JP2915674B2 - 伝票プリンタ - Google Patents

伝票プリンタ

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JP2915674B2
JP2915674B2 JP4025984A JP2598492A JP2915674B2 JP 2915674 B2 JP2915674 B2 JP 2915674B2 JP 4025984 A JP4025984 A JP 4025984A JP 2598492 A JP2598492 A JP 2598492A JP 2915674 B2 JP2915674 B2 JP 2915674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は伝票プリンタのカード
データ読み出し方式に関する。一般に、客用カードに記
憶されている客用コード、片仮名表現の客の氏名等の情
報の、カード内での記憶位置、容量および漢字INコマ
ンド、漢字OUTコマンド(以下、フォーマットパラメ
ータと略す)が病院等によって異なっているが、この発
明は、これらのフォーマットの異なっているカードか
ら、情報を読み出すことができる伝票プリンタのカード
データ読み出し方式に関する。
【0002】
【従来の技術】病院によっては、患者が診察を終えた
後、図28に示されているような伝票を患者に手渡す所
がある。この伝票は、図示されているように、伝票タイ
トル、患者カードデータ、予約データ、コメントデータ
等からなり、伝票タイトル、コメントデータ、患者カー
ドデータ中の「氏名」、「殿」、予約データ中の「予約
日」、「月日」、「曜日」の文字は伝票に印刷済みであ
り、患者カードを読込むことにより、患者のID番号、
名前、生年月日、性別をプリンタで印字していた。ま
た、予約日、曜日については、事務員がボールペン等で
記入していた。
【0003】また、他の従来例としては、病院に勤務し
ている医師の一人々々の磁気カード(以下、医師カード
と呼ぶ)と、互いに異なるコメントを記憶している複数
枚の磁気カード(以下、コメントカードと呼ぶ)とを用
意しておき、患者に伝票を発行する際に、患者カード、
担当医の医師カードおよび患者に適合するコメントカー
ドを選択し、カードリーダからカードデータを読込み、
読込んだデータを予め用意されているフォーマットの伝
票に印字することにより、図28のような伝票を発行し
ていた。なお、この例の場合には、担当医のデータが、
図28の伝票に追加され、コメントデータがその都度印
字されることになる。
【0004】また、スイミングスクール等の学校におい
ても、生徒用のカードと、指導教官用のカードと、コメ
ントカードとを用意し、例えば泳力のランクが上がった
時とか、月謝を収める時期が近付いた時等に、図28に
示されているような形式の伝票が、生徒に発行されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記伝票プリンタに適
用される患者カード(又は客用カード)は、伝票印字の
ためだけでなく、医療情報、会計情報処理のためのホス
トコンピュータにも使用されている。前記患者カード
(又は客用カード)のフォーマットパラメータは、この
ホストコンピュータのソフトの関係で、病院または学校
等で異なったものになっている。
【0006】このため、従来は、病院または学校毎に、
伝票プリンタの患者カード(又は客用カード)データの
読み出しプログラムを変更し、これを伝票プリンタの内
部ROMに格納することにより、これに対処していた。
【0007】しかしながら、このような対処をすると、
病院または学校毎の伝票プリンタを製造しなくてはなら
ず、生産性が悪く、伝票プリンタが高価になるという問
題があった。また、病院または学校毎に、伝票プリンタ
のソフトが異なるので、伝票プリンタのメンテナンスが
面倒であるという問題があった。
【0008】この発明の目的は、前記した従来装置の問
題点を除去し、簡単な構成で、前記各種のフォーマット
パラメータを有するカードデータを読み出すことがで
き、かつ生産性の良好な伝票プリンタのカードデータ読
み出し方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る伝票プリンタにあっ
ては、カードに記録された情報を読取る読取手段と、前
記読取手段による、フォーマットカードからの、所定の
プリント情報記録カードについての情報記録フォーマッ
トの読取りと、前記プリント情報記録カードからの、前
記情報記録フォーマットに基づく情報の読取りと、を制
御する読取制御手段と、前記読取手段により前記プリン
ト情報記録カードから読取った情報を伝票に記録するプ
リント手段と、を備えることを特徴とする。ここで、前
記プリント情報記録カード及び前記フォーマットカード
が磁気カードであって、前記読取手段が、磁気データ読
取手段であることは好適である。また、伝票の記録フォ
ーマットを複数記憶する記憶手段を更に備え、前記プリ
ント手段が、前記記憶手段に記憶された記録フォーマッ
トに従って伝票のプリントを可能であることも好適であ
る。
【0010】
【作用】この発明によれば、伝票プリンタが設置される
病院等の施設において、各施設で使用されるカードのフ
ォーマットパラメータに違いがあっても、伝票プリンタ
の設置時に、前記フォーマットカードの解読情報を該伝
票プリンタに読み込むことにより、該伝票プリンタをそ
の施設で使用しているカードに適合させることができ
る。
【0011】したがって、各施設毎のプログラムを内蔵
する伝票プリンタを予め作成しなくてもよいので、生産
性が向上すると共に、メンテナンスが容易になる。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2は本発明の伝票プリンタの一実施例の外観
斜視図を示す。なお、以下では、病院で使用する伝票プ
リンタを例にして説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0013】図において、1はトップカバーであり、内
部に配置されている機構部を覆っている。該トップカバ
ー1の前面には、ストップ、医師、コメント、伝票の各
キー11が配置され、その上段に、入力されているデー
タの一部、あるいは使用者に対してメッセージ等を表示
する液晶表示装置12が組付けられている。
【0014】2はインクリボン(図示せず)を交換した
り、ジャムが発生した時等に開けられるフロントカバー
であり、凹部3に指をかけることにより、これを開ける
ことができる。
【0015】4はデータを記憶した磁気カードを通し、
データを読込むためのカード挿入孔であり、その後方に
は、磁気カードの挿入方向を決めやすくするための案内
突起5が設けられている。6は前記液晶表示装置12の
後方に設けられたカードポケットであり、複数枚の医師
カード、コメントカード等のカード13を保管するため
に使用される。
【0016】7は印字台であり、印字する時に、印字部
が空欄の伝票がその上に乗せられる。8は伝票の左右方
向の位置決め用ガイドである。
【0017】次に、図3を参照して、前記フロントカバ
ー2の内部に配置された伝票送り機構について説明す
る。図において、20は紙送りモータ、21、22はギ
ャ、23は前記ギャ21、22を介して動力が伝達され
る第1のローラである。24は第2のローラであり、図
示されていないばねにより、下方向に付勢されている。
25は印字ヘッドであり、X方向に移動して、図示され
ていないインクリボンにより、挿入された伝票用紙に印
字する。26は印字台ストッパである。この印字台スト
ッパ26と前記印字ヘッド25との距離は、伝票のトッ
プマージンの最大値と、最大印字行数を加味して決めら
れている。
【0018】また、27、28は印字台7上を搬送され
る伝票を検知する第1、第2の紙検出センサである。本
実施例では、前記第1の紙検出センサ27として、アク
チュエータ型フォトセンサが使用され、第2の紙検出セ
ンサ28として、反射型フォトセンサが使用されてい
る。なお、前記以外の符号は、図2と同一又は同等物を
示す。
【0019】図3において、印字台7に伝票用紙が乗せ
られて奥の方へ挿入され、その先端が第1の紙検出セン
サ27により検出されると、該検出信号により、前記紙
送りモータ20が起動される。そうすると、紙送りモー
タ20の動力はギャ21、22を介して、第1のローラ
23に伝えられる。
【0020】前記伝票用紙が第1と第2のローラ23、
24の間に入るようにさらに挿入されると、伝票用紙は
第1のローラ23の回転により奥の方(図のY方向)へ
送られる。伝票用紙は、印字ヘッド25の下を通過した
後、第2の紙検出センサ28で先端が検出され、印字ヘ
ッド25と伝票用紙の位置決めがなされる。その後、所
定のトップマージン分さらに紙送りされた後、印字ヘッ
ド25は印字中心25aを中心として、第1行の印字を
開始する。ここに、前記トップマージンとは、図16に
示されているように、伝票の最初の非印字部分であり、
通常は伝票のタイトルが予め印刷されている箇所であ
る。なお、図16の説明は後で行う。
【0021】以上のようにして、1行々々印字が進めら
れ、必要な印字が全て終了すると、前記紙送りモータ2
0は逆回転する。これにより、第1のローラ23も逆回
転し、伝票は伝票送り機構から自動的に排出される。
【0022】次に、本実施例の伝票プリンタのハード構
成を、図4のブロック図を参照して説明する。
【0023】図4において、31はCPU、32は本伝
票プリンタの制御プログラムや制御データが格納された
ROM、33はカードから読込まれたデータ等を電源が
オフされるまで保持したり、データ編集等のワークエリ
アを提供するRAMである。また、34は書込みが可能
なEEPROMである。このEEPROM34には、各
種のパラメータが格納され、このパラメータは電源オフ
後も記憶保持される。
【0024】35は漢字変換ROMである。この漢字変
換ROM35には、JIS第1、第2水準漢字、非漢字
のフォントデータが記憶されている。36は磁気カード
に記録されているデータを読込むカードリーダである。
カードリーダ36は、カードロード信号(CLD)によ
りカードの挿入/離脱の判別ができ、リードクロック信
号(RCL)のタイミングで、リードデータ信号(RD
T)が読込まれる。37は時計ICであり、伝票発行年
月日時分のデータを提供する。この時計IC37は、大
容量のコンデンサによりバックアップされており、電源
切断後も、数日間であれば、動作を継続する。
【0025】また、38は第1の入出力装置(I/O)
であり、該第1の入出力装置38には、前記キー11
と、第1、第2の紙検出センサ27、28が接続されて
いる。39は第2の入出力装置(I/O)であり、これ
には、前記液晶表示装置12とブサー40が接続されて
いる。
【0026】さらに、41は第3の入出力装置(I/
O)であり、これには、Y方向(図3参照)モータ、す
なわち紙送りモータ20のドライバ42が接続されてい
る。また、43は第4の入出力装置(I/O)であり、
これには、X方向(図3参照)モータ、すなわちヘッド
移動モータ45のドライバ44が接続されている。ま
た、ソレノイドドライバ48を介して、印字ヘッドを構
成するソレノイド49に制御信号を提供する。46はヘ
ッドの初期位置を検出するホームポジションセンサ(HP
SENS)であり、47は前記ソレノイドの動作タイミング
を取るためのドットパルスセンサ(DP SENS) である。ま
た、50はデータバスラインである。
【0027】なお、前記ヘッド移動モータ45、ホーム
ポジションセンサ46、ドットパルスセンサ47および
ソレノイド49はプリンタユニットを構成している。
【0028】次に、前記カードリーダ36によって読込
まれる患者カード、医師カードおよびコメントカードの
構成の概要を、図5、図6および図7を参照して説明す
る。
【0029】患者カードは、図5に示されているよう
に、患者コード、氏名(片仮名)、氏名(漢字)、生年
月日、性別およびパリティチェックの情報を有してい
る。患者カ―ドであることの判別は、E情報FTパラメ
―タの先頭2文字で規定される位置で始まる2ケのカ―
ドデ―タと漢字INコマンドとを照合して行う。
【0030】また、医師カードは、図6に示されている
ように、カード判別情報(DR)、氏名(片仮名)、医
師コード、氏名(漢字)、所属およびパリティチェック
の情報を有している。
【0031】さらに、コメントカードは、図7(a) に示
されているように、カード判別情報(CT)、第1行コ
メント情報、第2行コメント情報、第3行コメント情
報、およびパリティチェックの情報から構成されてい
る。図7(b) は、前記第1〜3行コメント情報の一具体
例を示す。
【0032】次に、前記各カード内に記憶されているデ
ータについて、詳細に説明する。以下では、患者カ―ド
を例にして説明するが、他のカ―ドにおいても同様であ
る。
【0033】図8は、カード内に記憶されているデータ
の割付けを示す7単位符号図である。図において、列方
向の「0」、行方向の「0」のデータ、すなわち00H
のデータ(以下、同様の表記とする。また、Hはヘキサ
を示す。)「NUL」から、20Hのデータ「(S
P)」まで、および7FHの「DEL」は、機能キャラ
クタと呼ばれるコマンドデータである。また、21H〜
7EHは、図形キャラクタと呼ばれる文字データであ
る。
【0034】半角サイズのアルファベット・数字・仮名
(以下、ANK文字と呼ぶ)は図形キャラクタに対応さ
せ、漢字は、漢字INコマンド(例えば、(ESC)
(SO))と漢字OUTコマンド(例えば、(ESC)
(SI))とで挟まれる2バイトのデータで表されてい
る。この2バイトのデータは、漢字JISコード番号と
呼ばれ、該漢字JISコード番号として、2121H〜
7E7EHの値が指定されている。このような指定によ
り、前記機能キャラクタのコードとは混同されないよう
になされている。また、前に(SO)機能キャラクタが
あれば片仮名文字を、(SI)機能キャラクタがあれば
英数字と取決められている。
【0035】次に、図9を参照して、標準患者カードの
情報の記憶位置と容量について説明する。
【0036】図から明らかなように、患者カード情報の
記憶位置は、開始符号、患者コード、氏名(片仮名)、
生年月日、性別、氏名(漢字)、予備、終了符号および
パリティチェックの順に構成されている。また、前記各
情報には、記憶容量として、図示されているキャラクタ
数が割当てられている。また片仮名INコマンドには
(SO)が使用され、片仮名OUTコマンドには(S
I)が使用されている。さらに、漢字INコマンドには
(ESC)(SO)が使用され、漢字OUTコマンドに
は(ESC)(SI)が使用されている。
【0037】しかしながら、前記した患者カード情報の
記憶位置、容量、コマンド等は標準の例であり、病院に
よっては、患者カードをホストコンピュータ側でも使用
するため、これと違うフォーマットパラメータを採用し
ているところがある。例えば、患者コードのキャラクタ
数が8桁であったり、患者コード情報の記憶位置が漢字
INコマンドの前であったり、漢字IN/OUTコマン
ドが(ESC)K/(ESC)Hであったりして、病院
によりまちまちである。
【0038】次に、図10は患者カード情報の使用可能
文字と、患者カード情報例を示し、図11はその表示例
を示す。
【0039】図12は、前記のように、患者カードのフ
ォーマットパラメータが異なっていても、これを読み出
すことができるフォーマットカードの解読情報記憶位置
と記憶内容とを示す図である。
【0040】図示されているように、フォーマットカー
ドの解読情報記憶位置は、開始符号、カード判別情報、
A〜E情報フォーマット(FT)パラメータ、漢字IN
コマンド、漢字OUTコマンド、終了符号、パリティチ
ェックの順になっている。前記A〜E情報は、図10の
「区分」、「情報」と対応しており、それぞれ、患者コ
ード、氏名(片仮名)、生年月日、性別および氏名(漢
字)を示している。
【0041】図中のA〜E情報の××××には、それぞ
れの情報の記憶位置(先頭キャラクタアドレス)と、容
量(キャラクタ数)を示すデータが格納される。該××
××の前の二つの××は先頭キャラクタアドレスを示
し、後の××はキャラクタ数を示している。また、図中
の△△は、機能キャラクタを示している。
【0042】図9で示した標準フォーマットの患者カー
ドの場合、図12のフォーマットカードの解読情報の記
憶内容は、下記の通りとなる。
【0043】(DEL)FT0112 1322 3507 4201 4324(ESC)(S
O)(ESC)(SI)(DEL)(LRC) ここに、前記「0112」は、A情報である患者コードが、
先頭キャラクタアドレス「01」の所に、キャラクタ数
「12」で格納されていることを示している。また、前
記「1322」は、B情報である氏名(片仮名)が、先頭キ
ャラクタアドレス「13」の所に、キャラクタ数「2
2」で格納されていることを示している。以下、前記
「3507」、「4201」、……は、前記と同様の内容を示し
ている。
【0044】また、前記(ESC)(SO) は、漢字INコマン
ドとして(ESC)(SO) を用い、漢字OUTコマンドとして
(ESC)(SI) を用いていることを示している。
【0045】上記の例において、例えば患者コードのキ
ャラクタ数が8桁であり、他のフォーマットパラメータ
は前記標準フォーマットと同一であった場合には、図1
2のフォーマットカードの解読情報の記憶内容は、下記
の通りとなる。
【0046】(DEL)FT0108 0922 3107 3801 3924(ESC)(S
O)(ESC)(SI)(DEL)(LRC) また、例えば患者コード情報の記憶位置が漢字INコマ
ンドの前にある点のみで、前記標準フォーマットと異な
る場合には、図12のフォーマットカードの解読情報の
記憶内容は、下記の通りとなる。
【0047】(DEL)FT5512 0122 2307 3001 3124(ESC)(S
O)(ESC)(SI)(DEL)(LRC) また、漢字IN/OUTコマンドが(ESC)K/(E
SC)Hである点のみで、前記標準フォーマットと異な
る場合には、図12のフォーマットカードの解読情報の
記憶内容は、下記の通りとなる。
【0048】(DEL)FT0112 1322 3507 4201 4324(ESC)
(K)(ESC)(H)(DEL)(LRC) 次に、図13を参照して、前記ROM32に格納されて
いるデータ,すなわちROMマップについて説明する。
該ROM32の中には、図示されているように、アルフ
ァベット、数字、片仮名(ANK)の文字フォントデー
タ、伝票パラメータのデフォルト値、設定モードプログ
ラム、メンテナンスデータ表示モードプログラム、テス
ト印字モードプログラム、診断モードプログラム、通常
印字モードプログラム等が格納されている。
【0049】また、前記RAM33には、図14に示さ
れているような、記憶領域が設定されている。
【0050】CD格納ポインタは、後述するリードクロ
ック信号(RCL)による割込み時に、磁気カードデー
タを記憶する時に使用されるポインタである。カードデ
ータバッファは、前記リードクロック信号(RCL)と
同期して読み出された磁気カードデータを、1アドレス
に対し、1ビット記憶するメモリエリアである。このカ
ードデータバッファには、カードの種別に関係なく、読
込まれたデータが一時格納されることになる。
【0051】次のIDカードデータは、患者カードのデ
ータを記憶するメモリエリアである。また、DRカード
データ、CTカードデータは、それぞれ、医師カードデ
ータ、コメントカードデータの内容を格納する領域であ
る。
【0052】次に、時刻データが設けられている。この
時刻データは、時計ICのデータを記憶するメモリエリ
アである。このメモリエリア内のデータは、前記時計I
C37のデータにより更新される。
【0053】次に、EX格納ポインタ、EX読み出しポ
インタおよび展開データがある。EX格納ポインタは、
文字列データを9ピンヘッドに出力する9個のドットデ
ータの記憶位置を指定するポインタである。EX読み出
しポインタは、1組のドットデータを印字ヘッドに出力
する時、読み出し位置を指定するポインタである。
【0054】次に、PP格納ポインタ、PP読み出しポ
インタおよび紙送りデータがある。PP格納ポインタ
は、改行毎の紙送りデータの記憶位置を指定するポイン
タである。PP読み出しポインタは、改行時に、紙送り
データの読み出し位置を指定するポインタである。紙送
りデータは、カードデータ等からドットデータを作成す
る時に、作成される改行量を示すデータである。行間の
改行量は4ドット、漢字の上半分印字後、下半分を印字
する時の改行量は1/2ドットである。
【0055】次に、解読情報は、前記フォーマットカー
ドから読込まれた解読情報(図12参照)を格納する領
域である。
【0056】図15は、本発明により設定される前記E
EPROM34の内容、すなわちEEPROMマップを
示すものである。ニューチップは、EEPROMにまだ
データが書込まれていないかどうかを判別するためのデ
ータである。まだデータが書込まれていない時には、E
EPROMメーカはそのことを示すデータ、たとえば5
5H、AAH等を書込んでいるので、このデータを検出
したら新しいまだデータが書込まれていないEEPRO
Mと判断することができる。なお、本実施例では、EE
PROMにデータを書込んだ後は、該ニューチップにデ
ータ0を書込むようにしている。
【0057】ファイルネーム1は、伝票1の名前であ
り、ここにはスリップ(SLIP)1等の使用者が覚えやすい
名前を記憶させる。本実施例では予め名前を固定してい
るが、使用者が名前を付与する方式としてもよい。
【0058】トップマージン1は伝票1のトップマージ
ンであり、伝票の先端から印字第1行の上端までの長さ
である。
【0059】シックネス1は、伝票1の紙厚設定値であ
り、4段階に設定することができる。このシックネス1
には、印字ヘッドのソレノイドの通電時間を制御するタ
イマー値Ts が記憶される。
【0060】アレンジメント1は、伝票1の文字配列の
種類を示すものである。伝票の文字配列の種類として、
図16に示すものと、図17に示すものとの2種類あ
る。図16のものは、伝票タイトルと伝票内容との間
に、患者氏名、医師名等の印字エリアがある場合であ
り、図17のものは、伝票内容の下に、患者氏名、医師
名等の印字エリアがある場合である。
【0061】両者を見比べれば明らかなように、トップ
マージンが互いに異なり、図16の場合には印字が順番
通りに行われる通常配列であるのに対して、図17の伝
票の場合には、印字が逆順に行われることになる。すな
わち、印字データを全て逆順に配列し直して、伝票を下
端からプリンタに挿入して印字する反転配列が必要にな
る。本実施例では、前記通常配列と反転配列を表す略語
として、前者は「ウエ」と表され、後者は「シタ」と表
される。
【0062】再び、図15に戻ると、本実施例では、前
記ファイルネーム、トップマージン、シックネスおよび
アレンジメントの各データが、5組(スリップ1〜
5)、EEPROM34に登録できるようになされてい
る。
【0063】さらに、該EEPROM34には、前記フ
ォーマットカードから読み出された解読情報が記憶され
る。
【0064】次に、前記EEPROM34に、前記解読
情報を登録する手順を、図18、図19を参照して説明
する。
【0065】図18は各種のモードを設定する仕方を示
すフローチャートであり、図19は設定モードに入った
後に、EEPROM34に前記フォーマットパラメータ
を登録する手順を示すフローチャートである。
【0066】図18のステップS71では、前記EEP
ROM34がニユーチップでないか否かの判断がなされ
る。この判断が否定の時、すなわちニューチップの時に
は、ステップS72に進んで、前記ROM32に格納さ
れている伝票パラメータデフォルト値(設計値)を、E
EPROM34のスリップ1〜5に書込む動作が行われ
る。続いて、ステップS73に進んで、EEPROM3
4のニユーチップのエリアに、ニユーチップでないこと
を示すデータである“0”が書込まれる。
【0067】前記ステップS71の判断が肯定の時、あ
るいはステップS73の処理が終了すると、ステップS
74に進む。ステップS74では、前記スリップ1〜5
の値を、EEPROM34から読み出して、前記RAM
33に書込む動作が行われる。 次いでステップS75
に進み、ストップキーと伝票キーとが同時にオンされて
いるか否かの判断が行われる。この判断が肯定の場合に
は、ステップS76に進んで、設定モード処理が設定さ
れる。
【0068】ステップS75が否定のときには、ステッ
プS77に進み、ストップキーとコメントキーとが同時
に押されているか否かの判断がなされる。この判断が肯
定の時には、ステップS78に進んで、メンテナンスデ
ータ表示モード処理が設定される。
【0069】同様に、ストップキーと医師キーが同時に
押されている場合には、テスト印字モード処理が設定さ
れ、医師キーとコメントキーとが同時に押されている時
には、診断モード処理が設定される。前記2つのキーが
同時に押されていない時には、ステップS83に進ん
で、通常印字モード処理が設定される。
【0070】前記ステップS76の設定モード処理が設
定されると、図19のステップS761に示されている
ように、伝票設定メニューが表示される。
【0071】なお、該設定モード処理に入ると、伝票プ
リンタ上の各キー、すなわち、ストップ、医師、コメン
トおよび伝票の各キーは、それぞれ、「メニューキ
ー」、「上カーソルキー」、「下カーソルキー」および
「登録キー」の意味を持つように切り替わる。使い勝っ
てを良くするためには、キーの意味の変更を分かりやす
くするために、前記各キーの下に、これらのことを意味
する設定モードキーシールを貼付すると良い。
【0072】EEPROM34に前記フォーマットパラ
メータを設定する場合には、ステップS762におい
て、メニューキーが押される。これにより、ステップS
763に進み、前記伝票設定メニューは他の設定メニュ
ーに更新される。他の設定メニューとしては、例えば伝
票設定、LCD濃度設定、伝票設定、IDカードフォー
マット設定、アイドル画面設定等がある。
【0073】ステップS764では、患者カードフォー
マット設定メニューが画面に表示されているか否かの判
断が行われ、この判断が肯定の場合には、ステップS7
66に進んで登録キーがオンにされる。一方、否定の時
には、ステップS765に進んで、メニューキーがオン
にされる。そうすると、ステップS763で他の設定メ
ニュー画面が表示される。図20(a) に、前記患者カー
ドフォーマット設定メニュー画面の一例を示す。
【0074】ステップS767では、フォーマットカー
ド要求画面が表示される。その一例を、図20(b) に示
す。そこで、フォーマットカードが前記カードリーダ3
6から読込まれると、ステップS768において、カー
ドデータはカードデータバッファに取込まれる。
【0075】ステップS769では、取込まれたカード
データがフォーマットカードデータか否かの判断が行わ
れ、この判断が否定の場合には、ステップS770に進
んでエラー画面の表示が行われる。その表示の一例を、
図20(c) に示す。そこで、ステップS771に進み、
メニューキーがオンされると、ステップS767に戻
り、フォーマットカード要求画面が表示される。
【0076】前記ステップS769が肯定の場合には、
前記フォーマットカードデータである解読情報を、EE
PROMの解読情報記憶エリアに格納する処理が行われ
る。
【0077】以上の操作を伝票プリンタの設置時にする
ことにより、該伝票プリンタに、病院が採用している患
者カードのフォーマットパラメータを読み出す機能を付
与することができる。換言すれば、伝票プリンタを多数
の病院に納入する時、納入先の病院が採用している患者
カードを何ら変更することなく、単にその病院用のフォ
ーマットカードを用いて、解読情報を前記のようにして
設定するだけで、該病院に使用することができるように
なる。
【0078】次に、本実施例の伝票プリンタの使用方法
を説明する。病院等で使用される場合、朝一番の開業時
に、オペレータが該伝票プリンタの電源を立ち上げ、続
いて、当日出勤の医師のカードを前記カードリーダ36
から読込む。そうすると、医師のカードデータは、図1
4のRAM33のDRカードデータ格納領域に格納され
ることになる。
【0079】次いで、オペレータは予め用意されている
コメントカードを前記カードリーダ36から読込む。こ
れにより、該コメントのカードデータは、図14のRA
M33のCTカードデータ格納領域に格納されることに
なる。
【0080】以上で前準備が終了し、伝票を患者に発行
する時には、オペレータが患者から患者カードを借用
し、カードリーダ36から読込ませる。読込まれたデー
タは、前記IDカードデータ領域に記憶される。この
時、前の患者のデータは消去され、新たに読込まれた患
者のデータが記憶されることになる。
【0081】この時、オペレータは使用する伝票の種類
に応じて、前記伝票パラメータを設定する。例えば、一
枚綴り、二枚綴りの伝票か等、あるいは伝票が図16に
示した文字配列のものかあるいは図17に示した文字配
列のものか等により、伝票パラメータの設定を行う。な
お、同じ種類の伝票を印字する時には、この伝票パラメ
ータの設定を、その都度行う必要がないことは勿論であ
る。
【0082】次に、オペレータは伝票を印字台7の上に
乗せ、奥へと挿入する。そうすると、印字機構は前記の
ような動作を行い、図16又は図17に示されているよ
うに、オペレータによって選択された伝票パラメータに
よって、印字された伝票を得ることができる。
【0083】この伝票は、例えば、図示されているよう
に、患者のID番号、名前、生年月日、性別、前記ID
番号のバーコード等の患者カードデータと、担当の医師
名、ID番号、所属等の医師カードデータと、「ジカイ
ハ、ホケンショウヲオモチクダサイ。オダイジニ。オト
イアワセハ、TEL○○−○○○○」といったコメント
カードデータと、時刻データと、その他のデータから構
成されている。
【0084】なお、該伝票中の一番下又は一番上の伝票
内容は、医師が検査したときに近くの端末から入力した
データである。
【0085】次に、前記のカードを読込むカードリーダ
36の読込み動作を、図21のフローチャートを参照し
て、詳細に説明する。同図(a) に示されているように、
カードデータの読込みはリードクロック信号(RCL)
による割込みで行われる。ステップS1では、カードが
前記カード挿入孔4に差込まれたか否かの判断が行われ
る。この判断は、カードロード信号がハイかロウかで判
断される。ハイであれば、差込まれていると判断し、ス
テップS2に進む。ステップS2では、リードクロック
信号(RCL)が立下がったか否かの判断をする。立下
がった時には、ステップS3に進み、割込み処理をす
る。 割込み処理は、同図(b) に示されているように、
CD格納ポインタ(図14参照)で指示されているカー
ドデータバッファのアドレスに、カードデータの1ビッ
トが書き込まれる(ステップS301)。続いて、次の
データの書込みのために、CD格納ポインタはインクリ
メントされる(ステップS302)。以上の割込み処理
により、カードリーダ36で読込まれたデータは、一時
的に、カードデータバッファに格納されることになる。
【0086】次に、本発明の伝票プリンタを用いて印字
を行う前の動作、すなわち、通常印字モード処理の動作
を、図22、図23のフローチャートを参照して説明す
る。なお、この動作は、伝票プリンタに電源が投入され
ている時で、かつカード非挿入、非印字時に実行される
ものである。
【0087】ステップS11では、時計IC37より時
刻データを読み出し、RAM33の時刻データを更新す
る動作を行う。ステップS12では、カードリーダ3
6、キー11およびセンサ27の処理を行う。
【0088】ステップS13では、カードがカードリー
ダ36から離脱したことが、カードロード信号がロウレ
ベルになることにより検出されると、前記カードデータ
バッファの内容が新たなカード挿入により書き替えられ
るのを防止するために、リードクロック信号による割込
みが禁止される。ステップS14では、読込まれたカー
ドデータのチェックが行われる。このチェックは、デー
タ列の先頭および終端に所定のデータ(DEL 機能キャラ
クタ)が存在するか、パリティは正しいかにより行われ
る。
【0089】前記チェックによりカードデータが正しい
と判断された時には、ステップS16に進む。一方、正
しくないと判定された時には、ステップS15に進み、
もう一度カードを挿入するように、前記液晶表示装置1
2にエラー表示が行われる。その後、ステップS21に
進む。
【0090】ステップS16では、予め定められている
カード種類判別データを調べる動作が行われる。この判
別は、各カードに予め登録されているカード判別情報に
より行われる。ステップS29において、このカードが
客用カードではないと判別されると、図23のステップ
S17に進む。一方、客用カードであると判別される
と、ステップS30に進む。ステップS30の印字文字
列生成処理は、後で図24を参照して詳述する。
【0091】ステップS17では、カードデータバッフ
ァの値が、アルファベット・数字・仮名(ANK)又は
漢字の文字列データに変換して、当該カードデータエリ
アに格納される。例えば、医師カードのデータであれ
ば、図14のDRカードデータ格納領域に格納される。
ステップS18では、次のデ―タ書込みのために格納ポ
インタをインクリメントし、ステップS19では読出し
ポインタを格納ポインタより1少い値にする。
【0092】ステップS20では、上記のカードデータ
が液晶表示装置12に表示される。
【0093】以上により、カードデータバッファからカ
ードに対応したカードデータ格納領域へのデータの転送
は終了したので、ステップS21に進んで、前記CD格
納ポインタを初期化する動作が実行される。続いてステ
ップS22に進んで、前記リードクロックRCLによる
割込みが許可され、前記ステップS11に戻る。
【0094】次に、ステップS12において、医師キー
がオンにされたと判断されると、ステップS23に進ん
で、DR読出しポインタがインクリメントされる。次
に、ステップS24に進み、前記DRカードデータが前
記DRカードデータ格納領域から読み出され、液晶表示
装置12に表示される。
【0095】次に、前記ステップS12において、コメ
ントキーがオンにされると、ステップS25に進んで、
CT読出しポインタがインクリメントされる。次に、ス
テップS26に進み、前記CTカードデータが前記CT
カードデータ格納領域から読み出され、液晶表示装置1
2に表示される。
【0096】次に、ステップS12で前記第1の紙検出
センサ27がオンにされたと判断されると、図25に示
されている印字制御に動作が進む。
【0097】また、ステップS12でその他のキー、例
えば伝票キーがオンにされると、ステップS28に進
み、伝票名とそれに対応する伝票パラメータを表示する
等の処理が行われる。
【0098】次に、図24を参照して、前記ステップS
30の印字文字列生成処理を説明する。ステップS50
1では、前記A情報FTパラメータにより指示される部
分のキャラクタを、カードデータバッファより取り込
み、第1行の患者コードの文字列を作成し、RAMの患
者データエリアに記憶する。
【0099】次に、ステップS502では、前記B情報
FTパラメータにより指示される部分のキャラクタを、
カードデータバッファより取り込み、第2行の片仮名患
者氏名文字列を作成し、RAMの患者データエリアに記
憶する。
【0100】次のステップS503では、前記E情報F
Tパラメータにより指示される部分のキャラクタを、カ
ードデータバッファより取り込み、第3行の漢字患者氏
名文字列を作成し、RAMの患者データエリアに記憶す
る。
【0101】ステップS504では、前記C情報FTパ
ラメータにより指示される部分のキャラクタを、カード
データバッファより取り込み、第4行の患者生年月日文
字列を作成し、RAMの患者データエリアに記憶する。
【0102】ステップS505では、前記D情報FTパ
ラメータにより指示される部分のキャラクタを、カード
データバッファより取り込み、「M」であれば男、そう
でなければ「女」を、第4行11文字目に割付け、RA
Mの患者データエリアに記憶する。
【0103】以上の処理により、患者カードから読み出
されたデータを伝票のフォーマットに合った順番に並べ
変えることができる。この並べ変えは、患者カード内の
情報の配置が病院によって異なっていても同様に行わ
れ、並べ変えられた後は、全て、同一の順番になること
は明らかであろう。
【0104】次に、図25、26により、前記ステップ
S27の印字制御について説明する。 ステップS31
において、各カードデータ、時刻データの中の文字、改
行データにより、印字のためのフォントデータである展
開データ、紙送りデータが作成される。ステップS32
では、前記紙送りモータ42が駆動され、前記印字台7
から挿入された伝票用紙が奥の方へ送られる。
【0105】ステップS33では、第2の紙検出センサ
28がオンになったか否かの判断がなされる。このセン
サ28がオフの間はステップS32の動作が継続して続
けられ、ステップS33が肯定になると、ステップS3
4に進む。ステップS34では、前記センサ28がオン
にされた後、伝票のトップマージンに相当する距離だけ
紙送りが継続される。
【0106】ステップS35では、ヘッド25をX方向
に移動する(図3参照)ヘッド移動モータ44の駆動を
開始する。ステップS36では、ホームポジションセン
サ46がオンになったか否かの判断がなされ、該センサ
46がオンにされると、ステップS37に進んで、ドッ
トパルス(DP)カウンタが0に初期化される。このス
テップS36、S37の処理により、印字ヘッド位置の
初期化が達成される。
【0107】ステップS38はDP信号の割込みを許可
する。ステップS39では、前記ストップキーが押され
たか否かの判断をし、この判断が否定の時には、ステッ
プS41に進んで、印字が終了したか否かの判断をす
る。この判断が否定の時には、ステップS46に進ん
で、改行か否かの判断が行われる。改行でない時には、
ステップS39に戻って、印字動作が続行される。
【0108】ステップS46の判断が肯定になり、改行
となった時には、ステップS47に進んで、前記PP読
出しポインタ(図14参照)の指示する紙送りデータだ
け、紙送りモータを駆動する。ステップS48では、次
の改行のために、PP読出しポインタをインクリメント
し、次いでステップS49で改行フラグをリセットす
る。 一方、前記ステップS39において、ストップキ
ーがオンにされたと判断すると、ステップS40に進ん
で、改行フラグをリセットし、ステップS42に進む。
ステップS42では、前記DP信号の割込みを禁止し、
ステップS43にて、ヘッド移動モータの動作を停止す
る。ステップS44では、前記PP、EX読出しポイン
タを初期化し、ステップS45に進み、前記紙送りモー
タ42を逆回転させて、伝票を手前に戻す動作が実行さ
れる。以上の動作により、印字台7から挿入された伝票
に印字が行われることになる。 次に、図27を参照し
て、前記DP信号の割込み動作を説明する。ステップS
51では、DPカウンタはインクリメントされる。ステ
ップS52では、DPカウンタ値≦400が成立するか
否かの判断が行われる。ステップS52の判断が肯定の
場合には、ステップS57に進んで、前記EX読み出し
ポインタとEX格納ポインタが等しいか否かの判断がな
される。この判断が否定の時には、ステップS59に進
んで、EX読出しポインタで指示される9個のドットデ
ータを取り出し、該ドットデータによりソレノイド49
の動作が制御される。ステップS60では、次回のDP
割込みによる印字のために、EX読出しポインタをイン
クリメントする。前記ステップS57が肯定の時には、
ステップS58に進んで、印字終了フラグのセットが行
われる。
【0109】一方、前記ステップS52が否定の時に
は、ステップS53に進んで、DPカウンタ値≦578
が成立するか否かの判断がなされ、この判断が肯定の時
には、ステップS54に進んで、DPカウンタ値=40
1か否かの判断がなされる。この判断が肯定の時には、
ステップS56に進んで、改行フラグをセットする動作
が実行される。また、前記ステップS53が否定の時に
は、ステップS55に進んで、DPカウンタ値は1に強
制的にセットされる。
【0110】この動作により、伝票用紙の1行に、カー
ドデータが印字されることになる。この実施例では、D
Pカウンタ値が400になるまでは、印字ヘッド25は
印字を行うが、401〜578の間は印字を行うことな
く、Y方向への紙送りだけが行われることになる。そし
て、578になると、DPカウンタ値が1にリセットさ
れ、次の印字が行われることになる。
【0111】次に、本発明の構成を、図1の機能ブロッ
ク図を参照して説明する。図において、61はフォーマ
ットカードであり、該フォーマットカード61として
は、伝票プリンタを設置しようとする病院が使用してい
る客用カードのフォーマットパラメータに対応する解読
情報を格納しているものが使用される。該フォーマット
カード61は、カードリーダ62により読み出され、解
読情報読出し手段63により、解読情報が読み出され
る。この解読情報は、解読情報記憶手段64に記憶され
る。この解読情報記憶手段64としては、前記EEPR
OMを用いることができる。
【0112】次に、カード65がカードリーダ62によ
って読み取られると、カード判別手段66がカードの種
類を判別する。客用カードの時には、印字文字列生成手
段67が前記解読情報に従って客用カードデータを読み
だし、データの順番を予め定められた順番に変換して客
用カード内容記憶手段69に格納する。
【0113】一方、客用カード以外のカードのときに
は、カードの種類に従って、担当者用カード内容記憶手
段70か、コメントカード内容記憶手段71に記憶され
る。
【0114】その後、前記印字機構に伝票が差し込ま
れ、印字開始手段68により印字が開始されると、前記
客用カード内容記憶手段69、担当者用カード内容記憶
手段70、コメントカード内容記憶手段71および時刻
データ記憶手段72からデータが読み出され、印字制御
手段73により印字される。
【0115】以上のように、本発明によれば、客用カー
ドの情報のフォーマットパラメータが複数種類あって
も、そのフォーマットパラメータに対応した解読情報を
伝票プリンタに読み込むことにより、該複数種類の客用
カードに対処することができる。 なお、図1におい
て、点線は解読情報を記憶手段64に読込むラインを示
し、実線は印字に先立って各カードのデータを記憶手段
69〜71に読込むラインを示し、太線は伝票に前記デ
ータを印字する時のラインを示す。
【0116】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フォーマットカードを伝票プリンタに読み込
み、読込まれた解読情報を用いて客用カードの情報を読
み取るようにしたので、異なるフォーマットパラメータ
の客用カードを使用している病院等のカード使用者に対
して、異なるソフトを格納した伝票プリンタを作成し納
入しなくても、客用カ―ドの情報を読出すことができ
る。
【0117】また、このため、伝票プリンタの開発コス
トが安価になり、そのコストを低減することができる。
【0118】さらに、伝票プリンタのソフトを全て共通
にすることができるので、伝票プリンタのメンテナンス
が簡単になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例の伝票プリンタの外観斜視
図である。
【図3】 本実施例の印字機構の構成図である。
【図4】 本実施例の伝票プリンタのハード構成を示す
ブロック図である。
【図5】 患者カード情報の一例の説明図である。
【図6】 医師カード情報の一例の説明図である。
【図7】 コメントカード情報の一例の説明図である。
【図8】 客用カードに使用するデータの7単位符号図
である。
【図9】 標準患者カード情報の記憶位置と容量を示す
図である。
【図10】 患者カード情報の使用可能文字とその一例
を示す図である。
【図11】 患者カード情報の印字エリアを示す図であ
る。
【図12】 フォーマットカードの記憶内容と記憶位置
を示す図である。
【図13】 ROMマップの一例の説明図である。
【図14】 RAMマップの一例の説明図である。
【図15】 EEPROMマップの一例の説明図であ
る。
【図16】 本実施例により得られる伝票の一例を示す
図である。
【図17】 本実施例により得られる伝票の他の例を示
す図である。
【図18】 設定モード処理を選択する動作を示すフロ
ーチャートである。
【図19】 設定モード処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図20】 設定モード処理時に表示される画面の説明
図である。
【図21】 カードリーダの読込み動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図22】 通常印字処理モード処理の動作を説明する
フローチャートである。
【図23】 図22の続きのフローチャートである。
【図24】 図22中の印字文字生成処理の動作を説明
するフローチャートである。
【図25】 印字制御処理の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図26】 図25の続きのフローチャートである。
【図27】 DP信号による割込み処理の動作を説明す
るフローチャートである。
【図28】 従来の伝票の一例を示す図である。
【符号の説明】
61…フォーマットカード、62…カードリーダ、63
…解読情報読出し手段、64…解読情報記憶手段、65
…カード、66…カード判別手段、67…印字文字列生
成手段、69…客用カード内容記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕上 伸一 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 山口 俊明 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 小玉 長大 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−192575(JP,A) 特開 平1−208170(JP,A) 特開 平2−295773(JP,A) 特開 平1−275153(JP,A) 特開 昭47−87633(JP,A) 特開 昭56−40966(JP,A) 実開 平2−17359(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 21/00 G06F 19/00 G06K 9/20 340

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードに記録された情報を読取る読取手段
    と、 前記読取手段による、 フォーマットカードからの、所定のプリント情報記録カ
    ードについての情報記録フォーマットの読取りと、 前記プリント情報記録カードからの、前記情報記録フォ
    ーマットに基づく情報の読取りと、 を制御する読取制御手段と、 前記読取手段により前記プリント情報記録カードから読
    取った情報を伝票に記録するプリント手段と、 を備えることを特徴とする伝票プリンタ。
  2. 【請求項2】前記プリント情報記録カード及び前記フォ
    ーマットカードは磁気カードであって、前記読取手段
    は、磁気データ読取手段であることを特徴とする請求項
    1に記載の伝票プリンタ。
  3. 【請求項3】前記伝票の記録フォーマットを複数記憶す
    る記憶手段を更に有し、 前記プリント手段は、前記記憶手段に記憶された記録フ
    ォーマットに従って伝票のプリントを行うことが可能で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の伝票プ
    リンタ。
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