JP2800841B2 - 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品 - Google Patents

不織布及びその製造方法並びに吸収性物品

Info

Publication number
JP2800841B2
JP2800841B2 JP2127929A JP12792990A JP2800841B2 JP 2800841 B2 JP2800841 B2 JP 2800841B2 JP 2127929 A JP2127929 A JP 2127929A JP 12792990 A JP12792990 A JP 12792990A JP 2800841 B2 JP2800841 B2 JP 2800841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
web
fibrous web
absorbent article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2127929A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0424263A (ja
Inventor
学 金田
匡史 松田
康浩 小森
幸夫 山原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2127929A priority Critical patent/JP2800841B2/ja
Publication of JPH0424263A publication Critical patent/JPH0424263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2800841B2 publication Critical patent/JP2800841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不織布及びその製造方法並びに吸収性物
品、更に詳しくは、紙オムツ、生理用ナプキン等の吸収
性物品の表面材として好適な凹凸を有する不織布及びそ
の製造方法並びに該不織布を表面材として用いた吸収性
物品に関するものである。
〔従来の技術〕
紙オムツ、生理用ナプキン等の吸収性物品の課題の一
つは、尿、軟便、経血等の体液の吸収性物品からの漏れ
を抑制または防止することである。そのために吸収性物
品を構成する部材、即ち、表面材、吸収体、裏面材等そ
れぞれに体液の漏れの抑制または防止に対する創意工夫
が施されている。
そして、表面材には、一般的に、不織布が多く用いら
れており、該不織布は、体液の吸収性を良くするために
親水性熱可塑性繊維で形成されていることが多い。ま
た、体液の滲出、漏れを防止するために、衛生用品の表
面材である不織布のサイド部または周囲部を疎水化する
試みがなされている。
一方、軟便や粘性の高い経血等の高粘性体液は、通常
の不織布ではその透過性が悪く、内部の吸収体に吸収さ
れるまでに不織布の表面を流れて衣類が汚れ、時には皮
膚がかぶれたりして不快感を伴なうことがある。
従来からこれらに対する対策としては、例えば、不織
布にピン、針等で穿孔する方法、ウェブを高速水流で交
絡させて孔明き状、網目状にする方法(特公昭62−6217
5号公報、62−28219号公報)、また、不織布の目付を小
さくしたり、太デニールの繊維で繊維間距離を大きくす
る方法等が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の不織布及びその製造方法は、そ
れぞれ以下のような課題を有していた。
即ち、ピン、針等で穿孔した不織布は、表面の孔周辺
に突起ができるため肌触りが悪い上に、穿孔の形態安定
性にも欠け、また、ウェブを高速水流で交絡させて穿孔
した不織布は、毛羽抜けが生じ易く、また、目付を大き
くしないと嵩高性が得られず、その上、繊維処理剤が高
速水流により脱落して熱可塑性繊維で構成されたものは
疎水性になってしまう虞れがあった。また、十分な交
絡、穿孔を付与するためには、加工速度を高速化でき
ず、しかも水流が製造装置の周辺に飛散して作業環境的
にも好ましくなく、しかも製造装置に錆を発生させると
いう課題があった。更に、網目状の不織布では、吸収体
に吸収された体液の戻りが大きく、表面材として用いた
場合、ドライ感が得られないという課題もあった。殊
に、吸収体は台紙によって包被されたものが多く、この
ような吸収体では軟便、経血等の高粘性体液が台紙にお
いて目詰まりを起こしがちであり、高粘性体液を透過し
得る不織布のみでは十分に対処できないという課題があ
った。
要するに、従来の不織布は、表面材として用いた場
合、いずれも高粘性を有する体液等の排泄物に対する透
過性はある程度認められるものの、液透過性としては必
ずしも十分でなく、また、吸収体における台紙での目詰
まり対策も十分でない上、吸収性物品の表面材として要
求される、体液の戻りの抑制性能、嵩高性、肌触り等の
風合などの特性も必ずしも満足し得るものではなかっ
た。
従って、本発明の目的は、吸収性物品の表面材として
用いた場合、高粘性を有する、体液等の排泄物を確実に
透過させ且つその漏れを確実に抑制または防止すると共
に高粘性物を保持した状態で低粘性物を透過させて吸収
体への吸収を良好にし、しかも表面材として要求される
肌触り等の諸特性をも合わせ持った総合的に優れた不織
布及びその製造方法並びに該不織布を表面材として用い
てその諸特性を活かした吸収性物品を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、高粘性液の流れを防止し得且つ透過性
に優れた形態を有する不織布及びその製造方法について
種々検討した結果、繊維ウェブに特定の手段によって凹
凸を形成すると共に、該繊維ウェブに他種の繊維ウェブ
を重合した後、各繊維ウェブに含有される熱可塑性繊維
を加熱融着することにとり上記目的を達成し得ることを
知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、鞘側
が芯側より融点が低い芯鞘型熱可塑性複合繊維を含有す
る上層の繊維ウェブと、鞘側が芯側より融点が低い芯鞘
型熱可塑性複合繊維を含有する下層の繊維ウェブとが一
体化された不織布であって、上記上層の繊維ウェブは、
少なくとも中央部において全体に分散する凸状部及び凹
状部が形成され、該凹状部の底面と該凸状部の底面との
高低差が0.5mmより大きく、且つ凹状部の繊維集合密度
が凸状部の繊維集合密度より低く、また、上記下層の繊
維ウェブは、実質的に繊維集合密度が均一で且つ、少な
くとも上記凹凸部の位置に存在していることを特徴とす
る不織布を提供するものである。
また、本発明は、肌に接触する表面材と、該表面材に
被覆された吸収体とを備え、体液等の排泄物を吸収する
吸収性物品において、上記表面材を上記不織布によって
形成したことを特徴とする吸収性物品を併せて提供する
ものである。
また、本発明は、上記不織布を製造する場合に好適な
製造方法として、熱可塑性繊維を含有する第1の繊維ウ
ェブ及び熱可塑性繊維を含有する第2の繊維ウェブをそ
れぞれ形成し、表面に凹凸が形成され該凹凸それぞれの
表面間の高低差が3〜10mmであり且つ凸部の数が10〜35
個/in2である、下側に配設された網目状の通気性コンベ
アと、3〜15メッシュの網目状に形成され、上側に配設
された通気性コンベアとからなる一対の通気性コンベア
により、上記第1の繊維ウェブを挟持した状態で搬送す
る間に、該繊維ウェブの表面に、上側の通気性コンベア
の上方から気体を噴射して下側の通気性コンベアの凹凸
に該繊維ウェブを追随させて該繊維ウェブに凹凸状部を
形成し、次いで、第1の繊維ウェブの少なくとも凹凸状
部の上方に第2の繊維ウェブを位置させて重ねた後、こ
れら両者を加熱し、それぞれの熱可塑性繊維を融着して
これら両者を一体化することを特徴とする上記不織布の
製造方法を併せて提供するものである。
〔作用〕
本発明の不織布を用いた吸収性物品によれば、着用時
に肌触りが良く接触し、着用後は少なくとも中央部にお
いて軟便、経血等の高粘性の体液を確実に透過させ、透
過した高粘性を体液のうち高粘性物を下層の繊維ウェブ
において保持した状態で低粘性物を吸収体へ透過させて
吸収体へスムーズに吸収させ、吸収体からの液戻りを抑
制または防止することができる。
また、本発明の不織布の製造方法によれば、熱可塑性
繊維を含有する第1の繊維ウェブを及び熱可塑性繊維を
含有する第2の繊維ウェブをそれぞれ形成し、凹凸を有
する通気性コンベアに第1の繊維ウェブを載置して該繊
維ウェブを載置した状態で搬送する間に該繊維ウェブの
表面に気体を噴射して通気性コンベアの凹部に該繊維ウ
ェブを追随させて該繊維ウェブに凹凸部を形成し、次い
で、第1の繊維ウェブの少なくとも凹凸状部の下方に第
2の繊維ウェブを位置させて重ねた後、これら両者を加
熱すると、それぞれの熱可塑性繊維が融着してこれら両
者が一体化した少なくとも凹凸部において二層構造を有
する不織布を製造することができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第9図に示す実施例に基づいて本発明
を説明する。尚、各図中、第1図は本発明の不織布の一
実施例を概念的に示す部分斜視図、第2図は第1図のII
−II線断面図、第3図は本発明の不織布の他の実施例を
示す第1図相当図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第
5図は本発明の不織布の更に他の実施例を示す第1図相
当図、第6図は第5図のVI−VI断面図、第7図は本発明
の不織布の製造方法を実施する場合に好適に用いること
ができる不織布の製造装置を示す斜視図、第8図は第7
図に示す製造装置の凹凸形成部に用いられた下側の通気
性コンベアの一部を示す平面図、第9図は第8図に示す
通気性コンベアの側面図である。
本実施例の不織布10は、熱可塑性繊維を含有する上層
の繊維ウェブ11と、熱可塑性繊維を含有する下層の繊維
ウェブ12とが一体化して形成されたもので、第1図に概
念的に示す如く、該上層の繊維ウェブ11は、その中央部
11Aにおいて全体に分散する凸状部11A1と凹状部11A2
が形成されており、該凸状部11A1の頂部は該中央部11A
に隣接する両端部11Bより突出している。該凹状部11A2
は、第1図、第2図において完全に開孔した状態として
表現されているが、本来は、繊維ウェブが周囲の凸状部
11A1に拡散して繊維集合密度が低く形成されている。換
言すれば、凹状部11A2を囲む凸状部11A1はそれだけ繊維
集合密度が高くなり、その結果として凹状部11A2の繊維
集合密度が凸状部11A1の繊維集合密度よりも低くなって
いる。また、このように凹状部11A2における繊維集合密
度が低くなり、該凹状部11A2が上述の如く実質的に開孔
した状態になっていることが好ましい。そして、上記凸
状部11A1と上記凸状部11A2とは、第1図に示す如く、交
互に規則的に配設されていることが好ましく、凹凸をこ
のように規則的に分散させることによって不織布10とし
ての外観上の品位を向上させることができる。また、凹
凸の好ましいピッチは3〜20mmで、このピッチが3mm未
満では凹凸が小さ過ぎて嵩高性が低下し、逆に、該ピッ
チが20mmを超えると凹凸が大き過ぎて外観上の品位のみ
ならず、高粘性の液体の吸収孔として機能する凹状部11
A2のピッチが大きくなって、高粘性の液体の透過性が低
下する。また、上記開孔部は、真円換算で孔径が、φ2
〜φ6mmであることが好ましく、また、上記凹状部11A2
の底面と上記凸状部11A1の底面との高低差hは、h>0.
5mmである。
一方、上記中央部11Aに隣接する両端部11B、11Bは、
それぞれ凸状部11A1及び凹状部11A2が形成されておら
ず、略平坦に形成され、繊維集合密度が実質的に均一に
形成され、肌触りの向上が図られている。
而して、本実施例の不織布10は、目付が15〜40g/m2
あることが好ましく、上層の繊維ウェブ11が9〜30g/
m2、下層の繊維ウェブ12が6〜31g/m2であることが好ま
しい。目付が低くなると、嵩高性が低い上に凹凸感も劣
り、液戻り性も悪化する。逆に、目付を必要以上に高く
しても、コスト的に不利である。また、下層の繊維ウェ
ブ12は、目付が6g/m2未満では高粘性液体の保持性を発
揮し難くなり、また31g/m2を超えても保持性能の向上が
認められない。
また、上層の繊維ウェブ11の中央部11Aにおける凸状
部11A1及び凹状部11A2の繊維集合密度は、不織布10の凸
状部11A1の頂部と凹状部11A2の底部との中間を境にし
て、中間より上方部分における繊維ウェブを凸状部11A1
に帰属する繊維ウェブ、中間より下方部分における繊維
ウェブを凹状部11A2に帰属する繊維ウェブとすると、上
記凸状部11A1の繊維集合密度は、1×10-5〜8×10-5g/
mm2、また、上記凹状部11A2の繊維集合密度は、0〜2
×10-5g/mm2であることが好ましい。ここで、繊維集合
密度は下記の式で定義され、微小区域での平均坪量を意
味する。
また、上記下層の繊維ウェブ12は、上層の繊維ウェブ
11の凸状部11A1と凹状部11A2とが分散する層において透
過した高粘性液体の高粘性物を保持する一方、高粘性体
液に含まれる低粘性液体を吸収体へ吸収させる保持層と
して機能するものである。上記下層の繊維ウェブ12は、
上記機能を発揮させる必要上、その平均繊維間距離が60
〜300μmであることが好ましく、より好ましくは100〜
250μmである。60μmより小さいと高粘性液体の引き
込み能力が格段に低下し、逆に300μmより大きいと高
粘性液体の引き込み能力が良好なる反面、上層の凹状部
11A2における開孔から下層の高繊度繊維が突出して触感
を損なう虞れがあり、また不織布全体としての強度が低
下する虞れがある。ここで、平均繊維間距離は、不織布
の厚さ、目付け及び構成ウェブの繊維繊度によって算出
されるもので、下記の式で定義される。
t;不織布の厚さ(m) w;不織布の目付け(g/m2) d;繊維ウェブを構成する繊維の繊度(デニール) 上記の式から明らかなように、平均繊維間距離は、繊
度dを大きくすることによって 液体の透過性を大きくすることができる。
上記上層及び下層それぞれの繊維ウェブを形成する熱
可塑性繊維としては、鞘側が芯側より融点が低い芯鞘型
熱可塑性複合繊維及び/または融点差のある貼合わせ型
熱可塑性複合繊維である。上記芯鞘型及び貼合わせ型の
何れの複合繊維でも高融点成分と低融点成分との間の融
点差が30℃以上あるものが好ましい。
上記芯鞘型複合繊維及び/又は貼合わせ熱可塑性複合
繊維を構成する繊維としては、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート(融点255℃)、ポリブチレンテレフタレ
ート(融点215℃)等のポリエステル系、ポリエチレン
(融点130℃)、ポリプロピレン(融点165℃)等のポリ
オレフィン系、ナイロン−6(融点220℃)、ナイロン
−66(融点260℃)等のポリアミド系、及びそれぞれの
変成ポリマー等からなる繊維が挙げられる。
また、上記各繊維ウェブは、上記芯鞘型熱可塑性熱可
塑性複合繊維及び/又は貼合わせ型熱可塑性複合繊維を
50重量%以上含有していることが好ましい。
上記複合繊維に、必要に応じ非複合繊維を所定量混合
してなる構成繊維により所定形状の繊維ウェブを形成し
た後、該複合繊維の低融点成分を加熱溶融することによ
り、上記構成繊維を一体化させることにより形成されも
のである。
上記繊維ウェブを加熱溶融する方法としては、該繊維
ウェブを一対の加熱ロールに通す方法をあるが、嵩高
性、風合い等を持たせることを考慮すると、後述の如く
加熱空気室に通す方法が好ましい。
また、上記複合繊維を構成する熱可塑性繊維の含有量
は上述の如く50重量%以上であることが好ましく、従っ
て、併用する非複合繊維の含有量は50%未満である好ま
しい。該複合繊維が50重量%未満では後述する吸収性物
品の表面材としての不織布の強度が得られない虞れがあ
る。
また、該非複合繊維としては、例えば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレ、ナイロン−6、ナイロン−66等からなる非複合
繊維が挙げられる。
また、不織布10の上下の各層に用いられる上記熱可塑
性繊維は、不織布の製造の工程及び吸収性物品の表面材
として用いた場合の風合い、強度、下層の繊維ウェブの
平均繊維間距離等を勘案すると、上層の繊維ウェブの繊
度が1〜6デニール、下層の繊維ウェブの繊度が3〜10
デニールであることが好ましい。尚、複合繊維及び非複
合繊維は、上述したものに限られるものでなく、必要に
応じて他の繊維を種々選択することができる。但し、レ
ーヨン、キュプラ、コットン等の非熱可塑性繊維は、毛
羽抜け、嵩高性の低下、強度等を考慮すると、吸収性物
品の表面材として用いる不織布の素材としては好ましく
ない。
本実施例の不織布10は、上述の如く、上層の繊維ウェ
ブ11における中央部11Aに規則的に分散する凸状部11A1
及び凹状部11A2が形成されており、凸状部11A1の繊維集
合密度が高いために、嵩高性(クッション性)を有して
おり、吸収性物品の表面材として用いると、液戻りがし
にくく、また、凹状部11A2の繊維集合密度が低く、且つ
実質的に開孔状態にあるため、高粘性の液体に対する透
過性に優れており、更に、下層の繊維ウェブ12の平均繊
維間距離が通常の不織布よりも大きいため、高粘性液体
の透過性に優れ且つ下層における高粘性物の保持性に優
れ、全体として表面材としての良好な風合を備えてい
る。
また、第3図及び第4図は本発明の他の実施例の不織
布10を示す図で、本実施例の不織布10は、同図に示す如
く、上層の繊維ウェブ11の全面に凹凸状部11A1、11A2
形成されている以外は全て上記実施例と同様に構成され
ている。従って、本実施例の不織布10においても第1図
及び第2図に示す不織布10に準じた作用効果を期するこ
とができる。
また、第5図及び第6図は本発明の更に他の実施例の
不織布10を示す図で、本実施例の不織布10は、同図に示
す如く、第1図及び第2図に示す不織布10のうち、下層
の繊維ウェブ12が上層の繊維ウェブ11の中央部11Aに位
置して存在し、両端部11B、11Bに存在していないこと以
外は全て第1図及び第2図に示す不織布10と同様に構成
されている。従って、本実施例の不織布10においては、
上層の繊維ウェブ11の中央部11を透過した高粘性液体を
該中央部11Aの下側にのみ存在する下層の繊維ウェブ12
で保持するため、上層の繊維ウェブ11の両端部11B、11B
への高粘性液体の滲み、拡散を抑制することができ、し
かも下層に用いられる繊維ウェブの使用量を節約するこ
とができる。
次に、上記不織布10を用いた本発明の吸収性物品の一
実施例について説明する。
本実施例の吸収性物品は、肌に接触する液透過性の表
面材(表面シート)と、該表面シートを被覆された吸収
体と、該吸収体の裏面を被覆する裏面シートとを備えた
基本構造を有し、尿、便、経血等の排泄物を吸収、ある
いは収容保持するもので、このような吸収性物品として
は、例えば、従来公知の使い捨ておむつ、失禁パッド、
成人用おむつあるいは生理用ナプキン等がある。
而して、本吸収性物品は、表面シートが既に詳述した
前記各不織布10によって形成され、第1図、第2図また
は第5図、第6図に示す不織布10を用いた場合には、該
表面シートの長手方向の中央部に不織布10における上層
の繊維ウェブ11における凸状部11A1及び凹状部11A2を有
する中央部11Aが位置して、また、幅方向の両端部に不
織布10における繊維集合密度が均一な両端部11B、11Bが
それぞれ位置に、また、第2図、第3図に示す不織布10
を用いた場合には、凸状部11A1及び凹状部11A2が全面に
分散している。また、該不織布10を表面材として用いる
場合には、中央部11Aが親水性で、両端部11B、11Bが疎
水性であることが好ましい。また、吸収体は、従来公知
のもの、例えば、解砕パルプを主材とした高分子吸収ポ
リマーを併用したもの、熱可塑性樹脂、セルロース繊
維、高分子吸収ポリマーの混合物に熱処理したものがあ
る。尚、本吸収性物品には、その用途に応じてギャザー
形成用の弾性部材等の適宜設けることができる。
本吸収性物品は、表面シートとして上記不織布10を備
えているため、着用時に嵩高性の凸状部A1において肌に
ソフトに接触し、接触した状態で中央部の凹凸によって
軟便、経血等の高粘性体液が流れることなく、しかも繊
維集合密度の低い実質的に開孔した凹状部11A2から高粘
性体液が吸収体へ透過し且つ高粘性液の戻りを抑制また
は防止することができ、また、両端部において均一な繊
維集合密度を有する平坦面で該当部に肌触り良く接触
し、しかも高粘性体液中の高粘性物が下層の繊維ウェブ
12において保持され、低粘性物が吸収体へ効率よく透過
する。
次に、第7図〜第9図に基づいて上記不織布10を製造
する本発明方法の一実施態様について説明する。
本発明の不織布の製造方法を実施する場合に好適に用
いられる不織布の製造装置は、第7図に示す如く構成さ
れている。
即ち、上記製造装置は、上層の繊維ウェブの全面に凹
凸が分散する第3図、第4図に示す不織布10を製造する
もので、第7図に示す如く、第1図の繊維供給部20によ
って供給された第1の繊維から第1の繊維ウェブ11″を
形成する第1のカード機30と、第1のカード機30の下流
側における水平コンベア40によって搬送される第1の繊
維ウェブ11″を受け取り、該繊維ウェブ11″に凹凸を形
成する凹凸形成部50を備えている。該凹凸形成部50は、
第1の繊維ウェブ11″を挟持しつつ搬送する一対の通気
コンベア51、52を上下に備えている。下側に配設された
通気性コンベア51は、第8図、第9図に示す網目状の無
端状コンベアで、表面に凹凸が形成され、その高低差
h′を3〜10mmに設定することが好ましい。高低差h′
が3mm未満では、後述の如く、繊維ウェブ11″に凹凸ま
たは凹凸に穿孔を併せて形成することが難く、逆に10mm
を超えると凹凸形成後の繊維ウェブ11′が通気性コンベ
ア51から剥離し難しくなり好ましくない。更に、凸部の
数は10〜35個/in2に設定されていることが好ましい。凸
部の数が10個/in2未満では噴射空気流によって構造繊維
が飛散し易く、35個/in2を超えると凹凸形成が難くなり
好ましくない。一方、上側に配設された通気性コンベア
52は、3〜15メッシュの網目状に形成され、第1の繊維
ウェブ11″を下側の通気性コンベア51に押し付けて該繊
維ウェブ11″を挟持し得るよう実質上平坦に形成された
無端状コンベアで、4本のロールで回転支持されてい
る。
また、上記凹凸形成部50は、一対の通気性コンベア5
1,52で挟持した第1の繊維ウェブ11″に上方から空気を
噴射して該繊維ウェブ11″を下側の通気性コンベア51の
表面凹部に侵入、追随させる空気噴射装置53を備えてい
る。該空気噴射装置53は、上側の通気性コンベア52の回
転内部に側方から挿設された噴射用ダクト53Aと、下側
の通気性コンベア51の回転内部に側方から挿設された回
収用ダクト53Bとを備え、ブロワー53Cによって、噴射用
ダクト53Aから通気性コンベア52通過させて該通気性コ
ンベア52で押し付けた第1の繊維ウェブ11″全面に空気
を噴射して第1の繊維ウェブ11″が噴射用ダクト53Aの
下を搬送される間に通気性コンベア51の凹凸表面で凹凸
を形成するようにしている。また、第1の繊維ウェブ1
1″、下側の通気性コンベア51を通過した空気流は回収
用ダクト53Bを経由してブロワー53Cに還流するようにな
されている。而して、ブロワー53Cによる空気の噴射速
度は、第1の繊維ウェブ11″に対して20〜200m/sec.に
設定することが好ましい。20m/sec.未満では凹凸または
凹凸に穿孔を併せて形成することが難しく、逆に200m/s
ec.を超えると第1の繊維ウェブ11″に乱れが生じ、ま
た、ブロワー53Cのエネルギー負荷が過大になり不経済
になりがちである。また、噴射空気流のエネルギー損失
を最小にするためには、実質的に平坦な網状の通気性コ
ンベア52側から、可能な限り該通気性コンベア52に近接
した回転内部位置から噴射させることが好ましい。更に
噴射口の形状は、オリフィス状の細孔を多数設けた場合
でも可能であるが、スリット状の方がエネルギー損失を
軽減し得て好ましい。一方、通気性コンベア51、52によ
る搬送速度は、空気の噴射速度との関係において設定さ
れ、10〜100m/min.に設定することが好ましい。
また、凹凸または凹凸に穿孔を併せて形成された上記
第1の繊維ウェブ11′は、下降する傾斜コンベア60及び
これに連設された水平コンベア70、70介して下流側へ搬
送されて後述の第2の繊維ウェブと合流して上下二層か
らなる半製品10′を形成するようになされている。
また、上記製造装置は、第7図に示す如く、第1のカ
ード機30を下流側で且つ水平コンベア70の上方に位置さ
せた第2の繊維供給部80と、第2の繊維供給部80によっ
て供給された第2の繊維から第2の繊維ウェブ12′を形
成する第2のカード機90と、第2のカード機90によって
形成された第2の繊維ウェブ12′を下降させて水平コン
ベア70によって搬送される上記繊維ウェブ11′に合流、
重合させる傾斜コンベア100をそれぞれ下流側へ順次備
え、上下二層からなる不織布10の半製品10′を上昇する
傾斜コンベア110によって熱処理部120を通過させるよう
に構成されている。
上記半製品10′は、熱処理部120によって加熱処理さ
れ、第2の繊維ウェブ12′と全面に凹凸または穿孔を有
する凹凸が形成された第1の繊維ウェブ11′とがそれぞ
れ重合された状態で熱融着されて第3図、第4図に示す
如く一体化する。尚、熱処理部120としては、加熱空気
室あるいは加熱ロール対等が用いられる。
上記熱処理部120の下流側にはカッター130が所定間隔
をもって4個並設され、半製品10′の両側縁及び中央に
おいて流れ方向に切断して巻取機140で3本の不織布10
として巻き取るようになされている。尚、所定間隔は、
該不織布10の表面材とする吸収性物品に即した間隔にす
ることが好ましい。
次に、本発明の不織布の製造方法の一実施態様につい
て説明する。
まず、熱可塑性繊維を含有する繊維を第1の繊維供給
部20から第1のカード機30へ供給すると、第1のカード
機30において第1の繊維ウェブ11″を形成した後、凹凸
形成部50の上下一対の通気性コンベア51、52によって第
1の繊維ウェブ11″を搬送して凹凸形成部50を通過する
間に、ブロワー53C、噴射用ダクト53Aを介して全幅に空
気を噴射して凹凸状部11A1及び凹状部11A2または凹凸状
部11A1、11A2及び凹状部11A2が開孔して全面に分散する
第1の繊維ウェブ11′を形成して水平コンベア70、70に
よって搬送する。一方、熱可塑性繊維を含有する繊維を
第2の繊維供給部80から第2のカード機90へ供給する
と、第2のカード機90において第2の繊維ウェブ12′を
形成して傾斜コンベア100によって搬送する。然る後、
第1の繊維ウェブ11′と第2の繊維ウェブ12′それぞれ
の全面を水平コンベア70の下流端近傍において重合させ
て傾斜コンベア110によって熱処理部120へ搬送してこれ
ら両者を融着一体化して半製品10′を形成する。その
後、搬送される間に、スリッター130によって切断し
て、分散する凹凸状部11A、11Bを有する不織布10を形成
して巻き取り部140によって3本のロール状として巻き
取る。
従って、本実施態様によれば、上層の繊維ウェブ11に
凹凸状部11A1、11A2を有し、下層に平均繊維間距離の大
きい繊維ウェブ12を有する不織布10を容易且つ高速に製
造することができる。
また、第1図、第2図に示す不織布10を製造する場合
には、凹凸形成部50の噴射用ダクト53Aの噴射口の形状
を変更することによって対処することができる。即ち、
第1の繊維ウェブ11″の幅方向に所定間隔をもった複数
の噴射口を用いることによって、空気が噴射されない部
位を平坦面とすることによって、第1図、第2図に示す
不織布10を製造することができる。
また、第5図、第6図に示す不織布10も上記各製造装
置に準じた装置を用いることによって製造することがで
きる。
以下、本発明の不織布について更に下記実施例に基づ
いて具体的に説明する。
実施例1 本実施例では、第7図〜第9図に示す不織布の製造装
置によって発明品1を下記の如く作製した。
親水性界面活性剤0.3重量%で表面に親水性を付与し
たポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンの芯鞘型
熱可塑性複合繊維(3デニール×51mm)からなる目付け
20g/m2の第1の繊維ウェブ11″を第1のカード機30で形
成し、次いで該繊維ウェブ11″をいずれも通気性を有す
る凹凸支持体ネット51及び平織りネット52の間に挟持
し、該繊維ウェブ11″に空気を噴射して凹凸支持ネット
51の凹部に該繊維ウェブ11″を押し込むことにより、繊
維の粗密部分を所定のピッチで形成し、次いで、この状
態で同様の方法で加熱空気(140℃)を噴射して、予備
的にポリエチレンを溶融して保型性、搬送性を良くした
後、コンベア60、70で搬送する。一方、親水性界面活性
剤0.3重量%で表面に親水性を付与したポリエチレンテ
レフタレート/ポリエチレンの芯鞘型熱可塑性複合繊維
(8デニール×51mm)からなる目付け15g/m2のウェブを
第2のカード機90で第2の繊維ウェブ12′を形成し、次
いで、第2の繊維ウェブ12′をコンベア100で下流側へ
搬送して上述の第1のカード機30、凹凸形成部50におい
て形成された第1の繊維ウェブ11′に積層した後、熱処
理部120において加熱空気140℃で熱処理することによっ
て各繊維ウェブ11′、12′の可塑性繊維をそれぞれ融着
させて、上層が分散する凸状部11A1及び凹状部11A2を有
し、且つ凹状部11A2が実質的に開孔し、また、下層が実
質的に繊維集合密度が均一になって一体化した不織布10
を作製した。尚、上記不織布10において、上層の繊維ウ
ェブ11の凹凸の平均ピッチ5.5mm、開孔部の平均孔径が
φ2.5mm、凸状部11A1の繊維集合密度が2.9×10-5g/m
m2、凹状部11A2の繊維集合密度が7.0×10-5g/mm2、下層
の繊維ウェブ12の平均繊維間距離250μmであった。
比較例1 本比較例では、下層に3デニールの繊維を使用した以
外は全て上記の実施例1と同様の方法で不織布を作製
し、これを比較品1とした。
比較例2 本比較例では、下層の繊維ウェブを省略した以外は全
ての上記実施例1と同様の方法で上層のみからなる凹凸
状不織布を作製し、これを比較品2とした。
比較例3 本比較例では、上層の繊維ウェブを省略した以外は全
て上記実施例1と同様の方法で下層のみからなる不織布
を作製し、これを比較品3とした。
上記の発明品1及び比較品1〜3の不織布について、
下記表−1に記載した評価項目の試験を行い、その結果
を同表の該当欄に併記した。
上記表−1に示す結果によれば、本発明品1は、比較
品1〜3と比較して高粘性液である人工軟便の透過性の
みならず、該液の戻り性も極めて少なく、併せて吸収性
物品の表面材に要求される諸特性をも満足していること
が判る。
尚、本発明の不織布を上記実施例に基づいて具体的に
説明したが、本発明の不織布は、上記実施例に何ら制限
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更することができる。例えば、凹状部の開孔部
は、明確な孔でなくともよく、実質的には開孔状態にあ
ればよい。また、上記開孔部は必ずしもなくともよく、
凹状部分は体液が透過可能な程度に窪み、且つ繊維集合
密度が低く形成されていればよく、更に不織布の凹凸形
状は規則的には配設されていなくてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の不織布、高粘性液体を上層の繊維ウェブの凹
状部において確実に透過させることができ且つその凸状
部において液の逆戻りを抑制すると共に、下層の繊維ウ
ェブにおいて高粘性液体の高粘性物を保持し、低粘性物
を確実に透過させることができ、しかも肌触り、風合等
の表面材としての諸特性に優れたものである。
また、本発明の吸収性物品は、上記不織布を用いられ
ているため、軟便、経血等の高粘性体液の透過性に優れ
且つ該高粘性体液の逆戻りを抑制することができると共
に、高粘性物を保持して低粘性物を吸収体に吸収させこ
とができ、吸収体の台紙における目詰まり対策に優れた
ものである。
また、本発明の不織布の製造方法によれば、吸収性物
品の表面材として好適な上記不織布を容易且つ高速度で
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不織布の一実施例を概念的に示す部分
斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は本
発明の不織布の他の実施例を示す第1図相当図、第4図
は第2図のIV−IV断面図、第5図は本発明の不織布の更
に他の実施例を示す第1図相当図、第6図は第5図のVI
−VI断面図、第7図は本発明の不織布の製造方法を実施
する場合に好適に用いることができる不織布の製造装置
を示す斜視図、第8図は第7図に示す製造装置の凹凸形
成部に用いられた下側の通気性コンベアの一部を示す平
面図、第9図は第8図に示す通気性コンベアの側面図で
ある。 10;不織布 11;上層の繊維ウェブ 11A;中央部、11A1;凸状部 11A2;凸状部 12;下層の繊維ウェブ 11′、11″;第1の繊維ウェブ 12′;第2の繊維ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04H 1/54 A41B 13/02 E (72)発明者 山原 幸夫 栃木県宇都宮市上戸祭町2910―61 (56)参考文献 特開 昭62−170565(JP,A) 特開 昭63−24944(JP,A) 特開 昭62−276002(JP,A) 特開 平3−146755(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞘側が芯側より融点が低い芯鞘型熱可塑性
    複合繊維を含有する上層の繊維ウェブと、鞘側が芯側よ
    り融点が低い芯鞘型熱可塑性複合繊維を含有する下層の
    繊維ウェブとが一体化された不織布であって、 上記上層の繊維ウェブは、少なくとも中央部において全
    体に分散する凸状部及び凹状部が形成され、該凹状部の
    底面と該凸状部の底面との高低差が0.5mmより大きく、
    且つ凹状部の繊維集合密度が凸状部の繊維集合密度より
    低く、 また、上記下層の繊維ウェブは、実質的に繊維集合密度
    が均一で且つ、少なくとも上記凹凸部の位置に存在して
    いる ことを特徴とする不織布。
  2. 【請求項2】上層の繊維ウェブ部における凹状部が実質
    的に開孔している請求項(1)記載の不織布。
  3. 【請求項3】下層の繊維ウェブの平均繊維間距離が80〜
    300μmである請求項(1)記載の不織布。
  4. 【請求項4】肌に接触する表面材と、該表面材に被覆さ
    れた吸収体とを備え、体液等の排泄物を吸収する吸収性
    物品において、上記表面材を請求項(1)または(2)
    記載の不織布によって形成したことを特徴とする吸収性
    物品。
  5. 【請求項5】熱可塑性繊維を含有する第1の繊維ウェブ
    及び熱可塑性繊維を含有する第2の繊維ウェブをそれぞ
    れ形成し、表面に凹凸が形成され該凹凸それぞれの表面
    間の高低差が3〜10mmであり且つ凸部の数が10〜35個/i
    n2である、下側に配設された網目状の通気性コンベア
    と、3〜15メッシュの網状に形成され、上側に配設され
    た通気性コンベアとからなる一対の通気性コンベアによ
    り、上記第1の繊維ウェブを挟持した状態で搬送する間
    に、該繊維ウェブの表面に、上側の通気性コンベアの上
    方から気体を噴射して下側の通気性コンベアの凹凸に該
    繊維ウェブを追随させて該繊維ウェブに凹凸状部を形成
    し、 次いで、第1の繊維ウェブの少なくとも凹凸状部の上方
    に第2の繊維ウェブを位置させて重ねた後、これら両者
    を加熱し、それぞれの熱可塑性繊維に融着してこれら両
    者を一体化する ことを特徴とする請求項(1)記載の不織布の製造方
    法。
JP2127929A 1990-05-17 1990-05-17 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品 Expired - Fee Related JP2800841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2127929A JP2800841B2 (ja) 1990-05-17 1990-05-17 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2127929A JP2800841B2 (ja) 1990-05-17 1990-05-17 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424263A JPH0424263A (ja) 1992-01-28
JP2800841B2 true JP2800841B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=14972130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2127929A Expired - Fee Related JP2800841B2 (ja) 1990-05-17 1990-05-17 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2800841B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3361267B2 (ja) * 1998-02-24 2003-01-07 株式会社ブリヂストン 繊維積層成形体
SE518130C2 (sv) * 1998-10-05 2002-08-27 Sca Hygiene Prod Ab Absorberande alster med termoplastiska fibrer i vätske överföringsskiktet
DE19947582C1 (de) * 1999-10-02 2001-08-02 Hartmann Paul Ag Verbundwerkstoff zur Bildung einer körperzugewandten Lage bei einem Hygieneartikel sowie Hygieneartikel
JP4548967B2 (ja) * 2001-04-18 2010-09-22 花王株式会社 吸収性物品
JP4056364B2 (ja) * 2002-11-18 2008-03-05 花王株式会社 吸収性物品
JP4410022B2 (ja) 2004-04-27 2010-02-03 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
KR20100033209A (ko) * 2008-09-19 2010-03-29 유한킴벌리 주식회사 물리적 또는 열적 변형 없이 천공된 부직포를 제조하는 방법 및 그 부직포를 구비하는 흡수제품
JP5477123B2 (ja) * 2010-04-02 2014-04-23 Jnc株式会社 熱風処理不織布加工装置および加工方法
JP5498474B2 (ja) * 2011-12-14 2014-05-21 花王株式会社 積層不織布の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614946B2 (ja) * 1986-01-20 1994-03-02 ユニ・チヤ−ム株式会社 吸収性物品の表面材およびその製法
JPH06102070B2 (ja) * 1986-05-20 1994-12-14 ユニ・チヤ−ム株式会社 使い捨ておむつの表面構造
JPS6324944A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 ユニ・チヤ−ム株式会社 使い捨て吸収性物品
JP2790875B2 (ja) * 1989-10-25 1998-08-27 花王株式会社 吸収性物品の表面シート及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0424263A (ja) 1992-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0235309B1 (en) Facing for absorptive articles and process for making it
JP2728921B2 (ja) 凹凸を有する不織布の製造方法
KR100369952B1 (ko) 개인위생 흡수성 제품용 액체 흡수성 재료
EP0937792B1 (en) Method of producing a fibrous layer, for an absorbent article
EP1274383B1 (en) Fibrous material layer, method for its manufacture, and absorbent article comprising the material layer in question
KR20070048213A (ko) 확장가능한 흡수 코어 및 흡수 물품
KR20090023339A (ko) 부직포
KR20090023338A (ko) 부직포
JP2008546924A (ja) タフト化した繊維ウェブ
EP0859883A2 (en) Composite nonwovens and methods for the preparation thereof
CN112672721A (zh) 吸收性物品
JP2003103740A (ja) ペーパー層と繊維ウェブ層の複合体シート及びその製造方法、多機能トップシート、吸収体製品及びその製造方法、吸収性複合体シート及びその製造方法
JP2800841B2 (ja) 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品
US20030093044A1 (en) Method of producing a fibrous material layer, a fibrous material layer and an absorbent article containing same
US20070299418A1 (en) Fastening means in the form of a belt for an absorbent article
JP4103269B2 (ja) 延伸不織布及びそれを用いた成形品
JPH0424261A (ja) 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品
JP2019080907A (ja) 吸収性物品
KR20020033838A (ko) 섬유상의 주름진 직물
JP5067808B2 (ja) 有孔不織布シートおよびその製造方法
JPH0791765B2 (ja) 不織布及びその製造方法並びに吸収性物品
JP2974340B2 (ja) 衛生用品の表面材
CN112088230A (zh) 非织造布及其生产方法和设备
WO2020145308A1 (ja) 開孔不織布及びその製造方法
KR100585971B1 (ko) 체액 흡수성 물품의 투액성 표면 시이트 및 이 시이트의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees