JPH03260174A - 糊料組成物 - Google Patents

糊料組成物

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JPH03260174A
JPH03260174A JP2056935A JP5693590A JPH03260174A JP H03260174 A JPH03260174 A JP H03260174A JP 2056935 A JP2056935 A JP 2056935A JP 5693590 A JP5693590 A JP 5693590A JP H03260174 A JPH03260174 A JP H03260174A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は糊料組成物、さらに詳しくは、従来のポリ酢酸
ビニルエマルジジン系糊料にくらべて洗濯時の糊落ち性
が格段に優れる糊料組成物に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
糊料には従来、澱粉が用いられていたが、使い易くする
ために種々の改良が行われ、現在は冷水に希釈が容易で
あり、使用が簡単で安定な糊料として液状糊料が開発さ
れ、カルボキシメチルセルロース、a粉、ポリビニルア
ルコール等の2〜15%溶液に消泡剤、防腐剤、螢光増
白剤、香料等が配合されたものが使用されている。
しかしながら、これら澱粉、ポリビニルアルコール、カ
ルボキシメチルセルロース等はガラス転移温度が80℃
以上の硬いポリマーであって、糊料としては安価である
が衣類に糊付けすると衣類は硬くなりすぎ、紙のような
風合いを与え、場合によっては皮膚と接触する部位で皮
膚荒れを起こすといった不都合がしばしば見られていた
。さらに、これらポリマーの水溶液は濃度が低くても粘
度が高く、取り扱いにくいという欠点も持っている。
これらの欠点を除くものとして、ポリ酢酸ビニル乳濁液
(エマルジョン)が使用されており、高浴比からの繊維
への吸着性を改善し、家庭での洗濯機処理が可能なよう
に糊料基剤にカチオン荷電を保持させる新規な糊料組成
物も提案されている(例えば、特開昭53−10793
号、同5370191号、同53−94688号、同5
2−53086号、同54−160884号、同54−
160885号、同55−103309号、同55−1
03369号、同56−110709号、同59−88
978号、同5B −4875号、同58−65073
号公報等)。
また従来から、水に不溶の酢酸ビニルを主モノマーとし
たエマルジョンの場合、洗濯サイクルでの糊落ち性が悪
く、衣類の硬化等の原因となっていたが、この点に関し
ても、不飽和カルボン酸を共重合することで洗濯時のア
ルカリによってポリマーが膨潤、溶解し、糊落ちがよく
なるようにした糊料組成物も提案されている。
しかしながら、不飽和カルボン酸の共重合のみでは洗濯
時の糊落ちは充分とはいえず、例えば高濃度で処理した
布をプレスするという過程を何度も繰り返した場合等に
は衣類の硬化がおこる場合もある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはかかる従来の酢酸ビニル系糊料組成物のも
つ欠点を改善すべく鋭意研究した結果、低級脂肪酸ビニ
ルエステルの重合時又は低級脂肪酸ビニルエステルと不
飽和カルボン酸を共重合させる際に、メタクリル酸ある
いはアクリル酸のヒドロキシアルキルエステルとメタク
リル酸あるいはアクリル酸のアルキルエステルを適当な
組み合わせで共存させることによって、従来の酢酸ビニ
ル系糊にくらべて格段に糊落ちが良く高濃度使用時にも
同等問題の生じない糊料組成物を得ることができること
を見出し本発明に到った。
即ち、本発明は低級脂肪酸ビニルエステルの乳化重合時
又は低級脂肪酸ビニルエステルと不飽和カルボン酸の乳
化共重合時に、メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル及びアクリル酸ヒドロキシアルキルエステルからなる
群から選ばれる1種又は2種以上のモノマーもしくはポ
リマーと、メタクリル酸アルキルエステル及びアクリル
酸アルキルエステルからなる群から選ばれる1種又は2
種以上のモノマーもしくはポリマーを共重合又はグラフ
ト重合させることにより得られるエマルジョンを含存し
てなる糊料組成物に関する。
本発明において使用される低級脂肪酸ビニルエステルと
しては、酢酸ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等が例示されるが、更には次の(1)〜(6)に示すよ
うな、低級脂肪酸ビニルエステル(好ましくは酢酸ビニ
ル)と共重合可能な単量体(この場合は、低級脂肪酸ビ
ニルエステル:共重合可能な下記単量体−80: 20
〜100:0(重量比))もあわせて使用され得る。
(1)  α、βのエチレン性不飽和ジカルボン酸のジ
エステル、例えばジブチルマレエート、ジエチルマレエ
ート、およびこれに相当するフマレート、イタコネート
、シトラコネート(2)スチレン、エチレン (3)塩化ビニルのようなハロゲン化ビニル(4)塩化
ビニリデンのようなハロゲン化ビニリデン (5)  α、βエチレン性不飽和カルボン酸アミド及
びそのN−アルキロール誘導体、例えばアクリルアミド
及びN−メチロールアミド (6)先に使用した低級脂肪酸ビニルエステルと異なる
低級脂肪酸ビニルエステル 本発明において使用される不飽和カルボン酸としては、
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケ
イ皮酸、α−クロロソルビン酸、シトラコン酸、p−ビ
ニル安息香酸等の他、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸のような不飽和ポリカルボン酸のアルキル半エステル
、部分エステル又は部分アミドがあげられる。不飽和ポ
リカルボン酸のアルキル半エステルの例としては、イタ
コン酸モノメチル、イタコン酸モノブチル、フマル酸モ
ノメチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブチル
等の炭素数1〜6の低級アルキル半エステルが挙げられ
る。これらの不飽和カルボン酸のうち好ましい例示とし
てはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸が挙げられ
る。
本発明においては、高浴比からの繊維への吸着性を向上
させる目的で種々のカチオン性ポリマーを重合時に共存
させるか、重合終了後に添加することもできる。その際
、使用されるカチオン性ポリマーとしてはカチオン性セ
ルロース、カチオン性澱粉、カチオン性ビニル重合体等
が挙げられる。
カチオン性セルロース及びカチオン性澱粉としては例え
ば次式(1)に示されるものが好ましい。
(式中、 ^ :セルロース又は澱粉残基 R:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基R1+R
z+Rs :同しか又は異なっており、アルキル基、ア
リール基、アラルキル基又は 式中の窒素原子を含んで複素環を形 成してもよい。
X :アニオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸
、メチル硫酸、燐酸、硝酸等) :正の整数、 を意味する。) カチオン性セルロース及びカチオン性澱粉のカチオン置
換度は0.01〜1、即ち無水グルコース単位当り0.
01〜1、好ましくは0.02〜0.5個のカチオン基
が導入されたものが好ましい。置換度が0.01以下で
は効果が充分でなく、また置換度は1以上でもかまわな
いが反応収率の点から1以下が好ましい。
かかるカチオン性セルロースは例えばアルカリ性条件下
で例えばヒドロキシエチルセルロースにグリシジルトリ
メチルアンモニウムクロライドまたは3−クロル−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
を反応させて得ることができる。また、ヒドロキシエチ
ルセルロースに4−クロルブテントリメチルアンモニウ
ムクロライドを反応させて得ることもできる。
カチオン性澱粉の場合も例えばアルカリ条件下で澱粉に
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライドまたは3
−クロル−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライドを反応させて得ることができる。また、
ジメチルアミノエチルか澱粉を4級化して得ることもで
きる。更に、澱粉に4−クロルブテントリメチルアンモ
ニウムクロライドを反応させて得ることもできる。
またカチオン性ビニル重合体としては次の式(2)で表
されるものが例示される。
(式中、 R4:水素原子又はメチル基 R5,R6,R7:同しか異なっており、水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基又は置換ア ルキル基 Y :酸素原子またはアミド結合中のNH基X :式(
1)と同じ *:l −10の整数 n :5〜5000の数、 を意味する。) これら、カチオン性ポリマーの水溶液の粘度は、1%水
溶液の場合5〜1000cps (センチボイズ)(2
0℃)、好ましくは10〜500cpsがよい。
本発明において使用されるメタクリル酸ヒドロキシアル
キルエステル及びアクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ルとしてはメタクリル酸ヒドロキシメチル、メタクリル
酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル
、メタクリル酸ヒドロキシブチル、アクリル酸ヒドロキ
シメチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシブチル等が例
示される9 また、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アル
キルエステルとしてはアルキル鎖長が1−18のものが
好ましい。
本発明におけるこれら各成分の相対的含有量は、ビニル
エステル単量体ヲ水性エマルション中に20〜60重量
%含有する場合、カチオン性ポリマーは0〜5重量%(
好ましくは0.2〜3重量%)であり、不飽和カルボン
酸は前記ビニルエステル単量体100重量部に対して0
〜15重量部(好ましくは0.2〜5重量部)、更にメ
タクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びアクリル酸
ヒドロキシアルキルエステルから選ばれる1種以上のポ
リマー又はモノマーと、メタクリル酸アルキルエステル
及びアクリル酸アルキルエステルから選ばれる1種以上
のポリマー又はモノマーは前記ビニルエステル単量体1
00重量部に対して合わせて1〜30重量部(好ましく
は2〜20重量部)である。メタクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステル、アクリル酸ヒドロキシアルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキ
ルエステルに関しては、これらの使用量が1重量部以下
であると洗濯時の糊落ちが充分改善されず、30重量部
以上であると重合時のエマルジョンの安定性が悪くなる
ため好ましくない。
メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びアクリル
酸ヒドロキシアルキルエステルから選ばれる1種以上の
ポリマー又はモノマーと、メタクリル酸アルキルエステ
ル及びアクリル酸アルキルエステルから選ばれる1種以
上のポリマー又はモノマーは、前者/後者の重量比で(
99〜30)/(1〜70)の範囲で用いるのが好まし
い。
本発明の糊料組成物を使用して糊付けした場合、従来の
酢酸ビニル系糊剤に比べて格段に糊落ちが良く、高濃度
で糊付け、プレス処理を繰り返した場合でも同等問題が
生じない。
本発明の糊料組成物を得るための重合に際しては、一般
に用いられるノニオン性、アニオン性、カチオン性の乳
化剤を適宜使用することができる。
ノニオン性乳化剤の例としては、C6−l1lアルキル
基と9〜30またはそれ以上のエチレンオキサイド単位
を持つアルキルフェノキシポリエトキシエタノール、例
えばヘプチルフェノキシポリエトキシエタノール、オク
チルフェノキシポリエトキシエタノール、メチルオクチ
ルフェノキシポリエトキシエタノール、ノニルフェノキ
シポリエトキシエタノール、ドデシルフェノキシポリエ
トキシエタノール等、またはメチレン結合で連結したア
ルキルフェノールのポリエトキシエタノール誘導体、ノ
ニル、ドデシル、テトラデシル等のメルカプタンやCh
〜3.アルキルチオフェノールと必要な量のエチレンオ
キサイドを縮合させた硫黄を含む乳化剤、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、トール油混
合酸のような長鎖カルボン酸のエチレンオキサイド誘導
体、疎水性炭化水素鎖をもつエーテル化した又はエステ
ル化したポリヒドロキシ化合物のエチレンオキサイド誘
導体等が挙げられる。ノニオン乳化剤はHLBが12〜
19、好ましくは15〜18のものが用いられる。
アニオン乳化剤の例としては、ラウリルアルコールのよ
うなC8〜Illアルコールの硫酸エステルのナトリウ
ム塩、カリウム塩で代表される高級脂肪族アルコール硫
酸塩、08〜18の脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩
、或いはトリエタノールアミンのようなエタノールアミ
ン塩(例えばオレイン酸トリエタノールアミン、ステア
リン酸トリエタノールアミン)、ローート油、硫酸化ワ
シルイン酸のようなスルホン化合物、ナトリウム−L−
オクチルベンゼンスルホネート、ナトリウム−も−オク
チルフェノールスルホネートのようなスルホン化アルキ
ルアリール化合物が例示される。
カチオン乳化剤の例としては、アルキルトリメチルアン
モニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アル
キルジメチルエチルアンモニウム塩、アルキルジメチル
ベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ア
ルキルキノリウム塩、アルキルイソキノリウム塩、ステ
アリルアミドメチルピリジニウム塩、アシルアミノエチ
ルメチルジエチルアンモニウム塩、アシルアミノエチル
ピリジニウム塩、アルコキシメチルピリジニウム塩、1
−メチル−1−アシルアミノエチル−2−アルキルイミ
ダシリン、ジアシルアミノプロピルジメチルアンモニウ
ム塩、ジアシルアミノエチルジメチルアンモニウム塩、
ジアルキルジ(ポリオキシエチレン)アンモニウム塩、
ジアルキルメチルポリオキシエチレンアンモニウム塩な
どが挙げられる。
本発明の組成物には更に、長期間にわたって安定なエマ
ルジョンを得るために、ノニオン性′水溶性ポリマーを
併用することもできる。
ノニオン性水溶性ポリマーとしてはポリビニルアルコー
ル、化工澱粉、セルロース誘導体等が挙げられる。
本発明に使用できる化工澱粉は水溶性の化工澱粉であり
、例えば、ヒドロキシエチル化澱粉、ヒドロキシプロピ
ル化澱粉等を挙げることができる。
ポリビニルアルコールとしては酢酸ビニルホモポリマー
又は酢酸ビニルと他のモノマーのコポリマーの完全又は
不完全鹸化物、又はこれらを例えばアルデヒド等によっ
て化工したポリビニルアルコール誘導体であって、その
5%水溶液の粘度が30°Cで5〜10000センチボ
イズのものが例示される。
また、ノニオン性セルロース誘導体は水溶性のヒドロキ
シアルキル化セルロース又はアルキルセルロースであり
、その5%水溶液の粘度が30°Cで5〜10000セ
ンチボイズのものであり、例えばヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロ
ース等を挙げることができる。
これらのノニオン性水溶性ポリマーの添加量はエマルジ
ョン系に対して0〜10重量%好ましくは1〜4重量%
である。
本発明に用いる重合開始剤としては2,2゛アゾビス(
2−アミジノプロパン)の他、過酸化水素、t−ブチル
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、 t−ブチルパーオキサイド、メチルエチルケトン
パーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、過
酢酸、過安息香酸、過硫酸カリウム等を用いることがで
きる。重合開始剤の添加量はビニルエステル単量体に対
して、0.01〜5.0重量%の範囲で使用するのが好
ましい。
本発明の重合反応の温度は40〜120°C1好ましく
は50〜90°Cであり、重合時のpHは3〜9、好ま
しくは4〜8の範囲で行う。この際、緩衝剤として炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、オルソリン酸ナトリウ
ム、第2リン酸ナトリウム、第1リン酸ナトリウム、塩
化ナトリウム、硫酸ナトリウムのような無機塩を0〜2
重量%、好ましくは0.1〜1重量%用いるのが良い。
従って、本発明のポリマー糊料基剤の最終エマルジョン
組成は例えば次のような各成分含有量となるのが望まし
い。
ビニルエステル単量体; 20〜60重量%、好ましく は25〜50重量% 不飽和カルボン酸;ビニルエステル単1体100重量部
に対して、0〜15重 置部、好ましくは0.2〜5 重量部 メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びアクリル
酸ヒドロキシアルキルエステルのモノマー又はポリマー
の群から選ばれた1種又は2種以上、及びメタクリル酸
アルキルエステル及びアクリル酸アルキルエステルのモ
ノマー又はポリマーの群から選ばれた1種又は2種以上
;ビニルエステル単量体100 重量部に対して、総量で1 〜30重量部、好ましくは2 〜20重量部 ノニオン性乳化剤、アニオン性乳化剤、若しくはカチオ
ン性乳化剤; 0〜5重量%、好ましくは 0.2〜2重量% カチオン性ポリマー; 0〜5重量%、好ましくは 0.2〜3重量% 水溶性ノニオン性ポリマー; 0〜10重量%、好ましくは 1〜4重量% 重合開始剤;ビニルエステル単量体に対してo、oi〜
5重量%、好ま しくは0.02〜1重置% 無 機 塩;0〜2重量%、好ましくは0.1〜1重量
% 水  等;残 余 即ち、本発明の好ましい糊料組成物は上記の様な組成で
各成分を乳化重合して得られる。添加方法は全ての成分
を同時に添加して反応させても良いが、より好ましくは
ビニルエステル単量体以外を仕込んだ反応容器中にビニ
ルエステル単量体を徐々に添加していく方法が望ましい
本発明の糊料組成物には他の方法で重合されたエマルジ
ョンを添加しても良く、従来のエマルジョン系糊剤と本
発明におけるエマルジョンの混合物であっても糊落ち性
は充分改善されるものである。その場合、本発明よるエ
マルジョンの最終組成物中に占める割合が重量で5〜9
9%、好ましくは10〜95%となるように調製するの
が良い。
本発明の糊料組成物はポリビニルアルコール、ノニオン
性化工澱粉もしくはノニオン性セルロース誘導体等の水
溶性ノニオン性ポリマーを含まなくても、充分に糊剤と
しての効果を発揮するものであるが、さらに、ポリビニ
ルアルコール、ノニオン性化工澱粉、ノニオン性セルロ
ース誘導体、もしくは従来の酢酸ビニル系乳液糊剤等に
混合して用いれば、単独で使用する時と同様に布に対し
て好ましい風合いを与えることができる。また、その際
の糊落ち性も充分満足できるものである。
本発明の糊料組成物には必要に応じて、一般の高分子エ
マルジョン用の添加剤、例えば、ジブチルフタレート、
ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、トリアセ
チン等のような可塑剤、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、エタノールのような凍結防止剤、その他
香料、殺菌剤、防腐剤、螢光染料、顔料などを添加する
ことができる。
本発明の糊料組成物を使用するにあたっては、従来の糊
料組成物を使用する方法、即ち衣類に対する糊料組成物
希釈の水量、所謂、浴比を1対1〜1対4程度にする方
法でも使用することができるし、前述のようなカチオン
性ポリマーを使用した場合には1対10〜1対40程度
での使用も可能である。特に、このような浴比の増大は
均一な糊付けを可能にし、しかも家庭において使用する
場合、電気洗濯機による処理が可能になる。
本発明の糊料組成物を用いて糊付けする際の糊料組成物
の布重量に対する比率は、衣類重量に対して糊料組成物
有効分(固形分)0,2〜6重量%であり、好ましくは
0.5〜4重景%である。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を詳述するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。なお例中の
部は重量部である。
実施例1 種々のポリマー及びモノマーを使用して糊料基剤を合成
し、その基本性能を比較検討した。
く各種糊料基剤の合成〉 窒素導入管、撹拌機、モノマーの定量滴下装置、温度計
、還流冷却器を取りつけた5つロセパラブルフラスコに
第1表に示したようなカチオン性ポリマー6.0部、ポ
リビニルアルコール(鹸化度80%、重合度1500)
 3゜0部、及びイオン交換水100部を加えて90’
Cに溶解し、60°Cに冷却した後、第1表に示す低級
脂肪酸ビニルエステル単量体10部とエマルゲン147
(花王株式会社製)2部を加え、炭酸ナトリウム0.5
部、2.2゛アヅビス(2−アミジノプコバン)塩酸塩
o、 i部、イオン交換水20部を加え、75°Cに昇
温しで重合を開始した。
重合開始後30分から350分にわたり第1表に示した
ような低級脂肪酸ビニルエステル単量体88部と不飽和
カルボン酸七ツマー2部、及び各種七ツマ−又はポリマ
ーの1種又は2種(2種の場合、重量比で1:1)10
部を予め混合しておいたものを前記重合反応溶液中に連
続して滴下した。滴下終了後80°Cに昇温しで1時間
撹拌後反応を終了した。
比較例1 実施例1と同様にして第1表に示すようにポリマーおよ
びモノマー組成を変えた糊料基剤を合成した。
実施例1及び比較例1で合成した糊料の糊付は効果およ
び糊落ち性の評価結果を第1表に示す。尚、糊付は効果
及び糊落ち性の評価は次に示すような方法によって行っ
た。
(糊付は方法) ターボトメ−ター型洗浄試験機を使用し、イオン交換水
500−1上述のようにして合成した糊料を固形分で0
.5g洗浄槽に入れ良く分散させた後、60#木綿ブロ
一ド布20gを入れ100回転/分の回転速度で3分間
撹拌糊付けする。1分間脱水した後、20″C165%
相対湿度の恒温恒温室に一昼夜乾燥した後、以下の糊付
は効果試験に供する。
(糊付は効果試験) 上記の方法により糊付けした木綿布を2 cm X2.
5 cmになるように切断し、10枚を−組みとして、
純曲げ試験機(カド−チック株式会社製)を用いて、2
5°C165%相対湿度の恒温恒温室内において、曲げ
剛性を測定した。
(糊落ち性能の評価) イオン交換水500−に対して、上述のようにして合成
した糊料を固形分で5g、洗い桶中に入れ良く分散させ
た後、60#木綿ブロ一ド布20gを入れ3分間、充分
にもみ込み糊付けを行う。
1分間脱水した後、20℃、65%相対湿度の恒温恒温
室に一昼夜乾燥した後、130°Cで1分間プレスを行
う。プレス後の布の硬さを上述の純曲げ試験機を用いて
測定し、この時の硬さをAとする。
プレスした布をターボトメ−ター型洗浄試験機を使用し
、浴比30倍、洗濯用洗剤(花王株式会社製、濃度0.
133%)を使用し、ioo回転/分の回転速度で10
分間撹拌洗浄する。このようにして洗浄した布を20°
C165%相対湿度の恒温恒温室に一昼夜乾燥した後、
再び130°Cで1分間プレスを行い、同様に純曲げ試
験機を用いて曲げ剛性を測定しこの時の硬さをBとする
。また、予め処理前の布の硬さを測定しておきこれをC
とする このよう゛にして測定した布の曲げ剛性値を用いて、次
の弐により糊落ち率を算出した。
糊落ち率C%)− また、同じ布を繰り返し同様な処理を行い、累積性の評
価も行った。
実施例2 実施例1と同様の方法で糊料基剤を合成し、その基本性
能を比較検討した。
〈各種糊料基剤の合成〉 実施例1と同様に窒素導入管、撹拌機、モノマーの定量
滴下装置、温度計、還流冷却器を取りつけた5つロセパ
ラブルフラスコに、第2表に示したようなカチオン性ポ
リマー6.0部、ポリビニルアルコール(鹸化度80%
、重合度1500)3.0部、及びイオン交換水100
部を加えて90℃に溶解し、60℃に冷却した後、第1
表に示す低級脂肪酸ビニルエステル単量体10部とエマ
ルゲン147(花王株式会社製)2部を加え、炭酸ナト
リウム0.5部、2,2゛−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩酸塩0.1部、イオン交換水20部を加え、
75℃に昇温しで重合を開始した。
重合開始後30分から350分にわたり第2表に示した
ような低級脂肪酸ビニルエステル単量体90部、及び各
種モノマー又はポリマーの1種か2種(2種の場合、重
量比で1:In2部を予め混合しておいたものを反応溶
液中に連続して滴下した。滴下終了後80℃に昇温しで
1時間撹拌後反応を終了した。
比較例2 実施例2と同様にして第2表に示すようにポリマーおよ
びモノマー組成を変えた糊料基剤を合成した。
実施例2及び比較例2で合成した糊料の糊付は効果と糊
落ち評価を実施例1と同様に行った。
その結果を第2表に示す。
実施例3 第3表に示すように実施例1で合成した糊料基剤を使用
して以下の組成で糊料組成物を製造し10回累積処理(
処理方法は実施例1に示した方法と同じ)した布の風合
いの回復性について従来の糊料組成物と一対比較法によ
り怒触テストを実施した。
糊料組成 ジブチルフタレート      3 部エチレングリコ
ール     3 部 第3表 処理前の布と比較して風合いが回復しているかどうかを
10名のパネラ−を用いて、一対比較法による比較試験
を行った。
結果を第4表に示す。表中の数字は人数を表す。
表4表 香料 イオン交換水 0.2部 2.5部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、低級脂肪酸ビニルエステルの乳化重合時又は低級脂
    肪酸ビニルエステルと不飽和カルボン酸の乳化共重合時
    に、メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びアク
    リル酸ヒドロキシアルキルエステルからなる群から選ば
    れる1種又は2種以上のモノマーもしくはポリマーと、
    メタクリル酸アルキルエステル及びアクリル酸アルキル
    エステルからなる群から選ばれる1種又は2種以上のモ
    ノマーもしくはポリマーを共重合又はグラフト重合させ
    ることにより得られるエマルジョンを含有してなる糊料
    組成物。 2、低級脂肪酸ビニルエステルが酢酸ビニル、酪酸ビニ
    ル又はプロピオン酸ビニルである請求項1記載の糊料組
    成物。 3、不飽和カルボン酸がメタクリル酸、アクリル酸又は
    クロトン酸である請求項1記載の糊料組成物。 4、メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル及びアク
    リル酸ヒドロキシアルキルエステルのアルキル鎖長が1
    〜4である請求項1記載の糊料組成物。 5、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アル
    キルエステルのアルキル鎖長が1〜18である請求項1
    記載の糊料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5711842A (en) * 1993-07-14 1998-01-27 Zeneca Limited Adhesion process
JP2013194335A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 撥水撥油性を持つ繊維構造物及びその製造方法
JP2014129625A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Kao Corp 衣料用仕上げ剤組成物
JP2015101801A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 花王株式会社 衣料用仕上げ剤組成物

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