JP2904353B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2904353B2 JP1204598A JP20459889A JP2904353B2 JP 2904353 B2 JP2904353 B2 JP 2904353B2 JP 1204598 A JP1204598 A JP 1204598A JP 20459889 A JP20459889 A JP 20459889A JP 2904353 B2 JP2904353 B2 JP 2904353B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ISDN基本インタフェース機能を伝送手段と
して使用するファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 近年、新しい公衆通信網としてISDN(サービス総合デ
ジタル通信網)が装備されつつあり、このISDNを使用し
てデータをやりとりするデータ端末装置も徐々に実用さ
れるようになってきている。
このようなISDNを利用して画情報伝送を行うファクシ
ミリ装置としては、CCITT(国際電信電話諮問委員会)
よりその標準的な装置機能が勧告されているグループ4
ファクシミリ装置がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ISDNの基本インタフェース機能では、1つ
の加入者線に回線交換処理を行うための1つの信号チャ
ネルと、データ伝送を行うための2つの情報チャネル
(Bチャネル)が多重化されており、2つの情報チャネ
ルを利用して、同時に2つの宛先とデータ伝送を行うこ
とができるようになっている。
しかしながら、上述のグループ4ファクシミリ装置
は、伝送機能を1つしか備えていないために、同時に2
つの情報チャネルを用いた画情報伝送を行うことができ
ない。
また、グループ4ファクシミリ装置を用い、同一の画
像を複数の宛先に伝送するいわゆる同報伝送を行う場
合、まず、伝送する画像を読み取って蓄積し、指定され
た複数の宛先を順次発呼してその蓄積した画像を送信す
るようにしていので、同報伝送を終了するまでには非常
に長い時間がかかるという不都合を生じていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、同時に2つの情報チャネルを用いて効率のよい画情
報伝送を行うことができるファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ISDN基本インタフェース機能を伝送手段と
して使用するファクシミリ装置において、2つの情報チ
ャネルの伝送機能をそれぞれ実行する2つの伝送処理手
段と、2つの情報チャネルを使用した画情報伝送を平行
して実行する通信制御手段と、伝送データを蓄積する蓄
積手段を備え、上記通信制御手段と上記蓄積手段の間で
やりとりする伝送データには、対応する画情報伝送動作
に割り当てられる情報チャネルをあらわす情報チャネル
識別情報が付加され、上記通信制御手段は、その伝送デ
ータに付加されている情報チャネル識別情報に基づい
て、その伝送データに対応した画情報伝送動作を識別す
るとともに、上記通信制御手段は、新たな送信要求が発
生したときに、上記2つの情報チャネルがともに使用さ
れているときには、その送信要求にかかる画情報を作成
して上記蓄積手段に蓄積した後に、いずれかの情報チャ
ネルが空きになるまで待機し、いずれかの情報チャネル
に空きができると、その空いた情報チャネルを利用した
送信動作を開始するようしたものである。また、前記蓄
積手段に蓄積された前記伝送データは、前記通信制御手
段により所定データ長のブロック単位に読み出され、前
記情報チャネル識別情報は、各ブロックの先頭に付加さ
れる。
また、ISDN基本インタフェース機能を伝送手段として
使用するファクシミリ装置において、伝送データを記憶
する記憶手段と、同報宛先情報を記憶する同報宛先記憶
手段と、ISDN基本インタフェース機能の2つの情報チャ
ネルの伝送機能をそれぞれ独立して実行する2つの伝送
処理手段と、この2つの伝送処理手段の少なくとも1つ
が使用可能になっているとき上記同報宛先記憶手段に記
憶されている同報宛先の1つを発呼宛先として選択し、
その宛先に対して上記記憶手段に記憶されている伝送デ
ータを伝送する通信制御手段を備え、上記記憶手段と上
記通信制御手段の間でやりとりする伝送データには、対
応する伝送動作に割り当てられる情報チャネルをあらわ
す情報チャネル識別情報が付加され、上記通信制御手段
は、おのおのの伝送動作に割り当てた情報チャネルを保
持して、その伝送動作に対応した伝送データの送り出し
を制御するようにしたものである。また、前記記憶手段
に記憶された前記伝送データは、前記通信制御手段によ
り所定データ長のブロック単位に読み出され、前記情報
チャネル識別情報は、各ブロックの先頭に付加される。
[作用] したがって、1つのファクシミリ装置を用いて、2つ
の画情報伝送動作を行うことができるので、ファクシミ
リ装置の利用効率が非常に高くなり、かつ、伝送効率も
向上する。また、2つの伝送処理手段を同時に使用する
ことで、2つの宛先に対するデータ伝送を同時に行うこ
とができるので、同報伝送に要する時間をほぼ1/2に短
縮することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装
置を示している。なお、このファクシミリ装置は、基本
的にはグループ4ファクシミリ装置であり、メモリ間で
画情報伝送を行う。
同図において、CPU(中央処理装置)1は、このファ
クシミリ装置の各部の動作の処理などを行うためのもの
であり、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、CPU1が
実行するシステムプログラム、処理プログラム、およ
び、それらのプログラムで使用する種々のパラメータな
どのデータを記憶するものであり、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)3は、CPU1のワークエリアなどを構成
するものである。
スキャナ4は、原稿画像を所定の解像度で読み取るた
めのものであり、プロッタ5は、画像を所定の解像度で
記録出力するためのものであり、操作表示部6は、この
ファクシミリ装置を操作するためのものであり、各種の
操作キーや表示器から構成されている。
符号化復号化部7は、スキャナ4で読み取った画像の
画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状
態の画情報を元の画信号に復号化するためのものであ
り、画像蓄積装置8は、符号化圧縮された状態の画情報
などを蓄積するためのものである。
通信制御部9は、ISDN基本インタフェース機能の伝送
制御処理、および、所定のグループ4ファクシミリ伝送
制御処理を行うためのものであり、BチャネルLAPB(Li
nk Access Procedure Baranced)制御部10,11は、情報
チャネル(Bチャネル)のレイヤ2レイヤの伝送機能を
実現するためのものであり、DチャネルLAPD(Link Acc
ess Procedure for D−chanel)制御部12は、信号チャ
ネル(Dチャネル)のレイヤ2の伝送機能を実現するた
めのものであり、ISDNインタフェース回路13は、このフ
ァクシミリ装置をISDNに接続するためのものであり、IS
DN基本インタフェース機能のレイサ1の伝送機能を実現
する。また、通信制御部9は、2つの情報チャネルの伝
送機能を並行して行う機能を備えている。
これらのCPU1、ROM2、RAM3、スキャナ4、プロッタ
5、操作表示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置
8、および、通信制御部9は、システムバス14に接続さ
れており、これらの各要素間におけるデータのやりとり
は、このシステムバス14を介して行われている。
さて、このファクシミリ装置では、スキャナ4から読
み込んだ画信号を符号化復号化部7で符号化圧縮した後
に、一旦画像蓄積装置8に蓄積し、この画像蓄積装置8
に蓄積した画情報を相手装置に伝送している。
また、画情報受信時には、受信した画情報を一旦画像
蓄積装置8に蓄積し、受信終了した後にその蓄積した画
情報を符号化復号化部7で元の画信号に復号化し、その
画信号をプロッタ5に転送して受信画像を記録出力して
いる。
一方、上述のように、このファクシミリ装置では、2
つの情報チャネルでそれぞれ独立に画情報伝送を行うの
で、システムバス14を介して通信制御部9と画像蓄積装
置8との間でやりとりする伝送データが、いずれの情報
チャネルの伝送データであるかを明確に識別できるよう
にする必要がある。
このため、一回の転送処理で伝送する1ブロック分の
伝送データBDの先頭には、第2図に示すように、使用す
る情報チャネルを表示するチャネル識別情報BIDが付加
される。
ここで、グループ4ファクシミリ装置などのISDN端末
装置が行なう基本的なデータ伝送手順を説明する。
第3図に示すように、発端末は、まず、呼設定メッセ
ージSETUPをISDNに送出して着端末との呼設定を要求
し、ISDNは、指定された着端末に呼設定メッセージSETU
Pを送出して発呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通
知するための呼設定受付メッセージCALL_PORCを発端末
に送出する。
着端末は、着信検出するとISDNに呼出メッセージALER
Tを送出し、ISDNは呼出メッセージALERTを発端末に送出
して着端末の呼出を開始したことを通知する。
着端末は、着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送出し
て着端末が呼を受け付けたことを通知する。
また、ISDNあ、着端末に応答確認メッセージCONN_ACK
を送出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末
と着端末の間にデータ伝送のための情報チャネルが確立
する。
これにより、発端末と着端末との相互間でのデータ伝
送が、おのおのの伝送機能に設定された伝送制御手順に
より実行される。例えば、グループ4ファクシミリ装置
では、グループ4ファクシミリ伝送制御手順に基づいた
データ伝送が行なわれる。
そして、データ伝送を終了すると、発端末が切断メッ
セージDISCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求
し、ISDNが切断メッセージDISCを着端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
これにより、着端末がチャネル切断完了を通知する解
放メッセージRELをISDNに応答すると、ISDNから発端末
に解放メッセージRELが送出される。発端末は、チャネ
ル解放が完了すると解放完了メッセージREL_COMPをISDN
に送出してその旨を通知し、それにより、ISDNは解放完
了メッセージREL_COMPを着端末に送出して、情報チャネ
ルの解放が成立し、発端末と着端末との間に設定されて
いた情報チャネルが完全に解放される。
このようにして、発端末と着端末との間に情報チャネ
ルが設定され、データ伝送が行なわれ、情報チャネルが
解放される。
また、データ伝送の終了後に、着端末から切断メッセ
ージDISCを送出して情報チャネルの解放を要求すること
もできる。
次に、呼設定用の各種メッセージのうち、本発明にと
くに関係する呼設定メッセージSETUPと、呼設定受付メ
ッセージCALL_PROCの内容について説明する。
まず、おのおののメッセージは、第4図(a)に示す
ように、レイヤ3呼制御メッセージを規定するプロトコ
ル使用(フォーマット、シーケンスなど)を識別するた
めのプロトコル識別子、そのメッセージがどの呼に関与
するもとであるかを識別するための呼番号、それぞれの
メッセージの内容を識別するためのメッセージタイプ、
おのおののメッセージに必ず付加される必須情報要素、
および、おのおののメッセージに必要に応じて付加され
る付加情報要素からなる。なお、必須情報要素は、メッ
セージタイプに応じて0,1,または複数個が設定されてお
り、付加情報要素は、その状況に応じて0,1または複数
個が配置される。また、呼番号は、呼を生起する端末に
よって設定される。
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すよう
に、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報
要素として「チャネル識別子」、「発番号」、「着番
号」、「低位レイヤ整合性」、および、「高位レイヤ整
合性」などの情報要素をもつ。また、「チャネル識別
子」情報要素は、主に、ISDNより端末に使用する情報チ
ャネルを指定するために使用される。
呼設定受付メッセージCALL_PROCは、同図(c)に示
すように、付加情報要素として、「チャネル識別子」な
どをもつ。
ここで、各情報要素の概略について説明する。
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が、音
声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオ
ーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれ
であるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が回
線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送モ
ード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報の
転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロト
コルをあらわす情報などからなる。
「チャネル識別子」情報要素は、使用する情報チャネ
ルが、基本インタフェースにおけるチャネルあるいはサ
ブチャネルのいずれであるのかを識別するためのもので
ある。
「発番号」情報要素は、発端末のISDNアドレス(加入
者番号)をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末の
ISDNアドレスをあらわす。
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信
可能性検査に使用するためのものであり、基本的な内容
は「伝達能力」情報要素と同一である。さらに、この
「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細かな内容が
含まれる。
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合
性検査に使用するためのものであり、G2/G3ファクシミ
リ、G4ファクシミリ、ミックスモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、あるいはメッセージ・ハ
ンドリング・システムのいずれを端末機能として備えて
いるのかを表示するためのものである。
以上の構成で、このファクシミリ装置を用いて画情報
伝送を行う場合、オペレータが送信原稿をスキャナ4に
セットすると、CPU1および通信制御部9は、次のような
処理を行う。なお、以下の説明においては、CPU1と通信
制御部9が共同して処理を行う部分では、CPU1と通信制
御部9の動作をとくに区別しない。
すなわち、第5図に示すように、スキャナ4に原稿が
セットされるとこの処理が開始され(判断101の結果がY
ES)、CPU1は、そのときに使用可能な情報チャネルがあ
り、通信可能であるかどうかを調べる(判断102)。
1つ以上の情報チャネルが使用可能で、判断102の結
果がYESになるときには、その画情報送信時に使用する
呼番号を設定し(処理103)、オペレータが送信操作を
終了してスタートキー(図示略)をオンするまで待機す
る(送信操作入力処理;処理104)。
スタートキーがオンされて、処理104を終了すると、
スキャナ4の読取動作を開始して、そのときにセットさ
れている送信原稿の画像を読み取り、その読取によって
得た画信号を符号化復号化部7で符号化圧縮し、その符
号化圧縮によって得た画情報を画像蓄積装置8に蓄積す
る(処理105)。
このようにして、画情報伝送の準備が整うと、そのと
きに設定されている(この場合には処理103で設定)呼
番号を「呼番号」情報要素に設定し、また、自端末の加
入者番号の「発番号」情報要素に、宛先端末の加入者番
号を「着番号」情報要素に、「伝達能力」情報要素、
「低位レイヤ整合性」情報要素および「高位レイヤ整合
性」情報要素にそれぞれ対応する情報を設定した呼設定
メッセージSETUPを形成し、新たな送信処理プロセスを
生成/開始して、その呼設定メッセージSETUPをISDNに
送出し、呼設定手順(処理106)を開始する。
また、この呼設定手順においてISDNより受信した呼設
定受付メッセージCALL_PROCに含まれている「チャネル
識別子」情報要素に基づいて、そのときに使用する情報
チャネルを設定する。
これにより、宛先が着呼応答し、画情報伝送で使用す
る情報チャネルが確立すると、グループ4ファクシミリ
伝送手順(処理107)を行って、画像蓄積装置8に蓄積
している送信画情報を宛先に伝送する。
そして、送信画情報の伝送を終了し、グループ4ファ
クシミリ伝送手順を終了すると、呼復旧手順(処理10
8)を実行して、そのときに生起した呼を解放/復旧
し、そのときに実行していた送信処理プロセスを停止す
る。
また、オペレータがスキャナ4に原稿をセットしたと
きに、情報チャネルの空きがなくて送信開始できず、判
断102の結果がNOになるときには、処理104,105と同様な
処理109,110を実行して、画像情報伝送の準備を行った
状態で、情報チャネルの空きができるまで待機する(処
理111)。
そして、使用可能な情報チャネルを得ると、その画像
情報送信時に使用する呼番号を設定した状態で(処理11
2)、処理106に移行して、上述と同様の画情報伝送動作
を行う。
このようにして、画情報の送信動作が行われる。
また、ISDNよりこのファクシミリ装置に呼設定メッセ
ージSETUPが送出されて、ファクシミリ装置が着呼した
場合には、次のような処理を行う。
すなわち、第6図に示すように、ISDNより着信要求さ
れて着信検出すると(判断201の結果がYES)、この処理
を開始し、まず、そのときに使用可能な情報チャネルが
1つ以上あり、かつ、そのときに受信した呼設定メッセ
ージSETUPの「伝達能力」情報要素、「低位レイヤ整合
性」情報要素、および、「高位レイヤ整合性」情報要素
の内容を調べて受信応答できるかどうかを調べる(判断
202)。
判断202の結果がYESになるときには、新たな受信処理
プロセスを生成/開始し、呼設定メッセージSETUPで指
定された呼番号、および、情報チャネルを用いて呼設定
手順(処理203)を実行し、発端末と情報チャネルを確
立する。
情報チャネルを確立すると、グループ4ファクシミリ
伝送手順(処理204)を行い、情報チャネルを介して受
信した画情報を画像蓄積装置8に蓄積する。
画情報の受信を終了し、グループ4ファクシミリ伝送
手順を終了すると、呼復旧手順(処理205)を実行し
て、呼を解放/復旧し、そのときに実行していた受信処
理プロセスを停止する。
そして、そのときに受信した画像蓄積装置8に蓄積し
た画情報を読み出し、符号化復号化部7で元の画信号に
復号化し、その画信号をプロッタ5に転送して、受信画
像を記録出力させる。
また、ISDNより受信した呼設定メッセージSETUPの内
容を調べて、受信応答できないと判定した場合には、そ
の着信を無視し(処理207)、着信応答しない。
このようにして、このファクシミリ装置を用いた画情
報伝送が行われる。
例えば、このファクシミリ装置が全くの待機状態にな
っているときに、オペレータが送信動作を開始すると、
CPU1あ、そのときに使用する呼信号を、例えば「1」に
設定して、通信制御部9に通知する。
これにより、通信制御部9は、DチャネルLAPD制御部
12を起動し、CPU1より通知された呼番号を「呼番号」情
報要素に設定して呼設定メッセージSETUPを、このDチ
ャネルLAPD制御部12を介してISDNに送出し、呼設定手順
を開始する。
また、ISDNより呼設定受付メッセージCALL_PROCを受
信すると、それに含まれている「チャネル識別子」情報
要素の内容に基づいて、使用する情報チャネルを、例え
ば、「B1チャネル」に設定する。
この場合、グループ4ファクシミリ伝送手順では、B
チャネルLAPB制御部10を起動してグループ4ファクシミ
リ伝送手順信号などのやりとりを行い、また、画像蓄積
装置8に蓄積した画像情報を宛先に伝送するときには、
画像蓄積装置8より伝送ブロック単位に読み出して通信
制御部9に転送するときに、チャネル識別情報BIDとし
て、「B1」をあらわす内容のデータを用いる。
さて、このようにして、1つの宛先に画情報伝送して
いるときに、、オペレータが、別の宛先に対する他の画
情報送信を行うために、送信原稿をスキャナ4にセット
すると、このときには、情報チャネルB2を使用すること
ができるので、CPU1は、例えば、呼番号に「2」を設定
した状態で、送信準備のための動作を行う。
そして、送信操作を終了すると、新たに送信処理プロ
セスを生成して開始し、CPU1より通知された呼番号を
「呼番号」情報要素に設定して呼設定メッセージSETUP
をISDNに送出し、呼設定手順を開始する。
また、このときには、呼設定受付メッセージCALL_PRO
Cにより、空きチャネルである情報チャネルB2が使用す
る情報チャネルとして指定されるので、その指定状態を
記憶する。
このときには、グループ4ファクシミリ伝送手順で
は、BチャネルLAPB制御部11を起動してグループ4ファ
クシミリ伝送手順信号などのやりとりを行い、また、画
像蓄積装置8に蓄積した画情報を宛先に伝送するため、
画像蓄積装置8より伝送ブロック単位に読み出して通信
制御部9に転送するときには、チャネル識別情報BIDと
して、「B2」をあらわす内容をデータを用いる。
したがって、通信制御9より1ブロック分の伝送デー
タの終了が通知されて、次のブロックが要求されると、
CPU1は、情報チャネルB1を用いて伝送している画情報に
ついては、チャネル識別情報BIDとして「B1」をあらわ
す内容を、また、情報チャネルB2を用いて伝送している
画情報については、チャネル識別情報BIDとして「B2」
をあらわす内容を、おのおのの伝送データBDの先頭に付
加する。
これにより、通信制御部9は、転送されてきた伝送デ
ータが、いずれの情報チャネルにかかる伝送データであ
るのかを判定することができる。
このようにして、同時に2つの画情報伝送を、並行し
て行うことができる。
また、2つの情報チャネルがともに使用されている状
態で、オペレータが新たな画情報送信を行うために、送
信原稿をスキャナ4にセットしたときには、ただちに画
情報送信を行えない。
そこで、その場合には、送信準備だけを先に行い、い
ずれかの画情報伝送が終了して、情報チャネルに空きが
生じるまで待機する。
そして、情報チャネルの空きが生じると、呼番号と情
報チャネルの設定を行った状態で、上述と同様の画情報
送信動作を開始する。
また、1つの情報チャネルを使用して画情報伝送を行
っているときに、別の端末からの発呼を受けたとき、そ
のときには、空いている他方の情報チャネルを画情報受
信に用いることができるので、呼設定メッセージSETUP
の内容を調べて相手装置とデータ伝送可能であると判断
した場合には、新たな受信処理プロセスを生成して開始
する。
これにより、送信動作と受信動作を並行して行うこと
ができる。
また、この場合には、受信した1ブロック分の画情報
を通信制御部9から画像蓄積装置8に転送するとき、そ
の転送データの先頭には、受信処理で使用している情報
チャネルをあらわすチャネル識別情報BIDがセットされ
る。
一方、全くの待機状態で、ISDNより呼設定メッセージ
SETUPを受信すると、通信制御部9は、受信応答できる
かどうかを調べ、できる場合には、指定された情報チャ
ネルの内容をCPU1に通知し、これにより、CPU1は、新た
な受信処理プロセスを生成/開始して、呼設定手順を開
始する。
また、グループ4ファクシミリ伝送手順を開始して、
画情報を受信するとき、1ブロック分の画情報を画像蓄
積装置8に転送するときには、その先頭に、そのときに
設定されている情報チャネルの内容をあらわすチャネル
識別情報BIDを付加する。
このような受信動作を行っているときに、オペレータ
が送信動作を開始するために送信原稿をスキャナ4にセ
ットすると、このときには、使用可能な情報チャネルが
1つ空いているので、CPU1は、上述と同様に、使用する
呼番号を設定した状態で、新たな送信処理プロセスを生
成して開始する。
また、この場合、画像蓄積装置8に蓄積した送信画情
報を通信制御部9に転送するときには、1ブロック分の
伝送データに、呼設定受付メッセージCALL_PROCにより
通知されたその送信動作で使用する情報チャネルの内容
をあわらすチャネル識別情報BIDを付加した状態で伝送
する。
これにより、受信動作中に、送信動作を行うことがで
き、受信動作と送信動作が並行して行われる。
また、受信動作中に他の端末から生起された呼にかか
る呼設定メッセージSETUPをISDNより受信したとき、そ
のときには、受信する情報チャネルが空いているので、
端末機能が一致した場合に、新たな受信処理プロセスを
生成/開始し、呼設定手順を開始する。
また、それぞれの受信処理プロセスで受信した画情報
を画像蓄積装置8に転送するときには、1ブロック分の
伝送データに、おのおのの受信処理プロセスで使用する
情報チャネルの内容をあらわすチャネル識別情報BIDを
付加して、それぞれを識別できるようにする。
このようにして、同時に2つの受信処理プロセスを実
行することができる。
また、2つの送信処理プロセス、2つの受信プロセ
ス、または、送信処理プロセスと受信処理プロセスがそ
れぞれ1つずつ実行されており、2つの処理プロセスが
並行して実行されているときに、他の発端末から生起さ
れた呼にかかる呼設定メッセージSETUPを受信したとき
には、その着呼を無視して着信応答しない。
この場合、一定時間以上応答メッセージを受信できな
ければ、ISDNはその呼を解放するように発端末に指令し
て、呼接続を解放する。
以上のように、本実施例では、送信動作と受信動作を
2つ同時に行うことができるので、ファクシミリ装置の
利用効率が非常に高くなり、また、回線の使用効率も格
段に向上する。
なお、上述した実施例では、受信動作を完了してから
受信画像を記録出力しているが、受信完了したブロック
の受信画像を順次記録出力するようにすることもでき
る。また、2つの受信動作を並行して行っている場合に
は、最初の受信動作で受信した画像の記録出力を完了し
てから、次の受信動作で受信した画像の記録出力を行
う。
さて、このファクシミリ装置で複数の宛先に対して同
報伝送を行う場合について、次に説明する。この場合、
同報伝送を行うための同報管理情報を形成しており、そ
の一例を第7図(a)に示す。
この同報管理情報MNDは、おのおのの同報伝送に対し
て1つ形成されてRAM3に記憶されるものであり、それぞ
れの同報管理情報MNDを識別するためのファイル番号F
N、同報宛先をあらわす同報宛先情報CN、および、伝送
する画情報が画像蓄積装置8のどの記憶領域に記憶され
ているのかを示す画像蓄積領域情報MPからなる。
また、同報宛先情報CNは、同図(b)に示すように、
それぞれの同報宛先を示す宛先情報DC、および、それぞ
れの同報宛先に対する画情報伝送が終了したことをあら
わす終了フラグFEからなる。
以上の構成でも、送信原稿をスキャナ4にセットし、
操作表示部6を操作してオペレータが同報伝送を指定入
力すると、CPU1は、そのときに指定された同報宛先を記
憶し、さらに、オペレータが伝送モードなどを設定入力
した後にスタートキー(図示略)などをオンして同報伝
送の開始を指令入力すると、CPU1は、そのときにスキャ
ナ4にセットされている原稿を読み取らせ、それによっ
て得た画信号を符号化復号化部7で符号化圧縮し、それ
によって得た画情報を画像蓄積装置8に蓄積する。な
お、この同法操作時、複数の宛先からなる1つの同報グ
ループを1つのキー操作で入力できる場合には、そのキ
ー操作により、複数の同報宛先を指定することができ
る。
そして、そのときに指定された同報宛先、および、画
情報が画像蓄積装置8に占める記憶領域の状態に基づい
て、上述した同報管理情報MNGを新たに形成して、RAM3
に記憶する。
このようにして、同報伝送の準備が整うと、CPU1は、
第8図の処理により同報伝送を実行する。
まず、同報管理情報MNGの同報宛先情報CNに、終了フ
ラグFEがセットされていない宛先情報DCが1つ以上ある
かどうかを調べる(判断301)。
判断301の結果がYESになるときには、そのときに1つ
以上の情報チャネルが使用可能で、送信可能な状態にな
っているかどうかを調べ(判断302)、判断302の結果が
YESになるときには、新たな送信処理プロセスを開始し
て(処理303)、判断301に戻る。
送信可能な状態でなくて、判断302と結果がNOになる
ときには、その状態で、送信可能な状態になるまで待機
する(判断302のNOループ)。
また、処理303で送信処理プロセスを開始すると、CPU
1および通信制御部9は、第9図に示した処理を実行す
る。
まず、その送信時に使用する呼番号を設定し(処理40
1)、その設定した呼番号を「呼番号」情報要素に設定
し、また、自端末の加入者番号を「発番号」情報要素
に、そのときに同報宛先情報CNから取り出した1つの宛
先情報DCの加入者番号を「着番号」情報要素に、「伝達
能力」情報要素、「低位レイヤ整合性」情報要素および
「高位レイヤ整合性」情報要素にそれぞれ対応する情報
を設定した呼設定メッセージSETUPを形成し、その呼設
定メッセージSETUPをISDNに送出し、呼設定手順(処理4
02)を開始する。
また、この呼設定手順においてISDNより受信した呼設
定受付メッセージCALL_PROCに含まれている「チャネル
識別子」情報要素に基づいて、そのときに使用する情報
チャネルを設定する。
これにより、宛先が着呼応答し、画情報伝送で使用す
る情報チャネルが確立すると、グループ4ファクシミリ
伝送手順(処理403)を行って、画像蓄積装置8に蓄積
している送信画情報を宛先に伝送する。また、このとき
に画像蓄積装置8から通信制御部9に、1ブロック分の
伝送データBDを転送するときには、その先頭に、そのと
きに設定された情報チャネルをあらわすチャネル識別情
報BIDが付加される。
そして、送信画情報の伝送を終了し、グループ4ファ
クシミリ伝送手順を終了すると、呼復旧手段(処理40
4)を実行して、そのときに生起した呼を解放/復旧
し、そのときに実行していた送信処理プロセスを終了す
るとともに、そのときの宛先の宛先情報DCに対応した終
了フラグFEをセットする(処理405)。
このようにして、1つの送信処理プロセスでは、1つ
の宛先に対する画情報伝送が行われる。
ところで、呼設定手順において、宛先端末が着信応答
しなかった場合には、その時点で呼接続が解放されるの
で、グループ4ファクシミリ手順が実行されず、また、
その宛先の宛先情報DCに対応した終了フラグFEがセット
されない。
さらに、着信応答しなかった宛先への再発呼は、他の
宛先に対する画情報送信動作の実行後に行うようにする
ことで、同一宛先に対する再発呼が連続することを、あ
る程度抑制することができる。
さて、ここで、4つの宛先をオペレータが同報宛先に
設定した場合、まず、1番目の宛先の宛先情報DCを選択
し、そのときには、2つの情報チャネルが使用可能なの
で、送信処理プロセスを新たに生成して開始する。
そして、1番目の宛先への送信動作を呼番号を設定し
て、その設定した呼番号を「呼番号」情報要素に、自端
末の加入者番号を「発番号」情報要素に、1番目の宛先
情報DCの加入者番号を「着番号」情報要素に、「伝達能
力」情報要素、「低位レイヤ整合性」情報要素および
「高位レイヤ整合性」情報要素にそれぞれ対応する情報
を設定した呼設定メッセージSETUPを形成し、その呼設
定メッセージSETUPをISDNに送出して呼設定手順を開始
する。
一方、このようにして、1番目の宛先への送信処理プ
ロセス(以下、1番目の送信処理プロセスという)を行
っているときには、もう1つの情報チャネルを使用する
ことができるので、CPU1は、2番目の宛先に画情報を送
信するための送信処理プロセス(以下、2番目の送信処
理プロセスという)を新たに生成して開始する。
これによって、1番目の送信処理プロセスと2番目の
送信処理プロセスが同時に実行される。
この2番目の宛先にかかる送信処理プロセスでも、上
述と同様にして、呼設定メッセージSETUPを形成し、ISD
Nに送出して呼設定手順を開始する。
このようにして、2つの送信処理プロセスが実行され
ていて、1番目の送信処理プロセスの呼設定手順におい
て情報チャネルB1が割り当てられ、2番目の送信処理プ
ロセスの呼設定手順において情報チャネルB2が割り当て
られているときには、1番目の送信処理プロセスにかか
る1ブロック分の伝送データBDの先頭には、情報チャネ
ルB1をあらわすチャネル識別情報BIDが付加され、2番
目の送信処理プロセスにかかる1ブロック分の伝送デー
タBDの先頭には、情報チャネルB2をあらわすチャネル識
別情報BIDが付加され、これにより、通信制御部9は、
それぞれの送信処理プロセスの伝送データBDを識別す
る。
また、2つの送信処理プロセスが実行されているとき
には、使用可能な情報チャネルがないので、3番目の宛
先に対する送信処理プロセス(以下、3番目の送信処理
プロセスという)および、4番目の宛先に対する送信処
理プロセス(以下、4番目の送信処理プロセスという)
は、待機状態となる。
そして、1番目の送信処理プロセスが終了すると、使
用可能な情報チャネルの空きが1つできるので、3番目
の送信処理プロセスが生成されて開始される。また、こ
れによって再度使用可能な情報チャネルの空きがなくな
るので、4番目の送信処理プロセスは待機状態を続け
る。
また、3番目の送信処理プロセスの呼設定手順におい
ては、1番目の送信処理プロセスと同様に情報チャネル
B1が割り当てられるので、3番目の送信処理プロセスに
かかる1ブロック分の伝送データBDの先頭には、情報チ
ャネルB1をあらわすチャネル識別情報BIDが付加され
る。
2番目の送信処理プロセスが終了すると、使用可能な
情報チャネルの空きができるので、4番目の送信処理プ
ロセスが生成されて開始される。この4番目の呼設定手
順においては、2番目の送信処理プロセスと同様に情報
チャネルB2が割り当てられるので、4番目の送信処理プ
ロセスにかかる1ブロック分の伝送データBDの先頭に
は、情報チャネルB2をあらわすチャネル識別情報BIDが
付加される。
また、例えば、2番目の送信処理プロセスの呼設定手
順において、宛先が着信応答しないで呼接続解放された
場合には、その時点で2番目の送信処理プロセスを一時
中止し、3番目の送信処理プロセスを生成して開始す
る。そして、4番目の送信処理プロセスが終了した時点
で、2番目の送信処理プロセスを再度実行して、2番目
の宛先への画情報伝送を行う。
なお、この場合、3番目の送信処理プロセスが終了し
た時点で、2番目の送信処理プロセスを再度実行するよ
うにしてもよい。
このようにして、2つの情報チャネルを使用した送信
処理プロセスが、順次行われる。また、送信処理プロセ
スを同時に2つ独立して実行することができるので、同
報伝送に要する時間は、ほぼ2つの宛先に順次同報する
ときに要する時間と同等であり、従来装置の同報時間の
約1/2になる。
ところで、上述した実施例では、2つのBチャネルLA
PB制御部10,11を用いて2つの情報チャネルB1,B2のレイ
ヤ2の情報処理をそれぞれ行っているが、1つのBチャ
ネルLAPB制御部を用いて、2つの情報チャネルB1,B2の
レイヤ2の制御処理を行うようにすることもできる。そ
の場合、処理プロセスを2つ並行に実行させる。
また、本発明は、伝送開始時刻を指定した時刻指定同
報伝送を行う場合にも、同様にして適用できる。
また、同報管理情報、同報処理、および、送信処理プ
ロセスは、上述した実施例におけるものに限ることはな
い。また、このファクシミリ装置は、同報伝送以外の伝
送処理を行うこともできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ISDN基本イン
タフェース機能を伝送手段として使用するファクシミリ
装置において、2つの情報チャネルの伝送機能をそれぞ
れ実行する2つの伝送処理手段と、2つの情報チャネル
を使用した画情報伝送を平行して実行する通信制御手段
と、伝送データを蓄積する蓄積手段を備え、上記通信制
御手段と上記蓄積手段の間でやりとりする伝送データに
は、対応する画情報伝送動作に割り当てられる情報チャ
ネルをあらわす情報チャネル識別情報が付加され、上記
通信制御手段は、その伝送データに付加されている情報
チャネル識別情報に基づいて、その伝送データに対応し
た画情報伝送動作を識別するとともに、上記通信制御手
段は、新たな送信要求が発生したときに、上記2つの情
報チャネルがともに使用されているときには、その送信
要求にかかる画情報を作成して上記蓄積手段に蓄積した
後に、いずれかの情報チャネルが空きになるまで待機
し、いずれかの情報チャネルに空きができると、その空
いた情報チャネルを利用した送信動作を開始するように
したので、2つの情報チャネルを利用して2つの画情報
伝送処理を平行して実行できるので、ファクシミリ装置
の利用効率が向上するとともに、伝送効率も向上すると
いう効果を得る。
また、ISDN基本インタフェース機能を伝送手段として
使用するファクシミリ装置において、伝送データを記憶
する記憶手段と、同報宛先情報を記憶する同報宛先記憶
手段と、ISDN基本インタフェース機能の2つの情報チャ
ネルの伝送機能をそれぞれ独立して実行する2つの伝送
処理手段と、この2つの伝送処理手段の少なくとも1つ
が使用可能になっているとき上記同報宛先記憶手段に記
憶されている同報宛先の1つを発呼宛先として選択し、
その宛先に対して上記記憶手段に記憶されている伝送デ
ータを伝送する通信制御手段を備え、上記記憶手段と上
記通信制御手段の間でやりとりする伝送データには、対
応する伝送動作に割り当てられる情報チャネルをあらわ
す情報チャネル識別情報が付加され、上記通信制御手段
は、おのおのの伝送動作に割り当てた情報チャネルを保
持して、その伝送動作に対応した伝送データの送り出し
を制御するようにしたので、同報伝送に要する時間をほ
ぼ1/2に短縮できるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示すブロック、第2図は転送するデータの形式を例示し
た概略図、第3図はISDNの伝送手順の一例を示すタイム
チャート、第4図(a)は呼設定用メッセージの基本フ
ォーマットを示す概略図、同図(b)は呼設定メッセー
ジに含まれる情報要素の一例を示す概略図、同図(c)
は呼設定受付メッセージに含まれる情報要素の一例を示
す概略図、第5図は送信時の処理例を示すフローチャー
ト、第6図は受信時の処理例を示すフローチャート、第
7図(a)は同報管理情報の一例を示す概略図、同図
(b)は同報宛先情報の一例を示す概略図、第8図は同
報伝送時の処理例を示すフローチャート、第9図は送信
処理プロセスの処理例を示すフローチャートである。 1……CPU(中央処理装置)、2……ROM(リード・オン
リ・メモリ)、3……RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)、9……通信制御部、10,11……BチャネルLAPB制
御部、12……DチャネルLAPD制御部、13……ISDNインタ
フェース回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−94728(JP,A) 特開 昭62−53570(JP,A) 特開 昭57−83964(JP,A) 特開 昭62−157461(JP,A) 特開 平2−172359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 29/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN基本インタフェース機能を伝送手段と
    して使用するファクシミリ装置において、 2つの情報チャネルの伝送機能をそれぞれ実行する2つ
    の伝送処理手段と、 2つの情報チャネルを使用した画情報伝送を平行して実
    行する通信制御手段と、 伝送データを蓄積する蓄積手段を備え、 上記通信制御手段と上記蓄積手段の間でやりとりする伝
    送データには、対応する画情報伝送動作に割り当てられ
    る情報チャネルをあらわす情報チャネル識別情報が付加
    され、上記通信制御手段は、その伝送データに付加され
    ている情報チャネル識別情報に基づいて、その伝送デー
    タに対応した画情報伝送動作を識別するとともに、上記
    通信制御手段は、新たな送信要求が発生したときに、上
    記2つの情報チャネルがともに使用されているときに
    は、その送信要求にかかる画情報を作成して上記蓄積手
    段に蓄積した後に、いずれかの情報チャネルが空きにな
    るまで待機し、いずれかの情報チャネルに空きができる
    と、その空いた情報チャネルを利用した送信動作を開始
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記蓄積手段に蓄積された前記伝送データ
    は、前記通信制御手段により所定データ長のブロック単
    位に読み出され、前記情報チャネル識別情報は、各ブロ
    ックの先頭に付加されることを特徴とする請求項1記載
    のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】ISDN基本インタフェース機能を伝送手段と
    して使用するファクシミリ装置において、 伝送データを記憶する記憶手段と、 同報宛先情報を記憶する同報宛先記憶手段と、 ISDN基本インタフェース機能の2つの情報チャネルの伝
    送機能をそれぞれ独立して実行する2つの伝送処理手段
    と、 この2つの伝送処理手段の少なくとも1つが使用可能に
    なっているとき上記同報宛先記憶手段に記憶されている
    同報宛先の1つを発呼宛先として選択し、その宛先に対
    して上記記憶手段に記憶されている伝送データを伝送す
    る通信制御手段を備え、 上記記憶手段と上記通信制御手段の間でやりとりする伝
    送データには、対応する伝送動作に割り当てられる情報
    チャネルをあらわす情報チャネル識別情報が付加され、
    上記通信制御手段は、おのおのの伝送動作に割り当てた
    情報チャネルを保持して、その伝送動作に対応した伝送
    データの送り出しを制御することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段に記憶された前記伝送データ
    は、前記通信制御手段により所定データ長のブロック単
    位に読み出され、前記情報チャネル識別情報は、各ブロ
    ックの先頭に付加されることを特徴とする請求項3記載
    のファクシミリ装置。
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