JP2796256B2 - 遠隔加工装置 - Google Patents

遠隔加工装置

Info

Publication number
JP2796256B2
JP2796256B2 JP6325248A JP32524894A JP2796256B2 JP 2796256 B2 JP2796256 B2 JP 2796256B2 JP 6325248 A JP6325248 A JP 6325248A JP 32524894 A JP32524894 A JP 32524894A JP 2796256 B2 JP2796256 B2 JP 2796256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
main body
shroud head
guide pin
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6325248A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08174377A (ja
Inventor
満男 黒羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6325248A priority Critical patent/JP2796256B2/ja
Publication of JPH08174377A publication Critical patent/JPH08174377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2796256B2 publication Critical patent/JP2796256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、何らかの保持部材に保
持された部材を当該保持部材に保持させた状態で離れた
位置から操作して加工するための遠隔加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】何らかの保持部材に保持された部材とし
て、例えば図5及び図6に示すような原子力発電の原子
炉のシュラウドの上部に設けられるシュラウドヘッド2
01に付設されるシュラウドヘッドガイドピン100が
ある。シュラウドヘッド201はセパレータ200の下
部構造として構成されており、燃料棒の交換時にはセパ
レータ及びその上部に設けられるドライヤーとともに取
り外される。この取り外し作業は、満水状態でドライヤ
ー及びセパレータをこの順でドライヤー・セパレータプ
ール内に移動させ、交換が終了すると再びセパレータ、
ドライヤーの順でシュラウドに再度装着するというもの
である。その際、セパレータ200においては、シュラ
ウドヘッドガイドピン100がシュラウドとの位置決め
のために設けられている。シュラウドヘッドガイドピン
100はセパレータ200の下端の側面に突出した保持
部材(ブラケット)202に螺合し、ガイドとして使用
しない場合にはシュラウドヘッドガイドピン100と一
体の操作軸101を回転操作することによりブラケット
202から下方に離脱させることができるようになって
いる。
【0003】このシュラウドヘッドガイドピン100
は、シュラウドの上端にシュラウドヘッド201を装着
するときに、シュラウド側に設けられた受け部材に形成
されたガイド穴に挿入して両者の相対的な位置決めを図
るために設けられたもので、これによってシュラウドヘ
ッド201の下端の外縁に沿って下方に突出した多数の
ガイドピンが確実にシュラウド側に挿入され、セパレー
タ200が精度よく装着できるようになっている。
【0004】シュラウドヘッドガイドピン100をガイ
ド穴に挿入する際、両者の公差が大きいとシュラウドヘ
ッドガイドピン100はガイド穴にスムーズに挿入され
るが、必要な位置決め精度が得られないので、両者間の
公差は小さく設定されている。そのため、シュラウドヘ
ッドガイドピン100をガイド穴に挿入するときに、シ
ュラウドヘッドガイドピン100がガイド穴に当接して
シュラウドヘッドガイドピン100の表面に擦傷や圧痕
が生じることが多く、また、軸心が曲がって芯位置が狂
ってしまうこともある。そして、これらの傷や圧痕が前
記公差より大きくなっていたり、曲がっていると、シュ
ラウドヘッド201をシュラウドに再度装着するとき
に、シュラウドヘッドガイドピン100がガイド穴にス
ムーズに装着できなかったり、装着後、前記操作軸10
1を回転させてシュラウドヘッドガイドピン100をブ
ラケット202から離脱させようとしてもガイド穴との
間の摩擦力などによってシュラウドヘッドガイドピン1
00を下方に離脱させることができなくなる場合があ
る。
【0005】そこで、セパレータ200を取り外した際
に、満水状態のドライヤー・セパレータプール内に仮置
きした状態でシュラウドヘッドガイドピン100の表面
を研磨し、擦傷や圧痕を除去したり、軸心の曲がりを矯
正する表面加工が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記加工
は、前記プール内のコーナ位置に仮置きしたセパレータ
200の上部に作業台車を配置し、加工位置に研削ヘッ
ドをポール(操作棒)とロープを手動操作で移動させな
がらフレシキブルシャフトを介して遠隔操作し、シュラ
ウドヘッドガイドピン100の表面に発生した傷などを
除去していた。しかし、このような方法では、特に研削
ヘッドを固定する手段を備えていないため研削ヘッドが
不安定な状態で加工せざるを得ず、精度の高い研削は不
可能であるとともに、ポールやフレキシブルシャフトを
介して遠隔操作するため、加工作業も困難であり、作業
効率も悪かった。
【0007】また、このような研削方法では、研削ヘッ
ドを正確にシュラウドヘッドガイドピン100の所望の
位置に対向させて保持することができないので、シュラ
ウドヘッドガイドピン100を部分的に正確に加工し、
偏心の発生を抑えるようにすることは不可能であり、シ
ュラウドヘッドガイドピン100の目的であるシュラウ
ドヘッド201を正確な位置に設定することが出来なく
なっていた。
【0008】さらに、加工能率が悪いと、作業が放射線
下で行われる以上、被爆時間も多くなり、作業環境の劣
化を招来するという問題を生じることにもなる。
【0009】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、加工位置を特定して
部分的に精度良く研削できる遠隔加工装置を提供するこ
とにある。また、他の目的は、短時間で効率良く、少人
数で加工することができる遠隔加工装置を提供すること
にある。さらに、他の目的は、作業環境の向上を図るこ
ができる遠隔加工装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、構造物から突出した保持部材に保持され
た加工対象物を加工位置から離れた個所から操作して加
工する遠隔加工装置において、前記保持部材の上面に載
置されて垂直方向の位置を規定する第1の基準面、この
第1の基準面に対して垂直に設けられ、前記保持部材の
側面に当接して水平方向の位置を規定する第2の基準
面、及び加工対象物を持して加工対象物に対する相対
的な位置を規定する位置決め部材を有する本体部と、こ
の本体部に対して垂直方向に移動可能に設けられたベー
ス部材と、このベース部材を昇降させる昇降手段と、こ
の昇降手段を外部から操作可能な第1の操作部と、前記
ベース部材に水平移動可能に設けられ、加工対象物を加
工する加工手段と、この加工手段を加工対象物側に前進
・後退させる切込み量設定手段と、この切込み量設定手
段を外部から操作可能な第2の操作部と、前記第1の基
準面の下方に設けられ、前記第2の基準面との間で前記
保持部材を挟持して位置決めする進出後退可能なピン手
段とを備えていることを特徴としている。
【0011】
【0012】
【0013】の場合、前記本体部を吊り下げる吊り金
具が無負荷状態のときにピン手段が下方に突出するよう
に構成しておくとよい。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】本発明によれば、本体部を吊り下げ金具を介し
てロープなどで吊り下げて構造物から突出した保持部材
に対し、おおよそその位置まで降ろす。次いで、吊り下
げた状態で本体部の位置を移動させ、位置決め部材を加
工対象物に当てて加工対象物との位置決めを行い、第2
の基準面を保持部材の側面に当てて水平方向の位置決め
を行い、最後に本体部を少しずつ降ろして第1の基準面
を保持部材の上面に載置し、垂直方向の位置決めを行
う。これによって本体部の保持部材及び加工対象物に対
する相対的なX,Y,Z方向の位置が一義的に決まる。
すなわち、本体部は、ロープで吊り下げていなくとも保
持部材及び加工対象物に対して一定の安定した位置を保
持する。そこで、例えば操作部材を上方から降ろして第
1の操作部に嵌合させ、当該操作部材を回転させること
によって前記加工手段が搭載されたベース部材を上下方
向に移動させ、加工対象位置に対向させる。また、操作
部材を上方から降ろして第2の操作部に嵌合させ、当該
操作部材を回転させることによって加工手段を加工位置
に前進させて加工作業を行う。これにより加工対象物の
表面の傷や圧痕などを除去することができる。また、加
工対象物を自転させながら加工手段で表面を研磨もしく
は研削すると、自転する軸に対する芯精度が確保され
る。
【0017】
【0018】第1の基準面の下面側に進出後退可能なピ
ン手段を設けると、第2の基準面が側面に当接し、本体
部の第1の基準面が保持部材の上面に載置されたとき
に、ピン手段が第1の基準面から進出してピン手段と第
2の基準面との間で保持部材を挟持する。これによって
本体部の位置決めがより確実に行える。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て説明する。図1は実施例に係る遠隔加工装置の斜視
図、図2は側面から見た断面図である。これらの図にお
いて、遠隔加工装置1は、本体部2と、本体部2に対し
て昇降可能に設けられたベース部材3と、ベース部材3
の下面に設けられた加工手段として研削装置4とから基
本的に構成されている。
【0023】本体部2は、垂直部5と垂直部5の上部に
水平に設けられた水平部6と、垂直部5のほぼ中央部に
水平設けられた位置決め部材としてのフォークガイド7
とからなる。水平部6の上面の両端部には第1及び第2
の吊り金具8a,8bが設けられ、水平部6の下面は垂
直方向の基準となる第1の基準面9となっている。前記
吊り金具8a,8bのうちの一方の第1の吊り金具8a
は水平部6の上面に突設された円筒部10内を常時下方
に弾性付勢された状態で上下動可能に取り付けられ、他
方の第2の吊り金具8bは当該水平部6に固定されてい
る。第1の吊り金具8aは、ピン手段としてのセトリン
グピン11と一体に形成され、ロープによって吊り下げ
たときにはバネの弾性付勢力に抗して上方に移動してセ
トリングピン11の先端は第1の基準面9から突出する
ことのないようになっている。そして、ロープによる吊
り下げ力が加わらなくなると、バネの弾性付勢力によっ
てセトリングピン11は図2に示すように下方に突出
し、その側面とブラケット202の側面との間で位置決
めできるように構成されている。
【0024】垂直部5の前記フォークガイド7の取り付
け面は板材12によって前記第1の基準面9に対して直
角になるように設けられ、第2の基準面13として機能
する。この板材12の垂直部5から最も離れた上端面に
は第3の吊り金具8cが固設され、前記第1及び第2の
吊り金具8a,8bの3点で本体部2を全体的に吊り下
げられるようになっている。
【0025】垂直部5の高さ方向のほぼ中央部には前記
水平部6と平行に前記フォークガイド7が突設されてい
る。フォークガイド7は長く形成された第1のガイド部
7aと、短く形成された第2のガイド部7bと、加工対
象物であるシュラウドヘッドガイドピン100を挿入し
て位置保持可能な保持部分7cとからなり、前記ガイド
7aのシュラウドヘッドガイドピン当接側の側面が第2
の基準面13に対して直角になるように設けられ、第3
の基準面14として機能するように構成されている。な
お、第2のガイド部7bは、第1のガイド部7aにシュ
ラウドヘッドガイドピン100を案内して前記保持部分
7cに導入できるような形状に形成されていればよい。
また、前記第1のガイド部7aは、シュラウドヘッドガ
イドピン100の保持部分7cの導入がスムーズに行わ
れるように、少なくとも第1の基準面9を構成する水平
部6と同程度の長さを備えていることが望ましい。
【0026】ベース部材3は、本体部2の垂直部5の内
側部分に垂直に配置されたガイド部材15と、これと平
行に配置された送りネジ16とに支持されている。送り
ネジ16には、ベース部材3と一体に設けられた雌ネジ
17が螺合し、また、ベース部材3はガイド部材15と
摺動して移動できるようになっており、送りネジ16を
回転させることで雌ネジ17がこの回転に追従して上下
方向に移動し、これに伴ってベース部材3が上下方向に
移動する。この移動のために、送りネジ16の上端部は
第1の操作部16aとして垂直部5の上端に取り付けら
れている水平部6の上面に突出し、上方から操作部材の
先端を嵌合させることによって回転操作ができるように
なっている。このため、前記第1の操作部16aは平面
視正6角形に形成されている。なお、この実施例では送
りネジ16には雌ネジ17が螺合して昇降動作を行うよ
うになっているが、送りネジ16のネジ部の少なくとも
谷の部分に係合し、送りネジ17の回転に応じて昇降可
能な例えば係合片を使用することもできる。
【0027】ベース部材3の下面には研削装置4がシュ
ラウドヘッドガイドピン100に対して前進・後退可能
に設けられている。すなわち、研削装置4はベース部材
3の下面の前後送りガイド18に対して出力軸ブラケッ
ト21を介して移動可能に取り付けられ、反シュラウド
ヘッドガイドピン側に設けられた送りカム19によって
前記進出・後退動作ができるようになっている。この送
りカム19は、ベース部材3の上面から突出した前記送
りネジ16の第1の操作部16aと同様の形状の第2の
操作部20aを上端に有する操作桿20によって回動操
作される。第2の操作部20aは、前記第1の操作部1
6aと同一形状の操作部材によって操作できるように第
1の操作部16aと同一の形状に形成され、他の部材に
よって干渉されずに上方から操作部材を嵌合させて操作
できる位置に設けられている。
【0028】前記出力軸ブラケット21は、ハイドロリ
ックモータ22の出力軸23を回転自在に支持し、その
上面にはダイヤルゲージ24が取り付けられている。ハ
イドロリックモータ22には、プール25の建屋の作業
床に設置された図示しないハイドロリックコントロール
ステーションから図4に示すような作業台車26を経て
配管が延び、ハイドロリックコントロールステーション
から作動液体が供給され、その液圧によって正転及び逆
転方向に駆動される。前記出力軸23の先端部には砥石
27が取り付けられ、ハイドロリックモータ22の駆動
力によって正逆方向に回転する。なお、砥石27の加工
対象物、すなわちシュラウドヘッドガイドピン100の
表面に対する押圧力は、前記第2の操作部20a、送り
カム19を介して出力軸ブラケット21をシュラウドヘ
ッドガイドピン100方向に押すことによって得ること
ができる。
【0029】このように構成された遠隔加工装置1を使
用してシュラウドヘッドガイドピン100の表面を研磨
する場合には、まず、図4の作業状態を示す説明図から
も分かるように作業台車26から本体部2を吊り下げて
満水のドライヤー・セパレータプール25内に位置した
セパレータ200の下部の側面から突出したブラケット
202の側部まで降ろす。そして、シュラウドヘッドガ
イドピン100の側面に図3の位置決め終了時の状態を
示す平面図からも分かるようにフォークガイド7の第1
のガイド部7aの第3の基準面14が当たる位置まで本
体部2をセパレータ200方向に移動させる。基準面1
4がシュラウドヘッドガイドピン100の側面に当接す
ると、本体部2をブラケット202方向に移動させ、垂
直部5の側面に設けられた第2の基準面13をブラケッ
ト202の側面に当接させる。これによってシュラウド
ヘッドガイドピン100がフォークガイド7の保持部7
c内に嵌まり込んだような形になって保持され、X軸方
向の位置が不動の状態で一義的に決まり、また、前記第
2の基準面13によってY軸方向の位置が決まる。次い
で、水平部6の下面の第1の基準面9がブラケット20
2の上面に当接するまで本体部2を下降させる。前記第
1の基準面9がブラケット202の上面に当接すると、
本体部2はブラケット202上に載置された形になり、
これでZ軸方向の位置決めが行われる。このようにして
3軸方向の位置決めが終了すると本体部2を吊り下げて
いたロープを緩める。これによって吊り金具8aに加わ
っていた荷重が解除され、セトリングピン11が下方に
突出し、その側面がブラケット202の前記第2の基準
面13が当接した側面202aとは逆側の側面202b
に当接し、ブラケット202を挟持したような形にな
り、Y軸方向の位置が不動の状態となる。同時に、本体
部2の重量が直接ブラケット202に加わり、Z軸方向
にも本体部2の重量によってほぼ不動の状態となる。こ
のようにして3軸方向の位置決めが行われ、その位置が
確実に保持される。なお、このような位置決め作業は、
水中に浸漬されたテレビジョンカメラによってモニター
しながら実行される。
【0030】上記のような作業によってブラケット20
2に遠隔加工装置1の本体部2が装着され、フォークガ
イド7によってシュラウドヘッドガイドピン100との
相対的な位置決めが完了すると、加工工程に入る。この
工程では、図4に示すように作業者300が作業台車2
6の上から操作部材(ポール)28の先端を水中の遠隔
加工装置1の本体部2の上部に突出した第1の操作部1
6aに嵌合させて送りネジ16を回転させ、図2に示す
ようにシュラウドヘッドガイドピン100の加工対象部
位102に砥石27を対向させる。一方、他の操作部材
(ポール)を降ろして同様にして前記第2の操作部20
aに嵌合させ、砥石27の前進・後退動作が可能な状態
にする。この状態でハイドロリックコントールステーシ
ョンから圧液を供給してハイドロリックモータ22を研
削方向に回転させる。この回転に応じて砥石27が回転
研削可能な状態になる。そこで、水中に浸漬されたテレ
ビジョンカメラによってシュラウドヘッドガイドピン1
00の研削部分及びダイヤルゲージ24をモニターしな
がら第2の操作部20aを回動操作して送りカム19を
駆動し、出力軸ブラケット21を前進させ、砥石27を
シュラウドヘッドガイドピン100の加工対象部位10
2に押し当て、所定の押圧力を加えながら研削する。研
削量及び芯位置度はダイヤルゲージ24を使用して確認
されるが、この確認もテレビジョンカメラでモニターす
ることによって行われる。
【0031】研削加工に際しては、シュラウドヘッドガ
イドピン100を固定して研削すると芯位置が狂ってく
る場合もあるので、加工条件に応じて図4に示すように
シュラウドヘッドガイドピン100に連なるシュラウド
ヘッドガイドピン100の締め付け金具29を操作軸1
01に嵌合させ、前記締め付け金具29を作業台車26
上から操作してシュラウドヘッドガイドピン100を回
転させながら表面を研削する。その際、研削力はハイド
ロリックコントロールステーションによってハイドロリ
ックモータ23に供給される流量によって調整される。
このようにしてシュラウドヘッドガイドピン100の加
工対象部分102の全周にわたって偏心部分や傷部分が
徐々に研削され、芯位置が確保される。また、研削され
た金属粉はバキューム装置によって吸い込まれフィルタ
を通して回収され、プール中の水に金属粉が出来るだけ
混入しないように配慮されている。なお、出力源はポン
プと前述のハイドロリックコントロールステーションに
よって調整され、テレジジョンカメラによるモニターの
ための水中テレビ設備、水中照明設備、及び作業台車設
備が付帯設備として使用される。
【0032】また、この実施例では、セパレータ200
下部のシュラウドヘッドの装着のガイドとして使用され
るシュラウドヘッドガイドピン100の研削に使用した
例であるが、この実施例のように遠隔加工装置1の本体
部2を位置決めして固定することができる保持部材(ブ
ラケット)が加工対象物本体から突出したような構造物
全般に使用できる。その際、水中で作業しないもので
は、研削装置の駆動源としては電力によって駆動される
モータや、圧搾空気によって駆動されるモータなどが使
用できる。
【0033】さらに、前記実施例ではダイヤルゲージ2
4を測定装置として使用し、ダイヤルゲージ24の指針
をテレビジョンカメラでモニターしているが、レーザ測
定装置や超音波測定装置などの非接触の測定手段を使用
することもできる。これらの測定装置は、使用個所や使
用条件に応じて適宜選択される。
【0034】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、前述
のように構成された本発明によれば、以下のような効果
を奏する。
【0035】請求項1記載の発明によれば、加工対象物
に対しては位置決め部材によって加工対象物を挟持する
ことで加工対象物に対する相対的な位置を規定し、保持
部材に対しては第1の基準面と第2の基準面とによって
位置を規定して加工対象物に対する3軸方向の位置決め
を行い、その上で加工手段を加工対象物に対して昇降及
び前進・後退させて加工することができるので、加工位
置を特定して部分的に加工することが可能となる。その
際、本体部の位置決め時にピンが進出してピンの側面と
第2の基準面との間で保持部材を挟持するので、第2の
基準面で規定した位置が不動となり、確実な位置決め状
態が保持でき、その結果、遠隔加工装置を研削位置に保
持しながら加工する必要がなくなり、これによって少人
数で、しかも短時間で精度の高い加工が可能になる。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】請求項2記載の発明によれば、吊り金具に
よって吊り下げて保持部材に位置決めし、位置決めが完
了して吊り金具に荷重が加わらなくなると、自動的にピ
ン手段が進出して保持部材を挟持するので、特にピンを
進出させる工程が不要になる。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る遠隔加工装置の斜視図で
ある。
【図2】実施例に係る遠隔加工装置の作業時の状態を示
す縦断面図である。
【図3】実施例に係る遠隔加工装置の作業時の状態を示
す平面図である。
【図4】実施例に係る遠隔加工装置を使用してシュラウ
ドヘッドガイドピンを研削する作業状態を示す概略図で
ある。
【図5】実施例に係るシュラウドヘッドガイドピンを備
えたセパレータの縦断面図である。
【図6】実施例に係るシュラウドヘッドガイドピンを示
す図5におけるA部拡大図である。
【符号の説明】
1 遠隔加工装置 2 本体部 3 ベース部材 4 研削装置 5 垂直部 6 水平部 7 フォークガイド 7a 第1のガイド部 7b 第2のガイド部 7c 保持部分 8a,8b,8c 吊り金具 9 第1の基準面 12 板材 11 セトリングピン 13 第2の基準面 14 第3の基準面 15 ガイド部材 16 送りネジ 16a 第1の操作部 17 雌ネジ 18 前後送りガイド 19 送りカム 20 操作桿 20a 第2の操作部 21 出力軸ブラケット 22 ハイドロリックモータ 23 出力軸 24 ダイヤルゲージ 27 砥石 100 シュラウドヘッドガイドピン 200 セパレータ 202 ブラケット(保持部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物から突出した保持部材に保持され
    た加工対象物を加工位置から離れた個所から操作して加
    工する遠隔加工装置において、 前記保持部材の上面に載置されて垂直方向の位置を規定
    する第1の基準面、この第1の基準面に対して垂直に設
    けられ、前記保持部材の側面に当接して水平方向の位置
    を規定する第2の基準面、及び加工対象物を持して加
    工対象物に対する相対的な位置を規定する位置決め部材
    を有する本体部と、 この本体部に対して垂直方向に移動可能に設けられたベ
    ース部材と、 このベース部材を昇降させる昇降手段と、 この昇降手段を外部から操作可能な第1の操作部と、 前記ベース部材に水平移動可能に設けられ、加工対象物
    を加工する加工手段と、 この加工手段を加工対象物側に前進・後退させる切込み
    量設定手段と、 この切込み量設定手段を外部から操作可能な第2の操作
    部と、前記第1の基準面の下方に設けられ、前記第2の基準面
    との間で前記保持部材を挟持して位置決めする進出後退
    可能なピン手段と、 を備えていることを特徴とする遠隔加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ピン手段は、前記本体部を吊り下げ
    る吊り金具が無負荷状態のときに下方に突出するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の遠隔加
    工装置。
JP6325248A 1994-12-27 1994-12-27 遠隔加工装置 Expired - Lifetime JP2796256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325248A JP2796256B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 遠隔加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325248A JP2796256B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 遠隔加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08174377A JPH08174377A (ja) 1996-07-09
JP2796256B2 true JP2796256B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=18174695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6325248A Expired - Lifetime JP2796256B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 遠隔加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2796256B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4834596B2 (ja) * 2007-04-12 2011-12-14 株式会社東芝 円筒構造物の機械加工装置
JP5106314B2 (ja) * 2008-08-15 2012-12-26 株式会社東芝 シュラウドヘッドの補修方法
JP5100703B2 (ja) * 2009-04-28 2012-12-19 株式会社東芝 シュラウドヘッドの補修方法およびその補修構造
JP6103831B2 (ja) * 2012-06-22 2017-03-29 中外テクノス株式会社 流体圧モーターにおける高速回転装置及びその高速回転方法
CN102773533A (zh) * 2012-08-13 2012-11-14 六安市龙兴汽车零部件有限公司 一种汽车变速箱拨叉铣叉口专用机床
CN103264337B (zh) * 2013-05-21 2015-08-19 虞雅仙 水晶坯件自动磨抛系统及其对接机构
CN104353877B (zh) * 2014-11-04 2016-08-24 重庆和剑机械制造有限公司 一种适用于倒挡拨叉的上平面加工机
CN108326711A (zh) * 2018-01-25 2018-07-27 罗厚镇 一种具备喷水除尘机构的墙壁开槽机
CN109822434A (zh) * 2019-03-29 2019-05-31 陈均响 一种便携式玻璃钢管道电动式造锥机
CN111037432B (zh) * 2019-12-11 2021-04-20 山东新金发汽车零部件有限公司 一种带状工件打磨系统及打磨方法
CN111036966B (zh) * 2019-12-30 2020-12-29 贵州友擘机械制造有限公司 用于铣拨叉的夹紧固定装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58217263A (ja) * 1982-06-09 1983-12-17 Eagle Ind Co Ltd 原子力発電装置における主蒸気隔離弁内面切削装置
JPH0318122U (ja) * 1989-07-06 1991-02-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08174377A (ja) 1996-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2796256B2 (ja) 遠隔加工装置
JP2008500197A (ja) 可撓性レール多軸工作機械および方法
JP3101040B2 (ja) 工作物支持・機械加工用工作機械取付装置
JP2007526134A (ja) 製造作業のための方法および装置
EP0393615B1 (en) Polishing apparatus
TW202030037A (zh) 研磨治具、研磨裝置及研磨方法
CN216729942U (zh) 能调节电极直径的多头电火花机床
KR102651132B1 (ko) 링 레이저 자이로스코프의 반구형 캐소드를 연마하기 위한 회전식 자동 연마 장치 및 그 방법
CN216681460U (zh) 板型零件自动打磨机
JP2001071201A (ja) 円筒部品の加工装置
CN111958268B (zh) 一种带有自动三轴定位功能的机床操作平台
JP2007319949A (ja) 加工方法及び加工機
CN111037431B (zh) 一种磨光机定位装置
CN216463822U (zh) 一种用于垂直安定面梁对接面的打磨装置
CN114918946B (zh) 一种基于视觉引导的机械手打磨系统及其打磨方法
CN214817830U (zh) 一种环保型机器人自动喷砂系统
CN220178978U (zh) 一种数控磨床
CN217619003U (zh) 一种用于核燃料棒包壳的焊接重组装置
CN214237705U (zh) 一种机械零件头端打磨旋转夹紧固定装置
CN217205546U (zh) 一种古建筑墙体修复支架
CN220548108U (zh) 一种用于安装化学机械抛光头的辅助装置
CN218642834U (zh) 用于金属蚀刻的固定装置
CN213731134U (zh) 一种双系统六轴cnc加工设备
CN219094600U (zh) 一种自动打磨机
CN114571296B (zh) 一种新型超高精度薄壁铸件加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

Year of fee payment: 12