017】この時点では差し出された手は一般に濡れ
た状態にあるので、吹き出された温風の温度が高くても
熱いと感じることはない。
【0018】さて温風の吹出しにより手温度は(具体的
には表面温度)徐々に上昇し、そしてその温度が設定値
に達するとヒータ15がオフとされ(ステップS7)、
吹出口16からはヒータ15による加熱を受けない空気
が吹き出される。
【0019】この時点で手表面の温度上昇は中断し、一
旦吹出空気の作用等により温度が若干低下する。すると
再びヒータ15がオン作動して吹出空気の温度を上昇さ
せる。そして以後これらの動作が繰り返されて乾燥が終
了する。
【0020】尚ステップS2において手感知信号がなか
ったときにはファン14,ヒータ15は当然オフ状態と
される(ステップS8)。
【0021】以上のように本例によれば手の温度を一定
に保つことができるので手に熱さを感じさせず、しかも
最短時間で乾燥を終了することができる。
【0022】図4に示しているようにハウジング12の
内部には各種の色を発光する発光部24が配設され、こ
の発光部24からの光が乾燥中の手に照射されるように
なっている。発光部24は、例えば異なる色を発光する
複数の発光ダイオード等にて構成することができる。
【0023】この例では、制御部22により発光部24
の発光を制御し、そして手温度検知センサ20により検
知された温度、即ち手の温度に対応した色の光を発光さ
せて、手温度の上昇につれてその色を例えば青→黄→赤
と変化させるようにしている。
【0024】本例の場合には乾燥が終了するまでの間、
色の変化によって手の温度の上昇状況,乾燥の進行状況
を認識することができ、乾燥終了までの時間のイライラ
を解消することができる。
【0025】尚発光部24は、乾燥効率の最も高い最適
乾燥領域に向けて光をスポットライト状に照射するよう
にその向きを配向するのが好都合である。
【0026】このようにすると、発光部24からの光に
よって乾燥効率の最も高い位置に使用者の手を差し出さ
せ、保持させることができ、乾燥時間を短縮化すること
ができる。
【0027】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本考案は石鹸液の吐出,混
合温水の吐出及び温風の吹出しを順次に且つ自動的に行
う自動手洗器のハンドドライヤー装置に適用することも
可能であるし、光源として発光ダイオード以外のものを
用いることも勿論可能である。
【0028】更に乾燥が終了したら乾燥終了信号をディ
スプレイ表示又は音声表示することも可能である。
【0029】また場合により手温度を一定に保持させる
場合において、手温度検知センサからの信号によりヒー
タのオン・オフのみでなく、ファンを含めてオン・オフ
制御し、温風の吹出しをコントロ−ルすることも可能で
ある。
【0030】更にこれらヒータ等の制御方法としてオン
・オフ制御のみでなく比例制御,ファジー制御を採用す
ることも可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しな
い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加
えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるハンドドライヤーの一
部切欠側面図である。
【図2】同じハンドドライヤーにおける制御機構のブロ
ック図である。
【図3】同じハンドドライヤーにおける制御部の制御内
容をフローチャートで示す図である。
【図4】図1に示すものにおいて、発光部を設けた状態
のハンドドライヤーの説明図である。
【符号の説明】
10 ハンドドライヤー 14 ファン 15 ヒータ 16 吹出口 18 手感知センサ 20 手温度検知センサ 22 制御部24 発光部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手感知センサにより差し出された手を感
    知させて吹出口より温風を吹き出させるようにしたハン
    ドドライヤー装置において差し出された手の温度を検知
    する手温度検知センサを設けるとともに、各種の色を発
    光する発光部と、該手温度検知センサにて検知された手
    温度に対応した色を該発光部において発光させるように
    該発光部の発光を制御する制御部とを設け、且つ該発光
    部より発せられた光が差出状態の手に照射される形態で
    該発光部を設けたことを特徴とするハンドドライヤー装
    置。
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