JP2700749B2 - ハンドドライヤー - Google Patents

ハンドドライヤー

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JP2700749B2
JP2700749B2 JP36206392A JP36206392A JP2700749B2 JP 2700749 B2 JP2700749 B2 JP 2700749B2 JP 36206392 A JP36206392 A JP 36206392A JP 36206392 A JP36206392 A JP 36206392A JP 2700749 B2 JP2700749 B2 JP 2700749B2
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JP
Japan
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hand
heater
hot air
control
stage
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Inventor
順司 秋田
雅昭 永田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トイレ等に設置され、
手洗い後の手乾燥に用いるバンドドライヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】公共トイレ等には、手洗い後の濡れた手
を差し出したときに手検知センサがこれを感知し、ファ
ンを回転させるとともにヒータに通電することにより吹
出口から温風を吹き出させ、手を速やかに乾燥させるよ
うに構成されたバンドドライヤーが設置されている。
【0003】そして、この種のハンドドライヤーは、手
洗い後の濡れた手をできるだけ速やかに乾燥すべく、吹
出口から相当高温の温風を吹き出すようになっているた
め、手が未だ濡れている場合は快適であるが、乾燥が進
んで手に付着した水分が少なくなると温風を熱く感じる
ようになり、不快感を覚えるという問題があった。かか
る問題に対するために、従来のハンドドライヤーでは、
段階的又はリニア的にヒータの発熱量を低下させたりの
制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、段階的又は
リニア的にヒータの発熱量を低下させる制御の場合に
は、乾燥に要する時間が長くなり、速乾性が良好でなか
った。このため、多くの人が使用する場合には、待ち時
間が長くなるという問題があった。また、一旦終了した
乾燥動作を再度続けようとした場合には、高い温度の温
風で改めて開始されるので、熱く感じて不快感が大きい
ものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハンドドラ
イヤーは、差し出された手を手検知センサで検知して、
ファンを回転させるとともにヒータに通電することによ
り温風を吹き出させるように構成したハンドドライヤー
において、手検知後の所定期間にわたる第1段階の温風
制御を一旦停止し、この停止期間内の手検出により前記
第1段階よりも低温の第2段階の温風制御を行う制御手
段を設けたものである。
【0006】
【作用】使用者の手を検知し、ヒータ及びファンをO
N,OFF制御するものにおいて、手検知後標準的な乾
燥時間である所定時間の間、第1段階の温風制御によっ
て濡れた手を乾燥させる。そして、この第1段階の経過
後に、ヒータを一旦OFF動作させて停止モードに移行
する。使用者は、この停止モードによって、ハンドドラ
イヤーの乾燥動作の完了を一応認知する。一方、未だ手
の乾燥が終了していないと判断して引き続き手をかざし
ている場合には、第1段階よりも低発熱量でヒータをO
N動作して、第2段階の温風制御に移行し、熱く感じな
い程度の温風で乾燥させる。以上の作用を制御手段によ
って行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るハンドドライヤーの実施
例について図面を参照して説明する。図1はトイレ等に
設置されて手洗い後の水分の乾燥をさせるハンドドライ
ヤー1の全体的な構成を示した部分断面図である。図1
に示すように、トイレ室の壁面2に取り付けられたハン
ドドライヤー1のベースカバー3とフロントカバー4と
で囲まれた空間の上部位置には、ファンモータ5により
回転駆動されるファン6が設けられ、下部位置にはヒー
タ7と、差し出された手を検知する手検知センサ8とが
夫々配設されている。また、ファンモータ5及びヒータ
7の駆動を制御するマイクロコンピュータを中枢とする
制御回路9はプリント基板10にマウントされている。
【0008】図2は本実施例の制御ブロック図である。
図2に示すように、制御回路9の入力側には前記手検知
センサ8が接続され、出力側には前記ファンモータ5及
びヒータ7とが図示しないインターフェース回路を通し
て接続されている。そして、制御回路9が実行するこれ
らファンモータ5及びヒータ7の制御手順の一例を図4
のフローチャートに示している。図3は、本実施例にお
けるヒータ7の通電量の時間経過を示すグラフである。
【0009】図4に示すフローチャートにおいては、3
つの制御モードによる温風制御が用意されてお
り、ステップ11,12,13は、制御モードの実行
手順であり、この制御モードは高温で制御する第1段
階の温風制御モードであり、標準的な乾燥時間であるT
時間(例えば20秒間)にわたり、ヒータ通電量を最
大に制御する(図3における領域A部分に相当す
る。)。
【0010】ステップ14,15,16は、温風停止の
制御モードの実行手順を示しており、図3に示すよう
に、標準的な乾燥時間の終了を使用者に認知させるに足
りる時間であるt時間(例えば3秒間)の間温風を停止
するモードであり、本例ではヒータ7への通電を停止さ
せるが、ファンモータ5を駆動させて冷風を送るように
している。このようにしてステップ16で、t時間にわ
たり温風を停止すると、使用者は一応の乾燥が終了した
ものと考えて、手を離す場合が多い。しかして、この場
合、次のステップ17において手が検出されないので、
温風が停止されたままの状態からステップ11の初期ス
テップに戻る。
【0011】一方、第1段階の乾燥では不十分であると
使用者が判断した場合には、第1段階の温風が停止した
後も手をかざしたままにしているので、このときはステ
ップ17で手の検知が引き続きなされ、ステップ18の
制御モードを実行する(図3におけるTから始まる
領域B部分に相当する。)。
【0012】制御モードは、前記第1段階の温風より
も低温の温風で制御する第2段階の温風制御モードであ
り、乾燥終了間際の熱い感じをなくすために、ヒータ通
電量を領域Aの約半分程度に抑えて、前記第1段階より
も低い温度の温風を供給する。そして、ステップ19に
おいて手の検知がなされている限り、ステップ18の制
御モードを実行し、使用者が手を離して、手の検知が
なされなくなると、制御モードを終了してステップ1
1の初期ステップに戻る。
【0013】なお、上記実施例においては、制御モード
は、図3に示すように、一定のヒータ通電量を保持
しているが、例えば、温度センサを付加して、温風が吹
き出される環境の温度を測定し、この環境温度によって
制御モード又はのヒータ通電量を適宜制御するよう
に構成してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、乾
燥に要する時間を短くできて、速乾性が良好となり、多
くの人が使用する場合には、待ち時間が短くなる。ま
た、一旦終了した乾燥動作を再度続けようとした場合に
は、以前より低い温度の温風がでるので、熱い感じがな
く不快感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンドドライヤーの全体的な構成
を示した部分断面図である。
【図2】本発明に係るハンドドライヤーの制御系を示す
ブロック図である。
【図3】本発明に係るハンドドライヤーにおけるヒータ
の通電量の時間経過を示すグラフである。
【図4】本発明に係るハンドドライヤーの制御手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ハンドドライヤー 5…ファンモータ 6…ファン 7…ヒータ 8…手検知センサ 9…制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差し出された手を手検知センサで検知し
    て、ファンを回転させるとともにヒータに通電すること
    により温風を吹き出させるように構成したハンドドライ
    ヤーにおいて、 手検知後の所定期間にわたる第1段階の温風制御を一旦
    停止し、この停止期間内の手検出により前記第1段階よ
    りも低温の第2段階の温風制御を行う制御手段を設けた
    ことを特徴とするハンドドライヤー。
JP36206392A 1992-12-28 1992-12-28 ハンドドライヤー Expired - Fee Related JP2700749B2 (ja)

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