JPS6216215Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、液体化粧料等に使用する塗布容器に係
る。

本案は、塗布が容易で、液洩れがなく、且つ、
操作の容易な塗布容器を提供しようとするもので
ある。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、液体化粧料を収容する容器
本体、２は、該容器本体の口部１１に螺着した穂
筒、３は、該穂筒の外側に装着した圧搾カバー、
４は、穂筒の先端部に液通不能に固定した穂、５
は、容器本体の外側に被せて穂筒へ螺着した外装
カバー、６は、穂へ被せて穂筒へ着脱自在に嵌合
したキヤツプである。

容器本体１は、細長い透明体に形成し、口部１
１を広口に形成して、該口部の外周に螺条１２を
周設している。

穂筒２は、小さな外向きフランジ２４を有する
基部２３から内外に螺条２６，２７を周設した螺
筒２５を垂設して、該螺筒を以て容器本体の口部
１１へ螺着し、該口部１１の頂面とこれに対する
対向面との間にパツキング７を介在させている。
また、上部を細くして、先端部２１を閉塞すると
共に、先端部外面に凹部２８を形成し、先端部直
下の上部に内外に開通する窓孔２２を穿設し、基
部２３の上位点外周に圧搾カバー３を固定する嵌
合段部２９を形成している。

圧搾カバー３は、ゴム、軟質合成樹脂等の弾性
材から成り、中途部３２を外方へ膨出させて穂筒
２の上部に被せ、基部３３を肉厚にして穂筒の嵌
合段部２９へ嵌着し、先端を内方に向う弁部３１
に形成して、該弁部を穂筒２の先端部２１外縁へ
離間可能に圧接させている。

穂４は、獣毛、スポンジ等から成り、基部を穂
筒２の凹部２８へ嵌着固定している。

外装カバー５は、不透明にして容器本体１の外
側に被せ、上端部内周に螺溝５１を周設して穂筒
２の螺筒２５へ螺着し、周面の適所に覗窓５２，
５２を穿設している。

キヤツプ６は、穂４及び圧搾カバー３の外側に
被せるように形成し、周壁６１の下端を穂筒２の
基部２３へ着脱自在に嵌合している。

如上の構成であり、容器本体１内に液体化粧料
を収容して使用するが、化粧に供するときは、キ
ヤツプ６を外し、倒立させて、圧搾カバー３の膨
出した中途部３２を圧搾する。

これによつて、圧搾カバー３の弁部３１が穂筒
２の先端部外縁から離間して開弁状態となり、ま
た、液体化粧料が倒立によつて穂筒２内に入り更
に窓孔２２を経て圧搾カバー３内に入つているの
で、これが加圧されて穂４の周面へ向けて押し出
され、穂４に含浸される。

そこで、その穂４を以て顔面等へ塗布すればよ
い。

本案によれば、塗布が容易に行え、弁機構を備
えているので不使用時の液洩れがなく、また、圧
搾カバー３を圧搾することで開弁と液体への加圧
が行えて、操作が極めて容易であり、且つ、確実
迅速な液送りができ、頗る便利重宝である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例を示す截断側面図である。 １……容器本体、２……穂筒、３……圧搾カバ
ー、４……穂、５……外装カバー、６……キヤツ
プ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器本体１の口部１１に穂筒２を装着し、該穂
   筒の先端部２１に穂４の基部を液通不能に固定
   し、穂筒２の上部に内外に開通する窓孔２２を穿
   設すると共に、その外側にゴム、軟質合成樹脂等
   から成り中途部３２が外方へ膨出する圧搾カバー
   ３を被せて、該圧搾カバーの基端３３を穂筒２へ
   固定し、且つ、圧搾カバーの先端を内方に向う弁
   部３１に形成して、該弁部を穂筒２の先端部外縁
   へ離間可能に圧接させたことを特徴とする塗布容
   器。