JP2722325B2 - 地下構築物の継手における土砂侵入防止構造 - Google Patents

地下構築物の継手における土砂侵入防止構造

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JP2722325B2
JP2722325B2 JP6152608A JP15260894A JP2722325B2 JP 2722325 B2 JP2722325 B2 JP 2722325B2 JP 6152608 A JP6152608 A JP 6152608A JP 15260894 A JP15260894 A JP 15260894A JP 2722325 B2 JP2722325 B2 JP 2722325B2
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敏朗 藤田
一男 高野
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SEIBU HORIMA KASEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下水道、地下鉄、共
同溝、洞道、地下道、地下街、各種地下トンネルなど地
下に構築される構造物の継手における土砂侵入防止構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の暗渠の継手には、互いに対向する
1対の筒状の暗渠の対向端部に筒状の枠体をそれぞれ碇
着させると共に、ゴム・合成樹脂等の弾性材から短筒状
に形成した内面可撓止水部材の両端部を、互いに対向す
る二つの前記枠体の内周面にそれぞれ水密的に取り付け
て地盤の不等沈下に伴う暗渠の相対変位を吸収させると
共に、これらの暗渠間の止水を行わしめるようにしたタ
イプのものがある。
【0003】例えば、本出願人は先に、図21(a)に
垂直断面を示すように、特公昭63−58982号公報
により、1対の相対向する暗渠91、91´の端面の内
周面91a、91´aに形成された段差部92、92´
に跨がって、ゴム・合成樹脂等の弾性材からなる短筒形
に形成され、かつ中央に環状のくびれ部93aを有し、
このくびれ部93aの両側から延びる碇着フランジ部9
3b、93´bを有する可撓止水部材93を碇着フラン
ジ部93b、93´bにおいて固着し、段差部92、9
2´と可撓止水部材93との間に形成された空間部9
4、94´に可撓止水部材93の軸方向(図面上の左右
方向)への膨出変形を防止する保護材95、95´を可
撓止水部材93の碇着フランジ部93b、93´bの内
側において暗渠91、91´の内部から着脱自在に介在
させた暗渠91、91´の継手を提案した。
【0004】この提案により示した暗渠91、91´の
継手では、可撓止水部材93によって暗渠91、91´
内への漏水が防止され、可撓止水部材93は中央にくび
れ部93aを有するため暗渠91、91´の内方への大
きな膨出変形を生じることがなくなる。そして、地盤が
不等沈下して暗渠91、91´が大きく相対変位する
と、可撓止水部材93のくびれ部93aが伸長して暗渠
91、91´の相対変位を吸収するとともに、暗渠9
1、91´の端面の間には、ゴム・合成樹脂等の発
(スポンジ体)からなる目地材96が環状に挾持される
ため、目地幅が多少拡大してもスポンジ体からなる目地
材96の介在でくびれ部93aにより形成される凹部9
3cへの土砂等の侵入が阻止される。
【0005】そのため、従来の暗渠の継手において許さ
れる目地幅(対向する暗渠91、91´それぞれの端面
間の距離)の最大値は30〜40mm程度であるのに対
し、この提案にかかる地下構築物の継手における目地幅
の最大値は100mm前後と伸縮、沈下に加え、地震時
の振巾にも対応できるよう目地巾が大巾に拡大されるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、土中に埋設
された地下構築物の周囲には外水圧に加えて土砂圧が作
用する状態になっており、地下構築物に作用する外圧は
通常の場合、1kg/cm〜2kg/cmであるが
最近は取付位置が土中、高深度になり外圧も3〜5kg
/cmと高外圧化傾向にある。
【0007】そのため、本発明者がさらに検討を重ねた
結果、前述の提案にかかる暗渠の継手では、例えば地震
動により地盤が不等沈下して図21(b)に示すように
暗渠91、91´の間に100mm程度の大きな相対変
位が生じると、この相対変位に伴って生じた目地材96
と暗渠91´の端面との隙間97から、暗渠91、91
´の周囲の外水および土砂が可撓止水部材93の凹部9
3cに侵入してしまう。
【0008】凹部93cに土砂が侵入しても可撓止水部
材93により阻止されるため、暗渠91、91´内への
侵入等の問題は生じないが、長期間の使用に伴なって、
凹部93cへ侵入した土砂は図21(c)に示すように
徐々に堆積して固形化するため、可撓止水部材93のく
びれ部93aの動きを束縛するようになる。そのため、
この状態で地震動等により暗渠91、91´間に相対変
位が生じると、堆積した土砂が可撓止水部材93の挙動
を制約し、くびれ部93aは暗渠91、91´の相対変
位に追従して伸縮することができなくなってしまう。可
撓止水部材93が伸縮できないと、暗渠91、91´間
の相対変位の拡大に伴って可撓市水部材93の内部応力
が増し、可撓市水部材93の碇着フランジ部93b、9
3´bに応力が作用して漏水を生じるおそれがある。可
撓止水部材93は暗渠91、91´とともに土中に埋設
されて使用されるため、凹部93cへの土砂の堆積状況
を調べることは極めて困難であるため、このような問題
を解決するには、凹部93cに土砂を堆積させないこと
が重要である。
【0009】また、従来より暗渠は埋設位置が土中のよ
り深い場所になってきており、このうな埋設位置の高深
度化は今後も継続することが予想される。そのため、暗
渠の継手についても耐圧力の向上が要求されており、図
21(a)ないし図21(c)に示す従来の暗渠91、
91´の継手において、例えば、可撓止水部材93の内
部に補強布や補強コード等の補強材を内蔵させて金型成
型品とすることにより可撓止水部材93の耐圧力の向上
を図ることが一般的である。
【0010】暗渠間の相対変位により可撓止水部材93
が図21(a)から図21(b)の状態に伸長すると、
環状の可撓止水部材93は図21(b)中符号hで示す
量だけ拡径し、その内径は2hだけ増加するので、可撓
止水部材93は2hπだけ円周方向に伸びることにな
る。しかるに補強布や補強コード等の補強材が入った可
撓市水部材の切断時の伸び率は20%程度であり、補強
材が入らない可撓止水部材の許容伸び率約50%に比べ
て大巾に許容伸び率が低下する。したがって、埋設位置
が高深度化するに従い、可撓止水部材に入れる補強材を
増加させると、可撓止水部材が暗渠間の相対変位に追従
できる量は減少するという問題を生じる。
【0011】さらに、適宜手段を講じて可撓止水部材9
3の耐圧力の向上を図っても、埋設位置がより高深度化
された場合には、図22に示すように、対向する暗渠9
1、91´間の相対変位が小さくともゴム・合成樹脂等
のスポンジ体からなる目地材96が高深度化に伴う外圧
の上昇により収縮し、収縮により生じた隙間97´から
外水とともに土砂が可撓止水部材93のくびれ部93a
により形成される凹部93cに侵入して徐々に堆積・固
形化するため、やはり可撓止水部材93が暗渠91、9
1´の相対変位に追従して伸縮することができなくなっ
てしまう。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みて案出されたも
のであって、上下水道、地下鉄、共同溝、洞道、地下
道、地下街、各種地下トンネルなど地下に構築される構
造物の継手について、対向する地下構築物間の大きな相
対変位、または地下構築物の埋設位置の高深度化によ
り、地下構築物端部間の目地空間内に侵入した土砂が可
撓止水部材のくびれ部に堆積・固形化することによる可
撓止水部材の機能障害を防止するとともに可撓止水部材
中の補強材の増加に伴う可撓止水部材の許容伸び率の減
少という問題を解決する土砂侵入防止構造を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる地下構築
物の継手における土砂侵入防止構造は、1対の相対向さ
せた地下構築物の各端部に跨ってゴム・合成樹脂等の弾
性材からなる短筒状に形成され中央に暗渠内側への環状
のくびれ部を有する可撓止水部材を装着してなる地下構
築物の継手において、該可撓止水部材の外周側の地下構
築物間の目地空間内に、土砂を通過させず水を透過させ
る可撓性材料からなり中央部に暗渠内側への凹部を有す
る短筒状に形成された土砂侵入防止用透水性シートを地
下構築物の各端部に跨って装着したことを特徴とするも
のである。
【0014】
【作用】本発明にかかる地下構築物の継手における土砂
侵入防止構造では、可撓止水部材の外周側の地下構築物
間の目地空間内に、土砂を通過させず水を透過させる可
撓性材料からなる短筒状に形成された土砂侵入防止用透
水性シートを地下構築物の各端部に跨って装着すること
により、土砂圧に対する耐圧機能は土砂侵入防止用透水
性シートにより、また外水圧に対する耐圧機能は可撓止
水部材によってそれぞれ分離して分担される。すなわ
ち、地下構築物間の目地空間内に土砂と外水が侵入する
と、外水は土砂侵入防止用透水性シートを通過して可撓
止水部材に達するが、土砂は該シートに捕捉されて可撓
止水部材には達せず、したがって可撓止水部材のくびれ
部に土砂が堆積、固形化することによる可撓止水部材の
機能障害を防止することができる。
【0015】また、外水圧は可撓止水部材により受け土
砂圧は土砂侵入防止用透水性シートで受けることによ
り、可撓止水部材にかかる圧力を土砂圧分だけ軽減でき
るようになるため、埋設位置の高深度化に対応するため
に要求される可撓止水部材の耐圧力の上昇を最少限に抑
制でき、したがって添加される補強材の量を最少限に止
めることができるので、地下構築物間の相対変位に対す
る可撓止水部材の追従性の低下が抑制され、高深度にお
ける大きな相対変位に対処することが可能となる。以
下、本発明にかかる地下構築物の継手における土砂侵入
防止構造の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0016】
【実施例】図1は、本発明にかかる地下構築物の継手に
おける土砂侵入防止構造を、コンクリートから断面を円
形に成形した対向する地下構築物1および1´の継手2
において適用した状況の概略を示す斜視図である。図1
において、1対の相対向する地下構築物1および1´の
対向端部である端面同士は地下構築物の継手2により接
続されている。
【0017】図2は図1におけるI−I断面を示してお
り、この地下構築物の継手2は、地下構築物1、1´の
対向端部の内周面側の周縁に段差部3、3´が形成され
ており、筒状の枠体4、4´が段差部3、3´に沿うよ
うにして固定されている。なお、図2は左右で切断位置
をずらした断面図で示したが、実際は左右対称となるた
め、一部左右で符号が脱落するが、説明上はそれぞれ左
右対称となっているものとして説明する。
【0018】枠体4、4´は、端面部4a、4´aと外
周環状部4b、4´bとを含む段差部を有している。な
お、符号4c、4´cは暗渠1、1´の内周と略同径の
内周環状部であり、符号4d、4´dは外周環状部4
b、4´bから外方に突出するフランジ部であり、さら
に符号4e、4´eはフランジ部4d、4´dから地下
構築物1の軸線方向(図面上の左右方向)に延設され
た、後述する土砂侵入防止用透水性シート18固定用フ
ランジ部である。
【0019】枠体4´の形状および地下構築物1´への
取付構造は枠体4と全く同一であるので、以下枠体4等
に用いた符号にダッシュを追加した番号を付すことによ
り、枠体4´等の説明を随時省略する。
【0020】この枠体4、4´の外周環状部4b、4b
´間にはゴム・合成樹脂等から短筒状に形成された可撓
止水部材6が配設される。この可撓止水部材6は、その
中央に断面が略U字状の環状のくびれ部6aを有し、こ
のくびれ部6aの外周は外方に向かって開口する環状の
凹部6cとなっている。このくびれ部6aの両側から延
び、前記枠体4の外周環状部4bと密着する碇着フラン
ジ部6bが一体的に形成されている。
【0021】符号6eは外圧に対する補強布であり、高
外圧を受ける場合に適したもので、可撓止水部材6の内
周面にそって可撓止水部材6と一体あるいは覆う状態に
取り付けられたものである。この補強布6eは可撓止水
部材6に内蔵する場合もある。外圧が小さい場合はこの
補強布6eが必要ないことは勿論である。また碇着フラ
ンジ部6bまたはその近傍を含む部分にだけ補強布6e
を設け碇着フランジ部6bに設けられたボルト挿通孔6
fの部分から可撓止水部材6の破損が生じないようにし
ておいてもよい。
【0022】この可撓止水部材6の両側に設けられた軸
線方向(図面上の左右方向)に延びる碇着フランジ部6
bは、この部分を挿通するボルト5にナット7を螺合す
ると共に、このナット7と碇着フランジ6bとの間に押
板8を介装し、ナット7を締め付けることにより、枠体
4の外周環状部4bの内周面に密着され、それぞれ水密
的に固定されている。
【0023】なお、この実施例においては枠体4に内周
フランジ部4c、フランジ部4dおよび4eを設けたも
のを示したが、フランジ部4以外の部分は設けないこ
ともある。
【0024】可撓止水部材6の材質としては、例えば、
耐老化性、耐オゾン性さらには耐摩耗性等を勘案した
クロロプレン合成ゴム(CR)、機械的強度、高弾
性、耐久性、耐寒性等を勘案した天然ゴム(NR)、
合成樹脂として、耐薬品性を勘案した軟質塩化ビニル樹
脂、または耐薬品性および耐寒性を勘案したエチレンお
よび酢酸ビニルの共重合体(EVA)等を例示でき、特
に、ゴム製とした場合には耐圧力向上を目的に、例え
ば、ビニロンコード、ナイロンコードないしはスチール
ワイヤ等の補強コードを内蔵して用いることが望まし
い。
【0025】環状の押板8には外周方向にボルト5の挿
通孔8aが適当間隔で設けてある。また、押板8の一面
には螺着部8bが適当間隔で設けられている。本実施例
では螺着部8bは嵩高ボルトを溶接したものを示した
が、これに限られるものではなく、押板8に直接螺子を
切ったもの等後述する保護材9を、ボルト10を螺合す
ることにより押板8に締結できるものであればよい。
【0026】また螺着部8bは保護材9をボルト10で
締結するためのもので、あまり大きな外力は作用しない
ため、通常ボルト挿通孔8aの数よりも少なくてもよ
い。
【0027】枠体4と可撓止水部材6との間に形成され
る空間部11には保護材9が設けられている。
【0028】保護材9には外周端面9aに押板8、螺着
部8b及びナット7が収納される溝12が設けられ内周
端面9bにボルト10の頭部が収納される溝13が設け
られている。
【0029】保護材9の外側面9cに設けた凹溝14は
保護材9の軽量化を図るため設けたもので、中空部とし
たり、凹溝14を設けず実体のものとしても問題はな
い。また保護材9には、ボルト10の挿通用のボルト挿
通孔15が設けられている。
【0030】保護材9は外周端面9aが可撓止水部材6
の碇着フランジ6bに当接し、外側面9cが枠体4の端
面部4aに当接し、内側面9dが可撓止水部材6のくび
れ部6aの側面6dと当接して枠体4の外周環状部4b
に間接的に固定されている。すなわち、保護材9はボル
ト10により押板8に固定され、押板8が締結用ボルト
5およびナット7により枠体4の外周環状部4bに固定
されることにより間接的に外周環状部4bに固定される
ものである。
【0031】この実施例では、溝12、13および14
が周方向にそれぞれ連続するものを示したが、これに限
定されるものではなく、不連続であってもよい。保護材
9の素材としては、ゴム、合成樹脂、金属、硬質の発砲
体等、任意である。なお、押板8及び保護材9は取扱い
等を考慮すると周方向への複数の分割形式とすることが
好ましい。
【0032】符号16は締結用のボルト5の頭部に一端
を溶接され、地下構築物1の軸線方向に向けて埋設され
たアンカーである。アンカー16は枠体4をより強固に
地下構築物1の端部に固定するために用いるものであ
り、その目的に合致するものであれば、実施例のものに
限らず、枠体4との結合方法、形状等任意である。
【0033】符号17は、土砂侵入防止用浸透性シート
の凹部への土砂侵入を抑制し、変位進行に伴い生じる該
シートの水平化現象をその圧縮変形で吸収させるととも
に、地震時の伸縮動など地下構築物1、1´間の可撓止
水部材6の凹部6cに土砂等が入るのを阻止し、地下構
築物1、1´間の相対移動をある程度まで許容するため
のゴム・合成樹脂等のスポンジ体からなる環状の目地材
である。
【0034】目地材17の材質は、公知のものを用いれ
ばよく、例えば、ゴム系(NR)、クロロプレン系(C
R)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ウレタン
(U)樹脂系、ポリエチレン系等を例示することがで
き、独立気泡の発体(スポンジゴム)が好ましい。形
状は、板状の積層体を環状に成形して用いる。目地材1
7の素材に求める特徴としては、軽量であること、
切断加工が容易であること、取付けが容易であるこ
と、外気温に左右されないこと、伸縮性に優れるこ
と、はみ出しがないこと、取付け後も崩れ落ちない
こと、吸水性が小さいこと、繰返し伸縮に耐えるこ
と等がある。
【0035】本実施例では、目地材17の内周面側かつ
可撓止水部材6の外周面側の目地空間内に位置して環状
をなすように目地材17と接触する二つの地下構築物
1、1´のそれぞれの端部に土砂侵入防止用透水性シー
ト18が装着される。
【0036】この土砂侵入防止用透水性シート18は例
えば耐食透水性合成織物または不織布、ないしはこれら
と芯材たる耐食性金網等とを組み合わせて構成され、土
中の水は透過させるが、土砂は捕捉する機能を備える。
土砂侵入防止用透水性シート18は、図3に拡大して示
すように、その碇着部18aが押板24を介して枠体4
のフランジ部4eに穿設されたボルト挿通孔(図示せ
ず)に挿通されたボルト28およびナット29によって
枠体4のフランジ部4eに碇着されることにより地下構
築物1、1´の相対向する端部に固定される。また、土
砂侵入防止用透水性シート18は断面U字型に配置され
ることによって伸縮機能が与えられ、地下構築物1、1
´間の相対変位により地下構築物の端面と目地材17と
の間に隙間が生じた場合にも、前記隙間を覆うように伸
長し、隙間を通過しようとする土砂を捕捉する。
【0037】耐食透水性合成織物としては、例えば東洋
紡績(株)製のポリエステル繊維を用いたカーテン部材
料であるTP−1080、TP−1050さらにはTP
−1030や、東洋紡績(株)製の土木工事用キャンバ
スであるTERRA−PAX(商品名)等を例示するこ
とができる。また、不織布としては、例えば、TORA
Yの土木工事用不織布であるマントル(登録商標)や、
樹脂製網である繊維土木開発(株)製のストレッチファ
イバー、さらにはJIS G 3555に規定された織
金網等を例示することができる。
【0038】次に、上記構成の地下構築物の継手2の機
能につき説明する。地下構築物1、1´を地下水圧が作
用する地盤に埋設しても、これらを結合している止水用
の可撓止水部材6によって地下構築物1、1´内への漏
水が防止される。しかも可撓止水部材6には、中央にく
びれ部6aが設けられているため、地下構築物1、1´
の内方への大きな膨出変形はほとんど生じない。
【0039】また、地盤が不等沈下して、地下構築物
1、1´が大きく相対変位すると、可撓止水部材6のく
びれ部6aが伸長して地下構築物1、1´の変位を吸収
する。また、可撓止水部材6が断面U字状のくびれ部6
を有するものであるから、可撓止水部材6の地下構築
物1、1´の相対変位に伴う可撓市水部材6自体の伸び
が小さく耐久性を阻害する可撓止水部材6への内部応力
の発生が殆どなく、継手における変位抵抗力が非常に小
さい。
【0040】枠体4と可撓止水部材6との間に形成され
る空間部11に保護材9が設けてあり、保護材9の内側
面9cが可撓止水部材6のくびれ部6aの側面6dと接
するようにしてあるから、可撓止水部材6は大きな外水
圧が作用しても、保護材9により地下構築物1の軸線方
向への膨出変形を防止され、その外水圧支持される。
【0041】また、保護材9は可撓止水部材6の側面6
ナット7、押板8および螺着部8b等に接触し、
れらが損傷を受けるのを防止している
【0042】保護材9は枠体4の外周環状部4bに固定
された押板8に、ボルト10により固定されているた
め、必要に応じ、地下構築物1の内部からトルクレンチ
等の工具で容易に脱着できる。
【0043】本実施例では、図2および図3に示すよう
に、目地材17の内周面側かつ可撓止水部材6の外周面
側に位置して環状をなすように目地材17と接触する二
つの地下構築物1、1´のそれぞれの端部に土砂侵入防
止用透水性シート18が装着されているため、図6に示
すように地下構築物1、1´間の相対変位の発生や地下
構築物1、1´の埋設位置の高深度化による目地材17
の収縮により、目地材17と地下構築物1、1´の端面
との間に隙間19が生じても、土砂侵入防止用透水性シ
ート18により土砂70が捕捉されて、可撓止水部材6
の中央のくびれ部6aにより形成された凹部6cへの土
砂70の侵入が防止され、可撓止水部材6は透水性シー
ト18を透過した水のみを受けることになる。したがっ
て、可撓止水部材6はその柔軟性を失うことがなく、暗
渠間の相対変位に追随して自由に伸縮することができ
る。また、土砂は、土砂侵入防止用透水性シート18で
受け、外水は可撓止水部材6により受けられるため、従
来のように土砂圧および外水圧を可撓止水部材のみで受
ける必要がなくなり、可撓止水部材6への負担を低減で
きる。
【0044】次に、図4は、本発明にかかる地下構築物
の継手における土砂侵入防止構造を、図1に示した地下
構築物の継手2と基本的には同じ構成であるが、一部新
たな部材が追加された地下構築物に適用した実施例を示
すものである。
【0045】なお、図4は、図2と同様、左右で切断位
置をずらした断面図で示したが、実際は左右対称となる
ため、一部左右で符号が脱落するが、説明上はそれぞれ
左右対称となっているものとして説明する。
【0046】この実施例は、図2により示した実施例の
内周環状部4c、4´cに跨がって、ゴム・合成樹脂等
の弾性体から短筒状に形成された内周可撓止水部材20
の両端部が配設されており、内周可撓止水部材20が内
周環状部4c、4´cの内周面に水密的に固定されてい
る。
【0047】内周可撓止水部材20の両端部は内周環状
部4c、4´cを貫通して設けたアンカー兼用碇着ボル
ト21、21´と、ナット22、22´とにより、押板
23、23′を介在させて内周環状部4c、4´cに締
結されている。
【0048】図中、符号4f、4´fは、内周環状部4
c、4´cの一端から地下構築物1、1´の内方へ突出
するフランジ部である。その他の点は、図2に示した実
施例と同様であるから、図2に示した部材に相当する部
分に同一の符号を付すことによりその詳細な説明は省略
する。
【0049】この実施例は、図2に示した実施例にさら
に内周可撓止水部材20を付加したものに相当するか
ら、この内周可撓止水部材20の存在により、止水性は
より確実となると共に、地下構築物1、1´内流れ
改善され、土砂等が地下構築物1、1´の内側に蓄積
ることがほとんどなくなる。
【0050】さらに、内周可撓止水部材20により、地
下構築物1、1´内を流れる水等の乱流による損失水頭
を極力低下させることができる。
【0051】以上示した実施例1から4までは、保護材
9をボルト10により押板8に固定するものを示した
が、これに限られるものではなく、図5(a)に示すよ
うに単なる嵌め込み形式としたもの、図5(b)に示す
ように枠体4の端面板4aの内周側端面に棒体、板体、
板片等の支持体25を設け、この間に保護材9を嵌合す
る形式としたもの、図5(c)に示すように保護材9が
押板の役目を兼用するようにしたもので、図中符号26
はゴム、土砂等の蓄積を防ぐとともに、水流抵抗の増加
を防ぐためのゴム・合成樹脂またはその発砲体等からな
る充填材であり、符号27は充填材の離脱を防止する棒
体、板片、長板等の支持材で任意の間隔をもって保護材
9に一体に設けられている。なお、支持材27は枠体4
の端面部4aに固定したものでもよい。
【0052】実施例1では、地下構築物の継手2はコン
クリート製の地下構築物の接続に適用した例をもって示
したが、この地下構築物の継手2はコンクリート製の地
下構築物に限らず他の材質からなる地下構築物に適用し
てもよい。例えば、スチールまたはコンクリートとスチ
ールからなる地下構築物に適用してもよい。また、地下
構築物1、1´の断面形状は、円形に限らず楕円形、四
角形、多角形のいずれであってもよいし、またこの地下
構築物1、1´は一体品であってもよいし、分割部材を
組付けて構成してもよい。
【0053】暗渠がスチール製の場合は土砂侵入防止用
透水性シート18は枠体4の代わりに地下構築物の端面
等地下構築物の端部に直接ボルトナットで固定してもよ
い。
【0054】また、可撓止水部材6の材質は、ゴム・合
成樹脂あるいはそれと補強布との組み合わせからなるも
のが好ましい。
【0055】また、内周可撓止水部材20は直円筒状の
ものに限られるものではなく、蛇腹状、円周方向に中空
部を有する円筒状体等、種々の形態をとりうるものであ
る。
【0056】図7ないし図13は、他の型式の地下構築
物の継手に本発明にかかる土砂侵入防止構造を適用した
実施例を示すもので、図7は図2と同様の断面における
継手の断面図、図8は本実施例の地下構築物の継手で使
用する耐力部材の図7中左側半分を示す斜視図、図9は
この耐力部材の変更例を示す斜視図、図10および図1
1は耐力部材を構成する棒状部材の板状部材への種々の
固着方法を示す図、図12は押板の斜視図である。
【0057】図7において、符号31、31´はコンク
リートを打設することにより断面を円形に形成した地下
構築物である。この1対の地下構築物31、31´の対
向する端部同士は、本発明にかかる地下構築物の継手に
おける土砂侵入防止構造を適用された継手32により接
続されている。
【0058】図7に示すように、地下構築物31、3
1′の対向端部の内周面側の周縁には段差部33、3
3′が形成されている。段差部33′の構造は段差部3
3と全く同一であるので、以下段差部33等に用いた符
号にダッシュを付した番号を付して段差部33′等の説
明を省略する。
【0059】この段差部33、33′の外周面33a、
33′aには筒状の碇着部材34、34′が固定されて
おり、この碇着部材34、34′の間にはゴム・合成樹
脂等の弾性材から短筒状に形成された外周可撓止水部材
36が配設されている。この外周可撓止水部材36は、
その中央に断面が略U字状の内周側に膨出する環状のく
びれ部36aを有している。またこのくびれ部36aの
両側から暗渠31、31´の軸線方向(図面上の左右方
向)に延び、碇着部材34の内周面と密着するとともに
段差部の端面部33bに達する碇着フランジ部36bが
一体的に形成されている。外周可撓止水部材36にはそ
の強度を増強するために補強布(図示せず)を埋設して
もよい。なお、補強布は外周可撓止水部材36と後述す
る内周可撓止水部材37の双方に設けてもよい。また外
周可撓止水部材36の碇着フランジ部36bの外端部3
6cは内周側に張出している。
【0060】また碇着部材34、34′間には、外周可
撓止水部材36の内周側にゴム・合成樹脂等の弾性材か
らなり短筒状に形成された内周可撓止水部材37が配設
されている。この内周可撓止水部材37は、その中央に
断面が略U字状の内周側に膨出する環状のくびれ部37
aを有している。またこのくびれ部37aの両側から軸
線方向に延び、外周可撓止水部材36の碇着フランジ部
の外端部36cの内端面に当接する碇着フランジ部37
bが一体的に形成されている。
【0061】内周可撓止水部材37、外周可撓止水部材
36の材質は、前述した実施例1における材質と同様で
よい。
【0062】外周可撓止水部材36と内周可撓止水部材
37との間に形成された小間隙38内には、断面略U字
状の湾曲部39aとこの湾曲部39aの両側から軸線方
向に延びる碇着部39bを有する耐力部材39が、湾曲
部39aが内周側に張出すようにして、かつ碇着部39
bが外周可撓止水部材36の碇着フランジ部36bと内
周可撓止水部材37の碇着フランジ部37bとの間に挾
持されており、かつ碇着部39bの外端縁39cは外周
可撓止水部材36の外端部36cの内側に存在するよう
にして配置されている。
【0063】外周可撓止水部材36の碇着フランジ部3
6b、内周可撓止水部材37の碇着フランジ部37bお
よび耐力部材39の碇着部39bは、これら各部材およ
び碇着部材34を貫通するボルト40にナット41を螺
合すると共にこのナット41と内周可撓止水部材37の
碇着フランジ部37bとの間に押板42を介装し、ナッ
ト41を締め付けることにより、碇着部材34の内周面
に圧着され、それぞれ水密的に固定されている。
【0064】本実施例においては、耐力部材39の湾曲
部39aは、図8に示すように、継手32の周方向に適
宜の間隔で配置された複数の湾曲した鋼棒等の棒状部材
43からなり、碇着部39bはこれら複数の棒状部材4
3がそのネジを切られた両端部においてナット45によ
り固着された別体の鋼板等の板状部材44からなるもの
である。この板状部材44を複数個周方向に配置するこ
とにより、全体として環状の耐力部材39が形成され
る。符号44aはボルト40の挿通孔である。なお棒状
部材43の湾曲部は外周可撓止水部材36に作用する荷
重をその抗張力で支え易くするため、その角部の曲率を
できるだけ大きくとり、全体形状として半円形に近くな
るように設定することが好ましい。
【0065】図9は図8に示す耐力部材39の変形例で
ある。図8の耐力部材39は1枚の板状部材44に複数
の棒状部材43が固着されているのに対し、図9の耐力
部材39は1枚の板状部材46に対し1本の棒状部材4
3がナット45により固着されている点が相違する。な
お符号45aはボルト40の挿通孔である。
【0066】耐力部材39の湾曲部39aを形成する棒
状部材43を碇着部39bを形成する板状部材39bに
固着する方法としては、図8、図9に示すようにネジを
切った棒状部材43の端部をナットで固定する方法(図
10(a))のほか、図10(b)に示すように、棒状
部材43を板状部材44の端部内周面上に溶接する方
法、図10(c)に示すように棒状部材43の端部を直
角に曲げておいて板状部材44の突出した端部44aの
内周面に溶接する方法、図10(d)に示すように棒状
部材43の端部を曲げておいてその先端部を板状部材4
4の端縁に溶接する方法、図11(a)に示すように棒
状部材43の直線状の端部を板状部材44の端縁に溶接
する方法、図11(b)に示すように突出した板状部材
44の端部に貫通孔44bを開設しておき、この貫通孔
44bに棒状部材43の端部を挿入し溶接する方法、図
11(c)に示すように板状部材44の端部を内周側に
直角に折曲げておき、この折曲端部と内周可撓止水部材
37との間に間隙を形成し、この間隙に棒状部材43の
端部を挿入し板状部材44の折曲端部に対し溶接する方
法等種々の固着方法が使用可能である。これらの各種固
着方法の中継手の使用目的、使用場所等を勘案して適当
なものを選択して使用すればよい。
【0067】押板42には図12に示すように、ボルト
40の挿通孔42aが適当間隔で設けてある。また、押
板42の一面には螺着部42bが適当間隔で設けられて
いる。本実施例では螺着部42bは嵩高ボルトを溶接し
たものを示したが、これに限られるものではなく、押板
42に直接螺子を切ったもの等後述する保護材47をボ
ルト48で螺合することにより押板42に締結できるも
のであればよい。
【0068】また螺着部42bは保護材47をボルト4
8で締結するためのもので、あまり大きな外力は作用し
ないため、通常ボルト挿通孔42aの数より少なくても
よい。
【0069】保護材47の別の取り付け方法として、図
12に示した螺着部42b,ボルト48を用いず、ボル
ト40の一部について、その地下構築物軸心側端部を延
伸させ保護材47を貫通しナットで保護材47を締め付
けて取り付けることもできる。
【0070】段差部33と内周可撓止水部材37との間
に形成される空間部には保護材47が設けられている。
保護材47は図2の実施例と同様に内周可撓市水部材3
7の地下構築物軸線方向への膨出変形を防止し、ボルト
40およびナット41を腐食環境から隔絶し、外傷から
守るとともに、継手の内面を平滑に保つために設けられ
るものであって、ゴム・合成樹脂等からなるものであ
る。
【0071】保護材47には、ボルト48の挿通用のボ
ルト挿通孔(図示せず)が設けられている。
【0072】保護材47は外周端面が押板42の内周面
に当接し、外側面が段差部33の端面部33bに当接
し、内側面が内周可撓止水部材37のくびれ部37aの
側面と当接して碇着部材34に間接的に固定されてい
る。すなわち、保護材47はボルト48により押板42
に固定され、押板42が締結用ボルト40及びナット4
1により碇着部材34に固定されることにより間接的に
碇着部材34に固定されるものである。
【0073】図7において、符号49は平常時において
地下構築物31、31′間の目地に土砂等が侵入するこ
とを防止するスポンジゴム等からなる目地材であり、実
施例1で述べた目地材17と同じ材質で作ることができ
る。
【0074】本実施例では、目地材49の内周面側かつ
外周可撓止水部材A36の外周面側の目地空間内に位置
して環状をなすように目地材49と接触する二つの地下
構築物31、31´のそれぞれの端部に断面U字型の土
砂侵入防止用透水性シート52が設置される。
【0075】この土砂侵入防止用透水性シート52は例
えば耐食透水性合成繊維または不織布、ないしはこれら
と芯材たる耐食性金網等とを組み合わせて構成され、土
中の水は透過させるが土砂は捕捉する機能を備える。本
実施例では、碇着部34、34´の対向する端部から外
周側に立上るようにしてフランジ部61、61´が延設
されており、さらにこのフランジ部61、61´から軸
線方向にシート固定用フランジ部62、62´が延設さ
れている。フランジ部62、62´にはボルト挿通孔
(図示せず)が穿設されている。土砂侵入防止用透水性
シート52は、その碇着部52a、52´aにおいてシ
ート固定用フランジ部62、62´のボルト挿通孔に押
板63、63´を介して挿通されたボルト64、64´
およびナット65、65´によって固定される。また、
土砂侵入防止用透水性シート52には断面U字型に配置
されることによって伸縮機能が与えられて、地下構築物
31、31´間の相対変位により地下構築物の端面と目
地材49との間に隙間が生じた場合にも隙間を覆うよう
に伸長し、この隙間を通過しようとする土砂を捕捉す
る。
【0076】耐食透水性合成繊維または不織布の具体例
は実施例1と同様である。地下構築物31、31´間に
おける大きな相対変位の発生により、目地が開いて目地
材49と地下構築物1,1´との間に隙間が生じ、この
隙間から土圧を伴った土砂が目地内に侵入した場合、前
述した実施例と同様に、土砂は土砂侵入防止用透水性シ
ート52により捕捉され、外周可撓止水部材36のくび
れ部36aによって形成される空間50内に侵入・堆積
して固形化することが防止される。
【0077】図13は本発明にかかる土砂侵入防止構造
を適用する他の継手の一例を示す断面図である。図13
以下に示す実施例において、図7の実施例と同一構成要
素は同一符号で示し、詳細な説明を省略する。また図1
3以下に示す実施例においては継手の主要な部分のみを
符号で示し、細部については符号を省略する。なお図1
3の実施例は中心線Xについて左右対称であり、右側の
図示を省略して示してある。
【0078】図13の実施例においては段差部33には
筒状の枠体54が固定されている。枠体54は鉄あるい
は樹脂製で、段差部に固着される外周フランジ部54a
と、外周フランジ部54aから地下構築物31の軸心方
向に向けて延長する端面部54bと、外周フランジ部5
4aから外方に突出する立上り部54cを備えており、
この立上り部54cから軸芯方向に延在するようにして
シート固定用フランジ部61が設けられている。
【0079】本実施例においては、耐力部材39の碇着
部39bは板状に形成され、その突出端部に貫通孔39
fが形成されており、この貫通孔39fにU字状に折曲
した棒状の湾曲部39aの端部がそのネジを切った先端
が内周側を向くようにして挿入されており、その先端は
ナット46で固定されている。
【0080】本実施例においては、両可撓止水部材3
6、37および耐力部材39を固定するために、枠体5
4の外周フランジ部54aの内周面と耐力部材39の碇
着部39bとの間に外周可撓止水部材36の碇着フラン
ジ部36bを挾んで、これらの部材を貫通するボルト4
0に第1次ナット41−1を螺合して締付け、さらに内
周可撓止水部材37の碇着フランジ部37b、押板42
を順次重ね、貫通ボルト40に第2次ナット41−2を
締付ける2段締め固定をすることにより強力な緊締を実
現している。
【0081】また本実施例においては、外周可撓止水部
材36の外端縁36dは図6の実施例と比べて内側で終
端し、また耐力部材39の外端縁39cは枠体54の端
面部54bまで延長している。可撓止水部材36の外端
縁36dと枠体54の端面部54bの間には鋼材、硬質
樹脂等からなる環状の剛体80が配置されている。
【0082】この剛体80は、土圧を受けた継ぎ手の定
着部において、耐力部材39の定着部に作用する大きな
力によって可撓止水部材36の定着部が局所的に圧縮さ
れ、その圧縮力により経時的に生じるクリープ現象など
有害な変形を回避し、定着部の止水性ならびに定着性が
損なわれないようになるために設置するものであって、
ボルト40、第一次ナット41−1の取付けと相俟って
その効果を発揮するものである。
【0083】継ぎ手が土圧など外圧を受けた場合、その
外圧と外周可撓止水部材36のくびれ部36aを介して
耐力部材39の湾曲部39aに伝わり、定着部39bの
突出端39fで荷重が支持され、定着部39bの突出端
39fが強い荷重を受けた場合、耐力部材39の定着部
39bの中央部付近がボルト40、ナット41−1等に
よる単なる支持固着状態では、その荷重により定着部3
9bはボルト40の貫通部付近を中心として回転しよう
とする。そのため、外周可撓止水部材36の定着フラン
ジ36bの外周部と内周可撓止水部材37の定着フラン
ジ37bと湾曲部37aとの付け根付近が極度に圧縮さ
れ、それが原因して長期使用により塑性変形(クリープ
現象)等の発生を招き定着部が不安定となり、定着度の
低下や漏水の原因となる。これを防止するため剛体80
を設けるものであり、この剛体80の在る位置とボルト
40に取り付けた第一次ナット41−1の取り付け位置
を板状の定着部39bの支点として湾曲部39aから伝
達される荷重を支えさせ、可撓止水部材36のフランジ
部36b並びに37bへ作用する荷重を回避あるいは軽
減させ、フランジ部36bならびに37bに生じる局所
的な圧縮変位を抑制しようとするものである。
【0084】この方法により、更に高耐圧で止水性と定
着性を向上させた継ぎ手を提供できることとなる。
【0085】この剛体80は、枠体54または定着部3
9bに一体的に溶着してもよく別体として挿入してもよ
い。
【0086】図14は図7に示す実施例の変更例を示す
断面図である。この実施例においては、耐力部材51
は、図7の実施例における棒状部材43と板状部材44
(図8、図9)の組合せと異り、図15(a)の斜視図
に示すように、その湾曲部51aが断面U字状の帯鋼板
からなり、碇着部51bは湾曲部51aを形成する部材
と一体的に成形された板状部材からなるものである。こ
のように耐力部材51を一体成形により形成する場合は
耐力部材51を鋼板の曲げ加工により容易に製造するこ
とができるので、加工および継手の組立が簡単である。
なお図15中符号51cはボルト40を挿入するための
貫通孔である。
【0087】図14の実施例の変形例として、図15
(b)、(c)に示すように、耐力部材51の湾曲部5
1aを断面U字状の帯状鋼板から形成し、碇着部51b
をこれとは別体の板状部材から形成し、これら2つの部
材をボルト止め、溶接等により相互に固着するようにし
てもよい。
【0088】上記図7および図14の各実施例において
は、耐力部材51の碇着部51bの外端縁はいずれも両
可撓止水部材36、37の外端縁の内側に存在してお
り、この構成は耐力部材51の碇着部51bの腐蝕を防
止するために有効であり好ましいものであるが、このよ
うな碇着部51bの腐蝕が問題とならない場合には、碇
着部51bの外端縁は必ずしも両可撓止水部材36、3
7の外端縁の内側に存在する必要はなく、たとえば図1
3に示すように、耐力部材39の外端縁39cは可撓止
水部材36の外端縁36dを超えて延長していてもよ
い。
【0089】また、外周可撓止水部材36、内周可撓止
水部材37および耐力部材39の各くびれ部は上記各実
施例に示すように断面U字状のものに限らず、継手が変
位した場合、可撓止水部材の変位追随性を良くし、継手
碇着部の変位抵抗を少なくするため、たとえば断面M字
状として内周側に膨出する部分を2つ設けてもよいし、
膨出部が3つ以上ある蛇腹状に形成する等任意の形状を
選択することができる。
【0090】また本発明の必須の構成要件以外の継手部
分についても上記の各実施例に記載のもののほかに種々
の変更が可能である。
【0091】たとえば、枠体54についても、図13に
示すもののほか、保護材47の一部が枠体54の内周側
端面を覆うようにしてもよい。この構成により枠体54
の内周側端面が暗渠内の高湿度の雰囲気に直接露出され
ることがなく、継手の耐久性を向上させることができ
る。また図13の端面部54bを除去した構成も可能で
ある。
【0092】また継手全体を現場施工で組立て構築する
かわりに、工場で地下構築物31,31´を一つのユニ
ットに組立てる等の方法をとることにより枠体34を不
要とする構造も可能である。
【0093】また上記各実施例においては、保護材47
が使用されているが、本発明にかかる地下構築物の継手
における土砂侵入防止構造は、保護材を使用しない継手
にも適用しうることは勿論である。
【0094】図16は図7に示す実施例の他の変更例を
示す断面図である。この実施例においては断面L字形の
碇着部材66の垂直部66aが外周可撓止水部材36の
外端縁36dと段差部33の端面との間に介在するよう
に配置されている。この垂直部66aの機能は図13の
実施例における剛体80と同一である。
【0095】図17は図16に示す実施例の変更例を示
す断面図である。この実施例においては断面L字形の耐
力部材39の碇着部39bの垂直部39dが外周可撓止
水部材36の外端縁36dと段差部33の端面との間に
介在するように配置されている。この垂直部39dの機
能は図13の実施例における剛体80と同一である。な
お、図16の垂直部66a、図17の垂直部39dを配
置する場合、固定の際図13に示すように2段締め固定
すると一層効果的である。
【0096】このように、図7ないし図17に示す各実
施例では、土砂侵入防止用透水性シート52を目地材4
9の内周面側に位置するように装着することにより、伸
縮を繰り返す地震動を支障なく吸収でき安全性の高い耐
震性継ぎ手となっている。
【0097】これらの実施例においても、本発明にかか
る地下構築物の継手における土砂侵入防止構造を、コン
クリート製の地下構築物の接続に適用した例を示した
が、コンクリート製の地下構築物に限らず、他の材質か
らなる地下構築物の継手に適用してもよい。
【0098】また地下構築物の断面形状は円形に限ら
ず、楕円形、四角形、その他の多角形のいずれかであっ
てもよい。またこの地下構築物は一体品であってもよい
し、分割部材を組立てて構成してもよい。またこの継ぎ
手は開削工法で構築される地下構築物は勿論、シールド
工法など非開削工法で構築される地下構築物にも適用で
きるものである。
【0099】本発明にかかる地下構築物の継手における
土砂侵入防止構造は、これまで図面を用いて説明してき
た型の地下構築物の継手以外の型の継手に対しても適用
することができる。
【0100】例えば、図19(a)に垂直断面を示すよ
うな断面半円型の可撓止水部材82および可撓止水部材
保持材83を有する地下構築物81、81´の継手、ま
たは図19(b)に垂直断面を示すような半円型の可撓
止水部材82および可撓止水部材保持材83を有する地
下構築物81、81´の継手に対して、地下構築物8
1、81´の端面に挾持された目地材84の内周側かつ
可撓止水部材82の外側に位置するように、土砂侵入防
止用透水性シート85を装着してもよい。
【0101】図19(a)および図19(b)の実施例
においては、目地材84は地下構築物81、81´の外
面側に設置するとともに、これに対応させて土砂侵入防
止用透水性シート85をボルト86aおよび86bによ
り地下構築物81、81´の外面側に固定している。
【0102】また、本発明の土砂侵入防止構造を、本出
願人の提案にかかる特公昭61−37515号公報に記
載されているようなセグメント型暗渠の継手にも適用す
ることができる。この継手は図20に垂直断面を示すよ
うに、接続すべき1対の暗渠87、87´の端面に取り
付けた対の環状の碇着函88、88´に周方向に間隔を
おいて配列された複数本の耐力部材89の端部を一定範
囲内で移動可能かつ抜け外れ不能に挿入連結するととも
に、該両碇着函間を前記複数本の耐力部材の環状列の外
側に配設されかつ両碇着函の側壁88a、88´aに端
部が固定された短筒状の外周可撓止水部材90で水密的
に連結し各耐力部材89の外周に両碇着函の側壁88
a、88´aの初期間隔より若干短い筒体91を遊嵌し
たものである。
【0103】なお、符号92は、内周可撓止水部材、符
号93はスキンプレートである。この継手において、蛇
腹状の環状の土砂侵入防止用透水性シート94をスキン
プレート93の内側かつ外周可撓止水部材90の外周側
に位置するようにして碇着函88、88´の突出壁面8
8b、88´bにボルト止めする。なお、シート94の
断面形状は図示のものに限らず、U字型、半円型等必要
に応じ任意の形状とすることができる。
【0104】なお、上記各実施例において、土砂侵入防
止用透水性シートを地下構築物の各端部に跨がってボル
ト止めによって装着しているが、該シートの装着方法と
しては、ボルト止めに限らず、他の種々の固定方法によ
って装着することができる。たとえば、図18(a)に
示すような開放端部側の幅をやや狭くした楔形断面の金
具100を図18(b)に示すように、各端部がフラン
ジ部102を跨ぐようにして配置した土砂侵入防止用透
水性シート104にかぶせるようにして叩き込むことに
よって該シート104を固定してもよい。また、図18
(c)に示すように土砂侵入防止用透水性シート104
を各端部がフランジ部102を跨ぐようにして配置し、
簡易装着した後にコンクリート106を打設することに
より、地下構築物に埋込むようにしてもよい。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
撓止水部材の外周側の地下構築物間の目地空間内に、土
砂を通過させず水を透過させる可撓性材料からなる短筒
状に形成された土砂侵入防止用透水性シートを地下構築
物の各端部に跨って固着することにより、土圧に対する
耐圧機能は土砂侵入防止用透水性シートにより、また外
水圧に対する耐圧機能は可撓止水部材により分離して分
担され、可撓止水部材のくびれ部に土砂が堆積、固形化
することによる可撓止水部材の機能障害を防止すること
ができる。
【0106】また、可撓止水部材は外水圧に対する耐圧
機能だけを分担すればよいので、補強材の添加量を最少
限に止めることができ、地下構築物間の相対変位に対す
る可撓止水部材の追従性の低下を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地下構築物の継手における土砂
侵入防止構造を適用した地下構築物の継手を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した地下構築物の継手のI−I断面図
である。
【図3】図2に示した地下構築物の継手における本発明
にかかる土砂侵入防止構造の部分拡大断面図である。
【図4】本発明にかかる地下構築物の継手における土砂
侵入防止構造を適用した他の地下構築物の継手の断面図
である。
【図5】図1の実施例において、地下構築物の継手で用
いる保護材の他の例を示す一部切欠断面図であり、図5
(a)は嵌め込み形式の場合を、図5(b)は忰体の内
周側端面に支持体を設けた場合を、図5(c)は保護材
が押板の役目を果たす場合をそれぞれ示す。
【図6】図2の実施例の動作を示す断面図で地下構築物
間の目地が開いた状態を示す図である。
【図7】本発明にかかる地下構築物の継手における土砂
侵入防止構造を、他の地下構築物の継手に適用した1実
施例を示す断面図である。
【図8】耐力部材の1例を示す部分斜視図である。
【図9】耐力部材の他の例を示す部分斜視図である。
【図10】耐力部材を構成する棒状部材の板状部材への
固着方法を示す図である。
【図11】耐力部材を構成する棒状部材の板状部材への
他の固着方法を示す図である。
【図12】押板の斜視図である。
【図13】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を、図7の地下構築物の継手の変更例に
適用した実施例を示す断面図である。
【図14】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を、図7の暗渠の継手の他の変更例に適
用した実施例を示す断面図である。
【図15】図14の実施例において使用される耐力部材
の斜視図である。
【図16】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を図7の地下構築物の継手の他の変更例
に適用した実施例を示す断面図である。
【図17】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を図7の地下構築物の継手の他の変更例
に適用した実施例を示す断面図である。
【図18】土砂侵入防止用透水性シートの他の装着方法
を示す図である。
【図19】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を他の地下構築物の継手に適用した実施
例を示す断面図である。
【図20】本発明にかかる地下構築物の継手における土
砂侵入防止構造を他の暗渠の継手に適用した実施例を示
す断面図である。
【図21】従来の暗渠の継手において大きな相対変位が
生じた状況の1例を示す断面図である。
【図22】従来の暗渠の継手を高深度に埋設した他の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1´ 地下構築物 2 継手 17 目地材 18 土砂侵入防止用透水性シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の相対向させた地下構築物の各端部
    に跨ってゴム・合成樹脂等の弾性材からなる短筒状に形
    成され、中央に暗渠内側への環状のくびれ部を有する
    撓止水部材を装着してなる地下構築物の継手において、
    該可撓止水部材の外周側の地下構築物間の目地空間内
    に、土砂を通過させず水を透過させる可撓性材料からな
    り中央部に暗渠内側への凹部を有する短筒状に形成され
    た土砂侵入防止用透水性シートを地下構築物の各端部に
    跨って装着したことを特徴とする地下構築物の継手にお
    ける土砂侵入防止構造。
  2. 【請求項2】 該土砂侵入防止用透水性シートの該凹部
    内にゴム・合成樹脂等の弾性材からなる目地材の内周面
    側が配置されるようにして該目地材を該目地空間内に挿
    入したことを特徴とする請求項1記載の地下構築物の継
    手における土砂侵入防止構造。
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