JPH0725332Y2 - 塗布機能付きチューブ容器 - Google Patents
塗布機能付きチューブ容器Info
- Publication number
- JPH0725332Y2 JPH0725332Y2 JP1989015127U JP1512789U JPH0725332Y2 JP H0725332 Y2 JPH0725332 Y2 JP H0725332Y2 JP 1989015127 U JP1989015127 U JP 1989015127U JP 1512789 U JP1512789 U JP 1512789U JP H0725332 Y2 JPH0725332 Y2 JP H0725332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- tube container
- ointment
- container body
- fitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば軟膏、化粧用クリームあるいは糊など
の粘性物を容れ、これを押し出し直接指先で取らずに塗
布できるようにしたチューブ容器に関する。
の粘性物を容れ、これを押し出し直接指先で取らずに塗
布できるようにしたチューブ容器に関する。
従来この種のチューブ容器において、例えば軟膏を容れ
たものとしては、第5図に示すような容器がある。この
容器は、軟膏を容れた容器本体21の先部に円頭部22を取
付け、円頭部22の頂部に容器本体21内に連通する小孔23
を穿設したもので、容器本体21から押し出されて小孔23
から円頭部22上に絞り出された軟膏を、容器本体21も持
って患部に擦り込んでいた。
たものとしては、第5図に示すような容器がある。この
容器は、軟膏を容れた容器本体21の先部に円頭部22を取
付け、円頭部22の頂部に容器本体21内に連通する小孔23
を穿設したもので、容器本体21から押し出されて小孔23
から円頭部22上に絞り出された軟膏を、容器本体21も持
って患部に擦り込んでいた。
しかしながら、容器本体21を押して円頭部22上に絞り出
される軟膏は、容器本体21の押し加減によって多かった
り少なかったりしてその量が一定せず、軟膏を無駄に使
うことがあるばかりでなく、その量の多寡によって患部
への擦り込みも思うようにならないという問題点があっ
た。また、容器本体を持って塗布するので、指先でする
ように必要な圧力で調整しながら患部に擦り込むことが
困難なことは勿論、塗布範囲も患部以外の不要箇所まで
及ぶことが避けられず、どうしても粗略な塗布操作にな
ってしまうという問題点も有していた。
される軟膏は、容器本体21の押し加減によって多かった
り少なかったりしてその量が一定せず、軟膏を無駄に使
うことがあるばかりでなく、その量の多寡によって患部
への擦り込みも思うようにならないという問題点があっ
た。また、容器本体を持って塗布するので、指先でする
ように必要な圧力で調整しながら患部に擦り込むことが
困難なことは勿論、塗布範囲も患部以外の不要箇所まで
及ぶことが避けられず、どうしても粗略な塗布操作にな
ってしまうという問題点も有していた。
そこで本考案は前記事情に基づいてなされたものであ
り、常に一定量の軟膏を恰かも指先で塗布するような感
覚で患部に擦り込むことができ得る塗布機能付きチュー
ブ容器を提供することを目的とする。
り、常に一定量の軟膏を恰かも指先で塗布するような感
覚で患部に擦り込むことができ得る塗布機能付きチュー
ブ容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案は、チューブ容器本体
の口部に、嵌入部を口部の上方に有する筒状のホルダー
を取付け、この嵌入部に有底筒状のキャップを嵌脱自在
に嵌め込み、キャップの筒内を指先の挿入穴とすると共
に、前記口部の開口に対応するキャップの底部下面に、
なだらかな凹面状の窪みを形成することによって構成さ
れる。
の口部に、嵌入部を口部の上方に有する筒状のホルダー
を取付け、この嵌入部に有底筒状のキャップを嵌脱自在
に嵌め込み、キャップの筒内を指先の挿入穴とすると共
に、前記口部の開口に対応するキャップの底部下面に、
なだらかな凹面状の窪みを形成することによって構成さ
れる。
上記構成されるチューブ容器内に、たとえば軟膏が容れ
てある場合には、チューブ容器本体を押出すようにすれ
ば、キャップの窪みに軟膏が接触し、さらにキャップを
チューブ容器本体から取り外せば、キャップの窪みに一
定量の軟膏が付着している。このキャップの挿入穴に指
先を差し込み、恰も指先で塗布するが如くなだらかな凹
面状の窪みに付着している軟膏を患部の皮膚面に擦り込
むようにする。
てある場合には、チューブ容器本体を押出すようにすれ
ば、キャップの窪みに軟膏が接触し、さらにキャップを
チューブ容器本体から取り外せば、キャップの窪みに一
定量の軟膏が付着している。このキャップの挿入穴に指
先を差し込み、恰も指先で塗布するが如くなだらかな凹
面状の窪みに付着している軟膏を患部の皮膚面に擦り込
むようにする。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図及び第2図は本考案による塗布機能付きチューブ
容器の代表的な実施構造の一例を示すものであり、符号
1で示すのは、アルミニウムもしくはアルミニウム合金
または合成樹脂材にて成形したチューブ容器本体で、チ
ューブ容器本体1内に軟膏2を収容し、このチューブ容
器本体1の口部3にはホルダー4が螺着している。ホル
ダー4は全体として円筒状の形態を成しており、このホ
ルダー4の筒内には、口部3の上方位置に下端が口部3
の開口3Aに一致する開口となっている椀状の嵌入部5を
有している。また嵌入部5の内周面には螺子溝6が穿設
してある。
容器の代表的な実施構造の一例を示すものであり、符号
1で示すのは、アルミニウムもしくはアルミニウム合金
または合成樹脂材にて成形したチューブ容器本体で、チ
ューブ容器本体1内に軟膏2を収容し、このチューブ容
器本体1の口部3にはホルダー4が螺着している。ホル
ダー4は全体として円筒状の形態を成しており、このホ
ルダー4の筒内には、口部3の上方位置に下端が口部3
の開口3Aに一致する開口となっている椀状の嵌入部5を
有している。また嵌入部5の内周面には螺子溝6が穿設
してある。
符号7は前記嵌入部5に嵌脱自在に螺合するキャップで
あって、このキャップ7は指先を差し込む挿入穴8を形
成した有底円筒状の形状になっている。嵌入部5に螺合
するキャップ7の底部下面は、口部の開口3Aを塞ぐよう
になっていると共に、その底部下面に窪み9が形成して
ある。また、キャップ7の上部側周部分は嵌入部5から
食み出すようになっており、この食み出し部分はキャッ
プ7を嵌脱する際の摘み10となっている。
あって、このキャップ7は指先を差し込む挿入穴8を形
成した有底円筒状の形状になっている。嵌入部5に螺合
するキャップ7の底部下面は、口部の開口3Aを塞ぐよう
になっていると共に、その底部下面に窪み9が形成して
ある。また、キャップ7の上部側周部分は嵌入部5から
食み出すようになっており、この食み出し部分はキャッ
プ7を嵌脱する際の摘み10となっている。
尚、符号11はホルダー4に設けられている係合片であ
り、口部3の上端縁上に載置されていると共に、窪み9
の外周に形成したキャップ7の底部下面の環状溝12に係
合し、容器本体1内の軟膏2の嵌入部5への漏れを阻止
している。
り、口部3の上端縁上に載置されていると共に、窪み9
の外周に形成したキャップ7の底部下面の環状溝12に係
合し、容器本体1内の軟膏2の嵌入部5への漏れを阻止
している。
以上構成される本考案のチューブ容器を使用する場合に
は、チューブ容器本体1内の軟膏2を押し出すようにし
てキャップの窪み9に軟膏2を接触させた後、摘み10を
持って回してキャップ7を嵌入部5から取り出せば、キ
ャップ7の窪み9内に一定量の軟膏2が付着している。
このキャップの挿入穴8に指先(通常は人差指の指先)
を嵌め込んで(第3図参照)、この指の操作によって皮
膚面の患部に窪み9に付いている軟膏2を擦り込むもの
である。
は、チューブ容器本体1内の軟膏2を押し出すようにし
てキャップの窪み9に軟膏2を接触させた後、摘み10を
持って回してキャップ7を嵌入部5から取り出せば、キ
ャップ7の窪み9内に一定量の軟膏2が付着している。
このキャップの挿入穴8に指先(通常は人差指の指先)
を嵌め込んで(第3図参照)、この指の操作によって皮
膚面の患部に窪み9に付いている軟膏2を擦り込むもの
である。
上記の擦り込み操作をスムーズにするために、窪み9
は、なだらかな凹面に形成してある。
は、なだらかな凹面に形成してある。
尚、第4図は他の使用状態例を示すもので、挿入穴8に
指先が入らない場合や、チューブ容器との関係で挿入穴
が小径になっている場合に、キャップの摘み10を持って
患部に軟膏を塗ることもできる。
指先が入らない場合や、チューブ容器との関係で挿入穴
が小径になっている場合に、キャップの摘み10を持って
患部に軟膏を塗ることもできる。
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案
における要旨の範囲内において種々の変形例を包含して
いることは言うまでもない。たとえば、嵌入部内へのキ
ャップの嵌脱は、スナップ式であってもよい。また、チ
ューブ容器本体内に容れる粘性物は、化粧用クリームや
糊などであっても本考案を適用できることは勿論であ
る。
における要旨の範囲内において種々の変形例を包含して
いることは言うまでもない。たとえば、嵌入部内へのキ
ャップの嵌脱は、スナップ式であってもよい。また、チ
ューブ容器本体内に容れる粘性物は、化粧用クリームや
糊などであっても本考案を適用できることは勿論であ
る。
以上説明したように本考案は、チューブ容器本体のキャ
ップの下端部分に軟膏を付着し、このキャップに指先を
嵌め込んで、患部に軟膏を塗布できるようにしたので、
恰かも指先で皮膚面の患部に塗る如く適切な圧力で調節
しながら必要な範囲に軟膏を擦り込むことができる。ま
た、軟膏を付着させるキャップの下端部分に窪みがある
ため、1回の使用する軟膏の量を常に一定量だけ取り出
すことが可能となり、軟膏の無駄が防止でき、しかも該
窪みはなだらかな凹面状になっているので、擦り込み操
作をスムーズに違和感なく行うことができ、使用上も頗
る都合がよい。
ップの下端部分に軟膏を付着し、このキャップに指先を
嵌め込んで、患部に軟膏を塗布できるようにしたので、
恰かも指先で皮膚面の患部に塗る如く適切な圧力で調節
しながら必要な範囲に軟膏を擦り込むことができる。ま
た、軟膏を付着させるキャップの下端部分に窪みがある
ため、1回の使用する軟膏の量を常に一定量だけ取り出
すことが可能となり、軟膏の無駄が防止でき、しかも該
窪みはなだらかな凹面状になっているので、擦り込み操
作をスムーズに違和感なく行うことができ、使用上も頗
る都合がよい。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は本考
案の要部を示す縦断面図、第3図はその使用状態を示す
斜視図、第4図は他の使用状態例を示す斜視図、第5図
は従来品の一例を示す正面図である。 1…チューブ容器本体、2…軟膏(粘性物)、3…口
部、3A…口部の開口、4…ホルダー、5…嵌入部、7…
キャップ、8…挿入穴、9…窪み
案の要部を示す縦断面図、第3図はその使用状態を示す
斜視図、第4図は他の使用状態例を示す斜視図、第5図
は従来品の一例を示す正面図である。 1…チューブ容器本体、2…軟膏(粘性物)、3…口
部、3A…口部の開口、4…ホルダー、5…嵌入部、7…
キャップ、8…挿入穴、9…窪み
Claims (1)
- 【請求項1】粘性物(2)を収容したチューブ容器本体
(1)の口部(3)に、その上方に嵌入部(5)を有す
る筒状のホルダー(4)を取付け、指先を差し込む挿入
穴(8)を形成した有底筒状のキャップ(7)を、前記
嵌入部(5)に嵌脱自在に嵌め込み、チューブ容器本体
(1)の口部(3)の開口(3A)に対応するキャップ
(7)の底部下面に、粘性物(2)を付着させるなだら
かな凹面状の窪み(9)を形成したことを特徴とする塗
布機能付きチューブ容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989015127U JPH0725332Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 塗布機能付きチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989015127U JPH0725332Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 塗布機能付きチューブ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105864U JPH02105864U (ja) | 1990-08-22 |
JPH0725332Y2 true JPH0725332Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31226910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989015127U Expired - Lifetime JPH0725332Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 塗布機能付きチューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725332Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021111854A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 花王株式会社 | 容器 |
JP2021087530A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 花王株式会社 | 容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634747U (ja) * | 1979-07-17 | 1981-04-04 | ||
JPS56121652U (ja) * | 1980-02-18 | 1981-09-16 |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1989015127U patent/JPH0725332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021111854A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 花王株式会社 | 容器 |
JP2021087530A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 花王株式会社 | 容器 |
CN114727695A (zh) * | 2019-12-03 | 2022-07-08 | 花王株式会社 | 容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105864U (ja) | 1990-08-22 |
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