JPH09324437A - マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造 - Google Patents

マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造

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JPH09324437A
JPH09324437A JP8142868A JP14286896A JPH09324437A JP H09324437 A JPH09324437 A JP H09324437A JP 8142868 A JP8142868 A JP 8142868A JP 14286896 A JP14286896 A JP 14286896A JP H09324437 A JPH09324437 A JP H09324437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
manhole
stop ring
water stop
joint structure
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Pending
Application number
JP8142868A
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English (en)
Inventor
Hideo Asano
日出雄 浅野
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋め戻した土圧により取り付け管が変形した
り、芯ずれしても確実な漏水シールを保証するマンホー
ルと取り付け管の可撓止水継手構造を提供する。 【解決手段】 マンホール1の取り付け穴1aに取り付
け管2の端部を挿入し、該管端部と前記取り付け穴1a
との間の環状隙間に、水膨潤性ゴムの止水環3と水発泡
材料の止水環4とを内外二重に挿入封止してなる可撓止
水継手構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールと取り
付け管の継手構造に関し、さらに詳しくは埋め戻した土
圧により取り付け管が変形したり、芯ずれしても確実な
漏水シールを保証するマンホールと取り付け管の可撓止
水継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マンホールへの管取り付けは、
マンホールの側壁面に取り付け穴を穿設し、管の端末部
を取り付け穴に挿入するとともに管の端末部と取り付け
穴との環状隙間に止水材を挿入して漏水をシールする継
手構造を有している。このようなマンホールと取り付け
管との継手構造は、土中に埋設されることにより不規則
な荷重が加わるため、可撓構造になっている。このよう
な可撓性を維持するため、その継手構造としては、マン
ホールの取り付け穴と取り付け管とから形成される環状
の隙間にゴム単体の型物、あるいはゴムと粘着材とを組
み合わせた材料を挿入するようにした構造が一般的であ
った。
【0003】しかし、従来の取り付け構造では、取り付
け管をマンホールに取り付け後土を埋め戻す際に、土圧
が取り付け管に加わることによりマンホールの取り付け
穴における管が変形したり、芯ずれしたときに、継手部
分のゴム材がその変形や芯ずれに追従できないため隙間
を生じ、その隙間から漏水が起こるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、埋め
戻した土圧により取り付け管が変形したり、芯ずれして
も確実な漏水シールを保証するマンホールと取り付け管
の可撓止水継手構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、マンホールの取り付け穴に取り付け管の端
部を挿入し、該管端部と前記取り付け穴との間の環状隙
間に、水膨潤性ゴムの止水環と水発泡材料の止水環とを
内外二重に挿入封止してなることを特徴とするものであ
る。
【0006】このように、マンホールの取り付け穴と取
り付け管の端部との間の環状隙間に、水膨潤性ゴムの止
水環と水発泡材料の止水環とを内外二重に組み合わせて
挿入封止することにより、土を埋め戻すとき土圧が加わ
っても、その衝撃を水発泡材料の止水環が一時的に変形
することにより取り付け管自体の変形を吸収抑制し、水
発泡材料の一時変形により出来た空隙は、水膨潤性ゴム
の止水環がその後に水を吸収して、膨潤することにより
埋めるので、漏水を確実にシールすることができる。ま
た、構造が2種類の止水環を挿入するだけのものである
ので、施工を簡便に短時間に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態にもとづ
いて本発明を具体的に説明する。図1は、本発明のマン
ホールと取り付け管との可撓止水継手構造を示す断面図
である。図1において、マンホール1の側壁部に穿設さ
れた取り付け穴1aに取り付け管2の端部が挿入され、
その取り付け管端の間の環状隙間に、径方向内側に水膨
潤性ゴムの止水環3が配置され、径方向外側に水発泡材
料の止水環4が配置されることにより、内外二重に挿入
封止されている。
【0008】水膨潤性ゴムの止水環3は、取り付け管2
の端部に直接嵌合し、取り付け穴1aの内側の部分3a
のみならず、残りの部分3cをマンホール外側に延長
し、その延長部分3cを締付けバンド6で固定されてい
る。また二つの部分3aと3cとの境界に、マンホール
1の外壁面まで延びるフランジ3bが一体に形成され、
取り付け穴1aを塞ぐようにしている。
【0009】水発泡材料の止水環4は、水膨潤性ゴムの
止水環3の内側部分3aの外周に充填され、さらにその
軸方向内側にスポンジ5を介在させてモルタル7により
固定されている。上記継手構造の施工方法として、先ず
取り付け管2の管端に水膨潤性ゴムの止水環3をはめ込
み、その端部をマンホール1の取り付け穴1aに外側か
ら、フランジ3bがマンホール1の外壁面に突き当たる
まで挿入して、マンホール1と取り付け管2との位置決
めを行い、次いで締付けバンド6により取り付け管2に
止水環3を締付け固定する。
【0010】次に、取り付け穴1aと止水環3との間の
環状隙間に、マンホール1の内側から水発泡材料の止水
環4を挿入し、次いで水を含浸させたスポンジ5を挿入
し、モルタル7により固定する。スポンジ5の水は、止
水環4の水発泡材料を発泡させ、半硬質状にして環状隙
間を封止する。水発泡材料の種類にもよるが1〜3分で
硬化して止水効果を発揮するものがよい。
【0011】上記施工終了後、土を埋め戻すとき、マン
ホール1から延長する取り付け管2には土圧が加わり変
形したり、取り付け穴1aに対して芯ずれを起こすこと
がある。しかし、これら取り付け管の変形や芯ずれは止
水環4の水発泡材料のクッション作用により緩和され、
また隙間を生ずることがあっても、通水後に止水環3の
水膨潤性ゴムが膨張することにより完全にシール状態に
する。
【0012】本発明に用いる水膨潤性ゴムとしては、水
を吸収して体積を大幅に、好ましくは2〜10倍に膨張
する特性をもつゴムであれば、特に限定されない。好ま
しくは、結晶性ジエン系ゴムに高吸収性樹脂を配合した
ものがよい。結晶性ジエン系ゴムとしては、スチレン・
ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、
ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、
ニトリルゴム(NBR)等を挙げることが出来るが、中
でもクロロプレンゴムが耐薬品性からも特に好ましい。
【0013】また高吸水性樹脂としては、天然高分子類
のデンプン系、セルロース系、たんぱく質系、その他多
糖類系や、合成高分子類のポリビニルアルコール系、ア
クリル系、ポリエステル系、縮合系ポリマー、その他の
付加重合体等を挙げることが出来るが、中でもアクリル
系のアクリル酸−ビニルアルコール共重合体が特に好ま
しい。
【0014】また、本発明に用いる水発泡材料として
は、水を吸収して発泡する材料であれば特に限定されな
い。好ましくは、末端にイソシアネート基を有する水硬
性ウレタンプレポリマーを、連続気泡体の軟質ウレタン
フォームに均一に含浸させたものが適している。内部ま
たは外部からの水分と水硬性ウレタンプレポリマー中の
イソシアネート基が反応し、尿素結合が生成するととも
に二酸化炭素を発生して発泡し、1〜3分で硬化し、半
硬質状態にすることができる。特に土圧で変形した管材
の変形を吸収できる作用に優れている。
【0015】上述した実施形態では、水膨潤性ゴムの止
水環3としてフランジ3bが一体となっている例につい
て述べたが、フランジ3bは止水環4の水発泡材料が環
状隙間から流出を防止すればよいので、止水環3と別体
であってもよい。別体にしたフランジの材質としては、
必ずしも水膨潤性ゴムである必要はなく、通常のゴム又
はプラスチックであってもよい。
【0016】また、止水環3と4は取り付け管2を囲む
ように二重であることは必要であるが、双方の内外相対
位置は、図示の実施形態とは逆に、内側に水発泡材料の
止水環4、外側に水膨潤性ゴムの止水環3を挿入するよ
うにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】上述のように本発明のマンホールと取り
付け管の可撓止水継手構造によれば、マンホールの取り
付け穴と取り付け管の端部との間の環状隙間に、水膨潤
性ゴムの止水環と水発泡材料の止水環とを内外二重に組
み合わせて挿入封止することにより、土を埋め戻すとき
土圧が加わっても、その衝撃を水発泡材料の止水環が一
時的に変形することにより管自体の変形を吸収抑制し、
水発泡材料の一時的に出来た空隙は、水膨潤性ゴムの止
水環が、その後に水を吸収して、膨潤することにより埋
めるので、漏水を確実にシールすることができる。ま
た、構造が2種類の止水環を挿入するだけのものである
ので、施工を簡便に短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の継手構造の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 1a 取り付け穴 2
取り付け管 3 水膨潤性ゴムの止水環 3b フランジ 4 水発泡材料の止水環

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの取り付け穴に取り付け管の
    端部を挿入し、該管端部と前記取り付け穴との間の環状
    隙間に、水膨潤性ゴムの止水環と水発泡材料の止水環と
    を内外二重に挿入封止してなるマンホールと取り付け管
    の可撓止水継手構造。
  2. 【請求項2】 前記水膨潤性ゴムの止水環を径方向内側
    に配置し、前記水発泡材料の止水環を径方向外側に配置
    した請求項1に記載のマンホールと取り付け管の可撓止
    水継手構造。
  3. 【請求項3】 前記水膨潤性ゴムの止水環にフランジを
    形成し、該フランジにより前記環状隙間の出口側を封止
    すると共に、該環状隙間の入口側を別の封止材で封止し
    た請求項2に記載のマンホールと取り付け管の可撓止水
    継手構造。
JP8142868A 1996-06-05 1996-06-05 マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造 Pending JPH09324437A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8142868A JPH09324437A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造

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JP8142868A JPH09324437A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造

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JP8142868A Pending JPH09324437A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 マンホールと取り付け管の可撓止水継手構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849527B1 (ko) * 2007-12-24 2008-07-31 주식회사 우성 맨홀의 관 연결부재

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100849527B1 (ko) * 2007-12-24 2008-07-31 주식회사 우성 맨홀의 관 연결부재

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