JP2923733B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2923733B2
JP2923733B2 JP15673394A JP15673394A JP2923733B2 JP 2923733 B2 JP2923733 B2 JP 2923733B2 JP 15673394 A JP15673394 A JP 15673394A JP 15673394 A JP15673394 A JP 15673394A JP 2923733 B2 JP2923733 B2 JP 2923733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば機械加工された
部品等のような被洗浄物を(洗浄装置に設けた)洗浄槽
内に貯えられている洗浄液に浸漬し、この洗浄液中にて
高圧洗浄液を被洗浄物に噴出して被洗浄物の洗浄を行う
ようにした洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の洗浄装置としては、一般的に上
部が開口し気密に形成された洗浄槽を用いたものが知ら
れている。例えば、特願平5−204794号に開示さ
れているものがある。
【0003】図9によってこの洗浄装置100 を説明する
と、被洗浄物Wを洗浄する高圧洗浄槽101 は上部が開口
されたものであり、また、この高圧洗浄槽101 は、高圧
洗浄槽 101が洗浄液 102を蓄えているために機密に形成
されているので、被洗浄物Wの高圧洗浄槽101 内への搬
入、搬出の際、被洗浄物Wを所定位置まで持ち上げて、
所定の洗浄姿勢に変換する反転昇降装置 103と、持ち上
げられた被洗浄物Wを高圧洗浄室 104内の所定位置まで
搬入する被洗浄物投入装置 105と、高圧洗浄室104 内に
搬入された被洗浄物Wを高圧洗浄槽101 内の所定の洗浄
位置まで移送する被洗浄物移送装置 106と、洗浄後の被
洗浄物Wを次工程に搬送するリフト&キャリー搬送装置
107 とにより構成されている。
【0004】そして、この高圧洗浄槽101 の上部には、
洗浄中、洗浄液102 が上部から飛散するのを防止するた
めに、洗浄サイクルに合わせて開閉するシリンダ作動式
ドア108 が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の洗
浄装置においては、被洗浄物Wが高圧洗浄槽101 の上部
開口部から搬入および搬出されるようになっているの
で、被洗浄物Wは被洗浄物Wの搬送ラインから相当長い
距離を移動させられることになり、その移動の分洗浄サ
イクルタイムが長くなる問題があった。
【0006】また、被洗浄物Wを移動させるために多種
類の移動手段、即ち、反転昇降装置103 、被洗浄物投入
装置105 、被洗浄物移送装置106 及び被洗浄物Wを搬送
をするリフト&キャリー搬送装置107 が設けられている
ので、洗浄装置本体100 が複雑なものになると共に大型
化し、さらに、製作費も高価なものなって、メンテナン
ス作業も困難になる問題があった。
【0007】また、気密に形成された狭い高圧洗浄槽10
1 内に回転クランプ装置109 、ノズル装置(高圧洗浄ノ
ズルを装着したノズルチャンバー110 )、排水口111 等
の多種類な装置が設けられているので、高圧洗浄槽101
内のメンテナンス作業が極めて困難なものになる問題が
あった。
【0008】さらに、洗浄精度を向上させるため、ノズ
ルチャンバー110 に装着した高圧洗浄ノズルから高圧洗
浄液を被洗浄物Wに向けて噴出すると同時に図示しない
スラッジモータにより排水口111 から洗浄後の汚れた洗
浄液を排出するようにしているので、洗浄後の汚れた洗
浄液の排出手段を設けなければならず、この点において
も洗浄装置本体100 が複雑なものになると共に大型化し
て、メンテナンス作業も困難になり、製作費も高価にな
る問題があった。
【0009】また、他の処理工程との組み合わせにおい
ても、被洗浄物Wは被洗浄物Wの搬送ラインより相当高
い位置の高圧洗浄槽101 の上部開口部から搬入、搬出す
るようにしているので、各処理工程との高さを調整する
ため、他の処理工程は高圧洗浄槽101 の搬出高さに合わ
せて設け、反転昇降装置103,112 を設けて被洗浄物Wの
搬送ラインとの高さ調整を行っている。従って、被洗浄
物Wの搬送ラインと各処理工程との高さを調整する手段
を設けなければならず、洗浄装置本体1が大型化すると
共に製作費も高価になる等の問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、洗浄槽内への被洗浄物の迅速でかつ速や
かな搬入及び洗浄槽からの迅速でかつ速やかな搬出を行
って洗浄サイクルを短くし、また、洗浄装置本体を小形
化して、装置全体のメンテナンスを容易にして、製作費
用を低減させ、さらに、高圧洗浄槽内のメンテナンス作
業を容易にすると共に他の処理工程との組み合わせを容
易にした洗浄装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、洗浄槽内に貯えられた洗浄液
中の所定位置に被洗浄物を浸漬し、該洗浄液中で前記被
洗浄物に高圧洗浄液を噴出させて前記被洗浄物の洗浄を
行うようにした洗浄装置において、該洗浄装置の本体フ
レームに設けた前記洗浄槽を複数の壁板で構成し、該複
数の壁板の内、少なくとも1つの壁板を可動自在に形成
し、該可動壁板を案内するガイド手段を設け、前記洗浄
槽の上方に該洗浄槽に洗浄液を供給する洗浄液備蓄槽を
配設すると共に前記洗浄槽の下方に該洗浄槽から排出さ
れる汚液を受ける汚液槽を配設し、前記洗浄槽の近傍に
前記被洗浄物を該洗浄槽の被洗浄物の洗浄位置と略同水
準で水平方向に搬入及び搬出する被洗浄物搬出入装置を
設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明は、以上説明したように構成したので、
被洗浄物を洗浄する際は、可動自在に設けた可動壁板を
移動させて洗浄槽を開状態にすると共に、洗浄液備蓄槽
に洗浄液を貯留させる。
【0013】この状態において、被洗浄物搬出入装置が
作動し、その前工程の被洗浄物が洗浄槽の所定の位置に
位置決めされる。被洗浄物が洗浄槽の所定の位置に位置
決めされたら可動壁板を移動させて、可動壁板と他の固
定壁板とで洗浄槽を形成する。洗浄槽が形成されたら、
この洗浄槽に洗浄液備蓄槽に備蓄されている洗浄液を供
給する。
【0014】洗浄液が洗浄槽に供給されると、被洗浄物
が洗浄液中に浸漬されると共に浸漬された被洗浄物に高
圧洗浄液が噴出されて被洗浄物が洗浄される。洗浄液が
噴出された場合、噴出された洗浄液は洗浄槽の上部開口
部から汚液槽内に溢れ落ちる。
【0015】そして、所定の洗浄時間が終了すると、洗
浄液の噴出が停止され、可動壁板が移動して、洗浄槽内
の洗浄液は汚液槽内に排出される。すると、再び被洗浄
物搬出入装置が作動し、洗浄槽内の洗浄後の被洗浄物を
次工程へ搬送すると共に前工程の被洗浄物を洗浄槽の内
部に位置決めする。以後、このようにして洗浄サイクル
が繰り返される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図3に
もとづいて説明する。洗浄室Sには洗浄装置本体1が設
けられており、洗浄装置本体1には本体フレーム2が設
けられている。この本体フレーム2に洗浄槽3が垂設さ
れている。
【0017】洗浄槽3は、対向させた一対の固定壁板4
と、後述する対向させた一対の可動壁板5とを相互に組
付けて形成したものである。固定壁板4は本体フレーム
2の両端近傍(図3においては左右方向)に設けられて
おり、その中央上部は本体フレーム2の下面部に固着さ
れている。
【0018】一対の固定壁板4の両縁部は各々本体フレ
ーム2より上部に突出した形状となっている(図2参
照)。そして、この一対の固定壁板4の各両縁部の、一
対の固定壁板4同士が対向する側の壁面には一対のガイ
ド溝6が各々穿設されている。
【0019】また、固定壁板4の壁面は被洗浄物Wの搬
送ライン、すなわち、被洗浄物Wの洗浄槽3への搬入路
及び搬出路と略平行になっている。図2中、矢印は被洗
浄物Wの搬入路及び搬出路の方向を示している。
【0020】また、一対の可動壁板5は本体フレーム2
の両端近傍(図3においては上下方向)に配設されてお
り、この可動壁板5は、一対の固定壁板4の間に固定壁
板4の幅間隔で略垂直方向に移動可能に、対向して設け
られており、すなわち、可動壁板5は被洗浄物Wの洗浄
槽3への搬入路及び搬出路に直交して設けられており、
底部5aが当接可能にされた略L字状のものである(図2
参照)。
【0021】そして、可動壁板5の上下両縁部の適所に
はローラブラケット7が固着されており、このローラブ
ラケット7にはガイドローラ8が回転自在に取付けられ
ている。ガイドローラ8は固定壁板4に形成された一対
のガイド溝6に回動自在に嵌合されている。この固定壁
板4に設けたガイド溝6と、可動壁板5に設けたガイド
ローラ8とにより可動壁板5のガイド手段が形成される
ことになる。
【0022】なお、第1実施例においては、一対の固定
壁板4の両縁部の対向壁面に一対のガイド溝6を各々穿
設し、この一対のガイド溝6に一対の可動壁板5に回転
自在に装着したガイドローラ8を嵌合するようにして、
一対の可動壁板5のガイド手段を構成したが、これに限
定されるものではなく、他にも種々のガイド手段を設け
ることができる。
【0023】例えば、一対の固定壁板4の外側壁面の両
縁部に一対のガイド溝6を各々穿設し、これに嵌合する
ガイドローラ8を一対の可動壁板5に回転自在に装着し
てもよいし、また、一対の固定壁板4に一対のガイド溝
6の代わりにガイドレールを設けてもよい。
【0024】さらには、一対の可動壁板5にガイドロー
ラ8を設ける代わりにガイドピンを固着し、一対のガイ
ド溝6又はガイドレールに摺動自在に嵌合させるように
構成してもよい。
【0025】また、洗浄槽3の内部には被洗浄物Wを支
持するための回転クランプ装置9が配設されている。回
転クランプ装置9は回転軸9aを介して一対の固定壁板4
に固着したベアリング10によって回転自在に支持されて
いる。
【0026】回転クランプ装置9の回転軸9aの一方側
は、洗浄室Sの側壁に固着したブレーキ付回転駆動モー
タ11の駆動軸11a と図示しないカップリングを介して連
結している。
【0027】ブレーキ付回転駆動モータ11の駆動軸11a
の後部突出部には元位置ドッグ12が固着しており、この
元位置ドッグ12と係合する元位置リミットスイッチ13が
ブレーキ付回転駆動モータ11に固着したブラケット14に
取付けられている。
【0028】洗浄槽3の上方には、洗浄槽3に供給する
洗浄液S1を備蓄するための洗浄液備蓄槽15が設けられて
いる。この洗浄液備蓄槽15は本体フレーム2に固着した
図示しない架台により支持されている。
【0029】洗浄液備蓄槽15の底部には洗浄液供給孔15
a が穿孔されており、この洗浄液供給孔15a には洗浄液
S1を洗浄槽3に供給する洗浄液供給管16が固着されてい
る。この洗浄液供給管16の途中にはバタフライバルブ17
が介装されている。バタフライバルブ17にはバタフライ
バルブ17を作動させるためのアクチュエータ18が接続さ
れている。
【0030】なお、洗浄液備蓄槽15の底部に穿孔した洗
浄液供給孔15a の大きさは、アクチュエータ18を作動し
てバタフライバルブ17を開状態にした時、洗浄液備蓄槽
15内に備蓄されている洗浄液S1が、できるだけ短時間に
洗浄槽3に供給される大きさにすることが望ましい。
【0031】洗浄槽3の下方には洗浄後の汚液を受ける
ための汚液受である汚液槽19が配設されている。汚液槽
19の上部開口部は洗浄槽3の大きさよりも若干大きく形
成されている。
【0032】なお、洗浄液備蓄槽15に備蓄されている洗
浄液S1を洗浄槽3に供給した際、洗浄槽3内の洗浄液S1
の水圧により、隣接する壁板、即ち一対の固定壁板4と
一対の可動壁板5との境めの部分から洗浄液S1が漏れて
飛散するような場合は、飛散する洗浄液S1を遮蔽するカ
バーやシュート等の適当な遮蔽部材を設け、飛散する洗
浄液S1を汚液槽19内に落下させるようにすればよい。
【0033】また、第1実施例では、汚液槽19は単独で
設けられているが、洗浄室Sの側壁と一体に設けてもよ
いし、汚液槽19に代わって洗浄後の汚液を受け、排出す
るシュートを設けるように構成してもよい。
【0034】洗浄槽3の下方近傍には被洗浄物Wの搬送
ラインに沿って配設した被洗浄物搬出入装置であるリフ
ト&キャリー搬送装置のトランスファーバー20が設けら
れている。トランスファーバー20の適所には被洗浄物受
け20a が装着されている。
【0035】トランスファーバー20は上昇、前進、下降
及び後退動作を行い、被洗浄物Wを前工程から受取り、
洗浄槽3に搬入して、回転クランプ装置9にクランプさ
せ、洗浄後は、洗浄槽3から搬出し、次工程に間歇搬送
させるためのものである。
【0036】従って、被洗浄物Wは、実質的には回転ク
ランプ装置9に設けた被洗浄物Wを位置決めするための
位置決めピン(図示せず)の長さより僅かに余裕を持っ
て昇降させればよいので、洗浄槽3の被洗浄物Wの洗浄
位置と略同水準で水平方向に搬入及び搬出される。
【0037】なお、第1実施例においては、洗浄槽3へ
の被洗浄物Wの搬出入手段として、リフト&キャリー搬
送装置のトランスファーバー20を洗浄槽3の下方近傍に
配設したが、洗浄槽3への被洗浄物Wの搬出入にあたっ
ては、リフト&キャリー搬送装置に代えて上昇、前進、
下降及び後退動作をするマニピュレータ(被洗浄物搬出
入装置)を配設してもよい。この場合、マニピュレータ
は、ローラコンベア又は、ハンガー式搬送装置を洗浄槽
3の近傍に配設し、これらの搬送装置と適宜組合わせて
構成すればよい。
【0038】洗浄槽3内の適所に一対のノズルチャンバ
ー21が配設されており、一対のノズルチャンバー21には
被洗浄物Wの全長に亘って複数の高圧洗浄ノズル22が被
洗浄物Wに向けて装着されている。
【0039】洗浄槽3の上方中央には被洗浄物Wの洗浄
槽3への搬入路及び搬出路に沿った同期シャフト23が配
設されている。同期シャフト23の両端部には、上側がこ
の同期シャフト23に固着し、下側が一対の可動壁板5の
中央部にブラケット24およびヒンジピン25により回転自
在に連結した連結棒26が連結している。
【0040】同期シャフト23の上部、すなわち、洗浄室
Sの頂部に設けた図示しないシリンダブラケットには昇
降シリンダ27が固着支持されており、この昇降シリンダ
27のピストンロッド27a は同期シャフト23に連結されて
いる。従って、昇降シリンダ27が作動してそのピストン
ロッド27a を伸縮させることにより一対の可動壁板5は
略垂直に昇降し、洗浄槽3が開閉される。
【0041】以上説明したように構成された本発明の第
1実施例の作用を説明する。まず、図1及び図2に示す
ように、昇降シリンダ27のピストンロッド27a は短縮
し、一対の可動壁板5は上昇して洗浄槽3は開状態にな
っている。また、バタフライバルブ17は閉じ、洗浄液備
蓄槽15には洗浄液S1が備蓄されている。
【0042】この状態において、リフト&キャリー搬送
装置が作動し、そのトランスファーバー20が上昇し、前
工程の被洗浄物Wを被洗浄物受け20a 上に載置し、前進
及び下降動作することにより被洗浄物Wを回転クランプ
装置9に載置する。
【0043】被洗浄物Wが回転クランプ装置9に載置さ
れると、回転クランプ装置9は被洗浄物Wを堅固にクラ
ンプする。また、トランスファーバー20は被洗浄物Wを
回転クランプ装置9に載置させると、下降状態から後退
して元位置に復帰する。
【0044】被洗浄物Wが回転クランプ装置9に載置さ
れてクランプされると、昇降シリンダ27が作動し、その
ピストンロッド27a が伸長し、一対の可動壁板5を下降
させる。一対の可動壁板5は一対のガイド溝6に沿って
案内され、ほぼ垂直に下降する。
【0045】一対の可動壁板5が下降して、下降端に達
すると、図2に仮想線で示すように、一対の可動壁板5
の底部5a同士が当接し、洗浄槽3が構成される。従っ
て、洗浄槽3は一対の固定壁板4と一対の可動壁板5と
により概略構成されることになる。
【0046】なお、図2において、仮想線で示す一対の
可動壁板5の上側のローラブラケット7とガイドローラ
8部分及び連結棒26と一対の可動壁板5との連結部分は
図面が複雑になるため省略してある。
【0047】一対の可動壁板5が下降端に達し、洗浄槽
3が形成されると、アクチュエータ18が作動してバタフ
ライバルブ17を切り換えて洗浄液供給孔15a を開く。洗
浄液供給孔15a が開かれると、洗浄液備蓄槽15に備蓄さ
れている洗浄液S1は短時間で(略瞬時に)洗浄槽3に供
給される。
【0048】洗浄液S1が洗浄槽3に供給されると、アク
チュエータ18は再び作動してバタフライバルブ17を切り
換え洗浄液供給孔15a を閉じる。
【0049】洗浄液S1が洗浄槽3に供給されると、ブレ
ーキ付回転駆動モータ11が作動して回転クランプ装置9
を回転させると共に一対のノズルチャンバー21に装着さ
れている高圧洗浄ノズル22から高圧洗浄液が被洗浄物W
に向けて噴出される。従って、被洗浄物Wは洗浄槽3の
洗浄液S1に浸漬された状態で回転されながら洗浄される
ことになる。
【0050】上記洗浄液S1が洗浄槽3に供給された場
合、洗浄槽3は一対の固定壁板4と一対の可動壁板5と
を隣接させて形成させているだけなので、気密性に劣り
その境めの部分から洗浄液S1が漏れて汚液槽19内に落下
する。
【0051】また、高圧洗浄ノズル22から被洗浄物Wに
向けて噴出される高圧洗浄液は洗浄槽3からの漏れ量よ
りも遥かに多いので、高圧洗浄ノズル22から噴出された
高圧洗浄液は洗浄槽3の上部開口部から汚液槽19内に溢
れ落ちる。
【0052】所定の洗浄時間が終了すると、元位置リミ
ットスイッチ13が元位置ドッグ12を検知し、ブレーキ付
回転駆動モータ11の作動を停止して回転クランプ装置9
の回転を停止し、回転クランプ装置9を所定位置に位置
決めすると共に高圧洗浄ノズル22からの高圧洗浄液の噴
出を停止させる。回転クランプ装置9が所定位置に位置
決めされると、回転クランプ装置9は被洗浄物Wをアン
クランプする。
【0053】このように被洗浄物Wの洗浄が完了し、回
転クランプ装置9が所定位置に位置決めされると、昇降
シリンダ27が再び作動し、昇降シリンダ27のピストンロ
ッド27a が短縮し、一対の可動壁板5が上昇する。一対
の可動壁板5は一対のガイド溝6に沿って案内され、ほ
ぼ垂直に同期して上昇する。
【0054】一対の可動壁板5が上昇すると、洗浄槽3
内の洗浄液S1は汚液槽19内に排出される。汚液槽19内に
排出された洗浄後の汚れた洗浄液S1は図示しない濾過装
置へ送られ、濾過された後、洗浄液備蓄槽15へ送られ備
蓄されると共に高圧洗浄ノズル22から噴出される高圧洗
浄液としても使用される。
【0055】また、一対の可動壁板5が上昇すると、リ
フト&キャリー搬送装置が再び作動して、トランスファ
ーバー20は上昇、前進、下降及び後退動作をし、洗浄槽
3内の洗浄後の被洗浄物Wを次工程へ搬送すると共に前
工程の被洗浄物Wを回転クランプ装置9に載置する。以
後、このようにして洗浄サイクルは順次繰り返される。
【0056】なお、第1実施例においては、一対の可動
壁板5を略垂直に同期して上昇させるように構成した
が、一対の可動壁板5の内一方を固定壁板とし、他方の
壁板のみを可動させるように構成してもよい。この場
合、隣接する固定壁板同士は気密にする必要はない。
【0057】また、洗浄槽3内に被洗浄物Wを搬入及び
搬出するにあたって、リフト&キャリー搬送装置のトラ
ンスファーバー20を洗浄槽3の下方近傍に配設する代わ
りに、上昇、前進、下降及び後退動作をするマニピュレ
ータ(被洗浄物搬出入装置)を洗浄槽3の下方近傍に配
設し、ローラコンベア又はハンガー式搬送装置と適宜組
合わせて構成すれば、製作費用を廉価にすることができ
る。
【0058】この場合の作用については、洗浄後の被洗
浄物Wは被洗浄物Wを洗浄槽3内に搬入した側に搬出す
るということにおいて異なるのみで、その他の作用は第
1実施例のものと略同じであるので、その詳細な説明は
省略する。
【0059】次に、本発明に係る洗浄装置の第2実施例
を図4乃至図6に基づいて説明する。なお、第1実施例
と同一の部材については同一の符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0060】図において、洗浄室Sの洗浄装置本体30に
は本体フレーム2が設けられており、この本体フレーム
2に洗浄槽31が垂下して設けられている。
【0061】洗浄槽31は、対向させた一対の固定壁板32
と、後述する対向させた一対の可動壁板33とを相互に組
付けて形成させたものである。一対の固定壁板32は、本
体フレーム2の下面に上部が固着され、壁面が被洗浄物
Wの搬送ライン、即ち、被洗浄物Wの洗浄槽31への搬入
路及び搬出路と略平行になるように対向して配置された
ものである。図5中、矢印は被洗浄物Wの洗浄槽31への
搬入路及び搬出路の方向を示している。
【0062】一対の固定壁板32の外縁部には、洗浄槽3
1,の輪郭を形成した補助板32a が一体に装着されてい
る。なお、補助板32a は一対の可動壁板33を組付ける
際、組付けを容易にするための調整部材である。従っ
て、一対の固定壁板32に補助板32aを装着せず、一対の
固定壁板32だけであってもよい。
【0063】また、一対の可動壁板33は、一対の固定壁
板32が内側になるように、被洗浄物Wの搬送ライン、即
ち、被洗浄物Wの洗浄槽31への搬入路及び搬出路と略直
交する方向に、水平に移動自在に、かつ、当接可能に対
向して配設されている。
【0064】可動壁板33は、上方が開口した断面略U字
状のもので、この一対の可動壁板33同士が当接した際に
は、一対の固定壁板32と共に洗浄槽31が形成されること
になる。
【0065】本体フレーム2の長手方向の側面部には長
手方向に沿った一対のガイドレール34が固着されてい
る。このガイドレール34には一対の可動壁板33の上縁部
のマウントプレート35に固着した上方向のブラケット36
が係合されている。
【0066】ブラケット36の上端側には一対のガイドロ
ーラ37が回転自在に装着されており、このガイドローラ
37でガイドレール34を上下から挟持して、可動壁板33が
支持されている。なお、ブラケット36の内、可動壁板33
の当接側(対向面側)にあるものは長尺に形成されてい
る。
【0067】本体フレーム2の上部にはマウントブラケ
ット38が固定しており、このマウントブラケット38の外
側に取付けられたベアリング39には回転駆動軸40が回転
自在に支承されている。回転駆動軸40には第一のリンク
41の中心部が嵌合してパワーロック42により固定されて
いる。
【0068】第一のリンク41の一側端部(図4において
左側)には第二のリンク43の一側端部(図4において左
側)がヒンジピン44a により回転自在に連結しており、
第二のリンク43の他側端部(図4において右側)は一対
の可動壁板33の一方の可動壁板33(図4において左側)
の当接側に設けた長尺のブラケット36の頂部にヒンジピ
ン44b により回転自在に連結している。
【0069】第一のリンク41の他側端部(図4において
右側)には第三のリンク45の一側端部(図4において左
側)がヒンジピン44c により回転自在に連結している。
また、第三のリンク45の他側端部(図4において右側)
は一対の可動壁板33の他方の可動壁板33(図4において
右側)の当接側に設けた長尺のブラケット36の頂部にヒ
ンジピン44d により回転自在に連結している。
【0070】この第一のリンク41の一側端部と第二のリ
ンク43の一側端部との連結部にはカラー46が介装されて
いる。このカラー46は第二のリンク43の他側端部と一対
の可動壁板33の一方の可動壁板33の当接側に設けた長尺
のブラケット36の頂部との連結部、また、第一のリンク
41の他側端部と第三のリンク45の一側端部の連結部、そ
して、第三のリンク45の他側端部と一対の可動壁板33の
他方の可動壁板33の当接側に設けた長尺のブラケット36
の頂部との連結部にも各々設けられている。
【0071】また、前記回転駆動軸40の一側は駆動モー
タ48の駆動軸48a とカップリング49を介して連結してい
る。この駆動モータ48は本体フレーム2に固着したマウ
ントブラケット47に取付けられいる。
【0072】したがって、駆動モータ48が作動し、駆動
モータ48の駆動軸48a を正転又は逆転させることによ
り、一対の可動壁板33は水平に同期して接近又は離反し
て、洗浄槽31を開閉する。なお、第2実施例において
も、隣接する固定壁板32および可動壁板33を密着させて
洗浄槽31を気密に形成する必要はない。
【0073】以上のように構成した本発明の第2実施例
の作用説明する。まず、図4に示すように、回転駆動軸
40に固着した第一のリンク41は図示しないストッパに当
接し、略水平な位置で停止しており、一対の可動壁板33
は後退しており、洗浄槽31は開状態になっている。ま
た、バタフライバルブ17は閉じ、洗浄液備蓄槽15には洗
浄液S1が備蓄されている。
【0074】この状態において、リフト&キャリー搬送
装置が作動し、そのトランスファーバー20が上昇し、前
工程の被洗浄物Wを被洗浄物受け20a 上に載置し、前進
及び下降動作することにより被洗浄物Wを回転クランプ
装置9に載置する。
【0075】被洗浄物Wが回転クランプ装置9に載置さ
れると、回転クランプ装置9は被洗浄物Wを堅固にクラ
ンプする。また、トランスファーバー20は被洗浄物Wを
回転クランプ装置9に載置すると、後退して元位置に復
帰する。
【0076】被洗浄物Wが回転クランプ装置9に載置さ
れ、クランプされると、駆動モータ48を作動させて、駆
動モータ48の駆動軸48a を正転させる。駆動軸48a が正
転すると、これに連動して回転駆動軸40も正転し、第一
のリンク41を、図4中、時計回りに回転させる。
【0077】第一のリンク41が時計回りに回転すると、
第一のリンク41の一側端部と回転自在に連結している第
二のリンク43は図4において右方向に移動し、一対の可
動壁板33の一方の可動壁板33を押圧して右方向に移動さ
せ、前進させると共に第一のリンク41の他側端部と回転
自在に連結している第三のリンク45は図4において左方
向に移動し、一対の可動壁板33の他方の可動壁板33を引
っ張り、左方向に移動させ、前進させる。
【0078】このようにして、一対の可動壁板33は互い
にガイドレール34に沿って同期して前進し、図4に仮想
線で示す位置で当接し洗浄槽31が形成される。一対の可
動壁板33が当接すると、駆動モータ48の作動は停止す
る。
【0079】一対の可動壁板33が当接し、洗浄槽31が形
成されると、アクチュエータ18が作動してバタフライバ
ルブ17を切り換え、これを開く。バタフライバルブ17が
開くと、洗浄液備蓄槽15に備蓄されている洗浄液S1は略
瞬時のうちに洗浄槽31に供給される。洗浄液S1が洗浄槽
31に供給されると、アクチュエータ18は再び作動してバ
タフライバルブ17を切り換えこれを閉じる。
【0080】洗浄液S1が洗浄槽31に供給されると、ブレ
ーキ付回転駆動モータ11が作動して回転クランプ装置9
を回転させると共に一対のノズルチャンバー21に装着さ
れている高圧洗浄ノズル22から高圧洗浄液が被洗浄物W
に向けて噴出される。即ち、被洗浄物Wは洗浄槽31の洗
浄液S1に浸漬された状態で回転しながら洗浄されること
になる。
【0081】一方、洗浄液S1が洗浄槽31に供給される
と、洗浄槽31を構成する一対の固定壁板32と一対の可動
壁板33とは隣接していても、密着かつ気密に形成されて
いないので、洗浄液S1は洗浄槽31の一対の固定壁板32と
一対の可動壁板33との境部から漏れるが、漏れた洗浄液
S1は汚液槽19内に落下して受け止められる。
【0082】また、高圧洗浄ノズル22から被洗浄物Wに
向けて噴出される高圧洗浄液は洗浄槽31からの漏れ量よ
り遥かに多いので、高圧洗浄ノズル22から噴出された高
圧洗浄液は洗浄槽31の上部開口部から汚液槽19内に溢れ
落ちる。
【0083】所定の洗浄時間が終了すると、元位置リミ
ットスイッチ13が元位置ドッグ12を検知し、ブレーキ付
回転駆動モータ11の作動を停止して回転クランプ装置9
の回転を停止し、所定位置に位置決めすると共に高圧洗
浄ノズル22から高圧洗浄液の噴出を停止する。回転クラ
ンプ装置9は所定位置に位置決めされると、被洗浄物W
をアンクランプする。
【0084】被洗浄物Wの洗浄が完了し、回転クランプ
装置9が所定位置に位置決めされると、駆動モータ48は
再び作動し、その駆動軸48a を逆転させる。駆動モータ
48の駆動軸48a が逆転すると、これに連動して回転駆動
軸40も逆転し、第一のリンク41を、図4において、反時
計回りに回転させる。
【0085】第一のリンク41が反時計回りに回転する
と、第一のリンク41の一側端部と回転自在に連結してい
る第二のリンク43は図4において左方向に移動し、一対
の可動壁板33の一方の可動壁板を引っ張って、左方向に
移動させ後退させる。
【0086】また、第一のリンク41の他側端部と回転自
在に連結している第三のリンク45は図4において右方向
に移動し、一対の可動壁板33の他方の可動壁板を押圧
し、右方向に移動させ、後退させる。
【0087】このようにして、一対の可動壁板33は互い
にガイドレール34に沿って同期して後退し、図4に示す
元位置(実線で示す)に復帰する。一対の可動壁板33が
元位置に復帰すると、第一のリンク41は図示しないスト
ッパに当接し、係止されると共に駆動モータ48の作動は
停止する。
【0088】一対の可動壁板33が後退動すると、洗浄槽
31内の洗浄後の汚れた洗浄液S1は汚液槽19内に排出され
る。汚液槽19内に排出された洗浄後の汚れた洗浄液S1は
図示しない濾過装置へ送られ、濾過された後、洗浄液備
蓄槽15へ送られ備蓄されると共に高圧洗浄ノズル22から
噴出される高圧洗浄液としても使用される。
【0089】一対の可動壁板33が元位置に復帰すると、
リフト&キャリー搬送装置が再び作動して、そのトラン
スファーバー20は上昇、前進、下降及び後退動作をし、
洗浄槽3内の洗浄後の被洗浄物Wを次工程へ搬送すると
共に前工程の被洗浄物Wを回転クランプ装置9に載置す
る。以後、このようにして洗浄サイクルは順次繰り返さ
れる。
【0090】なお、この第2実施例においては、回転駆
動軸40に駆動モータ48の駆動軸48aを連結してリンク機
構を介して一対の可動壁板33を水平に接近又は離反する
ように構成したが、これに限定されるものではない。
【0091】例えば、駆動モータ48の代わりに駆動シリ
ンダを配設し、回転駆動軸40にリンクアームを固着し、
このリンクアームと駆動シリンダのピストンロッドを回
転自在に連結し、駆動シリンダのピストンロッドを伸縮
して回転駆動軸40を正転又は逆転するように構成しても
よい。
【0092】この場合における作用については、駆動モ
ータ48の駆動軸48a を正逆転させて回転駆動軸40を正逆
転させる代わりに駆動シリンダのピストンロッドを伸縮
して回転駆動軸40を正逆転させることにおいて異なるの
みで、他の作用は第2実施例の作用と同様なので、その
説明は省略する。
【0093】また、前述したリンク機構の代わりにラッ
ク&ピニオン手段により一対の可動壁板33を水平に同期
して接近又は離反、即ち開閉するように構成してもよ
い。
【0094】即ち、本体フレーム2にピニオンを回転自
在に支持し、ピニオンを挟持するように一対のラックを
配設し(噛合させ)、一対のラックの一方を一対の可動
壁板33の一方に固着し、一対のラックの他方を一対の可
動壁板33の他方に固着し、アクチュエータによりピニオ
ンを正転又は逆転させて一対の可動壁板33を水平に同期
して接近又は離反、即ち開閉するように構成してもよ
い。
【0095】又は、本体フレー2にピニオンを回転自在
に支持し、ピニオンを挟持するように一対のラックを配
設し(噛合させ)、一対のラックの一方を一対の可動壁
板33の一方に固着し、一対のラックの他方を一対の可動
壁板33の他方に固着し、一対のラックのどちらか一方に
駆動シリンダのピストンロッドを連結し、駆動シリンダ
のピストンロッドを伸縮して一対の可動壁板33を水平に
同期して接近又は離反、即ち開閉するように構成しても
よい。
【0096】この実施例においては、一対の可動壁板33
を同期させて開閉する手段が、第2実施例のものと異な
るだけなので、一対の可動壁板33を開閉する手段につい
てのみさらに詳述する。
【0097】まず、上記実施例の前者のものは、アクチ
ュエータによりピニオンを正転させると、一対のラック
は互いに反対方向に前進し、これに伴って、一対の可動
壁板33も同期して前進し、図4において仮想線で示す位
置で当接し、洗浄槽31を形成し、アクチュエータにより
ピニオンを逆転させると、一対のラックは互いに後退
し、これに伴って、一対の可動壁板33も同期して後退
し、図4に示す元位置、即ち開状態に復帰させるように
したものである。
【0098】また、後者のものは、駆動シリンダのピス
トンロッドを伸長させて一対のラックの一方を前進させ
ると、ピニオンが正転し、一対のラックの他方はそれに
従動して前進し、一対の可動壁板33も同期して前進し、
図4において仮想線で示す位置で相互に当接し、洗浄槽
31が形成される。
【0099】また、駆動シリンダのピストンロッドを短
縮して一対のラックの一方を後退させると、ピニオンが
逆転し、一対のラックの他方はそれに従動して後退し、
一対の可動壁板33も同期して後退し、図4に示す元位
置、即ち開状態に復帰させるようにしたものである。こ
の作用については、第2実施例のものとほとんど同様な
ので詳細な説明は省略する。
【0100】さらに、一対の可動壁板33に駆動シリンダ
を連結して構成してもよい。この場合、2台の駆動シリ
ンダのピストンロッドを一対の可動壁板33に個々に連結
するようにしてもよいし、1台の駆動シリンダの本体側
を一対の可動壁板33の一方と連結し、ピストンロッドを
一対の可動壁板33の他方と連結するようにしてもよい。
【0101】この実施例においては、前者のものは、2
台の駆動シリンダのピストンロッドを同期させて伸縮さ
せ、一対の可動壁板33を開閉させるようにしたものであ
り、後者のものは、1台の駆動シリンダのピストンロッ
ドを伸縮させ、一対の可動壁板33を開閉させるようにし
たものである。
【0102】その他の作用については、第2実施例のも
のとほとんど同じであるので、その詳細な説明は省略す
る。なお、上記実施例では、一対の可動壁板33を水平に
同期して進退動させ、開閉するように構成したが、これ
らに限定されるものではない。
【0103】例えば、一対の可動壁板33の代わりに一対
の固定壁板32の間隔とほぼ等しい長さの1つの可動壁板
を設け、この1つの可動壁板を駆動モータ又は駆動シリ
ンダにより進退動させるようにしてもよいし、1つの可
動壁板と対向させて一対の固定壁板32の一側に隣接し
て、被洗浄物Wの洗浄槽31への搬出入時、被洗浄物Wが
干渉しない程度の大きさの可動壁板と同形状の固定壁板
を設け、1つの可動壁板を駆動モータ又は駆動シリンダ
により進退動させるように構成してもよい。
【0104】なお、この場合においても、隣接する固定
壁板同士およびこれら固定壁板と可動壁板とを密着させ
て気密にする必要はない。
【0105】作用については、一対の可動壁板33を同期
して進退動させる代わりに1つの可動壁板を進退動させ
る点において相違するのみであり、その他の作用につい
ては、第2実施例のものとは同様であるので、詳細な説
明は省略する。
【0106】また、洗浄槽31内に被洗浄物Wを搬入及び
搬出するにあたって、リフト&キャリー搬送装置のトラ
ンスファーバー20を洗浄槽31の下方近傍に配設する代わ
りに、上昇、前進、下降及び後退動作をするマニピュレ
ータ(被洗浄物搬出入装置)を洗浄槽31の下方近傍に配
設し、ローラコンベア又はハンガー式搬送装置と適宜組
合わせて構成してもよい。
【0107】この場合の作用については、洗浄後の被洗
浄物Wを洗浄槽31内に搬入した側に搬出するということ
において異なるのみで、他の作用はこの第2実施例のも
のとほぼ同じであるので、その説明は省略する。
【0108】次に、本発明に係る洗浄装置の第3実施例
を図7及び図8に基づいて説明する。なお、第1実施例
及び第2実施例と同一の部材には同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0109】図において、洗浄室Sには洗浄装置本体50
が設けられ、洗浄装置本体50には円筒状の洗浄槽51が設
けられている。洗浄槽51は一対の固定側壁板52と一対の
上部固定壁板53と下部可動壁板54とから構成されてい
る。
【0110】一対の固定側壁板52は、壁面が被洗浄物W
の搬送ライン、即ち、被洗浄物Wの洗浄槽51への搬入路
及び搬出路と略平行になるように、洗浄装置本体50の両
端(図7における左右)に対向して位置すると共に、洗
浄装置本体50に固着されて円形に形成されたものであ
る。図8において、矢印は被洗浄物Wの搬出路及び搬入
路の方向を示したものである。
【0111】また、一対の上部固定壁板53は略四分円に
形成されたもので、一対の固定側壁板52の間に位置し、
固定側壁板52の上部半円を形成するように固定側壁板52
に固着されたものである。
【0112】また、一対の下部可動壁板54は略四分円に
形成されたもので、一対の上部固定壁板53に対して略垂
直方向に昇降自在に、かつ、当接可能に配設されてい
る。この一対の下部可動壁板54が下降してその下側の部
分が当接することにより下部半円が形成される。
【0113】したがって、これら一対の固定側壁板52、
一対の上部固定壁板53及び一対の下部可動壁板54とによ
り円筒状の洗浄槽51が形成されることになる。
【0114】なお、この第3実施例においては、洗浄槽
51を円筒状に形成するように構成したが、洗浄槽51を任
意の形状に形成することは自由である。
【0115】また、円筒状の洗浄槽51の長手方向の一側
近傍には、下部が、円筒状の洗浄槽51を囲繞するように
略L字状をし、上方に延びた一対のガイドレール55が洗
浄装置本体50に固着して設けられている。
【0116】また、円筒状の洗浄槽51の長手方向の他側
近傍にも、下部が円筒状の洗浄槽51を囲繞するように略
L字状をし、上方に延びた一対のガイドレール56が洗浄
装置本体50に固着して設けられている。なお、図8にお
いては、図面を見易くするために一対のガイドレール55
(56)はその中心線を仮想線で示してある。
【0117】一対の下部可動壁板54の外側には各々一対
のブラケット57及び一対のブラケット58が固着されてい
る。一対のブラケット57には一対のガイドレール55に回
動自在に係合したガイドローラ59が回転自在に装着され
ており、また、一対のブラケット58には一対のガイドレ
ール56に回動自在に係合したガイドローラ60が回動自在
に装着されている。
【0118】一対のブラケット57の上端部には、上部を
同期シャフト23に連結させた連結棒26の下部がヒンジピ
ン25によって回転自在に連結しており、また、一対のブ
ラケット58の上端部にも、上部を同期シャフト23に連結
させた連結棒26の下部がヒンジピン25によって回転自在
に連結している。同期シャフト23には洗浄室Sの頂部に
固着した図示しないシリンダブラケットに固着支持され
た昇降シリンダ27のピストンロッド27a が連結されてい
る。
【0119】したがって、昇降シリンダ27が作動してピ
ストンロッド27a が伸縮することにより一対の下部可動
壁板54は一対のガイドレール55及び一対のガイドレール
56に沿って略垂直方向に昇降することになる。
【0120】また、円筒状の洗浄槽51の上方には洗浄槽
51と一体なった洗浄液備蓄槽61が配設されている。この
洗浄液備蓄槽61と円筒状の洗浄槽51との連結部、即ち、
洗浄液備蓄槽61の下部と一対の上部固定壁板53の上部と
の連結部には、一対の固定側壁板52の間隔の長さに略等
しい長さの流体路62が形成されている。
【0121】この流体路62には流体路62と平行のバタフ
ライバルブ17が配設されており、バタフライバルブ17は
アクチュエータ18が作動することにより開閉する。
【0122】円筒状の洗浄槽51の下方近傍にはマニピュ
レータ(被洗浄物搬出入装置)63が配設されており、マ
ニピュレータ63は図示しない被洗浄物受けが上昇、前
進、下降及び後退動作をし、前工程から図示しない搬入
ローラコンベア、又は搬入ハンガー式搬送装置により搬
送されてきた被洗浄物Wを受けとり、円筒状の洗浄槽51
へ搬入し、洗浄後の被洗浄物Wを円筒状の洗浄槽51から
搬出し、図示しない搬出ローラコンベア、又は搬出ハン
ガー式搬送装置に引き渡し、次工程へ搬出するようにし
たものである。
【0123】なお、図8中、符号64は洗浄槽51の内部の
一対の固定側壁板52の上部適所に穿孔されたオーバーフ
ロー孔を示している。なお、この第3実施例において
も、隣接する上部固定壁板53と下部可動壁板54等とを強
く密着させて洗浄槽31を気密に形成する必要はない。
【0124】以上説明したように構成された本発明の第
3実施例の作用を説明する。まず、図8に仮想線で示す
ように、昇降シリンダ27のピストンロッド27a は短縮
し、一対の下部可動壁板54は上昇し、洗浄槽51は開状態
になっている。また、バタフライバルブ17は閉じ、洗浄
液備蓄槽61には洗浄液S1が備蓄されている。
【0125】この状態において、マニピュレータ63が作
動し、マニピュレータ63の図示しない被洗浄物受けが上
昇し、前進、下降及び後退動作をし、前工程から図示し
ない搬入ローラコンベア、又は搬入ハンガー式搬送装置
により搬送されてきた被洗浄物Wを受けとり、被洗浄物
Wを洗浄槽51内の回転クランプ装置9に載置する。
【0126】マニピュレータ63は被洗浄物Wを回転クラ
ンプ装置9に載置すると、元位置に復帰する。被洗浄物
Wが回転クランプ装置9に載置されると、回転クランプ
装置9は被洗浄物Wを堅固にクランプする。
【0127】被洗浄物Wが回転クランプ装置9に載置さ
れ、クランプされると、昇降シリンダ27が作動し、その
ピストンロッド27a が伸長し、一対の下部可動壁板54を
下降させる。一対の下部可動壁板54は2組の一対のガイ
ドレール55及び56に沿って案内され、ほぼ垂直に下降す
る。一対の下部可動壁板54が下降し、下降端に達する
と、図8に示すように、一対の下部可動壁板54の下端同
士が当接し、洗浄槽51が形成される。
【0128】一対の下部可動壁板54が下降端に達し、洗
浄槽51が構成されると、アクチュエータ18が作動してバ
タフライバルブ17が切り換えられて流体路62が開かれ
る。バタフライバルブ17が開くと、洗浄液備蓄槽61には
洗浄液S1が備蓄されているので、洗浄液備蓄槽61内の洗
浄液S1はできるだけ短時間で(瞬時の内に)洗浄槽51に
供給される。洗浄液S1が洗浄槽51に供給されると、アク
チュエータ18は再び作動してバタフライバルブ17を切り
換えこれを閉じる。
【0129】洗浄液S1が洗浄槽51に供給されると、ブレ
ーキ付回転駆動モータ11が作動して回転クランプ装置9
を回転させると共に一対のノズルチャンバー21に装着さ
れている高圧洗浄ノズル22から高圧洗浄液が被洗浄物W
に向けて噴出される。即ち、被洗浄物Wは洗浄槽51の洗
浄液S1に浸漬された状態で回転しながら洗浄されること
になる。
【0130】一方、洗浄液S1が洗浄槽51に供給される
と、洗浄槽51を形成している一対の固定側壁板52、一対
の上部固定壁板53および一対の下部可動壁板54は相互に
隣接しているが、密着、気密となっていないので、洗浄
液S1は洗浄槽51の一対の固定壁板52、一対の上部固定壁
板53と一対の下部可動壁板54との隣接部から漏れること
になる。
【0131】この洗浄槽51から漏れた洗浄液S1は汚液槽
19内に落下して受け止められる。また、高圧洗浄ノズル
22から被洗浄物Wに向けて噴出される高圧洗浄液は洗浄
槽51からの漏れ量より遥かに多いので、高圧洗浄ノズル
22から噴出された高圧洗浄液は洗浄槽51の上部に設けた
オーバーフロー孔64から溢れ、図示しない濾過装置へ送
られ、濾過後洗浄液備蓄槽61へ供給されると共に高圧洗
浄ノズル22から噴出される高圧洗浄液としても使用され
る。このオーバーフロー孔64からの洗浄液を汚液槽19内
に溢れ落ちるようにしてもよい。
【0132】所定の洗浄時間が終了すると、第1実施例
に示されているように、図示しない元位置リミットスイ
ッチ13が元位置ドッグ12を検知し、ブレーキ付回転駆動
モータ11の作動を停止して回転クランプ装置9の回転を
停止し、所定位置に位置決めすると共に高圧洗浄ノズル
22からの高圧洗浄液の噴出を停止する。また、回転クラ
ンプ装置9が所定位置に位置決めされると、被洗浄物W
をアンクランプする。
【0133】被洗浄物Wの洗浄が完了し、回転クランプ
装置9が所定位置に位置決めされると、昇降シリンダ27
が再び作動し、昇降シリンダ27のピストンロッド27a が
短縮し、一対の下部可動壁板54を上昇させる。一対の下
部可動壁板54は2組の一対のガイドレール55,56に沿っ
て案内され、ほぼ垂直に同期して上昇する。
【0134】一対の下部可動壁板54が上昇すると、洗浄
槽51内の洗浄液S1は汚液槽19内に排出される。汚液槽19
内に排出された洗浄後の汚れた洗浄液S1は図示しない濾
過装置へ送られ、濾過された後、洗浄液備蓄槽61へ送ら
れ備蓄されると共に高圧洗浄ノズル22から噴出される高
圧洗浄液としても使用される。
【0135】一対の下部可動壁板54が上昇すると、マニ
ピュレータ63が再び作動し、マニピュレータ63の図示し
ない被洗浄物受けは上昇、前進、下降及び後退動作を
し、洗浄槽51内の洗浄後の被洗浄物Wを図示しない搬出
ローラコンベア、又は搬出ハンガー式搬送装置に引き渡
し、次工程へ搬送すると共に前工程の被洗浄物Wを回転
クランプ装置9に載置する。以後、このようにして洗浄
サイクルは順次繰り返される。
【0136】なお、この第3実施例においては、被洗浄
物Wの洗浄槽51への搬出入にあたって、洗浄槽51の下方
近傍にマニピュレータ63を配設するように構成したが、
第1実施例及び第2実施例と同様にリフト&キャリー搬
送装置を設けてもよいことはいうまでもない。
【0137】この場合の作用については、洗浄後の被洗
浄物Wは被洗浄物Wを洗浄槽51内に搬入した側に搬出す
るということにおいて異なるのみで、その他の作用は第
3実施例のものとほぼ同じであるので、その詳細な説明
は省略する。
【0138】さらに、この第3実施例においては、一対
の下部可動壁板54をほぼ垂直に同期して上昇させるよう
に構成したが、一対の下部可動壁板54の内一方を下部固
定壁板とし、他方の壁板のみを可動させるように構成し
てもよい。この場合、隣接する固定壁板および可動壁板
は気密にする必要はない。
【0139】さらに、本発明は上記した実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1実施例においては一対
の可動壁板5を、第3実施例においては一対の下部可動
壁板54をほぼ垂直に昇降させるように構成したが、一対
の下部可動壁板54を一対の固定側壁板52または上部固定
壁板53に回転自在に装着し、一対の下部可動壁板54をリ
ンク機構を介して駆動モータ又は駆動シリンダに連結
し、駆動モータ又は駆動シリンダにより同期して回動さ
せて開閉するように構成してもよい。
【0140】また、一対の下部可動壁板54の一方の下部
可動壁板を一対の固定側壁板52または一対の上部固定壁
板53に隣接して固着し、他方の下部可動壁板を、固着し
た一方の下部可動壁板と対向させて一対の固定側壁板52
または一対の上部固定壁板53に回転自在に装着し、この
他方(一つ)の下部可動壁板を駆動モータ又は駆動シリ
ンダとリンク連結し、回動させて開閉するように構成し
てもよい。
【0141】上記のものの作用については、一対の下部
可動壁板54又は他方だけの下部可動壁板を垂直に昇降さ
せる代わりに、回動させる点が異なるのみで、その他の
作用は第1実施例及び第3実施例のものとほぼ同じであ
るので、その詳細な説明は省略する。また、本発明の上
記した実施例において、それぞれの構成要素の組み替え
は自由である。
【0142】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、洗浄槽
を複数の壁板で形成し、該壁板の内、少なくとも1つの
壁板を可動自在に設けたので、可動壁板を可動させれ
ば、被洗浄物を該被洗浄物の搬送ラインに沿ってほぼ水
平に洗浄槽内に搬送することができ、被洗浄物の洗浄槽
への搬出入を極めて容易に行うことができる。これによ
って、洗浄サイクルタイムを短くすることができる。
【0143】また、洗浄槽を複数の壁板で形成し、この
壁板の内、少なくとも1つの壁板を可動自在に設け、こ
の可動壁板を可動させて洗浄槽を開口させ、被洗浄物を
洗浄槽の内部に水平に搬出入するようにしたので、構造
が簡素化されて小型になり、メンテナンス作業を容易に
行うことができる。
【0144】さらに、洗浄槽を複数の壁板で形成し、そ
のうち、少なくとも1つの壁板を可動させて開口させる
ようにしたので、洗浄槽内にいろいろの部材(回転クラ
ンプ装置、ノズルチャンバおよび高圧洗浄ノズル等)が
具備されていても、メンテナンス作業を極めて容易に行
うことができる。
【0145】また、洗浄槽を複数の壁板で形成し、該壁
板の少なくとも1つの壁板を可動自在に設け、洗浄槽の
上方に洗浄液備蓄槽を配設し、洗浄槽の下方に汚液受け
を配設するようにしたので、洗浄毎に洗浄後の汚れた洗
浄液を排出することができると共に新鮮な洗浄液をも供
給することができる。これにより、簡単な構造で洗浄精
度を向上させることができると共に装置を小型化するこ
とができ、かつ、洗浄サイクルを短縮することができ
る。
【0146】また、洗浄槽を複数の壁板で形成し、この
壁板の少なくとも1つの壁板を可動自在に設けて、極め
て簡素な構造にしたので、洗浄槽の大きさ及び形状を自
由に設計することができ、洗浄槽を縦列又は並列に配置
することも可能であり、他の工程と極めて容易に組合わ
せることができる。これにより、洗浄装置を小型化する
ことができる。
【0147】また、洗浄槽を複数の壁板で形成し、隣接
する壁板を互いに気密に形成する必要がなく、洗浄槽の
製作費を廉価にすることができると共にメンテンナンス
作業も極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の第1実施例を示し、図
3に示すもののA−A線に沿う断面図である。
【図2】図3に示すもののB−B線に沿う断面図であ
る。
【図3】本発明に係る洗浄装置の第1実施例を示す平面
図である。
【図4】本発明に係る洗浄装置の第2実施例を示す正面
図である。
【図5】図4に示すもののC−C線に沿う断面図であ
る。
【図6】図4に示すものの平面図である。
【図7】本発明に係る洗浄装置の第3実施例の正面図で
ある。
【図8】図7に示すもののD−Dに沿う断面図である。
【図9】従来の洗浄装置を示す正面図である。
【符号の説明】
S1 洗浄液 W 被洗浄物 3 洗浄槽 4 固定壁板 5 可動壁板 6 ガイド溝 8 ガイドローラ 15 洗浄液備蓄槽 19 汚液槽 20 トランスファバー 31 洗浄槽 32 固定壁板 33 可動壁板 34 ガイドレール 37 ガイドローラ 51 洗浄槽 52 固定側壁板 53 上部固定壁板 55 ガイドレール 56 ガイドレール 59 ガイドローラ 60 ガイドローラ 61 洗浄液備蓄槽 63 マニピュレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に貯えられた洗浄液中の所定位
    置に被洗浄物を浸漬し、該洗浄液中で前記被洗浄物に高
    圧洗浄液を噴出させて前記被洗浄物の洗浄を行うように
    した洗浄装置において、 該洗浄装置の本体フレームに設けた前記洗浄槽を複数の
    壁板で構成し、該複数の壁板の内、少なくとも1つの壁
    板を可動自在に形成し、該可動壁板を案内するガイド手
    段を設け、前記洗浄槽の上方に該洗浄槽に洗浄液を供給
    する洗浄液備蓄槽を配設すると共に前記洗浄槽の下方に
    該洗浄槽から排出される汚液を受ける汚液槽を配設し、
    前記洗浄槽の近傍に前記被洗浄物を該洗浄槽の被洗浄物
    の洗浄位置と略同水準で水平方向に搬入及び搬出する被
    洗浄物搬出入装置を設けたことを特徴とする洗浄装置。
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