JP2791988B2 - 患者年令の印字可能な病院向け伝票プリンタ - Google Patents

患者年令の印字可能な病院向け伝票プリンタ

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JP2791988B2
JP2791988B2 JP4169864A JP16986492A JP2791988B2 JP 2791988 B2 JP2791988 B2 JP 2791988B2 JP 4169864 A JP4169864 A JP 4169864A JP 16986492 A JP16986492 A JP 16986492A JP 2791988 B2 JP2791988 B2 JP 2791988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は患者年令の印字可能な
病院向け伝票プリンタに関し、特に、患者の年令を自動
的に印字できるようにした病院向け伝票プリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】病院によっては、診察予約、検査結果等
の伝票を伝票プリンタで打ち出して、患者に渡したり、
病院内で利用したりするようにしている。
【0003】従来は、この伝票に患者名と生年月日は自
動的にプリントされたが、患者の年令に関しては自動的
にプリントされなかった。
【0004】そこで、従来は、伝票に、患者の年令を記
入する場合には、医師や事務担当者等が伝票発行年月日
と患者の生年月日から年令を暗算または筆算で求め、伝
票に手書きするようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、前記のよう
に、患者の年令を伝票に手書きしていたため、作業能率
が悪いという問題、および年令を誤記入するという問題
等があった。
【0006】また、患者の年令計算をする時に、元号が
二つ以上にまたがっている場合には、計算が面倒である
という問題があった。
【0007】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、伝票に患者の年令を自動的に印字すること
ができる伝票プリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にあっては、患者年齢の印字可能な病院向け伝
票プリンタであって、伝票発行年月日データを記憶する
時刻データ記憶手段と、少なくとも患者の生年月日を含
む患者データを記憶する患者データ記憶手段と、前記伝
票発行年月日データと前記患者の生年月日データについ
て、西暦及び元号を含む暦を判断する判断手段と、前記
判断手段の判断結果に基づいて、前記伝票発行年月日デ
ータ及び患者の生年月日データの暦が一致するように変
換する暦変換手段と、前記暦変換手段によって暦が一致
した両データに基づき患者の年齢を演算する患者年齢演
算手段と、前記患者年齢演算手段によって求められた年
齢を伝票に印字する印字制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、伝票発行年月日データと患者
の生年月日データとが西暦または同一の元号に変換され
る。そして、伝票発行年月日データから患者の生年月日
データを減算することにより、患者の年令が自動的に求
められ、伝票の所定位置に印字される。
【0010】よって、本発明によれば、年令の計算を暗
算または筆算で行い、伝票の所定の位置に記入する手間
が省け、作業能率の向上を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2は本発明の伝票プリンタの一実施例の外観
斜視図を示す。なお、以下では、病院で使用する伝票プ
リンタを例にして説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0012】図において、1はトップカバーであり、内
部に配置されている機構部を覆っている。該トップカバ
ー1の前面には、ストップ、医師、コメント、伝票の各
キー11が配置され、その上段に、入力されているデー
タの一部、あるいは使用者に対してメッセージ等を表示
する液晶表示装置12が組付けられている。
【0013】2はインクリボン(図示せず)を交換した
り、ジャムが発生した時等に開けられるフロントカバー
であり、凹部3に指をかけることにより、これを開ける
ことができる。
【0014】4はデータを記憶した磁気カードを通し、
データを読込むためのカード挿入孔であり、その後方に
は、磁気カードの挿入方向を決めやすくするための案内
突起5が設けられている。6は前記液晶表示装置12の
後方に設けられたカードポケットであり、複数枚の医師
カード、コメントカード等のカード13を保管するため
に使用される。
【0015】7は印字台であり、印字する時に、印字部
が空欄の伝票がその上に乗せられる。8は伝票の左右方
向の位置決め用ガイドである。
【0016】次に、図3を参照して、前記フロントカバ
ー2の内部に配置された伝票送り機構について説明す
る。図において、20は紙送りモータ、21、22はギ
ャ、23は前記ギャ21、22を介して動力が伝達され
る第1のローラである。24は第2のローラであり、図
示されていないばねにより、下方向に付勢されている。
25は印字ヘッドであり、X方向に移動して、図示され
ていないインクリボンにより、挿入された伝票用紙に印
字する。26は印字台ストッパである。この印字台スト
ッパ26と前記印字ヘッド25との距離は、伝票のトッ
プマージンの最大値と、最大印字行数を加味して決めら
れている。
【0017】また、27、28は印字台7上を搬送され
る伝票を検知する第1、第2の紙検出センサである。本
実施例では、前記第1の紙検出センサ27として、アク
チュエータ型フォトセンサが使用され、第2の紙検出セ
ンサ28として、反射型フォトセンサが使用されてい
る。なお、前記以外の符号は、図2と同一又は同等物を
示す。
【0018】図3において、印字台7に伝票用紙が乗せ
られて奥の方へ挿入され、その先端が第1の紙検出セン
サ27により検出されると、該検出信号により、前記紙
送りモータ20が起動される。そうすると、紙送りモー
タ20の動力はギャ21、22を介して、第1のローラ
23に伝えられる。
【0019】前記伝票用紙が第1と第2のローラ23、
24の間に入るようにさらに挿入されると、伝票用紙は
第1のローラ23の回転により奥の方(図のY方向)へ
送られる。伝票用紙は、印字ヘッド25の下を通過した
後、第2の紙検出センサ28で先端が検出され、印字ヘ
ッド25と伝票用紙の位置決めがなされる。その後、所
定のトップマージン分さらに紙送りされた後、印字ヘッ
ド25は印字中心25aを中心として、第1行の印字を
開始する。ここに、前記トップマージンとは、図10に
示されているように、伝票の最初の非印字部分であり、
通常は伝票のタイトルが予め印刷されている箇所であ
る。なお、図10の説明は後で行う。
【0020】以上のようにして、1行々々印字が進めら
れ、必要な印字が全て終了すると、前記紙送りモータ2
0は逆回転する。これにより、第1のローラ23も逆回
転し、伝票は伝票送り機構から自動的に排出される。
【0021】次に、本実施例の伝票プリンタのハード構
成を、図4のブロック図を参照して説明する。図4にお
いて、31はCPU、32は本伝票プリンタの制御プロ
グラムや制御データが格納されたROM、33はカード
から読込まれたデータ等を電源がオフされるまで保持し
たり、データ編集等のワークエリアを提供するRAMで
ある。また、34は書込みが可能なEEPROMであ
る。このEEPROM34には、各種のパラメータが格
納され、このパラメータは電源オフ後も記憶保持され
る。
【0022】35は漢字変換ROMである。この漢字変
換ROM35には、JIS第1、第2水準漢字、非漢字
のフォントデータが記憶されている。36は磁気カード
に記録されているデータを読込むカードリーダである。
カードリーダ36は、カードロード信号(CLD)によ
りカードの挿入/離脱の判別ができ、リードクロック信
号(RCL)のタイミングで、リードデータ信号(RD
T)が読込まれる。37は時計ICであり、伝票発行年
月日時分のデータを提供する。この時計IC37は、大
容量のコンデンサによりバックアップされており、電源
切断後も、数日間であれば、動作を継続する。
【0023】また、38は第1の入出力装置(I/O)
であり、該第1の入出力装置38には、前記キー11
と、第1、第2の紙検出センサ27、28が接続されて
いる。39は第2の入出力装置(I/O)であり、これ
には、前記液晶表示装置12とブサー40が接続されて
いる。
【0024】さらに、41は第3の入出力装置(I/
O)であり、これには、Y方向(図3参照)モータ、す
なわち紙送りモータ20のドライバ42が接続されてい
る。また、43は第4の入出力装置(I/O)であり、
これには、X方向(図3参照)モータ、すなわちヘッド
移動モータ45のドライバ44が接続されている。ま
た、ソレノイドドライバ48を介して、印字ヘッドを構
成するソレノイド49に制御信号を提供する。46はヘ
ッドの初期位置を検出するホームポジションセンサ(HP
SENS)であり、47は前記ソレノイドの動作タイミング
を取るためのドットパルスセンサ(DP SENS) である。ま
た、50はデータバスラインである。なお、前記ヘッド
移動モータ45、ホームポジションセンサ46、ドット
パルスセンサ47およびソレノイド49はプリンタユニ
ットを構成している。
【0025】次に、前記カードリーダ36によって読込
まれる患者カード、医師カードおよびコメントカードの
構成の概要を、図5、図6および図7を参照して説明す
る。
【0026】患者カードは、図5に示されているよう
に、カード判別情報(ID)、患者コード、氏名(片仮
名)、氏名(漢字)、生年月日、性別およびパリティチ
ェックの情報を有している。
【0027】また、医師カードは、図6に示されている
ように、カード判別情報(DR)、氏名(片仮名)、医
師コード、氏名(漢字)、所属およびパリティチェック
の情報を有している。
【0028】さらに、コメントカードは、図7(a) に示
されているように、カード判別情報(CT)、第1行コ
メント情報、第2行コメント情報、第3行コメント情
報、およびパリティチェックの情報から構成されてい
る。図7(b) は、前記第1〜3行コメント情報の一具体
例を示す。
【0029】次に、前記RAM33には、図8に示され
ているような、記憶領域が設定されている。CD格納ポ
インタは、後述するリードクロック信号(RCL)によ
る割込み時に、磁気カードデータを記憶する時に使用さ
れるポインタである。カードデータバッファは、前記リ
ードクロック信号(RCL)と同期して読み出された磁
気カードデータを、1アドレスに対し、1ビット記憶す
るメモリエリアである。このカードデータバッファに
は、カードの種別に関係なく、読込まれたデータが一時
格納されることになる。
【0030】次のIDカードデータは、患者カードのデ
ータを記憶するメモリエリアである。 次に、DR格納
ポインタ、DR読み出しポインタ、#1DRカードデー
タ、#2DRカードデータ、……、#5DRカードデー
タが設けられている。DR格納ポインタは、医師カード
データの格納位置、すなわち#1〜#5DRカードデー
タのいずれかを示すポインタである。DR読み出しポイ
ンタは、医師カードデータの読み出し位置、すなわち#
1〜#5DRカードデータのいずれかを示すポインタで
ある。なお、医師キーを押してDR読み出しポインタを
0にすると、LCDに[クウハク]と表示され、この状
態で印字すると、医師名は印字されない。
【0031】#1DRカードデータは、医師カード#1
のデータが格納されるメモリエリアである。#2〜#5
DRカードデータは、医師カード#2〜#5のデータが
格納されるメモリエリアである。
【0032】次に、CT格納ポインタ、CT読み出しポ
インタ、#1CTカードデータ、#2CTカードデー
タ、……、#5CTカードデータが設けられている。C
T格納ポインタは、コメントカードデータの格納位置、
すなわち#1〜#5CTカードデータのいずれかを示す
ポインタである。CT読み出しポインタは、コメントカ
ードデータの読み出し位置、すなわち#1〜#5CTカ
ードデータのいずれかを示すポインタである。#1〜#
5CTカードデータは、コメントカード#1〜#5のデ
ータが格納されるメモリエリアである。
【0033】なお、本実施例では、DRカードデータお
よびCTカードデータの格納領域を5個設け、5枚のカ
ードデータを記憶できるようにしたが、本発明はこれに
限定されず、6個以上のカードデータ格納領域を設け、
6枚以上のカードデータを記憶できるようにしてもよ
い。
【0034】次に、時刻データが設けられている。この
時刻データは、刻時手段である時計IC37のデータを
記憶するメモリエリアである。このメモリエリア内のデ
ータは、前記時計IC37のデータにより更新される。
これは発行日を印字するために使用される。
【0035】調整値1は、伝票発行年を西暦表記に変換
するための数値である。この数値は前記したEEPRO
Mに保存されており、使用時にこのRAMに移される。
調整値2と元号シンボルは、患者の生年月日を西暦表記
に変換するための数値である。この数値は、調整値1と
同様に前記EEPROMに保存されており、使用時にR
AMに移される。
【0036】次に、EX格納ポインタ、EX読み出しポ
インタおよび展開データがある。EX格納ポインタは、
文字列データを9ピンヘッドに出力する9個のドットデ
ータの記憶位置を指定するポインタである。EX読み出
しポインタは、1組のドットデータを印字ヘッドに出力
する時、読み出し位置を指定するポインタである。
【0037】展開データとは、第1の紙検出センサがオ
ンとなった時点のIDカードデータと、DR読み出しポ
インタの指すDRカードデータと、CT読み出しポイン
タの指すCTカードデータと、時刻データとからなる文
字列データを個々の文字の印字フォントデータに変換し
たものである。
【0038】次に、PP格納ポインタ、PP読み出しポ
インタおよび紙送りデータがある。PP格納ポインタ
は、改行毎の紙送りデータの記憶位置を指定するポイン
タである。PP読み出しポインタは、改行時に、紙送り
データの読み出し位置を指定するポインタである。紙送
りデータは、カードデータ等からドットデータを作成す
る時に、作成される改行量を示すデータである。行間の
改行量は4ドット、漢字の上半分印字後、下半分を印字
する時の改行量は1/2ドットである。
【0039】次に、SP格納ポインタ、SP読み出しポ
インタおよび#1〜#5SPパラメータがある。SP格
納ポインタは、SPパラメータすなわち伝票パラメータ
(例えば、トップマージン、紙厚さ、文字配列等)の記
憶位置を指定するポインタである。SP読み出しポイン
タは、SPパラメータの読み出し位置、すなわち#1〜
#5SPパラメータのいずれかを示すポインタである。
このポインタは、前記伝票キーが押される毎に更新され
る。#1〜#5SPパラメータは、伝票パラメータ#1
〜#5のデータが格納されるメモリエリアである。伝票
キーを押すことにより、伝票プリンタ設置時に設定した
伝票パラメータが伝票名と共に図9のように表示され
る。この状態で伝票が印字機構に挿入されると、表示さ
れた伝票パラメータで印字が実行されることになる。
【0040】次に、図10を参照して、伝票に印字され
る内容について説明する。伝票の第1行は患者のID番
号、第2行は患者名(片仮名)、第3行は患者名(漢
字)、第4行は前半が患者生年月日、後半は性別であ
る。第5行は患者の主治医の医師名(漢字)と科名であ
る。第6〜8行はその患者に対応したコメントである。
さらに、第9行は伝票発行年月日時分で、例の場合、元
号(平成)表記で印字される。
【0041】患者の年令は、性別の右側に印字され、伝
票発行年月日と患者生年月日とにより演算される。
【0042】次に、図11の元号シンボルと調整値2
(対応する元号の基準となる西暦年数値)の記憶内容、
図12、図13の表示内容説明図を参照して、図14〜
図19のフローチャートの説明をする。
【0043】図14において、ストップキーと伝票キー
とが共に押されている状態で電源が投入されると(ステ
ップS401が肯定)、ステップS402に進んで、設
定モード処理を実行する。一方、ステップS401が否
定の時には、ステップS403に進んで、通常印字モー
ド処理を実行する。
【0044】前記設定モード処理は、伝票プリンタの設
置時に元号等を初期設定したり、使用中に元号が変わっ
た場合等において、これを更新したりする場合等に使用
される。
【0045】次に、前記ステップS402の設定モード
処理について、図15のフローチャートを参照して説明
する。
【0046】まず、ステップS501において、時刻設
定メニュー画面(図12(a) 参照)を、前記液晶表示装
置12上に表示する。以降、設定モードの場合、前記ス
トップキーをメニューキー、伝票キーを登録キー、医師
キーを下カーソルキー、コメントキーを上カーソルキー
と呼ぶことにする。
【0047】続いて、ステップS502に進み、登録キ
ーがオンにされると、ステップS503に進んで、記憶
されていた年月日時分が表示される(図12(b) 参
照)。なお、図の表示は、92(年)(1992)04
(月)07(日)19(時)10(分)を意味してい
る。
【0048】ステップS504では、年が設定される。
元号表記で伝票発行年を印字したい場合には、図12
(c) に示されているように、数値をカーソルキーにより
変更する。同図の表示の左2桁は、(平成)04(年)
を示している。
【0049】ステップS505に進んで、登録キーが押
されると、ステップS506に進んで、印字のための年
数値(2桁)は確定し、カーソル表示は右側の1992
の2の下へ移動する。ステップS506にて、西暦4桁
表記の年が設定され、ステップS507で登録キーが押
されると、ステップS508に進んで、次の計算が行わ
れ、調整値1が求められる。
【0050】 調整値1=(西暦4桁数値)−(設定年数値) 図12(b) の場合は、1992−92=1900、図1
2(c) の場合は、1992−04=1988が、前記調
整値1である。
【0051】続いて、月の設定(ステップS509、S
510)、日の設定(ステップS511、S512)、
時の設定(ステップS513、S514)、および分の
設定(ステップS515、S516)が行われる。
【0052】全ての設定が終了すると、ステップS51
7に進み、前記調整値1の値はEEPROMに転送さ
れ、記憶される。
【0053】次に、前記液晶表示装置12の画面は図1
3(a) に変わり、元号設定メニュー画面となる。なお、
印字のための年数値が西暦表記の場合は、元号が変わっ
た時時刻設定は不要で、元号設定のみを行えば良いの
で、ステップS518にてメニューキーを押してステッ
プS519に進む。
【0054】ステップS519では、図13(a) に示す
元号設定メニュー画面が表示され、ステップS520に
て登録キーが押されると、ステップS521に進んで、
図13(b) に示されている元号ポインタの指す内容が表
示される。
【0055】次いで、ステップS522に進み、カーソ
ルキーで新元号の先頭文字のアルファベット(例では、
J)が選択され、ステップS523で登録キーが押され
ると、カーソル表示は図13(b) の右側の4桁数値の方
に移る。ステップS524では、カーソルキーにより、
新元号の基準となる西暦年数値(調整値2)(例では、
1995)を選択する。
【0056】ここで、登録キーが押されると(ステップ
S525が肯定)、新元号シンボルと調整値2を元号ポ
インタの指すEEPROMメモリエリアに記憶する。ス
テップS527にて、元号ポインタをインクリメント
し、ステップS528にて、元号ポインタが8になって
いたら、ステップS529に進んで元号ポインタを1に
戻す。これは、将来元号が4回以上変わった場合、先頭
のM(明治)の所へ新元号のシンボルと調整値2を書き
込むためである。
【0057】また、日本以外で使用する場合、その国の
元号と調整値2を書き込むためである。以上の動作によ
り、時刻設定と元号設定が実行され、該元号設定の動作
により、前記図11のデータが前記EEPROM内に格
納されることになる。
【0058】なお、前記ステップS520において登録
キーがオンにされなかった場合には、図16のステップ
S530に進んで、メニューキーがオンされたか否かの
判断が行われる。メニューキーがオンされた場合には、
ステップS531に進んで、他の設定メニュー画面が表
示される。これ以降の動作は、本発明と直接関係がない
ので、説明を省略する。
【0059】次に、前記のカードを読込むカード読出し
手段であるカードリーダ36の読込み動作を、図17の
フローチャートを参照して、詳細に説明する。同図(a)
に示されているように、カードデータの読込みはリード
クロック信号(RCL)による割込みで行われる。ステ
ップS1では、カードが前記カード挿入孔4に差込まれ
たか否かの判断が行われる。この判断は、カードロード
信号がハイかロウかで判断される。ハイであれば、差込
まれていると判断し、ステップS2に進む。ステップS
2では、リードクロック信号(RCL)が立下がったか
否かの判断をする。立下がった時には、ステップS3に
進み、割込み処理をする。
【0060】割込み処理は、同図(b) に示されているよ
うに、CD格納ポインタ(図8参照)で指示されている
カードデータバッファのアドレスに、カードデータの1
ビットが書き込まれる(ステップS301)。続いて、
次のデータの書込みのために、CD格納ポインタはイン
クリメントされる(ステップS302)。以上の割込み
処理により、カードリーダ36で読込まれたデータは、
一時的に、カードデータバッファに格納されることにな
る。
【0061】次に、本発明の伝票プリンタを用いて印字
を行う前の動作、すなわち、通常印字モード処理の動作
(前記ステップS403)を、図18、図19のフロー
チャートを参照して説明する。
【0062】ステップS11では、時計IC37より時
刻データを読み出し、RAM33の時刻データを更新す
る動作を行う。ステップS12では、カードリーダ3
6、キー11およびセンサ27の処理を行う。
【0063】ステップS13では、カードがカードリー
ダ36から離脱したことが、カードロード信号がロウレ
ベルになることにより検出されると、前記カードデータ
バッファの内容が新たなカード挿入により書き替えられ
るのを防止するために、リードクロック信号による割込
みが禁止される。ステップS14では、読込まれたカー
ドデータのチェックが行われる。このチェックは、デー
タ列の先頭および終端に所定のデータ(DEL 機能キャラ
クタ)が存在するか、パリティは正しいかにより行われ
る。
【0064】前記チェックによりカードデータが正しい
と判断された時には、ステップS16に進む。一方、正
しくないと判定された時には、ステップS15に進み、
もう一度カードを挿入するように、前記液晶表示装置1
2にエラー表示が行われる。その後、ステップS21に
進む。
【0065】ステップS16では、予め定められている
カード種類判別データを調べる動作が行われる。この判
別は、各カードに予め登録されているカード判別情報に
より行われる。ステップS17では、カードデータバッ
ファの値が、アルファベット・数字・仮名(ANK)又
は漢字の文字列データに変換して、当該カードデータエ
リアに格納される。例えば、医師カードのデータであれ
ば、図9のDRカードデータ格納領域に格納される。
【0066】ステップS20では、上記のカードデータ
が液晶表示装置12に表示される。
【0067】以上により、カードデータバッファからカ
ードに対応したカードデータ格納領域へのデータの転送
は終了したので、ステップS21に進んで、前記CD格
納ポインタを初期化する動作が実行される。続いてステ
ップS22に進んで、前記リードクロックRCLによる
割込みが許可され、前記ステップS11に戻る。
【0068】次に、ステップS12において、医師キー
がオンにされたと判断されると、ステップS23に進
み、DR読出しポインタがインクリメントされ、次の位
置のDRカードデータが前記DRカードデータ格納領域
から読み出され、液晶表示装置12に表示される(ステ
ップS24)。これを繰返すことにより、所望の医師名
を選択する。
【0069】次に、前記ステップS12において、コメ
ントキーがオンにされると、ステップS25に進み、C
T読出しポインタがインクリメントされ、次の位置のC
Tカードデータが前記CTカードデータ格納領域から読
み出され、液晶表示装置12に表示される(ステップS
26)。これを繰返すことにより、所望のコメントを選
択する。
【0070】次に、ステップS12で前記第1の紙検出
センサ27がオンにされたと判断されると、印字制御に
動作が進む。なお、印字制御の詳細については、同一出
願人の特願平4−25986号「伝票パラメータ設定機
能を有する伝票プリンタ」に記されているので、説明を
省略する。
【0071】また、ステップS12で前記伝票キーがオ
ンにされると、ステップS29に進み、前記SP読出し
ポインタ(図8参照)を1だけインクリメントする。次
に、ステップS30に進んで、該SP読出しポインタが
指す伝票パラメータを図9に示すように、液晶表示装置
(LCD)12に表示する。
【0072】伝票キーがオンされる毎に、前記SP読出
しポインタはインクリメントされ、予め設定された伝票
1〜5の伝票パラメータが順次表示される。そこで、オ
ペレータは、これから印字する伝票の種類に適合した伝
票パラメータを選択することができる。
【0073】次に、図20のフローチャートおよび図1
0の印字例を参照して、前記印字サブルーチン(前記ス
テップS27)の中の本発明に関連する部分について説
明する。
【0074】図20のステップS601においては、時
刻データの中の年データに調整値1を加算して、西暦4
桁表記の伝票年月日データを求める。図10の印字例の
場合、その結果は、以下のようになる。
【0075】年データは「04」、調整値1は「198
8」であるので、西暦4桁表記の伝票年月日データは
「04」に「1988」を加算して、1992年03月
26日となる。
【0076】ステップS602においては、生年月日の
先頭文字と元号シンボルを照合して調整値2を求める。
図10より生年月日の先頭文字がSであるので、図11
から調整値2を求めると、調整値2は「1925」とな
る。
【0077】ステップS603では、生年月日データの
中の年データに調整値2を加算して、西暦4桁表記の患
者生年月日データを求める。
【0078】年データは「40」、調整値2は「192
5」であるので、これらを加算することにより、西暦4
桁表記の患者生年月日データは1965年05月08日
となる。
【0079】ステップS604にて、伝票発行年月日デ
ータから患者生年月日データを差し引いて、患者年令を
求める。
【0080】 そして、該年令を、印字第4行の第17〜19桁目に配
置する。ステップS605では、印字処理を行い、伝票
に印字する。
【0081】以上のようにして、本実施例によれば、元
号が同じ場合は勿論のこと、二つ以上にまたがっていて
も、自動的に年令を計算して、これを伝票の所定の位置
に印字することができる。
【0082】なお、上記の実施例においては、伝票発行
年月日データおよび患者生年月日データを西暦年に換算
し、前者から後者を差し引くことにより患者の年令を求
めたが、本発明はこれに限定されず、伝票発行年月日デ
ータおよび患者生年月日データを元号に換算して求める
ようにしてもよい。
【0083】例えば、上記の例の場合には、伝票発行年
月日データを昭和に換算し、昭和67年03月26日を
求め、該伝票発行年月日データから患者の生年月日であ
る昭和40年05月08日を引き算して、年令を求める
ようにしてもよい。
【0084】次に、本発明の構成を、図1のブロック図
を参照して説明する。なお、図中の点線は製品である伝
票プリンタの設置時の機能を示し、実線は印字前の機能
を示し、2重線は印字中の機能を示している。
【0085】図において、61は時刻設定手段であり、
本発明の伝票プリンタの設置時に、刻時手段62の時刻
合わせと調整値1記憶手段63に対する調整値1の設定
とを行う。また、66は新元号設定手段であり、各元号
シンボルと調整値2記憶手段67に各元号シンボルとそ
の基準となる西暦年数値を設定する。
【0086】上記の設定が終了すると、前記刻時手段6
2は時刻データ記憶手段64に時刻データを提供し、伝
票発行日西暦年表記変換手段65は前記調整値1と時刻
データとから伝票発行日を西暦年に変換する。変換され
たデータは、患者年令演算手段70に送られる。
【0087】一方、患者生年月日西暦年表記変換手段6
8は患者カード内容記憶手段71の中の患者の生年月日
を西暦年に変換する。変換されたデータは、患者年令演
算手段70に送られる。
【0088】患者年令演算手段70は、前記伝票発行日
西暦年から患者生年月日西暦年を減算することにより患
者の年令を求めて印字制御部74に送る。印字制御部7
4は、印字開始手段69により印字開始の指示が届くと
起動され、前記のようにして求められた患者の年令を、
伝票の予定位置に印字する。
【0089】なお、図中の72は医師カード内容記憶手
段、73はコメントカード内容記憶手段であり、これら
には医師カード、コメントカードから読み取られたデー
タが格納される事になるが、これらの動作は本発明と直
接の関係がないので、説明を省略する。
【0090】以上のように、本発明によれば、患者の年
令を自動的に求めて、伝票の所定位置にこれを印字する
ことができる。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、患者の年令を自動的に求め、これを伝票の所
定位置に印字することができるため、作業能率の向上を
図ることができる。また、計算間違いをすることがな
く、正しい年令を印字することができる。
【0092】また、患者の年令計算をする時に、元号が
二つ以上にまたがっている場合にも、自動的に求めるこ
とができ、従来のような煩わしさを除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部を含む機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例の伝票プリンタの外観斜視
図である。
【図3】 本実施例の印字機構の構成図である。
【図4】 本実施例の伝票プリンタのハード構成を示す
ブロック図である。
【図5】 患者カード情報の一例の説明図である。
【図6】 医師カード情報の一例の説明図である。
【図7】 コメントカード情報の一例の説明図である。
【図8】 RAMマップの一例の説明図である。
【図9】 伝票キーが押された時に液晶表示装置に表示
される表示例を示す図である。
【図10】 本発明の伝票プリンタによって印字された
伝票の一例を示す図である。
【図11】 元号とそれに対応する西暦年数値との対応
を示す図である。
【図12】 時刻設定時の表示例を示す図である。
【図13】 元号設定時の表示例を示す図である。
【図14】 設定モード処理を選択する動作を示すフロ
ーチャートである。
【図15】 設定モード処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図16】 図15の続きのフローチャートである。
【図17】 カードリーダの読込み動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図18】 通常印字処理モード処理の動作を説明する
フローチャートである。
【図19】 図17の続きのフローチャートである。
【図20】 印字制御処理の動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
61…時刻設定手段、62…刻時手段、63…調整値1
記憶手段、64…時刻データ記憶手段、65…伝票発行
日西暦年表記変換手段、66…新元号設定手段、67…
各元号シンボルと調整値2記憶手段、68…患者生年月
日西暦年表記変換手段、69…印字開始手段、70…患
者年令演算手段、71…患者カード内容記憶手段、74
…印字制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕上 伸一 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 小玉 長大 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 山口 俊明 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−129253(JP,A) 特開 昭63−165955(JP,A) 実開 平4−47762(JP,U) 実開 昭56−30369(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/40 B41J 3/44 B41J 5/30 G06F 15/21 360

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝票発行年月日データを記憶する時刻デー
    タ記憶手段と、 少なくとも患者の生年月日を含む患者データを記憶する
    患者データ記憶手段と、 前記伝票発行年月日データと前記患者の生年月日データ
    について、西暦及び元号を含む暦を判断する判断手段
    と、 前記判断手段の判断結果に基づいて、前記伝票発行年月
    日データ及び患者の生年月日データの暦が一致するよう
    に変換する暦変換手段と、 前記暦変換手段によって暦が一致した両データに基づき
    患者の年齢を演算する患者年齢演算手段と、 前記患者年齢演算手段によって求められた年齢を伝票に
    印字する印字制御手段と、 を備えたことを特徴とする患者年齢の印字可能な病院向
    け伝票プリンタ。
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