JP2793605B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JP2793605B2
JP2793605B2 JP26039488A JP26039488A JP2793605B2 JP 2793605 B2 JP2793605 B2 JP 2793605B2 JP 26039488 A JP26039488 A JP 26039488A JP 26039488 A JP26039488 A JP 26039488A JP 2793605 B2 JP2793605 B2 JP 2793605B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金融機関等に設置され、顧客あるいは顧客
代理人の操作によって、顧客の預貯金口座からの現金の
払戻しや残高照会、その口座への預入れ等の取引を行な
う現金自動取引装置に関する。
(従来の技術) 金融機関等においては、業務の自動化のために、顧客
のキー操作によって預貯金に関する種々の取引を行なう
ことができる現金自動取引装置を設置している。
第2図に、従来の現金自動取引装置の構成を示すブロ
ック図を図示した。
図において、この装置は、カードリーダ・プリンタ装
置1、通帳リーダ・プリンタ装置2、紙幣入出金装置
3、表示部4、取引選択部5及び取引操作部6が、主制
御装置10によって制御される構成になっている。尚、表
示部4の制御のために、案内データ記憶部7と表示制御
部8が設けられ、取引選択部5及び取引操作部6の制御
のために、キー入力制御部9が設けられている。
更に、この他に、通信制御部11が設けられ、センタコ
ンピュータ12と主制御装置10との間の通信を制御するよ
う構成されている。センタコンピュータ12は、管理セン
ターに設けられ、預貯金に関するデータを保存し、か
つ、種々の演算処理を行なう。
一方、各支点においては、多数の現金自動取引装置が
通信制御部11を介して接続され、顧客と応対して預貯金
に関する業務を自動的に行なう。
第3図には、このような現金自動取引装置の外観図を
示す。
この装置も、従来からよく知られた構成の装置である
が、その正面パネルには、第2図に示したカード・リー
ダプリンタ装置1のカード挿入口1a、及び、第2図に示
した通帳リーダ・プリンタ装置2の通帳挿入口2aが設け
られている。
また、手元のパネルには、第2図に示した紙幣入出金
装置3の紙幣入出金口3aと、表示部4と、取引選択部5
と、取引操作部6とが設けられている。
ここで、第2図の各ブロックの説明を行なう。
先ず、カードリーダ・プリンタ装置1は、顧客により
第3図に示したカード挿入口1aからキャッシュカード等
のカードが挿入されたとき、カードに設けられた磁気ス
トライプから、そのカードの預貯金口座番号や本人確認
のための暗証番号等のデータを読取る。又、取引後、カ
ードの磁気ストライプに記録されたデータを更新する必
要が生じた場合、磁気ストライプにデータを書込む。更
にカード上のエンボシングによる打出し文字や記号によ
る記録内容を、取引伝票及び取引控え用紙に転写するイ
ンプリント機能を有する。この他にカードの口座番号や
取引に関する日付,種類,金額を、取引伝票及び取引控
え用紙に印刷する機能を有する装置である。
また、通帳リーダ・プリンタ装置2は、第3図に示し
た通帳挿入口2aから通帳が挿入された場合、その磁気ス
トライプから預貯金の口座番号等のデータを読取り、取
引後、必要に応じて磁気ストライプの内容を更新するた
め、磁気ストライプにデータを書込む機能と、通帳に取
引に関する日付,種類,金額などを印刷する機能を備え
た装置である。
紙幣入出金装置3は、入金取引時、第3図に示した紙
幣入出金口3aから、顧客が一括して投入した紙幣を1枚
ずつ分離搬送し、紙幣の金種,真偽,破損の有無を識別
し、その識別結果に基づいて紙幣を所定の金庫に集積
し、又、出金取引の場合には、顧客の指定した金額枚数
の紙幣を所定の金庫から分離し搬送し、紙幣入出金口3a
のシャッターを開いて顧客へ放出するといった動作を行
なう装置である。
表示部4は、ブラウン管ディスプレイ等から成り、顧
客に操作手順を案内し、指示し、取引金額を表示するた
めに使用する装置である。この装置は、表示制御部8に
より制御され、又、表示部4に表示される案内データは
案内データ記憶部7に格納されている。
取引選択部5は、この現金自動取引装置が取扱うこと
のできる幾つかの業務の種類を顧客が選択するためのも
ので、4つのキーから成る。
第4図には、その正面図を示す。
即ち、取引選択部5には、入金取引を行なう入金取引
キー51と、支払取引を行なう支払取引キー52と、残高照
会を要求する残高照会キー53と、未記帳となっている通
帳へ取引内容を記入する記帳取引キー54とが設けられて
いる。
また、取引操作部6は、顧客が現金自動取引装置を操
作し、取引を行なうのに必要な数字や金額、あるいは現
金自動取引装置の処理に対する承認,非承認の意思を入
力するためのキーを備えた部分である。
第5図に、取引操作部の上面図を示す。
ここには、確認キー61、取消しキー62、数値キー63、
万キー64、千キー65、円キー66、訂正キー67とが設けら
れている。
確認キー61は、顧客が数値キー63等を用いて入力した
内容に基づく装置の動作について承認する意思を入力す
るためのキーで、取消しキー62は、顧客が取引動作中そ
の取引の中止を指示する場合に用いられるキーで、訂正
キー67は、数値キー63等によって入力した内容に誤りが
あった場合に、前の入力を無効とし再入力を可能とする
ために押されるキーである。
尚、第2図の取引選択部5及び取引操作部6の各キー
は、キー入力制御部9によって周期的に走査され、その
入力信号が読取られる構成となっている。
主制御装置10は、装置各部の動作を総合的に制御し、
顧客の操作に基づいて、センタコンピュータ12と必要な
データの交信を行ない、取引業務を実行する装置であ
る。
第6図に、以上の従来装置の具体的な動作のフローチ
ャートを示す。尚、図のフローチャート中、二重線で取
囲んだ部分は、第2図に示した表示部4に表示される案
内データを示す。
先ず、取引が開始されると、第2図に示した表示部4
に「いらっしゃいませ。ご希望のお取引を取引選択キー
でご指定下さい。」と表示する(ステップS1)。ここ
で、装置は、取引選択キーの押下を監視する(ステップ
S2)。顧客が、第4図の取引選択部5の何れかのキーを
押下すると、第2図に示したキー入力制御部9が、何れ
のキーが押下されたかを判断し、その内容を読取って、
入力キー情報を主制御装置10に伝達する。この入力キー
情報が支払取引キーが押下されたものであると主制御装
置10が判断した場合(ステップS3)、「カードをお入れ
ください。」という案内データが案内データ記憶部7か
ら読出され、表示制御部8によって表示部4に表示され
る(ステップS4)。この表示に従って、顧客が第3図に
示したカード挿入口1aからカードを挿入すると、第2図
に示したカードリーダ・プリンタ装置1がカードをその
内部へ搬送し、磁気ストライプから金融機関コードや口
座番号、暗証番号等を読取る(ステップS5)。
次に、「暗証番号を入力して下さい。」という案内
が、案内データ記憶部7から読み出され、表示制御部8
によって表示部4に表示される(ステップS6)。これに
従って、顧客が第5図に示した数字キー63を用いて暗証
番号を入力すると、この暗証番号は、第2図のキー入力
制御部9により読取られ、主制御装置10に伝達される。
主制御装置10は、先にカードリーダ・プリンタ装置1
によって読取った暗証番号と、今顧客が入力した暗証番
号とを比較し、両者が一致しているかどうか判断する
(ステップS7)。不一致の場合は、再入力処理へ移行す
る。また、一致した場合には、「ご希望の出金額を入力
して下さい。」という案内データが案内データ記憶部7
から読出され、表示部4に表示される(ステップS8)。
次に、顧客が第5図に示した数字キー63,万キー64,千
キー65,円キー66等を操作して、希望の出金額を入力す
る。装置は、この金額入力の完了を監視する(ステップ
S9)。そして、表示部4に入力金額が表示されると共
に、「表示金額を確認のうえ確認キーを押してくださ
い。」という案内データが合せて表示される(ステップ
S10)。この表示は、案内データと入力データとを合成
して行なわれる。顧客が表示部4に表示された内容を確
認し、第5図に示した確認キー61を押下すると、キー入
力制御部9が、その押下データを主制御装置10に伝達す
る(ステップS11)。
こうして出金取引に関する顧客の入力操作が完了し、
主制御装置10は、先にカードの磁気ストライプから読取
られたデータと、顧客による一連のキー操作により得ら
れた取引内容データに基づいて、第2図の通信制御部11
を介して、センタコンピュータ12と交信する(ステップ
S12)。この交信の結果、該当口座の預貯金残高が希望
出金額を上回っており、その他、特に取引に支障がない
と判断した場合には(ステップS13)、伝票印字と紙幣
計数を実行する(ステップS14)。
即ち、主制御装置10は、紙幣入出金装置3に対し、出
金額に応じた紙幣枚数を各金種の金庫からそれぞれ計数
し、第3図に示した紙幣入出金口3aまで搬送するよう指
令する。更に、カードリーダ・プリンタ装置1に対し、
取引日付、取引種類口座番号、取引金額、及び取引後の
預貯金残高に関する情報を記載した取引伝票と、ジャー
ナルの印字動作を指令する。
以上の処理が完了すると、今度は「カードをお取りく
ださい。」という案内データが表示部4に表示される
(ステップS15)。続いて、カードリーダ・プリンタ装
置1が、カードを第3図に示したカード挿入口1aまで搬
送し、顧客に返却する(ステップS16)。カードが顧客
により抜取られ、カード返却動作が完了すると、今度は
「伝票をお取りください。」という案内データが表示部
4へ表示される(ステップS17)。そして、カードリー
ダ・プリンタ装置1は、伝票を放出する(ステップS1
8)。伝票が抜取られると、「現金をお受け取りくださ
い。」という案内データが表示部4に表示され(ステッ
プS19)、紙幣入出金装置3は、第3図に示した紙幣入
出金口3aのシャッターを開いて現金を放出する(ステッ
プS20)。顧客により現金が抜取られると、最後に「有
難うございました。」という案内データが表示部4に表
示され(ステップS21)、一定時間経過後、最初の取引
待ち状態へ移行する。取引待ち状態においては、ステッ
プS1に示した「いらっしゃいませ。ご希望のお取引を取
引選択キーでご指定ください。」という案内データの表
示を行なう。
ところで、ステップS11において、顧客が確認キー61
の変わりに取消しキー62を押下した場合、「カードをお
取りください。」という表示がなされる(ステップS2
2)。また、ステップS13において、センタコンピュータ
との交信の結果、該当口座の預貯金残高あるいは出金可
能金額が希望出金額を下回っているような場合、「ご指
定の金額では残高が不足です。カードをお返ししま
す。」と表示部4に表示される(ステップS23)。そし
て、ステップS22及びステップS23の案内データの表示
後、何れの場合もカードの返却が行なわれ(ステップS2
4)、取引を終了して新たな取引待ち状態であるステッ
プS1に移行する。
次に、ステップS3において、残高照会キー53が押下さ
れた場合の説明を行なう。
この場合、ステップS3からステップS25に移行し、残
高照会キー以外のキーが押された場合には、他の取引処
理へ移行するが、残高照会キーが押された場合には、
「カードをお入れください。」という案内データが表示
される(ステップS26)。ステップS27,S28,S29は、何れ
もステップS5,S6,S7と全く同様の動作が行なわれ、カー
ド磁気ストライプの読取りと暗証番号の入力及び確認が
行なわれる。そして、ステップS30において、センタコ
ンピュータと交信を行ない、その結果を伝票に印字する
(ステップS31)。
即ち、ここでは主制御装置10は、センタコンピュータ
12から受信した該当口座の預金残高データをカードリー
ダ・プリンタ装置1に送出し、取引日時,取引口座番
号,預金残高等の情報を取引伝票に印字するよう指令す
る。伝票の印字が終わると、第3図のカード挿入口1aに
カードを返却し(ステップS32)、「カードをお取りく
ださい。」という表示を行なう(ステップS33)。カー
ドが顧客に抜取られ、カードの返却が完了すると伝票の
放出がされ(ステップS34)、「伝票をお取りくださ
い。」という表示がされる(ステップS35)。これで、
残高照会取引が完了し、「ありがとうございました。」
の表示を行なった後(ステップS36)、再び取引待ちの
状態に戻る(ステップS1)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、以上説明したような従来の現金自動取引装
置の動作は、顧客による取引選択部の4種のキーが押下
された場合に、それぞれその取引に応じた処理が実行さ
れる構成とされていたが、この場合、次のような問題が
生じていた。
例えば、給料や公共料金等の自動振込,自動振替が普
及してきた今日、顧客が通帳を持参していない場合が多
い。この場合、顧客が残高を把握するのは必ずしも容易
でない。
従って、残高を確認した後、支払取引を行なう場合が
多くなっているにもかかわらず、従来の現金自動取引装
置においては、残高照会取引を終了させた後、新たに支
払取引を実行する。それぞれの取引は完全に独立してい
るため、暗証番号を少なくとも2回以上再入力しなけれ
ばならず、顧客の操作回数や待ち時間が増加するという
問題があった。
更に、給料日の直前等、急に資金が必要な場合、普通
預金口座の残高だけでは不足しているとき、総合口座の
定期預金等を解約せずに、それを担保に普通預金残高を
マイナス表示して貸付を受けるケースも増加している。
このような場合、通常、貸付額には限度制限が付加され
ている。しかし、顧客には、貸付限度額が不明であるた
め、この点でも問題が生じる。
特開昭61−26198号公報においては、上記の問題を解
決するために、残高照会の際、金額入力キーあるいは取
消しキーを押下することにより、残高照会のみで取引を
終了させるか、支払取引へ移行するかを選択可能にする
方法が紹介されている。しかしながら、顧客の取引目的
に応じた自然で親切なキー操作を要求するといった点
で、必ずしも満足のいくものではなかった。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、顧客の
操作性のよい現金自動取引装置を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の現金自動取引装置は、支払取引キーの押下に
続いて残高照会キーが押下されたとき、又は、支払取引
キーと残高照会キーが同時あるいは相前後して押下され
たとき、支払・照会取引要求があったと判定する支払・
照会判定部と、前記支払・照会取引の際使用する残高デ
ータを記憶する残高記憶部と、前記支払・照会取引の際
使用する貸付限度額データを記憶する貸付限度額記憶部
と、前記支払・照会取引開始時、前記残高データと、前
記貸付限度額データとを読取り、表示部に残高と貸付限
度額を含めて表示する表示制御部とを備えたことを特徴
とするものである。
(作用) 以上の装置は、顧客に支払取引キーと残高照会キーと
を同時に押下することを可能にする。この場合、本発明
の装置は、支払照会取引要求があったと判定し、実質的
には支払取引とほぼ同様の処理を行なう。しかしなが
ら、その場合、表示部に預貯金残高と貸付限度額とを同
時に表示する。顧客は、これにより、残高と貸付限度額
とを見ながら、希望の出金額を入力することができる。
これにより、顧客は、1回の暗証番号入力で適切な出金
額の入力を行ない、取引時間を短縮化できる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の現金自動取引装置の実施例を示す
ブロック図である。
この装置は、カードリーダ・プリンタ装置1と、通帳
リーダ・プリンタ装置2と、紙幣入出金装置3と、表示
部4と、取引選択部5と、取引操作部6と、案内データ
記憶部7と、表示制御部8と、キー入力制御部9と、通
信制御部11とを、主制御装置10に接続している。
これらのブロックは、第2図に示した従来の装置とそ
れぞれ同一のものであり、同一ブロックには同一符号を
付した。また、各ブロックの具体的な構成は、第2図に
説明したものと全く同一であり、重複する説明は省略す
る。
図において、通信制御部11が、主制御装置10とセンタ
コンピュータ12とを接続し、データの送受信を制御する
部分も、第2図の例と全く同様である。
ところで、本発明の装置には、これらのブロックの他
に、残高記憶部15と、貸付限度額記憶部16と、支払照会
判定部17とが設けられている。
残高記憶部15は残高データを記憶するためのメモリで
あり、貸付限度額記憶部16は貸付限度額を記憶するため
のメモリである。また、支払照会判定部17は、支払取引
キー52と残高照会キー53とが同時に押下された場合に、
支払照会取引要求があったものと判定し、これを主制御
装置10に対して伝達するための回路で、アンド回路等か
ら構成される。
更に、本発明の装置は、顧客が残高照会と支払取引と
を両方同時に行ないたいと希望した場合、2つのキーを
一度に押下することを許容する。そして、両者が相前後
してあるいは同時に押下された場合、支払照会判定部17
がそれを判定し、主制御装置10は通常の支払取引を実行
すると共に、センタコンピュータ12から当該口座の預金
残高に対応する残高データと、貸付限度額データ等を受
入れ、これを残高記憶部15及び貸付限度額記憶部16に格
納する。そして、表示制御部8が支払照会取引の開始時
に、表示部4に対し、案内データ記憶部7に格納された
通常の案内データと共に、残高記憶部15及び貸付限度額
記憶部16に格納された残高と貸付限度額とを合せて表示
するよう制御する。
以下、本発明の装置の具体的な動作を説明する。
第7図は、本発明の装置の動作を示すフローチャート
である。
先ず、装置の運用が開始されると、「いらっしゃいま
せ。ご希望のお取引を取引選択キーでご指定くださ
い。」という案内データが、第1図に示した案内データ
記憶部7から読出され、表示制御部8の制御によって表
示部4に表示される(ステップS1)。
尚、図のフローチャート中、この案内データの表示は
二重線の枠で表示した。
ここで、装置は、取引選択キーの押下を監視する(ス
テップS2)。顧客が、第1図の取引選択部5の何れかの
キーを押下すると、キー入力制御部9が、何れのキーが
押下されたかを判断し、その内容を読取って、入力キー
情報を主制御装置10に伝達する。この入力キー情報が支
払取引キーが押下されたものであると主制御装置10が判
断した場合(ステップS3)、「残高照会が必要な場合に
は『残高照会キー』を、不要な場合には『確認キー』を
押してください。」と表示される(ステップS4)。ここ
で残高照会キーが押下されれば、支払照会判定部17が支
払・照会取引の要求があったと判断する(ステップS
5)。この場合、「カードをお入れください。」という
案内データが案内データ記憶部7から読出され、表示制
御部8によって表示部4に表示される(ステップS6)。
尚、確認キーが押下されれば出金取引へ移行する。表示
部4の表示に従って、顧客が第3図に示したカード挿入
口1aからカードを挿入すると、第1図に示したカードリ
ーダ・プリンタ装置1がカードをその内部へ搬送し、磁
気ストライプから金融機関コードや口座番号、暗証番号
等を読取る(ステップS7)。
次に、「暗証番号を入力して下さい。」という案内
が、案内データ記憶部7から読み出され、表示制御部8
によって表示部4に表示される(ステップS8)。これに
従って、顧客が第1図に示した数字キー63を用いて暗証
番号を入力すると、この暗証番号は、キー入力制御部9
により読取られ、主制御装置10に伝達される。
主制御装置10は、先にカードリーダ・プリンタ装置1
によって読取った暗証番号と、今顧客が入力した暗証番
号とを比較し、両者が一致しているかどうか判断する
(ステップS9)。不一致の場合は、再入力処理へ移行す
る。また、一致した場合には、ステップS10でセンタコ
ンピュータ12と交信し、残高データと貸付限度額データ
とを受入れて、それぞれを残高記憶部15と貸付限度額記
憶部16に格納する。その後、表示制御部8が残高データ
と貸付限度額データと案内データを読出す。その結果、
「ご希望の出金額を入力して下さい。」という案内デー
タと残高及び貸付限度額が、表示部4に表示される(ス
テップS11)。その内容は下記の通りである。
「ご希望の出金額を入力してください 残高 △△万△千円 貸付限度額 □□万□千円」 次に、顧客が第1図に示した数字キー63,万キー64,千
キー65,円キー66等を操作して、希望の出金額を入力す
る。装置は、この金額入力の完了を監視する(ステップ
S12)。そして、表示部4に入力金額が表示されると共
に、「入力金額を確認のうえ確認キーを押してくださ
い。」という案内データと、「入力金額」,「残高」,
「貸付限度額」が合せて表示される(ステップS13)。
この表示は、案内データと入力データ等を合成して行な
われる。その内容は下記の通りである。
「入力金額をご確認の上 確認キーを押下して下さい 残高 △△万△千円 貸付限度額 □□万□千円 お支払金額 ○○万○千円」 顧客が表示部4に表示された内容を確認し、第1図に
示した確認キー61を押下すると、キー入力制御部9が、
その押下データを主制御装置10に伝達する(ステップS1
4)。
こうして出金取引に関する顧客の入力操作が完了し、
主制御装置10は、先にカードの磁気ストライプから読取
られたデータと、顧客による一連のキー操作により得ら
れた取引内容データに基づいて、第1図の通信制御部11
を介して、センタコンピュータ12と交信する(ステップ
S15)。この交信の結果、該当口座の預貯金残高又は貸
付限度額が希望出金額を上回っており、その他、特に取
引に支障がないと判断した場合には(ステップS16)、
伝票印字(支払額や残高の印字)と紙幣計数を実行する
(ステップS17)。
即ち、主制御装置10は、紙幣入出金装置3に対し、出
金額に応じた紙幣枚数を各金種の金庫からそれぞれ計数
し、第3図に示した紙幣入出金口3aまで搬送するよう指
令する。更に、カードリーダ・プリンタ装置1に対し、
取引日付、取引種類口座番号、取引金額、及び取引後の
預貯金残高に関する情報を記載した取引伝票と、ジャー
ナルの印字動作を指令する。
以上の処理が完了すると、今度は「カードをお取りく
ださい。」という案内データが表示部4に表示される
(ステップS18)。続いて、カードリーダ・プリンタ装
置1が、カードを第3図に示したカード挿入口1aまで搬
送し、顧客に返却する(ステップS19)。カードが顧客
により抜取られ、カード返却動作が完了すると、今度は
「伝票をお取りください。」という案内データが表示部
4へ表示される(ステップS20)。そして、カードリー
ダ・プリンタ装置1は、伝票を放出する(ステップS2
1)。伝票が抜取られると、「現金をお受け取りくださ
い。」という案内データが表示部4に表示され(ステッ
プS22)、紙幣入出金装置3は、第3図に示した紙幣入
出金口3aのシャッターを開いて現金を放出する(ステッ
プS23)。顧客により現金が抜取られると、最後に「有
難うございました。」という案内データが表示部4に表
示され(ステップS24)、一定時間経過後、最初の取引
待ち状態へ移行する。取引待ち状態においては、ステッ
プS1に示した「いらっしゃいませ。ご希望のお取引を取
引選択キーでご指定ください。」という案内データの表
示を行なう。
ところで、ステップS14において、顧客が確認キー61
の変わりに取消しキー62を押下した場合、「カードをお
取りください。」という表示がなされる(ステップS2
5)。その後カードの返却が行なわれ(ステップS26)、
取引を終了して新たな取引待ち状態であるステップS1に
移行する。また、ステップS16において、センタコンピ
ュータとの交信の結果、該当口座の預貯金残高,貸付限
度額あるいは出金可能金額が希望出金額を下回っている
ような場合、「ご指定の金額では限度額を越えています
ので、ご確認の上、再入力して下さい。」と表示部4に
表示される(ステップS27)。そして、ステップS11へ戻
る。
尚、ステップS3において、残高照会キー53が押下され
た場合、ステップS3からステップS28に移行し、残高照
会キー以外のキーが押された場合には、他の取引処理へ
移行するが、残高照会キーが押された場合には、通常の
残高照会処理が実行される。
第8図は、本発明の装置の動作変形例フローチャート
である。
このフローチャートは、第7図のステップS2とステッ
プS6の間に挿入される一点鎖線で囲まれた部分が変形さ
れたもので、他の部分は第1図と同一であるため、記載
を省略してある。
第7図は、顧客が支払取引キーを押下したとき、残高
照会が必要か否かを問い合わせ、必要な場合、続いて残
高照会キーを押下させる方法を採った。
これに対し、第8図は、顧客が出金取引と残高照会の
両方を希望する場合、顧客が双方のキーを同時に押下し
て支払・照会取引を実行する手順となっている。
第8図のフローチャートにおいて、ステップS2で取引
選択キーが押下されたとき、それが支払取引キーかある
いは残高照会キーか、それともその他のキーかが判断さ
れる(ステップS31,S32)。支払取引キーか残高照会キ
ーの何れかのキーが押下されたとき、何れの場合でも監
視タイマをスタートさせる(ステップS33,34)。この監
視タイマは、第1図の主制御装置内部において、プログ
ラムタイマ等を用いて構成する。タイマの実際の計時時
間は、例えば1秒程度とする。そして、この計時時間以
内に、続いて残高照会キー又は支払取引キーが押下され
たか否か判断する(ステップS35,S36)。
即ち、支払取引キーが押されてほぼ同時に残高照会キ
ーが押されれば、ステップS6以下の支払・照会処理へ移
行する(ステップS35,S39,S6の流れ)。しかし、支払取
引キーが押されて一定時間以内に残高照会キーが押され
なければ、タイマがタイムオーバ(TIME OVER)となり
(ステップS37)、通常の出金取引処理へ移行する。残
高照会キーが先に押下された場合も全く同様である(ス
テップS36,S38) 通常、顧客が2つのキーを同時に押下しても、何れか
一方が先にキー入力制御部10に検出される。また、2つ
のキーを同時押下する場合、一方が1秒以上も遅れて押
下されることは少ないと考えられる。
そこで、この実施例では、タイマを用いた判定が行な
われている。尚、判定後はタイマがクリアされる(ステ
ップS34)。
ところで、支払・照会取引を実行する場合、例えば従
来装置に新たに支払・照会取引キーを付加して、顧客に
そのキーを押下させることも考えられる。
しかし、本発明のように、支払取引キーと残高取引キ
ーを、同時にあるいは相前後して押下させるようにすれ
ば、従来装置の機構的な大幅改造等が不要になるという
利点がある。
また、従来の支払取引において、常に残高や貸付限度
額を自動的に表示することも考えられる。
しかし、本発明のように、支払取引とは別に支払・照
会取引を設定すれば、残高照会等が不要な場合に、ホス
トコンピュータとの通信時間を省略でき、処理の効率化
を図ることができる。
本発明は以上の実施例に限定されない。
残高記憶部15と貸付限度額記憶部16とは、何れも例え
ば案内データ記憶部7中に含まれていてもよく、又、表
示制御部8は主制御装置10と一体化したものであっても
よい。更に、支払照会判定部17も、主制御装置10中に組
込まれていて差し支えない。
(発明の効果) 以上説明した本発明の現金自動取引装置は、顧客が支
払取引キーと残高照会キーの双方を同時に押下した場合
に、残高照会と支払取引とを同一取引中で行なうことが
でき、顧客は一度の暗証番号入力により、必要な取引を
終えることができる。また、口座の預金残高と貸付限度
額が同時に表示されるため、これらの金額を越えずに希
望の出金額が入力でき、再入力等の手間が防止され、装
置全体の取引時間の短縮も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の現金自動取引装置のブロック図、第2
図は従来の現金自動取引装置のブロック図、第3図は一
般の現金自動取引装置の外観図、第4図は取引選択部の
上面図、第5図は取引操作部の上面図、第6図は従来の
装置の動作を示すフローチャート、第7図は本発明の装
置の動作を示すフローチャート、第8図は本発明の装置
の動作変形例フローチャートである。 1……カードリーダ・プリンタ装置、 2……通帳リーダ・プリンタ装置、 3……紙幣入出金装置、4……表示部、 5……取引選択部、6……取引操作部、 7……案内データ記憶部、8……表示制御部、 9……キー入力制御部、10……主制御装置、 11……通信制御部、12……センタコンピュータ、 15……残高記憶部、16……貸付限度額記憶部、 17……支払照会判定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 19/00 G06F 157:00 G06F 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支払取引キーの押下に続いて残高照会キー
    が押下されたとき、又は、支払取引キーと残高照会キー
    が同時あるいは相前後して押下されたとき、支払・照会
    取引要求があったと判定する支払・照会判定部と、 前記支払・照会取引の際使用する残高データを記憶する
    残高記憶部と、 前記支払・照会取引の際使用する貸付限度額データを記
    憶する貸付限度額記憶部と、 前記支払・照会取引開始時、前記残高データと、前記貸
    付限度額データとを読取り、表示部に残高と貸付限度額
    を含めて表示する表示制御部とを備えたことを特徴とす
    る現金自動取引装置。
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