JP2697086B2 - 散水ノズル - Google Patents

散水ノズル

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JP2697086B2 JP4624989A JP4624989A JP2697086B2 JP 2697086 B2 JP2697086 B2 JP 2697086B2 JP 4624989 A JP4624989 A JP 4624989A JP 4624989 A JP4624989 A JP 4624989A JP 2697086 B2 JP2697086 B2 JP 2697086B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地下水などを路面等に散水して融雪する融
雪用などの散水ノズルに関する。
[従来の技術] 従来、この種の散水ノズルとして、例えば実開昭50−
13209号公報には、送水管からの水が水量調節部材によ
り調節された水量で流水路を経て4個の散水口から放射
状に散水されるものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術においては、4個の散水口のうち例えば3個
の散水口が砂などによって詰まった場合には、残った1
個の散水口より水が勢いよく噴出し、この結果散水ノズ
ルの周囲を均一に融雪できないばかりか、歩行者の服に
水がかかるなどの問題点があった。また地下水を散水す
るものにおいては地下水とともに吸い上げられたガスに
よって散水状態が脈動する問題点もあった。さらに道路
などに散水ノズルを設置する際予め散水方向を定めた後
コンクリート等を打設して施工するため、散水ノズルの
位置決めにより工事が煩雑となっていた。
本発明は前記問題点を解決して、いくつかの散水口が
詰まった場合であっても残った散水口より多量の水が噴
出して歩行者に水がかからず、また脈動の少ない散水ノ
ズルを提供することを目的とする。さらに散水方向を自
由に調節できる散水ノズルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 第1発明は、散水ノズル本体の下部に縦設した送水路
と、この送水路に斜設した導水路を介して連通した内側
空洞部と、この内側空洞部の外側に隔壁を介して形成す
る外側空洞部と、この内側空洞部に斜設した第1の散水
孔を介して接続した第1の散水口と、前記内側空洞部の
外側に隔壁を介して形成する外側空洞部と、前記隔壁に
形成され前記内側空洞部と外側空洞部を連通する連通路
と、前記外側空洞部に環状の第2の散水孔を介して接続
した環状の第2の散水口とを具備したものであり、また
第2発明は散水ノズル本体の下部に縦設した送水路と、
この送水路に斜設した導水路を介して連通した空洞部
と、この空洞部に斜設した第1の散水孔を介して接続し
た第1の散水口と、前記空洞部の内側に下端を接続し上
端に環状の第2の散水口を接続した環状の第2の散水孔
とを具備したものである。
さらに第3発明は、上面に凹所を形成するとともに下
部に送水孔を設けたノズル本体と、前記凹所の内側に空
洞部を介して廻動可能に嵌合した蓋体と、この蓋体の中
央に縦設された貫通孔に挿入されるとともに下部を前記
送水孔に螺着した弁座部材と、前記貫通孔に形成され前
記弁座部材の係合部に係止可能な係止受け部と、前記弁
座部材に形成した貫通孔の途中に弁体を有する弁座を介
して横設される連通孔と、前記蓋体に設けられ一端を前
記連通孔の排出口に連通するとともに他端を前記蓋体の
上面に開口した第1の散水孔と、この第1の散水孔と前
記空洞部を連通する連通路と、前記ノズル本体の上面と
蓋体の上面間に設けられ前記空洞部に連通した第2の散
水孔とを具備したものである。
[作 用] 第1発明は、送水路より送り込まれた水は内,外空洞
部に満水にする。そして水は第1の散水口より噴出され
る。そして前記第1の散水口が詰まった場合には外側空
洞部の水圧が上昇して第2の散水口より散水できる。
第2発明は、送水孔より送り込まれた水は流水路を通
って第1の散水口より散水される。そして前記散水口が
詰まったような場合には、空洞部の水圧が上昇し第2の
散水口より水が散水される。
第3発明は、道路などに散水ノズル本体を設置した
後、弁座部材を弛めて蓋体を廻動して散水方向を定め、
そして弁座部材を固定することによって散水方向を自由
に調節することができる。
[実施例] 第1図ないし第3図は第1実施例を示しており、同図
において、1は鋼などからなる散水ノズル本体であり、
上部を径大に下部を径小に形成したものであって、下部
中央には送水孔2が縦設され、この送水孔2には、送水
管3が接続されている。この送水管3は地下水などが送
り込まれる通水管(図示せず)に間隔をおいて立上り形
成されたものである。4はパッキンである。また送水孔
2の上部には雌螺子5が形成されており、この雌螺子5
には黄銅等からなる弁杆6を螺合した黄銅等からなる弁
座部材7が螺着している。この弁座部材7は下部に雄螺
子8が形成され、また中央には前記送水孔2と連通する
貫通孔9が形成されている。そして、これら送水孔2、
貫通孔9によって送水路10が形成される。前記貫通孔9
の下部は径小に形成され、該径小部の上部には段状の弁
座11を介して雌螺子7Aを形成した径大部が形成されてお
り、また弁座11の上部には放射状に連通孔12が横設され
ている。そして前記雌螺子7Aには前記弁杆6が螺合され
ており、この弁杆6が弁座11を閉成することによって、
止水できるようになっている。また、散水ノズル本体1
の上面には径大な凹所13が形成されており、前記連通孔
12の流出側周設した溝部12Aに下端を接続して斜設した
孔状の導水路14の上端を前記凹所13の底面に接続してい
る。
15は前記凹所13を閉塞するように設けられる鋼などか
らなる蓋体であり、中央部には前記弁座部材7が挿入す
る貫通孔16が縦設されている。この貫通孔16には係合受
け部である段部17が形成されており、この段部17に前記
弁座部材7に形成した係合部である径大部7Bが係合して
廻動可能に設けられた蓋体15が散水ノズル本体1に固定
されている。この蓋体15は外周面18の下部が前記凹所13
より径小に形成され、外周面18下部と凹所13側には外側
空洞部19が形成され、またこの蓋体15の下部における外
側には隔壁20が下方へ突設して、蓋体15の内側下部には
凹所21が形成されており、そしてこの凹所21と散水ノズ
ル本体1によって内側空洞部22が形成されている。さら
に前記隔壁20には前記外側空洞部19と内側空洞部22を連
通する孔状の連通路23が放射状に形成されている。24は
前記内側空洞部22と外部を連通する第1の散水孔であっ
て、第1の散水孔24の上端には第1の散水口25が形成さ
れる。前記導水路14と同一軸状に傾斜を有している。ま
た前記蓋体15の外周面18の上端と凹所13の外側上端間に
よって、外部と外側空洞部19を接続する第2の散水孔26
が環状に形成されているとともに、この第2の散水孔26
の上端に環状の第2の散水口27が形成されている。尚連
通路23の径は第1の散水孔24の径より小さく形成され
る。
次に前記構成につきその作用を説明する。
設置する場合、予め道路などに埋設している送水管3
に送水孔2を挿入して散水ノズル本体1を蓋体15などと
ともに設けた後、コンクリートなどを打設して固定す
る。次に弁杆6を弛めて第1の散水口25を所定方向に向
けた後再び弁杆6を弛めると、径大部7Bが段部17を押圧
して蓋体15を散水ノズル本体1に固定できる。このよう
にして設置した後、送水管3より地下水を送り込むと、
地下水はガスとともに送水孔2より貫通孔9に至り、そ
して連通孔12より導水路14を通って内側空洞部22に至
り、該内側空洞部22より第1の散水孔24を通って外部へ
散水される。また連通路23を通って内側空洞部22より外
側空洞部19へ水が流入し第2の散水口27から水が噴出し
ようとするが、内側空洞部22より外側空洞部19へ流入す
る際の連通路23による抵抗が大きいため、大量の水が外
側空洞部19に流入することはなく、したがって第2の散
水口27よりはごくわずかな水量のみが溢れるように排水
する。この際泡状のガスは連通路23を通って外側空洞部
9側へ流れ込む。
そして例えば4個の第1の散水口25のうち3つが砂な
どによって詰まったような場合には、内側空洞部22の水
圧が高くなって、多量の水が外側空洞部19へ流れ込み、
そして第2の散水口27より水が流出する。この際環状の
第2の散水口27はその開口面積が大きいため溢れるよう
に排水できる。
さらに総ての第1の散水口25が詰まった場合には、さ
らに内側空洞部22の水圧が高まり、第2の散水口27より
溢れるように外部へ排水できる。
以上のように、送水路10に弁杆6を装着するととも
に、弁座11の上部に連通孔12を形成し、この連通孔12に
連通して導水路14と第1の散水口25を有する第1の散水
孔24を斜設して設けかつ内側空洞部22と第2の散水孔26
を有する外側空洞部19間の隔壁20には連通路23を介在さ
せることによって、通常時においては第1の散水口25よ
り水を噴出でき、一方第1の散水口25が詰まったような
場合には、第2の散水口27より水を溢れるように散水で
きる。
したがって、例えば第1の散水口25の一部が砂や車輌
の通過に伴ってタイヤによって詰まった場合であって
も、他の第1の散水口25からの水を噴出高、噴出が大き
くなることはなく、この結果、歩道を歩く人の服に水が
かかるようなことはない。
さらに地下水中のガスは連通路23を介して外側空洞部
19へ至り、そして第2の散水口27より排出されるため、
すなわち第1の散水口25からは排出されないため、この
第1の散水口25からの噴水状態を安定できる。
しかも第1の散水口を有する蓋体15は散水ノズル本体
に廻動可能に設けられるとともに、この蓋体15は弁杆16
を締めた後、径大部7Bと段部17との係合を介して蓋体15
を固定できるため、散水ノズル本体1を設置した後であ
っても第1の散水口25の向きを自由に調節することがで
きる。
第4図ないし第6図は第1発明を示す第2実施例を示
しており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付
しその詳細な説明を省略する。
連通孔12は斜設され、また導水路14は前記連通孔12と
同軸状に切欠き形成されている。さらに隔壁20に形成さ
れている連通路23は螺旋方向に形成されている。
したがって、送水孔2などより送り込まれた水は内側
空洞部22より外側空洞部19へ螺旋状に流れ込み、外側空
洞部19に溜った砂などを第2の散水口27より効率良く排
出できる。また第1の散水口25の向きを自由に調節する
ことができる。
第7図ないし第9図は第3実施例を示しており、同図
において、31は鋼などからなる散水ノズル本体であり、
下部中央には送水孔32が縦設されており、この送水孔32
には送水管33が接続している。34はパッキンである。ま
た送水孔32の上部には黄銅などからなる弁座部材35が螺
着している。
さらに弁座部材35の中央に貫通孔36が形成され、この
貫通孔36の段状弁座37に止着して止水できるように黄銅
などからなる弁杆38が螺着している。
尚、前記送水孔32と貫通孔36によって送水路39が形成
される。前記弁座37の上部には通水孔40が形成してい
る。そして、この通水孔40の流出口側に対向して、散水
ノズル本体31に形成した孔状又は溝状の導水路41の下端
が接続している。また前記散水ノズル本体31の上面には
内側に円状の凹所42が形成されているとともに、この外
側に凹状段部43が周設している。
44は前記散水ノズル本体31の上面を覆う鋼などからな
る蓋体であって、この蓋体44と前記凹所42間によって空
洞部45が形成されている。そして前記蓋体44には第1の
散水孔46が形成されており、この第1の散水孔46の上端
には第1の散水口47が形成される。
さらに前記蓋体44の中央には下方へ径となるテーパ状
の孔48が形成され、この孔48と前記弁座37の上部に形成
された上方へ径大となる頭部49間によって環状の第2の
散水孔50が形成され、この第2の散水孔50の上端によっ
て環状に形成された第2の散水口51が形成されるもので
ある。
次に前記構成につきその作用を説明する。
送水管33より地下水などが送り込まれると送水孔32、
通水孔40および導水路41を通って地下水が空洞部45に充
たされ、さらに空洞部45の水圧が高まると地下水は第1
の散水孔46を通って第1の散水口47より噴出する。この
際導水路41と第1の散水孔46は同軸状に設けられている
ため、すなわち抵抗が少ないため多量の水が導水路41、
空洞部45および第1の散水孔46より噴出できる。また第
2の散水口51からはごく少量の水しか排水されない。こ
れは導水路41より第2の散水孔50へ至る水路は方向性の
異なる空洞部45、幅狭な第2の散水孔50を通過するため
抵抗が大きくなってしまうためである。この際地下水と
ともに吸い上げられたガスは一旦空洞部45に溜まり、そ
して第2の散水口51より排出される。
次に4箇所の第1の散水口47のうち2箇所が詰まった
ような場合には、空洞部45の水圧が高まり、残りの第1
の散水口47とともに第2の散水孔50から排水する。この
際環状の第2の散水孔50は水の通水面積が大きいため、
流速は低下した状態で排水され、水が飛びでるようなこ
とはなく溢れるように排水される。この結果水が勢いよ
く第1の散水口47より飛び出ることはない。
以上のように空洞部45に接続する第1の散水孔46を導
水路41と同軸状に設け、また空洞部45の内側に第2の散
水孔50を形成したことにより、第1の散水口47のうちい
くつかが詰まった場合であっても残った第1の散水口47
から勢い良く水が噴出して歩行者の服に水がかかるよう
なことはない。
第10図ないし第12図は第4実施例を示しており、同図
において、61は鋼などからなる散水ノズル本体であり、
この散水ノズル本体61は上部を径大に下部を径小にした
ものであって、下部中央には送水孔62が縦設され、この
送水孔62には、送水管63が接続されている。64はパッキ
ンである。また送水孔62の上部には雌螺子65が形成され
ており、この雌螺子65には黄銅等からなる弁杆66を螺合
した一般鋼,ステンレス鋼,黄銅等からなる弁座部材67
が螺着している。この弁座部材67は下部に雄螺子68が形
成されまた中央には前記送水孔62と連通する貫通孔69が
形成されている。そして、これら送水孔62、貫通孔69に
よって送水路70が形成されている。前記貫通孔69の下部
は径小に形成され、該径小部の上部には段状の弁座71を
介して雌螺子67Aを形成した径大部が形成されており、
また弁座71の上部には連通孔72が放射状に横設されてい
る。そして前記雌螺子67Aには前記弁杆66が螺合されて
おり、この弁杆66が弁座71を閉成することによって止水
するようになっている。さらに前記連通孔72の外周面に
は内側空洞部を形成する溝部72Aが周設されている。ま
た散水ノズル本体61の上面には径大な凹所73が形成され
ており、この凹所73の外周には上方へ拡がる径大な上部
テーパ面73Aおよび径小な下部テーパ面73Bが形成されて
いる。
74は前記凹所73を閉塞するように設けられる鋼などか
らなる蓋体であり、この蓋体74の外周下部には前記下部
テーパ面73Bに嵌合可能なテーパ部74Aが形成され、また
この蓋体74の中央部には前記弁座部材67が挿入する貫通
孔75が縦設されており、この貫通孔75には係合段部であ
る段部76が形成されており、この段部76に前記弁座部材
67に形成した係合部である径大部67Bが係合して、回動
可能に設けられた蓋体74が散水ノズル本体61に固定され
ている。この蓋体74はその外周上部が前記上部テーパ面
73Aより径小に形成されて上部テーパ面77が設けられて
いる。そしてこれら上部テーパ面73Aと上部テーパ面77
間には空洞部78が形成されている。79は前記蓋体74に斜
設され前記溝部72Aと蓋体74の上面外部を連通する第1
の散水孔であってこの第1の散水孔79の上端には第1の
散水口80が形成される。81は前記第1の散水孔79と前記
空洞部78を接続する連通路であり、この連通路81の径は
前記第1の散水孔79と略同径またはやや小径あるいは大
径に形成される。さらに前記蓋体74の外縁と前記凹所73
の上端間によって外部と空洞部78を接続する第2の散水
孔82が形成されるとともに、この第2の散水孔82の上端
に環状の第2の散水口83が形成されている。
次に前記構成につきその作用を説明する。
設置する場合、予め道路などに埋設している送水管63
に送水孔62を挿入して散水ノズル本体61を蓋体74などと
ともに設けた後、廻りにコンクリートなどを打設して固
定する。次に弁杆6を弛めて第1の散水口80を所定方向
に向けた後、再び弁杆6を締めると径大部67Aが段部76
を押圧して蓋体74を散水ノズル本体61に固定できる。
そして送水管63より地下水などを送り込むと、地下水
はガスとともに送水孔62より貫通孔69に至り、そして溝
部72A、連通孔72より空洞部78に至り、該空洞部78より
第1の散水孔79を通って外部へ散水される。また連通路
81を通って溝部72Aより空洞部78へ水が流入し第2の散
水口83から水が噴出しようとするが、溝部72Aより空洞
部78へ流入する際の連通路81による抵抗が大きいため、
大量の水が空洞部78に流入することはなく、したがって
第2の散水口83よりはごくわずかの水量のみが溢れるよ
うに排水する。この際泡状のガスは連通路81を通って外
側空洞部9側へ流れ込む。
そして例えば4個の第1の散水口80のうち3つが砂な
どによって詰まったような場合には、溝部72Aの水圧が
高くなって、多量の水が空洞部78へ流れ込み、そして第
2の散水口83より水が流出する。この際環状の第2の散
水口83はその開口面積が大きいため溢れるように排水で
きる。
さらに総ての第1の散水口80が詰まった場合には、さ
らに溝部72Aの水圧が高まり、第2の散水口83より溢れ
るように外部へ排水できる。
以上のように、送水路70に弁杆66を装着するととも
に、弁座71の上部に連通孔72を形成し、この連通孔72、
溝部72Aに連通して第1の散水口80を有する第1の散水
孔79を斜設して設けかつ第1の散水孔79の途中と空洞部
78間には連通路81を介在させることによって、通常時に
おいては第1の散水口80より水を噴出でき、一方第1の
散水口80が詰まったような場合には、第2の散水口83よ
り水を溢れるように散水できる。
さらに、第1の散水口25を有する蓋体74は散水ノズル
本体1に回動可能に設けられるとともに、この蓋体74は
弁座部材67を弛めて前記第1の散水口80の方向を自由に
調節できるため、散水ノズル本体61の設置を簡単に行う
ことができ、また散水方向を自由に調節することができ
る。
第13図ならびに第14図および第15図は第5実施例およ
び第6実施例を示しており、前記第4実施例と同一部分
には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
第5実施例においては、4箇所に形成された第1の散
水孔79および第1の散水口80のうち2箇所を径大に形成
し、残りの2箇所を径大にしたものであり、径大な第1
の散水孔79Aの第1の散水口80Aからは大量の水を遠くま
で散水でき、また径小な第1の散水孔79Bの第1の散水
口80Bからは少量の水を近くに散水できるようにしたも
のである。
第6実施例においては、散水ノズル本体61を平面矩形
にしたものであって、このように設置の際ある程度その
方向が規制されるようなものであっても第1の散水口80
の方向を自由に調節することができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば前記実施例においては弁杆を昇降させることによ
って、水量を調整したが、実公昭60−26821号公報のよ
うに弁杆を廻動することによって水量調節するようにし
てもよい。また前記実施例では空洞部を散水ノズル本体
の上面を凹設して形成したが、蓋体の下面を凹設して形
成してもよい。
さらに実施例においては第2の散水口は環状のものを
示したが、環状の第2の散水孔に第16図に示すように仕
切り状の案内リブ90を放射状に配設するなど種々の変形
が可能である。
[発明の効果] 本発明は、散水ノズル本体の下部に縦設した送水路
と、この送水路に斜設した導水路を介して連通した内側
空洞部と、この内側空洞部の外側に隔壁を介して形成す
る外側空洞部と、この内側空洞部に斜設した第1の散水
孔を介して接続した第1の散水口と、前記内側空洞部の
外側に隔壁を介して形成する外側空洞部と、前記隔壁に
形成され前記内側空洞部と外側空洞部を連通する連通路
と、前記外側空洞部に環状の第2の散水孔を介して接続
した環状の第2の散水口とを具備したものであり、いく
つかの第1の散水孔が詰まって水圧が高まったような場
合には第2の散水口より排水するようにしたため、歩行
者などに水がかかるような弊害をなくすことができる。
またガスなどによる第1の散水孔からの噴出における脈
動を防止できる。
さらに本発明は散水ノズル本体の下部に縦設した送水
路と、この送水路に斜設した導水路を介して連通した空
洞部と、この空洞部に斜設した第1の散水孔を介して接
続した第1の散水口と、前記空洞部の内側に下端を接続
し上端に環状の第2の散水口を接続した環状の第2の散
水孔とを具備したものであり、いくつかの第1の散水孔
が詰まって水圧が高まった場合に第2の散水口より排水
するようにしたため、歩行者などに水がかかるような弊
害をなくすことができる。またガスなどによる第1の散
水孔からの噴出における脈動を防止できる。
また本発明は上面に凹所を形成するとともに下部に送
水孔を設けたノズル本体と、前記凹所の内側に空洞部を
介して廻動可能に嵌合した蓋体と、この蓋体の中央に縦
設された貫通孔に挿入されるとともに下部を前記送水孔
に螺着した弁座部材と、前記貫通孔に形成され前記弁座
部材の係合部に係止可能な係止受け部と、前記弁座部材
に形成した貫通孔の途中に弁体を有する弁座を介して横
設される連通孔と、前記蓋体に設けられ一端を前記連通
孔の排出口に連通するとともに他端を前記蓋体の上面に
開口した第1の散水孔と、この第1の散水孔と前記空洞
部を連通する連通路と、前記ノズル本体の上面と蓋体の
上面間に設けられ前記空洞部に連通した第2の散水孔と
を具備したものであり、自由に散水方向を調節すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1実施例を示しており、第1図
は縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は平面図、第
4図ないし第6図は第2実施例を示しており、第4図は
縦断面図、第5図は分解斜視図、第6図は平面図、第7
図ないし第9図は第3実施例を示しており、第7図は縦
断面図、第8図は分解斜視図、第9図は平面図、第10図
は第4実施例を示す断面図、第11図は同分解斜視図、第
12図は同平面図、第13図は第5実施例を示す断面図、第
14図は同平面図、第15図は第6実施例を示す斜視図、第
16図は第7実施例を示す平面図である。 1,61……散水ノズル本体 10……送水路 14……導水路 19……外側空洞部 20……隔壁 22……内側空洞部 23……連通路 24……第1の散水孔 25……第1の散水口 26……第2の散水孔 27……第2の散水口 31……散水ノズル本体 39……送水路 45……空洞部 46,79……第1の散水孔 47……第1の散水口 50,82……第2の散水孔 51……第2の散水口 62……送水孔 67……弁座部材 67A……径大部(係合部) 69……貫通孔 73……凹所 74……蓋体 75……貫通孔 76……段部(係合受け部) 78……空洞部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】散水ノズル本体の下部に縦設した送水路
    と、この送水路に斜設した導水路を介して連通した内側
    空洞部と、この内側空洞部の外側に隔壁を介して形成す
    る外側空洞部と、この内側空洞部に斜設した第1の散水
    孔を介して接続した第1の散水口と、前記隔壁に形成さ
    れ前記内側空洞部と外側空洞部を連通する連通路と、前
    記外側空洞部に環状の第2の散水孔を介して接続した環
    状の第2の散水口とを具備したことを特徴とする散水ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】散水ノズル本体の下部に縦設した送水路
    と、この送水路に斜設した導水路を介して連通した空洞
    部と、この空洞部に斜設した第1の散水孔を介して接続
    した第1の散水口と、前記空洞部の内側に下端を接続し
    上端に環状の第2の散水口を接続した環状の第2の散水
    孔とを具備したことを特徴とする散水ノズル。
  3. 【請求項3】上面に凹所を形成するとともに下部に送水
    孔を設けたノズル本体と、前記凹所の内側に空洞部を介
    して廻動可能に嵌合した蓋体と、この蓋体の中央に縦設
    された貫通孔に挿入されるとともに下部を前記送水孔に
    螺着した弁座部材と、前記貫通孔に形成され前記弁座部
    材の係合部に係止可能な係止受け部と、前記弁座部材に
    形成した貫通孔の途中に弁体を有する弁座を介して横設
    される連通孔と、前記蓋体に設けられ一端を前記連通孔
    の排出口に連通するとともに他端を前記蓋体の上面に開
    口した第1の散水孔と、この第1の散水孔と前記空洞部
    を連通する連通路と、前記ノズル本体の上面と蓋体の上
    面間に設けられ前記空洞部に連通した第2の散水孔とを
    具備したことを特徴とする散水ノズル。
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