JP3784033B2 - 間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造 - Google Patents

間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物の防火区画上の耐火間仕切り壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
間仕切り壁は建築物の内部を複数に仕切る際に用いられるものであり、従来、防火区画上の耐火間仕切り壁としては、コンクリートや石膏ボード、けい酸カルシウム板等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の耐火間仕切り壁では、間仕切り壁を透視することができないため、建築物の内部空間を閉鎖的なものとし、そのため、建築物の内部空間の用途によっては意匠上の問題を生じていた。
また、災害発生の避難時や、消防活動時においても、災害状況や火災状況を把握しにくい問題があった。
そこで、近年開発されつつある耐火性に優れた遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として用いることが考えられる。この遮熱型防火ガラス板として、例えば、積層ガラスの層間に熱感応型の透明発泡材が充填され、火災時に発泡して断熱層が形成されるタイプのもの等が提案されている。
このような遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として用いる場合、遮熱型防火ガラス板は耐火性に優れるものの、遮熱型防火ガラス板を支持する建具が溶融しないようにあるいは伸びないようにどのように構成するかが重要な問題となる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、透視できる耐火間仕切り壁とすることで明るく快適な内部空間が得られ、また、災害時の安全性に優れ、更に、耐火性に優れた間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の上辺あるいは左右辺の取り付け構造であって、前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅の基板部と、前記基板部の両側からそれぞれ屈曲された一対の側板部とで断面コ字状に形成され、前記基板部において建物躯体に連結された鋼材と、前記遮熱形防火ガラス板は、前記鋼材の前記基板部の内側面に上辺あるいは左右辺の端面を臨ませかつその端面を前記鋼材の前記基板部に平行させて配置されており、前記鋼材の前記一対の側板部の外側面にそれぞれ取着され、それら側板部の外側面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、前記鋼材の前記基板部の内側面と前記鋼材の前記一対の側板部の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面とで形成される空間、および、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、前記鋼材は、該鋼材の前記基板部の外側面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記一対の側板部の外側面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記基板部の内側面と、該鋼材の前記一対の側板部の内側面と、該鋼材の前記一対の側板部の先端面とが前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてあることを特徴とする。
また、本発明は、矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の上辺あるいは左右辺の取り付け構造であって、前板部と後板部と左右の側板部とから断面箱型に形成され、前後板部の幅は前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きく、前記後板部において建物躯体に連結された鋼材と、前記遮熱形防火ガラス板は、前記鋼材の前記前板部の外表面に上辺あるいは左右辺の端面を臨ませかつその端面を前記鋼材の前記前板部の外表面に平行させて配置されており、前記鋼材の前記左右の側板部の外表面にそれぞれ取着され、それら側板部の外表面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、前記鋼材の前記前板部の外表面と前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面とで形成される空間、および、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、前記鋼材は、該鋼材の前記後板部の外表面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記左右の側板部の外表面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記前板部の外表面が前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてあることを特徴とする。
【0005】
また、本発明は、矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の下辺の取り付け構造であって、前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅の基板部及び上板部と、それら基板部及び上板部の両側に立設された一対の側板部とを有し、前記基板部において建物躯体に連結されて水平方向に延在する鋼材と、前記鋼材の前記上板部上に配置され前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅を有する耐火材からなる載置板と、前記遮熱形防火ガラス板は、前記載置板上に、下辺の端面が載置されており、前記鋼材の前記一対の側板部の外側面にそれぞれ取着され、それら側板部の外側面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、前記鋼材は、該鋼材の前記基板部の外表面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記一対の側板部の外表面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記上板部の外表面及び前記一対の側板部の先端部が前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてあることを特徴とする。
また、本発明は、前記耐火被覆材製板材がけい酸カルシウム板あるいは石膏ボードであることを特徴とする。
また、本発明は、前記耐熱繊維がアルミナシリケート繊維あるいはロックウールであることを特徴とする。
【0006】
本発明では、間仕切り壁として遮熱型防火ガラス板を用いるので、間仕切り壁を透視でき、建築物の内部空間を開放的なものとし、また、災害発生の避難時や、消防活動時においても、災害状況や火災状況を容易に把握でき、安全性上も有利となる。
更に、遮熱型防火ガラス板の建具の中心をなす鋼材は、火災時に耐火被覆材製板材と耐熱繊維により保護され、熱が遮断されて溶融や伸びが防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1はガラス製耐火間仕切り壁の正面図、図2は図1のAA断面図、図3は図1のBB断面図、図4は図1のCC断面図、図5は図1のDD断面図を示す。
2はガラス製耐火間仕切り壁を示し、建築物の内部空間はガラス製耐火間仕切り壁2により二つの空間に仕切られている。
ガラス製耐火間仕切り壁2は、実施例では2枚の透明な遮熱型防火ガラス板4と塞板6から構成されている。
【0008】
塞板6は床スラブ8と天井10にわたって設けられ、塞板6の中央部に矩形の開口部12が形成され、この開口部12に前記2枚の遮熱型防火ガラス板4が配設されている。
遮熱型防火ガラス板4は上下に縦長の長方形であり、上下の辺を水平に、左右の辺を鉛直に向けて配設されている。
【0009】
図2に示すように、前記各遮熱型防火ガラス板4の上辺の上方には鋼材14が水平に延在している。
前記鋼材14は、遮熱型防火ガラス板4の厚さよりも大きい幅の基板部1402と、基板部1402の両側からそれぞれ屈曲された一対の側板部1404から断面がコ字状に形成され、基板部1402の上面は鉄骨15等の建物躯体側に連結されている。尚、前記塞板6は鉄骨15の両面に取着された耐火被覆材製板材602により構成されている。
前記鋼材14は、両側板部1404を下方に向けて配置されている。
鋼材14は、基礎部1402において建物躯体に連結されており、そのため、この基礎部1402の外側面(上面)は、建物躯体によって覆われている。
前記遮熱型防火ガラス板4の上辺の端面402は、前記鋼材14の両側板部1404の間で鋼材14の基板部1402の内側面(下面)に平行して臨むように配置されている。
【0010】
前記鋼材14の両側板部1404の外側面にそれぞれ耐火被覆材製板材16が取着され、耐火被覆材製板材16により両側板部1404の外側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面部分の側方がそれぞれ覆われている。
前記耐火被覆材製板材16はねじ17により鋼材14の対応する側板部1404に取り付けられており、ねじ17の頭部は別の耐火被覆材製板材19で被覆されている。
前記耐火被覆材製板材16としてけい酸カルシウム板や石膏ボード等を用いることができ、実施例ではけい酸カルシウム板が用いられている。
【0011】
前記鋼材14の基板部1402の内側面(下面)と両側板部1404の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402とで形成される空間18、および、2枚の耐火被覆材製板材16の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404との間の空間20には耐熱繊維22が充填されている。
前記空間18にはマット状の耐熱繊維22が充填され、前記空間20には筒状の耐熱繊維22が充填されている。
前記耐熱繊維22として、アルミナシリケート繊維やロックウール等を用いることができ、実施例では、超耐熱繊維であるアルミナシリケート繊維が用いられている。このアルミナシリケート繊維は1000℃以上の熱を遮断する性質を有している。
【0012】
更に、両耐火被覆材製板材16をそれぞれ覆いその先端が遮熱型防火ガラス板4の側面404に臨むように化粧板24が取り付けられている。
前記化粧板24としては、アルミ、ステンレス等の金属板の他に、木材等も用いることができ、実施例ではアルミ製のものが用いられている。
そして、筒状の耐熱繊維22の下方で、遮熱型防火ガラス板4の上辺の端面寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する前記耐火被覆材製板材16の内側面との間、および、遮熱型防火ガラス板4の上辺の端面寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する化粧板24の先端の間に、空間20を封止する耐火シール材26が充填されている。
従って、鋼材14は、その基板部1402の内側面と、その一対の側板部1404の内側面と、その一対の側板部1404の先端面とが、耐熱繊維22及び耐火シール材26により外部から遮断されている。また更に、既述のごとく、鋼材14は、その基板部1402の外側面が建物躯体で覆われ、その一対の側板部1404の外側面が耐火被覆材製板材16で覆われており、これらによって、火災時の熱から遮断されるようにしてある。
【0013】
図3に示すように、前記各遮熱型防火ガラス板4の下辺の下方には、断面が箱型の鋼材30が水平に延在しており、この鋼材30の下面は鉄骨31等の建物躯体側に連結されている。
前記鋼材30は遮熱型防火ガラス板4の厚さよりも大きい幅の上板部3002を有し、上板部3002の両側縁からはそれぞれ側板部3004が立設され、それら側板部3004の下端は基板部3006によって連結されており、鋼材30の上板部3002には耐火材からなる載置板32が取り付けられている。
鋼材30は、基板部3006において建物躯体に連結されており、そのため、この基板部3006の外表面(下面)は、建物躯体によって覆われている。
前記遮熱型防火ガラス板4の下辺の端面402は、前記鋼材30の両側板部3004の間で前記載置板32上に載置され、遮熱型防火ガラス板4が確実に支持されている。
【0014】
前記鋼材30の両側3004の外表面に、前記耐火被覆材製板材16と同様な耐火被覆材製板材34がそれぞれ取着され、これら2枚の耐火被覆材製板材34により鋼材30の両側3004の外表面が覆われると共に遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404部分の側方が覆われている。
前記耐火被覆材製板材34はねじ35により鋼材30に取り付けられており、ねじ35の頭部は別の耐火被覆材製板材37で被覆されている。
【0015】
前記両耐火被覆材製板材34の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404との間の空間に、前記耐熱繊維22と同様な筒状の耐熱繊維36が挿入され圧縮されている。
【0016】
更に、両耐火被覆材製板材34をそれぞれ覆うと共にその先端が遮熱型防火ガラス板4の側面404に臨むように、前記化粧板24と同様な化粧板38が取り付けられている。
そして、前記筒状の耐熱繊維36の上方で、遮熱型防火ガラス板4の下辺の端面寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する前記耐火被覆材製板材34の内側面との間、および、この両側面404部分に対向する化粧板38との間に、耐熱繊維36を挿入した上述の空間を封止する耐火シール材26が充填されている。
従って、鋼材30は、その上板部3002の上面が耐熱繊維36及び耐火シール材26により外部から遮断されている。また更に、既述のごとく、鋼材30は、その基板部3006の外表面が建物躯体で覆われ、その左右の側板部3004の外表面が耐火被覆材製板材34で覆われており、これらによって、火災時の熱から遮断されるようにしてある。
【0017】
また、図1の左に配置される遮熱型防火ガラス板4の左辺の側方には、図4に示すように、鋼材40が鉛直に延在している。
前記鋼材40は、遮熱型防火ガラス板4の厚さよりも大きい幅の基板部4002と、基板部4002の両側からそれぞれ屈曲された一対の側板部4004から断面がコ字状に形成され、基板部4002の外面は鉄骨42等の建物躯体側に連結されている。
前記鋼材40は、両側板部4004遮熱型防火ガラス板4側に向けて延出するように配置されている。
前記遮熱型防火ガラス板4の左辺の端面402は、前記鋼材40の両側板部4004の間で鋼材40の基板部4002の内側面に平行して臨むように配置されている。
【0018】
前記鋼材40の両側板部4004にそれぞれ耐火被覆材製板材16と同様な耐火被覆材製板材44が取着され、耐火被覆材製板材44により両側板部4004の外側面と遮熱型防火ガラス板4の左辺の端面402寄りの両側面404部分の側方がそれぞれ覆われている。
前記耐火被覆材製板材44はねじ45により鋼材40の対応する側板部4004に取り付けられており、ねじ45の頭部は別の耐火被覆材製板材47で被覆されている。
【0019】
前記鋼材40の基板部4002の内側面と両側板部4004の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402とで形成される空間46、および、2枚の耐火被覆材製板材44の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404との間の空間48には前記耐熱繊維22と同様な耐熱繊維50が充填されている。
前記空間46にはマット状の耐熱繊維50が充填され、前記空間48には筒状の耐熱繊維50が充填されている。
【0020】
更に、両耐火被覆材製板材44をそれぞれ覆いその先端が遮熱型防火ガラス板4の側面404に臨むように化粧板24と同様な化粧板52が取り付けられている。
そして、前記筒状の耐熱繊維50の側方で、遮熱型防火ガラス板4の左辺の端面寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する前記耐火被覆材製板材44の内側面との間、および、遮熱型防火ガラス板4の左辺の端面寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する化粧板52の先端の間に、空間48を封止する耐火シール材26が充填されている。
従って、鋼材40は、その基板部4002の内側面と、その一対の側板部4004の内側面と、その一対の側板部4004の先端面とが、耐熱繊維50及び耐火シール材26により外部から遮断されている。また更に、鋼材40は、その基板部4002の外側面が建物躯体で覆われ、その一対の側板部4004の外側面が耐火被覆材製板材44で覆われており、これらによって、火災時の熱から遮断されるようにしてある。
なお、図1の右に配置される遮熱型防火ガラス板4の右辺の取り付けも上述した図1の左に配置される遮熱型防火ガラス板4の左辺の場合と同様である。
【0021】
また、両遮熱型防火ガラス板4が互いに向かい合う内側の辺は、図5に示すように、鋼材60が鉛直に延在しており、この鋼材60の延在方向の両端は鉄骨等の建物躯体側に連結されている。
前記鋼材60は、遮熱型防火ガラス板4の厚さよりも大きい幅の基板部6002と、基板部6002の両側の一対の側板部6004からなるI型鋼で、両側板部6004を左右の遮熱型防火ガラス板4側に向けて配置されている。
遮熱型防火ガラス板4が鋼材60に臨む辺の端面402は、前記鋼材60の両側板部6004の間で鋼材60の基板部6002に平行して臨むように配置されている。
【0022】
前記鋼材60の両側板部6004にそれぞれ耐火被覆材製板材16と同様な耐火被覆材製板材64が取着され、耐火被覆材製板材64により両側板部6004と各遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404部分の側方がそれぞれ覆われている。
耐火被覆材製板材64はねじ65により鋼材60の側板部6004に取り付けられており、ねじ65の頭部は別の耐火被覆材製板材67で被覆されている。
【0023】
前記鋼材60の基板部6002と両側板部6004と遮熱型防火ガラス板4の端面402とで形成される空間66、および、2枚の耐火被覆材製板材64と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404との間の空間68には耐熱繊維22と同様な耐熱繊維72が充填されている。
前記空間66にはマット状の耐熱繊維72が充填され、前記空間68には筒状の耐熱繊維72が充填されている。
【0024】
更に、両耐火被覆材製板材64をそれぞれ覆いその先端が遮熱型防火ガラス板4の側面404に臨むように化粧板74が取り付けられている。
そして、前記筒状の耐熱繊維72の側方で、遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する前記耐火被覆材製板材64の内側面との間、および、遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404部分と、この両側面404部分に対向する化粧板74の先端の間に、空間68を封止する耐火シール材26が充填されている。
【0025】
本実施例によれば、間仕切り壁として遮熱型防火ガラス板4を用いたので、間仕切り壁を透視でき、建築物の内部空間を開放的なものとし、また、意匠上従来にはない異なった趣を味わうことができる。
また、間仕切り壁を透視できることから、災害発生の避難時や、消防活動時においても、災害状況や火災状況を容易に把握でき、安全性上も有利となる。
更に、遮熱型防火ガラス板4の建具の中心をなす鋼材14、30、40、60は、火災時に耐火被覆材製板材16、34、44、64と耐熱繊維22、36、50、72により保護され、熱が遮断されて溶融や伸びが防止される。
また、遮熱型防火ガラス板4の上辺及び左右辺に臨む鋼材14、40、60として、基板部と側板部とからなるコ字状の鋼材を用いたので、場所を取ることなく遮熱型防火ガラス板4の上辺及び左右辺を取り付けることが可能となる。
【0026】
次に、図6を参照して変形例について説明する。
この変形例では鋼材80の断面が前記実施例と異なる。
遮熱型防火ガラス板4の左辺の取り付けを例にとって説明すると、遮熱型防火ガラス板4の左辺の側方に鋼材80が鉛直に延在している。
前記鋼材80は前後板部8002、8003と左右の側板部8004とから断面箱型に形成され、前後板部8002、8003の幅は遮熱型防火ガラス板4の厚さよりも大きく形成されている。鋼材80は後板部8003において建物躯体に連結されている。
前記鋼材80の前板部8002の外表面に左辺の端面402を臨ませかつ前記前板部8002の外表面に端面402を平行させて遮熱型防火ガラス板4が配置されている。
前記鋼材80の左右の側板部8004にそれぞれ耐火被覆材製板材84が取着され、これら耐火被覆材製板材84により両側板部8004の外表面が覆われると共に、遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404部分の側方が覆われている。
【0027】
前記鋼材80の前板部8002の外表面と遮熱型防火ガラス板4の端面402とで形成される空間86、および、2枚の耐火被覆材製板材84の内側面と遮熱型防火ガラス板4の端面402寄りの両側面404との間の空間88にマット状と筒状の耐熱繊維90が充填されている。
また、前記2枚の耐火被覆材製板材84をそれぞれ覆うと共にその先端が遮熱型防火ガラス板4の側面404に臨むように化粧板92が取りつけられ、筒状の耐熱繊維90の外側に耐火シール材26が充填されている。
耐火被覆材製板材84や耐熱繊維90、化粧板92の材料は前記実施例と同様であり、遮熱型防火ガラス板4の上辺や右辺の取り付け構造の場合も上記と同様である。
断面コ字状の鋼材14、40、60に比べて断面箱型の鋼材80は場所を取るものの、鋼材80の強度を高める上で有利となり、建築物の内部空間を開放的なものとする効果や、安全性上も有利となる効果、鋼材の溶融や伸びを防止する効果は前記実施例と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明の間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造によれば、間仕切り壁を透視でき、建築物の内部空間を開放的なものとし、また、意匠上従来にはない異なった趣を味わうことができる。
また、間仕切り壁を透視できることから、災害発生の避難時や、消防活動時においても、災害状況や火災状況を容易に把握でき、安全性上も有利となる。
更に、遮熱型防火ガラス板の建具の中心をなす鋼材は、火災時に耐火被覆材製板材と耐熱繊維により保護され、熱が遮断されて溶融や伸びが防止される。
また、遮熱型防火ガラス板の上辺及び左右辺に臨む鋼材として、基板部と側板部とからなるコ字状の鋼材を用いたので、場所を取ることなく遮熱型防火ガラス板の上辺及び左右辺を取り付けることが可能となり、断面箱型の鋼材を用いた場合には、鋼材の強度を高める上で有利となり、遮熱型防火ガラス板の下辺は鋼材の上の耐火材製の載置板上に載置するようにしたので鋼材を熱から保護し遮熱型防火ガラス板を安定して支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガラス製耐火間仕切り壁の正面図である。
【図2】 図1のAA断面図である。
【図3】 図1のBB断面図である。
【図4】 図1のCC断面図である。
【図5】 図1のDD断面図である。
【図6】 断面の異なる鋼材を用いて遮熱型防火ガラス板を取りつける場合の説明図である。
【符号の説明】
4 遮熱型防火ガラス板
14 鋼材
16 耐火被覆材製板材
22 耐熱繊維
24 化粧板
26 耐火シール材

Claims (5)

  1. 矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の上辺あるいは左右辺の取り付け構造であって、
    前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅の基板部と、前記基板部の両側からそれぞれ屈曲された一対の側板部とで断面コ字状に形成され、前記基板部において建物躯体に連結された鋼材と、
    前記遮熱形防火ガラス板は、前記鋼材の前記基板部の内側面に上辺あるいは左右辺の端面を臨ませかつその端面を前記鋼材の前記基板部に平行させて配置されており、
    前記鋼材の前記一対の側板部の外側面にそれぞれ取着され、それら側板部の外側面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、
    前記鋼材の前記基板部の内側面と前記鋼材の前記一対の側板部の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面とで形成される空間、および、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、
    前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、
    前記鋼材は、該鋼材の前記基板部の外側面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記一対の側板部の外側面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記基板部の内側面と、該鋼材の前記一対の側板部の内側面と、該鋼材の前記一対の側板部の先端面とが前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてある、
    ことを特徴とする間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造。
  2. 矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の上辺あるいは左右辺の取り付け構造であって、
    前板部と後板部と左右の側板部とから断面箱型に形成され、前後板部の幅は前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きく、前記後板部において建物躯体に連結された鋼材と、
    前記遮熱形防火ガラス板は、前記鋼材の前記前板部の外表面に上辺あるいは左右辺の端面を臨ませかつその端面を前記鋼材の前記前板部の外表面に平行させて配置されており、
    前記鋼材の前記左右の側板部の外表面にそれぞれ取着され、それら側板部の外表面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、
    前記鋼材の前記前板部の外表面と前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面とで形成される空間、および、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、
    前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、
    前記鋼材は、該鋼材の前記基板部の外表面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記左右の側板部の外表面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記上板部の上面が前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてある、
    ことを特徴とする間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造。
  3. 矩形の遮熱型防火ガラス板を間仕切り壁として取り付ける遮熱型防火ガラス板の下辺の取り付け構造であって、
    前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅の基板部及び上板部と、それら基板部及び上板部の両側に立設された一対の側板部とを有し、前記基板部において建物躯体に連結されて水平方向に延在する鋼材と、
    前記鋼材の前記上板部上に配置され前記遮熱型防火ガラス板の厚さよりも大きい幅を有する耐火材からなる載置板と、
    前記遮熱形防火ガラス板は、前記載置板上に、下辺の端面が載置されており、
    前記鋼材の前記一対の側板部の外側面にそれぞれ取着され、それら側板部の外側面を覆うと共に前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面部分の側方にそれぞれ位置する2枚の耐火被覆材製板材と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の空間に充填された耐熱繊維と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間に充填されて、前記2枚の耐火被覆材製板材の内側面と前記遮熱型防火ガラス板の前記端面寄りの両側面との間の前記空間を封止する耐火シール材と、
    前記2枚の耐火被覆材製板材を覆う化粧板とを備え、
    前記2枚の耐火被覆材製板材は、ねじにより前記鋼材に取付けられており、該ねじの頭部は別の耐火被覆材製板材で被覆されており、
    前記鋼材は、該鋼材の前記基板部の外表面が前記建物躯体で覆われ、該鋼材の前記一対の側板部の外表面が前記耐火被覆材製板材で覆われ、該鋼材の前記上板部の外表面及び前記一対の側板部の先端部が前記耐熱繊維及び前記耐火シール材により外部から遮断されていることにより、火災時の熱から遮断されるようにしてある、
    ことを特徴とする間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造。
  4. 前記耐火被覆材製板材はけい酸カルシウム板あるいは石膏ボードである請求項1乃至3の何れか1項記載の間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造。
  5. 前記耐熱繊維はアルミナシリケート繊維あるいはロックウールである請求項1乃至3の何れか1項記載の間仕切り壁用遮熱型防火ガラス板の取り付け構造。
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