JP2000317005A - 防火シート - Google Patents

防火シート

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JP2000317005A
JP2000317005A JP11127323A JP12732399A JP2000317005A JP 2000317005 A JP2000317005 A JP 2000317005A JP 11127323 A JP11127323 A JP 11127323A JP 12732399 A JP12732399 A JP 12732399A JP 2000317005 A JP2000317005 A JP 2000317005A
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water
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Shigeru Ando
滋 安藤
Shigeo Umezawa
重雄 梅澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】形状記憶合金を使用し、直接類焼防止や消火機
能等を備えた防火のための類焼防止シートや類焼防止カ
バー、防火シャッタ等に使用する防火シートを提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】1)耐火断熱層と、形状記憶合金層とを含
む積層シートであり、対象物に応じて変形可能な可撓性
を備え、所定温度に達すると形状記憶合金が伸展して所
定形状となって対象物を火災から遮断して類焼を防ぐよ
うにしたことを特徴とする防火シート。 2)少なくとも放水を吸水あるいは含水可能な吸水性高
分子材料層と、形状記憶合金層とを含む積層シートであ
り、対象物に応じて変形可能な可撓性を備え、所定温度
に達すると形状記憶合金が伸展して所定形状となって対
象物を火災から遮断するとともに、スプリンクラー等に
よって多量の水を積層シートの吸水性高分子材料層に吸
収させ、含水層を形成して類焼を防ぐようにしたことを
特徴とする防火シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は形状記憶合金層を
備えた防火シートに関するものであり、柔軟性を持って
いて所定温度に達すると自動的に対象物に対して被覆や
遮蔽等がしやすく、しかも吸水あるいは含水させて確実
に類焼防止を図ることができる防火シートを提供しよう
とするものである。
【0002】またこの発明は、吸水性高分子材料を備
え、軽量で取扱いや持ち運びが簡単な防火シートに関す
るものであり、積層シート状のため柔軟性があり対象物
に対して被覆等の適用がしやすく、しかも吸水あるいは
含水させて確実に消火あるいは防火を図ることができる
防火シートを提供しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】近年における急速な技術革新、また消防
法等の規定により、様々な耐火構造・設備等が開発さ
れ、また普及している。一般家庭内においては、防火壁
から難燃性建材・難燃性カーテン等の使用、そして消火
器の設置等の防火対策が施されつつある。
【0004】またホテル・工場等の大規模施設には、よ
り厳しい消防法の規定と、火災報知器や消火栓あるいは
スプリンクラー等の設置が義務づけられている。そして
従業員等に対する防火訓練等の定期的な実施等により、
防火に対する意識の向上も図られている。
【0005】しかし、これらの設備・技術のほとんど
は、火元となる火災の発生や失火の際の初期防止をその
対象としている。もちろん自己の責任において、火元と
なることは前記の設備等により防げる可能性が高いが、
近隣で大規模火災が発生した場合には、果たして類焼を
防ぐことができるのであろうか。
【0006】例えば、ビル火災等においては、放水だけ
では類焼を防ぐことが困難である。この大規模な山林火
災の発生は、日本だけでなく、諸外国においても解決し
なければならない問題である。
【0007】この発明の防火シートは、重要な建築物や
仏像、絵画等には防火シートを用いて作製した専用のカ
バーによって、また通常の場合には、繋ぎ合わせること
が可能な防火シートを用いて作製した類焼を防ぐための
類焼防止カバーを提供することを目的としている。
【0008】またこの発明の防火シートは、初期消火の
ためや避難の際に好適に使用することが可能な消火シー
トとして、あるいは防災コートや頭巾等として兼用でき
る消火シート兼防災用被服を提供することを目的として
いる。
【0009】従来、このような防火シートとして利用で
きるようにしたものとして、次のような先行技術が知ら
れている。1)「防炎シート」(実開昭59−1332
40号公報)織布、編布、不織布、樹脂フィルムまたは
これらのラミネート材に所定間隔毎に形状記憶合金線を
配列せしめてなる防炎シート。2)「防火シャッタ」
(実開昭60−52856号公報)常温状態では折り畳
みまたは巻き込め等により取付具近傍に集約した形状を
保ち、高温状態で通路または開口部を塞ぐ展張形状を記
憶した形状記憶合金製のシート状シャッタ本体を備えた
防火シャッタ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発明の1)のものは、カーテンやじゅうたん、どん
張、工事用シート材を構成する素材としてのシート材に
関するものであり、直接防火のために使用する防火シー
トとしての目的を有していない。もちろん、この発明の
目的とする類焼防止や消火機能を備えたものではない。
【0011】その上、上記シート材は一定温度に達する
と全体を収縮させて巻き上げるようになっており、その
窒息効果によって消火するものであって、類焼防止機能
を備えたものではない。
【0012】また上記従来の発明の2)のものは、形状
記憶合金製のシート状シャッタ本体を備えたものである
が、防火というには形状記憶合金製のシート状シャッタ
本体に遮熱や断熱、耐火機能があるかどうかは疑問であ
る。すなわち、この発明の目的とする類焼防止や消火機
能を備えているとは思えない。そこでこの発明は、形状
記憶合金を使用し、直接類焼防止や消火機能等を備えた
防火のための類焼防止シートや類焼防止カバー、防火シ
ャッタ等に使用する防火シートを提供することを目的と
するものである。
【0013】もちろんこの発明は、上記類焼防止のため
ばかりでなく、初期消火のためや避難の際に好適に使用
することが可能な消火シートとして、あるいは防災コー
ト等として兼用できる、新規な消火シート兼防災用被服
として使用できる防火シートを提供することをも目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の防火シート
は、耐火断熱層と、形状記憶合金層とを含む積層シート
であり、対象物に応じて変形可能な可撓性を備え、所定
温度に達すると形状記憶合金が伸展して所定形状となっ
て対象物を火災から遮断して類焼を防ぐようにしたこと
を特徴とするものである。
【0015】この発明の防火シートは、上記積層シート
が、形状記憶合金製フレームを備え、所定温度に達する
と形状記憶合金フレームが伸展して所定形状となって通
路や開口部を遮断し、類焼を防ぐようにしたことを特徴
とするものである。
【0016】この発明の防火シートは、少なくとも放水
を吸水あるいは含水可能な吸水性高分子材料層と、形状
記憶合金層とを含む積層シートであり、対象物に応じて
変形可能な可撓性を備え、所定温度に達すると形状記憶
合金が伸展して所定形状となって対象物を火災から遮断
するとともに、スプリンクラー等によって多量の水を積
層シートの吸水性高分子材料層に吸収させ、含水層を形
成して類焼を防ぐようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】この発明の防火シートは、上記少なくとも
放水を吸水あるいは含水可能な吸水性高分子材料層と、
形状記憶合金層とを含む積層シートが、耐火断熱層を含
むようにしたことを特徴とするものである。
【0018】この発明の防火シートは、上記積層シート
が、防水層を含むようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0019】この発明の防火シートは、上記一定のサイ
ズに形成され、かつ端縁に連結手段を設けることによ
り、個別の対象物を保護するために連結手段で縦横に繋
ぎ合わせることを可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0020】この発明の防火シートは、上記端縁に、基
材層からなる補強層を形成した上で連結手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0021】この発明の防火シートは、上記連結手段を
形状記憶合金製としたことを特徴とするものである。
【0022】この発明の防火シートは、上記吸水性高分
子材料層が専用配管等の給水手段を配設され、その適所
に形状記憶合金製の開閉弁を備えたことを特徴とするも
のである。この発明の、耐火断熱層と、形状記憶合金層
とを含む積層シートからなる防火シートにおいては、対
象物に応じて変形可能な可撓性を備えていて、所定温度
に達すると形状記憶合金が伸展して所定形状となって対
象物を火災から遮断して類焼を防ぐようにしたものであ
る。したがって、普段は折り畳んで所定のスペースにコ
ンパクトに収納することができ、所定温度に達すると形
状記憶合金が迅速に伸展して所定形状となり、対象物を
火災から確実に遮断して防火作用を発揮するものであ
る。
【0023】またこの発明の、少なくとも放水を吸水あ
るいは含水可能な吸水性高分子材料層と、形状記憶合金
層とを含む積層シートからなる防火シートにおいては、
対象物に応じて変形可能な可撓性を備え、所定温度に達
すると形状記憶合金が伸展して所定形状となって対象物
を火災から遮断するとともに、スプリンクラー等によっ
て多量の水を積層シートの吸水性高分子材料層に吸収さ
せ、含水層を形成して類焼を防ぐようにしたものであ
る。
【0024】上記積層シートの使用に際しては、吸水・
含水を目的とする吸水性高分子材料層を表側にして、火
災から保護すべき対象物に適用する。そして、温度が上
昇して類焼の可能性が高くなった場合に形状記憶合金が
伸展して所定形状となって対象物を火災から遮断して類
焼を防ぐ。それと同時に、放水等により表層に水を十分
に吸収させて含水層を形成させる。その後火災のために
周囲の温度が高くなるにつれて、含水層(吸水性高分子
材料層)に吸収されていた水分が少しずつ放出されて水
蒸気となる。この蒸発作用により、含水層の部分におい
ては温度の上昇が相当長時間にわたってくい止められる
のである。もちろん、定期的に放水等を続けることによ
り、さらに防火作用を持続させることができる。
【0025】加えて、必要に応じて裏側に使用した耐火
および耐水性のある基材層の防水作用によって、対象物
を水濡れから保護するとともに、基材層の耐熱・断熱・
絶縁等の作用により、より一層高い類焼防止効果が得ら
れる。
【0026】またこの発明の消火シート兼防災用被服
は、単に初期消火の際の消火シートとしてばかりでな
く、避難の際の防災コート等としても利用することがで
き、家庭に常備して緊急の際に所定温度に達すると形状
記憶合金が伸展して所定形状となるので、人手を介する
ことなく簡単に使用することができ、しかも不要時には
コンパクトに収納しておくことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明の防火シート、類焼防止
カバー、消火シート兼防災用被服の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0028】図1(a)、(b)および(c)はこの発
明の防火シートの実施例を示す概略断面図である。防火
シート1は、図1(a)のように放水を吸水あるいは含
水可能な吸水性高分子材料層2と、耐火および耐水性の
ある基材層3と、形状記憶合金層4とで構成されてお
り、対象物に応じて変形可能な可撓性を備えている。そ
して、類焼の可能性がある場合にこの防火シート1で対
象物を火災から遮断するとともに、多量の水を防火シー
ト1の吸水性高分子材料層2に吸収させ、図1(b)の
ように含水層2’を形成して類焼を防ぐようになってい
る。また図1(c)は耐火および耐水性のある基材層3
と、形状記憶合金層4とで構成されており、所定温度に
上昇した時点で伸展して類焼を防ぐようになっている。
【0029】上記放水を吸水あるいは含水可能な吸水性
高分子材料層2としては、例えばポリアクリル酸ナトリ
ウム架橋体のような吸水性高分子材料が使用される。こ
れらの吸水性高分子材料には種々のグレードのものが市
販されており、吸水量も容積にして10〜500倍に及
ぶものがあるので、それらを任意に選択使用することが
できる。
【0030】また、吸水性高分子材料を繊維状、シート
状、スポンジ状、その他の形態において単独で吸水性高
分子材料層2として使用することができる。また不燃性
あるいは難燃性の繊維等と混紡したり、さらには種々の
素材に混合あるいは結合させることにより類焼防止効果
を高めるとともに、より高い強度の吸水性高分子材料層
2を得ることができ、この場合には基材層3を省略する
ことができる。
【0031】次に耐火および耐水性のある基材層3とし
ては、耐火性、断熱性、耐熱性、絶縁性のある材料、例
えばアルミや耐火合金、その他の金属製膜ないしシート
類、不燃処理および耐水処理を施したキルティング等の
織布、編布あるいは不織布からなる繊維シート類もしく
は樹脂フィルムやラミネート材等のプラスチックシート
類が好適に使用することができる。またこれらと、種々
の発泡剤等によって低密度とした、好ましくは不燃性の
断熱層との積層構造物とすることも可能である。このよ
うに構成した耐火および耐水性のある基材層3は、その
他に断熱性、絶縁性、耐熱性等をも備えており、対象物
を確実に保護することができる。
【0032】上記放水を吸水あるいは含水可能な吸水性
高分子材料層2は、この基材層3上に接着剤によって接
着したり、熱融着や縫製等の手段を使用して積層するこ
とができる。なお吸水性高分子材料層2の表面を不織布
やフィルム等で被覆することもできるが、その場合には
不織布やフィルム等を網状としたり、パンチング等の手
段で通水性のあるものとしておくことが必要である。ま
た、吸水性高分子材料層2には注水口(図示せず)を取
り付けておくことができ、そうすれば水道の蛇口等に接
続して吸水性高分子材料層2に給水することができる。
もちろん、注水口にチューブ類を連結し、これを吸水性
高分子材料層2に沿って敷設しておけばより効果的であ
る。また、上記注水口等の所定位置に、所定温度に達す
ると開口して給水する形状記憶合金製の開閉弁を設けて
おくことにより、防火シート1の伸展と給水とを同時に
行うことができる。
【0033】また、上記形状記憶合金層4としては、通
常のTi−Ni合金、Cu−Zn−Ai合金などが好適
に利用でき、温度変化によって結晶構造が双晶マルテン
サイト変態を起こし、形状記憶効果を示す合金が使用さ
れる。その形態も、シート状、線状、ネット状、フレー
ム状等とすることができ、用途や防火シートの形状に応
じて適宜決定することができる。
【0034】以上の防火シート1は、適宜のサイズに形
成することが可能であるが、例えば100〜150cm
四方の方形、あるいは長方形に形成することができる。
そして火災発生時に直ちにこの防火シート1を浴槽等に
貯えられた水中に浸し、水分を充分に含ませた上で含水
層2’の面を下にして、直接燃えている部分に覆いかぶ
せて消火するために使用することができる。これは、例
えばガスコンロや調理油等の火災の消火に有効である。
【0035】もちろん、上記防火シート1は3〜10m
程度のサイズとし、さらに図2および図3のように連結
して、建築物や仏像、絵画等をはじめとする、国宝や重
要文化財等の火災から保護すべき対象物に適用し、類焼
防止カバーとして使用することができる。
【0036】防火シート1は上記以外にも、紐状・粒状
として一定量を形状記憶合金製の繊維やワイヤ、シート
等で連結し、塊状、ネット状、ボール状、リニア型、チ
ェーン型等に形成して、火災時に放出器を使用して建築
物の通路や開口部から対象物に向けて放出して使用する
ことができる。その際、防火シート1は吸水性高分子材
料層2が放水等を吸収して効率よく消火作用を行なうこ
とができる。もちろん、上記吸水性高分子材料層2に注
水口等を内蔵しておき、対象物に向けて放出すると同時
に給水して吸水性高分子材料層2に効果的に給水するこ
とができるようにしてもよい。
【0037】図2および図3は防火シート1の端縁に設
けた連結手段を示すものであり、5は防火シート1の基
材層3の端縁を表裏いずれかの側に折り返して形成した
補強層、6は補強層5に適宜間隔で設けた複数の小孔、
7はロープ類である。したがってこのロープ類7を小孔
6に通して複数の防火シート1を縦横に繋ぎ合わせるこ
とにより、建築物や仏像、絵画等をはじめとする、国宝
や重要文化財等の火災から保護すべき対象物に難なく適
用することができるようになった。
【0038】上記ロープ類7に代え、着脱可能なフック
類、面ファスナ等のファスナ類、ボタンやホック類、ピ
ン類、凹凸の組み合わせ、超音波加工、ホース類、形状
記憶合金製ワイヤやシート類等を連結手段として使用す
ることもできる。このホース類によれば、前記注水口を
使用して、あるいは水道の蛇口等に直接接続して吸水性
高分子材料層2に水を十分に給水することができ、また
相互に連結すれば、隣接する吸水性高分子材料層2にも
水を給水することができる。
【0039】この実施例の防火シート1には、予めプラ
スチックパイプや形状記憶合金製のシートやワイヤ、ア
ングル材等を用いたフレーム、ネット等の骨組みを一体
的に組み込んでおくことができる。そして防火シート1
が含水してもその自重に耐えることができ、火災から保
護すべき対象物が脆弱であっても、損害を与えないよう
にしておくことが望ましい。その場合には屋外、屋内の
どこにでも設置することができる。
【0040】上記骨組みを備えた防火シート1は、連結
手段によってその多数を連結することにより、自立可能
な防火壁としても使用することができる。さらに、屋外
においては家屋や電柱、木立等を利用して防火壁を作
り、屋内においては柱やフック(建物に備え付けの、あ
るいは防火シート1に予め取り付けておいた)等を利用
して防火壁を作ることができる。
【0041】また、防火シート1を乾燥状態で折り畳ん
で保存しておき、所定温度になった時に伸展して自動的
に広がるようになっており、使用後は再度折り畳んで保
管をコンパクトにできるようになっている。
【0042】なお、国宝や重要文化財等の類焼の可能性
が高くなった場合に、放水や給水等により表側の吸水性
高分子材料層2に水を十分に吸収させて含水層2’を形
成させることにより、防火機能を発揮させることができ
る。すなわち、火災のために周囲の温度が高くなるにつ
れ、含水層2’(吸水性高分子材料層2)に吸収されて
いた水分が少しずつ放出されて気化し、水蒸気となる。
この作用により、含水層2’の部分において気化熱が奪
われて温度の上昇が相当長時間にわたりくい止めること
ができる。さらに定期的に吸水性高分子材料層2に放水
や給水等を続けることにより、さらに、この作用を持続
させることが可能である。
【0043】加えてこの場合、裏側の基材層3の防水作
用により、対象物を水濡れから保護するとともに、基材
層3の持つ耐火・断熱・絶縁等の作用により、より一層
高い類焼防止効果が得られるようになった。
【0044】図4および図5は、この発明の類焼防止カ
バーの実施例を示すそれぞれ概略断面図である。
【0045】図4の実施例は、放水を吸水あるいは含水
可能な吸水性高分子材料層2と、耐火および耐水性のあ
る基材層3と、形状記憶合金層4とで構成された類焼防
止カバー11を、仏像からなる重要な対象物12の外形
に合わせた形状を備えたものとしたものである。そして
対象物12の全体を覆う専用カバーとして使用するもの
である。
【0046】もちろん使用に際しては、放水等により表
側の吸水性高分子材料層2に水を十分に吸収させて含水
層2’を形成させることにより、防火機能を発揮させる
ことができる。
【0047】図5の実施例は、放水を吸水あるいは含水
可能な吸水性高分子材料層2と、耐火および耐水性のあ
る基材層3と、形状記憶合金層4とで構成された類焼防
止カバー21を、神社仏閣等の巨大な建築物類22の外
形に合わせた形状を備えたものとしたものである。そし
て建築物類22の片面のみを覆う専用のハーフカバーと
して使用するものである。この場合にも、使用に際して
放水等により表側の吸水性高分子材料層2に水を十分に
吸収させて含水層2’を形成させることにより、防火機
能を発揮させることができる。
【0048】これらの実施例においても、類焼防止カバ
ー21に予めプラスチックパイプや金属製のワイヤ、ア
ングル材等を用いた骨組みを一体的に組み込んでおくこ
とができる。もちろん、上記形状記憶合金層4にその機
能を持たせてもよい。そして類焼防止カバー21が含水
してもその自重に耐えることができ、火災から保護すべ
き対象物が脆弱であっても、損害を与えないようにして
おくことが望ましい。
【0049】なお、防火シート1や類焼防止カバー21
に組み込む骨組みとは別に、独立した構造物からなる骨
組みを用意しておき、火災から保護すべき対象物に備え
付けておけばよい。このようにしておけば、防火シート
1や類焼防止カバー21は軽量のままで使用することが
でき、しかも火災から保護すべき対象物が脆弱であって
も損害を与えないようにすることもできる。
【0050】図6は、この発明の防火シートの他の実施
例を示す概略断面図である。この例では、建築物の屋根
の内張り(ルーフィング材等)として使用した場合を示
している。すなわち防火シート31は、少なくとも防水
シート層32と吸水性高分子材料層33と、形状記憶合
金層34とを備えており、瓦等の屋根材35の下に、防
水シート層32が上で吸水性高分子材料層33が下にな
るよう敷設する。
【0051】このようにすれば、釘36等で屋根材35
を固定した場合に、降雨等に際して吸水性高分子材料層
33が吸水するので屋根の基礎部分への雨の浸入が防止
でき、しかも吸水した水分は晴天の際に乾燥して吸水性
高分子材料層33は元の状態に復帰する。したがって、
従来の防水シートに釘等を使用して屋根材を固定した場
合のような雨漏りが確実に防止できる。なお形状記憶合
金層34は、例えば屋根材35の伸長に応じて防火シー
ト31をも伸展させるように機能し、火災時等における
屋根材35の剥離を防止することが可能である。
【0052】もちろん、万一火災が発生した場合には、
放水等により吸水性高分子材料層33に水を十分に吸収
させて含水層を形成させることにより、屋根裏全体に防
火機能を持たせて類焼防止の目的を達成することができ
る。したがって、同様に内外壁の壁材等として使用する
こともでき、建築物等になお一層効果的な類焼防止機能
を持たせることができる。
【0053】図7はこの発明の消火シート兼防災用被服
の実施例を示し、含水させて使用する場合を示す概略断
面図、図8は含水させないで使用する場合を示す概略断
面図、図9はその要部平面図である。この消火シート兼
防災用被服は、少なくとも放水を吸水あるいは含水可能
な吸水性高分子材料層42と、防水シート層43と、形
状記憶合金層44とを積層して所定サイズの積層シート
41を形成し、必要に応じて積層シート41の吸水性高
分子材料層42に含水させて使用するものである。
【0054】すなわち、図7は吸水性高分子材料層42
に含水させて使用する場合を示し、(a)は消火シート
として使用する例であり、吸水性高分子材料層42を裏
側にして、吸水性高分子材料層42に含水させて火災に
直接適用するものである。また(b)は防災コートとし
て使用する例であり、吸水性高分子材料層42を表側に
して、吸水性高分子材料層42に含水させて火の粉のか
かる側に適用するものである。
【0055】図8は含水させないで使用する場合を示
し、(a)は消火シートとして使用する例であり、吸水
性高分子材料層42を表側にして、防水シート層43を
火災に適用して空気の供給を遮断して消火しようとする
ものである。また(b)は防災コートとして使用する例
であり、防水シート層43を表側にして、火の粉のかか
る側に適用するものである。
【0056】なお、上記所定サイズの積層シート41
は、図9のようにその適所に連結手段を備えていること
が望ましい。この連結手段としては、ボタン45、フッ
ク、面ファスナ46等が好適に使用することができる。
図9では頭部の背後に位置する一対の面ファスナ46を
連結し、首の下側に位置する一対のボタン45を連結し
て避難する者が頭部に適用し、防災頭巾として使用する
ことができる。
【0057】図10の例は、図9と同様の構造のものを
所定の長さに延長し、防災コートとして使用できるよう
にしたものである。すなわち、この例の防災コートも放
水を吸水あるいは含水可能な吸水性高分子材料層42
と、防水シート層43と、形状記憶合金層44の積層構
造を備えており、吸水性高分子材料層42を表側にして
含水させ、これを火の粉のかかる側に適用するものであ
る。もちろん、表裏を反転して使用することができる。
【0058】上記各実施例においては防災コートを例に
説明したが、学童等が災害時や緊急時の避難に際して使
用する、防災頭巾等として利用できることはいうまでも
ない。また、吸水性高分子材料層と防水シート層、形状
記憶合金層44の3層構造についての説明が大半である
が、サンドイッチ状の3層構造や繰り返し積層した多層
構造であってもよいことはもちろんである。
【0059】図11の例は、建築物のエントランスや廊
下等の通路、ドアや窓等の開口部をふさいで防火シャッ
タとして使用する場合を説明するためのものである。す
なわち通路や開口部等に、側面にガイド溝52を設けた
枠体51を取り付け、その上部に設けた防火シート1の
収納スペース53に、少なくとも耐火および耐水性のあ
る基材層3と形状記憶合金層4からなる防火シート1を
折り畳んで収納しておき、所定温度に上昇すると防火シ
ート1に積層された形状記憶合金層4が形状記憶効果を
発揮して変態し、防火シート1を伸展させて枠体51の
内部を遮蔽するものである。54は防火シート1の少な
くとも先端に設けたスライダで、通路や開口部等の上記
ガイド溝52を摺動させるものである。このようにする
と熱風等で防火シート1がまくれることがなく、建築物
の通路や開口部等を完全に遮断して確実に防火すること
ができる。
【0060】なお、上記防火シート1が所定温度で伸展
して防火シャッタや防火網戸等として機能する場合、通
路や開口部等の両側にスプリンクラーが設置されていて
放水するのを効率的に利用するため、防火シート1を構
成する基材層や形状記憶合金層等の両面に吸水性高分子
材料層を形成しておくことが望ましい。そうすることに
よってスプリンクラーの放水を吸水性高分子材料層が吸
収し、より効果的に防火あるいは消火の用に供すること
が可能となる。なお、文化財やコンピュータルーム等の
重要物の保護の場合には、形状記憶合金層に吸水性高分
子材料層と防水層、あるいは形状記憶合金層に吸水性高
分子材料層と耐火断熱層、防水層を組み合わせた防火シ
ートとすることが望ましい。
【0061】
【発明の効果】この発明の防火シートにおいては、吸水
・含水を目的とする吸水性高分子材料層を表側にして、
火災から保護すべき対象物に適用する。そして、類焼の
可能性が高くなった場合に放水等により表層に水を十分
に吸収させて含水層を形成させる。その後火災のために
周囲の温度が高くなるにつれて、含水層(吸水性高分子
材料層)に吸収されていた水分が少しずつ放出されて水
蒸気となる。この蒸発作用により、含水層の部分におい
ては温度の上昇が相当長時間にわたってくい止められる
のである。もちろん、定期的に放水等を続けることによ
り、さらに防火作用を持続させることができる。
【0062】加えて、裏側の耐火および耐水性のある基
材層の防水作用によって対象物を水濡れから保護すると
ともに、基材層の耐熱・断熱・絶縁等の作用により、よ
り一層高い類焼防止効果が得られる。
【0063】またこの発明の消火シート兼防災用被服
は、単に初期消火の際の消火シートとしてばかりでな
く、避難の際の防災用被服としても利用することがで
き、家庭に常備して緊急の際に簡単に使用することがで
きる。
【0064】この発明の防火シート、類焼防止カバー、
消火シート兼防災用被服の用途を下記に列記する。 (人命を守るための用途) ・消防隊員等が火災現場等において、余りにも火力が強
い場合等に、自分自身の身を守るため、消防服の上から
被るコートもしくは退避コートとしての使用。 ・火災現場内等の人命救助を行なう際、助け出す人を包
み込む救命シート・被らせる救命コート・簡易に防火壁
としての役割を持たせる等の救出シート・火力が衰える
まで被らせておく退避シートとしての使用。 (人命と財物両方を守るための用途) ・ガスコンロ等に被せる消火シートにボタン・フック・
面ファスナ等を備え、災害時に避難する際、吸水させ防
災頭巾・防災避難用コートとしての使用。 ・通常はベッドカバー・ソファーカバー・カーテン・壁
掛け装飾品(給す移送の反対側を表にして絵等が描かれ
たもの)等として使用し、万一の場合に、吸水させ消火
シートまたは防災避難用コートとしての使用。 (財物を守るための用途) ・火災現場等において、消防機器を火災や熱・水漏れ等
から守るためのシート・カバーとしての使用。 ・火災現場等において、車両や航空機等の重要物を守る
ためのシート・カバーとしての使用。 ・重要物の輸送時等に、重要物を完全に守り切るために
の専用カバー・専用ケースとしての使用。 ・建築用資材等として、漏水防止と火災時の防火壁を兼
ね備えるために、建築物の屋根、軒下、外壁や内壁の内
張り、床の内張り、建築物内通路や窓やドア等の開口
部、防火区画、防炎区画等に予め備えつけて使用。
【0065】その場合、ロックウール等の耐火素材、防
水シートとの併用(多層構造)等も採用することができ
る。 (火災時の放水による水漏れ被害の減少にも有効) ・建物内等の通路や開口部をふさぐ簡易防火壁としてシ
ートの使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防火シートの基本的な構造を説明す
るための実施例を示すものであり、(a)は吸水前の状
態、(b)は吸水後の状態を示すそれぞれ概略断面図、
(c)は別の実施例を示す概略断面図である。
【図2】防火シートの補強構造を示す概略斜視図であ
る。
【図3】防火シートの繋ぎ合わせた方を説明するための
概略斜視図である。
【図4】この発明の防火シートで作製した類焼防止カバ
ーを仏像に適用した例を示す概略図である。
【図5】この発明の防火シートで作製した類焼防止カバ
ーをハーフカバーとして建築物に適用した例を示す概略
図である。
【図6】この発明の防火シートの他の実施例を示す概略
断面図である。
【図7】この発明の防火シートで作製した消火シート兼
防災用被服の実施例において、含水させて使用する場合
を示し、(a)は消火シートとして使用する例であり、
(b)は防災用被服として使用する例である。
【図8】この発明の防火シートで作製した消火シート兼
防災用被服の実施例において、含水させないで使用する
場合を示し、(a)は消火シートとして使用する例であ
り、(b)は防災用被服として使用する例である。
【図9】その要部平面図である。
【図10】図9と同様の構造のものを所定の長さに延長
し、防災コートとして使用できるようにした概略断面図
である。
【図11】建築物のエントランスや廊下等の通路や、ド
アや窓等の開口部をふさいで防火シャッタとして使用す
る場合を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 防火シート 2 吸水性高分子材料層 2’ 含水層 3 基材層 4 形状記憶合金層 5 補強層 6 小孔 7 ロープ類 11 類焼防止カバー 12 対象物 21 類焼防止カバー 22 建築物類 31 防火シート 32 防水シート層 33 吸水性高分子材料層 34 形状記憶合金層 35 屋根材 36 釘 41 積層シート 42 吸水性高分子材料層 43 防水シート層 44 形状記憶合金層 45 ボタン 46 面ファスナ 51 枠体 52 ガイド溝 53 収納スペース 54 スライダ
フロントページの続き Fターム(参考) 2E185 AA01 AA09 BA20 CC52 CC74 DA03 4F100 AB10 AB31B AK01C AK24 BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C DG12 DG13 DG15 GB07 JD15C JD16C JJ02A JK17 JL05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火断熱層と、形状記憶合金層とを含む
    積層シートであり、対象物に応じて変形可能な可撓性を
    備え、所定温度に達すると形状記憶合金が伸展して所定
    形状となって対象物を火災から遮断して類焼を防ぐよう
    にしたことを特徴とする防火シート。
  2. 【請求項2】 積層シートが、形状記憶合金製フレーム
    を備え、所定温度に達すると形状記憶合金フレームが伸
    展して所定形状となって通路や開口部を遮断し、類焼を
    防ぐようにした請求項1に記載の防火シート。
  3. 【請求項3】 少なくとも放水を吸水あるいは含水可能
    な吸水性高分子材料層と、形状記憶合金層とを含む積層
    シートであり、対象物に応じて変形可能な可撓性を備
    え、所定温度に達すると形状記憶合金が伸展して所定形
    状となって対象物を火災から遮断するとともに、スプリ
    ンクラー等によって多量の水を積層シートの吸水性高分
    子材料層に吸収させ、含水層を形成して類焼を防ぐよう
    にしたことを特徴とする防火シート。
  4. 【請求項4】 積層シートが、耐火断熱層を含む請求項
    3に記載の防火シート。
  5. 【請求項5】 積層シートが、防水層を含む請求項3ま
    たは4に記載の防火シート。
  6. 【請求項6】 一定のサイズに形成され、かつ端縁に連
    結手段を設けることにより、個別の対象物を保護するた
    めに連結手段で縦横に繋ぎ合わせることを可能とした請
    求項3ないし5のいずれかに記載の防火シート。
  7. 【請求項7】 端縁に、基材層からなる補強層を形成し
    た上で連結手段を設けてなる請求項6に記載の防火シー
    ト。
  8. 【請求項8】 連結手段が形状記憶合金製である請求項
    6または7に記載の防火シート。
  9. 【請求項9】 吸水性高分子材料層が専用配管等の給水
    手段を配設され、その適所に形状記憶合金製の開閉弁を
    備えてなる請求項3ないし8のいずれかに記載の防火シ
    ート。
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