JP2793221B2 - Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式 - Google Patents

Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式

Info

Publication number
JP2793221B2
JP2793221B2 JP1025919A JP2591989A JP2793221B2 JP 2793221 B2 JP2793221 B2 JP 2793221B2 JP 1025919 A JP1025919 A JP 1025919A JP 2591989 A JP2591989 A JP 2591989A JP 2793221 B2 JP2793221 B2 JP 2793221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
layer
image information
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1025919A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02206277A (ja
Inventor
房吉 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1025919A priority Critical patent/JP2793221B2/ja
Publication of JPH02206277A publication Critical patent/JPH02206277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2793221B2 publication Critical patent/JP2793221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ISDN(Integrated Servises Digital Netw
ork)におけるG4ファクシミリの通信方式に関する。
[従来の技術] 近年、各国においてISDNの構築が進められており、日
本でも、昭和63年4月から基本インタフェースでの回線
交換サービスが開始されている。一方、CCITTにおい
て、テレマティックサービスとして、ファクシミリやテ
レテックスなどのデータ通信に関する勧告が行なわれて
いる。
この勧告では、OSI(Open System Interconnectin:開
放型システム間相互接続)の参照モデルに従って、デー
タ通信の際に所定のプロトコルを行なうように規定され
ている。そのOSI参照モデルは、低位レイヤの順に示す
と、物理レイヤ、データリンクレイヤ、ネットワークレ
イヤ、トランスポートレイヤ、セツションレイヤ、プレ
ゼンテションレイヤ、およびアプリケーショレイヤの7
つのレイヤにより構成されている。このような階層化に
より、各種通信条件における通信制御の共通化が図られ
ている。
第8図は、G4ファクシミリ装置がISDNを使用して画情
報の伝送を行なう場合の伝送制御手順の一例を示したも
のである。
この場合、送信側のファクシミリ装置は、まず、Dチ
ャネルにより、呼設定メッセージ「SETUP」を送出して
発呼し、受信から応答メッセージ「CONN」を受信する。
この呼制御手順は、レイヤ1〜3の機能により実行され
る。
この後、Bチャネル上での伝送制御手順を開始し、最
初にデータリンクレイヤの手順として、非同期並行モー
ド設定コマンド「SABME」を送出し、受信側から、確認
レスポンスを「UA」を受信する。次に、ネットワークレ
イヤの手順として、リスタート要求パケット「SQ」を送
出し、リスタート確認パケット「SF」を受信し、さらに
発呼要求パケット「CR」を送出し、着呼受付パケット
「CA」を受信する。
次に、トランスポートレイヤの手順として、トランス
ポート接続要求「TCR」を送出し、トランスポート接続
受付「TCA」を受信する。次いで、セッションレイヤの
手順として、セツション開始コマンド「CSS」を送出
し、セッション開始肯定のレスポンス「RSSP」を受信す
る。
さらに、プレゼンテーションレイヤの手順として、ド
キュメント機能リストコマンド「CDCL」を送出し、ドキ
ュメント機能リスト肯定レスポンス「RCDCL」を受信す
る。そして、ドキュメント開始コマンド「CDS」を送出
すると共に、1ページ分の符号化した画情報を順次ドキ
ュメント・ユーザ情報コマンド「CDUI」にセットして送
出する。
1ページ分の画情報の送信が終わり、次ページがある
場合、次に、ドキュメント境界コマンド「CDPB」を送出
し、ドキュメント境界肯定レスポンス「PDPBP」を受信
する。そして、上記と同様に、次ページの符号化した画
情報をドキュメント・ユーザ情報コマンド「CDUI」によ
り送出する。
この場合、送信側のアプリケーションレイヤでは、原
稿画像の読み取りや画情報の符号化処理を実行する一
方、受信側のアプリケーションレイヤでは、受信した画
情報を復号化して受信画像の記録化を行なうことにな
る。
送信側は、上記画情報の送信が終了し、そのページが
最終ページであると、セッションレイヤの手順として、
トギュメント終了コマンド「CDE」を送出し、ドキュメ
ント終了肯定レスポンス「RDEP」を受信する。
次に、ネットワークレイヤの手順として、復旧要求パ
ケット「CQ」を送出し、切断確認パケット「CF」を受信
する。次いで、データリンクレイヤの手順として、切断
コマンド「DISC」を送出し、確認レスポンス「UA」を受
信する。
この後、Dチャネルの呼制御手順に戻り、切断メッセ
ージ「DISC」を送出して、開放メッセージ「REL」を受
信し、最後に開放完了メッセージ「REL COMP」を送出し
て、以上の送信動作を終了する。
このように、従来のG4ファクシミリ装置は、単に画情
報を送信するだけの場合でも、OSI参照モデルに従っ
て、各レイヤで所定の処理を実行するようにしている。
ここで、例えば、画情報の伝送中における受信側を考
える。受信側では、物理レイヤにより、送信されたデー
タが、順次所定のフレームバッファに格納される。デー
タリンクレイヤは、その受信データに対して、第9図に
示すように、フラグF,アドレスフィールドA,コントロー
ルフィールドC,インフォメーションフィールドI,および
フレームチェックシーケンスFCSにより構成されたHDLC
フレームを識別する。上記インフォメーションI内に
は、レイヤ3より上位の各ヘッダと共に画情報がセット
されている。
そして、第10図に示すように、各レイヤは、対応する
レイヤのヘッダを判定する一方、そのヘッダを除くデー
タ位置をポインタにより指定し、上位レイヤに処理を引
き渡すように動作する。
これにより、プレゼンテーションレイヤから、アプリ
ケーションレイヤに、受信した符号化された画情報が引
渡される。アプリケーションレイヤは、その画情報を復
号化して受信画像の記録等を行なう。
[発明が解決しようとする課題] このように従来のG4ファクシミリ装置は、単に画情報
を送信するだけの場合においても、OSI参照モデルにお
ける各レイヤの処理を行なっていたため、伝送制御や画
情報の送受信制御が複雑になると共に、画情報の伝送以
外の伝送制御が多いたれ、通信時間が長くなるという問
題があった。
本発明は、上記の問題を解決し、通信制御が容易で通
信時間を短縮することができるISDNにおけるG4ファクシ
ミリの通信方式を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このために本発明は、送信側と受信側とは、呼設定メ
ッセージおよび応答メッセージのそれぞれのユーザ・ユ
ーザ情報に、特殊手順を識別情報や受付情報をセットし
て送出することにより、特殊手順での通信の可否を判断
する一方、送信側から受信側に、OSI参照モデルの7つ
のレイヤの内、少なくともレイヤ4〜レイヤ6の通信制
御機能を使用しないで画情報を伝送するようにしてい
る。また、送信側と受信側間において、画情報以外の画
情報に関する情報を、全て信号チャネルを介して伝送す
るようにしている。
[作用] 画情報を伝送する際に、OSI参照モデルのレイヤ4〜
6を使用しないので、その通信制御が不要になるため、
通信制御が容易で通信時間を短縮することができるよう
になる。また、画情報に関する情報を、全て信号チャネ
ルを介して伝送するので、情報チャネル上で、画情報と
画情報に関する情報とを伝送する場合のように、2種類
の情報を判別する複雑な手順や制御が不要になるため、
さらに通信制御が容易になる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図を示したものである。図において、シ
ステム制御部1は、マイクロコンピュータシステムから
構成され、この装置内の各部を制御するものである。ス
キャナ2は原稿画像を読み取って画情報を取り出すもの
で、プロッタ3は画情報を記録紙に記録するものであ
る。符号化復号化部4は、画情報のデータ圧縮のための
符号化、および元のデータに戻すための復号化を行なう
ものである。操作表示部5は、各種表示器および操作キ
ーなどを備え、装置状態や操作ガイダンスを表示すると
共に、オペレータが装置に対して各種操作を行なうもの
である。
通信制御部6は、所定の手順でISDNに対して各種信号
を送受信するもので、共有メモリ7は転送データを一時
格納するものである。システムバス8は、システム制御
部1、スキャナ2、プロッタ3、符号化復号化部4、操
作表示部5、共有メモリ7など接続されており、それぞ
れの間でデータ転送するためのものである。また、シス
テムバス8側と通信制御部6とのデータ転送は、共有メ
モリ7を介して行なわれるようになっている。
通信制御部6内において、CPU6aは、通信制御を行な
うもので、ROM6bは、その制御プログラムを格納するも
のである。フレームバッファメモリ6cは、パケットサイ
ズに対応する容量のバッファメモリが、ウィンドウサイ
ズに相当する個数配設されたもので、データリンクレイ
ヤにおいて、送信データを一時格納して、所定のフロー
制御によりデータ伝送するためのものである。
ISDNインタフェース部6dは、ユーザ・網インタフェー
スのレイヤ1の機能を有し、S/T点として規定されてい
るインタフェースで網終端装置NTに接続されて、信号を
入出力するものである。LAPDコントローラ6eは、レイヤ
2,3の機能を有し、DチャネルでのLAP(Link Access Pr
otocol)を実行するものである。LAPBコントローラ6f
は、BチャネルでLAPを実行し、所定の手順で画情報を
伝送するものである。
ローカルバス6gは、通信制御部6内の各部の間でデー
タ転送するためのものである。
以上の構成で、次に、本実施例のファクシミリ装置間
で画情報を伝送する場合の動作を説明する。
送信側は、最初に、第2図に示すように、呼設定メッ
セージ「SETUP」を送出して発呼する。これにより、第
3図に示すように、その呼設定メッセージ「SETUP」がI
SDNを介して相手先に送信される。
この呼設定メッセージ「SETUP」は、第4図(a)に
示すように、他の各種の呼制御メッセージにおいて情報
構成が共通である共通部と、メッセージ毎に構成が異な
る個別部とで構成されている。共通部は、「プロトコル
識別子」,「呼番号」および「メッセージタイプ」とに
よりなり、「メッセージタイプ」で、呼吸設定メッセー
ジ「SETUP」であることが示される。
また、個別部は、「伝達能力」,「発番号」,「発サ
ブアドレス」,「着番号」,「着サブアドレス」,「高
位レイヤ整合性」,「低位レイヤ整合性」,「ユーザ・
ユーザ情報」とで構成されている。本実施例では、伝送
制御手順を簡略化しているが、この簡略化した伝送制御
手順を“短縮プロトコル”として定義している。そし
て、上記「ユーザ・ユーザ情報」に、送信側が“短縮プ
ロトコル”の機能を有していることを示す短縮プロトコ
ルIDと、送信側の端末機能情報とをセットしている。こ
の端末機能情報は、第8図に示した従来の手順では、プ
レゼンテーションレイヤのドキュメント機能リストコマ
ンド「CDCL」にセットして伝送していた情報に相当す
る。
受信側は、第5図に示すように、上記呼設定メッセー
ジ「SETEUP」を受信すると(処理201のY)、「ユーザ
・ユーザ情報」を読み取り、短縮プロトコルIDの有無に
より、送信側の“短縮プロトコル”機能の有無を判別す
る(処理202)。
そして、“短縮プロトコル”機能がある場合(処理20
2のY)、第4図(b)に示す構成の応答メッセージ「C
ONN」を送出する(処理203)。すなわち、この応答メッ
セージ「CONN」は、個別部として「ユーザ・ユーザ情
報」が付加され、その「ユーザ・ユーザ情報」には、
“短縮プロトコル”機能を有していることを示す短縮プ
ロトコル受付IDと端末機能とがセットされている。この
装置機能情報は、従来、プレゼンテーションレイヤのド
キュメント機能リスト肯定レスポンス「RCDCL」にセッ
トして伝送していた情報に相当する。
送信側は、応答メッセージ「CONN」を受信すると(第
2図、処理102のY)、そのメッセージの「ユーザ・ユ
ーザ情報」を読み取り、短縮プロトコル受付IDの有無を
判別する(処理103)。そして、短縮プロトコル受付ID
がある場合(処理103のY)、送信モード情報をセット
したユーザ・ユーザ信号「USER INFO」を送出する(処
理104)。
このユーザ・ユーザ信号「USER INFO」は、第4図
(c)に示すように、個別部として「ユーザ・ユーザ情
報」が付加され、その「ユーザ・ユーザ情報」に、プロ
トコル情報のひとつとして送信モード情報がセットされ
る。この送信モード情報は、次に送信する画情報の内容
を示すもので、従来、プレゼンテーションレイヤのドキ
ュメント開始コマンド「CDS」にセットして伝送してい
た情報に相当する。
受信側は、そのユーザ・ユーザ信号「USER INFO」を
受信して、送信モードを識別する(第5図・処理20
4)。
そして、データ伝送を実行するために、データリンク
レイヤの手順として、送信側は、非同期並行モード設定
コマンド「SABME」を送出し、受信側は、これを受信し
て確認レスポンスを「UA」を送出する。
この後、アプリケーションレイヤは、原稿画像の読み
取り、および読み取った画情報の符号化を開始する。こ
の符号化は、CCITTの勧告T.6に準拠して通常どおり行な
う。そして、符号化した画情報を、直接ネットワークレ
イヤに引渡す。ネットワークレイヤは、その画情報に所
定のヘッダを付加してデータパケット「DT」を形成し
て、データリンクレイヤに引渡す。
データリンクレイヤは、第6図に示すように、そのデ
ータパケット「DT」を、インフォメーションフィールド
IとするHDLCフレームを形成して、Bチャネルにより受
信側に送信する。
この場合、ネットワークレイヤは、パケットサイズと
ウィンドウサイズとを設定して、所定パケット手順によ
り画情報を送信する。すなわち、データパケット「DT」
を、受信側の応答確認なしに、最大、上記ウィンドウサ
イズ分連続送信する一方、受信側から受信不可を示す応
答を受信すると、送信を一時停止するという所定のフロ
ー制御を実行する。またデータリンクレイヤは、受信側
から受信エラーの応答を受信すると、エラーフレームよ
り再送信するという所定の誤り制御を実行する。
送信側は、このようにトランスポートレイヤ,セッシ
ョンレイヤおよびプレゼンテーションレイヤであるレイ
ヤ4〜6の処理を介さないで、送信原稿の1ページの画
情報を送信する(以上、処理105)。
一方、受信側は、送信される上記データ信号を受信
し、HDLCフレームごとに順次フレームバッファに格納す
る。この場合、データリンクレイヤは、HDLCフレーム1
フレームごとにデータをチェックして、エラーフレーム
は、送信側に再送要求するという所定の誤り制御を実行
する。そして、第7図に示すように、フレームバッファ
のポインタを指示することにより、HDLCフレームのイン
フォメーションフィールドIのデータ、つまり受信した
データパケット「DT」を、ネットワークレイヤに引渡
す。
ネットワークレイヤは、データパケット「DT」を順次
受信して、ウィンドウサイズ分形成されているフレーム
バッファが一杯になると、送信側に受信不可を応答する
という所定のフロー制御を実行する。そして、データパ
ケット「DT」にセットされている画情報を、直接アプリ
ケーションレイヤに引渡す。アプリケーションレイヤ
は、符号化されているその画情報を復号化して、所定の
記録動作を実行する。
このように、受信側もレイヤ4〜6の処理を介さない
で、1ページの画情報を受信する(以上、第5図・処理
205)。
送信側は、1ページの送信が終わると、「ユーザ・ユ
ーザ情報」に1ページの終了、次ページの有無、および
次ページがある場合、その送信モードをセットしたユー
ザ・ユーザ信号「USER INFO」を送出する(第2図・処
理106)。
受信側は、そのユーザ・ユーザ信号「USER INFO」を
受信して、上記各情報をを判別する(処理206)。い
ま、前記1ページの画情報を正しく受信したものとする
と、その旨を示す応答情報を、「ユーザ・ユーザ情報」
にセットしたユーザ・ユーザ信号「USER INFO」を送出
する(処理207)。なお、上記において、送信側と受信
側とが、ユーザ・ユーザ信号「USER INFO」により、や
り取りする情報は、従来、ドキュメント境界コマンド
「CDPB」とドキュメント境界肯定レスポンス「PDPBP」
とにより、やり取りしていた情報に相当する。
送信側は、ユーザ・ユーザ信号「USER INFO」による
受信側からの応答を確認する(第2図・処理107)。こ
こで正常受信を確認し、次に送信するページがある場合
(処理108のY)、前記と同様に、次ページの画情報を
送信する(処理105へ)。
受信側は、次ページがあることが通知された場合(第
5図・処理208のY)、同様に画情報を受信する(20
5)。
送信側は、最終ページの送信が終わると、ユーザ・ユ
ーザ信号「USER INFO」により、その旨を通知する(処
理106)。そして、この場合(処理108のN)、切断メッ
セージ「DISC」を送出する。また、受信側は、最終ペー
ジが通知された場合(処理208のN)、切断メッセージ
「DISC」を受信して、開放メッセージ「REL」を返送す
る。次いで、送信側は、開放完了メッセージ「REL COM
P」を送出する。これにより、両者が所定の呼切断手順
を完了する(第2図・処理109、第5図・処理209)。
ところで、本実施例のファクシミリ装置が、従来の装
置と通信する場合がある。いま、このファクシミリ装置
が、従来の装置に発呼したとすると、応答メッセージ
「CONN」を受信したとき、その「ユーザ・ユーザ情報」
で短縮プロトコル受付IDが受信されない。この場合(第
2図・処理103のN)、第8図に示した通常の手順で送
信処理を実行する(処理110)。
また、従来の装置より着呼したとすると、呼設定メッ
セージ「SETUP」で場合、その「ユーザ・ユーザ情報」
で短縮プロトコルIDが受信されない。この場合(第5図
・処理202のN)、上記と同様に、通常の手順で受信処
理を実行する(処理210)。
以上のように、本実施例では、トランスポートレイ
ヤ,セッションレイヤおよびプレゼンテーショレイヤの
通信制御を行なわず、データリンクレイヤの誤り制御と
ネットワークレイヤのフロー制御のみを利用して、画情
報を伝送するようにしている。これにより、ソフトウェ
ア上の通信制御が容易になると共に、通信時間を短縮す
ることができるようになる。
また、送信側は、各ページごとの送信モードの通知や
受信側の受信結果の確認など、画情報に関する情報は、
Dチャネルを介して伝送するようにしている。これによ
り、Bチャネルで画情報と画情報に関する情報と伝送
し、両者を区別する場合のような複雑な処理が不要にな
るため、さらに通信制御が容易になる。
なお、以上の実施例においては、ネットワークレイヤ
では、データパケットのフロー制御を行うようにした
が、ネットワークレイヤの通信制御機能は全く使用しな
いで、画情報を直接データリンクレイヤにより伝送する
こともできる。また、ISDNの回線交換サービスを利用す
る場合について説明したが、パケット交換サービスを利
用する場合には、ネットワークレイヤで、従来通りCCIT
Tの勧告X.25に準拠した手順を実行するようにすれば、
本発明は同様に適用することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、呼設定メッセージと
応答メッセージの各ユーザ・ユーザ情報で交信する情報
により、特殊手順での通信の可否を判断して、OSI参照
モデルの7つレイヤの内、レイヤ4〜6の通信制御機能
を使用しないで、画情報を伝送するようにしたので、通
信制御が容易で通信時間を短縮することができるように
なる。また、画情報に関する情報は、全て信号チャネル
を介して伝送するようにしたので、複雑な手順や制御が
不要になるため、さらに通信制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るG4ファクシミリ装置の
ブロック構成図、第2図は送信処理を示す動作フローチ
ャート、第3図は送信側と受信側間の伝送制御手順の一
例を示すシーケンス図、第4図(a)〜(c)は各種メ
ッセージの情報構成図、第5図は受信処理の動作フロー
チャート、第6図はデータリンクレイヤで処理するHDLC
フレームの情報構成図、第7図は各レイヤでの処理を示
す説明図、第8図は従来の送信側と受信側間の伝送制御
手順の一例を示すシーケンス図、第9図はデータリンク
レイヤで処理する従来のHDLCフレームの情報構成図、第
10図は従来の各レイヤでの処理を示す説明図である。 1……システム制御部、2……スキャナ、3……プロッ
タ、4……符号化復号化部、5……操作表示部、6……
通信制御部、6a……CPU、6b……ROM、6c……フレームバ
ッファメモリ、6d……ISDNインタフェース部、6e……LA
PDコントローラ、6f……LAPBコントローラ、7……共有
メモリ、8……システムバス。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDNに接続され、信号チャネルにより呼制
    御を行なうと共に情報チャネルにより画情報を伝送する
    ISDNにおけるG4ファクシミリの通信方式において、送信
    側から呼設定メッセージのユーザ・ユーザ情報に識別情
    報をセットして送出すると共に、受信側から応答メッセ
    ージのユーザ・ユーザ情報に受付情報をセットして送出
    することにより、送信側と受信側とが特殊手順での通信
    の可否を判断する一方、OSI参照モデルの7つのレイヤ
    の内、少なくともレイヤ4からレイヤ6の通信制御機能
    は使用しないで、送信側から受信側に画情報を伝送する
    ことを特徴とするISDNにおけるG4ファクシミリの通信方
    式。
  2. 【請求項2】送信側と受信側間で、画情報以外の画情報
    に関する情報を、信号チャネルを介して伝送することを
    特徴とする請求項1記載のISDNにおけるG4ファクシミリ
    の通信方式。
JP1025919A 1989-02-06 1989-02-06 Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式 Expired - Lifetime JP2793221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1025919A JP2793221B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1025919A JP2793221B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02206277A JPH02206277A (ja) 1990-08-16
JP2793221B2 true JP2793221B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=12179190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1025919A Expired - Lifetime JP2793221B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2793221B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006279801A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Oki Techno Creation:Kk パケット処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02206277A (ja) 1990-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2826122B2 (ja) データ端末装置およびその伝送制御方法
JP2792563B2 (ja) ファクシミリ装置間の管理情報通信方法
US5365517A (en) ISDN Terminal equipment
JP2793221B2 (ja) Isdnにおけるg4ファクシミリの通信方式
JPH06291762A (ja) データ端末装置の伝送制御方法
JPH06152687A (ja) データ伝送方法
JPH0746292A (ja) 画像データ伝送方式
JP3451358B2 (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JP2795863B2 (ja) データ端末装置
JP3222154B2 (ja) Isdn用端末装置
JP3298684B2 (ja) Isdn通信端末装置
JP2831750B2 (ja) ファクシミリネットワークシステム
JP3274162B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JP2984011B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JP2924215B2 (ja) G4ファクシミリの特殊通信設定方法
JP2750923B2 (ja) ネットワーク接続障害回避方式
JP3243267B2 (ja) Isdnデータ端末装置
JP3183923B2 (ja) テレマティーク端末装置の制御方法
JP3370686B2 (ja) Isdn端末装置
JPS59117357A (ja) デ−タ伝送装置
JP2623340B2 (ja) リンクモジュロ自動選択方式
JP3015429B2 (ja) 画像伝送装置
JP2000261570A (ja) Isdn通信端末装置
JPH07264378A (ja) ファクシミリ装置
JPH01106556A (ja) 通信装置