JP2796789B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2796789B2
JP2796789B2 JP31581395A JP31581395A JP2796789B2 JP 2796789 B2 JP2796789 B2 JP 2796789B2 JP 31581395 A JP31581395 A JP 31581395A JP 31581395 A JP31581395 A JP 31581395A JP 2796789 B2 JP2796789 B2 JP 2796789B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞装置へ入賞し
た入賞球に基づき、所定数の賞品球を排出可能な遊技球
排出装置を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機では、入賞球を検出する検
出手段からの信号を遊技店の管理装置が収集し、管理装
置で演算を行い賞品球排出数の管理を行ったり、遊技機
へ供給した遊技球数を賞品球排出数として管理が行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多系統の賞球
排出が可能な近年の遊技機においては、多様な遊技内容
に応じて、遊技利益として遊技者に与える賞球の数を遊
技機毎に異ならしめて設定したり、遊技内容に合わせて
入賞位置により入賞球に対して排出される賞品球数を変
えて設定しているものや、球排出装置から賞品球のみで
はなく貸玉の排出が可能なものがあるために、入賞球検
出手段からの入賞球検出信号を管理装置へ送信しただけ
では、当該遊技機の賞球排出数を収集管理できなくなっ
ている。
【0004】すなわち、遊技機毎に排出賞球数を異なら
しめる場合には、「各遊技機から送出された賞球排出信
号が何個の賞球を排出したことを意味するか」が遊技機
毎に異なるために、単純な入賞球検出信号のみでは対処
できないのである。そこで、賞品球数毎に予め定めた入
賞球検出信号を遊技機が出力するようにしたり、賞球排
出信号を受信した管理装置がその送信元である遊技機を
判別して、当該賞球排出信号が何個の賞品球に該当する
かを判断したりした上で、賞球数データに加算しなけれ
ばならない。
【0005】従って、遊技機の遊技盤の交換等に伴って
排出賞球数が変わった場合には、当該遊技機の賞球排出
信号が何個の賞球数に該当するかの設定を、逐次変更し
なければならす、煩雑な作業を余儀なくされてしまうと
共に、賞球数の設定変更ミスも生じやすい為に、遊技店
の営業上重要な資料となるデータ収集の信頼性を損なう
ことにもなりかねない。
【0006】また、1台の遊技機で複数種類の数の賞球
を排出する場合には、当該遊技機の入賞球検出手段を排
出賞球数毎に区分し、各々識別可能な賞球排出信号を出
力するようにしなければならない。このように複数種類
の賞球排出信号を識別可能にして管理装置へ送信する一
手段として、各遊技機から管理装置へ接続される入賞球
検出信号線路を排出賞球数毎に分けて設ける方法が考え
られるものの、遊技内容によっては従来にない排出賞球
数を設定した遊技機がメーカーから供給される可能性も
あり、斯かる場合には新たな排出賞球数に対応するよう
な入賞球検出信号線路を増設しなければならなくなり、
到底実用に耐え得るような解決方法とは言い難い。
【0007】なお、当該遊技機へ供給した遊技球は、球
排出装置から賞球として供給されると言う前提で考えれ
ば、当該遊技機へ供給した遊技球数を賞品球排出数とし
て管理できるが、一つの球排出装置から賞品球の外に貸
球(貸出用の遊技球)も排出するような遊技機において
は、供給された遊技球の内のいくつが実際に賞品球とし
て排出されたかという内訳が解らなくなってしまうため
に、当該遊技機への供給球数を排出賞球数と看做してデ
ータ管理する方法も汎用性が無く、取得データの信頼性
も十分とは言えない点もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技盤(8)に形成された遊技部(1
1)を流下する球が入賞可能な入賞装置(例えば、入賞
口13…,変動入賞装置15,始動口17…等)と、上
記入賞装置へ入賞した入賞球に基づき、機種により予め
定められている複数個の賞品球を排出可能な球排出装置
(例えば賞球排出装置49)と、を有する遊技機(例え
ばパチンコ機1)において、当該遊技機は、上記球排出
装置の作動により入賞球に対応して遊技者に付与される
賞品球数を当該球排出装置の作動毎に加算して記憶する
排出賞品球数加算記憶手段(例えば、CPU57のRA
M70)と、上記排出賞品球数加算記憶手段の加算記憶
値が予め設定された所定値(例えば10個)以上になっ
た場合には、当該所定値を1単位としてパルス信号を出
力する信号出力手段(例えば、第2出力ポート76,半
導体リレー85等)と、を所定部位に具備し、上記信号
出力手段から出力されたパルス信号を遊技者に付与した
賞品球数データとして外部に対して送信可能とした。
【0009】斯く構成することにより、遊技盤の遊技部
に設けた入賞装置へ入賞球が入賞することで球排出装置
から賞品球が排出されると、排出賞品球数加算記憶手段
は球排出装置の作動により入賞球に対応して遊技者に付
与される賞品球数を球排出装置の作動毎に加算して記憶
し、その加算記憶値が予め設定された所定値以上になっ
た場合には、信号出力手段から上記所定値を1単位とし
パルス信号が外部に対して賞品球数データとして出力
されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る遊技機の実施
形態について説明する。
【0011】図1は遊技機としてのパチンコ機1であ
り、このパチンコ機1は、額縁状前面枠2の表面に球供
給皿3、打球の発射操作部4、ストップスイッチ5、ス
ピーカー6等を設け、上記前面枠2の窓部7を後方から
塞ぐようにして遊技盤8を設けてある。ストップスイッ
チ5は後述する可変表示部9の表示を遊技者が任意に停
止させるためのスイッチである。また、スピーカー6か
らは遊技状態に合わせて、各種の効果音等が発生され
る。
【0012】遊技盤8は図2に示すように、表面にガイ
ドレール10で囲まれた遊技部11を有し、該遊技部1
1内には無数の障害釘を植設するとともに、風車12
…、入賞口13…を配設し、該遊技部11のほぼ中央に
は可変表示部9を有する可変表示装置14を設け、該可
変表示装置14の下方には変動入賞装置15を設け、変
動入賞装置15の左右および可変表示装置14と変動入
賞装置15の間には、始動スイッチ16を有する始動口
17を設け、変動入賞装置15の下方に開放時間表示器
18を設け、遊技部11の中央下部にアウト口19を設
けてある。
【0013】上記した可変表示装置14は、図3から図
5に示すように、遊技盤8に取付ける基板20の表面の
ほぼ中央にドットマトリクス表示器からなる可変表示部
9を設け、可変表示部9の上部には天入賞口21を有す
る鎧部22を突設し、鎧部22の前面には飾板23を取
付け、飾板23および基板20の左右両端部にはそれぞ
れ遊技状態表示ランプ24…を設け、可変表示部9の下
方には入賞個数記憶表示ランプ25…を並設してある。
遊技状態表示ランプ24は、通常遊技、大当り遊技にお
いて、各遊技態様に応じてランプが点滅する等の表示を
行なう。入賞個数記憶表示ランプ25には、始動口17
へ入賞した球の数が表示される。
【0014】上記した変動入賞装置15は、図6および
図7に示すように、遊技盤8に取付ける基板26のほぼ
中央より上部に開口部27を開設し、開口部27の上方
に鎧部28を突設し、開口部27の下方には、内部に7
セグメント等よりなる開放時間表示器18,18を有す
る包囲枠29を突設し、鎧部28と包囲枠29の間に可
動部材30,30を回動可能に軸着してある。また、開
口部27から後方に向って凹室31を形成してあり、こ
の凹室31内には継続スイッチ32を有する継続入賞口
33が設けてあり、凹室31に入賞した球が流下する流
下路34には、カウントスイッチ35が設けてある。凹
室31の後方には、基板26から突設した取付軸36…
に駆動源取付基板37が取付けてある。この駆動源取付
基板37には、可動部材30を駆動するための駆動源で
あるソレノイド38が取付けてある。開放時間表示器1
8,18には、変動入賞装置15の残り開放時間が表示
される。
【0015】上記した可動部材30は、翼状の部材から
なり、基板26に開設された挿通孔39に挿通された支
軸40の一端に取付けられている。この支軸40は、凹
室31の外部側壁に設けられた軸受41に挿通されてい
て、他端には駆動源であるソレノイド38のプランジャ
42に連結されたアーム43が取付けてある。
【0016】したがって、常にはプランジャ42はバネ
44の付勢により突出していて、これにより可動部材3
0は鎧部28と包囲枠29の間を塞ぐように位置し、開
口部27に球が入賞し難い遊技者にとって不利な第1状
態にある。一方、ソレノイド38が励磁すると、プラン
ジャ42が吸引され、これにより可動部材30が外に向
って回動し、開口部27に球が入賞し易い遊技者にとっ
て有利な第2状態となる。
【0017】上記した包囲枠29は開放時間表示器1
8,18を覆うとともに、打球を凹室31内に案内する
ためのもので、基板26の前面下部に開放時間表示器1
8,18を覆った状態に取付けてある。この包囲枠29
は半透光性を有する部材からなり、前面中央に開放時間
表示器18,18の表示を拡大して視認するためのレン
ズ窓45が設けてある。
【0018】図8にパチンコ機1の裏側が示してある。
裏機構盤46には、貯留タンク47、球導出樋48、賞
球排出装置49、電気的制御装置50等が設けてある。
また、セーフ球流下路51の下方には排出球検出器であ
るセーフ球センサー52が設けてあり、アウト球流下路
53とセーフ球流下路51が合流した回収球流下路54
には回収球検出器である回収球センサー55が設けてあ
る。なお、賞球排出装置49は、入賞口13,変動入賞
装置15,始動口17等の入賞装置へ入賞した入賞球に
基づき、所定数の賞品球を排出可能な球排出装置であ
る。本実施例における賞球排出装置49は、後に詳述す
る電気的制御装置50の排出賞球数設定操作が可能な範
囲内の排出賞球数(例えば、7個,11個,13個,1
5個の4種類)に設定変更可能なものである。
【0019】図9に電気的制御装置50を示す。
【0020】この電気的制御装置50は、パチンコ機1
の各種遊技装置の動作制御や各種表示装置の表示制御を
行うもので、裏機構盤46に取付ける基板56上に、差
数発生手段、第1演算記憶手段、第2演算記憶手段、第
3演算記憶手段等からなるCPU57を有し、このCP
U57を覆うカバー部材58を取付けてある。また、基
板56の一端には、回収球信号出力端子59、賞球信号
出力端子60、ゲーム中信号出力端子61、大当り信号
出力端子62等の端子が配設してあり、遊技店内の管理
室等に設けられた中央処理装置と電気的に連絡されてい
る。
【0021】上記したカバー部材58の表面には、割数
設定スイッチ63、割数表示器64、賞球数設定スイッ
チ65が設けてある。なお、“割数”とは、回収球数に
たいする排出球数の割合を10分率で表した数値であ
り、この割数を指標値として用いることにより、可変表
示装置を用いた遊技で大当りが発生する率を調整制御す
るものとしてある。
【0022】割数設定スイッチ63は、各パチンコ機に
おける割数を設定するためのスイッチで、プッシュ式の
ロータリースイッチからなり、1回押す毎に例えば9.
5割−10割−10.5割−11割−11.5割−12
割−9.5割のように割数が循環して変化する。この割
数設定スイッチ63を操作するには、カバー部材58に
開設した小孔66に細い棒状の操作部材68を挿入し、
ボタン67を押して操作する。そこで、この操作部材6
8を所有していなければ、割数設定スイッチ63を操作
することができないので、この操作部材68を持ってい
る者、例えば遊技店の責任者のみが割数を設定すること
ができる。したがって、遊技者と内通した店員等が勝手
に割数を変更して、遊技者に便宜を図る等の不正を働く
ことが防止できる。
【0023】割数表示器64は、割数設定スイッチ63
で選択した割数を表示するためのもので、7セグメント
を並設してなる。
【0024】1回の入賞により排出する賞球数は、15
発台、13発台等のように各パチンコ機毎に異なるもの
となっており、一種類の電気的制御装置50で異なる賞
球数に対応するため、賞球数設定スイッチ65が設けて
ある。すなわち、本実施形態においては、セーフ球をセ
ーフ球センサー52により検出して、第2演算記憶手段
で賞球として排出する排出球数を演算しているので、1
個のセーフ球が何個の排出球に該当するかを、賞球数設
定スイッチ65で設定している。この賞球数設定スイッ
チ65は、ノブを回動することにより、例えば、15
個、13個、11個、7個の賞球数を選択できるように
なっている。従って、本実施例においては、上記のよう
に賞球数設定スイッチ65で設定した賞球数と賞球排出
装置49の動作回数とに基づいて、排出された賞品球数
を正確に知ることができるようにしてある。
【0025】図10に上記した電気的制御装置50のブ
ロック図を示す。
【0026】この電気的制御装置50内のCPU57
は、ROM69、RAM70、サウンドジェネレータ7
1、論理演算回路72、割り込みタイマー回路73、入
力ポートバッファ74、第1出力ポートラッチ75、第
2出力ポートラッチ76等からなる。
【0027】ROM69はプログラムデータ、可変表示
装置14へ表示する図柄データ、音声データ、割数デー
タ等を記憶するメモリである。RAM70はワーキング
用のデータメモリであり、割数を制御する差数データ
等、役物制御に必要なデータを記憶している。サウンド
ジェネレータ71は音譜データを入力することにより、
この音譜データを周波数変換するための回路である。論
理演算回路72はROM69内のプログラムに基づいた
論理演算を実行する回路であり、差数データ等、役物制
御に必要な数値を演算する。割り込みタイマー回路73
は発振器77からのクロックを分周し、プログラムで定
義される一定時間毎に論理演算回路72に対して割り込
み信号を発生するための回路であり、本実施形態では、
2ms毎に割り込み信号を発生するようプログラムされ
ている。また、時間に関連した制御は、この2msをタ
イムベースとしてプログラムされる。入力ポートバッフ
ァ74は外部からの入力信号をCPU57内に読み込む
ためのゲート回路である。出力ポートラッチ75、76
は外部への出力信号を一時的に保存するためのラッチ回
路である。
【0028】上記したCPU57には、発振器77から
クロックが供給され、第1定電圧回路78、第2定電圧
回路79から電源が供給され、電源監視回路80から電
源監視信号が入力され、補助電源回路81からRAM7
0にバックアップ電源が供給される。発振器77からの
クロックは、割り込みタイマー回路73等に利用され
る。第1定電圧回路78は+12Vを出力し、LED、
アンプ等の駆動電源となる。第2定電圧回路79は+5
Vを出力し、CPU57の駆動電源となる。
【0029】上記したCPU57の入力ポートバッファ
74には、入力信号として、始動スイッチ16からの始
動信号、継続スイッチ32からの継続信号、カウントス
イッチ35からのカウント信号、ストップスイッチ5か
らの表示停止信号、セーフ球センサー52からのセーフ
球信号、回収球センサー55からの回収球信号、賞球数
設定スイッチ65からの賞球数信号、割数設定スイッチ
63からの割数信号が、ローパスフィルタ82を介して
入力される。
【0030】一方、CPU57の第1出力ポートラッチ
75からは、第1ドライバ83を介して、ソレノイド3
8へ駆動信号が出力されるとともに、可変表示部9の可
変表示、大当り表示、継続表示、入賞個数表示、継続回
数表示、カウント表示等を行なうための信号が出力され
る。また、CPU57の第2出力ポートラッチ76から
は、第2ドライバ84を介して、割数表示器64へ出力
信号が送出されるとともに、半導体リレー85を介し
て、回収球信号、賞球信号、ゲーム中信号、大当り信号
等の出力信号が送出される。この半導体リレー85は、
制御入力を「H」にすると、出力の2点間の抵抗が低く
なり、制御入力を「L」にすると、出力の2点間の抵抗
が高くなる半導体素子である。すなわち、制御入力が
「H」のとき接点はオンとなり、制御入力が「L」のと
き接点はオフとなる。
【0031】また、サウンドジェネレータ71からはア
ンプ86を介してスピーカ6に出力信号が送出される。
【0032】上記したパチンコ機1における処理を、図
11から図15に示すフローチャートにより、以下に説
明する。
【0033】遊技店内の管理室等に設置された中央処理
装置から開店指令信号が出力されると、各パチンコ機1
における電気的制御装置50では、CPU57がリセッ
トされ、I/Oポートが初期化される。
【0034】ここで、電源オフによる割り込みがかかっ
て、復帰フラグが立っていると、復帰フラグをクリアし
て、内部レジスタを復帰させ、処理が中断した直前のル
ーチンに復帰して、処理を続行する。
【0035】一方、パチンコ店が新たにパチンコ機を導
入した場合等で、パチンコ機が全く初期状態であると、
RAM70をクリアし、割数を自動的に、例えば10に
設定する。割数を自動的に設定するのは、割数が未定に
なっているためである。割数を仮に設定すると、差数テ
ーブル作成処理に移行する。なお、差数とは、当該パチ
ンコ機で遊技に供された後に回収された回収球数から遊
技利益として遊技者に付与された賞品球数を減じたもの
である。
【0036】割数設定スイッチ63が押されると、割数
設定処理を行ない、大当り回数が43回に達すると、現
在の割数を再設定し、差数テーブル作成処理を行ない、
入賞個数記憶がある場合にはゲーム処理を行なう。
【0037】次に、割数設定処理について説明する。
【0038】割数設定処理では、現在の割数を割数表示
器64に表示して、CPU57において設定タイマーを
セットする。この設定タイマーは、所定の時間が経過す
ると強制的に割数の設定を終了させるためのもので、割
数が未設定となることを防止する。
【0039】割数設定スイッチ63を押す毎に、割数表
示器64の表示が現在の表示から循環表示される(例え
ば9.5割−10割−10.5割−11割−11.5割
−12割−9.5割)。そこで、希望の割数を選択して
表示させると、設定タイマーが再セットされ、この設定
タイマーで設定された所定時間が経過すると、選択した
割数が設定される。一方、所定時間が経過する以前に再
度割数設定スイッチ63を押すと、その時点から再びタ
イマーが作動し始める。このようにして割数が設定され
て、設定された割数が前回のものと異なる場合には、新
たな差数テーブルの作成処理に移行する。
【0040】この差数テーブルの作成処理は、差数テー
ブルが記憶されたRAM70をクリアし、設定した割数
を記憶した後、ROM69に記憶された平均差数群のう
ちから、設定された割数に相当する平均差数群を読み出
し、43個の乱数を任意に割り振ることにより差数テー
ブルを作成し、RAM70に記憶する。一方、割数設定
スイッチ63により設定された差数が前回のものと同じ
場合には、既にRAM70に記憶された差数テーブルを
再度利用し、新たな差数テーブルは作成しない。そし
て、割数表示器64の表示をオフにして、割数設定処理
を終了する。尚、本実施形態においては、差数テーブル
の作成は、ROM69に記憶された平均差数群のうちか
ら、設定された割数に相当する平均差数群を読み出して
行なったが、平均差数群は、その都度演算してもよい
し、割数が変更されなかった場合にも前回と異なった新
たな差数テーブルを作成するようにしてもよい。
【0041】上記したCPU57での演算処理におい
て、電源がオフになったときの補助電源回路81による
RAM70の保存、および各種の時間設定において基準
となるタイマー制御は、演算処理に割り込みをかけるこ
とにより行なう。
【0042】電源オフ時の割り込みルーチンは、電源監
視回路80が電源オフを感知すると、CPU57へ割り
込み信号を出力し、補助電源回路81によりバックアッ
プされているRAM70へ内部レジスタを退避させる。
そして、復帰フラグを立て、内部レジスタがRAM70
へ退避していることを示し、I/Oポートを初期化して
CPU57を停止する。
【0043】タイマー割り込みのルーチンは、2ms毎
に割り込みタイマー回路から論理演算回路72に対して
割り込み信号を出力し、割り込み処理を行なった後、割
り込みがかかった直前のルーチンへ復帰させ、処理を続
行する。
【0044】この割り込み処理について以下に説明す
る。
【0045】割り込み処理において、入力信号を検出す
ると、入力信号を一端RAM70に記憶する。
【0046】ここで始動スイッチ16がオンになった場
合には、始動メモリが4になるまで、始動メモリの値に
1を加える。すなわち、打球が始動口17に入賞して始
動スイッチ16を作動させた場合、可変表示部9の表示
を変換開始させるが、始動口17への入賞は4個までが
有効に保留され、始動メモリが4になっている場合に
は、それ以上始動口17へ入賞しても、その入賞球はノ
ーカウントとなる。
【0047】而して、入賞口13や始動口17等の入賞
装置へ打球が入賞して、セーフ球流下路51に設けられ
たセーフ球センサー52がこの打球を検出すると、CP
U57内の第2演算記憶手段である賞球メモリに賞球数
設定スイッチ65によって設定された賞球数を加算し、
同様に賞球信号メモリに賞球数を加算する。そして、賞
球信号メモリの値が10を越えた場合には賞球信号を出
力し、賞球信号メモリから10を減算する。この賞球信
号メモリは、データ集計用の信号を出力するためのメモ
リである。
【0048】すなわち、本実施形態においては、CPU
57内のRAM70等からなる第2演算記憶手段が、賞
球排出装置49の作動により遊技者に付与される賞品球
数を順次的に計数記憶する排出賞品球計数記憶手段とし
て機能し、第2出力ポートラッチ76および半導体リレ
ー85が協働することによって、上記排出賞品球計数記
憶手段の計数記憶値が予め設定された所定値たる“1
0”に達する毎にデータ集計信号の一つとして1パルス
信号(10個の賞球で1パルス)を出力する信号出力手
段として機能するのである。
【0049】斯くして、パチンコ機1から出力されたパ
ルス信号は、データ収集機能を有する管理装置等へ供給
され、該パルス信号を受けた管理装置は、パルス信号と
該パルス信号に割り当てられた所定値のみによって、賞
球排出数を正確に知ることが可能となる。すなわち、各
パチンコ機1…で遊技者に付与した賞品球数をデータ伝
送することが可能となるのである。
【0050】セーフ球およびアウト球が回収球流下路5
4に設けられた回収球センサー55に検出される毎に、
CPU57内の第1演算記憶手段である回収球メモリに
1を加算し、同様に、回収球信号メモリに1を加算す
る。回収球信号メモリの値が10を越えた場合には回収
球信号を出力し、回収球信号メモリから10を減算す
る。この回収球信号メモリは、データ集計用の信号を出
力するためのメモリで、本実施形態においては、10個
の回収球で1パルスを出力している。
【0051】そして、CPU57内の第3演算記憶手段
である差数演算レジスタにより、回収球数と賞球数との
差を演算して記憶する。
【0052】その後、メインルーチン内のタイマーを更
新して、RAM70に記憶されている出力情報を第1出
力ポートラッチ75に出力して、各出力情報に該当する
機器を作動させる。また、音声出力が必要な場合には、
ROM69に記憶されたサウンドデータをサウンドジェ
ネレータ71に出力し、アンプ86により音声信号を増
幅してスピーカー6から音声を出力し、割り込み処理を
終了する。
【0053】次にゲーム処理について説明する。
【0054】パチンコ機1に電源が投入されると、可変
表示装置14に設けられた遊技状態表示ランプ24や入
賞個数表示ランプ25が一定方向に流れるように点滅す
るなどして、通常遊技表示が行なわれる。また、この通
常遊技状態における可変表示部9の表示は、三つの表示
が電気的(マルチプレクシング方式)にドットマトリク
ス表示され、三つの表示が左から順に一つずつ大小交互
に変化する。
【0055】打球が始動口17へ入賞すると、入賞個数
記憶表示ランプ25が入賞個数に応じて点灯して、ゲー
ムが開始される。本実施形態における入賞個数記憶表示
ランプ25の表示個数は、上述したように4個迄となっ
ている。ゲームが開始されると、始動メモリから1を減
算するとともに、入賞個数記憶表示ランプ25を1個点
滅状態に戻し、可変表示部9の表示が変換を開始する。
また、CPU57の第2出力ポートラッチ76からはゲ
ーム中信号が出力されるとともに、サウンドジェネレー
タ71からはサウンドデータが出力され、スピーカー6
からゲーム中を示す音声が出力される。
【0056】可変表示部9では、三つの表示がそれぞれ
独立して縦方向に流れるように変化を開始する。
【0057】そして、予め定めた所定時間が経過する
か、遊技者がストップスイッチ5を押すと、CPU57
では、ゲーム中信号出力をオフにして、差数テーブルか
ら乱数により設定した差数を読み込む。この差数テーブ
ルから読み込んだ差数と、第3演算記憶手段で演算され
た回収球数−排出球数の値が等しくなったときに、後述
する大当りとして特別遊技を開始させる。
【0058】一方、差数テーブルから読み込んだ差数
と、第3演算記憶手段で演算された回収球数−排出球数
の値が異なるときには、縦方向に流れるように変化して
いた可変表示部9の表示を、例えば三つの表示が異なっ
て「ハズレ」を表わすようにして停止させる。そして、
スピーカー6から「ハズレ」を表わす音声を出力し、
「ハズレ」のウエイトタイム処理をした後、割数設定ス
イッチ63の判断処理に戻る。
【0059】次に大当りの特別遊技の処理について説明
する。大当りの特別遊技を発生させる条件が成立する
と、第3演算記憶手段の記憶をクリアする。そして、縦
方向に流れるように変化していた可変表示部9の表示
を、例えば三つの表示が同じになり大当りを表わすよう
にして停止させて、CPU57の第2出力ポートラッチ
76より大当り信号を出力する。可変表示部9の表示が
大当りの状態になると、一定方向に流れるように点滅し
ていた遊技状態表示ランプ24が同時に点滅し始めて大
当り表示をし、スピーカー6からは大当りの効果音を発
生させる。そして、当りのウエイトタイム処理がなされ
た後、ソレノイド38がオンとなり、変動入賞装置15
が遊技者にとって有利な状態となって、開口部27に球
が入賞し易い状態となる。
【0060】この特別遊技状態で、開口部27への入賞
個数が所定個数、例えば10個に達するか、規定時間、
例えば29秒が経過すると特別遊技の1サイクルが終了
する。
【0061】所定個数の計数は凹室下方の流下路に設け
られたカウントスイッチ35により行なわれ、CPU5
7で演算処理される。このカウント値は、可変表示部9
の右側にドットマトリクス表示され、最初に「1」が表
示され、カウントスイッチ35が入賞球を検出する毎
に、現在の表示が下方へスクロールして消えるととも
に、上方より現在値に「1」が加えられた新たな表示が
スクロールして現れる。
【0062】規定時間の計測は前述したように2msの
割り込み信号により行なわれる。この規定時間は開放時
間表示器18に表示され、例えば最初に「29」が表示
され、1秒毎に「1」が減算されて表示される。
【0063】上記した1サイクル中に球が継続入賞口3
3へ入賞して継続スイッチ32がオンになると特別遊技
の継続条件が成立し、1サイクル終了後に新たなサイク
ル遊技に移行する権利が獲得される。このときCPU5
7では継続フラグが立つ。また、遊技状態表示ランプ2
4が点滅し継続条件が成立したことを遊技者に知らせ
る。
【0064】現在のサイクル数は可変表示部9の左側に
ドットマトリクス表示される。そこで、特別遊技の各サ
イクル遊技中においては、可変表示部9の左側に現在の
サイクル数、右側に開口部27への入賞個数が表示され
ることになる。この表示は、例えば最初に「1ー0」と
表示され、1サイクル目で入賞個数が0であることを表
わす。以後、開口部27に打球が入賞する毎に「1−
1」「1−2」…「1−9」と表示される。
【0065】1サイクルが終了すると、ソレノイド38
がオフとなり、変動入賞装置15が遊技者にとって不利
な状態となり、開口部27に打球が入賞し難くなる。こ
こで、継続条件が成立し継続フラグが立っている場合に
は、開口部27に10個目の打球が入賞した後、「NE
XT」の文字が表示され2サイクル目に移行し、「2−
0」「2−1」「2−2」…と順次表示される。このよ
うに各サイクルにおいて、継続条件が成立していると、
CPU57では、継続フラグ、およびカウントスイッチ
35からの信号を記憶するカウントメモリをクリアし
て、継続表示をオフにして次のサイクルに備える。継続
回数が9回目で入賞個数が10個になると、「FINA
L」の文字が表示され、遊技者に最終サイクルであるこ
とを表示する。最終サイクルでは、「F−0」「F−
1」「F−2」…「F−9」と順次表示され、10球目
が入賞すると「END」の文字を表示して、遊技者に特
別遊技が終了したことを表示する。また、この「EN
D」の文字は規定時間が経過して特別遊技が終了すると
きにも表示される。
【0066】特別遊技が終了すると、大当り信号の出力
をオフにし、大当り表示を中止し、大当りサウンドを停
止して、大当り回数メモリに1を加える。
【0067】そして、上記したゲーム処理が終了する
と、割数設定スイッチ65の判断処理に戻る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入賞装置へ入賞球が入賞することで球排出装置から賞品
球が排出されると、排出賞品球数加算記憶手段は球排出
装置の作動により入賞球に対応して遊技者に付与される
賞品球数を球排出装置の作動毎に加算して記憶し、その
加算記憶値が予め設定された所定値以上になった場合に
、信号出力手段から上記所定値を1単位としてパルス
信号が外部に対して賞品球数データとして出力されるこ
ととなるので、このパルス信号を受け取る管理装置等
は、当該パルス信号に設定された1単位としての所定値
を知っていれば、遊技機から排出される賞品球数が異な
っても当該遊技機における排出賞品球数のデータ管理を
正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】遊技部の正面図である。
【図3】可変表示装置の前面側斜視図である。
【図4】可変表示装置の裏面側斜視図である。
【図5】可変表示装置の縦断面図である。
【図6】変動入賞装置の前面側斜視図である。
【図7】変動入賞装置の縦断面図である。
【図8】パチンコ機の裏面図である。
【図9】電気的制御装置の斜視図である。
【図10】電気的制御装置のブロック図である。
【図11】メインルーチンおよび書込ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図12】割数設定処理を示すフローチャートである。
【図13】書込処理を示すフローチャートである。
【図14】ゲーム処理1を示すフローチャートである。
【図15】ゲーム処理2を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 8 遊技盤 11 遊技部 13 入賞口 14 可変表示装置 15 変動入賞装置 17 始動口 57 CPU 70 RAM 76 第2出力ポートラッチ 85 半導体リレー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に形成された遊技部を流下する球
    が入賞可能な入賞装置と、 上記入賞装置へ入賞した入賞球に基づき、機種により予
    め定められている複数個の賞品球を排出可能な球排出装
    置と、 を有する遊技機において、 当該遊技機は、 上記球排出装置の作動により入賞球に対応して遊技者に
    付与される賞品球数を当該球排出装置の作動毎に加算し
    記憶する排出賞品球数加算記憶手段と、 上記排出賞品球数加算記憶手段の加算記憶値が予め設定
    された所定値以上になった場合には、当該所定値を1単
    位としてパルス信号を出力する信号出力手段と、 を所定部位に具備し、 上記信号出力手段から出力されたパルス信号を遊技者に
    付与した賞品球数データとして外部に対して送信可能と
    したことを特徴とする遊技機。
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