JP2000135848A - インク容器付きスタンプパッド - Google Patents

インク容器付きスタンプパッド

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JP2000135848A JP10310502A JP31050298A JP2000135848A JP 2000135848 A JP2000135848 A JP 2000135848A JP 10310502 A JP10310502 A JP 10310502A JP 31050298 A JP31050298 A JP 31050298A JP 2000135848 A JP2000135848 A JP 2000135848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンプパッドに補充用のインクを収容した
インク容器を取り出し易く収納して、インクが切れた場
合のインクの補充を容易に行うことができるスタンプパ
ッドを提供する。 【解決手段】 インクを含浸させたインクパッド５とイ
ンク容器３を収容するインク収容部６を有する本体１
と、該インクパッド５を被い本体１と着脱自在に設けた
キャップ２と、該インク収容部６に収納したインク容器
３と、該インク容器３を収納したインク収容部６の外側
を被い本体１と着脱自在に設けた尾栓４を具備するイン
ク容器付きスタンプパッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク容器付きス
タンプパッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、スタンプパッドはゴム印の捺印に
広く使用されている。スタンプパッドはゴム印の大きさ
により、各種の大きさや形状のもがあるが、その一例を
以下に示す。
【０００３】図７は従来のスタンプパッドの一例を示す
概略断面図である。同図に示す様に、従来のスタンプパ
ッドは、パッド台２１の上に、スポンジやフェルトなど
のインクを吸収する素材に顔料インクや染料インクを含
浸させたインクパッド２２を設け、該インクパッド２２
の上をキャップ２３で覆ってなるものである。パッド台
２１の周辺部には溝が刻設されており、その溝にキャッ
プ２３の周囲の先端部を嵌合してフタができ様に嵌脱自
在に形成されている。図８は、スタンプパッドのフタを
取った状態で、パッド台２１とインクパッド２２からな
るスタンプパットを示す概略斜視図である。
【０００４】また、最近はスタンプパッドがカラフルに
なり、各種の色のスタンプインクを用いたスタンプパッ
ドが市販されている。この様なスタンプパッドを使用し
てゴム印に捺印するには、図９に示す様に、ゴム印２４
をスタンプパッドのインクパッド２２に軽く押圧してイ
ンクを付け、紙、布、皮革、プラスチックなどの被捺印
物の必要な箇所に捺印して行う。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、キャップ
２３をパッド台２１に嵌合したり離脱してスタンプパッ
ドの使用を繰り返していると、キャップ２３がインクパ
ッド２２に触れてキャップ２３の内側にインクが付着し
て汚れてくることがある。
【０００６】また、上記の様に、ゴム印の捺印を繰り返
して行っていると、スタンプパッドに含浸されてるイン
クが消費されて次第に減少し、インクの補充をする必要
がある。
【０００７】従来はインクを補充するには、インクが無
くなった時に同色のインクが入ったインク容器を購入す
るか、またはあらかじめ補充用のインクが入ったインク
容器を購入し保管しておいて、そのインク容器からスタ
ンプパッドにインクを含浸させ補充していた。
【０００８】しかしながら、インクを購入する場合に、
同色のインクが無い場合や、使用頻度が少ないために少
量のインクで間に合う場合や、急にインクが必要な場合
などには、インクを入手するのに不都合を生じていた。
【０００９】また、スタンプパッドの製造販売業者は、
種類の多い補充用のインクを各単品毎に準備しておくこ
とは、コストが掛かり、在庫の負担が多く、また同色の
インクが無いなってしまったり、また使用頻度が少ない
インクの場合には長期間に亘って在庫するなどの在庫管
理が難しい等の不都合が生じていた。
【００１０】また、スタンプパッドのインクが切れた場
合には１回の使用で廃棄される、いわゆる使い捨てされ
る場合もしばしばあり、不経済であり、またゴミ処理が
増加する問題もあった。
【００１１】本発明は、この様な従来技術の欠点を改善
するためになされたものであり、スタンプパッドに補充
用のインクを収容したインク容器を取り出し易く収納し
て、インクが切れた場合のインクの補充を容易に行うこ
とができるスタンプパッドを提供することを目的とする
ものである。
【００１２】また、本発明は、スタンプパッドを繰り返
して使用しているうちに、キヤップの内側にインクが付
着して汚れてくるのを防止したスタンプパッドを提供す
ることを目的とするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、インク
を含浸させたインクパッドとインク容器を収容するイン
ク収容部を有する本体と、該インクパッドを被い本体と
着脱自在に設けたキャップと、該インク収容部に収納し
たインク容器と、該インク容器を収納したインク収容部
の外側を被い本体と着脱自在に設けた尾栓を具備するこ
とを特徴とするインク容器付きスタンプパッドである。
【００１４】前記キャップと本体が独立しており、離脱
時に分離する様に着脱自在に設けられているのが好まし
い。前記キャップに係合溝が設けられ、該係合溝が本体
に設けらた突起に摺動自在に係合し、前記係合溝と突起
が係合した状態を維持しながら、キャップが本体に着脱
するのが好ましい。
【００１５】また、本発明は、インクを含浸させたイン
クパッドとインク容器を収容するインク収容部を有する
本体と、該インクパッドを被い本体と着脱自在に設けた
キャップと、該インク収容部に収納したインク容器と、
該インク容器と結合し、インク容器を収納したインク収
容部の外側を被い本体と着脱自在に設けた尾栓を具備
し、インク容器を尾栓と同時に本体から着脱可能である
ことを特徴とするインク容器付きスタンプパッドであ
る。
【００１６】前記尾栓がインク容器のフタとなって尾栓
とインク容器が結合しているのが好ましい。前記尾栓と
インク容器が、尾栓の内側とインク容器の口部とが固着
して結合しているのが好ましい。前記尾栓とインク容器
が、尾栓の内側とインク容器の口部とが螺着して結合し
ているのが好ましい。
【００１７】前記キャップと本体が独立しており、離脱
時に分離する様に着脱自在に設けられているのが好まし
い。前記キャップに係合溝が設けられ、該係合溝が本体
に設けらた突起に摺動自在に係合し、前記係合溝と突起
が係合した状態を維持しながら、キャップが本体に着脱
するのが好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明のインク容器付きスタンプ
パッドは、補充用のインクを入れたインク容器を内蔵す
ることを特徴とするものであり、具体的には、インクを
含浸させたインクパッドとインク容器を収容するインク
収容部を有する本体と、該インクパッドを被い本体と着
脱自在に設けたキャップと、該インク収容部に収納した
インク容器と、該インク容器を収納したインク収容部の
外側を被い本体と着脱自在に設けた尾栓を具備すること
を特徴とする。
【００１９】本発明のインク容器付きスタンプパッドに
おいて、キャップはインクを含浸させたインクパッドを
被うために設けられ、そのキャップの取り付け方法は、
キャップと本体は独立しており、本体に装着した後、
離脱時に本体とキャップが分離する方法、またはキャ
ップに係合溝を設け、該係合溝が本体に設けらた突起に
摺動自在に係合し、着脱時にキャップと本体は係合溝と
突起が係合した状態を維持して離脱することがなく、キ
ャップを本体に装着した後、離脱時に本体とキャップが
分離することがなく着脱する方法のいずれでもよい。
【００２０】また、本発明のインク容器付きスタンプパ
ッドにおいて、補充用のインクを充填したインク容器は
本体のインク収容部に収納されるが、該インク容器と、
本体のインク収容部の外側を被う尾栓とは、それぞれ独
立した別々のものでもよく、あるいはインク容器の開口
部と尾栓がネジとなっつて螺着したり、又は密着して嵌
合したりして結合したものでもよい。
【００２１】上記の様に、本発明のインク容器付きスタ
ンプパッドは、補充用のインクを入れたインク容器を内
蔵しているために、使用中にインクパッドのインクが無
くなった時にすぐに補充することができ、別に同色のイ
ンクが入ったインク容器を購入し保管しておく必要がな
い。また、補充用の同色のインクが無くて、スタンプパ
ッドが１回の使用で廃棄されることがなく、経済的であ
り、またゴミ処理が増加することもない。
【００２２】したがって、スタンプパッドを製造販売す
る場合に、補充用のインクを各単品毎に準備しておくこ
とは、コストが掛かり、在庫の負担が多く、同色のイン
クが無いなってしまったり、また使用頻度が少ないイン
クの場合には長期間在庫するなどの在庫管理が難しい等
の不都合が生じるが、本発明のスタンプパッドによりこ
の様な在庫管理の問題は解消される。
【００２３】また、離脱時に本体とキャップが分離する
スタンプパッドを繰り返して使用しているうちに、キャ
ップがインクパッドに触れてキヤップの内側にインクが
付着して汚れてくることがあるが、本発明のキャップに
係合溝を設け、該係合溝が本体に設けらた突起に摺動自
在に係合し、キャップと本体は係合溝と突起が係合した
状態を維持しながら離脱することがないスタンプパッド
を用いると、キヤップの移動する軌道が係合溝と突起に
より規定されるために、着脱を容易に行うことができ、
また着脱時にキヤップがインクパッドに触れることがな
いために、キヤップの内側にインクが付着して汚れるこ
とを防止することができる。
【００２４】
【実施例】以下に実施例を挙げて図面に基づいて本発明
を具体的に説明する。
【００２５】実施例１ 図１は、本発明のスタンプパッドの一例を示す概略正面
図、図２はＡＡ線断面図、図３はＢＢ線断面図である。
【００２６】同図に示す様に、本発明のインク容器付き
スタンプパッド２０は、本体１、キャップ２、インク容
器３と尾栓４を具備するものである。本体１はインクを
含浸させたインクパッド５とインク容器３を収容するイ
ンク収容部６を有し、該インクパッド５を被い本体１と
着脱自在にキャップ２が設けられている。また、インク
収容部６には、容器フタ１６を設けたインク容器３が収
納され、該インク容器３を収納したインク収容部６の外
側を被って尾栓４が本体１と着脱自在に設けられてい
る。
【００２７】キャップ２と本体１とは、本体１に設けら
れたインクパッド５を覆う様に、キャップ２の周囲の先
端部１４は、本体１の周囲に設けられた凹部１０に嵌合
してフタができる様に嵌脱自在に形成されている。
【００２８】また、図１〜３はキャップ２と本体１とが
係合して設けられている状態を示し、キャップ２には２
個の突片８が設けられ、該突片８の各々には係合溝７が
設けられ、該係合溝７が本体に設けらた突起９に摺動自
在に係合し、キャップ２と本体１は係合溝７と突起９が
係合した状態を維持し離脱することがない。キャップ２
が本体１と着脱する場合には、キヤップ２が移動する軌
道が係合溝７と突起９により規定されるために、着脱を
容易に行なうことができ、また着脱時にキヤップがイン
クプパッドに触れることがなく、キヤップの内側にイン
クが付着して汚れることを防止することができる。な
お、図４に示す様に、キャップ２が全開した時のキャッ
プ２と本体１とのなす角度θは、９０°以上であり、特
に１０８°が好ましい。
【００２９】また、本体とキャップの材質は特に制限は
なく、プラスチックが好ましく、着色していても、透明
でもよい。
【００３０】また、本体１にはインク収容部６が設けら
れ、またインク収容部６にはインク容器３が収納され
る。インク容器３の大きさは特に制限はないが、少なく
とも３〜６回くらいの補充ができるインク量を収納する
容量があるものが好ましい。
【００３１】インク容器３を収納したインク収容部６の
外側を被って本体１に尾栓４が設けられる。尾栓４と本
体１とは、本体１の周囲に設けられた凹部１１に尾栓４
の先端部１５が嵌合して尾栓４でフタができる様に嵌脱
自在に形成されている。
【００３２】上記の様に、本実施例のインク容器付きス
タンプパッドは、本体１に補充用のインクを入れたイン
ク容器３を内蔵しているために、使用中にインクパッド
のインクが無くなった時には、尾栓４を開き、本体１か
らインク容器３を取り出して補充用の同色のインクを補
充することができる。
【００３３】実施例２ 図５は本発明のスタンプパッドの他の例を示す断面図で
ある。同図に示すスタンプパッドは、インク容器３の開
口部と尾栓４ａがネジとなっつて螺着したり、又は密着
して嵌合して結合し、尾栓４ａがインク容器３のフタと
なっている例を示すものであり、それ以外は実施例１と
同様の構成からなるものである。本実施例では、尾栓４
と同時にインク容器３を本体１から取り出すことができ
る。
【００３４】実施例３ 図６は本発明のスタンプパッドの他の例を示す断面図で
ある。同図に示すスタンプパッドは、キャップ２ａと本
体１が独立しており、離脱時には互に分離する様に着脱
自在に設けられている例を示すものであり、それ以外は
実施例１と同様の構成からなるものである。
【００３５】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、ス
タンプパッドに補充用のインクを収容したインク容器を
取り出し易く収納して、インクが切れた場合のインクの
補充を容易に行うことができ、経済的なスタンプパッド
を得ることができる。また、本発明は、スタンプパッド
を繰り返して使用しているうちに、キャップがインクパ
ッドに触れてキヤップの内側にインクが付着して汚れて
くるのを防止したスタンプパッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のスタンプパッドの一例を示す概略正面
図である。
【図２】図１のＡＡ線断面図である。
【図３】図１のＢＢ線断面図である。
【図４】キャップと本体とが係合して設けられている状
態を示す概略図である。
【図５】本発明のスタンプパッドの他の例を示す断面図
である。
【図６】本発明のスタンプパッドの他の例を示す断面図
である。
【図７】従来のスタンプパッドの一例を示す概略断面図
である。
【図８】従来のスタンプパットを示す概略斜視図であ
る。
【図９】従来のスタンプパッドを使用してゴム印に捺印
する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 本体 ２、２ａ キャップ ３ インク容器 ４、４ａ 尾栓 ５ インクパッド ６ インク収容部 ７ 係合溝 ８ 突片 ９ 突起 １０、１１ 凹部 １４，１５ 先端部 １６ 容器フタ ２０ インク容器付きスタンプパッド ２１ パッド台 ２２ インクパッド ２３ キャップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 インクを含浸させたインクパッドとイン
    ク容器を収容するインク収容部を有する本体と、該イン
    クパッドを被い本体と着脱自在に設けたキャップと、該
    インク収容部に収納したインク容器と、該インク容器を
    収納したインク収容部の外側を被い本体と着脱自在に設
    けた尾栓を具備することを特徴とするインク容器付きス
    タンプパッド。
  2. 【請求項２】 前記キャップと本体が独立しており、離
    脱時に分離する様に着脱自在に設けられている請求項１
    記載のインク容器付きスタンプパッド。
  3. 【請求項３】 前記キャップに係合溝が設けられ、該係
    合溝が本体に設けらた突起に摺動自在に係合し、前記係
    合溝と突起が係合した状態を維持しながら、キャップが
    本体に着脱する請求項１記載のインク容器付きスタンプ
    パッド。
  4. 【請求項４】 インクを含浸させたインクパッドとイン
    ク容器を収容するインク収容部を有する本体と、該イン
    クパッドを被い本体と着脱自在に設けたキャップと、該
    インク収容部に収納したインク容器と、該インク容器と
    結合し、インク容器を収納したインク収容部の外側を被
    い本体と着脱自在に設けた尾栓を具備し、インク容器を
    尾栓と同時に本体から着脱可能であることを特徴とする
    インク容器付きスタンプパッド。
  5. 【請求項５】 前記尾栓がインク容器のフタとなって尾
    栓とインク容器が結合している請求項４記載のインク容
    器付きスタンプパッド。
  6. 【請求項６】 前記尾栓とインク容器が、尾栓の内側と
    インク容器の口部とが螺着して結合している請求項４ま
    たは５記載のインク容器付きスタンプパッド。
  7. 【請求項７】 前記キャップと本体が独立しており、離
    脱時に分離する様に着脱自在に設けられている４乃至６
    のいずれかの項に記載のインク容器付きスタンプパッ
    ド。
  8. 【請求項８】 前記キャップに係合溝が設けられ、該係
    合溝が本体に設けらた突起に摺動自在に係合し、前記係
    合溝と突起が係合した状態を維持しながら、キャップが
    本体に着脱する４乃至６のいずれかの項に記載のインク
    容器付きスタンプパッド。
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