JP2924215B2 - G4ファクシミリの特殊通信設定方法 - Google Patents
G4ファクシミリの特殊通信設定方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、G4ファクシミリにお
ける親展通信や中継同報通信などの特殊通信設定方法に
関する。
ける親展通信や中継同報通信などの特殊通信設定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、1本の加入者回線によって2つの
情報チャネル(Bチャネル)と1つの信号チャネル(D
チャネル)とを確保できるようにしたISDN(総合デ
ジタル通信網)のサービスが開始されており、このIS
DNを利用して画像情報を送受信するG4ファクシミリ
が開発され使用されるようになって来た。ところで、G
4ファクシミリに使用される通信プロトコルのひな型と
しては、国際的に標準化されたテレテックスの通信プロ
トコルが参考とされている。このテレテックスは、回線
網を介して端末間で符号化された文字信号を伝送するサ
ービスであるが、その通信プロトコルは図2に示したよ
うに、レイヤ(階層)構造化された複数のレイヤを順次
実行するような構成となっており、例えば、送信時に
は、トランスポートレイヤにおいて、トランスポート接
続要求ブロック(TCR)及びその応答であるトランス
ポート接続受付ブロック(TCA)のやり取りによって
トランスポート接続が設定され、セッションレイヤにお
いて、セッション開始コマンド(CSS)及びその応答
であるセッション開始レスポンス(RSSP)のやり取
りによってセッション設定(通信のための端末間の機能
設定など)を行い、引き続いてドキュメントレイヤに移
ってドキュメントの転送を行なうというように、通信プ
ロトコルで定められたレイヤを順次実行することによっ
て通信が行われるようになっている。一方、G4ファク
シミリに使用される通信プロトコルは、テレテックスと
同様にレイヤ(階層)構造化された複数のレイヤを順次
実行するような基本構成がISO(国際標準化機構)か
ら提唱されて各ファクシミリメーカーで採用されている
が、プロトコルの細部に至っては未だ確立しておらず、
各ファクシミリメーカーで独自の設定を行っているのが
実状であった。
情報チャネル(Bチャネル)と1つの信号チャネル(D
チャネル)とを確保できるようにしたISDN(総合デ
ジタル通信網)のサービスが開始されており、このIS
DNを利用して画像情報を送受信するG4ファクシミリ
が開発され使用されるようになって来た。ところで、G
4ファクシミリに使用される通信プロトコルのひな型と
しては、国際的に標準化されたテレテックスの通信プロ
トコルが参考とされている。このテレテックスは、回線
網を介して端末間で符号化された文字信号を伝送するサ
ービスであるが、その通信プロトコルは図2に示したよ
うに、レイヤ(階層)構造化された複数のレイヤを順次
実行するような構成となっており、例えば、送信時に
は、トランスポートレイヤにおいて、トランスポート接
続要求ブロック(TCR)及びその応答であるトランス
ポート接続受付ブロック(TCA)のやり取りによって
トランスポート接続が設定され、セッションレイヤにお
いて、セッション開始コマンド(CSS)及びその応答
であるセッション開始レスポンス(RSSP)のやり取
りによってセッション設定(通信のための端末間の機能
設定など)を行い、引き続いてドキュメントレイヤに移
ってドキュメントの転送を行なうというように、通信プ
ロトコルで定められたレイヤを順次実行することによっ
て通信が行われるようになっている。一方、G4ファク
シミリに使用される通信プロトコルは、テレテックスと
同様にレイヤ(階層)構造化された複数のレイヤを順次
実行するような基本構成がISO(国際標準化機構)か
ら提唱されて各ファクシミリメーカーで採用されている
が、プロトコルの細部に至っては未だ確立しておらず、
各ファクシミリメーカーで独自の設定を行っているのが
実状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
G4ファクシミリの通信プロトコルにおいて、親展通信
や中継同報通信などの特殊通信設定を行なうための方法
を提案することによって合理的な通信プロトコルを実現
できるG4ファクシミリの特殊通信設定方法を提供する
ことを目的としている。
G4ファクシミリの通信プロトコルにおいて、親展通信
や中継同報通信などの特殊通信設定を行なうための方法
を提案することによって合理的な通信プロトコルを実現
できるG4ファクシミリの特殊通信設定方法を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、セッションレイヤを含む複数の
レイヤを順次実行する通信プロトコルを利用し、ISD
Nの情報チャネルを介して画像情報を伝送するG4ファ
クシミリの特殊通信設定方法であって、上記セッション
レイヤの実行時に送出されるセッション開始コマンドデ
ータ(CSS)内に含まれたユーザエリア内に、特殊通
信を行うための特殊通信設定データとして、親展通信の
指示、あるいは、中継同報通信の指示と同報先の複数の
電話番号データを、予め割り当てて発呼端末から被呼端
末側に送出するようにされている。
に提案される本発明は、セッションレイヤを含む複数の
レイヤを順次実行する通信プロトコルを利用し、ISD
Nの情報チャネルを介して画像情報を伝送するG4ファ
クシミリの特殊通信設定方法であって、上記セッション
レイヤの実行時に送出されるセッション開始コマンドデ
ータ(CSS)内に含まれたユーザエリア内に、特殊通
信を行うための特殊通信設定データとして、親展通信の
指示、あるいは、中継同報通信の指示と同報先の複数の
電話番号データを、予め割り当てて発呼端末から被呼端
末側に送出するようにされている。
【0005】
【作用】本発明では、ファクシミリ送信時に親展通信や
中継同報通信などの操作が行なわれると、通信プロトコ
ルのうち、セッションレイヤの実行時に送出されるセッ
ション開始コマンドデータ内に確保されたユーザエリア
内に、特殊通信設定データが割り当てられる。そして、
回線が接続され通信プロトコルに従って各レイヤが順次
実行されていくと、セッションレイヤの実行時には、特
殊通信設定データを含んだセッション開始コマンドが発
呼端末から被呼端末側に伝送され、被呼端末側では、セ
ッション開始コマンドを受信して発呼端末側が要求する
特殊通信設定を行なう。
中継同報通信などの操作が行なわれると、通信プロトコ
ルのうち、セッションレイヤの実行時に送出されるセッ
ション開始コマンドデータ内に確保されたユーザエリア
内に、特殊通信設定データが割り当てられる。そして、
回線が接続され通信プロトコルに従って各レイヤが順次
実行されていくと、セッションレイヤの実行時には、特
殊通信設定データを含んだセッション開始コマンドが発
呼端末から被呼端末側に伝送され、被呼端末側では、セ
ッション開始コマンドを受信して発呼端末側が要求する
特殊通信設定を行なう。
【0006】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1は、アプリケーションレイヤ、プレゼンテ
ーションレイヤ、セッションレイヤ、トランスポートレ
イヤ、ネットワークレイヤ、データリンクレイヤ及びフ
ィジカルレイヤの7つのレイヤ構成とされたISO(国
際標準化機構)の提唱する通信プロトコルPを基本にし
て本発明方法を示したもので、セッションレイヤCの実
行時に、セッション開始コマンド(CSS)によって親
展通信や中継同報通信などの特殊通信設定に必要なデー
タを発呼端末から被呼端末側へ伝送するものである。
明する。図1は、アプリケーションレイヤ、プレゼンテ
ーションレイヤ、セッションレイヤ、トランスポートレ
イヤ、ネットワークレイヤ、データリンクレイヤ及びフ
ィジカルレイヤの7つのレイヤ構成とされたISO(国
際標準化機構)の提唱する通信プロトコルPを基本にし
て本発明方法を示したもので、セッションレイヤCの実
行時に、セッション開始コマンド(CSS)によって親
展通信や中継同報通信などの特殊通信設定に必要なデー
タを発呼端末から被呼端末側へ伝送するものである。
【0007】このような本発明方法では、ファクシミ
リ送信時に、親展通信や中継同報通信などの特殊通信が
設定されると、セッション開始コマンド(CSS)内に
確保されているユーザエリア(512バイトのエリアが
ユーザに開放されている)に特殊通信の設定に必要なデ
ータが書き込まれる。そして、通信プロトコルPに従
って各レイヤが順次実行されてセッションレイヤCの実
行に至ると、特殊通信設定データを含む必要な設定デー
タの書き込まれたセッション開始コマンド(CSS)が
回線を介して被呼端末側に送出される。被呼端末側で
は、伝送されて来たセッション開始コマンド(CSS)
を受信して特殊通信設定データに応じた機器設定を行な
うとともに、特殊通信設定以外の必要な機器設定を行な
う。そして、被呼端末側では、機器設定が完了すれば
発呼端末側にセッション開始レスポンス(RSSP)を
返信して、発呼端末側の要求通りの設定を行った旨を通
知するが、特殊通信設定を行なうことができないときに
は、設定不能などのデータをセッション開始レスポンス
(RSSP)によって発呼端末側に通知する。このよう
に、本発明方法によれば、ISOの提唱する通信プロト
コルに準拠しながらセッションレイヤを利用して特殊通
信設定データを伝送することが可能となる。
リ送信時に、親展通信や中継同報通信などの特殊通信が
設定されると、セッション開始コマンド(CSS)内に
確保されているユーザエリア(512バイトのエリアが
ユーザに開放されている)に特殊通信の設定に必要なデ
ータが書き込まれる。そして、通信プロトコルPに従
って各レイヤが順次実行されてセッションレイヤCの実
行に至ると、特殊通信設定データを含む必要な設定デー
タの書き込まれたセッション開始コマンド(CSS)が
回線を介して被呼端末側に送出される。被呼端末側で
は、伝送されて来たセッション開始コマンド(CSS)
を受信して特殊通信設定データに応じた機器設定を行な
うとともに、特殊通信設定以外の必要な機器設定を行な
う。そして、被呼端末側では、機器設定が完了すれば
発呼端末側にセッション開始レスポンス(RSSP)を
返信して、発呼端末側の要求通りの設定を行った旨を通
知するが、特殊通信設定を行なうことができないときに
は、設定不能などのデータをセッション開始レスポンス
(RSSP)によって発呼端末側に通知する。このよう
に、本発明方法によれば、ISOの提唱する通信プロト
コルに準拠しながらセッションレイヤを利用して特殊通
信設定データを伝送することが可能となる。
【0008】尚、上記説明では、特殊通信設定データの
具体的な内容については言及していないが、親展通信設
定時には親展通信を指示するための制御コマンド、ま
た、中継同報通信設定時には中継同報通信を指示するた
めの制御コマンドと同報先の複数の電話番号データなど
がセッション開始信号(CSS)のユーザエリアに書き
込まれるようになっている。また、親展通信や中継同報
通信以外にも、時刻指定送信、ポーリング送信、ポーリ
ング受信などの特殊通信設定データを伝送することも可
能である。
具体的な内容については言及していないが、親展通信設
定時には親展通信を指示するための制御コマンド、ま
た、中継同報通信設定時には中継同報通信を指示するた
めの制御コマンドと同報先の複数の電話番号データなど
がセッション開始信号(CSS)のユーザエリアに書き
込まれるようになっている。また、親展通信や中継同報
通信以外にも、時刻指定送信、ポーリング送信、ポーリ
ング受信などの特殊通信設定データを伝送することも可
能である。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のG4ファクシミリの特殊通信設定方法によれば、通
信プロトコルのセッションレイヤ実行時に、セッション
開始コマンドに確保されたユーザエリアを有効に利用し
て特殊通信設定データを効率的に伝送することが可能と
なる。
明のG4ファクシミリの特殊通信設定方法によれば、通
信プロトコルのセッションレイヤ実行時に、セッション
開始コマンドに確保されたユーザエリアを有効に利用し
て特殊通信設定データを効率的に伝送することが可能と
なる。
【図1】本発明のG4ファクシミリの特殊通信設定方法
の説明図である。
の説明図である。
【図2】従来のテレテックスの通信プロトコルの説明図
である。
である。
C セッションレイヤ P 通信プロトコル
Claims (1)
- 【請求項1】セッションレイヤを含む複数のレイヤを順
次実行する通信プロトコルを利用し、ISDNの情報チ
ャネルを介して画像情報を伝送するG4ファクシミリの
特殊通信設定方法であって、上記セッションレイヤの実
行時に送出されるセッション開始コマンドデータ(CS
S)内に含まれたユーザエリア内に、特殊通信を行うた
めの特殊通信設定データとして、親展通信の指示、ある
いは、中継同報通信の指示と同報先の複数の電話番号デ
ータを、予め割り当てて発呼端末から被呼端末側に送出
するようにしたことを特徴とするG4ファクシミリの特
殊通信設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031615A JP2924215B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | G4ファクシミリの特殊通信設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031615A JP2924215B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | G4ファクシミリの特殊通信設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04245775A JPH04245775A (ja) | 1992-09-02 |
JP2924215B2 true JP2924215B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12336120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3031615A Expired - Fee Related JP2924215B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | G4ファクシミリの特殊通信設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924215B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0541764A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-19 | Hitachi Ltd | 電子フアイル装置によるデータ転送方法 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP3031615A patent/JP2924215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04245775A (ja) | 1992-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080507 Year of fee payment: 9 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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