JP2793234B2 - ケーブル保護管端の止水栓およびその止水方法 - Google Patents

ケーブル保護管端の止水栓およびその止水方法

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JP2793234B2
JP2793234B2 JP1066413A JP6641389A JP2793234B2 JP 2793234 B2 JP2793234 B2 JP 2793234B2 JP 1066413 A JP1066413 A JP 1066413A JP 6641389 A JP6641389 A JP 6641389A JP 2793234 B2 JP2793234 B2 JP 2793234B2
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淳一 白川
達 吉海
聖 山内
泰蔵 浅井
淳一 古川
信 中山
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Fukuoka Kurosu Kogyo Kk
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fukuoka Kurosu Kogyo Kk
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、通信ケーブル、電力ケーブル等を収容する
保護管の人孔部などでの管端において、保護管内に水が
流入するのを防ぐ止水栓およびこの止水栓を用いた止水
工法に関するものである。
(従来の技術) 従来、通信ケーブル、電力ケーブル等を収容する保護
管の人孔部などでの管端では、人孔部などへ侵入した水
が保護管内へ流入するのを防ぐため、止水が施されてい
るが、従来は、この止水に第3図に示すように、発泡剤
を主体とした充填物8をケーブル2とケーブル保護管の
端部1との間に充填する方法、または第4図に示すよう
に、ケーブル2の外周に巻き付けたゴム組成体9からな
る環状体を、この環状体に内挿されたねじ式の緊結具
(例えば締付け用ボルト11および受金物10)を締め付け
ることにより、ゴム環状体をケーブル保護管の内面およ
びケーブルの外周面に密着させる方法が用いられてい
た。
従来の発泡剤を主体とした充填物を用いる止水方法で
は、温度変化や車輌振動によるケーブルの移動に伴い、
ケーブル2と充填物8の間の付着がゆるみ、止水性が低
下するほか、作業の熟練度により、止水性にばらつきが
生ずる問題があった。
また、組成体9からなる環状体をねじで締め付ける止
水方法では、静止状態においても、ケーブル2にゴム組
成体9からなる環状体を取り付けるための環状体の切断
部から漏水が生ずるうえ、温度変化や車輌振動によるケ
ーブル2の移動により、漏水が増加する欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、温度変化や車輌振動によるケーブルの移動
に対する止水性を改善し、止水材を設置および撤去する
時の作業性を向上させたケーブル保護管端の止水栓およ
びその止水方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のケーブル保護管端の止水栓は、水膨張性ゴム
組成物で形成された筒状体の内周面および外周面に、厚
み方向に層分割可能な水膨張性繊維組成物からなるマッ
トを配置し、かつ該筒状体の半径方向に、半割状の裁断
部を有し、その止水方法、このケーブル保護管端の止水
栓を、ケーブルに環状に取り付けた後、ケーブル保護管
端部に挿入することにより、水膨張性繊維組成物マット
をケーブル保護管の内面およびケーブルの外周面に密着
させる。
上記の状態において、人孔部に水が溜まり、ケーブル
保護管内に侵入しようとすると、まず水膨張性繊維組成
物が吸水して、水の侵入を妨げる。その後、水膨張性の
ゴム組成物が膨張して、ケーブル保護管の内面およびケ
ーブルの外周面に密着することにより、長期的に浸水を
防止する。
また本発明の止水栓によれば、ケーブルの外周面にお
いては、水膨張性繊維でゆるやかに締め付けられている
ので、ケーブルの移動が生じても、水の侵入を妨げるこ
とができ、また従来の止水方法と異なり、発泡材の充填
やねじ締付けを伴わないので、止水作業に熟練を要せ
ず、かつ止水性も安定している。
(実施例) 第1図は、本発明の止水栓をケーブル保護管端に取り
付けた状態を示す断面図、第2図は、本発明の止水栓を
取り付けたケーブル保護管端に、水が流入し、止水栓の
水膨張性ゴム組成体が膨張して、止水を発揮した状態を
示した斜視図である。
第1図、第2図において、1はケーブル保護管の端
部、2は保護管内に収容された通信ケーブル、3は水膨
張性のゴム組成体、4は低吸水性ゴム組成物、5,5′は
厚み方向に層分割可能な水膨張性繊維組成物マット、6
は止水栓に設けた裁断部である。
水膨張性の繊維組成物マット5,5′は、クロロプレン
系接着剤により、水膨張性ゴム組成物3に接着固定され
ている。
第2図において、水膨張性繊維組成物マット5の一部
を層状にはく離して、裁断部6を開き、また水膨張性ゴ
ム組成物3および水膨張性繊維組成物5′の一部も開い
て、止水栓をケーブル2に嵌合させて取り付ける。その
後、ケーブル保護管の端部1に、第1図に示したように
挿入する。
人孔から水が、ケーブル保護管に流入しようとする
と、まず水膨張性繊維組成物マット5,5′に瞬間的に水
が吸水され、このため、水膨張性繊維組成物マット5,
5′が膨張して、水の流入を妨げる。その後、水が水膨
張性ゴム組成体3に吸水され、水膨張性ゴム組成体3が
膨張して、第2図に示すように水膨張性繊維組成物マッ
ト5がケーブル保護管1内に密着すると同時に、水膨張
性繊維組成物5′がケーブル1の外周に密着することに
より、長期的に止水効果を維持できる。
またケーブル2は、水膨張性繊維組成物マット5′で
ゆるやかに把持されているので、止水されている状態で
も、温度変化や車輌振動による移動に追従できる。さら
にこの止水方法では、水膨張性繊維組成物マット5およ
び水膨張性ゴム組成体3のケーブル保護管の端部1への
圧着により止水効果を発揮しているので、施工に熟練を
要せず、止水栓をケーブルに取り付け、ケーブル保護管
に挿入するだけで、十分な止水効果を得ることができ、
またケーブルを撤去するために止水栓を取り除こうとす
る時にも、容易に撤去可能である。
この結果から明らかなように、従来の止水方法に比
べ、熟練を要せず、止水材の確実な設置および容易に撤
去が可能なこと、ケーブルの移動に対しても、止水性が
低下いないことの改善があった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のケーブルの保護管端の
止水栓およびその止水方法は、通信ケーブル、電力ケー
ブル等を収容するケーブル保護管の人孔部などでの管端
において、人孔部などへ侵入する水を確実に止水できる
ことから、ケーブル保護管内への土砂の体積、ケーブル
保護管内の錆を防止する利点がある。
また逆の考え方として、ケーブル保護管が建設から長
期間経過した後、水密性を失った時には、ケーブル保護
管内に流入した水が人孔などへ流入することを防ぐこと
ができるので、ケーブル保護管内への水の流入に伴う周
辺土砂の崩壊による地面の陥没の防止、人孔内で作業す
る際の排水作業の軽減にも役立つ利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の止水栓を保護管端に取り付けた状態を
示す断面図、 第2図は本発明の止水栓を取り付けたケーブル保護管端
に水が流入し、止水栓の水膨張性ゴム組成体が膨張して
止水を発揮した状態を示した斜視図、 第3図は従来の発泡剤を主体とした充填物をケーブルと
保護管の間に充填する止水方法の説明図、 第4図はケーブル外周に巻き付けたゴム環状体を、この
環状体に内挿されたねじ式の緊結具で締め付けることに
よる止水方法の説明図である。 1……ケーブル保護管の端部 2……ケーブル 3……水膨張性ゴム組成体 4……低吸水性ゴム組成物 5,5′……水膨張性繊維組成物マット 6……止水栓の裁断部、7……スポンジ 8……発泡剤を主体とした充填物 9……ゴム組成体、10……受金物 11……締付け用ボルト
フロントページの続き (72)発明者 山内 聖 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 浅井 泰蔵 福岡県粕屋郡新宮町大字原上1820番地 福岡クロス工業株式会社新宮工場内 (72)発明者 古川 淳一 福岡県粕屋郡新宮町大字原上1820番地 福岡クロス工業株式会社新宮工場内 (72)発明者 中山 信 福岡県粕屋郡新宮町大字原上1820番地 福岡クロス工業株式会社新宮工場内 (56)参考文献 実開 昭60−73321(JP,U) 実開 昭63−4121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/06 H02G 3/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水膨張性ゴム組成物で形成された筒状体の
    内周面および外周面に、厚み方向に層分割可能な水膨張
    性繊維組成物からなるマットが配置されており、かつ該
    筒状体の半径方向に、半割状の裁断部を持つことを特徴
    とするケーブル保護管端の止水栓。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のケーブル保護
    管端の止水栓の半割裁断部を開いて、該止水栓をケーブ
    ルに環状に取り付けた後、ケーブル保護管端部に挿入す
    ることにより、水膨張性繊維組成物マットを、ケーブル
    保護管の内面およびケーブルの外周面に密着させること
    を特徴とするケーブル保護管端の止水方法。
JP1066413A 1989-03-20 1989-03-20 ケーブル保護管端の止水栓およびその止水方法 Expired - Lifetime JP2793234B2 (ja)

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JP2513330Y2 (ja) * 1990-01-10 1996-10-02 シーアイ化成株式会社 ケ―ブル管路用止水栓
JPH0739241U (ja) * 1992-03-13 1995-07-14 株式会社土井製作所 ケーブル用導管の防水装置

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