JP2791535B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2791535B2
JP2791535B2 JP5207236A JP20723693A JP2791535B2 JP 2791535 B2 JP2791535 B2 JP 2791535B2 JP 5207236 A JP5207236 A JP 5207236A JP 20723693 A JP20723693 A JP 20723693A JP 2791535 B2 JP2791535 B2 JP 2791535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン部品で
あるシリンダブロック、シリンダヘッド等の被洗浄物に
加工工程において付着した切粉、油脂等を除去するため
の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗浄装置としては、実公
昭63−7344号公報記載の洗浄装置が知られてい
る。この洗浄装置の洗浄装置本体は、洗浄室と乾燥室と
を備え、回転駆動モータに連結した回転駆動軸を前記洗
浄室と乾燥室とに差渡して設け、そして、この洗浄室と
乾燥室の内部に、外周部に放射状に複数のクランプ機構
を装着したほぼ同様の回転ユニットを設け、前記回転ユ
ニットの周囲の洗浄室及び乾燥室の内側に複数の洗浄ス
テーション及び乾燥ステーションを設けたものである。
【0003】そして、搬送装置にて間歇送りで送られて
きた被洗浄物をクランプ機構にて把持し、前記洗浄ステ
ーション及び乾燥ステーションに被洗浄物を送り、各洗
浄ステーション及び乾燥ステションで所望する洗浄及び
乾燥を行うようにしたものでる。
【0004】このような洗浄ステーション及び乾燥ステ
ーションには、通常、個々に目的を持たせた、すなわ
ち、洗浄方向を決めた多数(約1,000個〜2,00
0個)の洗浄ノズル及び乾燥ノズルが各々配設され、洗
浄ノズルからは洗浄液が、乾燥ノズルからはエアーが噴
出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、洗浄装置本体に洗浄室と乾燥室とを設け、
各室にそれぞれ個々に目的を持たせた洗浄ノズルと乾燥
ノズルを多数、例えば、被洗浄物により約1,000個
〜2,000個配設し、これらのノズルから洗浄液及び
エアーを噴出させて被洗浄物の洗浄と乾燥を行っていた
が、特に、洗浄室の洗浄ノズルには目詰まりが多く発生
し、この目詰まりを防止するために、通常2〜3か月に
1回程度ノズルの清掃を行なわなければならず、また、
ノズルの清掃も狭い室内で行わなければならないため、
メンテナンス作業が相当に困難なものになると共に維持
費も相当に高額なものになっていた。
【0006】また、被洗浄物の外周部分は、上記多数配
設した洗浄ノズルによって行っていたが、被洗浄物に形
成された穿孔部分については特別に設けたノズルを穿孔
口に密接させて行っていた。
【0007】しかしながら、凹部のような隠れた部分は
どうしても洗浄が困難になると共に種類の異なった被洗
浄物や複雑な形状の被洗浄物の洗浄も困難であった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、ノズルの目詰まりを防止するための
定期的なメンテナンス作業をなくす共に、凹部のような
隠れた部分の洗浄や、また、異なった種類や複雑な形状
の洗浄の難しい被洗浄物であっても容易に洗浄でき、し
かも、より優れた洗浄効果を得ることのできる洗浄装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る洗浄装置は、高圧洗浄室
高圧洗浄槽に貯えた洗浄液に被洗浄物を浸漬し、該被洗
浄物を回転させながら高圧洗浄液を高圧洗浄ノズルから
噴出させて洗浄を行う洗浄装置において、洗浄装置本体
の入口に設けた入口ローラコンベアの下部に、先端部に
前記入口ローラコンベアのコンベアローラより突出した
ストッパを設け、後端部に前記入口ローラコンベアのコ
ンベアローラの搬送面より下位置となるストッパを設け
た被洗浄物受けを昇降自在に支持すると共に、該被洗浄
物受けが所定の位置に上昇した際、該被洗浄物受けを反
転させ、被洗浄物の姿勢を洗浄姿勢に変換する反転昇降
装置を配設し、 前記洗浄装置本体の入口上部に、前記反
転昇降装置により洗浄姿勢に姿勢変換された被洗浄物を
前記高圧洗浄室に移動する被洗浄物投入装置を設け、
記高圧洗浄槽の被洗浄物に向けて高圧洗浄液を噴出する
高圧洗浄ノズルを装着したノズルチャンバーを配設し、
該高圧洗浄槽の側壁に対向して鉛直に1対のガイドレー
ルを設け、該1対のガイドレールの一方のガイドレール
の下部に、該一方のガイドレールの延長となる前記高圧
洗浄室の外部に設けた被洗浄物回転手段と連結した回転
駆動金具を設け、前記1対のガイドレールに摺動可能
に、且つ、前記回転駆動金具に係合可能に回転クランプ
装置を配設し、前記高圧洗浄室の外部に該回転クランプ
装置を昇降させる被洗浄物移送装置を設け、 前記高圧洗
浄室に隣接して水洗い洗浄室を配設し、該水洗い洗浄室
に隣接して第一水切り乾燥室を配設すると共に、該第一
水切り乾燥室に隣接して第二水切り乾燥室を配設し、前
記水洗い洗浄室と前記第二水切り乾燥室とに亙って反転
駆動軸を水平に配設し、前記水洗い洗浄室及び前記第2
水切り乾燥室に基端部が前記反転駆動軸に固着した反転
クランプ装置を配設すると共に、前記洗浄装置本体に前
記反転駆動軸を反転させる反転駆動手段を設け、 前記第
一水切り乾燥室に複数のクランプユニットを放射状に装
着した回転ユニットを回転自在に配設し、前記洗浄装置
本体に前記回転ユニットを回転させる回転駆動手段を設
けると共に、前記回転ユニットを所定の位置に位置決め
する位置決め手段を設け、 洗浄装置本体の出口に設けた
搬出ローラコンベアの下方に配設した出口ローラコンベ
アの下部に、被洗浄物受けを昇降自在に支持すると共
に、該被洗浄物受けが所定の位置に上昇した際、該被洗
浄物受けを反転させ、被洗浄物の姿勢を搬出姿勢に変換
し、出口ローラコンベアに載置する反転昇降装置を配設
し、 前記高圧洗浄室における洗浄後の被洗浄物を前記水
洗い洗浄室、前記第一水切り乾燥室、前記第二水切り乾
燥室及び前記搬出ローラコンベアへと逐次間歇送りする
間歇送り手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明は、以上説明したように構成したので、
被洗浄物が洗浄装置本体に搬送されると、被洗浄物は洗
浄装置本体の入口に設けられた入口ローラコンベアの所
定位置に停止し、反転昇降装置に載置され、この反転昇
降装置によって被洗浄物は所定位置にまで持ち上げられ
る。
【0011】被洗浄物が所定位置まで持ち上げられる
と、被洗浄物は所定の洗浄姿勢に変換させられる。する
と、被洗浄物投入装置が作動して、被洗浄物を把持す
る。
【0012】被洗浄物が把持されると、反転昇降装置
全ての装置は適宜作動して元位置に復帰する。
【0013】被洗浄物投入装置が被洗浄物を把持する
と、把持した被洗浄物を高圧洗浄室の上方所定位置に移
動させると共に被洗浄物を高圧洗浄室の所定位置まで下
降させる。
【0014】すると、被洗浄物移送装置に連結されてい
る回転クランプ装置がこの被洗浄物を受け取ると、被洗
浄物移送装置が作動して被洗浄物を高圧洗浄室の高圧洗
浄槽に貯えた洗浄液中の所定位置に浸漬させる。このと
き被洗浄物投入装置の全ての装置は適宜作動して元位置
に復帰する。
【0015】被洗浄物が高圧洗浄液中に浸漬されると被
洗浄物回転手段が作動し、被洗浄物を回転させると共に
高圧洗浄ノズルから高圧洗浄液を被洗浄物に向けて噴出
し、高圧洗浄槽に貯えられている洗浄液を攪拌して被洗
浄物の洗浄を行う。
【0016】上記のようにして被洗浄物の洗浄が終了す
ると、高圧洗浄ノズルからの高圧洗浄液の噴出を停止す
ると共に被洗浄物回転手段が停止し、被洗浄物の回転を
停止する。すると被洗浄物移送装置が再び作動し、被洗
浄物は上昇する。
【0017】被洗浄物が上昇すると、間歇送り手段が前
進して上昇し、高圧洗浄後の被洗浄物は間歇送り手段に
載置される。
【0018】高圧洗浄後の被洗浄物が間歇送り手段に載
置されると、間歇り手段が後退し、高圧洗浄後の被洗
浄物を水洗い洗浄室の所定位置まで搬送する。
【0019】このとき、水洗い洗浄室においては、間歇
送り手段が前進したとき、反転駆動手段が作動して、反
転クランプ装置を反転し、反転クランプ装置は被洗浄物
搬送位置で待機している。
【0020】そこで間歇送り手段が後退して、高圧洗浄
後の被洗浄物が水洗い洗浄室の所定位置まで搬送される
と、間歇送り手段が下降して、被洗浄物を反転クランプ
装置に載置する。
【0021】被洗浄物Wが反転クランプ装置に載置され
ると、反転駆動手段が再び作動し、反転クランプ装置を
反転して、被洗浄物を水洗い洗浄室の所定位置まで反転
させる。すなわち、被洗浄物は姿勢変換される。
【0022】被洗浄物が水洗い洗浄室の所定位置まで
転すると、洗浄液が噴出して高圧洗浄後の被洗浄物の水
洗いをする。
【0023】高圧洗浄後の被洗浄物の水洗い洗浄が完了
すると、再び反転駆動手段が作動して反転クランプ装置
が被洗浄物搬送位置まで反転する。
【0024】一方、水洗い洗浄中に、間歇送り手段が下
降した状態で高圧洗浄室に前進しているので、水洗い洗
浄後の被洗浄物は間歇送り手段が上昇することによっ
て、後続の高圧洗浄後の被洗浄物と共に間歇送り手段に
載置される。
【0025】水洗い洗浄後の被洗浄物と後続の高圧洗浄
後の被洗浄物が間歇送り手段の所定の位置にそれぞれ載
置されると、間歇送り手段は後退して、下降し、水洗い
洗浄後の被洗浄物を第一水切り乾燥室の回転ユニット
に、高圧洗浄後の被洗浄物を水洗い洗浄室の反転クラン
プ装置にそれぞれ載置する。
【0026】このように被洗浄物が第一水切り乾燥室の
回転ユニット及び水洗い洗浄室の反転クランプ装置に載
置されると、水洗い洗浄後の被洗浄物は水切り乾燥姿勢
に、高圧洗浄後の被洗浄物は水洗い洗浄姿勢に各々反転
させられ、所定位置に位置決めされる。
【0027】被洗浄物が各々所定位置に位置決めされる
と、水洗い洗浄後の被洗浄物の水切り乾燥が行われると
共に高圧洗浄後の被洗浄物の水洗い洗浄が行われる。
【0028】第一水切り乾燥室において、回転ユニット
が一回転し、所望する水切り乾燥が終了すると、間歇送
り手段が前進、上昇、後退及び下降することにより、後
続の水洗い洗浄後の被洗浄物は回転ユニットに載置さ
れ、第一水切り乾燥後の被洗浄物は第二水切り乾燥室
反転クランプ装置に載置される。以下、順次、後続の被
洗浄物は先行の被洗浄物と同様に移動していく。
【0029】第二水切り乾燥室の反転クランプ装置は、
水洗い洗浄室の反転クランプ装置と同じ機能を有し、同
期して反転するので、第一水切り乾燥後の被洗浄物が
二水切り乾燥室の反転クランプ装置に載置されると、水
洗い洗浄室の反転クランプ装 と同様にして、反転クラ
ンプ装置は所定の第二水切り乾燥位置に反転し、第一置
と同様にして、反転クランプ装置は所定の第二水切り乾
燥位置に反転し、第一水切り乾燥後の被洗浄物を第二水
切り乾燥姿勢に変換する。
【0030】被洗浄物が第二水切り乾燥姿勢に変換され
ると、エアが噴出されて第一水切り乾燥後の被洗浄物の
表面に付着している水分を除去し、被洗浄物の水切り乾
燥が行われる。
【0031】第二水切り乾燥が完了すると、水洗い洗浄
室の反転クランプ装置と同様にして、反転クランプ装置
は反転し、第二水切り乾燥後の被洗浄物を間歇送り手段
の被洗浄物搬送位置まで移動させる。
【0032】第二水切り乾燥後の被洗浄物が被洗浄物搬
送位置に移動すると、第二水切り乾燥後の被洗浄物は間
歇送り手段により搬出ローラコンベアに載置され、そし
て、反転昇降装置に載置される。
【0033】被洗浄物が反転昇降装置に載置されると、
乾燥後の被洗浄物は搬出姿勢に反転され、出口ローラコ
ンベアに載置される。
【0034】乾燥後の被洗浄物が出口ローラコンベアに
載置されると、第二水切り乾燥後の被洗浄物は次工程へ
搬送される。そして、反転昇降装置の各装置は適宜作動
して元位置に復帰して1洗浄サイクルは終了する。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。符号1で示すものは洗浄装置本体
で、符号2で示すものは洗浄装置本体1の入口に設けた
架台である。また、符号3で示すものは架台2上に設け
た入口ローラコンベアである。入口ローラコンベア3の
コンベアローラ4は駆動モータ5により回転する(図2
及び図4参照)
【0036】すなわち、コンベアローラ4は駆動モータ
5の駆動軸に連結した回転駆動軸5aのスプロケット
(図示せず)と、コンベアローラ4に装着したスプロケ
ット4aにチェーン6を係合させることによって回転さ
せている(図4参照)。
【0037】符号7で示すものは入口ローラコンベア3
の下部に配設され、架台2に固着した反転昇降装置であ
る。この反転昇降装置7は入口ローラコンベア3により
搬送されてきた被洗浄物Wを所定の位置に停止させると
共に、所定の高さに上昇させ、そして所定の洗浄姿勢に
変換するものである。
【0038】符号8で示すものは架台2に固着した反転
昇降装置7のマウントプレートであり、符号9で示すも
のはマウントプレート8にピストンロッド9aが入口ロ
ーラコンベア3側になるように鉛直に固着した昇降シリ
ンダである。昇降シリンダ9のピストンロッド9aは基
板10に固着し、基盤10を昇降自在に支持している。
【0039】符号11で示すものはマウントプレート8
に固着した一対のガイドホルダであり(図2参照)、一
対のガイドホルダ11には、上部が基板10に固着した
ガイドシャフト12が摺動自在に嵌合している。
【0040】符号13で示すものはロータリーアクチュ
エータで、ロータリーアクチュエータ13はガイドシャ
フト12の下部に固着したマウントブラケット14に取
付けられている。
【0041】符号15で示すものはロータリーアクチュ
エータ13の駆動軸と連結した回転駆動軸で、回転駆動
軸15は基板10に固着したベアリング16を挿通して
入口ローラコンベア3のコンベアローラ4の中腹部位に
位置するように設けた被洗浄物受け17に固着してい
る。
【0042】被洗浄物受け17の先端部には入口ローラ
コンベア3のコンベアローラ4より突出するようにスト
ッパ18が設けられており、後端部には被洗浄物Wの丁
度後部位となるようにストッパ19が入口ローラコンベ
ア3のコンベアローラ4の搬送面より僅かに下位置とな
るように設けられている。
【0043】また、符号20で示すものは入口ローラコ
ンベア3の適所に回転自在に設けたアンチバックストッ
パ(図4参照)である。
【0044】符号21で示すものは洗浄装置本体1の入
口上部に配設され、架台2に固着した支柱22及び洗浄
装置本体1に固着した支柱23により支持された被洗浄
物投入装置である。この被洗浄物W投入装置21は反転
昇降装置7により洗浄姿勢に姿勢変換された被洗浄物W
を後述する高圧洗浄室37に移送するものである。符号
24で示すものは被洗浄物投入装置21の基台で、基台
24は支柱22,23に固着支持されている。
【0045】符号25で示すものは基台24の上部に水
平に固着したロッドレスシリンダである。このロッドレ
スシリンダ25の摺動体25aは反転昇降装置7と後述
する高圧洗浄室37との上部を水平に移動する。符号2
6で示すものは昇降シリンダである。この昇降シリンダ
26はロッドレスシリンダ25の摺動体25aに固着し
たブラケット27に、ピストンロッド26aを反転昇降
装置7側に向けてロッドレスシリンダ25の摺動体25
aの移動軸線と軸線が直交するように固着している。
【0046】符号28で示すものは一対のガイドレール
29を装着した摺動軸で、この摺動軸28は、軸線が昇
降シリンダ26の軸線と平行に配設され、ブラケット2
7に固着したガイド30に摺動自在に嵌合している。
【0047】符号31で示すものは一端が摺動軸28の
下部に固着し、他端が昇降シリンダ26のピストンロッ
ド26aに固着したブラケットで、符号32で示すもの
は摺動軸28の下端部に装着した開閉自在のクランプ装
置である。
【0048】符号33で示すものは摺動軸28の上端部
に固着したブラケット34に装着したストッパで、符号
35で示すものはブラケット27の適所に設けた摺動軸
28の移動量を抑制するストッパである。また、符号3
6はブラケット27の適所に設けた摺動軸28の衝撃を
緩衝するショックアブソーバである。
【0049】符号37で示すものは高圧洗浄室であり、
符号38で示すものは高圧洗浄室37を水密に形成して
設けた高圧洗浄槽である。
【0050】符号39で示すものは高圧洗浄槽38に貯
えた洗浄液40に浸漬されて適所に配設され、被洗浄物
Wに向けて高圧洗浄液を噴出する高圧洗浄ノズルを装着
した一対のノズルチャンバーである。
【0051】符号41で示すものは高圧洗浄槽38の側
壁に対向して鉛直に設けた一対のガイドレール(図2参
照)であり、符号42で示すものは一対のガイドレール
41の一方のガイドレール41の下部にガイドレール4
1の延長となるように設けた回転駆動金具である。
【0052】この回転駆動金具42は高圧洗浄室37の
外側に設けた被洗浄物回転手段である回転駆動モータ4
3の駆動軸に固着している。
【0053】符号44で示すものは高圧洗浄槽38の下
部に設けた排水口で、排水口44は図示しないスラッジ
モータに接続している。符号45で示すものは高圧洗浄
槽38の上部に設けたシリンダ作動式ドアである。
【0054】符号46で示すものは洗浄装置本体1に取
付けた被洗浄物移送装置で、被洗浄物移送装置46は被
洗浄物投入装置21により、後述する回転クランプ装置
61に載置された被洗浄物Wを洗浄液40中の所定位置
に浸漬し、洗浄後の被洗浄物 Wを所定位置まで上昇させ
るものである。
【0055】符号47で示すものは被洗浄物移送装置4
6の本体フレームであり、符号48で示すものは本体フ
レーム47の前部に上下に摺動自在に設けた摺動軸であ
る。摺動軸48の両側面にほぼ全長に亘ってガイドレー
ル49が固着している。
【0056】符号50で示すものは本体フレーム47に
固定した支持ブラケット51に固着支持された基板であ
る。この基板50にはベアリング52が装着されてお
り、摺動軸48のガイドレール49が摺動自在に嵌合し
ている。
【0057】符号53で示すものは本体フレーム47の
頂部に設けた減速機付回転駆動モータ54の駆動軸と連
結器55を介して連結した回転駆動アームである。
【0058】符号56で示すものは一側が回転駆動アー
ム53と回転自在に連結し、他側が摺動軸48と回転自
在に連結した連結棒である。
【0059】符号57,58で示すものは減速機付回転
駆動モータ54の駆動軸の軸線を挟んで両側適所に調整
可能に設けたストッパである。このストッパ57,58
は回転駆動アーム53の回転を抑制する。
【0060】符号59,60で示すものは連結器55に
固着したアーム61に設けたストッパである。ストッパ
59,60はストッパ57,58に当接可能になってい
る。
【0061】符号62で示すものは摺動軸48の下端部
に装着した回転クランプ装置であり、回転クランプ装置
62の両側回転軸には一対のガイドレール41と摺動可
能に係合した連結金具63が装着されている。
【0062】符号64で示すものは摺動軸48に負荷さ
れる荷重を軽減するバランスウエートで、バランスウエ
ート64は本体フレーム47に装着したスプロケット6
5,66を介して摺動軸48に固着した留め金67とチ
ェーン68により接続している。
【0063】符号69で示すものは高圧洗浄室37に隣
接して設けた水洗い洗浄室であるシャワー洗浄室であ
り、符号83で示すものはシャワー洗浄室69に隣接し
て設けた第一水切り乾燥室である。また、符号99で示
すものは、第一水切り乾燥室83に隣接して設けた第二
水切り乾燥室である。符号70で示すものはシャワー洗
浄室69と第二水切り乾燥室99に亘って水平に配設し
た反転駆動軸で、反転駆動軸70は洗浄装置本体1に固
着したベアリング71に回転自在に支持されている。
【0064】符号72で示すものはシャワー洗浄室69
配設され、基端部が反転駆動軸70に固着した反転ク
ランプ装置で、この反転クランプ装置72は高圧洗浄室
37における洗浄後の被洗浄物Wを受け取り、所定の水
洗い洗浄姿勢に被洗浄物Wの姿勢を変換し、位置決めす
るものである。符号73で示すものは反転クランプ装置
72の本体フレームで、この本体フレーム73には略コ
字状の被洗浄物通路73aが設けられている(詳細に示
す図5及び図6参照)。この本体フレーム73の基端部
が反転駆動軸70に固着している。
【0065】符号74で示すものは本体フレーム73の
コ字状の被洗浄物通路Pを挟んで本体フレーム73の端
部の両側に固着した被洗浄物受けであり、符号75で示
すものは本体フレーム73に固着したホルダ76に摺動
自在に嵌合したクランプアームである。
【0066】クランプアーム75の基端部には留め金7
7が固着されており、留め金77とホルダ76との間に
はスプリング78が介装されており、クランプアーム
5の基端部側を常時弾発付勢している。また、符号79
で示すものはクランプアーム75の適所に装着したクラ
ンパである。
【0067】これにより、反転クランプ装置72が反転
してクランプアーム75の留め金77が図示しない洗浄
装置本体1に固着したストッパに当接するとクランプア
ーム75はスプリング78の弾発力に抗して押され、反
転クランプ装置72は開状態となり、図示しないストッ
パから離れると逆に閉状態となる。
【0068】符号80で示すものは洗浄装置本体1に固
着したブラケット81に回転自在に支持された反転シリ
ンダである。反転シリンダ80のピストンロッド80a
は反転駆動軸70に固着した連結アーム82と回転自在
に連結している。
【0069】上記反転シリンダ80と連結アーム82と
によって、反転駆動手段が概略構成されている。この反
転駆動手段のピストンロッド80aが伸縮することによ
り反転駆動軸70は反転し、水洗い洗浄室69に設けた
反転クランプ装置72及び第二水切り乾燥室99に設け
た後述する反転クランプ装置72aは同期して回転す
る。
【0070】符号84で示すものは第一水切り乾燥室8
3に回転自在に設けた回転ユニットで、この回転ユニッ
ト84は水洗い洗浄後の被洗浄物Wを受け取り、この被
洗浄物Wを所定の水切り洗浄姿勢に逐次変換し、位置決
めするものである。
【0071】そして、この回転ユニット84は第一水切
り乾燥室83に水平に配設され、洗浄装置本体1に固着
したブラケット86に装着したベアリング87に回転自
在に支持された回転駆動軸85と、この回転駆動軸85
に固着した回転板88と、回転板88に放射状に等間隔
に複数装着したクランプユニット89とにより概略構成
されている(図7参照)。
【0072】又、クランプユニット89は被洗浄物Wを
載置する受台90と、頂部に略コ字状の連結部91を設
けたクランプ軸92と、クランプ軸92を常時受台90
方向に弾発付勢するスプリング93とにより主に構成さ
れており、受台90に載置された被洗浄物Wをスプリン
グ93の付勢力によるクランプ軸92によってクランプ
する。
【0073】符号94で示すものは洗浄装置本体1に固
着した架台95に設けた回転駆動手段である回転駆動モ
ータで、回転駆動モータ94の駆動軸94aは回転駆動
軸85の一端と連結している。
【0074】したがって、回転駆動モータ94が作動
し、その駆動軸94aが回転することにより回転ユニッ
ト84は回転する。
【0075】符号96で示すものは回転駆動軸85の適
所に取付けた位置決め手段である割出板で、割出板96
には回転ユニット84に装着したクランプユニット89
とそれぞれ対応する位置に切欠き96aが形成されてお
り、図示しない割出し装置の楔を割出板96の切欠き9
6aと係合させることによりクランプユニット89を所
定位置に割出し、位置決めする。
【0076】符号97で示すものは架台95に固定した
ブラケット98に固着したベアリングで、ベアリング9
7は回転駆動軸85の基端部を回転自在に支持してい
る。
【0077】符号72aで示すものは、第二水切り乾燥
室99に配設され、基端部が反転駆動軸70に固着した
反転クランプ装置で、この反転クランプ装置72aは第
一水切り乾燥室83における水切り乾燥後の被洗浄物W
を受け取り所定の水切り乾燥姿勢に被洗浄物Wを変換
し、位置決めするものである。
【0078】この反転クランプ装置72aの構成はシャ
ワー洗浄室69に設けた反転クランプ装置72と同じ構
成であるので同一機能のものには同一記号に符号aを付
けて説明は省略する。
【0079】符号100で示すものはシャワー洗浄室6
9、第一水切り乾燥室83及び第二水切り乾燥室99の
下部に設けた間歇送り手段であるリフト&キャリー式搬
送装置である。
【0080】この装置100は高圧洗浄室37で洗浄さ
れた被洗浄物Wをシャワー洗浄室69、第一水切り乾燥
室83、第二水切り乾燥室99及び後述の搬出ローラコ
ンベア139へと搬送する。
【0081】符号101で示すものはリフト&キャリー
式搬送装置100のトランスファーバーで、トランスフ
ァーバー101には適所に被洗浄物受け102が固着し
ている。
【0082】符号103で示すものは洗浄装置本体1に
固着したブラケット104にヒンジピン105を介して
回転自在に支持されたリフト&キャリー式搬送装置10
0を上下動させる昇降シリンダである。
【0083】符号106で示すものはトランスファーバ
ー101の下方で、トランスファーバー101を直角に
横切って回転自在に配設した回動軸である。回動軸10
6は洗浄装置本体1に固着したベアリング107により
回転自在に支持されている。
【0084】符号108,109で示すものは回動軸1
06に固着したリンクで、リンク108と109は連結
桿110によりヒンジピン111を介して回転自在に連
結している。
【0085】符号112で示すものは昇降シリンダ10
3のピストンロッド103aと連結した連結棒であり、
連結棒112はヒンジピン113によりリンク108と
回転自在に連結している。
【0086】符号114で示すものは回動軸106に固
着したリンクアームで、リンクアーム114には支持ロ
ーラ115がトランスファーバー101と係合可能に回
転自在に装着されている。
【0087】符号116で示すものは洗浄装置本体1に
設けた架台117に取付けたリフト&キャリー式搬送装
置100を進退動させる駆動モータで、駆動モータ11
6の駆動軸には回転駆動アーム118が固着している。
【0088】符号119で示すものは架台117に固着
した一対の支柱で、支柱119には一対のガイドバー1
20が上下に水平に支持されている。符号121及び1
22で示すものは前記一対のガイドバー120にそれぞ
れ摺動自在に装着した摺動体である。
【0089】符号123で示すものは摺動体121及び
122に差し渡して固着した基台で、基台123にはガ
イドレール124が固着している。
【0090】符号125で示すものは回転駆動アーム1
18に固着したベアリングであり、ベアリング125に
はガイドレール124と摺動自在に係合した図示しない
ガイドローラが、図示しないローラホルダを介して回動
自在に支持されている。
【0091】符号126及び127で示すものは架台1
17の適所に固着した回転駆動アーム118の回転を抑
制するストッパである。
【0092】符号128及び129で示すものは回転駆
動アーム118に、ストッパ126,127に当接可能
に固着したストッパである。
【0093】符号130で示すものは摺動体121に固
着した連結棒で、連結棒130はトランスファーバー1
01に回転自在に装着した図示しないガイドローラと、
トランスファーバー101が上下動するときは摺動自在
に、かつ、トランスファーバー101が進退動するとき
は係合可能に連結している。
【0094】符号131で示すものは第一水切り乾燥室
83において、洗浄装置本体1に固定したブラケット8
6に固着したベアリング132に回転自在に支持された
回動軸である。
【0095】回動軸131の一側にはクランプユニット
89のクランプ軸92の頂部の略コ字状の連結部91と
係合可能に、先端部に連結部134を有する連結アーム
133が固着している。
【0096】又、回動軸131の他側は回動軸106と
図示しないリンク機構を介して連結しており、回動軸1
31は回動軸106と同期して回転する。
【0097】なお、第一水切り乾燥室84の適所に回動
シリンダを回転自在に設け、この回動シリンダのピスト
ンロッドと回動軸131とをリンク機構を介して連結
し、回動軸131を回動軸106と同期して回転するよ
うにしてもよい。
【0098】符号135で示すものはシャワー洗浄室6
9、第一水切り乾燥室83及び第二水切り乾燥室99の
下部に設けた排液シュートである。この排液シュート1
35の下部にはクリーン液槽136が設けられている。
【0099】符号137で示すものはクリーン液槽13
6に設けた接続管で、接続管137は濾過後のクリーン
液138を貯える図示しないクリーン液槽と接続してい
る。
【0100】符号139で示すものは洗浄装置本体1の
出口側に設けた架台140に取付けた搬出ローラコンベ
アであり、符号141で示すものは洗浄装置本体1の出
口側に設けた架台142上に設けた出口ローラコンベア
である。この出口ローラコンベア141は搬出ローラコ
ンベア139より幅狭に構成されており、搬出ローラコ
ンベア139の下部に設けられている。
【0101】これら搬出ローラコンベア139及び出口
ローラコンベア141は洗浄装置本体1の入口側に設け
た入口ローラコンベア3と構成はほぼ同じであるので詳
細な説明は省略する。
【0102】符号143で示すものは出口ローラコンベ
ア141の下部に配設され、架台142に固着した反転
昇降装置である。この反転昇降装置143は搬出ローラ
コンベア139により搬出され、所定位置に位置決めさ
れた被洗浄物Wを所定の高さに上昇させ、所定の搬出姿
勢に変換し、出口ローラコンベア141上に載置するも
のである。
【0103】符号144で示すものは架台142に固着
した反転昇降装置143のマウントプレートであり、符
号145で示すものはマウントプレート144にピスト
ンロッド145aが出口ローラコンベア141側になる
ように鉛直に固着した昇降シリンダである。昇降シリン
ダ145のピストンロッド145aは基板146に固着
し、基板146を昇降自昇降シリンダ145のピストン
ロッド145aは基板146に固着し、基板146を昇
降自在に支持している。
【0104】符号147で示すものはマウントプレート
144に固着した一対のガイドホルダで、一対のガイド
ホルダ147には上部が基板146に固着したガイドシ
ャフト148が摺動自在に嵌合している。
【0105】符号149で示すものはロータリーアクチ
ュエータで、ロータリーアクチュエータ149はガイド
シャフト148の下部に固着したマウントブラケット1
50に取付けられている。
【0106】符号151で示すものはロータリーアクチ
ュエータ149の駆動軸と連結した回転駆動軸で、回転
駆動軸151は基板146に固着したベアリング152
を挿通して出口ローラコンベア141の中腹部位に位置
するように設けた被洗浄物受け153に固着している。
【0107】被洗浄物受け153は被洗浄物受け153
が上昇した際、被洗浄物受け153の一部が搬出ローラ
コンベア139のコンベアローラ139a及び出口ロー
ラコンベア141のコンベアローラ141aに当接しな
いように、これらのコンベアローラ139a及び141
aの間を通り抜けるような形状に形成されている。
【0108】以下、実施例の作用を説明する。まず、図
1及び図3に示すように洗浄装置本体1は元位置にあ
る。すなわち、洗浄装置本体1の入口側に設けた反転昇
降装置7の被洗浄物受け17は昇降シリンダ9のピスト
ンロッド9aが短縮して、下降端位置にある。
【0109】また、被洗浄物投入装置21の摺動軸28
は上昇端にあり、クランプ装置32も上昇した位置にあ
る。また、被洗浄物移送装置46の摺動軸48は上昇し
ており、回転クランプ装置62は上昇した位置にある。
【0110】シャワー洗浄室69及び第二水切り乾燥室
99の反転クランプ装置72及び72aは閉状態、即ち
被洗浄物Wをクランプした状態となっており、第一水切
り乾燥室83の回転ユニット84は閉状態、即ち被洗浄
物Wをクランプした状態となっている。
【0111】リフト&キャリー式搬送装置100のトラ
ンスファーバー101は昇降シリンダ103のピストン
ロッド103aが伸長し、駆動モータ116の駆動軸に
固着した回転駆動アーム118のストッパ128はスト
ッパ126に当接し、下降し、後退端にある。また、出
口側に設けた反転昇降装置143の被洗浄物受け153
は昇降シリンダ145のピストンロッド145aが短縮
して下降端位置にある。
【0112】そこで、被洗浄物Wが入口ローラコンベア
3上に載置されると、駆動モータ5(図2及び図4参
照)が作動し、コンベアローラ4を回転し、被洗浄物W
を洗浄装置本体1内に搬送する。
【0113】被洗浄物Wが洗浄装置本体1内に搬送され
ると、被洗浄物Wはアンチバックストッパ20を押し下
げて通過し被洗浄物受け17のストッパ18に当接す
る。被洗浄物Wが被洗浄物受け17のストッパ18に当
接すると、信号が発信され、駆動モータ5は停止し、ア
ンチバックストッパ20は突出し、被洗浄物Wの後部を
支持する。
【0114】従って、被洗浄物Wは入口ローラコンベア
3上で被洗浄物受け17のストッパ18とアンチバック
ストッパ20とにより位置決めされる。
【0115】被洗浄物Wは入口ローラコンベア3上で位
置決めされると、反転昇降装置7の昇降シリンダ9が作
動して、ピストンロッド9aが伸長し、被洗浄物受け1
7を上昇させる。
【0116】被洗浄物受け17が上昇すると、被洗浄物
Wは被洗浄物受け17のストッパ18とストッパ19と
により位置決めされ、被洗浄物受け17上に載置され、
所定位置まで持ち上げられる。
【0117】被洗浄物Wが所定位置まで持ち上げられる
と、今度はロータリーアクチュエータ13が作動し、そ
の駆動軸を回転させ、被洗浄物受け17を反転させ、被
洗浄物Wを所定の洗浄姿勢に変換する。この実施例で
は、被洗浄物Wは水平に90゜反転させられる(図1の
符号R参照)。
【0118】被洗浄物Wが所定の洗浄姿勢に変換させら
れると、被洗浄物投入装置21の昇降シリンダ26が作
動し、そのピストンロッド26aを伸長させて、摺動軸
28を摺動軸28に設けたストッパ33がストッパ35
に当接するまで下降させる。
【0119】摺動軸28が下降すると、クランプ装置3
2も下降する。そして、クランプ装置32が下降端に到
達すると、被洗浄物Wがそこに待機しているので、クラ
ンプ装置32は被洗浄物Wを把持する。
【0120】クランプ装置32が被洗浄物Wを把持する
と、反転昇降装置7の全ての装置は適宜作動して元位置
に復帰する。
【0121】クランプ装置32が被洗浄物Wを把持する
と、昇降シリンダ26が作動し、そのピストンロッド2
6aを短縮させ、摺動軸28を上昇させて、被洗浄物W
を把持したクランプ装置32を所定位置まで上昇させ
る。
【0122】被洗浄物Wを把持したクランプ装置32が
所定位置まで上昇すると、シリンダ作動式ドア45が開
き、ロッドレスシリンダ25が作動し、ロッドレスシリ
ンダ25の摺動体25aを高圧洗浄室37の方向に移動
させ、被洗浄物Wを把持したクランプ装置32を高圧洗
浄室37の上方所定位置に移動させる。
【0123】被洗浄物Wを把持したクランプ装置32が
高圧洗浄室37の上方所定位置に移動すると、昇降シリ
ンダ26が作動し、そのピストンロッド26aを伸長さ
せて、摺動軸28を下降させ、被洗浄物Wを把持したク
ランプ装置32を所定位置まで下降させる。
【0124】この時、被洗浄物移送装置46に連結して
いる回転クランプ装置62が待機しているので、クラン
プ装置32は被洗浄物Wの把持を解除し、被洗浄物Wを
回転クランプ装置62に載置する。
【0125】被洗浄物Wが回転クランプ装置62に載置
されると、回転クランプ装置62は被洗浄物Wを堅固に
把持する。
【0126】クランプ装置32が被洗浄物Wを回転クラ
ンプ装置62に載置すると、被洗浄物投入装置21の全
ての装置は適宜作動して元位置に復帰し、シリンダ作動
式ドア45を閉じる。
【0127】回転クランプ装置62が被洗浄物Wを堅固
に把持すると、被洗浄物移送装置46の減速機付回転駆
動モータ54が作動し、回転駆動アーム53をストッパ
60がストッパ58に当接するまで回転させる。
【0128】回転駆動アーム53が回転すると、摺動軸
48は下降し、それに伴って回転クランプ装置62も一
対のガイドレール41(図2参照)に沿って下降し、回
転クランプ装置62が下降端に到達すると、回転クラン
プ装置62の一方の連結金具63が回転駆動金具42と
係合する。
【0129】回転クランプ装置62の連結金具63が回
転駆動金具42と係合すると、回転駆動モータ43が作
動し、被洗浄物Wを回転させると共に一対のノズルチャ
ンバー39に装着されている高圧洗浄ノズルから高圧洗
浄液を被洗浄物Wに向けて噴出し、高圧洗浄槽38に貯
えられている洗浄液40を攪拌して被洗浄物Wの洗浄を
行う。
【0130】この時、図示しないスラッジモータが洗浄
後の汚れた洗浄液40を排水口44から排出し、図示し
ない濾過装置へと送る。
【0131】なお、高圧洗浄ノズルから噴出される高圧
洗浄液量と排水口44から排出される排水量とを等しく
設定しておくことが望ましいが、どうしても高圧洗浄ノ
ズルから噴出される高圧洗浄液量のほうが多くなり、余
分の汚れた洗浄液40は図示しないオーバーフロ口から
排液シュート135へ溢れ落ち、図示しない濾過装置へ
送られる。
【0132】上記のようにして高圧洗浄槽38にて被洗
浄物Wの洗浄が終了すると、高圧洗浄ノズルからの高圧
洗浄液の噴出を停止すると共に回転駆動モータ43が停
止し、被洗浄物Wの回転を停止し、減速機付回転駆動モ
ータ54が再び作動し、反転して回転駆動アーム53を
ストッパ59がストッパ57に当接するまで反転させ
る。
【0133】回転駆動アーム53が反転すると、摺動軸
48は上昇し、それに伴って回転クランプ装置62も上
昇し、回転クランプ装置62の連結金具63が一対のガ
イドレール41に係合して上昇し、回転クランプ装置6
2は上昇端に到達し、高圧洗浄後の被洗浄物Wの把持を
解除する。
【0134】被洗浄物Wの把持が解除されると、リフト
&キャリー式搬送装置100の駆動モータ116が作動
し、駆動モータ116の回転駆動アーム118をストッ
パ129がストッパ127に当接するまで反転させる。
【0135】回転駆動アーム118が反転すると、トラ
ンスファーバー101は仮想線で示す101aの位置ま
で前進する。
【0136】トランスファーバー101が仮想線で示す
101aの位置まで前進すると、今度は昇降シリンダ1
03が作動し、そのピストンロッド103aが短縮す
る。
【0137】昇降シリンダ103のピストンロッド10
3aが短縮すると、回動軸106が回転し、リンクアー
ム114を上方に回転させる。
【0138】リンクアーム114が上方に回転すると、
リンクアーム114の支持ローラ115がトランスファ
ーバー101と係合し、トランスファーバー101を上
昇させる。
【0139】トランスファーバー101が上昇すると、
高圧洗浄後の被洗浄物Wはトランスファーバー101の
被洗浄物受け102に載置される。
【0140】高圧洗浄後の被洗浄物Wがトランスファー
バー101の被洗浄物受け102に載置されると、リフ
ト&キャリー式搬送装置100の駆動モータ116が再
び作動し、今度は駆動モータ116は逆転し、回転駆動
アーム118をストッパ128がストッパ126に当接
するまで反転させ、これによりトランスファーバー10
1は後退し、高圧洗浄後の被洗浄物Wをシャワー洗浄室
69の所定位置まで搬送する。
【0141】一方、シャワー洗浄室69においては、ト
ランスファーバー101が前進したとき、反転シリンダ
80が作動して、そのピストンロッド80aを短縮させ
て、反転駆動軸70を回転させる。
【0142】反転駆動軸70が回転すると、それに伴っ
て反転クランプ装置72はトランスファバー101の被
洗浄物搬送位置まで反転する。すなわち、反転クランプ
装置72は、本体フレーム73の被洗浄物通路73aが
丁度トランスファーバー101の真上の位置となり、か
つ、本体フレーム73に固着した被洗浄物受け74が丁
度トランスファーバー101の軸線を挟んで両側となる
位置まで反転する。
【0143】このように反転クランプ装置72がトラン
スファーバー101の被洗浄物搬送位置まで反転する
と、クランプアーム75の留め金77が図示しない洗浄
装置本体1に設けたストッパに当接し、スプリング78
の弾発力に抗してクランプアーム75を押圧し、クラン
パ79を開状態にしてその位置で待機する。
【0144】そして、トランスファーバー101が上昇
して、高圧洗浄後の被洗浄物Wを載置して後退したと
き、被洗浄物Wは本体フレーム73の被洗浄物通路Pを
通って、本体フレーム73に固着した被洗浄物受け74
と対応する位置に搬送される。
【0145】このように被洗浄物Wがシャワー洗浄室6
9の反転クランプ装置72の本体フレーム73の被洗浄
物受け74と対応する所定位置まで搬送されると、昇降
シリンダ103が再び作動して、そのピストンロッド1
03aを伸長させ、回動軸106は逆転し、リンクアー
ム114を下方に回転させ、リンクアーム114の支持
ローラ115のトランスファーバー101との係合を解
除させて、トランスファーバー101を下降させて、被
洗浄物Wを反転クランプ装置72の被洗浄物受け74上
に載置させる。
【0146】高圧洗浄後の被洗浄物Wが反転クランプ装
置72の被洗浄物受け74上に載置されると、反転シリ
ンダ80が再び作動し、反転シリンダ80のピストンロ
ッド80aが伸長し、反転駆動軸70を逆転させ、反転
クランプ装置72を反転させ、被洗浄物Wをシャワー洗
浄室69の所定位置まで移動させる。すなわち、被洗浄
物Wは姿勢変換される。
【0147】なお、反転クランプ装置72が反転する
と、クランプアーム75の留め金77と図示しない洗浄
装置本体1に設けたストッパとの係合が解除され、被洗
浄物Wはスプリング78の弾発力によりクランプアーム
75のクランパ79により堅固にクランプされる。
【0148】被洗浄物Wがシャワー洗浄室69の所定位
置まで移動すると、図示しないシャワー洗浄ノズルより
洗浄液が噴出され、高圧洗浄後の被洗浄物Wを水洗いす
ると共に、高圧洗浄後の被洗浄物W反転することによ
り、高圧洗浄室37の高圧洗浄の際に被洗浄物Wの穿孔
等の内部に溜まった洗浄液が排出される。すなわち、高
圧洗浄後の被洗浄物Wを反転させてシャワー洗浄するこ
とにより、シャワー洗浄を行いながら、被洗浄物Wの穿
孔等の内部に溜まった洗浄液を排出する。
【0149】高圧洗浄後の被洗浄物Wのシャワー洗浄が
完了すると、反転シリンダ81のピストンロッド81a
を短縮させ反転駆動軸70を回転させて、反転クランプ
装置72を反転し、シャワー洗浄後の被洗浄物Wをトラ
ンスファーバー101の被洗浄物搬送位置まで移動させ
て、クランプアーム75のクランパ79によるクランプ
を解除する。
【0150】一方、シャワー洗浄中に、リフト&キャリ
ー式搬送装置100のトランスファーバー101は前記
した手段により下降した状態で仮想線で示す101aの
位置まで前進しているので、シャワー洗浄後の被洗浄物
Wはトランスファーバー101が上昇することにより、
後続の高圧洗浄後の被洗浄物Wと共にトランスファーバ
ー101の所定の被洗浄物受け102に載置される。
【0151】シャワー洗浄後の被洗浄物Wと後続の高圧
洗浄後の被洗浄物Wがトランスファーバー101の所定
の被洗浄物受け102にそれぞれ載置されると、トラン
スファーバー101は後退して、下降し、後続の高圧洗
浄後の被洗浄物Wを反転クランプ装置72の被洗浄物受
け74上に載置すると共に、第一水切り乾燥室83にお
いては、回転ユニット84のクランプユニット89が開
状態で所定位置にて待機しているので、シャワー洗浄後
の被洗浄物Wを回転ユニット84のクランプユニット8
9の受台90に載置してクランプする。
【0152】次に、リフト&キャリー式搬送装置100
と回転ユニット84との関係を説明する。前記した手段
により、リフト&キャリー式搬送装置100の回動軸1
06が回転すると、回動軸106と回動軸131は図示
しないリンク機構を介して連結しているので、回動軸1
31は回動軸106と同期して回転し、連結アーム13
3を回転させ、連結アーム133の連結部134を、回
転ユニット84に装着されているクランプユニット89
のコ字状の連結部91に係合させ、クランプ軸92を持
ち上げてクランプユニット89を開状態にする。
【0153】又、これとは逆に、回動軸106が反転す
ると、回動軸131も回動軸106と同期して反転し、
連結アーム133を反転させ、連結アーム133の連結
部134を回転ユニット84に装着されているコ字状の
連結部91との係合を解除し、クランプユニット89を
閉状態にする。
【0154】すなわち、トランスファーバー101が上
昇すると、クランプユニット89は開状態となり、被洗
浄物Wはアンクランプされ、トランスファーバー101
が下降することにより、被洗浄物Wはクランプユニット
89の受台90に載置されてクランプされる。
【0155】シャワー洗浄後の被洗浄物Wが回転ユニッ
ト84のクランプユニット89の受台90に載置され、
クランプされると、回転駆動モータ94が作動して、そ
の駆動軸94aを回転し、回転ユニット84を回転させ
て、クランプユニット89を所定位置まで反転させる。
【0156】クランプユニット89が所定位置まで反転
すると、回転駆動モータ94の作動は停止し、図示しな
い割出し装置の楔が前進し、割出板96の切欠き96a
に係合し、クランプユニット89を所定位置に位置決め
する。
【0157】すなわち、シャワー洗浄後の被洗浄物Wは
所定の水切り乾燥姿勢に変換され、所定位置に位置決め
される。
【0158】シャワー洗浄後の被洗浄物Wが所定位置に
位置決めされると、図示しない水切り乾燥ノズルよりエ
アを噴出させてシャワー洗浄後の被洗浄物Wに付着して
いる水分を除去し、シャワー洗浄後の被洗浄物Wの第一
水切り乾燥が行われる。
【0159】以下このようにして、回転ユニット84を
逐次回転させてクランプユニット89に把持されている
シャワー洗浄後の被洗浄物Wの姿勢を逐次変換して所定
の水切り乾燥位置に位置決めし、各々の水切り乾燥位置
に設けてある図示しない水切り乾燥ノズルによりエアー
を噴出して第一水切り乾燥が行われる。また、シャワー
洗浄後の被洗浄物Wを逐次反転させて被洗浄物Wの水切
り乾燥姿勢を逐次変換することにより被洗浄物Wの穿孔
等の内部に溜まっている洗浄液が排出される。したがっ
て、シャワー洗浄後の被洗浄物Wの外面及び穿孔等の内
部の水切り乾燥が効率よく行われる。
【0160】第一水切り乾燥室83において、回転ユニ
ット84が一回転し、所望する水切り乾燥が終了する
と、トランスファーバー101が前進、上昇、後退及び
下降することにより、後続のシャワー洗浄後の被洗浄物
Wは回転ユニット84のクランプユニット89に載置さ
れてクランプされ、第一水切り乾燥室83において第一
水切り乾燥後の被洗浄物Wは第二水切り乾燥室99の反
転クランプ装置72aに載置される。
【0161】第二水切り乾燥室99の反転クランプ装置
72aはシャワー洗浄室69の反転クランプ装置72と
同じ機能を有し、同期して反転するので、第一水切り乾
後の被洗浄物Wが第二水切り乾燥室99の反転クラン
プ装置72aに載置されると、反転シリンダ81のピス
トンロッド81aが伸長して反転駆動軸70を反転させ
て反転クランプ装置72aを反転させ、第一水切り乾燥
後の被洗浄物Wの姿勢を第二水切り乾燥姿勢に変換し、
所定の第二水切り乾燥位置に位置決めする。
【0162】第一水切り乾燥後の被洗浄物Wが第二水切
り乾燥姿勢に変換され、所定の第二水切り乾燥位置に位
置決めされると、第二水切り乾燥室99に設けた図示し
ない水切り乾燥ノズルよりエアを噴出して第一水切り乾
燥後の被洗浄物Wの外面及び穿孔等の内部の水切り乾燥
を行う。第一水切り乾燥において、被洗浄物Wの内部に
まだ洗浄液が残っている場合、残っている洗浄液を排出
しながら被洗浄物Wの外面及び穿孔等の内部の水切り乾
燥が行われる。 したがって、シャワー洗浄後の被洗浄物
Wは、第一水切り乾燥室83において、外面及び穿孔等
の内部の水切り乾燥が行われた後、さらに第二水切り乾
燥室99において第一水切り乾燥後の被洗浄物Wの姿勢
を水切り乾燥姿勢に変換して水切り乾燥を行うようにし
たので、洗浄後の被洗浄物Wの水切り乾燥効果がより一
層向上する。
【0163】なお、シャワー洗浄による汚れた洗浄液、
第一水切り乾燥及び第二水切り乾燥中に除去された洗浄
液は排液シュート135上に落下し、図示しない濾過装
置へ送られ、濾過され、クリーン液槽136へ循環され
る。
【0164】第二水切り乾燥が完了すると、上述した手
段により反転駆動軸70を反転し、反転クランプ装置7
2aを反転して第二水切り乾燥後の被洗浄物Wをトラン
スファーバー101の被洗浄物搬送位置まで移動させ、
クランプアーム75aのクランパ79aによるクランプ
を解除する。
【0165】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wのクランプ
が解除されると、第二水切り乾燥後の被洗浄物Wはトラ
ンスファーバー101により搬出ローラコンベア139
上に載置される。
【0166】搬出ローラコンベア139上に載置された
第二水切り乾燥後の被洗浄物Wは、図示しない駆動モー
タが作動し、搬出ローラコンベア139のコンベアロー
ラ139aを回転させて搬送され、搬出ローラコンベア
139に設けた図示しない固定ストッパ及びアンチバッ
クストッパにより所定位置に位置決めされる。
【0167】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wが搬出ロー
ラコンベア139上の所定位置に位置決めされると、反
転昇降装置143の昇降シリンダ145が作動し、その
ピストンロッド145aが伸長し、被洗浄物受け153
を上昇させ、第二水切り乾燥後の被洗浄物Wを被洗浄物
受け153上に載置する。
【0168】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wが被洗浄物
受け153上に載置されると、ロータリーアクチュエー
タ149が作動し、その駆動軸を回転し、被洗浄物受け
153を回転し、第二水切り乾燥後の被洗浄物Wを搬出
姿勢に反転する。この実施例では、第二水切り乾燥後の
被洗浄物Wは水平に90゜反転する(図1のR′参
照)。
【0169】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wが搬出姿勢
に反転すると、昇降シリンダ145が再び作動し、その
ピストンロッド145aが短縮し、被洗浄物受け153
を下昇させ、第二水切り乾燥後の被洗浄物Wを出口ロー
ラコンベア141上に載置する。
【0170】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wが出口ロー
ラコンベア141上に載置されると、反転昇降装置14
3の各装置は適宜作動して元位置に復帰する。
【0171】第二水切り乾燥後の被洗浄物Wが出口ロー
ラコンベア141上に載置されると、出口ローラコンベ
ア141の図示しない駆動モータが作動し、出口ローラ
コンベア141のコンベアローラ141aを回転させ、
第二水切り乾燥後の被洗浄物Wを次工程へ搬送し、1洗
浄サイクルは終了する。
【0172】なお、各室の出入口には図示しないシリン
ダ作動式のドアが設けられており、洗浄サイクル中は適
宜作動して開閉動作する。
【0173】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので次にような効果がある。 高圧洗浄室において、被洗浄物を洗浄液中に浸漬し
て回転させながら、高圧洗浄ノズルより高圧洗浄液を噴
出させて被洗浄物を洗浄しているので、高圧洗浄ノズル
の噴出口をより大径することができ、これにより高圧洗
浄ノズルの目詰まりを皆無にすることができると共に定
期的なメンテナンス作業が不要となり、維持費を低減さ
せることができる。
【0174】 高圧洗浄室を水密に形成して高圧洗浄
槽を構成すると共に高圧洗浄槽の洗浄液中に配設した高
圧洗浄ノズルより高圧洗浄液を噴出させ、洗浄液中に浸
漬した被洗浄物を回転させながら洗浄しているので、高
圧洗浄室内が極めて簡素なものとなり、高圧洗浄室を小
型にすることができる。これによって、洗浄装置本体を
小形にすることができると共に製作費をも低減すること
ができる。
【0175】 高圧洗浄槽の洗浄液中に配設した高圧
洗浄ノズルより高圧洗浄液を噴出して被洗浄物を回転さ
せながら洗浄しているので、被洗浄物の大きさ及び形状
に関係なく洗浄することができると共に複雑な被洗浄物
であっても極めて容易に洗浄することができる。
【0176】 高圧洗浄槽に洗浄液中に配設した高圧
洗浄ノズルより高圧洗浄液を噴出し、洗浄液中に浸漬し
た被洗浄物を回転させながら洗浄しているので、従来の
装置では洗浄ができなかった被洗浄物の隠れた部分でも
極めて容易に洗浄することができる。
【0177】 各工程で、被洗浄物をクランプして処
理するように構成しているので、被洗浄物のクランプ範
囲に相当の許容範囲があり、被洗浄物の変更に対して対
応が極めて容易である。又、クランプ不可能な被洗浄物
については、当該クランプ装置だけを取替えればよく、
上記と同様に被洗浄物の変更に対して対応が極めて容易
になる。
【0178】 水洗い洗浄室において、高圧洗浄後の
被洗浄物を反転して被洗浄物の姿勢を水洗い洗浄姿勢に
変換して所定の水洗い位置に位置決めし、被洗浄物の穿
孔等の内部に溜まった洗浄液を排出しながら、水洗い洗
浄室の高圧洗浄ノズルより洗浄液を噴出して、高圧洗浄
後の被洗浄物の水洗い洗浄を行い、 第一水切り乾燥室に
おいて、水洗い洗浄後の被洗浄物を逐次反転して、被洗
浄物の姿勢を変換し所定の水切り乾燥位置に位置決めを
して、被洗浄物の穿孔等の内部に溜まった洗浄液を排出
しながら水切り乾燥ノズルよりエアを噴出して被洗浄物
の外面及び穿孔等の内部の水切り乾燥を行い、 さらに、
第二水切り乾燥室において、第一水切り乾燥後の被洗浄
物を反転して被洗浄物の姿勢を変換し所定の水切り乾燥
位置に位置決めをして、被洗浄物の穿孔等の内部にまだ
洗浄液が溜まっている場合、洗浄液を排出しながら、水
切り乾燥ノズルよりエアを噴出して被洗浄物の外面及び
穿孔等の内部の水切り乾燥を行うようにしたので、洗浄
後の被洗浄物の水切り乾燥効果をより一層向上させるこ
とができる。
【0179】 水洗い洗浄室に設けた反転クランプ装
置及び第二水切り乾燥室に設けた反転クランプ装置の基
端部を回転駆動軸に固着するように構成したので、反転
駆動軸を被洗浄物の搬送通路から離して配設することが
可能となり、また、第一水切り乾燥室を挟んで両側に水
洗い洗浄室と第二水切り乾燥室を配設しても、一つの
転駆動軸を配設することが可能となり、反転駆動軸の駆
動源も一つでよい。これによって、洗浄装置本体を小型
化することができると共に、洗浄装置本体の製作費用を
廉価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の正面図である。
【図2】図1のものの側面図である。
【図3】図1のものの平面図である。
【図4】図1のもののAA拡大矢視図である。
【図5】図1のもののBB拡大断面図である。
【図6】図5の本体フレームの概略を示す斜視図であ
る。
【図7】図1のものの回転ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置本体3 入口ローラコンベア 4 コンベアローラ 7 反転昇降装置17 被洗浄物受け 18 ストッパ 19 ストッパ 21 被洗浄物投入装置 37 高圧洗浄室38 高圧洗浄槽 39 ノズルチャンバー 40 洗浄液41 ガイドレール 42 回転駆動金具 43 回転駆動モータ 46 被洗浄物移送装置 62 回転クランプ装置69 シャワー洗浄室 70 反転駆動軸 72 反転クランプ装置 72a反転クランプ装置80 反転シリンダ 82 連結アーム 83 第一水切り乾燥室 84 回転ユニット89 クランプユニット 94 回転駆動モータ 96 割出板 99 第二水切り乾燥室 100 リフト&キャリー式搬送装置139 搬出ローラコンベア 141 出口ローラコンベア 143 反転昇降装置 W 被洗浄物
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−82876(JP,A) 特開 平3−109981(JP,A) 特開 平3−225996(JP,A) 特開 昭59−7543(JP,A) 特開 平5−161880(JP,A) 特開 昭61−15782(JP,A) 特開 昭54−73475(JP,A) 特開 平3−270773(JP,A) 特開 昭61−26226(JP,A) 実開 昭55−9204(JP,U) 実開 昭51−89381(JP,U) 実開 昭57−191042(JP,U) 実開 昭51−89381(JP,U) 実公 昭62−44792(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 1/00 - 11/04 B65G 47/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧洗浄室の高圧洗浄槽に貯えた洗浄液
    に被洗浄物を浸漬し、該被洗浄物を回転させながら高圧
    洗浄液を高圧洗浄ノズルから噴出させて洗浄を行う洗浄
    装置において、洗浄装置本体の入口に設けた入口ローラコンベアの下部
    に、先端部に前記入口ローラコンベアのコンベアローラ
    より突出したストッパを設け、後端部に前記入口ローラ
    コンベアのコンベアローラの搬送面より下位置となるス
    トッパを設けた被洗浄物受けを昇降自在に支持すると共
    に、該被洗浄物受けが所定の位置に上昇した際、該被洗
    浄物受けを反転させ、被洗浄物の姿勢を洗浄姿勢に変換
    する反転昇降装置を配設し、 前記洗浄装置本体の入口上部に、前記反転昇降装置によ
    り洗浄姿勢に姿勢変換された被洗浄物を前記高圧洗浄室
    に移動する被洗浄物投入装置を設け、 前記高圧洗浄槽の被洗浄物に向けて高圧洗浄液を噴出す
    る高圧洗浄ノズルを装着したノズルチャンバーを配設
    し、該高圧洗浄槽の側壁に対向して鉛直に1対のガイド
    レールを設け、該1対のガイドレールの一方のガイドレ
    ールの下部に、該一方のガイドレールの延長となる前記
    高圧洗浄室の外部に設けた被洗浄物回転手段と連結した
    回転駆動金具を設け、前記1対のガイドレールに摺動可
    能に、且つ、前記回転駆動金具に係合可能に回転クラン
    プ装置を配設し、前記高圧洗浄室の外部に該回転クラン
    プ装置を昇降させる被洗浄物移送装置を設け、 前記高圧洗浄室に隣接して水洗い洗浄室を配設し、該水
    洗い洗浄室に隣接して第一水切り乾燥室を配設すると共
    に、該第一水切り乾燥室に隣接して第二水切り乾燥室を
    配設し、前記水洗い洗浄室と前記第二水切り乾燥室とに
    亙って反転駆動軸を水平に配設し、前記水洗い洗浄室及
    び前記第2水切り乾燥室に基端部が前記反転駆動軸に固
    着した反転クランプ装置を配設すると共に、前記洗浄装
    置本体に前記反転駆動軸を反転させる反転駆動手段を設
    け、 前記第一水切り乾燥室に複数のクランプユニットを放射
    状に装着した回転ユニットを回転自在に配設し、前記洗
    浄装置本体に前記回転ユニットを回転させる回 転駆動手
    段を設けると共に、前記回転ユニットを所定の位置に位
    置決めする位置決め手段を設け、 洗浄装置本体の出口に設けた搬出ローラコンベアの下方
    に配設した出口ローラコンベアの下部に、被洗浄物受け
    を昇降自在に支持すると共に、該被洗浄物受けが所定の
    位置に上昇した際、該被洗浄物受けを反転させ、被洗浄
    物の姿勢を搬出姿勢に変換し、出口ローラコンベアに載
    置する反転昇降装置を配設し、 前記高圧洗浄室における洗浄後の被洗浄物を前記水洗い
    洗浄室、前記第一水切り乾燥室、前記第二水切り乾燥室
    及び前記搬出ローラコンベアへと逐次間歇送りする間歇
    送り手段を設けた ことを特徴とする洗浄装置。
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