JP3274162B2 - Isdn端末装置の制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準勧告で規格化され
た標準勧告装置機能(例えば、テレマティーク端末機
能)と、その標準勧告装置機能で取り扱うデータとは異
なる種類のデータを取り扱い、かつ、標準勧告の規格化
がされていない非勧告装置機能(例えば、媒体交換型記
憶装置機能)を備え、ISDNを伝送路として用いるI
SDN端末装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、ISDNを伝送路として用
いるISDN端末装置は、CCITT(国際電信電話諮
問委員会)の勧告で伝送機能や装置機能が規定されてお
り、同一勧告に準拠して製造されたISDN端末装置同
士であれば、メーカが異なってもデータを相互に伝送で
きることが保証されている。
【0003】一方、CCITTで装置機能の勧告が作成
されていなくとも、データ伝送速度が高速で、かつ、デ
ータ伝送の信頼性が高いというISDNの特徴を利用し
てデータ伝送を行なう端末装置が種々実用されている。
かかるISDN端末装置に、可撓性磁気ディスク(=フ
ロッピーディスク;以下、FDという)に記憶されてい
るデータを転送するFD転送装置がある。
【0004】このFD転送装置は、1枚のFDに保存さ
れているデータをそのまま相手に伝送するものであり、
CCITTでは、その装置機能や伝送機能の勧告が規定
されていない。しかしながら、確実なデータ伝送のため
には、なんらかの伝送制御手順が必要であり、FD転送
装置では、伝送制御手順としてグループ4ファクシミリ
装置の伝送制御手順を流用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、従来
では、FD転送装置が、グループ4ファクシミリ装置と
同じ伝送制御手順を適用しているために、次のような不
都合を生じる恐れがある。
【0006】まず、ISDNには、種々の装置機能を備
えたISDN端末装置が接続されるため、発端末と呼端
末との間に呼が張られる前の段階で、それぞれのISD
N端末装置の装置機能を識別できるように、発呼時、I
SDNから着ユーザに送出される呼設定メッセージに
は、「伝達能力」情報要素や、「低位レイヤ整合性」情
報要素、および、「高位レイヤ整合性」情報要素などが
付加される。このうち、「伝達能力」情報要素以外の情
報要素は、呼設定メッセージに必須な情報要素でないた
め(付加情報要素)、FD転送装置は、「伝達能力」情
報要素のみを含む呼設定メッセージを発呼時に送出する
場合がある。また、その「伝達能力」情報要素の内容と
しては、一般的なデータ端末をあらわす内容、例えば、
「64Kbps、非制限デジタル情報」が設定される。
【0007】また、受動バス形式で回線を宅内に引き込
んだ場合、同一の基本インタフェースに対して同時に8
台までのISDN端末装置を接続することができる。こ
のため、ISDNでは、ユーザを発呼するとき、呼設定
メッセージを指定された着アドレスの基本インタフェー
スに対して放送形式で送出して、受動バス形式の宅内配
線に接続された複数台のISDN端末装置が、任意に応
答可能なようにしている。
【0008】一方、受動バス形式をとる基本インタフェ
ースでは、ISDNから呼設定メッセージを受信したと
き、その呼に応答できる端末装置が複数台接続されてい
る場合には、おのおのの端末装置が独立して、ISDN
に対して応答メッセージを送出する。
【0009】これに対し、ISDNは、最初に受信した
応答メッセージのみを有効として、他の応答メッセージ
を無視し、それ以降、その有効な応答メッセージを送出
したISDN端末装置が、着端末として動作する。
【0010】このようにして、呼設定メッセージを受信
したISDN端末装置のうち、最先に応答したものが着
端末として動作するために、次のような不都合を生じ
る。
【0011】上述のように、FD転送装置が「伝達能
力」情報要素として「64Kbps、非制限デジタル情
報」をセットした場合、この「伝達能力」情報要素の内
容は、グループ4ファクシミリ装置と同じである。ま
た、この「伝達能力」情報要素のみが含まれている場合
には、「伝達能力」情報要素以外の情報要素を用いて、
発端末の装置機能を判別することができない。
【0012】このために、呼設定メッセージが送出され
た基本インタフェースが受動バス形式の宅内配線であ
り、その宅内配線に、FD転送装置とグループ4ファク
シミリ装置が接続されているような場合で、かつ、呼設
定メッセージに対して、FD転送装置よりもグループ4
ファクシミリ装置が先に応答した場合には、FD転送装
置とグループ4ファクシミリ装置との間に呼が張られる
ため、有効なデータ伝送が行われず、また、発呼側のオ
ペレータが意図したデータ伝送が行われないという不都
合を生じる。
【0013】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、標準勧告の規格化がされていない非勧告装置
機能を活用したデータ伝送を可能にしたISDN端末装
置の制御方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準勧告で規
格化された標準勧告装置機能と、その標準勧告装置機能
で取り扱うデータとは異なる種類のデータを取り扱い、
かつ、標準勧告の規格化がされていない非勧告装置機能
を備え、ISDNを伝送路として用いるISDN端末装
置の制御方法において、ISDN呼制御手順を終了して
相手端末の間に情報チャネルが確立した後、その情報チ
ャネルを用いて上記標準勧告装置機能の伝送前手順でや
りとりする手順信号に、上記非勧告装置機能を使用する
旨をあらわす情報を追加し、この情報に基づいて、使用
する装置機能を上記標準勧告装置機能または上記非勧告
装置機能のいずれか一方に切り換えるようにしたもので
ある。
【0015】また、標準勧告で規格化された標準勧告装
置機能と、その標準勧告装置機能で取り扱うデータとは
異なる種類のデータを取り扱い、かつ、標準勧告の規格
化がされていない非勧告装置機能を備え、ISDNを伝
送路として用いるISDN端末装置の制御方法におい
て、ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報
チャネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記
標準勧告装置機能の伝送前手順でやりとりする手順信号
の一部を、上記非勧告装置機能を使用する旨をあらわす
情報として使用し、この情報に基づいて、使用する装置
機能を上記標準勧告装置機能または上記非勧告装置機能
のいずれか一方に切り換えるようにしたものである。
【0016】また、テレマティーク端末機能と、媒体交
換型情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として
用いるISDN端末装置の制御方法において、ISDN
呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャネルが確
立した後、その情報チャネルを用いて上記テレマティー
ク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信号に、上
記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨をあらわす
情報を追加し、この情報に基づいて、使用する装置機能
を上記テレマティーク端末機能または上記媒体交換型情
報記憶装置機能のいずれかに切り換える一方、着呼時
に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に記憶媒体が装着
されていないときには、装置機能を上記テレマティーク
端末機能に設定するようにしたものである。
【0017】また、テレマティーク端末機能と、媒体交
換型情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として
用いるISDN端末装置の制御方法において、ISDN
呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャネルが確
立した後、その情報チャネルを用いて上記テレマティー
ク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信号の一部
を、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨をあ
らわす情報として使用し、この情報に基づいて、使用す
る装置機能を上記テレマティーク端末機能または上記媒
体交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り換える一
方、着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に記憶
媒体が装着されていないときには、装置機能を上記テレ
マティーク端末機能に設定するようにしたものである。
【0018】また、テレマティーク端末機能と、媒体交
換型情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として
用いるISDN端末装置の制御方法において、ISDN
呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャネルが確
立した後、その情報チャネルを用いて上記テレマティー
ク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信号に、上
記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨をあらわす
情報を追加し、この情報に基づいて、使用する装置機能
を上記テレマティーク端末機能または上記媒体交換型情
報記憶装置機能のいずれかに切り換える一方、着呼時
に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に装着される記憶
媒体の記憶容量に相当するバッファメモリを確保できな
いときには、装置機能を上記テレマティーク端末機能に
設定するようにしたものである。
【0019】また、テレマティーク端末機能と、媒体交
換型情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として
用いるISDN端末装置の制御方法において、ISDN
呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャネルが確
立した後、その情報チャネルを用いて上記テレマティー
ク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信号の一部
を、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨をあ
らわす情報として使用し、この情報に基づいて、使用す
る装置機能を上記テレマティーク端末機能または上記媒
体交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り換える一
方、着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に装着
される記憶媒体の記憶容量に相当するバッファメモリを
確保できないときには、装置機能を上記テレマティーク
端末機能に設定するようにしたものである。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】したがって、例えば、テレマティーク端末機能
のような標準勧告装置機能と、媒体交換型情報記憶装置
機能のような非勧告装置機能を備え、それらの機能を有
効に活用することができ、使い勝手のよいISDN端末
装置を実現できる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例にかかるISD
N端末装置を示している。このISDN端末装置は、グ
ループ4ファクシミリ機能およびFD転送機能を備えて
いる。
【0027】同図において、制御部1は、主としてこの
ISDN端末装置の各部の制御処理を行うものであり、
システムメモリ2は、制御部1が実行する制御処理プロ
グラム、および、処理プログラムを実行するときに必要
な各種データなどを記憶するとともに、制御部1のワー
クエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3
は、このISDN端末装置に固有な各種の情報を記憶す
るためのものである。
【0028】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0029】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像メモリ8は、符
号化圧縮された状態の画情報や、FD転送で受信したF
D情報などを記憶するためのものであり、フロッピーデ
ィスク装置9は、FD10にデータを記録/再生するた
めのものである。
【0030】ISDNインタフェース回路10は、この
グループ4ファクシミリ装置をISDNに接続するため
のものであり、レイヤ1信号制御部11は、レイヤ1の
信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信号
と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/分
離機能を備えたものであり、Dチャネル伝送制御部12
は、呼設定/呼解放手順処理などISDNのDチャネル
上の信号処理を実行するためのものであり、Bチャネル
伝送制御部13,14は、Bチャネル上で行うグループ
4ファクシミリ伝送手順機能を実現するためのものであ
る。
【0031】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像メモリ8、フロッピー
ディスク装置9、Dチャネル伝送制御部13、および、
Bチャネル伝送制御部14,15は、システムバス16
に接続されており、これらの各要素間でのデータのやり
とりは、主としてこのシステムバス16を介して行われ
ている。
【0032】図2は、操作表示部6の一例を示してい
る。
【0033】同図において、スタートキー6aは、この
ファクシミリ装置の送受信動作の開始を指令入力するた
めのものであり、ストップキー6bは、このISDN端
末装置の動作の停止を指令入力するためのものであり、
テンキー6cは、電話番号などの数字(数値)情報を入
力するためのものである。
【0034】機能キー6dは、ワンタッチダイアル機能
へのデータ登録など、このISDN端末装置の種々の機
能を指定するためのものであり、FD転送キー6eは、
FD転送機能を選択するためのものであり、ワンタッチ
ダイアルキー6fは、1つのキー操作で宛先を指定する
ワンタッチダイアル機能の操作を行うためのものであ
る。
【0035】液晶表示器6gは、このファクシミリ装置
からオペレータへの種々のメッセージを表示するための
ものであり、YESキー6hは、液晶表示器6gに表示
されたガイダンスメッセージに対する肯定的な回答を入
力するためのものであり、NOキー6i、液晶表示器6
gに表示されたガイダンスメッセージに対する否定的な
回答を入力するためのものである。
【0036】また、この操作表示部6の下部には、フロ
ッピーディスク装置9にFD10を装着するためのFD
挿入孔9a、および、装着されたFD10を排出するた
めのイジェクトキー9bが設けられている。
【0037】図3は、FD転送機能を用いて、FD10
に保存されているFD情報を転送するときの、転送情報
の情報形式の一例を示している。
【0038】この転送情報は、それぞれの情報を識別す
るための識別名情報、転送情報の長さをあらわすデータ
長情報、FD情報本体であるデータ、および、この転送
情報に含まれる伝送誤りなどを検出するための誤り検出
符号からなる。なお、誤り検出符号としては、巡回冗長
符号(CRC)などを用いることができる。
【0039】図4は、ISDNを伝送路として用いた場
合のグループ4ファクシミリ伝送手順の一例を示してい
る。
【0040】まず、発端末は、目的の着端末を宛先に指
定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出し
て着端末との呼設定を要求し、これにより、ISDN
は、呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセージ
CALL_PROCを発端末に送出するとともに、指定
された着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して
発呼する。
【0041】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチャネ
ル)が確立し、これにより、発端末および着端末は、B
チャネル上の伝送手順を開始する。
【0042】Bチャネル上の伝送手順では、まず、発端
末は、コマンドSABMを送出してリンクレイヤの設定
を要求し、着端末はレスポンスUAを応答し、これによ
って、リンクレイヤが設定される。
【0043】次いで、発端末は、ネットワークレイヤを
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
【0044】次いで、発端末は、トランスポートレイヤ
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
【0045】そして、発端末は、セッションレイヤのコ
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
【0046】次に、発端末は、使用する伝送機能のネゴ
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
【0047】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
【0048】着端末は、ドキュメント終了コマンドCD
Eを受信すると、文書の受信が正常終了したことをあら
わすドキュメント終了肯定レスポンスRDEPを送出す
る。
【0049】このようにして、1文書分の画情報伝送を
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
【0050】次いで、発端末は、ネットワークレイヤの
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
【0051】このようにして、Bチャネル上のリンク
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求
し、ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出
して情報チャネルの復旧を通知する。一方、ISDN
は、着端末に切断メッセージDISCを送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、着端末は、解放メッセージRE
LをISDNに送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。
【0052】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
情報チャネルが解放される。それとともに、ISDN
は、解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送
出し、それによって、ISDNと着端末との間の情報チ
ャネルが解放される。その結果、発端末と着端末との間
に設定されていた情報チャネルが完全に解放される。
【0053】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0054】一方、着端末がセッション開始コマンドC
SSで示された伝送機能でのデータ伝送ができない場合
には、着端末は、セッション開始コマンドCSSに対し
てセッション開始否定レスポンスRSSNを応答する。
【0055】この場合には、発端末は、セッション終了
コマンドCSEを送出し、それ以降、発端末および着端
末は、呼切断解放手順に移行する。
【0056】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図4(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0057】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合
性」、「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユー
ザ」などの情報要素をもつ。
【0058】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0059】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0060】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、発端
末のサブアドレスをあらわし、「着番号」情報要素は、
着端末のISDN番号をあらわし、「着サブアドレス」
情報要素は、着端末のサブアドレスをあらわす。なお、
サブアドレスは、本来、同一の宅内配線(受動バス)に
接続される8つまでの端末のうちの目的のものを識別す
るためのものであるが、基本的には、任意に設定するこ
とができる。
【0061】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細
かい内容が含まれる。
【0062】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4
ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオ
テックス、テレックス、あるいは、メッセージ・ハンド
リング・システムなどの端末機能のうち、いずれの端末
機能を備えているのかを表示する。
【0063】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0064】また、セッション開始コマンドCSSおよ
びセッション開始肯定レスポンスRSSPには、オプシ
ョンの伝送機能をネゴシエーションするため、非必須の
パラメータとして「非標準機能」パラメータを付加する
ことができる。
【0065】本実施例では、FD転送機能を、グループ
4ファクシミリ伝送機能の親展機能を利用することで実
現しており、セッション開始コマンドCSSおよびセッ
ション開始肯定レスポンスRSSPの「非標準機能」パ
ラメータには、図6(a)に示すように、親展機能を表
示するための親展フラグ、および、親展情報を取り出す
ための親展パスワードが含まれる。
【0066】ここで、親展フラグは、セッション開始コ
マンドCSSの「非標準機能」パラメータにおいては、
セット状態が親展送信モードをあらわし、リセット状態
が親展送信モードでないことをあらわす。また、セッシ
ョン開始肯定レスポンスRSSPの「非標準機能」パラ
メータにおいては、セット状態が親展受信機能有をあら
わし、リセット状態が親展受信機能無をあらわす。
【0067】また、セッション開始コマンドCSSの
「非標準機能」パラメータにおいては、FD転送機能を
使用する場合、親展パスワードとして特定のパスワード
(以下、FD転送パスワードという)が設定され、それ
以外の親展送信の場合には、その親展送信に適用される
パスワードが設定される。また、セッション開始肯定レ
スポンスRSSPの「非標準機能」パラメータにおいて
は、FD転送機能を使用する場合、FD転送パスワード
が設定される。それ以外の場合には、無効なデータとし
て扱われる。
【0068】図7および図8は、本発明の一実施例にか
かるISDN端末装置の送信時の処理例を示している。
【0069】まず、スタートキー6aが直接操作されて
起動されたグループ4ファクシミリモードの送信動作で
あるか、あるいは、FD転送キー6eが操作された後に
スタートキー6aが操作されたFD転送モードであるか
を調べる(判断101)。
【0070】グループ4ファクシミリモードの送信動作
の場合であり、判断101の結果がYESになるときに
は、グループ4ファクシミリモードでの呼設定メッセー
ジSETUPをISDNに送出して(処理102)、所
定の呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し(処理
103)、情報チャネルが確立すると、その情報チャネ
ルを使用して指定された画情報ファイルを送信する画情
報伝送手順を実行する(処理104)。画情報伝送動作
を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行して(処理
105)、一連の送信動作を終了する。
【0071】一方、FD転送モードで起動された場合
で、判断101の結果がNOになるときには、グループ
4ファクシミリモードと同じ呼設定メッセージSETU
PをISDNに送出して(処理106)、所定の呼設定
手順を実行して情報チャネルを確立し(処理107)、
情報チャネルが確立すると、その情報チャネル上でリン
クレイヤ、ネットワークレイヤ、および、トランスポー
トレイヤを順次確立した後に(処理108)、「非標準
機能」パラメータの親展フラグをセットし、かつ、親展
パスワードにFD転送パスワードをセットするととも
に、それ以外の情報をセットしたセッション開始コマン
ドCSS(FD)を送出して(処理109)、相手端末
からのレスポンスを受信する(処理110)。
【0072】そして、受信したレスポンスが、「非標準
機能」パラメータの親展フラグがセットされ、かつ、親
展パスワードにFD転送パスワードがセットされたセッ
ション開始肯定レスポンスRSSP(FD)であるかど
うかを調べる(判断111)。
【0073】判断111の結果がYESになるときに
は、フロッピーディスク装置9に装着されているFD1
0の記憶情報を読み出して、上述した情報形式のFD転
送情報を形成し、そのFD転送情報をグループ4ファク
シミリ伝送手順と同じ手順を使って相手端末に送信する
(処理112)。この送信動作を終了すると、所定の呼
切断解放手順を実行して(処理113)、FD転送動作
を終了する。
【0074】また、受信したレスポンスがセッション開
始肯定レスポンスRSSP(FD)ではなくて、判断1
11の結果がNOになるときには、FD転送動作を行わ
ずにデータ伝送動作を打ち切るために、セッション終了
コマンドCSEを送出して(処理114)、所定の呼切
断解放手順を実行し(処理115)、オペレータが指定
したFD転送動作を行えなかったことをあらわすエラー
表示を出力して(処理116)、一連の動作を終了す
る。
【0075】図9および図10は、着呼時の動作を示
す。
【0076】ISDNより呼設定メッセージSETUP
を受信すると、その受信した呼設定メッセージSETU
Pの情報要素を解析して(処理201)、相手端末と通
信可能であるかどうかを調べ(判断202)、判断20
2の結果がNOになるときには、その着呼を無視する
(処理203)。
【0077】判断202の結果がYESになるときに
は、所定の呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し
(処理204)、その情報チャネル上でリンクレイヤ、
ネットワークレイヤ、および、トランスポートレイヤを
順次確立した後に(処理205)、セッション開始コマ
ンドCSSを受信する(処理206)。
【0078】このときに受信したセッション開始コマン
ドCSSが、上述したFD転送モードを指定するセッシ
ョン開始コマンドCSS(FD)であるかどうかを調べ
て(判断207)、判断207の結果がYESになると
きには、画像メモリ8の残り容量が、FD10の1枚分
の最大容量よりも大きいかどうかを調べる(判断20
8)。
【0079】判断208の結果がNOになるときには、
フロッピーディスク装置9にFD10がセットされてい
るかどうかを調べる(判断209)。判断209の結果
がYESになるときには、上述したセッション開始肯定
レスポンスRSSP(FD)を応答して(処理21
0)、グループ4ファクシミリ伝送手順と同じ伝送手順
によりFD転送情報を受信して、その受信したFD転送
情報を順次フロッピーディスク装置9に転送し、装着さ
れているFD10に保存する(処理211)。FD転送
情報の受信を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行
して(処理212)、一連の受信動作を終了する。
【0080】また、判断209の結果がNOになるとき
には、FD転送情報を保存することができないので、こ
の受信動作を打ち切るために、セッション開始否定レス
ポンスRSSNを応答して(処理213)、セッション
終了コマンドCSEを受信し(処理214)、所定の呼
切断解放手順を実行して(処理215)、FD転送動作
を行えなかった旨をオペレータに通知するエラー表示を
出力して(処理216)、この動作を終了する。
【0081】また、判断208の結果がYESになると
きには、上述したセッション開始肯定レスポンスRSS
P(FD)を応答して(処理217)、グループ4ファ
クシミリ伝送手順と同じ伝送手順によりFD転送情報を
受信して、その受信したFD転送情報を順次画像メモリ
8に保存する(処理218)。FD転送情報の受信を終
了すると、所定の呼切断解放手順を実行して(処理21
9)、一連の受信動作を終了する。
【0082】次いで、フロッピーディスク装置9にFD
10が装着されているかどうかを調べて(判断22
0)、判断220の結果がNOになるときには、FD1
0を装着することを促すガイダンスメッセージを操作表
示部6に表示出力して(処理221)、FD10が装着
されて判断220の結果がYESになるまで待つ。
【0083】判断220の結果がYESになると、その
ときに受信して画像メモリ8に保存していたFD転送情
報を、フロッピーディスク装置9に転送して、そのとき
に装着されているFD10に受信したFD転送情報を保
存して(処理222)、この動作を終了する。
【0084】また、判断207の結果がNOになるとき
には、通常のグループ4ファクシミリモードの受信動作
を行う。すなわち、セッション開始肯定レスポンスRS
SPを応答して(処理223)、グループ4ファクシミ
リ伝送手順により画情報を受信して画像メモリ8に蓄積
し(処理224)、画情報受信動作を終了すると、所定
の呼切断解放手順を実行して(処理225)、一連の受
信動作を終了する。
【0085】次いで、受信した画情報を符号化復号化部
7で元の画信号に復号化し(処理226)、その画信号
をプロッタ5に転送して、受信画像を記録出力する(処
理227)。
【0086】このようにして、本実施例では、FD転送
機能を使用するとき、発端末は、セッション開始コマン
ドCSS(FD)を送出し、着端末は、セッション開始
コマンドCSS(FD)を受信したときに、画像メモリ
8に空き領域が充分にあるか、あるいは、フロッピーデ
ィスク装置9にFD10が装着されていて、FD転送情
報を受信可能な状態になっていれば、セッション開始肯
定レスポンスRSSP(FD)を応答し、それにより、
発端末から着端末に対して、FD転送情報が伝送され
る。
【0087】また、着端末は、セッション開始コマンド
CSS(FD)を受信したときに、画像メモリ8に空き
領域が充分になく、かつ、フロッピーディスク装置9に
FD10が装着されていないで、FD転送情報を受信で
きない状態であれば、セッション開始否定レスポンスR
SSNを応答し、それにより、発端末がセッション終了
コマンドCSEを送出し、それ以降は、発端末および着
端末が呼切断解放動作を行って、FD転送情報の伝送動
作を行わない。また、このときには、FD転送動作が行
われなかったことをあらわすエラーメッセージを表示し
て、それぞれの端末のオペレータにかかる旨を通知する
ようにしている。
【0088】また、それ以外の場合には、通常のグルー
プ4ファクシミリ伝送動作を行うようにしている。
【0089】このようにして、本実施例では、グループ
4ファクシミリ伝送動作と、FD転送動作を適宜に行う
ことができるISDN端末装置を実現することができ
る。
【0090】ところで、上述した実施例では、FD転送
機能を、グループ4ファクシミリ伝送機能の親展機能の
設定情報を利用することで実現しているが、FD転送機
能を指定する情報を新たに追加することもできる。
【0091】例えば、図6(b)に示すように、FD転
送機能を指定するためのFD転送フラグを、セッション
開始コマンドCSSおよびセッション開始肯定レスポン
スRSSPの「非標準機能」パラメータに新たに定義
し、このFD転送フラグを使用して、FD転送機能の指
定の表示、および、FD転送機能の使用の制御を行うこ
とができる。
【0092】具体的には、上述した実施例におけるセッ
ション開始コマンドCSS(FD)およびセッション開
始肯定レスポンスRSSP(FD)として、「非標準機
能」パラメータのFD転送フラグをセットしたものを用
いる。
【0093】さて、上述した実施例では、FD転送機能
の使用の有無を情報チャネルの伝送制御手順で使用する
手順信号を利用して指定するようにしているが、この指
定を他の情報を使って行うこともできる。
【0094】例えば、呼設定メッセージSETUPの
「発サブアドレス」情報要素を利用することもできる。
かかる実施例における送信時の処理例を図11に示す。
【0095】まず、スタートキー6aが直接操作されて
起動されたグループ4ファクシミリモードの送信動作で
あるか、あるいは、FD転送キー6eが操作された後に
スタートキー6aが操作されたFD転送モードであるか
を調べる(判断301)。
【0096】グループ4ファクシミリモードの送信動作
の場合であり、判断301の結果がYESになるときに
は、グループ4ファクシミリモードでの呼設定メッセー
ジSETUPをISDNに送出して(処理302)、所
定の呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し(処理
303)、情報チャネルが確立すると、その情報チャネ
ルを使用して指定された画情報ファイルを送信する画情
報伝送手順を実行する(処理304)。画情報伝送動作
を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行して(処理
305)、一連の送信動作を終了する。
【0097】一方、FD転送モードで起動された場合
で、判断301の結果がNOになるときには、「発サブ
アドレス」情報要素として、FD転送機能を指定するた
めの特定の値をセットした呼設定メッセージSETUP
を作成し(処理306)、その呼設定メッセージSET
UPをISDNに送出して(処理307)、所定の呼設
定手順を実行して情報チャネルを確立し(処理30
8)、情報チャネルが確立すると、フロッピーディスク
装置9に装着されているFD10の記憶情報を読み出し
て、上述した情報形式のFD転送情報を形成し、そのF
D転送情報をグループ4ファクシミリ伝送手順と同じ手
順を使って相手端末に送信する(処理309)。FD情
報伝送動作を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行
して(処理310)、一連の送信動作を終了する。
【0098】図12および図13は、図11の送信動作
に対応する受信動作の処理例を示している。
【0099】ISDNより呼設定メッセージSETUP
を受信すると、その受信した呼設定メッセージSETU
Pの情報要素を解析して(処理401)、相手端末と通
信可能であるかどうかを調べ(判断402)、判断40
2の結果がNOになるときには、その着呼を無視する
(処理403)。
【0100】判断402の結果がYESになるときに
は、呼設定メッセージSETUPに「発サブアドレス」
情報要素が含まれているかどうかを調べて(判断40
4)、判断404の結果がYESになるときには、その
「発サブアドレス」情報要素の内容が、FD転送機能を
あらわす特定の値であるかどうかを調べる判断40
5)。
【0101】判断405の結果がYESになるときに
は、画像メモリ8の残り容量が、FD10の1枚分の最
大容量よりも大きいかどうかを調べる(判断406)。
【0102】判断406の結果がNOになるときには、
フロッピーディスク装置9にFD10がセットされてい
るかどうかを調べる(判断407)。判断407の結果
がYESになるときには、所定の呼設定手順を実行して
情報チャネルを確立し(処理408)、その確立した情
報チャネルを用い、グループ4ファクシミリ伝送手順と
同じ伝送手順によりFD転送情報を受信して、その受信
したFD転送情報を順次フロッピーディスク装置9に転
送し、装着されているFD10に保存する(処理40
9)。FD転送情報の受信を終了すると、所定の呼切断
解放手順を実行して(処理410)、一連の受信動作を
終了する。
【0103】また、判断407の結果がNOになるとき
には、FD転送情報を保存することができないので、こ
の受信動作を打ち切るために、所定の呼切断解放手順を
実行して呼を解放し(処理411)、FD転送動作を行
えなかった旨をオペレータに通知するエラー表示を出力
して(処理412)、この動作を終了する。
【0104】また、判断406の結果がYESになると
きには、呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し
(処理413)、グループ4ファクシミリ伝送手順と同
じ伝送手順によりFD転送情報を受信して、その受信し
たFD転送情報を順次画像メモリ8に保存する(処理4
14)。FD転送情報の受信を終了すると、所定の呼切
断解放手順を実行して(処理415)、一連の受信動作
を終了する。
【0105】次いで、フロッピーディスク装置9にFD
10が装着されているかどうかを調べて(判断41
6)、判断416の結果がNOになるときには、FD1
0を装着することを促すガイダンスメッセージを操作表
示部6に表示出力して(処理417)、FD10が装着
されて判断416の結果がYESになるまで待つ。
【0106】判断416の結果がYESになると、その
ときに受信して画像メモリ8に保存していたFD転送情
報を、フロッピーディスク装置9に転送して、そのとき
に装着されているFD10に受信したFD転送情報を保
存して(処理418)、この動作を終了する。
【0107】また、判断404の結果がNOになると
き、および、判断405の結果がNOになるときには、
通常のグループ4ファクシミリモードの受信動作を行
う。すなわち、所定の呼設定手順を実行して情報チャネ
ルを確立し(処理419)、グループ4ファクシミリ伝
送手順により画情報を受信して画像メモリ8に蓄積し
(処理420)、画情報受信動作を終了すると、所定の
呼切断解放手順を実行して(処理421)、一連の受信
動作を終了する。
【0108】次いで、受信した画情報を符号化復号化部
7で元の画信号に復号化し(処理422)、その画信号
をプロッタ5に転送して、受信画像を記録出力する(処
理423)。
【0109】ところで、ISDN端末装置のFD転送機
能は、基本的には、非常にローカルな状況で使用される
と考えられる。この場合、例えば、ISDN端末装置の
機能を、グループ4ファクシミリ機能あるいはFD転送
機能に時間帯によって固定的に設定するようにしても、
実用上はさしつかえない。
【0110】すなわち、操作表示部6を操作入力して、
例えば、図14に示すように、グループ4ファクシミリ
装置として機能する時間帯の開始時刻をあらわすグルー
プ4ファクシミリ期間開始時刻情報、および、その時間
帯の終了時刻をあらわすグループ4ファクシミリ期間終
了時刻情報を、あらかじめパラメータメモリ3に保存す
る。
【0111】この場合の送信時の処理例を図15に示
す。
【0112】送信動作が指令されると、このときの時刻
が、グループ4ファクシミリ期間開始時刻情報とグルー
プ4ファクシミリ期間終了時刻情報で規定される時間帯
に含まれているかどうかを調べて(判断501)、判断
501の結果がYESになるときには、呼設定メッセー
ジSETUPをISDNに送出して(処理502)、所
定の呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し(処理
503)、情報チャネルが確立すると、その情報チャネ
ルを使用して指定された画情報ファイルを送信する画情
報伝送手順を実行する(処理504)。画情報伝送動作
を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行して(処理
505)、一連の送信動作を終了する。
【0113】また、判断501の結果がNOになるとき
には、呼設定メッセージSETUPをISDNに送出し
て(処理506)、所定の呼設定手順を実行して情報チ
ャネルを確立し(処理507)、情報チャネルが確立す
ると、フロッピーディスク装置9に装着されているFD
10の記憶情報を読み出して、上述した情報形式のFD
転送情報を形成し、そのFD転送情報をグループ4ファ
クシミリ伝送手順と同じ手順を使って相手端末に送信す
る(処理508)。画情報伝送動作を終了すると、所定
の呼切断解放手順を実行して(処理509)、一連の送
信動作を終了する。
【0114】図16および図17は、図15に対応する
受信動作の処理例を示す。
【0115】ISDNより呼設定メッセージSETUP
を受信すると、その受信した呼設定メッセージSETU
Pの情報要素を解析して(処理601)、相手端末と通
信可能であるかどうかを調べ(判断602)、判断60
2の結果がNOになるときには、その着呼を無視する
(処理603)。
【0116】判断602の結果がYESになるときに
は、このときの時刻が、グループ4ファクシミリ期間開
始時刻情報とグループ4ファクシミリ期間終了時刻情報
で規定される時間帯に含まれているかどうかを調べて
(判断604)、判断604の結果がYESになるとき
には、所定の呼設定手順を実行して情報チャネルを確立
し(処理605)、グループ4ファクシミリ伝送手順に
より画情報を受信して画像メモリ8に蓄積し(処理60
6)、画情報受信動作を終了すると、所定の呼切断解放
手順を実行して(処理607)、一連の受信動作を終了
する。
【0117】次いで、受信した画情報を符号化復号化部
7で元の画信号に復号化し(処理608)、その画信号
をプロッタ5に転送して、受信画像を記録出力する(処
理609)。
【0118】判断604の結果がYESになるときに
は、画像メモリ8の残り容量が、FD10の1枚分の最
大容量よりも大きいかどうかを調べる(判断610)。
判断610の結果がNOになるときには、フロッピーデ
ィスク装置9にFD10がセットされているかどうかを
調べる(判断611)。判断611の結果がYESにな
るときには、所定の呼設定手順を実行して情報チャネル
を確立し(処理612)、その確立した情報チャネルを
用い、グループ4ファクシミリ伝送手順と同じ伝送手順
によりFD転送情報を受信して、その受信したFD転送
情報を順次フロッピーディスク装置9に転送し、装着さ
れているFD10に保存する(処理613)。FD転送
情報の受信を終了すると、所定の呼切断解放手順を実行
して(処理614)、一連の受信動作を終了する。
【0119】また、判断610の結果がNOになるとき
には、FD転送情報を保存することができないので、こ
の受信動作を打ち切るために、所定の呼切断解放手順を
実行して呼を解放し(処理615)、FD転送動作を行
えなかった旨をオペレータに通知するエラー表示を出力
して(処理616)、この動作を終了する。
【0120】また、判断617の結果がYESになると
きには、呼設定手順を実行して情報チャネルを確立し
(処理617)、グループ4ファクシミリ伝送手順と同
じ伝送手順によりFD転送情報を受信して、その受信し
たFD転送情報を順次画像メモリ8に保存する(処理6
18)。FD転送情報の受信を終了すると、所定の呼切
断解放手順を実行して(処理619)、一連の受信動作
を終了する。
【0121】次いで、フロッピーディスク装置9にFD
10が装着されているかどうかを調べて(判断62
0)、判断416の結果がNOになるときには、FD1
0を装着することを促すガイダンスメッセージを操作表
示部6に表示出力して(処理621)、FD10が装着
されて判断620の結果がYESになるまで待つ。
【0122】判断620の結果がYESになると、その
ときに受信して画像メモリ8に保存していたFD転送情
報を、フロッピーディスク装置9に転送して、そのとき
に装着されているFD10に受信したFD転送情報を保
存して(処理622)、この動作を終了する。
【0123】なお、上述した実施例では、グループ4フ
ァクシミリ装置として機能する時間帯を設定したが、F
D転送装置として機能する時間帯を設定したり、両方の
時間帯を設定するようにすることもできる。
【0124】ところで、上述した実施例では、グループ
4ファクシミリ装置機能と、FD転送機能を備えたIS
DN端末について、本発明を適用した場合について説明
したが、それ以外の勧告化された装置機能と、勧告外の
装置機能を備えた装置についても、本発明を同様にして
適用することができる。また、上述した実施例では、2
つの装置機能を備えたISDN端末装置について説明し
たが、3つ以上の装置機能を備えたISDN端末装置に
ついても、本発明を同様にして適用することができる。
【0125】また、上述した実施例では、ガイダンスメ
ッセージを液晶表示器に表示しているが、このガイダン
スメッセージとして、音声メッセージを用いることがで
きる。その場合には、音声応答装置を設ければよい。
【0126】また、上述した実施例では、FDの情報を
圧縮しない状態でFD転送情報を形成しているが、FD
の情報を適宜な方法で圧縮した状態で、FD転送情報を
形成するようにしてもよい。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、テレマティーク端末機能のような標準勧告装置
機能と、媒体交換型情報記憶装置機能のような非勧告装
置機能を備え、それらの機能を有効に活用することがで
き、使い勝手のよいISDN端末装置を実現できるとい
う効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDN端末装置を
示すブロック図。
【図2】操作表示部の一例を示す概略構成図。
【図3】FD転送情報の情報形式を例示した概略図。
【図4】ISDNを使用したグループ4ファクシミリ装
置の伝送手順の一例を示すタイムチャート。
【図5】呼設定用信号の信号形式を示す概略図。
【図6】「非標準機能」パラメータの一例を示す概略
図。
【図7】本発明の一実施例にかかる送信動作の処理の一
部を示すフローチャート。
【図8】本発明の一実施例にかかる送信動作の処理の他
の部分を示すフローチャート。
【図9】図8および図9の送信動作に対応する受信動作
の処理の一部を示すフローチャート。
【図10】図8および図9の送信動作に対応する受信動
作の処理の他の部分を示すフローチャート。
【図11】本発明の他の実施例にかかる送信動作の処理
例を示すフローチャート。
【図12】図11の送信動作に対応する受信動作の処理
の一部を示すフローチャート。
【図13】図11の送信動作に対応する受信動作の処理
の他の部分を示すフローチャート。
【図14】時間帯情報の一例を示す概略図。
【図15】本発明のさらに他の実施例にかかる送信動作
の処理例を示すフローチャート。
【図16】図15の送信動作に対応する受信動作の処理
の一部を示すフローチャート。
【図17】図15の送信動作に対応する受信動作の処理
の他の部分を示すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−171063(JP,A) 特開 平3−228117(JP,A) 特開 平2−94734(JP,A) 特開 平3−179956(JP,A) 特開 平1−311744(JP,A) 特開 平2−302162(JP,A) 特開 平2−51963(JP,A) NTTR&D Vol.39 No.9 1990,社団法人電気通信協会,p1295 −1304 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04L 29/08 H04M 11/00 303 H04N 1/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準勧告で規格化された標準勧告装置機
    能と、その標準勧告装置機能で取り扱うデータとは異な
    る種類のデータを取り扱い、かつ、標準勧告の規格化が
    されていない非勧告装置機能を備え、ISDNを伝送路
    として用いるISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記標準
    勧告装置機能の伝送前手順でやりとりする手順信号に、
    上記非勧告装置機能を使用する旨をあらわす情報を追加
    し、この情報に基づいて、使用する装置機能を上記標準
    勧告装置機能または上記非勧告装置機能のいずれか一方
    に切り換えることを特徴とするISDN端末装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 標準勧告で規格化された標準勧告装置機
    能と、その標準勧告装置機能で取り扱うデータとは異な
    る種類のデータを取り扱い、かつ、標準勧告の規格化が
    されていない非勧告装置機能を備え、ISDNを伝送路
    として用いるISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記標準
    勧告装置機能の伝送前手順でやりとりする手順信号の一
    部を、上記非勧告装置機能を使用する旨をあらわす情報
    として使用し、この情報に基づいて、使用する装置機能
    を上記標準勧告装置機能または上記非勧告装置機能のい
    ずれか一方に切り換えることを特徴とするISDN端末
    装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 テレマティーク端末機能と、媒体交換型
    情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として用い
    るISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記テレ
    マティーク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信
    号に、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨を
    あらわす情報を追加し、この情報に基づいて、使用する
    装置機能を上記テレマティーク端末機能または上記媒体
    交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り換える一方、 着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に記憶媒体
    が装着されていないときには、装置機能を上記テレマテ
    ィーク端末機能に設定することを特徴とするISDN端
    末装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 テレマティーク端末機能と、媒体交換型
    情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として用い
    るISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記テレ
    マティーク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信
    号の一部を、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用す
    る旨をあらわす情報として使用し、この情報に基づい
    て、使用する装置機能を上記テレマティーク端末機能ま
    たは上記媒体交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り
    換える一方、 着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に記憶媒体
    が装着されていないときには、装置機能を上記テレマテ
    ィーク端末機能に設定することを特徴とするISDN端
    末装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 テレマティーク端末機能と、媒体交換型
    情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として用い
    るISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記テレ
    マティーク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信
    号に、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用する旨を
    あらわす情報を追加し、この情報に基づいて、使用する
    装置機能を上記テレマティーク端末機能または上記媒体
    交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り換える一方、 着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に装着され
    る記憶媒体の記憶容量に相当するバッファメモリを確保
    できないときには、装置機能を上記テレマティーク端末
    機能に設定することを特徴とするISDN端末装置の制
    御方法。
  6. 【請求項6】 テレマティーク端末機能と、媒体交換型
    情報記憶装置機能を備え、ISDNを伝送路として用い
    るISDN端末装置の制御方法において、 ISDN呼制御手順を終了して相手端末の間に情報チャ
    ネルが確立した後、その情報チャネルを用いて上記テレ
    マティーク端末機能の伝送前手順でやりとりする手順信
    号の一部を、上記媒体交換型情報記憶装置機能を使用す
    る旨をあらわす情報として使用し、この情報に基づい
    て、使用する装置機能を上記テレマティーク端末機能ま
    たは上記媒体交換型情報記憶装置機能のいずれかに切り
    換える一方、 着呼時に、上記媒体交換型情報記憶装置機能に装着され
    る記憶媒体の記憶容量に相当するバッファメモリを確保
    できないときには、装置機能を上記テレマティーク端末
    機能に設定することを特徴とするISDN端末装置の制
    御方法。
JP35179691A 1991-12-16 1991-12-16 Isdn端末装置の制御方法 Expired - Lifetime JP3274162B2 (ja)

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