JP2883841B2 - ボックスカルバートにおける可撓性連結構造 - Google Patents

ボックスカルバートにおける可撓性連結構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数連結して共同溝
や下水道等の構築に用いる各ボックスカルバートを、地
盤沈下が予想される軟弱地盤上への設置した時、または
地震が発生した時など、各ボックスカルバートの連結部
に変位が生じるような場合に、各ボックスカルバートの
連結部に採用する可撓性の連結構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軟弱地盤上に構築される共同溝や
下水道等に用いるプレキャスト製ボックスカルバートの
連結部に、地盤沈下および地震等で生じる変位への対策
としては、(1) 地盤沈下等が発生しないように、構築地
盤へ支持杭による剛基礎を形成するもの、(2) 変位に対
処すべく、各ボックスカルバートの連結部に後付け用可
撓継手を採用するもの、(3) 地盤沈下等が発生しないよ
うに、構築地盤に地盤改良を施すものの三点が一般的に
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した(1)
〜(3) の何れの従来の対策は、次に述べるような問題が
残されている。
【0004】即ち、(1) の支持杭で剛基礎を形成するも
のについては、支持杭で剛基礎を形成する必要があるこ
とから、部材断面の増加,施工費の増加,工事工程の長
期化という問題が発生する。また、(2) の後付け用可撓
継手を採用するものについては、薄版厚への対応が不可
能であり、高価になるという問題があると共に、後付け
であるため、施工の省力化という点からも問題がある。
さらに、(3) の構築地盤に地盤改良を施すものについて
は、地盤改良のために施工費が増加してしまうと共に、
地盤改良のために工事工程が長期化してしまう等の問題
がある。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は地盤沈下等で生じる変位に追従で
きるようにして、剛基礎の形成や地盤改良の実施および
後付け用可撓継手の取付け等の必要を無くし、共同溝や
下水道等の施工の省力化や合理化および施工費の低減を
実現することのできるボックスカルバートにおける可撓
性連結構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の連結構造で
は、各ボックスカルバートの空間部周囲における各ボッ
クスカルバートどうしの連結部に、設置地盤の地盤沈下
および地震等で生じる、各ボックスカルバートの設置位
置の変位に対して、連結部の止水効果を維持しながら追
従できる止水板を設けることとする。また、各ボックス
カルバートの連結は、止水板の設計変位量を越えた場合
にその変位を抑えて止水板の破損を防ぐことができると
共に、自身の定着状態も止水板の設計変位に追従して維
持することのできるPC鋼棒によって行うこととする。
【0007】このように、本発明では、止水板とPC鋼
棒とを併せ持った連結構造とすることにより、各ボック
スカルバートの連結部が地盤沈下等で発生する変位に対
し確実に追従できるようにして、各ボックスカルバート
の止水状態を確保しての連結状態を維持し続けられるよ
うにする。そして、各ボックスカルバートの連結状態
に、地盤沈下等によって変位が生じても、各ボックスカ
ルバートによる共同溝や下水道等としての機能を維持す
ることができるようにする。
【0008】これらのことから、本発明の連結構造によ
れば、各ボックスカルバートの設置に際して、剛基礎の
形成や地盤改良の実施および後付け用可撓継手の取付け
等の必要を無くし、各ボックスカルバートによる共同溝
や下水道等の構築に際して、施工の省力化や合理化およ
び施工費の低減を実現する。
【0009】
【実施の形態】以下、この発明のボックスカルバートに
おける可撓性連結構造を、図示する実施形態によって説
明する。
【0010】中央に空間部2aを有する閉鎖断面のボック
スカルバート2を、多数連結して設置することで共同溝
や下水道等を構築する時に用いる可撓性とした連結構造
1(図1参照)は、各ボックスカルバート2の空間部2a
周囲における各ボックスカルバートどうしの連結部3
に、設置地盤4の地盤沈下等で生じる、各ボックスカル
バート2の設置位置の変位に対して、連結部3の止水効
果を維持しながら追従できる止水板5が設けられてなっ
ている。また、この連結構造1における各ボックスカル
バート2の連結は、PC鋼棒6によって行われている。
このPC鋼棒6は、止水板5の設計変位量を越えた場合
に、その変位を抑えて止水板5の破損を防ぐことができ
ると共に、自身の定着状態も止水板5の設計変位に追従
可能な定着部によって維持できるように構成されてい
る。
【0011】そして、この実施形態での各ボックスカル
バート2どうしの連結部3に設けられている止水板5
は、図2に示すように、連結される両ボックスカルバー
ト2の連結端部に埋設されている両基部5aと、この両基
部5aを連結して一体成形されており、各ボックスカルバ
ート2どうしの連結部3を塞いで止水していると共に、
連結部3に変位が起こると、一部が切れることで止水効
果を維持しながら変位に追従できるように構成されてい
る止水部7とからなっている。
【0012】なお、この止水板5における止水部7は、
止水を行う主部分であるアーチ部7aと、このアーチ部7a
のアーチ形状を維持するように両基部5aからの直線状に
延びており、中央部が変位によって切れるように形成さ
れている直線部7bとからなっている。
【0013】また、この止水板5における両基部5aに
は、変位による応力を、止水部7における直線部7bへ有
効に伝達させるためのリブ5bが設けられている。さら
に、止水板5における両基部5aには、スパンシール8が
設けられている。このスパンシール8は、ブチル再生ゴ
ムを用いた非加硫型粘着塑性体であり、生コンクリート
の硬化反応が進行するに従って、生モルタルと接着する
性質を持っている。そのため、両基部5aのコンクリート
との一体化が計れ、止水性の向上につながる。
【0014】この実施形態での各ボックスカルバート2
を連結しているPC鋼棒6は、各ボックスカルバート2
間に架け渡されてその両端部を各ボックスカルバート2
の連結側端部に定着してなると共に、この両端部の定着
位置の変位、即ち、各ボックスカルバート2の設置位置
の変位に追従できるように配置されている。即ち、この
PC鋼棒6は、図4に示す大口径シース管9内のよう
に、大きく確保した空間内に配置されて、配置位置を自
由に変更できるようになっている。
【0015】また、このPC鋼棒6における両端部の、
ボックスカルバート2における連結端部への定着は、前
記変位に追従して定着状態を維持できるように構成した
特殊定着具10によって行われている。
【0016】この特殊定着具10は、図4に示すように、
中央部をPC鋼棒6が貫通しており、PC鋼棒6を定着
すべく締め付ける定着用ナット11が、後述する付勢装置
14を介して当接する平面状の座面12aを有する半球状座
金12と、この半球状座金12の球面部12bが嵌合する凹面
部13aが略中央部に形成されていると共に、PC鋼棒6
が貫通する貫通孔13bが略中央部に形成されている座金
用ベース13と、定着用ナット11と半球状座金12の座面12
aとの間に介在されており、コイルバネ14aを内蔵して
なる付勢装置14とから構成されている。なお、半球状座
金12の球面部12bと座金用ベース13の凹面部13aとの間
には、滑り材15が介在されている。
【0017】そして、この特殊定着具10における半球状
座金12の球面部12bと座金用ベース13の凹面部13aとの
作用によって、定着用ナット11が付勢装置14を介して当
接する半球状座金12の座面12aが、変位によって生じ
る、PC鋼棒6の配設位置の変化に追従して動くことが
できる。また、このように、定着用ナット11が当接する
半球状座金12の座面12aが動いても、コイルバネ14aを
内蔵している付勢装置14の作用によって、定着用ナット
11の締め付け力は維持し続けることができる。
【0018】このような構成からなる本発明の可撓性連
結構造1を用い、共同溝や下水道等を構築すべく、図1
の(a) ,(c) ,(e) に示すようにして、各ボックスカル
バート2を連結して設置すると、設置地盤の変動等によ
って各ボックスカルバート2の設置位置に変位が生じた
場合に、各ボックスカルバート2の連結部3は次に述べ
るようにして対処することができる。
【0019】即ち、図1の(d) に示すように、各ボック
スカルバート2の設置位置に変位が生じると、図3に示
すように、止水板5における止水部7の直線部7bが切れ
てアーチ部7aが変形することにより、各ボックスカルバ
ート2の設置位置の変位に追従すると共に、アーチ部7a
での連結部3の止水性を維持することができる。
【0020】また、図1の(f) に示すように、各ボック
スカルバート2の設置位置に変位が生じると、図5に示
すように、PC鋼棒6もその配置位置を、特殊定着具10
によって両端部の各ボックスカルバート2への定着を維
持したまま、即ち、各ボックスカルバート2の連結状態
を維持したまま変動させることができる。
【0021】従って、このPC鋼棒6は、各ボックスカ
ルバート2の設置位置の変位に追従することができると
共に、各ボックスカルバート2の設置位置のある水準以
上の変位、例えば、止水板5の設計変位量を越える変位
を防ぐことができる。これらのことから、PC鋼棒6
は、各ボックスカルバート2の設置位置に変位が生じて
も、止水板5における止水部7のアーチ部7aの破壊を防
ぐことができると共に、各ボックスカルバート2で構築
した共同溝や下水道等の機能を維持することができる。
【0022】なお、この可撓性連結構造1を採用した各
ボックスカルバート2は、予め、工場等で、連結部3に
止水板5を取付けた状態で製作しておき、共同溝や下水
道等を構築している多数のボックスカルバートの所定箇
所に設置することとなる。そして、この可撓性連結構造
1を採用し連結した各ボックスカルバート2の設置箇所
において、設置地盤の変位を吸収することとなる。ま
た、この可撓性連結構造1を採用し連結した各ボックス
カルバート2のみで、共同溝や下水道等を構築すること
もできる。さらに、この可撓性連結構造1を採用し連結
した各ボックスカルバート2と他のボックスカルバート
との連結は、一般的な連結構造を用いて行われることと
なる。
【0023】このように、本発明の連結構造1では、止
水板5とPC鋼棒6とを併せ持った連結構造とすること
により、各ボックスカルバート2の連結部3が地盤沈下
等による変位に対して確実に追従できるようにして、各
ボックスカルバート2の止水状態を確保しての連結状態
を維持し続けることができる。このことは、各ボックス
カルバート2の連結状態に、地盤沈下等によって変位が
生じても、各ボックスカルバート2による共同溝や下水
道等としての機能を維持することができる。
【0024】そして、各ボックスカルバート2の地盤へ
の設置に際して、この連結構造1を用いることにより、
変位が起こらないようにする剛基礎の形成や地盤改良の
実施および変位に対処する後付け用可撓継手の取付け等
の必要を無くし、各ボックスカルバート2による共同溝
や下水道等の構築に際して、その施工の省力化や合理化
および施工費の低減を実現することができる。
【0025】図6は、本発明の請求項4に係る実施形態
を示すものである。ここでは、特殊定着具10によるPC
鋼棒6両端部の定着作業を行う箱抜き部16(図1の(a)
および(b) 参照)内に、定着作業後の処理として、弾性
シール材17(常温硬化型軟質材)を充填している。
【0026】詳述すると、これまでの定着作業を行う箱
抜き部16の内部には、定着作業後の処理として、無収縮
モルタル等の強固な材料を充填するのが一般的であっ
た。しかし、この強固な材料では、箱抜き部16内におい
て、特殊定着具10がPC鋼棒6の配設位置の変化に追従
して動くことができなくなってしまう。しかも、特殊定
着具10自身に悪影響が及ぶことも考えられる。
【0027】そこで本発明では、箱抜き部16内に弾性シ
ール材17(常温硬化型軟質材)を充填することにより、
PC鋼棒6の定着部(特殊定着具10)における所定の変
位量を確保することとする。また、この弾性シール材17
は、定着体(特殊定着具10)の保護および防蝕を行うこ
とも期待できる。
【0028】なお、PC鋼棒6の定着部が地震等によっ
て変位が生じて移動しても、その変位による移動は弾性
シール材17(常温硬化型軟質材)が充填された範囲内で
行われるので、定着体(特殊定着具10)に損傷が現れる
ことはない。また、箱抜き部16の開口表面部は、図6に
示したように、モルタル仕上げとしている。
【0029】
【発明の効果】この発明のボックスカルバートにおける
可撓性連結構造では、止水板とPC鋼棒とを併せ持った
連結構造としたことにより、各ボックスカルバートの連
結部が地盤沈下等による変位に対して確実に追従できる
ようになり、各ボックスカルバートの止水状態を確保し
ての連結状態を維持し続けることができる。そして、こ
のことから、各ボックスカルバートの連結状態に、地盤
沈下等によって変位が生じても、各ボックスカルバート
による共同溝や下水道等としての機能を維持することが
できる。
【0030】そのため、この発明の可撓性連結構造を採
用すれば、各ボックスカルバートの地盤への設置に際し
て、剛基礎の形成や地盤改良の実施および後付け用可撓
継手の取付け等の必要を無くしても変位に対処すること
ができ、各ボックスカルバートによる共同溝や下水道等
の構築に際して、その施工の省力化や合理化および施工
費の低減を実現することができる。
【0031】また、特殊定着具によるPC鋼棒両端部の
定着作業を行う箱抜き部内に、弾性シール材(常温硬化
型軟質材)を充填することにより、PC鋼棒の定着部
(特殊定着具)を作用を規制することなく、定着部(特
殊定着具)自身に損傷を与えることなく、箱抜き部への
定着作業後の処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの発明の可撓性連結構造を用いて連結
した各ボックスカルバートを示す(b) のA−A線断面図
で、(b) は(a) のB−B線断面図で、(c) および(d) は
(b) のA−A線断面図における変位の追従状態を示す概
略図で、(e) および(f)は(b) のC−C線断面図におけ
る変位の追従状態を示す概略図である。
【図2】図1の(c) におけるD部拡大詳細図である。
【図3】図1の(d) におけるE部拡大詳細図である。
【図4】図1の(e) におけるF部拡大詳細図である。
【図5】図1の(f) におけるG部拡大詳細図である。
【図6】図1の(b) におけるH−H線拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…連結構造、2…ボックスカルバート、2a…空間部、
3…連結部、4…設置地盤、5…止水板、5a…基部、6
…PC鋼棒、7…止水部、7a…アーチ部、7b…直線部、
8…スパンシール、9…シース管、10…特殊定着具、11
…定着用ナット、12…半球状座金、12a…座面、12b…
球面部、13…座金用ベース、13a…凹面部、13b…貫通
孔、14…付勢装置、14a…コイルバネ、15…滑り材、16
…箱抜き部、17…弾性シール材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 裕一 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 君島 裕元 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 柳沼 真一 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 藤枝 伸二 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 新保 行久 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 大内 幸広 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 安垣 洋一 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 近藤 二郎 東京都新宿区荒木町13番地の4 住建コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 門田 文夫 広島県福山市箕島町南丘5351番地 早川 ゴム株式会社内 (72)発明者 浅倉 和晴 広島県福山市箕島町南丘5351番地 早川 ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−136350(JP,A) 特開 昭61−64934(JP,A) 実開 平3−54412(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に空間部を有する閉鎖断面のボック
    スカルバートを多数連結して設置することで、共同溝や
    下水道等を構築する時において、前記各ボックスカルバ
    ートの連結部に用いる可撓性連結構造であり、 前記各ボックスカルバートの空間部周囲における各ボッ
    クスカルバートどうしの連結部には止水板が設けられて
    いると共に、各ボックスカルバートの連結はPC鋼棒に
    よって行われており、 前記止水板は、設置地盤の軟弱化および地震等で生じ
    る、前記各ボックスカルバートの設置位置の変位に対し
    て、前記連結部の止水効果を維持しながら追従できるよ
    うに構成されており、 前記PC鋼棒は、前記止水板の設計変位量を越えた場合
    に、その変位を抑えて前記止水板の破損を防ぐことがで
    きると共に、自身の定着状態も前記止水板の設計変位に
    追従可能な定着部によって維持できるように構成されて
    いることを特徴とするボックスカルバートにおける可撓
    性連結構造。
  2. 【請求項2】 各ボックスカルバートどうしの連結部に
    設けられている止水板は、連結される両ボックスカルバ
    ートの連結端部に埋設されている両基部と、この両基部
    を連結して一体成形されており、前記各ボックスカルバ
    ートどうしの連結部を塞いで止水していると共に、連結
    部に変位が起こると、一部が切れることで止水効果を維
    持しながら変位に追従できるように構成されている止水
    部とからなっていることを特徴とする請求項1記載のボ
    ックスカルバートにおける可撓性連結構造。
  3. 【請求項3】 各ボックスカルバートを連結しているP
    C鋼棒は、各ボックスカルバート間に架け渡されてその
    両端部を各ボックスカルバートの連結側端部に定着して
    いると共に、前記両端部における各ボックスカルバート
    への定着位置の変位、即ち、各ボックスカルバートの設
    置位置の変位に追従できるように配置されており、 前記PC鋼棒両端部のボックスカルバートへの定着は、
    前記変位への追従を吸収して定着状態を維持できるよう
    に構成した特殊定着具によって行われていることを特徴
    とする請求項1記載のボックスカルバートにおける可撓
    性連結構造。
  4. 【請求項4】 特殊定着具によるPC鋼棒両端部の定着
    作業を行う箱抜き部には、定着作業後の処理として弾性
    シール材(常温硬化型軟質材)が充填されていることを
    特徴とする請求項3記載のボックスカルバートにおける
    可撓性連結構造。
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