JP2797357B2 - 直線運動型モータ - Google Patents
直線運動型モータInfo
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- JP2797357B2 JP2797357B2 JP63333199A JP33319988A JP2797357B2 JP 2797357 B2 JP2797357 B2 JP 2797357B2 JP 63333199 A JP63333199 A JP 63333199A JP 33319988 A JP33319988 A JP 33319988A JP 2797357 B2 JP2797357 B2 JP 2797357B2
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- Japan
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- shaft
- linear motion
- stator
- motor
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用エヤーバルブの駆動等に用いられ
る直線運動型モータに関するものである。
る直線運動型モータに関するものである。
従来の技術 近年、カーエレクトロニクスの発達に伴い、吸排気系
のエヤーバルブの駆動に、直線運動型モータが利用され
ている。
のエヤーバルブの駆動に、直線運動型モータが利用され
ている。
以下、図面を参照しながら上述の従来の直線運動型モ
ータについて説明する。
ータについて説明する。
第5図に於いて、1はマグネットで、内周部に雌ネジ
部2aを備えたロータインサート2に固定されている。こ
のロータインサート2の負荷側内径部2bは、負荷側軸受
3で、ロータインサート2の反負荷側外径部2cは反負荷
側軸受4で支持されている。雌ネジ部2aは軸5の雄ネジ
部5aと係合している。軸5にストッパーピン6が固定さ
れ、軸5の回転止め用のHカット部5bはスリーブメタル
軸受7で支持されている。
部2aを備えたロータインサート2に固定されている。こ
のロータインサート2の負荷側内径部2bは、負荷側軸受
3で、ロータインサート2の反負荷側外径部2cは反負荷
側軸受4で支持されている。雌ネジ部2aは軸5の雄ネジ
部5aと係合している。軸5にストッパーピン6が固定さ
れ、軸5の回転止め用のHカット部5bはスリーブメタル
軸受7で支持されている。
スリーブメタル軸受7はカバー8に固定されていて、
かつ、その外周に負荷側軸受3の内輪を保持している。
かつ、その外周に負荷側軸受3の内輪を保持している。
ステータコイル9を巻いたボビン10と、ヨーク11及び
フレーム12とから成るステータをモールドハウジング13
と一体樹脂成形し、反負荷側内径部で反負荷側軸受4を
支持していて、溶着部13aにてカバー8が固着されてい
る。
フレーム12とから成るステータをモールドハウジング13
と一体樹脂成形し、反負荷側内径部で反負荷側軸受4を
支持していて、溶着部13aにてカバー8が固着されてい
る。
以上のように構成された直線運動型モータについてそ
の動作を説明する。
の動作を説明する。
まず、外部電源によりステータコイル9を励磁するこ
とにより、マグネット1を備えたロータインサート2の
雌ネジ部2aが回転する。軸5の雄ネジ部5aは雌ネジ部2a
と係合し、かつ軸5のHカット部5bがスリーブメタル軸
受7によって軸5の回転が止められるので、軸5は直線
運動をする。
とにより、マグネット1を備えたロータインサート2の
雌ネジ部2aが回転する。軸5の雄ネジ部5aは雌ネジ部2a
と係合し、かつ軸5のHカット部5bがスリーブメタル軸
受7によって軸5の回転が止められるので、軸5は直線
運動をする。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記の構成では、スリーブメタル軸受7をカ
バー8に強度と精度を確保し固定する事が困難であり、
強度確保の為にスリーブメタル軸受7の外周をロータイ
ンサートの反負荷側外径部2cよりも大きくする必要が生
じ、このため、負荷側軸受3のサイズを反負荷側軸受4
よりも大きくする必要があり、ロータインサートの負荷
側内径部2bの強度確保のためにカバー8のサイズも大き
くする必要があった。
バー8に強度と精度を確保し固定する事が困難であり、
強度確保の為にスリーブメタル軸受7の外周をロータイ
ンサートの反負荷側外径部2cよりも大きくする必要が生
じ、このため、負荷側軸受3のサイズを反負荷側軸受4
よりも大きくする必要があり、ロータインサートの負荷
側内径部2bの強度確保のためにカバー8のサイズも大き
くする必要があった。
カバー8の外径とモールドハウジング13の外径を同じ
にし、重ね合わせて機器に取付ける為に取付力によりひ
ずみが生じ、モータ各部のスキ間が悪化する恐れがあっ
た。
にし、重ね合わせて機器に取付ける為に取付力によりひ
ずみが生じ、モータ各部のスキ間が悪化する恐れがあっ
た。
フレーム12をモールドハウジング13で一体樹脂成形す
るときに、ヨーク11を介し、ステータコイル9を巻いた
ボビン10で樹脂成形時の圧力を支える工法が一般的に採
用されるので、この場合成形圧力によって、コイルに過
大な圧力が加わり、レヤーショートの不良が多発する。
るときに、ヨーク11を介し、ステータコイル9を巻いた
ボビン10で樹脂成形時の圧力を支える工法が一般的に採
用されるので、この場合成形圧力によって、コイルに過
大な圧力が加わり、レヤーショートの不良が多発する。
課題を解決するための手段 本発明の直線運動型モータを内周の一部に雌ネジ部を
備えたロータインサートと、前記雌ネジ部と係合する雄
ネジ部及び周方向の回り止め用のカット部を備えた軸
と、前記軸の回り止め用のカット部と係合するモータの
内側に突出した内径部を備えたカバーと、前記ロータイ
ンサートの内周と前記内径部との間に配置した負荷軸受
と、ステータとから成るものである。
備えたロータインサートと、前記雌ネジ部と係合する雄
ネジ部及び周方向の回り止め用のカット部を備えた軸
と、前記軸の回り止め用のカット部と係合するモータの
内側に突出した内径部を備えたカバーと、前記ロータイ
ンサートの内周と前記内径部との間に配置した負荷軸受
と、ステータとから成るものである。
作用 この構成により、機器への取付に際して、モータ内部
のひずみを防止し、精度を確保することができる他、モ
ールド成形時の不良をも防止する一段と信頼性の高い小
形化した直線運動型モータとすることができる。
のひずみを防止し、精度を確保することができる他、モ
ールド成形時の不良をも防止する一段と信頼性の高い小
形化した直線運動型モータとすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。なお、上記従来の構成と同一構成部品には同
一符号を付して説明する。
説明する。なお、上記従来の構成と同一構成部品には同
一符号を付して説明する。
第1図は本発明の一実施例における直線運動型モータ
の内部断面を示すものである。第1図に於いて、1はマ
グネットで、内周部に雌ネジ部2aを備えたロータインサ
ート2に固定されている。ロータインサートの負荷側内
径部2bは負荷側軸受14で反負荷側外径部2bは反負荷側軸
受4で支持されている。雌ネジ部2aは軸5の雄ネジ部5a
と係合している。軸5にストッパーピン6が固定され軸
5の移動量を規制している。摺動性のある材料、例えば
焼結含油合金から成るカバー15の内径部15aはHカット
状であり、軸のHカット部5bと係合し、軸5の回転を阻
止し、直線運動可能なようにしている。カバー15に反負
荷側軸受4と同じサイズの負荷側軸受14の内輪を固定し
ている。カバー15の外径は第1図に示すようにステータ
のモールド胴径13bよりも小さくし機器への取付けはモ
ールドハウジング13のみで行えるようできる。
の内部断面を示すものである。第1図に於いて、1はマ
グネットで、内周部に雌ネジ部2aを備えたロータインサ
ート2に固定されている。ロータインサートの負荷側内
径部2bは負荷側軸受14で反負荷側外径部2bは反負荷側軸
受4で支持されている。雌ネジ部2aは軸5の雄ネジ部5a
と係合している。軸5にストッパーピン6が固定され軸
5の移動量を規制している。摺動性のある材料、例えば
焼結含油合金から成るカバー15の内径部15aはHカット
状であり、軸のHカット部5bと係合し、軸5の回転を阻
止し、直線運動可能なようにしている。カバー15に反負
荷側軸受4と同じサイズの負荷側軸受14の内輪を固定し
ている。カバー15の外径は第1図に示すようにステータ
のモールド胴径13bよりも小さくし機器への取付けはモ
ールドハウジング13のみで行えるようできる。
ステータコイル9を巻いたボビン10と、ヨーク11及び
フレーム16とから成るステータをモールドハウジング13
で一体樹脂成形し、反負荷側内径部で反負荷側軸受4を
支持していて、モールドハウジング13の溶着部13aにて
カバー15が固定されている。ここでフレーム16は鉄等の
強磁性材であり、第3図及び第4図に示すように磁気抵
抗が過大にならない範囲で、円筒部の円周の約1/4の開
口部16aと複数個の小孔16bと、複数個のフック16cを有
している。
フレーム16とから成るステータをモールドハウジング13
で一体樹脂成形し、反負荷側内径部で反負荷側軸受4を
支持していて、モールドハウジング13の溶着部13aにて
カバー15が固定されている。ここでフレーム16は鉄等の
強磁性材であり、第3図及び第4図に示すように磁気抵
抗が過大にならない範囲で、円筒部の円周の約1/4の開
口部16aと複数個の小孔16bと、複数個のフック16cを有
している。
フレーム16に設けた開口部16aはコイル9の端末を処
理する為の空間として使用し、複数個の小孔16bは、モ
ールドハウジング13で一体樹脂成形するときにコイル9
とボビン10の部分と、フレーム16の外側との成形圧力を
均一化するもので、フック16cはフレーム16の位置決め
をするものである。
理する為の空間として使用し、複数個の小孔16bは、モ
ールドハウジング13で一体樹脂成形するときにコイル9
とボビン10の部分と、フレーム16の外側との成形圧力を
均一化するもので、フック16cはフレーム16の位置決め
をするものである。
なお、本実施例ではモールドハウジング13で機器への
取付をおこなうようにしているが、これは機器に取付け
た時にモータの内部シールも同時におこなえる様にする
ためである。
取付をおこなうようにしているが、これは機器に取付け
た時にモータの内部シールも同時におこなえる様にする
ためである。
以上のように構成された直線運動型モータについて、
以下その動作について説明する。
以下その動作について説明する。
まず、外部電源によりステータコイル9を励磁するこ
とにより、マグネット1を備えたロータインサート2の
雌ネジ部2aが回転する。軸5の雄ネジ部5aは雌ネジ部2a
と係合し、かつ軸5のHカット部5bがカバー15の内径部
15aによって軸5の回転が阻止されるので、軸5は直線
運動をする。
とにより、マグネット1を備えたロータインサート2の
雌ネジ部2aが回転する。軸5の雄ネジ部5aは雌ネジ部2a
と係合し、かつ軸5のHカット部5bがカバー15の内径部
15aによって軸5の回転が阻止されるので、軸5は直線
運動をする。
発明の効果 以上のように本発明は、カバーの内径部を軸の回り止
め用のカット部と係合する構成とすることにより、回転
止め部の精度を向上することができる他、反負荷側と同
一サイズの軸受を使用することができるから、カバーを
小形化でき、モータの機器への取付に際してモータ内部
にひずみを生じることがなくなり、さらにモールドに際
しては、開口部と小孔を有するフレームを採用により巻
線のレアショート不良を防止するなど一段と信頼性を高
め品質向上、生産性の向上に寄与し実用的効果は大なる
ものがある。
め用のカット部と係合する構成とすることにより、回転
止め部の精度を向上することができる他、反負荷側と同
一サイズの軸受を使用することができるから、カバーを
小形化でき、モータの機器への取付に際してモータ内部
にひずみを生じることがなくなり、さらにモールドに際
しては、開口部と小孔を有するフレームを採用により巻
線のレアショート不良を防止するなど一段と信頼性を高
め品質向上、生産性の向上に寄与し実用的効果は大なる
ものがある。
第1図は本発明の一実施例における直線運動型モータの
断面図、第2図は第1図のモータに用いるカバーの側面
図、第3図は同じく第1図のモータに用いるフレームの
上半分断面した正面図、第4図は第3図のフレームの側
面図、第5図は従来の直線運動型モータの断面図、第6
図は第5図のモータカバーの側面図である。 1……マグネット、2……ロータインサート、4……反
負荷側軸受、5……軸、13……モールドハウジング、14
……負荷側軸受、15……カバー、15a……カバー内径
部。
断面図、第2図は第1図のモータに用いるカバーの側面
図、第3図は同じく第1図のモータに用いるフレームの
上半分断面した正面図、第4図は第3図のフレームの側
面図、第5図は従来の直線運動型モータの断面図、第6
図は第5図のモータカバーの側面図である。 1……マグネット、2……ロータインサート、4……反
負荷側軸受、5……軸、13……モールドハウジング、14
……負荷側軸受、15……カバー、15a……カバー内径
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/06
Claims (3)
- 【請求項1】内周の一部に雌ネジ部を備えたロータイン
サートと、前記雌ネジ部と係合する雄ネジ部及び周方向
の回り止め用のカット部を備えた軸と、前記軸の回り止
め用のカット部と係合するモータの内側に突出した内径
部を備えたカバーと、前記ロータインサートの内周と前
記内径部との間に配置した負荷軸受と、ステータとから
成る直線運動型モータ。 - 【請求項2】カバーの外径がステータの胴径よりも小さ
く、カバーの材料が摺動性のあるものから成る請求項1
記載の直線運動型モータ。 - 【請求項3】ステータが、開口部と小孔とフックを有す
るフレームと、ステータコイルとボビンとヨークとから
成り、一体樹脂成形して成る請求項1記載の直線運動型
モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63333199A JP2797357B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 直線運動型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63333199A JP2797357B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 直線運動型モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02179241A JPH02179241A (ja) | 1990-07-12 |
JP2797357B2 true JP2797357B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=18263420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63333199A Expired - Fee Related JP2797357B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 直線運動型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2797357B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551623B2 (ja) * | 2003-02-26 | 2010-09-29 | ミネベア株式会社 | リニアアクチュエータ |
JP4879249B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2012-02-22 | 三菱電機株式会社 | 電動機及び空気調和機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872968U (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-17 | 愛三工業株式会社 | ステツプモ−タのための軸受機構 |
JPS5934469U (ja) * | 1982-08-24 | 1984-03-03 | 松下電器産業株式会社 | 直進運動電動機 |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP63333199A patent/JP2797357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02179241A (ja) | 1990-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |