JP2594163B2 - 可動式防火間仕切壁 - Google Patents

可動式防火間仕切壁

Info

Publication number
JP2594163B2
JP2594163B2 JP2000274A JP27490A JP2594163B2 JP 2594163 B2 JP2594163 B2 JP 2594163B2 JP 2000274 A JP2000274 A JP 2000274A JP 27490 A JP27490 A JP 27490A JP 2594163 B2 JP2594163 B2 JP 2594163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
panel
resistant
sash
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000274A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03205068A (ja
Inventor
一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2000274A priority Critical patent/JP2594163B2/ja
Publication of JPH03205068A publication Critical patent/JPH03205068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594163B2 publication Critical patent/JP2594163B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Wing (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物内部に設けることにより防火区画を
構成する可動式防火間仕切壁に関する。
[従来の技術] 従来、建築物内部の延焼を防ぎ火災を部分的に止める
防火区画を構成する部材としては、コンクリートブロッ
ク造や煉瓦造又は鉄筋コンクリート造等の防火間仕切壁
と、スチールシャッターやスチールドア等の防火戸が主
なものとして用いられている。また間仕切壁には、防火
区画として機能するものではないが、室内を個々に区画
したり、広く開放して室内空間を多目的に利用できる可
動式間仕切壁がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の防火間仕切壁は、延焼を防止する機能を十分に
満たしているが、これらは閉鎖的な空間を構成し易いの
で、オフィスやショッピングセンターにおいて要求され
る明るく快適な空間を形成するのが難しいという問題が
ある。また室内空間を区画するのに通常用いられる可動
式仕切壁は、延長を防止する機能がないので、防火及び
消化活動の障害になるという問題がある。
本発明は、これらの問題を解決するものであり、可動
式防火間仕切壁に発泡性防火ガラスを用いることによ
り、火災時の輻射熱を十分にカットして延焼を防止し、
防火区画の位置を必要に応じて簡単に移動可能にし、防
火区画を明るく快適な空間に構成させることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の可動式防火間仕切壁は、耐熱サッシに発泡性
防火ガラスを取付けてパネルを形成するとともに、前記
耐熱サッシの発泡性防火ガラス取付け側と、サッシ周縁
側との間のサッシ内壁にロックウールを取付け、且つこ
のパネルの上端又は下端にローラを取付けるとともに、
このローラを案内するガイドレールを天井あるいは床に
固定し、併せてパネルの上下端のうちローラを取付けて
いない側に、対面する天井面又は床面に対して押しつけ
手段により面圧接可能で、且つ内部にロックウールを内
装した耐熱性のパネル固定用のアジャスターを設けて、
少なくとも1枚のパネルをガイドレールに案内させて移
動可能にさせたものである。
[作用] 上記の可動式防火間仕切壁はこれに用いられている発
泡性防火ガラスの透明度によって、防火区画を明るく快
適な空間に形成させることかできる。この発泡性防火ガ
ラスが熱を受けると、複数枚のガラスを積層接着させて
いる挿入剤が発泡白濁して断熱層を形成するので、これ
ら可動式防火間仕切壁は高い遮熱機能を発揮する。さら
に、発泡性防火ガラスには、優れた対衝撃性及び対貫通
抵抗性能等のディフェンス性能があるので、可動式防火
間仕切壁は防犯機能をも有する。
また可動式防火間仕切壁では、パネルをガイドレール
に案内させて移動させ、防火区画にする所定の位置に固
定させて室内空間を仕切らせれば、その区画が防火区画
となる。さらに、パネルの上下端のうちローラを取付け
ていない側にアジャスター等の固定装置が取付けられる
と、これらアジャスター等の固定装置は、パネルを床及
び天井に強く圧接させて、所定の位置に固定させる。
[実施例] 本発明の可動式防火間仕切壁の一実施例を第1図〜第
5図を使用して説明する。可動式防火間仕切壁は、室内
において防火区画を設置する天井部分にガイドレール1
を固定し、このガイドレール1によってパネル2を移動
可能に保持させるとともに、パネル2で室内空間を仕切
り、防火区画を形成するものである。なお、ガイドレー
ル1は、レール溝を下に向け、左右両側を耐熱被覆材3a
で覆って、スラブaの下面に固定したレールフレーム3b
と天井材bとの間に取付けられる。
パネル2は、熱を受けると発泡白濁する挿入剤によっ
て複数枚のガラスを積層接着させて形成した発泡性防火
ガラス4を耐熱サッシ5に取付けたものである。この耐
熱サッシ5の内壁には、ロックウール5aが取付けられ耐
火性能を高めている。さらに耐熱サッシ5の上部には、
ガイドレール1に案内されるローラ6が取付けられ、下
部には内壁にロックウールを内装した耐熱性のアジャス
ター7が取付けられている。このアジャスター7は、固
定用ネジ8によって回動する一対の傘歯車とネジ棒を介
して上下に移動できる押しつけ手段で、アジャスター7
の下面を床c面と第1図に示すように面圧接で強く当接
させることによりパネル2が所定の位置で固定されるよ
うになっている。なお、本実施例では、アジャスター7
を耐熱サッシ5の下部に取付けたが、これに限定するも
のではなく、耐熱サッシ5の下部にガイドレール1を取
付けても良い。そして、耐熱サッシ5の左右の形状は、
一方が断面凸状にされ、他方が断面凹状に形成されてパ
ネル2同士が密接に接合できるようになっている。
さらに本実施例では、第5図に示すようにパネル収納
スペース9を設け、防火区画を簡単に取り払って収納で
きるようにさせている。
次に第6図〜第11図を使用して、従来の防火シャッタ
ーはスチール等からなっているため火災時の輻射熱をカ
ットする能力やデザイン性が劣り、防火区画としての延
焼機能を十分に満たすことができないという問題がある
点に鑑み、可動式防火間仕切壁と同様の作用、効果を示
す防火シャッターについて説明する。
防火シャッターは、建物の窓又は出入口の縁に固定し
たガイドレール11,11′の案内によってシャッター12,1
2′を移動させ、これらの開閉を行なうものである。こ
の防火シャッター12,12′の構造は、前記実施例と同様
の発泡性防火ガラス10,10′を帯状に形成し、耐熱サッ
シ13,13′に取付けたものからなり、これらを第8図に
示すように軸止等による蝶板部材や、第11図に示す様に
耐熱性樹脂等の屈曲可能な連結材を介して連結させてい
る。
上下方向に開閉移動する防火シャッターの場合は、第
6図、第7図に示すように、シャッター12の取付口の左
右両側に設けられたガイドレール11にシャッター12の左
右両端が係合され、シャッター12の上部にワイヤーの一
端が取付けられて、他端が天井材bの上方にあるスラブ
aに固定された巻上げ装置14に取付けられ、この巻上げ
装置14によってシャッター12は、吊り下げられるととも
に上下に移動させられる。
横方向に開閉移動する防火シャッターの場合は、第9
図、第10図に示すようにシャッター12′の取付口及び壁
裏の天井bと床cの部分に設けたガイドレール11′にシ
ャッター12′の上下両端が係合され、シャッター12′は
垂直に設けられる。
なお、発泡性防火ガラスに用いられる挿入剤の成分に
よっては、可動式防火間仕切壁や防火シャッターに優れ
た電磁シールド性能を保有させることができる。
[発明の効果] 本発明の可動式防火間仕切壁には、延焼遮断性能及び
対衝撃性能や対貫通抵抗性能等のディフェンス性能が優
れている発泡性防火ガラスを用いているので、高い延焼
遮断機能及び防犯機能が発揮されるとともに透明度の高
いガラスによって、防火区画が明るく快適な空間とな
る。また防火区画を移動させるには、可動式防火間仕切
のパネルをガイドレールに案内させて所定の位置に固定
すれば良いので簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の可動式防火間仕切壁の実施例の断面
図、第2図は同実施例の接合部の断面図、第3図は同実
施例の立面図、第4図及び第5図は同実施例におけるパ
ネルの移動説明図、第6図〜第11図は本発明の防火シャ
ッターの実施例の説明図である。 1;ガイドレール、2;パネル 3a;耐熱被覆材、3b;レールフレーム 4;発泡性防火ガラス、5;耐熱サッシ 5a;ロックウール、6;ローラ 7;アジャスター、8;固定用ネジ 9;収納スペース、10,10′;発泡性防火ガラス 11,11′;ガイドレール、12,12′;シャッター 13,13′;耐熱サッシ、14;巻上げ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱サッシに発泡性防火ガラスを取付けて
    パネルを形成するとともに、前記耐熱サッシの発泡性防
    火ガラス取付け側と、サッシ周縁側との間のサッシ内壁
    にロックウールを取付け、且つこのパネルの上端又は下
    端にローラを取付けるとともに、このローラを案内する
    ガイドレールを天井あるいは床に固定し、併せてパネル
    の上下端のうちローラを取付けていない側に、対面する
    天井面又は床面に対して押しつけ手段により面圧接可能
    で、且つ内部にロックウールを内装した耐熱性のパネル
    固定用のアジャスターを設けて、少なくとも1枚のパネ
    ルをガイドレールに案内させて移動可能に設けたことを
    特徴とする可動式防火間仕切壁。
JP2000274A 1990-01-05 1990-01-05 可動式防火間仕切壁 Expired - Lifetime JP2594163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274A JP2594163B2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 可動式防火間仕切壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274A JP2594163B2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 可動式防火間仕切壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03205068A JPH03205068A (ja) 1991-09-06
JP2594163B2 true JP2594163B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=11469328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274A Expired - Lifetime JP2594163B2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 可動式防火間仕切壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594163B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0570555U (ja) * 1992-03-06 1993-09-24 文胤 市川 横引、水平引防火用シャッター扉
KR100859527B1 (ko) * 2007-09-17 2008-09-22 한국건설기술연구원 버티컬 블라인드형 셔터
CN105397927A (zh) * 2015-11-26 2016-03-16 苏州金螳螂幕墙有限公司 一种适用于单元幕墙岩棉的切割台

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134591U (ja) * 1982-03-05 1983-09-10 鈴木シヤツタ−工業株式会社 グリルシヤツタ−用スラツト
JPS6077683U (ja) * 1983-10-31 1985-05-30 松下電工株式会社 電動スライデイングドア
JPS633710U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11
JPH0673286B2 (ja) * 1987-08-05 1994-09-14 株式会社日立製作所 偏向装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03205068A (ja) 1991-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2241814C2 (ru) Противопожарная дверь или противопожарное окно
US4282687A (en) Fire resistant structure
US4270326A (en) Fireproof door for hotels, skyscrapers and the like
EP0479239A2 (en) Elevator landing door apparatus
UA73098C2 (en) Fire-proof door with doorframe surrounding it
US20070277458A1 (en) Fireproof louvered closures such as doors and windows, and methods for providing the same
JP2594163B2 (ja) 可動式防火間仕切壁
JP6433358B2 (ja) 耐火扉
KR200423862Y1 (ko) 방화용 도어
CN109908511B (zh) 一种防火隔热安全隔离装置及包含该装置的物流系统
CN210422387U (zh) 遇火自动关闭自动锁紧防火推拉窗
JPH11173022A (ja) 移動建材
US4326360A (en) Shutter shields (R) vertical travel et al.
JPH1136740A (ja) 引戸装置における防火構造
WO2017176554A1 (en) Exterior fire stop hybrid wall panel
EP0854265A2 (en) Improvements in sliding doors
KR20220013883A (ko) 이중 단열 방화 유리문
JP2013256855A (ja) 耐火扉
JP2796142B2 (ja) 防火安全区画システム
DE102007027807A1 (de) Brandschutztrennwandsystem
JPH0642681Y2 (ja) 可動式防火壁
JP3784033B2 (ja) 間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造
CN210460414U (zh) 一种钢质防火门
KR102309988B1 (ko) 준불연 도어
GB2259932A (en) Access door assembly

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 14