JP2790875B2 - 吸収性物品の表面シート及びその製造方法 - Google Patents

吸収性物品の表面シート及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸収性物品の表面シート及びその製造方法
に関し、詳しくは、疎水性/親水性の二重構造を有する
極細繊維集合体シートからなり、疎水側表面が繊維形態
を残しつつも、一部が融着されたフィルム様を呈してお
り、柔らかい風合いを有し且つ多数の開孔が配列されて
なる吸収性物品の表面シート及びその製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、衛生品材料として用いられる吸収性物品の表面
シートとしては、一般的には不織布あるいは有孔フィル
ムが多く用いられている。不織布をその製法によって分
類すれば、カード機によりつくられるサクションヒート
ボンド不織布、溶融紡糸によりつくられるスパンボンド
不織布、あるいはメルトブロー不織布等に分けることが
できる。
これらの不織布は、単体で表面シートとして用いられ
る一方、不織布同志、不織布/フィルム又は不織布と他
の材料をそれぞれ複合化することにより、更に機能性を
向上させて用いられるものもある。
具体的には、例えば、特開昭63−28963号公報におい
ては、ポリエステル繊維ウェブとオレフィン系フィルム
とを積層した後に、熱エンボス加工して複合シート化す
る方法が、特開昭57−51855号公報においては、0.5〜3d
(デニール)の短繊維層と0.5d以下のメルトブロー層と
を積層した後に、ニードルパンチ加工により複合化する
方法がそれぞれ開示されている。
また、特開昭62−299501号公報においては、2μmの
ポリプロピレンメルトブロー不織布をウォーターニード
リング加工により絡み合せる方法が、特開昭53−61770
号公報においては、極細繊維層の間に編織布を配置し、
ウォーターニードリング加工により一体化させる方法が
それぞれ開示されている。
更に、複合化する工程において穿孔化されるシート及
びその形成方法も種々提案されており、具体的には、特
開昭63−182460号公報において、繊維材料層について噴
射水流で繊維の再配列処理をなすことにより、多数の開
孔を形成させる方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の不織布、有孔フィルム、及び複
合化シート等には以下のような、種々の問題がある。
不織布は、液が該不織布を通過するとその繊維間に液
が残ることが避けられず、その状態で圧力がかかると残
存している液が人体表面に移行する。また、このように
液が繊維間に残るので、液に対する隠蔽性にも劣る。
また、有孔フィルムは、液の残りは不織布に比べて大
幅に減少するが、フィルム自体の風合いが悪く、使用者
にまとわりつく様な不快感を与える。
従って、本発明の目的は、風合いは不織布のように柔
らかくサラッとしていて、且つ液残りは有孔フィルムの
ように少ないという、これら両者の利点を兼備した、液
体透過性、液戻り防止性、液隠蔽性及び風合いに優れた
吸収性物品の表面シートを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、種々検討した結果、吸収性物品の表面
シートを、それぞれ特定の性能を備えた疎水性上層シー
トと、親水性下層シートとを一体化してなる二重構造に
することにより、上記目的が達成されることを知見し
た。
本発明は、上記知見によりなされたもので、疎水性極
細繊維集合体からなる上層シートと親水性極細繊維集合
体からなる下層シートが一体化されてなり、上層シート
の表面が繊維の一部が融着されてなり、且つ上層シート
を貫通する開孔が設けられていることを特徴とする吸収
性物品の表面シートを提供するものである。
また、本発明は、上記吸収性物品の表面シートを製造
するに好適な次の方法を提供するものである。
上層シートを構成する疎水性極細繊維集合体と下層シ
ートを構成する親水性極細繊維集合体とを重ね合わせ、
該両者を一体化して上層シートと下層シートからなる積
層体を形成した後、冷却ロールと表面突起を有する熱ロ
ールとの間に、上層シートを熱ロール側にして上記積層
体を通過させることを特徴とする吸収性物品の表面シー
トの製造方法。
〔作用〕
本発明の吸収性物品の表面シートは、疎水性極細繊維
集合体からなる上層シートと、親水性極細繊維集合体か
らなる下層シートとを一体化したシートであり、その上
層シートが繊維形態を残したフィルム様の形態で、且つ
多数の配列された開孔を有し、該表面シート全体の断面
を疎水/親水二重構造とすることにより、不織布のよう
に繊維間に液が残ることもなく、また、有孔フィルムの
ようにフィルム自身の風合いが問題となることもなくす
ることができるので、液体透過性、液戻り防止性、液隠
蔽性及び風合いに優れた性能を発揮する。
また、本発明方法は、疎水性極細繊維集合体と親水性
極細繊維集合体を積層後一体化した後、疎水側を不織布
とフィルムの中間的素材に変成させかつ穿孔することに
より、上記吸収性物品の表面シートの製造を容易且つ確
実に可能とする。
〔実施例〕
次に、図面を参照しながら本発明について詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例である吸収性物品の表面シ
ートの一部を拡大して示す部分斜視図であり、第2図は
上記表面シートの製造方法の一実施態様を説明するため
の概略説明図である。
本発明の表面シートは、疎水性極細繊維集合体からな
る上層シート1と親水性極細繊維集合体からなる下層シ
ート2が一体化されている。
そして、上層シート1は、穿孔形成された開孔3と繊
維形態を残しつつも、一部融着されているためフィルム
様を呈した表面4を有しており、上記開孔3は少なくと
も親水性極細繊維シート2の表面まで達している。ま
た、下層シート2は、上層シート1のウェブ下部との間
で繊維が絡み合って一体化されている。
本発明においては、上層シート1の表面4が繊維形態
を残しつつも、一部融着された状態(フィルム様)にす
る必要がある。そのため、上層シート1を構成する疎水
性極細繊維の繊維の径は、成形性、生産性等を考慮する
と、約10μm以下の極細、特に、平均3〜7μmである
ことが好ましい。但し、これに限定されるものでない。
本発明者等は、鋭意研究した結果、上記のような極細
繊維からなるウエブ(不織布)を用いることにより後述
する熱エンボス加工を経て上記のようなフィルム様を呈
する表面4を形成することが可能となることを見出し
た。例えば、繊維径が20μmを超えるウエブを用いる場
合は、通常のフィルムのような固い表面となり、フィル
ム様を呈する表面は得にくかった。
疎水性極細繊維の原料としては、所望の上層シート1
を形成できるものであれば、特に制限されないが、ポリ
オレフィン系樹脂、オレフィンとの共重合樹脂等の熱可
塑性樹脂が好ましく、更に、これら樹脂に疎水性化剤を
練り込んだものがより好ましい。
また、疎水性極細繊維集合体は、オレフィン系等の熱
可塑性樹脂(疎水性油剤を練り込んだものも含む)をメ
ルトブローすることにより得ることできる。
また、上層シート1の風合いや加工性を考慮に入れる
と疎水性極細繊維の具体的原料としては、低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレンあるいはこれらと他
の樹脂との混合樹脂等が特に好ましい。そして、上層シ
ート1の坪量は5〜50g/m2であることが好ましく、10〜
30g/m2であることが更に好ましい。
一方、下層シート2を構成する親水性極細繊維は、液
の高拡散性を発現するために、繊維径は約10μm以下、
特に2〜5μmであることが好ましい。
上記親水性極細繊維の原料としては、ポリオレフィン
系樹脂、オレフィンとの共重合体樹脂等に親水性化剤を
練り込んだものが好ましい。親水性極細繊維の具体的原
料としては、疎水性の場合と同様、低密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレンあるいはこれらと他の樹
脂との混合樹脂が特に好ましい。
また、上記親水性化剤としては、例えば、エチレンオ
キサイドの付加モル数が、4〜10のポリオキシエチレン
ラウリルエーテルタイプ、同じく付加モル数が11.3のポ
リオキシエチレンモノラウレートタイプ、同じく付加モ
ル数が6のポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
トタイプ等を好適なものとして挙げることができる。
上記繊維表面に親水性を付与するには、極細繊維集合
体に上記のような親水性化剤を塗布したり、噴霧したり
する方法もあるが、経時変化あるいは複数回にわたって
液が通過することを考慮すると親水性化剤を樹脂に練り
込む方法がより好ましい。尚、繊維表面をプラズマ処理
する方法を採ることもできる。そして、下層シート2の
坪量は、疎水性/親水性のバランスから10〜60g/m2であ
ることが好ましく、20〜40g/m2がより好ましい。
本発明においては、上層シート1の表面4が繊維形態
を残したフィルム様を呈しているものであるが、液戻り
防止性を考慮すると、表面4のみが繊維形態を残したフ
ィルム様部分で、その下部は不織布の状態を維持した疎
水性ウェブであることがより好ましい。
本発明において、開孔3の横断面形状は、第1図に示
した円形に限らず、楕円形、正方形、長方形、菱形等ど
のような形状でもかまわない。
また、開孔3の大きさ及びその形成密度は、液体透過
性、液戻り防止性及び液隠蔽性等のバランスを考慮して
自由に変更することが出来るが、一般に開孔の面積の大
きさが0.5〜2mm2であり、かつ開孔の形成密度が20〜50
個/cm2であることが好ましい。
尚、上記開孔3を、後述するような、エンボス加工に
より形成する場合は、上層シート1と下層シート2と
が、開孔3との接触部分で融着されることになるため、
該両者が一段と強く一体化される利点はあるが、反面、
液体透過性を考慮すると、この融着部分は少ない方が良
く、これらのバランスを考慮する必要もある。
次に、前記表面シートを製造するに好適な方法の一実
施態様について、第2図を用いて説明する。
先ず、本実施態様に適用する装置の概略を説明する
と、2つのベルトコンベア5及び6を有し、それぞれの
上方には紡糸装置A及びBが設置され、各紡糸装置A及
びBから紡糸された極細繊維が、矢印方向に回転する上
記ベルトコンベア5及び6のベルト上に堆積され、不織
布からなるシート(極細繊維集合体)が連続的に作成さ
れるようになされている。
上記両コンベア5及び6のコンベアベルトは、何れも
金属または合成樹脂製の網または多孔ベルトであって、
その網目の大きさは5〜250メッシュ、さらに好ましく
は10〜50メッシュである。
上記紡糸装置A及びBは、何れも同一の構成を有し、
樹脂を投入するとホッパー7を備えた押出機8と、該押
出機8に連設されたダイ9とを有し、該ダイ9は、押出
機8から供給される加熱溶融樹脂を吐出させる紡糸ノズ
ル91と、該ノズル91に隣接する気体噴出口92とを有して
いる。
上記各ベルトコンベア5及び6の搬出側前方には、該
両コンベア上で作成された各シートを積層するベルトコ
ンベア10からなる積層部があり、その右側には形成され
た積層体を一体化するための超音波エンボスホーン11及
びエンボスロール12が配設され、更にその右側には、開
孔とフィルム様の表面を形成するための表面突起を有す
る熱ロール(熱エンボスロール)13と冷却ロール14とが
配設され、末端位置には製造された吸収性物品の表面シ
ートを巻き取るための巻取ロール15が配設されている。
上記装置を用いて吸収性物品の表面シートを製造する
方法を、親水性極細繊維の原料として親水化剤を含有す
るオレフィン樹脂(親水性樹脂)を、疎水性極細繊維の
原料として疎水化剤を含有するオレフィン樹脂(疎水性
樹脂)を用いる場合について以下に詳述する。
親水性樹脂を、紡糸装置Aのホッパー7に供給し、押
出機6により加熱溶融された溶融樹脂をダイ9の紡糸ノ
ズル91から吐出させ、紡糸する。その際、ダイ9では紡
糸ノズル91の両側に隣接する気体噴出口92から供給され
る高圧の気体が音速に近い速度で噴出される。その結
果、紡糸ノズル91から吐出される親水性樹脂は気体噴出
口92から噴出される高速気流によって微細な繊維となっ
て、気体と共に微細繊維流れ93を形成し、紡糸される。
この微細繊維流れ93は、コンベア5の上に補集され、親
水性極細繊維集合体(下層シート2を構成する親水性極
細繊維集合体ウェブ)16が形成される。
同様にして、紡糸装置Bにおいても、コンベア6の上
に疎水性樹脂から疎水性極細繊維が紡糸され、且つ補集
されて疎水性極細繊維集合体(上層シート1を構成する
疎水性極細繊維集合体ウェブ)17が形成される。
上述の如くして形成された親水性極細繊維集合体ウェ
ブ16及び疎水性極細繊維集合体ウェブ17は、それぞれコ
ンベア5及び6により矢印方向へ搬送され、疎水性極細
繊維集合体ウェブ17を上層にして、コンベア10の上にて
積層される。
次いで、形成された積層体18は、超音波エンボスホー
ン11とエンボスロール12との間を通過することにより一
体化され、その後、一体化された上記積層体18は、熱エ
ンボスロール13(所定パターンに配設された表面突起を
有する)と冷却ロール14(ロール内部を冷却水が循環し
ている)の間を通過し、熱エンボス加工されることによ
り、上層シート1は、繊維の一部が融着され、その表面
4が繊維形状を残しながらもフィルム様を呈したものと
なり、且つ穿孔されて開孔3が形成された吸収性物品の
表面シートとなり、該表面シートは、巻取ロール15で巻
き取られる。
以上の如くして製造された本実施例の吸収性物品の表
面シートは、以下の2つに要約される効果を有する。
疎水性極細繊維集合体ウェブと親水性極細繊維集合体
ウェブが一体化された二重構造であり、疎水側表面4が
繊維形態を残しつつも、一部融着されたフィルム様を呈
する表面であり、且つ多数の開孔3を有しているため、
液透過性、液戻り防止性、液隠蔽性及び風合いに優れて
いる(第1の効果)。
前記製造方法によれば、上記表面シートが、疎水性極
細繊維集合体ウェブと親水性極細繊維集合体ウェブとを
積層した後、一体化し、疎水側表面4を熱エンボス加工
すると同時に上層シートを穿孔化することにより、不織
布とフィルムの中間的状態と多数の開孔とを同時に形成
できるので、上記吸収性物品の表面シートを容易に製造
することができる(第2の効果)。
尚、積層体を一体化する方法は、超音波ホーンを使用
するものに限らず、例えば、ニードルパンチ加工等の他
の方法を採用することもできる。
次に、第2図に示したと同様の装置を用いて行う具体
的な実施例を挙げ、本発明の効果を明らかにする。尚、
実施例中の部及び%はことわりのない限り重量基準であ
る。
実施例1 使用した製造装置は、一列に配列した200個の0.36φ
の紡糸ノズルを有し、その両側に気体噴出口が隣接され
ているメルトブロー紡糸装置を備えている。
直鎖状低密度ポリエチレン99.5部に、ポリオキシエチ
レン(6.1モル)ラウリルエーテル(親水化剤)0.5部を
マスターバッチ化したペレットをホッパーに供給し、ノ
ズル1個当り0.5g/min.の割合で、ダイの紡糸ノズルよ
り吐出させた。このとき、気体噴出口手前の空気配管に
設置した流量計(図示せず)によると、300℃に加熱し
た空気が流量60(m3/h)、圧力0.8(kg/cm2)の条件で
噴出口から噴出されており、その結果、平均坪量30g/
m2、平均繊維径5μmの幅方向に均一な親水性極細繊維
集合体ウェブを得た。
また、ほぼ前述と同一条件で直鎖状低密度ポリエチレ
ンのペレットを他方の紡糸装置に供給して紡糸し、平均
坪量20g/m2、平均繊維径4μmの疎水性極細繊維集合体
ウェブを得た。
得られた疎水性極細繊維集合体ウェブの下に親水性極
細繊維集合体ウェブを配置して積層した後、超音波エン
ボスホーン11とエンボスロール12により一体化した。次
いで、一体化された上記両ウェブからなる積層体18を高
さ2mm、半径0.8mmの円柱形状の表面突起を有している加
熱エンボスロール13と冷却ロール14の間を通過させるこ
とにより繊維の一部を融着させ、疎水性表面をフィルム
様を呈するように加工すると同時に穿孔することによ
り、所定の開孔が形成された表面シートを得た。
得られた上記表面シートは、風合いが不織布に近似し
ていながらフィルム様を呈する表面を有していた。そし
て、液透過性、液戻り防止性、液隠蔽性及び風合いに優
れた性能を備えていた。
〔発明の効果〕
本発明の吸収性物品の表面シートは、風合いは不織布
のように柔らかくサラッとしていて、液残りは有孔フィ
ルムのように少ないという、これら両者の利点を兼備
し、液体透過性、液戻り防止性、液隠蔽性及び風合いに
優れている。
また、本発明方法によれば、上記吸収性物品の表面シ
ートを容易且つ確実に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である吸収性物品の表面シー
トの一部を拡大して示す部分斜視図であり、第2図は上
記吸収性物品の表面シートの一実施態様を説明するため
の概略説明図である。 1;上層シート、2;下層シート 3;開孔、4;表面 13;熱ロール、14;冷却ロール 16;親水性極細繊維集合体 17;疎水性極細繊維集合体 18;積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D04H 1/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】疎水性極細繊維集合体からなる上層シート
    と親水性極細繊維集合体からなる下層シートが一体化さ
    れてなり、上層シートの表面が繊維の一部が融着されて
    なり、且つ上層シートを貫通する開孔が設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品の表面シート。
  2. 【請求項2】親水性繊維が、熱可塑性繊維の表面に親水
    性を付与してなる請求項(1)記載の吸収性物品の表面
    シート。
  3. 【請求項3】上層シートを構成する疎水性極細繊維集合
    体と下層シートを構成する親水性極細繊維集合体とを重
    ね合わせ、該両者を一体化して上層シートと下層シート
    からなる積層体を形成した後、冷却ロールと表面突起を
    有する熱ロールとの間に、上層シートを熱ロール側にし
    て上記積層体を通過させることを特徴とする吸収性物品
    の表面シートの製造方法。
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