JP2796051B2 - 糊料組成物 - Google Patents

糊料組成物

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JP2796051B2 JP30546393A JP30546393A JP2796051B2 JP 2796051 B2 JP2796051 B2 JP 2796051B2 JP 30546393 A JP30546393 A JP 30546393A JP 30546393 A JP30546393 A JP 30546393A JP 2796051 B2 JP2796051 B2 JP 2796051B2
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fatty acid
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糊料組成物、さらに詳し
くは、従来のポリ酢酸ビニルエマルジョン系糊料にくら
べて衣類を格段にパリッと硬く仕上げることができ、洗
濯時の糊落ち性にも優れる糊料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】糊料には従来、澱粉が用い
られていたが、使い易くするために種々の改良が行わ
れ、現在は冷水に希釈が容易であり、使用が簡単で安定
な糊料として液状糊料が開発され、カルボキシメチルセ
ルロース、澱粉、ポリビニルアルコール等の2〜15%溶
液に消泡剤、防腐剤、蛍光増白剤、香料等が配合された
ものが使用されている。
【0003】しかしながら、これらのカルボキシメチル
セルロース、澱粉、ポリビニルアルコール等はガラス転
移温度が80℃以上の硬いポリマーであって、糊料として
は安価であるが衣類に糊付けすると衣類は硬くなりす
ぎ、紙のような風合いを与え、厚み感がなく、高級衣料
用糊剤としては不向きである。更には、これらポリマー
の水溶液は濃度が低くても粘度が高く、取り扱いにくい
という欠点も持ち合わせている。
【0004】これらの欠点を除くものとして、ポリ酢酸
ビニル乳濁液(エマルジョン)が使用されており、高浴
比からの繊維への吸着性を改善し、家庭での洗濯機処理
が可能なように糊料基剤にカチオン荷電を保持させる新
規な糊料組成物も提案されている(例えば、特開昭53−
70191 号、同53−94688 号、同52−53086 号、同59−88
978 号、同58−4875号、同58−65073 号公報等)。
【0005】また従来から、水に不溶の酢酸ビニルを主
モノマーとしたエマルジョンの場合、洗濯サイクルでの
糊落ち性が悪く、衣類の硬化等の原因となっていたが、
この点に関しても、不飽和カルボン酸を共重合すること
で洗濯時のアルカリによってポリマーが膨潤、溶解し、
糊落ちがよくなるようにした糊料組成物も提案されてい
る。
【0006】しかしながら、これらポリ酢酸ビニルを主
体とした糊剤の場合、酢酸ビニル部位自体の繊維(主に
木綿繊維)への接着性が低く、繊維への張り性の付与と
いう点では前述の澱粉、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコール等の糊剤を低浴比で使用したよう
な場合と比べると、充分な硬さ、パリッとした風合いが
得られないという欠点が指摘されている。
【0007】又、特開平5−9853号公報には、酢酸ビニ
ル、不飽和カルボン酸及びアクリルアミド誘導体を含有
する糊料組成物が提案されているが、従来のポリ酢酸ビ
ニルエマルジョン系糊料と同じく、満足すべき張り性が
得られないという欠点を持っている。又、洗濯時の糊落
ち性が充分ではなく、その結果、糊処理を繰り返し行う
ことによって衣類が硬くなり過ぎるというような問題が
あった。
【0008】従って、本発明の目的は、繊維への吸着
性、張り性、洗濯時の糊落ち性が共に優れた糊料組成物
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる従
来の酢酸ビニル系糊料組成物のもつ欠点を改善すべく鋭
意検討した結果、特定組成を有するエマルジョンに特定
の化合物を配合すれば、驚くべきことに上記目的を達成
し得ることを見い出し、本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明は、低級脂肪酸ビニルエステ
ル(a) と該低級脂肪酸ビニルエステルと共重合可能なモ
ノマー(b) と不飽和カルボン酸(c) の共重合によって、
又は低級脂肪酸ビニルエステル(a) と不飽和カルボン酸
(c) の共重合によって得られるエマルジョン(A) 、並び
に下記一般式(I),(II),(III) 及び(IV)で表さ
れる化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上
(B) を含有する糊料組成物を含有する糊料組成物を提供
するものである。
【0011】
【化9】
【0012】
【化10】
【0013】
【化11】
【0014】
【化12】
【0015】更に本発明は、低級脂肪酸ビニルエステル
(a) と該低級脂肪酸ビニルエステルと共重合可能なモノ
マー(b) と不飽和カルボン酸(c) の共重合時、又は低級
脂肪酸ビニルエステル(a) と不飽和カルボン(c) の共重
合時に、α,β−不飽和カルボン酸アミドモノマーもし
くはそのポリマー(d) を共存させることによって得られ
るエマルジョン(A')、並びに下記一般式(I),(I
I),(III) 及び(IV)で表される化合物からなる群よ
り選ばれる1種又は2種以上(B) を含有する糊料組成物
を提供するものである。本発明について詳細に説明す
る。
【0016】〔エマルジョン(A) 又は(A')〕本発明にお
けるエマルジョン(A) を得る際に使用される低級脂肪酸
ビニルエステルモノマー(a) としては、酢酸ビニル、酪
酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が例示されるが、更に
は低級脂肪酸ビニルエステル(好ましくは酢酸ビニル)
と共重合可能なモノマー(b) (下記(b−1)〜(b−6)に例
示する。)の混合物もあわせて使用され得る。この場
合、両者の重量比は、低級脂肪酸ビニルエステル:共重
合可能な下記モノマー=80:20〜100 :0 が好ましい。
モノマー(b) の共重合率等を変化させることにより、フ
ィルム(成膜)時の強度、のび等を調節することが可能
となり、また共重合反応の安定性を調節することができ
る。
【0017】(b−1)α,βのエチレン性不飽和ジカルボ
ン酸のジエステル、例えばジブチルマレエート、ジエチ
ルマレエート、およびこれに相当するフマレート、イタ
コネート、シトラコネート (b−2)スチレン、エチレン (b−3)塩化ビニルのようなハロゲン化ビニル (b−4)塩化ビニリデンのようなハロゲン化ビニリデン (b−5)先に使用した低級脂肪酸ビニルエステルと異なる
低級脂肪酸ビニルエステル (b−6)上記(b−1)〜(b−5)に示されるものの中から選ば
れる2種以上の化合物 本発明の糊料組成物において、低級脂肪酸ビニルエステ
ルモノマーは、エマルジョン合成の仕込み原料中に、20
〜60重量%、好ましくは25〜50重量%含有される。
【0018】本発明において使用される不飽和カルボン
酸(c) としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アコニチン
酸、ソルビン酸、ケイ皮酸、α−クロロソルビン酸、シ
トラコン酸、p−ビニル安息香酸等の他、イタコン酸、
マレイン酸、フマル酸のような不飽和カルボン酸のアル
キル半エステル、部分エステル又は部分アミドが挙げら
れる。これらの不飽和カルボン酸のうち好ましい例示と
してはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸が挙げら
れる。また、不飽和ポリカルボン酸のアルキル半エステ
ルの例としては、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モ
ノブチル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノブチル、
マレイン酸モノブチル等の炭素数1〜6の低級アルキル
半エステルが挙げられる。
【0019】不飽和カルボン酸(c) はエマルジョン合成
の仕込み原料中、前記低級脂肪酸ビニルエステルモノマ
ー 100重量部に対して 0.1〜15重量部、より好ましくは
0.2〜5重量部使用される。
【0020】このようにして得られたエマルジョンをエ
マルジョン(A) という。
【0021】更に糊料組成物の張り性を維持したまま、
洗濯時の糊落ち性を向上させるため上記モノマー(a) ,
(b) 及び(c) 、又は上記モノマー(a) 及び(c) を共重合
してエマルジョンを得る際に、共重合時、α,β−不飽
和カルボン酸アミドモノマー又はそのポリマー(d) を共
存させておいてもよい。該アミドモノマー又はポリマー
(d) を共存させておき、共重合して得られるエマルジョ
ンをエマルジョン(A')という。
【0022】このようなα,β−不飽和カルボン酸アミ
ドモノマーとしては、N,N −ジアルキルアクリルアミ
ド、 N,N−ジアルキルメタクリルアミド、 N−アルキル
アクリルアミド、 N−アルキルメタクリルアミド、 N−
アルコキシアルキルアクリルアミド、 N−ヒドロキシア
ルキルアクリルアミド、 N−ヒドロキシアルキルメタク
リルアミド、 N−アシルアルキルアクリルアミド及び N
−アシルアルキルメタクリルアミドから選ばれる1種又
は2種以上が挙げられ、これらのアミドモノマーのアル
キル基、アルコキシル基、アシル基の鎖長は炭素数1〜
18が好ましい。具体的には、 N,N−ジメチルアクリルア
ミド、 N,N−ジエチルメタクリルアミド、N−プロピル
アクリルアミド、 N−ヒドロキシエチルメタクリルアミ
ド、ダイアセトンイソアクリルアミド等が例示される。
また、ジアルキル置換体の場合、2つのアルキル鎖長は
異なっていてもよい。α,β−不飽和カルボン酸アミド
モノマーのかわりにそのポリマーも使用可能である。ポ
リマーの場合、その分子量は特に限定されず、上記のア
ミドモノマー群から選ばれる2種以上のコポリマーであ
ってもよい。
【0023】α,β−不飽和カルボン酸アミドモノマー
又はそのポリマー(d) の配合量は、前記低級脂肪酸ビニ
ルエステルモノマー(a) 100 重量部に対して1〜30重量
部、好ましくは2〜20重量部である。
【0024】本発明においては、高浴比からの繊維への
吸着性を向上させる目的で種々のカチオン性ポリマーを
前記モノマー (a),(b) ,(c) 、又は前記モノマー(a),
(c)、又は前記モノマー(a) ,(b) ,(c) ,(d) 、又は
前記モノマー(a) ,(c), (d)の共重合時に共存させる
か、重合終了後に添加することもできる。その際、使用
されるカチオン性ポリマーとしてはカチオン性セルロー
ス、カチオン性澱粉、カチオン性ビニル重合体等が挙げ
られる。
【0025】カチオン性セルロース及びカチオン性澱粉
としては例えば次式(イ)に示されるものが好ましい。
【0026】
【化13】
【0027】〔式中、 A :セルロース又は澱粉残基 R6:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R7,R8,R9:同じか又は異なっており、アルキル基、ア
リール基、アラルキル基又は式中の窒素原子を含んで複
素環を形成してもよい。 X :アニオン(塩素、臭素、沃素、硫酸塩、スルホン酸
塩、メチル硫酸塩、燐酸塩、硝酸塩等) L :正の整数 を示す。〕。
【0028】カチオン性セルロース及びカチオン性澱粉
のカチオン置換度は0.01〜1、即ち無水グルコース単位
当り0.01〜1、好ましくは0.02〜0.5 個のカチオン基が
導入されたものが好ましい。置換度が0.01以下では充分
でなく、また1以上でもかまわないが反応収率の点から
1以下が好ましい。
【0029】かかるカチオン性セルロースは、例えばア
ルカリ性条件下で例えばヒドロキシエチルセルロースに
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライドまたは3
−クロル−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライドを反応させて得ることができる。また、
ヒドロキシエチルセルロースに4−クロルブテントリメ
チルアンモニウムクロライドを反応させて得ることもで
きる。
【0030】カチオン性澱粉の場合も、例えばアルカリ
条件下で澱粉にグリシジルトリメチルアンモニウムクロ
ライドまたは3−クロル−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライドを反応させて得ることが
できる。また、ジメチルアミノエチル化澱粉を4級化し
て得ることもできる。更に、澱粉に4−クロルブテント
リメチルアンモニウムクロライドを反応させて得ること
もできる。
【0031】またカチオン性ビニル重合体としては次式
(ロ)で表されるものが例示される。
【0032】
【化14】
【0033】〔式中、 R10 :水素原子又はメチル基 R11,R12,R13 :同じか又は異なっており、水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基又は置換アルキル基 Y :酸素原子またはアミド結合中のNH基 X :前記の意味 m :1〜10の数 n :10〜10,000 を示す。〕。
【0034】これらカチオン性ポリマーの水溶液の粘度
は、20℃における1%水溶液の粘度が5〜1000cps (セ
ンチポイズ)、好ましくは10〜500cpsがよい。
【0035】上記のようなカチオン性ポリマーは、エマ
ルジョン(A) 又は(A')の合成における仕込み原料中に、
0〜5重量%、より好ましくは 0.2〜3重量%含有され
る。
【0036】また、本発明のエマルジョン(A) 又は(A')
は非イオン性化工澱粉、ポリビニルアルコール又は非イ
オン性セルロース誘導体等の水溶性非イオンポリマーを
含まなくても、充分に糊料基剤としての効果を発揮する
ものであるが、さらに非イオン性化工澱粉、ポリビニル
アルコール又は非イオン性セルロース誘導体を用いれば
布に対し好ましい風合いを与えることができる。また、
その際の糊落ち性も充分満足できるものである。
【0037】本発明に使用できる化工澱粉は水溶性の化
工澱粉であり、例えば、ヒドロキシエチル化澱粉、ヒド
ロキシプロピル化澱粉等を挙げることができる。
【0038】また、本発明に使用できるポリビニルアル
コールとしては酢酸ビニルホモポリマー又は酢酸ビニル
と他のモノマーのコポリマーの完全又は不完全鹸化物、
又はこれらを例えばアルデヒド等によって化工したポリ
ビニルアルコール誘導体であって、その5%水溶液の粘
度が30℃で5〜10000 センチポイズのものが例示され
る。
【0039】本発明に使用することのできる非イオン性
セルロース誘導体は水溶性のヒドロキシアルキル化セル
ロース又はアルキルセルロースであり、その5%水溶液
の粘度が30℃で5〜10000 センチポイズのものであり、
例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メチルセルロース等を挙げることができ
る。
【0040】これらの添加量はエマルジョン(A) 又は
(A')の合成の仕込み原料中に、0〜10重量%、好ましく
は1〜4重量%である。
【0041】本発明に係るエマルジョン(A) 又は(A')を
得るための共重合反応に際しては、一般に用いられるノ
ニオン性、アニオン性、カチオン性の乳化剤を適宜使用
することができる。
【0042】ノニオン性乳化剤の例としては、C718
ルキル基と9〜30またはそれ以上のエチレンオキサイド
単位を持つアルキルフェノキシポリエトキシエタノー
ル、例えばヘプチルフェノキシポリエトキシエタノー
ル、オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、メチ
ルオクチルフェノキシポリエトキシエタノール、ノニル
フェノキシポリエトキシエタノール、ドデシルフェノキ
シポリエトキシエタノール等、またはメチレン結合で連
結したアルキルフェノールのポリエトキシエタノール誘
導体、ノニル、ドデシル、テトラデシル等のメルカプタ
ンやC615アルキルチオフェノールと必要な量のエチレ
ンオキサイドを縮合させた硫黄を含む乳化剤、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、トール
油混合酸のような長鎖カルボン酸のエチレンオキサイド
誘導体、疎水性炭化水素鎖をもつエーテル化した又はエ
ステル化したポリヒドロキシ化合物のエチレンオキサイ
ド誘導体である。ノニオン乳化剤はHLB が12〜19、好ま
しくは15〜18のものが用いられる。
【0043】アニオン乳化剤の例としては、ラウリルア
ルコールのようなC818アルコールの硫酸エステルのナ
トリウム塩、カリウム塩であらわされる高級脂肪族アル
コール硫酸塩、C818の脂肪酸のナトリウム塩、カリウ
ム塩、或いはトリエタノールアミンのようなエタノール
アミン塩、例えばオレイン酸トリエタノールアミン、ス
テアリン酸トリエタノールアミン、ロート油、硫酸化リ
シノレイン酸のようなスルホン化合物、ナトリウム−t
−オクチルベンゼンスルホネート、ナトリウム−t−オ
クチルフェノールスルホネートのようなスルホン化アル
キルアリール化合物が例示される。
【0044】カチオン乳化剤の例としては、アルキルト
リメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニ
ウム塩、アルキルジメチルエチルアンモニウム塩、アル
キルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジ
ニウム塩、アルキルキノリウム塩、アルキルイソキノリ
ウム塩、ステアリルアミドメチルピリジニウム塩、アシ
ルアミノエチルメチルジエチルアンモニウム塩、アシル
アミノエチルピリジニウム塩、アルコキシメチルピリジ
ニウム塩、1−メチル−1−アシルアミノエチル−2−
アルキルイミダゾリン、ジアシルアミノプロピルジメチ
ルアンモニウム塩、ジアシルアミノエチルジメチルアン
モニウム塩、ジアルキルジ(ポリオキシエチレン)アン
モニウム塩、ジアルキルメチルポリオキシエチレンアン
モニウム塩などが挙げられる。上記のような乳化剤は、
エマルジョン合成の仕込み原料中に0〜5重量%、より
好ましくは 0.2〜2重量%配合される。
【0045】本発明に使用されるエマルジョン(A) 又は
(A')を得るための共重合反応に使用される重合開始剤と
しては2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)の他、
過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイ
ド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサ
ノンパーオキサイド、過酢酸、過安息香酸、過硫酸カリ
ウム等を用いることができる。かかる重合開始剤の添加
量は低級脂肪酸ビニルエステルモノマーに対して、0.01
〜5重量%、より好ましくは0.02〜1重量%の範囲で使
用するのが好ましい。
【0046】本発明に使用されるエマルジョン(A) 又は
(A')を得るための共重合反応の温度は、40〜120 ℃、好
ましくは50〜90℃であり、共重合時のpHは3〜9、好ま
しくは4〜8で行う。この際、緩衝剤として炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウム、オルソリン酸ナトリウム、第
2リン酸ナトリウム、第1リン酸ナトリウム、塩化ナト
リウム、硫酸ナトリウムのような無機塩をエマルジョン
合成の仕込み原料中、0〜2重量%、好ましくは 0.1〜
1重量%用いるのが良い。
【0047】また、本発明に使用されるエマルジョン
(A) 又は(A')を得るために乳化重合を行う際、共重合さ
せる全てのモノマーを反応槽内に一括仕込みを行い、反
応させてもよいが、より好ましくはモノマー(a) 以外の
モノマーを反応槽内に仕込み、該槽内へモノマー(a) を
徐々に添加していく方法が望ましい。
【0048】〔化合物(B) 〕本発明組成物には、前記の
一般式(I)〜(IV)で表される化合物からなる群より
選ばれる1種又は2種以上の化合物(以下、化合物(B)
という)が配合される。
【0049】その中でも好ましくは、1,2-ベンゾイソチ
アゾリン-3- オン、ジチオビスベンザミド、1,2-ベンゾ
イソチアゾリン-3- オン-S- オキシド、1,2-ベンゾイソ
チアゾリン -3,5,5-トリオン、1,2-ベンゾイソチアゾリ
ン-3- オン ブンテソルト、4-アルキル-1,2- ベンゾイ
ソチアゾリン-3- オン、ポリヘキサメチレンビグアニド
塩酸塩、ポリテトラメチレンビグアニド塩酸塩、ポリオ
クタメチレンビグアニド塩酸塩等又はこれらの混合物が
挙げられる。
【0050】〔糊料組成物〕本発明組成物は、エマルジ
ョン(A)又は(A')、及び化合物(B)を含有する。この場合
において、モノマー(a) ,(b) ,(c) 、又はモノマー
(a) ,(c) 、又はモノマー(a) ,(b) ,(c) ,(d) 、又
はモノマー(a) ,(c) ,(d) を共重合して得られるコポ
リマーの量は、組成物中、10〜59重量%、好ましくは15
〜49重量%である。該コポリマーの量が10重量%未満の
場合は、衣料に対する糊料組成物の1回分当たりの使用
量が多くなり、使い勝手が悪く、又不経済であり、一方
59重量%を超える場合には、糊料組成物の保存安定性が
低下し、増粘又はゲル化する可能性があり、使い勝手が
悪くなる。
【0051】本発明組成物において、化合物(B) は組成
物中、 0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜1.0 重量%
配合される。化合物(B) の配合量が 0.001重量%未満の
場合は、張り性及び糊落ち性において充分な効果が得ら
れず、一方、10重量%を超える場合は該範囲のときと比
べ、本発明が目的とする効果の一層の向上が確かめられ
ず、不経済である。
【0052】さらに本発明の糊料組成物には必要に応じ
て、シリコーン化合物、香料、殺菌剤、防腐剤、蛍光染
料、顔料等を添加することができる。
【0053】このようにして得られた本発明糊料組成物
は、従来公知の糊料組成物と混合して使用することがで
きる。
【0054】本発明の糊料組成物を使用するにあたって
は、従来の糊料組成物を使用する方法、即ち衣類に対す
る糊料組成物希釈の水量、所謂、浴比を1対1〜1対4
程度にする方法でも使用することができるし、前述のよ
うにカチオン性ポリマーを使用した場合には1対10〜1
対40程度での使用も可能である。特に、このような浴比
の増大は均一な糊付けを可能にし、しかも家庭において
使用する場合、電気洗濯機による処理が可能になる。
【0055】本発明の糊料組成物を用いて糊付けする際
の糊料組成物の布重量に対する比率は、衣類重量に対し
て糊料組成物有効分が(固形分)0.2 〜6重量%であ
り、好ましくは0.5 〜4重量%である。
【0056】
【本発明の効果】本発明の糊料組成物を使用して糊付け
した場合、従来の酢酸ビニル系糊剤に比べて衣類を格段
に硬く、パリッとした風合いに仕上げることができ、か
つ糊落ちが良く、高濃度で糊付け、プレス処理を繰り返
した場合でも何等問題が生じない。
【0057】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0058】〔各種糊料基剤の合成〕窒素導入管、攪拌
機、モノマーの定量滴下装置、温度計、還流冷却器を取
り付けた5つ口セパラブルフラスコに、表1に示したよ
うなカチオン性ポリマー 6.0重量部、ポリビニルアルコ
ール(鹸化度80%、重合度1500) 3.0 重量部、及びイオ
ン交換水 100重量部を加えて90℃に溶解し、60℃に冷却
した後に表1に示す低級脂肪酸ビニルエステルモノマー
10重量部とエマルゲン 147 (花王株式会社製、ポリオキ
シエチレン系のノニオン性乳化剤)2重量部を加え、炭
酸ナトリウム0.5重量部、2,2’−アゾビス(2−
アミジノプロパン)塩酸塩 0.1重量部、イオン交換水20
重量部を加え、75℃に昇温して重合を開始した。
【0059】重合開始後、30分から350 分にわたり、表
1に示したような低級脂肪酸ビニルエステルモノマー
(a) 、(a)と共重合可能なモノマー(b)、不飽和カルボン
酸(c)及びα,β−不飽和カルボン酸アミドモノマー(d)
を、最終的な重量比が表1に示す割合となるように予
め混合しておいたもの100 重量部を、反応溶液中に連続
して滴下した。滴下終了後80℃に昇温して1時間攪拌後
反応を終了した。
【0060】このようにして、糊料基剤となるエマルジ
ョンを合成した。このエマルジョンの組成を表1に示
す。
【0061】
【表1】
【0062】実施例1〜21及び比較例1〜9 表1に示したエマルジョン(糊料基剤)に各種添加剤を
加え、表2,3に示す糊料組成物を得た。
【0063】
【表2】
【0064】注) *1:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=6,q=数平均値12 *2:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12 *3:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=6,q=数平均値12 *4:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12
【0065】
【表3】
【0066】注) *5:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水
素原子,p=6,q=数平均値4 *6:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=6,q=数平均値7 *7:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12 *8:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12 *9:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値4 *10:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12 *11:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=6,q=数平均値12 *12:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=6,q=数平均値12 *13:一般式(IV)においてR1=R2=R3=R4=R5=水素
原子,p=4,q=数平均値12 〔糊付け効果、糊落ち性及び累積性の評価〕表2,3に
示した糊料組成物の糊付効果、糊落ち性及び累積性の評
価結果を表4に示す。尚、糊付け効果、糊落ち性及び累
積性の評価は次に示すような方法によって行った。
【0067】(糊付け処理)ターゴトメーター型洗浄試
験機を使用し、イオン交換水500ml 、上述のようにして
合成した糊料を固形分で 0.5g洗浄槽に入れ良く分散さ
せた後、60#木綿ブロード布20gを入れ 100回転/分の
回転速度で3分間攪拌糊付けする。1分間脱水した後、
20℃、65%相対湿度の恒温恒湿室に一昼夜乾燥した後、
糊付け効果試験に供する。
【0068】(糊付け効果試験)上記糊付け処理により
糊付けした木綿布を2cm×2.5cm になるように切断し、
10枚を一組として、純曲げ試験機(カトーテック株式会
社製)を用いて、25℃、65%相対湿度の恒温恒湿室内に
おいて、曲げ剛性を測定した。
【0069】(糊落ち性の評価)イオン交換水 500mlに
対して、上述のようにして合成した糊料を固形分で5
g、洗い桶中に入れ良く分散させた後、60#木綿ブロー
ド布20gを入れ3分間、充分にもみ込み糊付けを行う。
1分間脱水した後、20℃、65%相対湿度の恒温恒湿室に
一昼夜乾燥した後、 130℃で1分間プレスを行う。プレ
ス後の布の硬さを上述の純曲げ試験機を用いて測定し、
この時の硬さをHとする。プレスした布をターゴトメー
ター型洗浄試験機を使用し、浴比30倍、家庭用洗剤「ニ
ュービーズ」(花王株式会社製)を濃度0.133 %で使用
し、 100回転/分の回転速度で10分間攪拌洗浄する。こ
のようにして洗浄した布を20℃、65%相対湿度の恒温恒
湿室に一昼夜乾燥した後、再び 130℃で1分間プレスを
行い、同様に純曲げ試験機を用いて曲げ剛性を測定しこ
の時の硬さをIとする。また、予め処理前の布の硬さを
測定しておき、これをJとする。このようにして測定し
た布の曲げ剛性値を用いて、次の式により糊落ち率を算
出した。
【0070】
【数1】
【0071】(糊料の累積性)また、同じ布を用いて上
記の糊落ち性と同様の繰り返し同様な処理を10回行い、
糊の累積性の評価も行った。
【0072】
【表4】
【0073】〔風合いの評価〕表2,3に示した糊料組
成物の中より、実施例1、実施例6及び比較例1、比較
例4の糊料組成物を選び、比較例1又は4の糊料組成物
を対照糊料組成物とし、風合いについて、一対比較法に
より感触テストを実施した。、その結果を表5に示す。
【0074】
【表5】
【0075】上記の評価は、対照糊料組成物(比較例1
又は4)に対して、糊料組成物(実施例1又は6)の方
が、 +2;充分硬い +1;やや硬い 0;どちらとも言えない −1;やや柔らかい −2;充分柔らかい と答えた人数を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 13/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級脂肪酸ビニルエステル(a) と該低級
    脂肪酸ビニルエステルと共重合可能なモノマー(b) と不
    飽和カルボン酸(c) の共重合によって、又は低級脂肪酸
    ビニルエステル(a) と不飽和カルボン酸(c) の共重合に
    よって得られるエマルジョン(A) 、並びに下記一般式
    (I),(II),(III) 及び(IV)で表される化合物か
    らなる群より選ばれる1種又は2種以上(B) を含有する
    糊料組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
  2. 【請求項2】 低級脂肪酸ビニルエステル(a) と該低級
    脂肪酸ビニルエステルと共重合可能なモノマー(b) と不
    飽和カルボン酸(c) の共重合時、又は低級脂肪酸ビニル
    エステル(a) と不飽和カルボン(c) の共重合時に、α,
    β−不飽和カルボン酸アミドモノマーもしくはそのポリ
    マー(d) を共存させることによって得られるエマルジョ
    ン(A')、並びに下記一般式(I),(II),(III) 及び
    (IV)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又
    は2種以上(B) を含有する糊料組成物。 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】
  3. 【請求項3】 低級脂肪酸ビニルエステル(a) が酢酸ビ
    ニル、酪酸ビニル及びプロピオン酸ビニルからなる群よ
    り選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載
    の糊料組成物。
  4. 【請求項4】 不飽和カルボン酸(c) がメタクリル酸、
    アクリル酸及びクロトン酸からなる群より選ばれる1種
    又は2種以上である請求項1〜3のいずれか1項記載の
    糊料組成物。
  5. 【請求項5】 α,β−不飽和カルボン酸アミドモノマ
    ーが、N,N −ジアルキルアクリルアミド、N,N −ジアル
    キルメタクリルアミド、N −アルキルアクリルアミド、
    N −アルキルメタクリルアミド、N −アルコキシアルキ
    ルアクリルアミド、N −ヒドロキシアルキルアクリルア
    ミド、N −ヒドロキシアルキルメタクリルアミド、N −
    アシルアルキルアクリルアミド及びN −アシルアルキル
    メタクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上である
    請求項1〜4の何れか1項記載の糊料組成物。
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