JP2796142B2 - 防火安全区画システム - Google Patents

防火安全区画システム

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物の外部開口部の延焼の恐れのある部分
および、アトリウム、あるいは大型店舗の防火通路等を
透視性のある防火ガラスで意匠的効果を損なわずに遮蔽
できるようにした防火安全区画システムに関する。
[従来の技術] 従来、建築物の防火対策として、延焼の恐れのある外
部開口部やアトリウムの縦穴区画の開口部に、防火シャ
ッターや石膏ボードなどの防火間仕切、スチール製防火
戸を設けて延焼を防止できるようにしている。
例えば、延焼の恐れのある外壁開口部の防火対策とし
ては、第7図に示すように外壁開口に網入りガラス1を
設けてその外側に防火シャッター2を設けている。また
網入りガラス1の内側には、通路3を介して間仕切壁4
を設け、室5の防火区画をさせている。
アトリウム空間の縦穴区画開口部の防火対策として
は、第8、9図に示すように、トップライト6の下方の
アトリウム空間7に対向して縦穴区画開口部を設け、そ
の開口部に防火シャッター2を設けている。また防火シ
ャッター2の内側には、通路3を介して店舗8になって
おり、通路3と店舗8とはショーウィンドガラス9によ
り区画している。
[発明が解決しようとする課題] 従来の建物の防火対策として、防火区画のために区画
壁部分に防火戸を設けたり間仕切壁を設けているが、そ
のような構成では区画壁に透視性がないので、意匠的に
も重々しく、重圧的な空間になりやすい。さらに延焼遮
断性能を有するはずの防火シャッターや防火戸が実際に
は遮熱性能が劣り、そのため他室への延焼の危険性が大
となり、その機能を十分に果していないのが現状であ
る。
また防火区画のためシャッターと間仕切壁を設けた場
合には、室内空間が狭まるという問題もあった。
そこで本発明は、遮熱性と遮炎性とを有する発泡性防
火ガラスを用いて、延焼の恐れのある開口部等に設置す
ることにより、従来の防火シャッターや間仕切壁を使用
しないで、空間スペースをより安全に、そして有効的に
利用するとともに、透視性により意匠的にも避難先確認
のためにも望ましくすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成した防火安全区画システム
である。そのシステムは、建築物の延焼の恐れのある外
壁の開口部に発泡性防火ガラスを取付け、発泡性防火ガ
ラスの内側には延焼遮断用の間仕切壁を設けることなく
室を広く使用できるようにした。そして発泡性防火ガラ
スを通しての透視性と意匠的効果を得られるようにし
た。
アトリウム空間等の縦穴区画開口部に防火区画を設け
る場合は、外壁開口部の内側に通路を介して店舗を設
け、通路と店舗との間を発泡性防火ガラスで区画する。
そして発泡性防火ガラスの透視性により意匠的効果と視
認性とを得られるようにした。
建築物の防火通路又は避難室を防火区画する場合も、
それら部分を発泡性防火ガラスで区画すれば、意匠的効
果と視認性とが良い防火安全区画システムになる。
[作用] 上記の防火安全区画システムでは、防火戸や、防火シ
ャッター等を設ける部所を発泡性防火ガラスにより区画
しているので、別個に防火戸や防火シャッターを設ける
必要がない。また発泡性防火ガラスは、遮熱性と遮炎性
とを有するので、さらに間仕切壁を設ける必要がなく、
室内スペースを狭めることはない。
発泡性防火ガラスは、火災時に熱を受けると発泡剤が
発泡層となり、それにより遮熱性を十分に有するように
なる。また発泡性防火ガラスは通常時は透明であるの
で、それを挟んで逆側を見ることができ、意匠的効果を
向上できるとともに、火災発生時の避難時の先方の状況
を見ることができ安全に避難できる。
[実施例] 本発明の第1実施例を第1図により説明する。
この実施例は、建物の延焼の恐れのある外部開口部の
防火安全区画システムであり、室11の外部開口部の窓を
発泡性防火ガラス12により構成した。発泡性防火ガラス
12は透明なけい酸ソーダ系の発泡剤やリン酸アルミニウ
ム塩系の発泡剤等を複数枚のガラス間に介在接着させて
あり、それが火災時の熱により発泡白濁して発泡層とな
るので十分な遮熱性を有する。また発泡性防火ガラス12
は、常温では通常のガラスと同様透明度が高いので、そ
れを通して逆側の状況を見られるようになっている。
上記のように建物の外部開口部に発泡性防火ガラス12
を設けておけば、それだけで延焼遮断効果があるので、
従来例(第8図参照)のように間仕切壁を設ける必要が
なく室を広く有効に使用できる。また発泡性防火ガラス
は透視性を有するので、ガラスをはさんで逆側を見るこ
とができ、さらに意匠的効果を得ることができる。
次にアトリウム空間の縦穴区画開口部に適用し、火災
が水平方向に拡がるのを防止した防火安全区画システム
の第2実施例を第2、3図により説明する。
この実施例では、アトリウム空間13の縦穴区画開口部
の内側に通路14を介して店舗15が設けられる。通路14と
店舗15との間は、ショーウィンドと防火壁とを兼用する
発泡性防火ガラス12により区画される。アトリウム空間
13と通路14との間には、従来例(第9図参照)のように
シャッターを設けることなく開口状態にされ、そこから
採光と通気が可能になっている。なおアトリウム空間13
から離れた位置の通路には、発泡性防火ガラスを使用し
た開閉可能なドア16が設けられて、アトリウム空間を縦
穴として区画できるようにした。
上記のように防災のための発泡性防火ガラス12は、シ
ョーウィンドガラスを兼用しているので、意匠的にも機
能的にも優れた空間構成が可能となる。またアトリウム
空間13と通路14との間にシャッターを設けなくても、店
舗側の防火を発泡性防火ガラス12により行うことができ
る。そのため通常及び火災時にも、アトリウム空間13と
通路14との間はどちらか側からも見ることができるの
で、意匠的効果を得られるとともに、安全な避難路を確
認できかつ適切な防火活動ができる。
次に第4図によりショッピングセンターでの防火安全
区画システムについて説明する。この実施例は、各展示
コーナー20の間に分離帯と通路21が設けられ、分離帯は
発泡性防火ガラス12により形成されて、その適所にドア
22が設けられる。分離帯の両端位置にはシャッター23が
設けられ、そのシャッター23は通常時は開放されてい
る。
このように防火区画することにより、透視性のある発
泡性防火ガラス12により各展示コーナー20を意匠的かつ
機能的に区画でき、しかも発泡性防火ガラス12が防火壁
となり得るのでショピングセンターの面積を有効に利用
できる。
次に第5図により建物の避難通路での防火安全区画シ
ステムについて説明する。この実施例は、通路24に、発
泡性防火ガラス12を使用して作成した開閉可能な防火ガ
ラス戸25を設けておく。そして火災時に、避難者26が防
火ガラス戸25を通して出火室27の状況を見ることができ
るので、避難方向の安全を適確に把握しながら避難でき
る。
次に第6図により室内空間での防火安全区画システム
について説明する。この実施例は、室内空間28を発泡性
防火ガラス12により作成した防火区画壁29で区画してお
き、その透明性により明るく快適な区画空間を構成させ
るとともに、火災時には発泡性防火ガラスが防火壁とな
るので安全な防火区画室を確保できる。
[発明の効果] 本発明の防火安全区画システムによれば、透明性と遮
熱性と遮炎性を有する発泡性防火ガラスにより、あるい
はショーウィンドガラス等を兼用する防火壁を作成でき
るので、従来例のように防火シャッターや防火戸、ある
いは防火間仕切壁を設けなくてもよく、意匠性と機能性
に優れた明るく、快適な空間を構成でき、しかも室内空
間を有効に使用できる。このように防火壁を別個に設け
なくてもよいとともに、スペースを有効に利用できるの
で、建設コストを低減させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は防火安全区画システムを室内に適用した第1実
施例の断面図、第2図と第3図は同システムをアトリウ
ム空間等の縦穴区画開口部に適用した第2実施例の側断
面図と平面図、第4図は同システムをショッピングセン
ターに適用した実施例の平面図、第5図は同システムを
避難通路に適用した実施例の平面図、第6図は同システ
ムを室内空間に適用した実施例の側断面図、第7図は従
来の防火安全区画システムを室内に適用した説明図、第
8図と第9図は従来のシステムをアトリウム空間等の縦
穴区画開口部に適用した側断面図と平面図である。 11;室、12;発泡性防火ガラス 13;アトリウム空間、14;通路 15;店舗 20;展示コーナー、25;防火ガラス戸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 2/06 C03C 27/06 C03C 27/12 E04H 9/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アトリウム空間等に面した外壁開口部によ
    りその内側通路への採光と通気とを可能とし、前記外壁
    開口部の内側の通路と店舗との間を発泡性防火ガラスで
    区画し、発泡性防火ガラスの透視性により視認性を得ら
    れるようにするとともに、さらにアトリウム空間から離
    れた通路に発泡性防火ガラスを使用した開閉可能なドア
    を設けて、アトリウム空間を縦穴として区画できるよう
    にしたことを特徴とする防火安全区画システム。
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