JP2803895B2 - 詰替え可能な容器 - Google Patents

詰替え可能な容器

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JP2803895B2
JP2803895B2 JP2200828A JP20082890A JP2803895B2 JP 2803895 B2 JP2803895 B2 JP 2803895B2 JP 2200828 A JP2200828 A JP 2200828A JP 20082890 A JP20082890 A JP 20082890A JP 2803895 B2 JP2803895 B2 JP 2803895B2
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誠 中川
登美夫 長尾
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トーメー産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、化粧品、食品、或いは医療品等の分野で使
用される液体容器、なかでもコンタクトレンズ処理液
(洗浄液、保存液、洗浄保存液及び消毒液等)等の液体
を収容する容器に係り、特に、収容液体を使い終えた後
に、新たに液体を詰め替えることの出来る容器に関する
ものである。
(背景技術) 従来より、液体収容容器として、所定の液体を収容す
る容器本体と、該容器本体の開口部に取り付けられるノ
ズル部材と、該ノズル部材を覆って容器本体に取り付け
られるキャップ部材とからなる容器が使用されている。
そして、そのような容器の中には、容器内の液体がなく
なると、液体を詰め替えることによって、継続して使用
出来るようにされているものがある。
而して、この液体の詰替えの際に、従来においては、
容器本体からのノズル部材の着脱を、指でノズル部材を
直接摘んで行なっていたために、手指が触れることによ
り、ノズル部材が細菌等にて汚染されてしまい、延いて
は収容液体等が汚染されてしまう危険性があった。特
に、コンタクトレンズ処理液等の、一般ユーザーによっ
て取り扱われるものに関しては、そのような手指との接
触による汚染の危険性が高いのである。
また、液体収容容器が、携帯用容器や目薬容器のよう
に小さいものである場合には、容器本体に液密に嵌合し
ている小さなノズル部材を摘むこと自体が厄介であり、
更に、詰め替えの際、ノズル部材を容器本体から外した
状態で、液体を補充するために、ノズル部材が紛失し易
いといった問題もあった。
(解決課題) 本発明は、このような事情の下に為されたものであっ
て、その解決課題とするところは、手指で直接に掴むこ
となく、ノズル部材を容器本体から着脱し得るように為
し、ノズル部材及び収容液体等が手指により汚染される
ことを防止することにあり、また詰め替えに際して、か
かるノズル部材の紛失の恐れも解消することにある。
(解決手段) そして、上記課題を解決するために、本発明にあって
は、所定の液体を収容する容器本体と、該容器本体の開
口部に着脱可能に嵌合せしめられるノズル部材と、該ノ
ズル部材を覆う状態で、前記容器本体に着脱可能に取り
付けられるキャップ部材とからなる容器において、前記
容器本体の開口部に液密に嵌合する嵌合部から容器本体
外へ延び出す前記ノズル部材の延出部の外周面に、係止
凹部を形成する一方、該凹部に係合可能な突起部を、前
記キャップ部材に設け、該突起部の該凹部への係合状態
下に該キャップ部材を容器本体から離脱せしめることに
より、前記ノズル部材が該容器本体から離脱されるよう
にしたのである。
(実施例) 以下に、本発明を更に具体的に明らかにするために、
本発明に従う液体容器の幾つかの例を、図面に基づいて
詳細に説明することとする。
先ず、第1図乃至第6図には、本発明に従う液体容器
の一例が示されている。そして、その第1図において、
液体容器10の容器本体12は、内部に収容する液体に影響
を与えず、また液体にて影響を受けない合成樹脂材料か
ら形成されて、弾性を有しており、該容器本体12の側部
を挟持して押圧することにより、内部の液体を開口部16
から流出させることが出来るようになっている。また、
全体として直方体形状を呈する容器本体12は、上面中央
部に形成された小径円筒状の首部14に開口部16を有して
おり、この開口部16に、ノズル部材18が着脱可能に嵌入
せしめられているのであり、以て該ノズル部材18の軸心
を貫通して設けられた内孔20を通じて、容器本体12に収
容されている液体を容器外部へ流出せしめ得るようにな
っている。
一方、容器本体12の開口部16の外周には、雄ねじ21が
設けられており、この雄ねじ21に螺合されて、有底角筒
形状のキャップ部材22が装着されているのであり、前記
ノズル部材18が、かかるキャップ部材22の中央穴24内に
収容されることによって、前記ノズル部材18が外気から
遮断されるようになっているのである。
なお、キャップ部材22における雌ねじ23は、中央穴24
の周面に開口部から所定深さで形成されている。また、
25は、液漏れ防止用のシール部材であり、その中央部分
にノズル部材18の先端部の曲面に対応した曲面凹部を有
し、ノズル部材18の先端部に密接して、内孔20の開口を
良好に塞ぎ得るようになっている。但し、かかる曲面凹
部は必ず設けなければならないものではなく、良好なシ
ールが為される場合には、平板状等のシール部材25を採
用しても何等差支えない。そして、シール部材25は、こ
のように一つの部材として構成する他、キャップ部材22
に一体に形成しても良い。なお、かかるシール部材25は
本発明においては必須の構成ではない。
ところで、このキャップ部材22は、第3図(a)〜
(d)において詳細に示される如きキャップ本体部26
に、第2図(a)〜(d)において詳細に示される如き
操作部材28が一体的に組み付けられて、構成されてい
る。より具体的には、キャップ本体部26には、前記中央
穴24に直交する貫通孔30が形成されており、該貫通孔30
内に、該貫通孔30の形状に一致する外形形状を有する前
記操作部材28が、スライドし得る状態で嵌め込まれ、第
1図、第4図及び第6図に示されるように組み付けられ
ているのである。
ところで、この操作部材28の中央部には、キャップ本
体部26の中央穴24に連続する空所32が設けられており、
また、容器本体12の開口部16に取り付けられたノズル部
材18は、実質的に、この空所32内に収容されることとな
る。そして、かかる空所32のスライド方向に対向する壁
面の一方(第1図において左側壁面)には、その下端に
空所32の中心方向へ突出する突起部34が形成されてお
り、操作部材28をスライドさせることにより、かかる突
起部34が、キャップ部材22の中央穴24内に突出、係合せ
しめられるようになっている。
なお、かかる操作部材28には、前記突起部34が形成さ
れている側壁に対向する側壁(第1図において右側側
壁)に、下面から所定高さで突出する係止部36が形成さ
れており、一方、キャップ本体部26の貫通孔30の一端側
(第1図において右端側)には、係止部36に対応する係
止段部38が形成されているところから、操作部材28を第
1図において右方へ押し出した後、該操作部材28を元の
位置に戻す際に、戻し過ぎることがないようになってい
る。
而して、前記ノズル部材18には、第5図に示されてい
るように、嵌合部40から容器本体12外へ延び出す延出部
42の外周面に、フランジ状の環状突条43が2本設けられ
ており、それら突条43,43間に環状溝部44が形成されて
いる。そして、かかる環状溝部44の形成位置は、前記操
作部材28の突起部34の形成位置に対応しており、以て操
作部材28をスライドさせることにより、突起部34が溝部
44内に突入せしめられ、係合状態となるようにされてい
るのである。即ち、本実施例においては、環状溝部44が
係止凹部とされているのである。
このような液体容器10においては、通常の使用時に
は、従来と同様に、キャップ部材22を回転させて容器本
体12から外し、ノズル部材18の内孔20を通じて、液体を
流出させることとなるが、収容液体がなくなり、液の詰
替えを行なう際には、次のようにして、直接手で触れる
ことなく、極めて簡単にノズル部材18を容器本体12から
取り外すことが出来るのである。
すなわち、先ず、容器本体12とキャップ部材22が螺合
によって連結せしめられた状態で、操作部材28を、止ま
るまで指で押して、スライドさせる。これにより、ノズ
ル部材18の環状溝部44内に操作部材28の突起部34を突入
せしめて、ノズル部材18がキャップ部材22から抜け出し
得ないように、係合状態とする。
しかる後、かかる係合状態下に、キャップ部材22を回
転させて容器本体12から取り外すのである。そうすれ
ば、環状溝部44において、操作部材28の突起部34に引っ
掛けられた状態で、ノズル部材18がキャップ部材22の取
外し方向へ同時に抜き出されることとなり、ノズル部材
18を容器本体12から容易に離脱させることが出来るので
ある(第6図参照)。
そして、液体の詰替えが終了した御は、取り外した状
態のままのキャップ部材22、即ち、操作部材28がスライ
ドされてキャップ部材22内にノズル部材18が固定されて
いる状態のキャップ部材22を、容器本体12に螺合せしめ
ればよい。それにより、操作部材28の突起部34にて、キ
ャップ部材22の取付け方向にノズル部材18が押し付けら
れて、キャップ部材22の取付けと同時に、ノズル部材18
を容器本体12の開口部16に嵌合せしめることが出来るの
である。そして、その後、スライドされている操作部材
28を、指で押し戻し、環状溝部44に対する突起部34の係
合を解除するのである。
要するに、かかる液体容器10にあっては、操作部材28
の突起部34が環状溝部44に係合した状態で、容器本体12
に対するキャップ部材22の着脱を行なうことにより、ノ
ズル部材18の着脱を行なうことが出来るのである。従っ
て、かかる液体容器10では、液体の詰替え時に、ノズル
部材18を手指で汚染することが良好に防止され得るので
あり、且つ小さなノズル部材18を指で掴むといった面倒
がなく、極めて容易に詰替え作業を行なうことが出来
る。
加えて、ノズル部材18は、キャップ部材22と共に容器
本体12に対して着脱され、キャップ部材22に収容された
状態で取り扱われることから、従来の如く、ノズル部材
18のみを別に取り外す場合に比べて、ノズル部材18を紛
失することが非常に少なくなったのである。
なお、容器本体12とキャップ部材22との着脱方法は、
本実施例の如き螺合の他に、嵌合や係止等の一般的な方
法が採用され得るが、本実施例のように、容器本体12と
キャップ部材22との着脱が螺合によって行なわれている
場合には、ノズル部材18を着脱させる際にも大きな力が
要らない利点があり、更にノズル部材18を容器本体12の
開口部16の軸心方向に沿って着脱させることが出来、ノ
ズル部材18が斜めになる危険性が少ない利点がある。
また、本実施例では、ノズル部材18が容器本体12の開
口部16に嵌入されて取り付けられていたが、第7図に示
すように、開口部16を有する首部14にノズル部材18を外
嵌させて取り付けても良い。更にまた、第8図に示すよ
うに、ノズル部材18に設ける環状溝部44は、ノズル部材
18の外面を刳り貫いて形成しても、何等差支えない。
以下に、本発明の他の幾つかの実施例を、図面に基づ
いて説明することとするが、それらの図において、上記
実施例と同様の構成を有するものについては、同じ符号
を付し、詳細な説明は省略することとする。
先ず、第9図乃至14図において示される液体容器46で
は、キャップ本体部26は、ノズル部材18の延出部42を収
容する部分において、外周が一回り小さくされた段付き
形状を呈しており(第12図参照)、その段付部48に対し
て、第13図(a)〜(c)及び第14図(a)〜(c)に
示される断面コ字状の一対の操作部材分割体45,47が外
嵌され、以て一体的なキャップ部材22が構成されている
のである(第10図参照)。つまり、ここでは、それら分
割体45,47により、操作部材28が構成され、そして該操
作部材28とキャップ本体部26とから、キャップ部材22が
構成されているのである。
なお、第12図(c)、(d)に現れているように、キ
ャップ本体部26の前記段付部48における対向する2側面
には、操作部材28のスライド方向に延びる溝50,50が形
成されている。一方、操作部材分割体45,47のそれぞれ
には、所定位置に、溝50に係合する一対の小突起52,52
が設けられており、それら溝50と小突起52の係合によっ
て、操作部材28がキャップ本体部26から脱落することが
防止せしめられるようになっているのである。
そして、このような操作部材28をスライド操作するこ
とにより、操作部材28の分割体45に設けられた突起部34
を、キャップ本体部26に形成された通孔53を通じて、キ
ャップ本体部26内に収容されているノズル部材18の環状
溝部44に係合せしめることが出来るのである。
従って、かかる液体容器46においても、操作部材28の
突起部34を、ノズル部材18の環状溝部44に係合させた状
態(第11図参照)で、キャップ部材22を容器本体12に対
して着脱することにより、ノズル部材18を容器本体12に
対して着脱せしめることが出来るのであり、前記実施例
と同様の効果が得られるのである。
次に、第15図乃至第19図において示される液体容器54
においては、第18図(a)〜(d)に示されているよう
に、キャップ本体部26に、中央穴24に直交する貫通孔30
が形成されていると共に、キャップ本体部26の上面及び
側面に渡ってコ字状に延びて、前記貫通孔30の一方の開
口と他方の開口をつなぐ係合溝56が形成されているので
ある。そして、かかる係合溝56に対して、可撓性を有す
る素材からなる断面コ字状の操作部材28(第19図(a)
〜(d)参照)が嵌合され、キャップ本体部26の上面部
において接合されることによって、第16図のような一体
的なキャップ部材22が構成されている。
このような液体容器54にあっては、キャップ部材22の
側面に位置する前記操作部材28の一対の可撓部58,58を
指で押し込むことにより、可撓部58,58のそれぞれの端
部に形成された一対の突起部34,34を、ノズル部材18の
環状溝部44に係合させることが出来る(第17図参照)。
そして、その状態でキャップ部材22を回転させることに
より、キャップ部材22の取り外しと同時にノズル部材18
を容器本体12から取り外すことが出来るのである。
なお、この操作部材28は、指の力を緩めると可撓部5
8,58が元の位置に復帰してノズル部材18が脱落してしま
うため、取り外し後は、キャップ部材22の開口を上にし
て置き、ノズル部材18をキャップ部材22内に収容した状
態に保持しておくのが好ましい。
そして、液体の詰替え後、再びノズル部材18を容器本
体12の開口部16に取り付ける際には、可撓部58,58を押
し込んで、ノズル部材18の環状溝部44に操作部材28の突
起部34,34を係合させた状態で、キャップ部材22を容器
本体12に螺合せしめることにより、ノズル部18の取り付
けを完了することが出来るのである。その後は、可撓部
58,58が自然に元の位置に復帰して、通常の使用状態に
戻ることとなる。
ところで、このように操作部材28に可撓部分を設ける
構成としては、また、第20図乃至第24図に示される液体
容器60のように、一つの可撓部58のみを設けるようにす
ることも可能である。
より具体的には、かかる操作部材28は、第24図(a)
〜(c)に示されている如く、一つの可撓部58の上端に
固定部64が形成され、可撓部58の下端に突起部34が形成
されている。一方、第23図(a)〜(d)に示されてい
るように、キャップ本体部26の一側面には操作部材28の
形状に対応した取付凹所62が設けられており、該取付凹
所62内に、前記操作部材28が、前記固定部64において固
定されることによって、第21図に示すキャップ部材22が
構成されているのである。
このような液体容器60にあっては、操作部材28の可撓
部58を押し込み操作することにより、前記突起部34が、
取付凹所62に形成された通孔66を通って、キャップ部材
22の中央穴24内に収容されているノズル部材18の環状溝
部44に係合せしめられ得るようになっているのである。
従って、かかる液体容器60においても、上述した液体
容器54と同様の操作手順によって、キャップ部材22の着
脱によって、ノズル部材18の着脱を行なうことが出来る
のである(第22図参照)。
また、第25図乃至第28図には、本発明の更に別の実施
例が示されている。即ち、かかる液体容器68の操作部材
28は、第28図(a)〜(c)に示されているように、支
柱部70の上端部側面から径方向外方へ突出する操作片72
が形成されていると共に、該操作片72の突出方向とは所
定の角度差をもって、支柱部70の下端部側面から径方向
外方へ突出する突起部34が形成されている。なお、この
ような角度差は、操作片72の操作量(回動量)との関連
で設けられているものであり、必ず設けなければならな
いものではない。
一方、キャップ本体部26については、第27図(a)〜
(c)に示されているように、上面に前記操作片72を収
容し得るように、操作片72の厚さに相当する深さの凹所
74が形成されていると共に、側壁部に前記操作部材28を
組み付ける縦孔76が形成されており、該縦孔76の下端に
連続して、操作部材28の突起部34の回動を許容する切欠
78が設けられているのである。
而して、このような液体容器68においては、通常の使
用時には、第25図の位置に操作片72を回しておくことに
より、突起部34を非係合位置に存在させ、以てキャップ
部材22のみが容器本体12から取り外されるようにして、
ノズル部材18より液体を流出させることとなる。
そして、液体の詰替え時には、第26図の位置に操作片
72を回動させることにより、突起部34をノズル部材18の
環状溝部44に係合させ、その状態でキャップ部材22を容
器本体12から取り外すことにより、同時にノズル部材18
を取り外すことが出来るのである。なお、詰替えが終了
した後には、操作片72を第26図の位置にしたまま、キャ
ップ部材22を容器本体12に螺合することによって、ノズ
ル部材18を容器本体12の開口部16に取り付けることが出
来るのである。しかる後、操作片72を第25図の位置に回
動せしめることにより、係合状態を解除することとな
る。
従って、かかる液体容器68にあっても、上述の液体容
器10,46等と同様の効果を得ることが出来るのである。
以上、本発明の幾つかの実施例について、詳細に説明
してきたが、本発明が、そのような実施例の記載によっ
て、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまで
もないところである。また、本発明には、以上の実施例
の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当
業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加
え得るものであることが、理解されるべきである。
例えば、前記実施例では、係止凹部は、何れも環状の
溝部として形成されていたが、その他、長溝部や穴部と
して形成しても何等差支えない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う容器に
あっては、キャップ部材に設けた突起部を、ノズル部材
の係止凹部に係合させた状態で、キャップ部材を容器本
体に対して着脱することにより、キャップ部材に収容し
た状態で、ノズル部材を簡便に容器本体に対して着脱せ
しめることが出来るのである。従って、ノズル部材に手
指が直接触れるようなことがなく、且つ小さなノズル部
材を指で掴む面倒もなく、液体の詰替え作業を行なうこ
とが出来るのであり、ノズル部材や収容液体が手指と接
触して汚染されることが良好に防止され得ると共に、良
好な作業性が得られるのである。
加えて、ノズル部材がキャップ部材に収容された状態
で着脱されるものであるところから、小さなノズル部材
が紛失することも、良好に防止され得るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本発明に従う液体容器の一例を示
しており、第1図は、液体容器の一部縦断面図であり、
第4図は、キャップ部材の正面図であり、第5図はノズ
ル部材を拡大して示す正面図であり、第6図は、第1図
に示す液体容器の操作状態を示す説明図である。また、
第2図(a)〜(d)は、第1図に示す液体容器の操作
部材を示しており、それぞれ、(a)は平面図、(b)
は縦断面図、(c)は正面図、(d)は右側面図であ
る。そして、第3図(a)〜(d)は、第1図に示す液
体容器のキャップ本体部を示しており、それぞれ、
(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は正面図、
(d)は右側面図である。 また、第7図はノズル部材の他の取付例を示す断面説明
図であり、第8図はノズル部材の別の例を示す縦断面図
である。 第9図乃至第14図は、本発明に従う液体容器に別の例を
示しており、第9図は液体容器の上部を示す縦断面図で
あり、第10図はキャップ部材の正面図であり、第11図は
操作状態を示す説明図である。また、第12図(a)〜
(d)は、キャップ本体部を示し、それぞれ、(a)は
平面図、(b)は縦断面図、(c)は正面図、(d)は
右側面図である。第13図(a)〜(c)及び第14図
(a)〜(c)は、それぞれ操作部材分割体を示し、共
に(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図
である。 第15図乃至第19図は、本発明に従う液体容器の更に別の
例を示しており、第15図は液体容器の上部を示す縦断面
図であり、第16図はキャップ部材の正面図であり、第17
図は操作状態を示す説明図である。また、第18図(a)
〜(d)は、キャップ本体部を示し、それぞれ、(a)
は平面図、(b)は縦断面図、(c)は正面図、(d)
は右側面図である。第19図(a)〜(d)は、操作部材
を示し、それぞれ、(a)は平面図、(b)は縦断面
図、(c)は正面図、(d)は右側面図である。 第20図乃至第24図は、本発明のまた別の実施例を示して
おり、第20図は液体容器の上部を示す縦断面図であり、
第21図はキャップ部材の正面図であり、第22図は操作状
態を示す説明図である。また、第23図(a)〜(d)
は、キャップ本体部を示し、それぞれ、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は縦断
面図である。第24図(a)〜(c)は、操作部材を示
し、それぞれ、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は右側面図である。 そして、第25図乃至第28図は、本発明の更にまた別の液
体容器の例を示しており、第25図は液体容器の通常の使
用状態を示す説明図であり、第26図はノズル部材の取り
外し操作状態を示す説明図である。また、第27図(a)
〜(c)はキャップ本体部を示し、それぞれ、(a)は
正面図、(b)は右側面図、(c)は縦断面図である。
更に、第28図(a)〜(c)は、操作部材を示し、それ
ぞれ、(a)は正面図、(b)は正面図、(c)は右側
面図である。 10:液体容器、12:容器本体 16:開口部、18:ノズル部材 22:キャップ部材 26:キャップ本体部 28:操作部材、34:突起部 40:嵌合部、42:延出部 44:環状溝部(係止凹部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65 39/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の液体を収容する容器本体と、該容器
    本体の開口部に着脱可能に嵌合せしめられるノズル部材
    と、該ノズル部材を覆う状態で、前記容器本体に着脱可
    能に取り付けられるキャップ部材とからなる容器におい
    て、 前記容器本体の開口部に液密に嵌合する嵌合部から容器
    本体外へ延び出す前記ノズル部材の延出部の外周面に、
    係止凹部を形成する一方、該凹部に係合可能な突起部
    を、前記キャップ部材に設け、該突起部の該凹部への係
    合状態下に該キャップ部材を容器本体から離脱せしめる
    ことにより、前記ノズル部材が該容器本体から離脱され
    るようにしたことを特徴とする詰替え可能な容器。
JP2200828A 1990-07-27 1990-07-27 詰替え可能な容器 Expired - Fee Related JP2803895B2 (ja)

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