JP2794767B2 - 散水ノズル - Google Patents

散水ノズル

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JP2794767B2 JP1104304A JP10430489A JP2794767B2 JP 2794767 B2 JP2794767 B2 JP 2794767B2 JP 1104304 A JP1104304 A JP 1104304A JP 10430489 A JP10430489 A JP 10430489A JP 2794767 B2 JP2794767 B2 JP 2794767B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、融雪などのために道路などに設けられ地下
水などを散水して融雪する散水ノズルに関する。
[従来技術] 従来この種のものとして実開昭60−168559号公報や実
開昭63−157259号公報などには、散水ノズル本体の下部
に設けた送水孔より送水された水を、外周面に排水孔を
有するコック式などの弁装置を介して前記散水ノズル本
体の上部に形成され前記排水孔に連通した散水孔より散
水する散水ノズルが提案されている。
さらに実公昭60−36349号公報などには、散水ノズル
を道路の中央より一側寄りに設けて、散水ノズルからの
他側方向への散水飛距離を大きくして道路にまんべんな
く散水する散水ノズルが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 前者の従来技術においては、各散水孔からの散水量、
散水距離を調節することができず、また後者の従来技術
においては、各散水孔からの散水量、散水距離を調節す
ることができるものの、これら散水量、散水距離を自由
に調節できず自由度に劣るという問題点があった。
本発明は、散水ノズル本体の下部に設けた送水孔より
送水された水を、外周面に排水孔を有する弁装置を介し
て前記散水ノズル本体の上部に形成され前記排水孔に連
通した散水部より散水する散水ノズルにおいては、散水
量、散水距離などを自由に調節できる散水ノズルを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、散水ノズル本体の下部に設けた送水孔より
送水された水を、外周面に排水孔を有する弁装置を介し
て前記散水ノズル本体の上部の蓋体に形成され前記排水
孔に連通した散水部より散水するとともに、前記排水孔
と前記散水部に連通可能な連通部を有する水量調節筒を
前記弁装置の外周面に廻動自在に設けた散水ノズルにお
いて、前記散水部は前記蓋体に放射状に配設した第1の
散水口と、前記蓋体に環状に配設した第2の散水口とを
備え、前記排水孔及び連通部を複数設けるとともに、前
記いずれかの連通部を前記いずれかの排水孔に対向した
ときに、他のいずれかの前記連通部が他のいずれかの前
記排水孔に対向しないように設けたものである。
[作用] 水量調節筒を廻して連通部を所望向きに設定すると、
該連通部に対応する第1及び第2の散水口側の水圧が上
昇し、該散水口からの散水量、散水距離を増やすことが
できる。
[実施例] 次に本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1〜4図において、1は鋼などからなる散水ノズル
本体であり、この散水ノズル本体1は上部を径大に下部
を径小にしたものであつて、下部中央には送水孔2が縦
設され、この送水孔2には、送水管3がパツキン4を介
して接続されている。また送水孔2の上部には雌螺子5
が形成されており、この雌螺子5には黄銅等からなる弁
杆6を螺合した一般鋼,ステンレス鋼,黄銅等からなる
弁座部材7が螺着している。この弁座部材7は下部に雄
螺子8が形成されまた中央には前記送水孔2と連通する
貫通孔9が形成されている。この貫通孔9は前記弁杆6
および弁座部材7からなる弁装置10の流入口を形成して
いる。前記貫通孔9の下部は径小に形成され、該径小部
の上部には段状の弁座11を介して雌螺子7Aを形成した径
大部が形成されており、また弁座11の上部には排水孔12
が放射状に複数横設されている。そして前記離螺子7Aに
は前記弁杆6が螺合されており、この弁杆6が弁座11を
閉成することによって止水し、また弁杆6が弁座11を開
成することによって所望量の水を通水できるようになっ
ている。さらに前記排水孔12の外周面7Bには内側空洞部
を形成する溝部12Aが周設されている。また散水ノズル
本体1の上面には径大な凹所13が形成されており、この
凹所13の外周には上方へ拡がる径大な上部テーパ面13A
および径小な下部テーパ面13Bが形成されている。
14は後述する蓋体に廻動可能に嵌着する下端に鍔部15
を形成した円筒状の水量調節筒であり、これは硬質の合
成樹脂などから成形され、後述する第1の散水孔の下端
に対応して連通部たる連通孔14Aが形成されている。こ
の連通孔14Aは等間隔に複数、すなわち3箇所形成され
ている。そして前記水量調節筒14の外周には溝部14Bが
周設され、この溝部14Bには後述する蓋体の貫通孔17に
嵌着するためのリブ14Cが設けられている。
16は前記凹所13を閉塞するように設けられる鋼などか
らなる蓋体であり、この蓋体16の外周下部には前記下部
テーパ面13Bに嵌合可能なテーバ部16Aが形成され、また
この蓋体16の中央部には前記弁座部材7が挿入する貫通
孔17が縦設されており、この貫通孔17には係合段部であ
る段部18が形成されており、さらにこの段部18に前記弁
座部材7に形成した径大部18Aが係合している。
前記蓋体16はその外周上部が前記上部テーパ面13Aよ
り径小に形成されて上部テーパ面19が設けられている。
そしてこれら上部テーパ面13Aと上部テーパ面19間には
空洞部20が形成されている。21は前記蓋体16に斜設され
前記溝郎12Aと蓋体16の上面外部を連通する第1の散水
孔であって、この第1の散水孔21の上端には第1の散水
口22が蓋体16の上面に該蓋体16の軸心を中心として放射
状に4か所に形成されている。23は前記第1の散水孔21
と前記空洞部20を接続する連通路であり、この径は前記
第1の散水孔21と略同径またはやや小径あるいは大径に
形成される。さらに前記蓋体16の外縁と前記凹所13の上
端間によって外部と前記空洞部20を接続する第2の散水
孔24が形成されるとともに、この第2の散水孔24の上端
に環状の第2の散水口25が形成されている。
26はスナップリング等の抜け止め具であり、これは弁
座部材7の外周面7Bに形成された溝27に装着しており、
前記水量調節筒14の抜け止めを施している。
次に前記構成につきその作用を説明する。
設置する場合、予め道路などに埋設している送水管3
に送水孔2を挿入して散水ノズル本体1を蓋体16などと
ともに設けた後、廻りにコンクリートなどを打設して固
定する。次に弁杆6を弛めて第1の散水口22を所定方向
に向けた後、再び弁杆6を締めると径大部18Aが段部18
を押圧して蓋体16を散水ノズル本体1に固定できる。
この際水量調節筒14を廻動して第3図のように1箇所
の、すなわちいずれかの連通孔14A′を1箇所、すなわ
ちいずれかの排水孔12′に対向させ、他のいずれかの連
通孔14Aを他のいずれかの排水孔12に対応しない状態に
セットする。
そして送水管3より地下水などを送り込むと、地下水
はガスとともに送水孔2より貫通孔9に至り、そして溝
部12A、連通孔12より第1の散水孔21を通つて外部へ散
水される。また第1の散水孔21より連通路23を介して空
洞部20に至り、該空洞部20より第2の散水孔25を通つて
外部へ散水される。
この際、排水孔12′と前記連通孔14A′は直線状態に
配置しているため、該箇所の溝部14Bにおいては水圧が
他の箇所より高くなり、したがって前記連通孔14A′に
対応する第1の散水孔21″の水圧が高くなり、該第1の
散水孔21′からの散水量、散水距離は他の第1の散水孔
21よりも増大する。また連通路23を通って溝部12Aより
空洞部20へ水が流入し第2の散水口25から水が噴出しよ
うとするが、溝部12Aより空洞部20へ流入する際の連通
路23による抵抗が大きいため、大量の水が空洞部20に流
入することはなく、したがって第2の散水口25よりはご
くわずかの水量のみが溢れるように排水する。この際泡
状のガスは連通路23を通って外側へ流れ込むためガスに
よる水の噴出も防止できる。
そして例えば4個の第1の散水口22のうち3つが砂な
どによって詰まったような場合には、多量の水が空洞部
20へ流れ込み、そして第2の散水口25より水が流出す
る。この際環状の第2の散水口25はその開口面積が大き
いため溢れるように排水できる。
さらに総ての第1の散水口22が詰まった場合には、さ
らに溝部12Aの水圧が高まり、第2の散水口25より溢れ
るように外部へ排水できる。
以上のように、散水孔22,24に連通可能な連通孔14Aを
有する水量調節筒14を弁装置10の外周面7Bに廻動自在に
設け、前記水量調節筒14を廻動して連通孔14A′を第1
の散水孔21′に対向したことによって、第1の散水口2
2′側の水圧を高めて散水量、散水距離を増加して所望
箇所へ所望量の水を散水することができる。
さらに、弁座11の上部に排水孔12を形成し、この排水
孔12、溝部12Aに運通して第1の散水口22を有する第1
の散水孔21を斜設して設け、かつ第1の散水孔21の途中
と空洞部20間には連通路23を介在させることによつて、
通常時においては第1の散水口22より水を噴出でき、一
方第1の散水口22が詰まったような場合には、第2の散
水口25より水を溢れるように散水できる。
さらに、第1の散水口22を有する蓋体16は散水ノズル
本体1に廻動可能に設けられるとともに、この蓋体16は
弁座部材7を弛めて前記第1の散水口22の方向を自由に
調節できるため、散水ノズル本体1の設置を簡単に行う
ことができ、また散水方向を自由に調節することができ
る。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば連通孔を1箇所のみ形成したり、また第5図に示
すように一方へ寄せて孔状の連通部14Aを4箇所形成し
てもよいなど総ての前記連通部を総ての散水孔に各々対
向させない状態であればよい。さらに弁装置は実施例の
ように螺子により上下方式ではなくコック式など止水お
よび通水ができるようなものであればよい等種々の変形
が可能である。さらに連通部は孔ではなく連通溝などに
よって形成してもよい。
[発明の効果] 本発明は、散水ノズル本体の下部に設けた送水孔より
送水された水を、外周面に排水孔を有する弁装置を介し
て前記散水ノズル本体の上部の蓋体に形成され前記排水
孔に連通した散水部より散水するとともに、前記排水孔
と前記散水部に連通可能な連通部を有する水量調節筒を
前記弁装置の外周面に廻動自在に設けた散水ノズルにお
いて、前記散水部は前記蓋体に放射状に配設した第1の
散水口と、前記蓋体に環状に配設した第2の散水口とを
備え、前記排水孔及び連通部を複数設けるとともに、前
記いずれかの連通部を前記いずれかの排水孔に対向した
ときに、他のいずれかの前記連通部が他のいずれかの前
記排水孔に対向しないように設けたものであり、水量調
節筒を廻動することによって、所望の第1の散水口から
の散水量、散水距離などを自由に設定することができる
とともに、第2の散水口からも水が溢れるようにして散
水することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1実施例を示しており、第1図
は縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は第1図のII
I−III線断面図、第4図は平面図、第5図は第2実施例
を示す平断面図である。 1……散水ノズル本体、2……送水孔、7B……外周面、
10……弁装置 12……排水孔、14……水量調節筒、14A,14A′……連通
孔(連通部) 22……第1の散水口(散水部)、25……第2の散水口
(散水部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】散水ノズル本体の下部に設けた送水孔より
    送水された水を、外周面に排水孔を有する弁装置を介し
    て前記散水ノズル本体の上部の蓋体に形成され前記排水
    孔に連通した散水部より散水するとともに、前記排水孔
    と前記散水部に連通可能な連通部を有する水量調節筒を
    前記弁装置の外周面に廻動自在に設けた散水ノズルにお
    いて、前記散水部は前記蓋体に放射状に配設した第1の
    散水口と、前記蓋体に環状に配設した第2の散水口とを
    備え、前記排水孔及び連通部を複数設けるとともに、前
    記いずれかの連通部を前記いずれかの排水孔に対向した
    ときに、他のいずれかの前記連通部が他のいずれかの前
    記排水孔に対向しないように設けたことを特徴とする散
    水ノズル。
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