JP4028137B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被乾燥物である衣類が収容された回転ドラム内に、加熱された空気を導入して、前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機に関し、さらに詳しくは前記衣類の乾燥運転の終了後に該回転ドラムに外気を導入して前記衣類を冷却する冷却運転を行う機能を備える衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスバーナ、電気ヒータ、温水式熱交換器等の熱源により空気を加熱して熱風とし、該熱風を被乾燥物である衣類が収容されている回転ドラム内に導入して、前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機が知られている。
【0003】
前記衣類乾燥機では、前記回転ドラムと該回転ドラム外に設けられたファンとが単一のモータにより回転駆動されるようになっており、前記モータにより前記回転ドラムを回転駆動すると、これに連動して回転駆動される前記ファンにより前記熱風が前記熱源を介して回転ドラム内に導入されて、前記衣類の乾燥運転が行われる。このとき、例えば温水式熱交換器を熱源とする前記衣類乾燥機では、装置外に備えられた給湯器から供給される湯が前記温水式熱交換器に流通され、前記ファンにより装置内に導入される空気を加熱する。
【0004】
前記衣類乾燥機によれば、前述のようにして被乾燥物である衣類の乾燥運転を行うことができるが、前記乾燥運転の終了後には前記衣類が高温になっているため、前記衣類に油が付着していると、前記衣類が前記回転ドラム内に収容されたままであるときに蓄熱状態等によっては前記衣類の生地が傷む虞がある。また、前記乾燥運転の終了後に、使用者が前記衣類を取り出すときに、前記衣類を熱く感じて取り扱いにくいとの問題がある。
【0005】
そこで、前記乾燥運転が終了したならば、前記衣類をできるだけ速やかに冷却することが望まれる。前記衣類の冷却は、前記乾燥運転の終了後、前記熱源を停止した状態で前記ファンを回転駆動し、前記熱源を介して外気を前記回転ドラムに導入することにより行うことができる。
【0006】
しかしながら、前記ファンにより前記外気を導入するときに、高温の衣類を速やかに冷却するために、前記ファンを連続的に高速で回転駆動すると、前記ファンと連動して回転駆動される回転ドラムもまた連続的に高速で回転駆動されるために、前記衣類が傷んだりするという不都合がある。前記衣類が傷む理由としては、前記回転ドラムが高速で回転駆動されると、前記衣類が遠心力に抗して移動する際に、上方から落下するときに衝撃を受けたり、前記回転ドラムとの間で摩擦を生じたりするためと考えられる。
【0007】
また、前記ファンを連続的に高速で回転駆動させるときには、前記衣類がある程度冷却されてしまうと、その後は衣類の冷却状態に対して前記ファンにより導入される外気の風量が過剰になり、前記ファン及び回転ドラムの回転に不要の電力が消費される等、エネルギー的に不利になるとの不都合もある。
【0008】
さらに、前記温水式熱交換器を熱源とする前記衣類乾燥機では、前記乾燥運転が終了した後にも、該温水式熱交換器に前記給湯器から供給される湯が残留しており、前記ファンにより該温水式熱交換器を介して装置内に導入される外気が加熱されるため、まず該温水式熱交換器を冷却しなければ、装置内に導入した外気により前記衣類の冷却ができないとの不都合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不都合を解消して、乾燥運転終了後の衣類を速やかに冷却でき、しかも前記衣類が傷んだりすることのない衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、衣類を収容する回転ドラムと、該回転ドラム内に導入される空気を加熱する熱源と、該熱源に加熱された空気を熱風として該回転ドラム内に導入して該衣類を乾燥させるファンと、該回転ドラム及び該ファンを回転駆動する単一のモータと、該ファンにより該回転ドラム内に熱風を導入して該衣類を乾燥する乾燥運転後、該熱源を停止して該ファンにより該回転ドラム内に外気を導入して該衣類を冷却する冷却運転を行う冷却制御手段とを備えた衣類乾燥機の改良に関する。
【0018】
明は、前記衣類乾燥機において、前記冷却制御手段は、前記乾燥運転の終了後、前記熱源を停止して、前記モータを乾燥直後の該衣類の冷却を促進できる所定の回転数で駆動して前記ファンにより前記回転ドラム内に外気を導入すると共に、該衣類の温度が所定の温度以下になるまで、該モータの回転数を該所定の回転数から経時的に逓減し、該衣類の温度が所定の温度以下になったときに、該モータの回転数を該衣類の温度が所定の温度以下になったときの回転数よりも低い回転数に切り替えることを特徴とする。
【0019】
記衣類乾燥機では、前記衣類の乾燥の終了直後には、前記衣類は高温となっているので、これを冷却するには導入される外気の風量を大にすることが好ましい。そこで、本発明では、前記衣類の乾燥の終了直後には、まず前記モータを乾燥直後の該衣類の冷却を促進できる所定の回転数で駆動する。
【0020】
しかし、前記モータを前記所定の回転数で駆動すると、該回転数は乾燥直後の該衣類の冷却を促進できる程度に高い回転数であるので、該モータにより前記ファンと共に回転駆動される前記回転ドラムの回転数もまた高くなり、衣類が傷むことがある。そこで、本発明では、前記衣類の乾燥の終了直後から前記衣類の温度がある程度低下するまでは、前記モータの回転数を前記高回転数から経時的に逓減することにより、前記衣類を短時間で冷却することができると共に、前記回転ドラムから前記衣類が受ける衝撃や摩擦を緩和して該衣類の傷みを低減することができる。
【0021】
一方、前記のようにして冷却するときに、冷却が進行して前記衣類の温度が下がって来ると、前記衣類の温度が高いときと同様の量の外気を供給したのでは、低温の前記衣類に対して前記外気の量が過剰になる。そこで、本発明では、前記のように前記衣類の温度が所定の温度以下になったときに、前記モータの回転数を前記衣類の温度が所定の温度以下になったときの回転数よりも低い回転数に切り替えることにより、低温となった前記衣類に対して適切な量の外気が供給することができる。そして、この結果、冷却に要するエネルギーを節減することができる。
【0022】
本発明では、前記衣類の温度が所定の温度以下になったとき以降のモータの回転数は、前記衣類の温度が所定の温度より高いときと同様に経時的に漸減するようにしてもよいが、前記衣類が傷むことの無い程度の所定の回転数に維持するようにしてもよく、前記衣類が傷むことの無い程度の所定の回転数に維持することにより制御を容易にすることができる。
【0023】
本発明では、前記モータの回転数を切り替える操作は、予め定められた時間により行ってもよく、前記衣類の冷却状態を検出して前記衣類の冷却が所定の状態まで進行したときに行ってもよい。
前記モータの回転数を切り替える操作を、予め定められた時間により行うときには、前記冷却制御手段は冷却開始から前記衣類の温度が所定の温度以下になったと推定される所定時間後に前記操作を行う。前記所定の温度は、例えば使用者が前記回転ドラムから衣類を取り出すときに、熱さを感じない程度の温度等として設定される。
また、前記モータの回転数を切り替える操作を、前記衣類の冷却状態を検出して行うときには、前記回転ドラム内に収容された衣類の冷却状態を示す温度を検出する温度検出手段を設け、前記冷却制御手段が前記温度検出手段により検出される温度を所定の判定値と比較し、該温度が該判定値より低くなったときに前記操作を行う。前記判定値は、前記予め定められた時間により前記モータの回転数を切り替える場合と同様に、使用者が前記回転ドラムから衣類を取り出すときに、熱さを感じない程度の温度等として設定される。
前記温度検出手段により前記衣類の冷却状態を把握することにより、前記衣類の冷却状態を示す温度が所定の判定値よりも低い温度になる時期を適切に判断して、前記モータの回転数の切り替えを行うことができ、低温となった前記衣類に対してさらに適切な量の外気を供給することができる。
【0024】
またこのとき、前記冷却制御手段は、前記モータを所定のサイクル時間で断続して駆動する動作を周期的に繰り返すと共に、前記温度検出手段により検出される温度を所定の判定値と比較して、該温度が該判定値以下になるまで、該モータの回転数を前記所定の回転数から経時的に逓減し、該温度が該判定値以下になったときに、該モータの回転数を切り替えるようにしてもよい。前記モータを連続的に回転駆動すると前記衣類が傷むことがあるが、前記のようにモータの駆動を断続的に行うことにより衣類が傷むことを避けることができる。
【0025】
前記衣類乾燥機は、空気を加熱するための熱源として、ガスバーナ、電気ヒータ、温水式熱交換器のいずれを備えるものであってもよいが、本発明は前記温水式熱交換器を備え、該温水式熱交換器を介して外気を導入する衣類乾燥機に特に有利に用いることができる。
【0026】
前記温水式熱交換器を備える衣類乾燥機では、前記衣類の乾燥の終了後に熱源である前記温水式熱交換器を停止しても、前記温水式熱交換器は停止直後には内部に湯が残留しているために、余熱を保っている。従って、前記温水式熱交換器を用いる衣類乾燥機では、前記衣類の乾燥の終了後しばらくは、前記温水式熱交換器を介して前記回転ドラムに導入される外気が前記温水式熱交換器により加熱され、このような外気を前記回転ドラムに導入しても、前記衣類が冷却されにくい。
【0027】
本発明によれば、前記衣類の乾燥の終了後に大風量の外気が導入されるので、前記温水式熱交換器の冷却を促進することができる。そして、該温水式熱交換器が充分に冷却された後は、前記回転ドラムに導入される外気が加熱されることがなくなるので、前記外気により前記衣類を冷却することができる。
【0028】
、前記衣類の冷却状態を示す温度としては、前記衣類自体の温度を用いてもよく、前記衣類を冷却したのち回転ドラムから排出される空気の温度を用いてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本発明の衣類乾燥機の一例を示す全体構成図、図2は図1に示す衣類乾燥機の制御ブロック図、図3は図1に示す衣類乾燥機の乾燥運転の動作を示すフローチャートである。また、図4は図1に示す衣類乾燥機の冷却運転の第1の実施形態の動作を示すフローチャート、図5は図4に対応するモータのタイミングチャートであり、図6は図1に示す衣類乾燥機の冷却運転の第2の実施形態の動作を示すフローチャート、図7は図6に対応するモータのタイミングチャートであり、図8は図1に示す衣類乾燥機の冷却運転の第3の実施形態の動作を示すフローチャート、図9は図8に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフであり、図10は図1に示す衣類乾燥機の冷却運転の第4の実施形態の動作を示すフローチャート、図11は図10に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフであり、図12は図1に示す衣類乾燥機の冷却運転の第5の実施形態の動作を示すフローチャート、図13は図12に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフである。
【0030】
図1を参照して、本実施形態の衣類乾燥機1は、CPU,ROM,RAM等から構成され装置全体の動作を制御するコントローラ2と、被乾燥物である衣類Sが収納される回転ドラム3と、回転ドラム3に供給する空気を加熱する温水式熱交換器(以下、熱交換器と略記することがある)4と、熱交換器4で加熱された空気を吸気口5から回転ドラム3内に吸引すると共に、回転ドラム3内の衣類Sから放出される湿潤空気を排気口6から排出する吸排気ファン7と、吸排気ファン7と回転ドラム3とを回転駆動するモータ8と、回転ドラム3のドア9の開閉状態を検知するドアスイッチ10と、回転ドラム3内の衣類Sの温度を検出する衣類温サーミスタ11と、電極12a,12b間に接触した衣類Sの湿り具合に応じてON/OFFする電極センサ12と、排気口6から排出される湿潤空気の温度を検出する排気温サーミスタ13と、使用者により操作されるスイッチ等を備えた操作パネル14とを備える。
【0031】
本実施形態の衣類乾燥機1においては、排気口6から排出された湿潤空気は、天井裏を通ってベランダ等の壁面15に設けられた換気口16に連通した排気管17を介して屋外に排出される。また、給湯往管18を開閉する熱動弁19を開弁することで、給湯器20と熱交換器4との間で給湯往管18と給湯戻管21とを介して湯が循環される。
【0032】
図2を参照して、コントローラ2には、ドアスイッチ10から出力されるドア9の開閉検出信号と、衣類温サーミスタ11、排気温サーミスタ13から出力される温度検出信号と、電極センサ12から出力される乾燥度合検出信号とが入力される。これらの検出信号により、図1を参照して、コントローラ2は、ドア9の開閉状態、回転ドラム3内の衣類Sの温度、排気口6から排出される空気の温度、衣類Sの乾燥度合いを認識する。
【0033】
尚、電極センサ12は、電極12a,12b間の抵抗値(電極12a,12b間に接触する衣類Sの乾燥度合いが大きいほど大きくなる)が所定レベル以上となったときに、検出出力がONとなるものである。コントローラ2は、所定時間毎に電極センサ12の検出出力を入力し、一定時間あたりの入力回数に対する電極センサ12の検出出力がONであった回数の割合(以下、電極センサON頻度という)が所定の数値以上となったときを、衣類Sの乾燥終了の指標の1つとする。
【0034】
また、図2を参照して、コントローラ2から出力される制御信号により、モータドライバー22を介したモータ8の回転作動/回転停止と、熱動弁19の開弁/閉弁とが制御される。さらに、コントローラ2から給湯器20に出力される給湯温指示信号により給湯器20が作動を開始して待機状態となる。そして、その後、図1を参照して、熱動弁19が開弁されると、給湯器20から給湯往管18を介して熱交換器4に所定温度の湯が供給される。
【0035】
また、図2を参照して、操作パネル14には、衣類乾燥機1への電源供給の開始/停止を指示する電源スイッチ31、乾燥運転の開始/一時停止を指示するスタートスイッチ32、乾燥運転の終了等を音声等で使用者に報知する報知ユニット33、フィルタが目詰りしたときに点灯するフィルタランプ34等を備える。
【0036】
次に、図1、図2を参照しつつ、図3に示すフローチャートに従って、コントローラ2による衣類乾燥機1の乾燥運転の制御について説明する。
【0037】
図3のSTEP1で、使用者が操作パネル14(図2参照)の電源スイッチ31をON操作すると、衣類乾燥機1に電源が供給されて、コントローラ2が作動を開始する。そして、STEP2で使用者が操作パネル14のスタートスイッチ32を操作すると、コントローラ2に備えられた乾燥制御手段35による乾燥運転が開始される。
【0038】
次に、STEP2で使用者によりスタートスイッチ32が操作されると、STEP3に進み、コントローラ2は給湯器20に給湯温指示信号を出力する。これにより、給湯器20は上述のように待機状態となる。
【0039】
続くSTEP4で、コントローラ2はドアスイッチ10からの開閉検出信号により、回転ドラム3のドア9が閉め忘れられていないかどうかを確認する。ドア9が閉状態であることを確認したときはSTEP5に進み、コントローラ2はモータドライバ22を介してモータ8の回転作動を開始する。すると、モータ8の回転に連動して、回転ドラム3及び吸排気ファン7が回転を開始する。次に、コントローラ2は、STEP6で熱動弁19を開弁する。これにより、図1を参照して、給湯器20から出湯される所定温度の湯が給湯往管18を介して熱交換器4に供給される。そして、吸排気ファン7の作動により熱交換器4を介して導入される外気が、熱交換器4で加熱されて熱風となって、吸気口5から回転ドラム3内に供給され、乾燥運転が開始される。
【0040】
乾燥運転が開始されると、コントローラ2は、STEP7で電極センサ12がONする度合いを監視し、電極センサON頻度が所定数値(図3にA%として示す)以上になったならば、衣類Sの乾燥の終了が近いものと判断してSTEP8に進む。コントローラ2は、STEP8で衣類温サーミスタ11から出力される衣類Sの検出温度と、排気温サーミスタ12から出力される排出空気の検出温度とを監視する。そして、衣類Sの検出温度が所定温度Te1 ℃を超え、且つ、排出空気の検出温度がTe1 ℃より低い所定温度Te2 ℃を超えたときに、衣類Sの乾燥が終了したものと判断してSTEP9に進む。コントローラ2は、STEP9で熱動弁19を閉弁することにより熱交換器4の作動を停止し、続いてSTEP10でモータ8の回転を停止して、乾燥制御手段35による処理を終了する。衣類乾燥機1では、図3示の乾燥運転が終了すると、自動的にコントローラ2に備えられた冷却制御手段36による冷却運転が開始される。
【0041】
次に、図4、図5を参照して、本発明の衣類乾燥機1の冷却運転の第1の実施形態の制御について説明する。
【0042】
本発明の衣類乾燥機1の冷却運転との比較として、例えば、熱交換器4に対する湯の供給を停止した状態で、モータ8の回転数を所定の回転数aに維持し、熱交換器4を介して回転ドラム3に導入される外気の量を定常的に一定とし、モータ8の回転作動をTi1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を繰り返すときに、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti2分間OFF、Ti3分間ONとする定常的な冷却運転が考えられる。しかし、このような冷却運転では、衣類Sが冷却されたときに適切な風量の外気が供給されるように、モータ8をONする時間Ti3が比較的短く設定されており、図3示の乾燥運転の終了後、余熱を保っている熱交換器4を冷却し、さらに高温になっている衣類Sを冷却するには、長い時間が必要になる。一方、時間Ti3を長く設定することも考えられるが、このようにすると冷却された衣類Sに対して過剰の外気が供給されることになり、エネルギー的に不利になる。
【0043】
そこで、本実施形態では、冷却制御手段36による冷却運転が開始されると、コントローラ2は図4のSTEP11で内蔵するタイマ37を作動させると共に、STEP12で、まずモータ8の回転作動を、Ti1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始する。この処理により、熱交換器4を介して回転ドラム3に断続的に外気が供給される。このときSTEP12では、前記Ti1分間のサイクル時間の内、前記定常的な冷却運転のOFFの時間より短いTi4分間OFF、前記定常的な冷却運転のONの時間より長いTi5分間ONとする。STEP12の処理は、前記定常的な冷却運転よりもONの時間が長いので、熱交換器4を介して大量の外気を供給することができ、前記のように余熱を保っている熱交換器4を速やかに冷却することができる。そして、熱交換器4が冷却されたのちは、熱交換器4を介して導入される外気により前記高温となっている衣類Sを速やかに冷却することができる。
【0044】
しかし、衣類Sの温度が低下しても前記処理を続けると、今度は低温になった衣類Sに対し過剰の外気が供給されることになり、エネルギー的に不利である。そこで、本実施形態では、コントローラ2はSTEP13でタイマ37により計時される時間Tiを参照しつつ、STEP12、13の処理を繰り返し、STEP13で時間TiがTi6分間を経過したならばSTEP14に進む。前記Ti6分間という時間は、衣類Sが前記外気により冷却され、例えば使用者が該衣類Sに触れても熱いと感じにくい所定温度Te3℃以下になるために充分な時間として設定されている。
【0045】
コントローラ2は、次にSTEP14で、再びモータ8の回転作動をTi1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始するが、このときにはモータ8をON/OFFする動作を前記定常的な冷却運転の場合と同一とし、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti2分間OFF、Ti3分間ONとする。STEP14の処理は、STEP12の処理に比較してONの時間が短く、低温になった衣類Sに対する外気の供給量が低減される。
【0046】
本実施形態では、コントローラ2はSTEP15でタイマ37により計時される時間Tiを参照しつつ、STEP14、15の処理を繰り返し、STEP15で時間Tiがタイマ37の作動開始からTi7分間を経過したならば、衣類Sが充分に冷却されたものと判断して、冷却運転を終了する。前記Ti7分間という時間は、衣類Sが前記外気により充分に冷却され、例えばTe3℃より低く、そのまま放置されたとしても蓄熱しにくい所定の温度Te4℃以下になるために充分な時間として設定されている。
【0047】
本実施形態によれば、熱交換器4が余熱を保っており、衣類Sの温度が高いときには、前記サイクル時間内でモータ8がONにされる時間が長いので大量の外気が供給され、衣類Sの温度が低くなると前記サイクル時間内でモータ8がONにされる時間が短くなって外気の供給量が低減されるので、衣類Sの温度に合わせて適切な量の外気を供給することができる。本実施形態におけるモータ8の作動に関するタイミングチャートを図5に示す。
【0048】
前記第1の実施形態は、前記サイクル時間内でモータ8をONする時間の切り替えを予め定められた時間により行うものであるが、前記モータ8をONする時間の切り替えは衣類Sの冷却状態を検出して行ってもよい。そこで、次に、図6及び図7を参照して、前記モータ8をONする時間の切り替えを衣類Sの冷却状態を検出して行う、本発明の衣類乾燥機1の冷却運転の第2の実施形態の制御について説明する。
【0049】
本実施形態では、乾燥制御手段36による冷却運転が開始されると、コントローラ2は図6のSTEP16で、まずモータ8の回転作動を、Ti1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始する。このとき、STEP16では、モータ8をON/OFFする動作を前記STEP12と同一とし、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti4分間OFF、Ti5分間ONとする。
【0050】
次に、コントローラ2は、STEP17で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温を監視しつつ、STEP16、17の処理を繰り返し、STEP17で衣類温が所定の第1の判定値、例えば前述のように使用者が該衣類Sに触れても熱いと感じにくいとされる温度Te3℃以下になったならばSTEP18に進む。
【0051】
次に、コントローラ2は、STEP18で、再びモータ8の回転作動をTi1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始するが、このときにはモータ8をON/OFFする動作を前記定常的な冷却運転の場合と同一とし、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti2分間OFF、Ti3分間ONとする。そして、コントローラ2は、STEP19で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温を監視しつつ、STEP18、19の処理を繰り返し、STEP19で衣類温が所定の第2の判定値、例えば前述のように衣類Sが前記外気により充分に冷却され、そのまま放置されたとしても蓄熱しにくいとされる温度Te4℃以下になったならば、衣類Sが充分に冷却されたものと判断して、冷却運転を終了する。本実施形態におけるモータ8の作動に関するタイミングチャートを図7に示す。尚、図7において、t1は衣類温が第1の判定値以下になった時刻を示し、t2は衣類温が第2の判定値以下になった時刻を示す。
【0052】
本実施形態では、衣類Sの冷却状態として衣類温サーミスタ11により衣類Sの実際の温度を検出し、前記サイクル時間内でモータ8をONする時間の切り替えを行うので、前記第1の実施形態に比較して、さらに衣類Sの冷却状態に対して適切な量の外気を供給することができ、しかも冷却時間を短縮することができる。
【0053】
尚、前記第1及び第2の実施形態では、前記サイクル時間内でモータ8をONする時間の切り替えを、Ti3分間ONと、Ti5分間ONとの2段階で行っているが、さらに多段階としてもよく、各段階を切り替えるタイミングとしての時間または判定値は適宜設定することができる。
【0054】
次に、図8及び図9を参照して、本発明の衣類乾燥機1の冷却運転の第3の実施形態の制御について説明する。
【0055】
本実施形態では、乾燥制御手段36による冷却運転が開始されると、コントローラ2は図8のSTEP20で内蔵するタイマ37を作動させると共に、STEP21で、まずモータ8の回転数rを前記定常的な冷却運転時の回転数aよりも高い回転数bとして回転作動させる処理を開始する。この処理により、熱交換器4を介して回転ドラム3に連続的に外気が供給される。
【0056】
このときの回転数は、前記定常的な冷却運転の回転数aより高速であるので、前記のように余熱を保っている熱交換器4及び高温になっている衣類Sに対して大量の外気を供給することができ、熱交換器4及び衣類Sを速やかに冷却することができる。しかし、前記回転数bで連続的にモータ8を回転駆動すると、モータ8と連動して連続的に回転する図1示の回転ドラム3により衣類Sが傷むことがある。また、衣類Sの温度が低下しても前記処理を続けると、今度は低温になった衣類Sに対して過剰の外気が供給されることになり、エネルギー的に不利である。
【0057】
そこで、本実施形態では、コントローラ2はSTEP21でタイマ37により計時される時間Ti(秒)に従って、モータ8の回転数rを経時的に逓減させる処理を行う。回転数rは次式(1)により求められる。
【0058】
【数1】
Figure 0004028137
【0059】
次に、コントローラ2は、STEP22で回転数rが前記定常的な冷却運転時の回転数aになるまで、STEP21、22の処理を繰り返す。この結果、図9に示すように、モータ8の回転数rは時間Tiに従って直線的に減少し、Ti6分間で前記定常的な冷却運転と同一の回転数aになる。
【0060】
前記Ti6分間という時間は、前記のようにモータ8の回転数rを逓減させながら連続して外気を供給したときに、衣類Sが前記外気により、例えば前述のように使用者が該衣類Sに触れても熱いと感じにくいとされる温度Te3℃以下の温度に冷却されるために充分な時間として設定されている。また、前記回転数aは、連続してモータ8を回転駆動しても衣類Sを傷めることの無い回転数として設定されている。
【0061】
そこで、コントローラ2は、STEP22で回転数rがaになったことが確認されると、STEP23に進み、タイマ37により計時される時間Tiがタイマ37の作動開始からTi7分間を経過するまで、回転数rをaに維持する。STEP23の処理は、STEP21の処理に比較して回転数rが低く、低温になった衣類Sに対する外気の供給量が低減される。
【0062】
次に、コントローラ2は、STEP23でタイマ37により計時される時間Tiがタイマ37の作動開始からTi7分間を経過したことが確認されたならば、衣類Sが充分に冷却されたものと判断して、冷却運転を終了する。前記Ti7分間という時間は、衣類Sが前記外気により充分に冷却され、そのまま放置されたとしても蓄熱しにくいとされる温度Te4℃以下に冷却されるために充分な時間として設定されている。
【0063】
本実施形態によれば、熱交換器4が余熱を保っていると共に衣類Sの温度が高いときにはモータ8の回転数rが高いので大量の外気が供給され、衣類Sの温度が低くなるとモータ8の回転数が低くなって、外気の供給量が低減されるというように、衣類Sの温度に合わせて適切な量の外気を供給することができる。
【0064】
前記第3の実施形態は、モータ8の回転数rの切り替えを予め定められた時間により行うものであるが、前記回転数rの切り替えは衣類Sの冷却状態を検出して行ってもよい。そこで、次に、図10及び図11を参照して、モータ8の回転数rの切り替えを衣類Sの冷却状態を検出して行う、本発明の衣類乾燥機1の冷却運転の第4の実施形態の制御について説明する。
【0065】
本実施形態では、乾燥制御手段36による冷却運転が開始されると、コントローラ2は図10のSTEP24で内蔵するタイマ37を作動させると共に、STEP25で、まずモータ8を回転数bで回転作動させる処理を開始する。
【0066】
前記回転数bで連続的にモータ8を回転駆動すると、前述のように衣類Sが傷んだり、低温になった衣類Sに対して過剰の外気が供給されることになってエネルギー的に不利である。そこで、コントローラ2は、STEP25で前記第3の実施形態のSTEP21と全く同一にして、モータ8の回転数rを回転数bから経時的に逓減させる処理を行う。
【0067】
次に、コントローラ2は、STEP26で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温を監視しつつ、STEP25,26の処理を繰り返し、STEP26で衣類温が所定の第1の判定値(例えば前記Te3℃)以下になったならばSTEP27に進み、モータ8の回転数rをaにする。
【0068】
次に、コントローラ2は、STEP28で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温が、所定の第2の判定値(例えば前記Te4℃)以下になったならば、衣類Sが充分に冷却されたものと判断して、冷却運転を終了する。
【0069】
次に、図11を参照して、本実施形態におけるモータ8の回転数rの変化について説明する。モータ8の回転数rは、STEP25の処理により、初期値bであり、STEP26で衣類温が所定の第1の判定値以下になる時点(t1)までは式(1)に従ってTi6分間で回転数aになるように直線的に減少する。そして、STEP26で衣類温が所定の第1の判定値以下になった時点(t1)で、STEP27の処理により、その時点の回転数rに関わりなく回転数aに設定される。そして、モータ8の回転数rは、STEP26で衣類温が所定の第1の判定値以下になった時点(t1)から、STEP28で衣類温が所定の第2の判定値以下になる時点(t2;冷却運転が終了される時点)まで、STEP27で設定された回転数aに維持される。
【0070】
本実施形態では、衣類Sの冷却状態を衣類温サーミスタ11により衣類Sの実際の温度を検出し、モータ8の回転数rの切り替えを行うので、前記第3の実施形態に比較して、さらに衣類Sの冷却状態に対して適切な量の外気を供給することができ、しかも冷却時間を短縮することができる。
【0071】
前記第3及び第4の実施形態では、モータ8を連続的に回転させている。しかし、前記第1及び第2の実施形態のように、モータ8の回転作動を所定のサイクル時間内でON/OFFする動作を周期的に繰り返すようにしてもよい。
【0072】
次に、図12,13を参照して、前記第4の実施形態においてさらにモータ8の回転作動を所定のサイクル時間内でON/OFFする動作を周期的に繰り返す本発明の衣類乾燥機1の冷却運転の第5の実施形態の制御について説明する。
【0073】
本実施形態では、乾燥制御手段36による冷却運転が開始されると、コントローラ2は図12のSTEP29で内蔵するタイマ37を作動させると共に、STEP30で、モータ8を回転数bで回転作動させる処理を開始する。そして、コントローラ2は、STEP31で前記第3の実施形態のSTEP21、前記第4の実施形態のSTEP25と全く同一にして、モータ8の回転数rを回転数bから逓減させる処理を行う。
【0074】
次に、コントローラ2は、STEP31でモータ8の回転作動を、Ti1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始する。このとき、STEP31では、モータ8をON/OFFする動作を前記第1の実施形態のSTEP12、前記第2の実施形態のSTEP16と同一として、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti4分間OFF、Ti5分間ONとする。
【0075】
そして、コントローラ2は、STEP32で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温を監視しつつ、STEP30〜32の処理を繰り返し、STEP32で衣類温が所定の第1の判定値(例えば前記Te3℃)以下になったならば、STEP33に進み、モータ8の回転数rをaにする。
【0076】
次に、コントローラ2は、STEP34でモータ8の回転作動を再びモータ8の回転作動をTi1分間のサイクル時間でON/OFFする動作を周期的に繰り返す処理を開始するが、このときには、モータ8をON/OFFする動作を前記定常的な冷却運転の場合と同一とし、前記Ti1分間のサイクル時間の内、Ti2分間OFF、Ti3分間ONとする。そして、コントローラ2は、STEP35で図1示の衣類温サーミスタ11により検出される衣類温を監視しつつ、STEP34、35の処理を繰り返し、STEP35で衣類温が所定の第2の判定値(例えば前記Te4℃)以下になったならば、衣類Sが充分に冷却されたものと判断して、冷却運転を終了する。
【0077】
次に、図13を参照して、本実施形態におけるモータ8の回転数rの変化について説明する。モータ8の回転数rは、STEP30の処理により、初期値bに設定され、STEP32で衣類温が所定の第1の判定値以下になる時点(t1)までは式(1)に従ってTi6分間で回転数aになるように直線的に減少するように設定されている。しかし、モータ8はSTEP31の処理により、Ti4分間OFF、Ti5分間ONの間隔でON/OFFが周期的に繰り返されるので、図13に実線で示すように、モータ8がONされたときのみ、式(1)に従う回転数rで回転作動される。
【0078】
次に、回転数rは、STEP32で衣類温が所定の第1の判定値以下になった時点(t1)で、STEP33の処理により、その時点の回転数に関わりなく回転数aに設定され、その後は図13に破線で示すように該回転数aに維持される。しかし、モータ8はSTEP34の処理により、Ti2分間OFF、Ti3分間ONの間隔でON/OFFが繰り返されるので、図13に実線で示すようにモータ8がONされたときのみ前記STEP33で設定された回転数aで回転作動される。
【0079】
そして、STEP35で衣類温が所定の第2の判定値以下になる時点(t2)で冷却運転が終了される。
【0080】
本実施形態では、衣類温サーミスタ11により衣類Sの実際の温度を検出してモータ8の回転数rの切り替えを行うので、前記第4の実施形態と同一の効果を得ることができ、しかもモータ8を所定間隔で周期的にON/OFFするので、衣類Sが傷むことを防止することができる。
【0081】
尚、前記第2、第4、第5の各実施形態では、衣類Sの冷却状態を示す温度として、衣類温サーミスタ11により検出される衣類温自体を用いているが、前記衣類Sの冷却状態は間接的に示されるものでもよく、例えば排気温サーミスタ13により検出される排気温を用いてもよい。この場合、一般に排気温は衣類温よりも低温であるので、前記第1及び第2の判定値を前記前記Te3℃及びTe4℃よりも所定の温度だけ低く設定する。
【0082】
また、前記各実施形態は熱源として温水熱交換器4を用いる衣類乾燥機について説明しているが、本発明はガスバーナや電気ヒータを熱源とする衣類乾燥機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類乾燥機の一例を示す全体構成図。
【図2】図1の衣類乾燥機の制御ブロック図。
【図3】図1の衣類乾燥機の乾燥運転の動作を示すフローチャート。
【図4】図1の衣類乾燥機の冷却運転の第1の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図5】図4に対応するモータのタイミングチャート。
【図6】図1の衣類乾燥機の冷却運転の第2の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図7】図6に対応するモータのタイミングチャート。
【図8】図1の衣類乾燥機の冷却運転の第3の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図9】図8に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフ。
【図10】図1の衣類乾燥機の冷却運転の第4の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図11】図10に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフ。
【図12】図1の衣類乾燥機の冷却運転の第5の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図13】図12に対応するモータの回転数の経時変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1…衣類乾燥機、 3…回転ドラム、 4…熱源、 7…ファン、 11,13…温度検出手段、 36…冷却制御手段。

Claims (5)

  1. 衣類を収容する回転ドラムと、該回転ドラム内に導入される空気を加熱する熱源と、該熱源に加熱された空気を熱風として該回転ドラム内に導入して該衣類を乾燥させるファンと、該回転ドラム及び該ファンを回転駆動するモータと、該ファンにより該回転ドラム内に熱風を導入して該衣類を乾燥する乾燥運転後、該熱源を停止して該ファンにより該回転ドラム内に外気を導入して該衣類を冷却する冷却運転を行う冷却制御手段とを備えた衣類乾燥機において、
    前記冷却制御手段は、前記乾燥運転の終了後、前記熱源を停止して、前記モータを乾燥直後の該衣類の冷却を促進できる所定の回転数で駆動して前記ファンにより前記回転ドラム内に外気を導入すると共に、該衣類の温度が所定の温度以下になるまで、該モータの回転数を該所定の回転数から経時的に逓減し、該衣類の温度が所定の温度以下になったときに、該モータの回転数を該衣類の温度が所定の温度以下になったときの回転数よりも低い回転数に切り替えることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記冷却制御手段は、冷却開始から前記衣類の温度が所定の温度以下になったと推定される所定時間後に、前記モータの回転数を切り替えることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 前記回転ドラム内に収容された衣類の冷却状態を示す温度を検出する温度検出手段を設け、前記冷却制御手段は前記温度検出手段により検出される温度を所定の判定値と比較して、該温度が該判定値以下になったときに、該モータの回転数を切り替えることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 前記冷却制御手段は、前記モータを所定のサイクル時間で断続して駆動する動作を周期的に繰り返すと共に、前記温度検出手段により検出される温度を所定の判定値と比較して、該温度が該判定値以下になったときに、該モータの回転数を切り替えることを特徴とする請求項3記載の衣類乾燥機。
  5. 前記熱源は温水式熱交換器であり、該温水式熱交換器を介して外気を導入することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかの項記載の衣類乾燥機。
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