JP2791299B2 - 車両のヨーレート制御のための電気アシスト・ステアリング・システムの非線形減衰方法及び装置 - Google Patents
車両のヨーレート制御のための電気アシスト・ステアリング・システムの非線形減衰方法及び装置Info
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Description
テアリング・システムに関し、更に詳しくは、電気アシ
スト・ステアリング・システムを制御する方法及び装置
に関する。
アリング・システムは、多くが知られている。液圧のパ
ワーを用いることによってステアリング・アシストを提
供するものもあるし、電気的なパワーを用いるものもあ
る。
気パワー・アシスト・ステアリング・システムは、電気
モータを用い(i)回転力をピニオン・ギアに接続され
たステアリング入力シャフトに印加するか(ii)任意の
線形の力をその上にラックの歯を有するステアリング部
材に印加するかのどちらかによって、パワー・アシスト
を提供する。このシステムにおける電気モータは、典型
的には、(i)運転者が車両のステアリング・ホイール
に印加したトルクと(ii)感知された車両速度とに応答
して、制御される。
ータが、入力ステアリング・シャフトに結合され、車両
運転者がステアリング・ホイールに印加したトルクに応
答して付勢される。電子的な制御システムが、トルク・
センサを含み、車両速度センサの出力を用いる。コンピ
ュータが、両方のセンサによって提供された出力信号を
受け取る。コンピュータは、印加されたステアリング・
トルクと感知された車両速度とに応答して、モータが与
える補助の量を制御する。
再発行特許第32222号であり、Drutchasス
テアリング・ギアと以下では称する)は、Hブリッジ構
成を介して駆動される直流電気アシスト・モータを使用
する。モータは、ステアリング部材を包囲する回転可能
な電機子を含む。ステアリング部材は、ネジ切りされた
旋回部分とその上に直線上に切られたラック歯を有する
部分とを有する。電気アシスト・モータの電機子の回転
によって、ステアリング部材のネジ切りされた旋回部分
と組合わされたボール・ナット駆動構成46を介して、
ステアリング部材の線形の運動が生じる。トルク感知装
置が、ステアリング・コラムに結合されて、運転者がス
テアリング・ホイールに印加した入力トルクを感知す
る。トルク感知装置は、磁気ホール効果センサ構成を用
いて、トーション・バーを亘る入力及びピニオン・シャ
フトの間の相対的な回転を感知する。電子的な制御ユニ
ットが、このトルク感知装置からの信号をモニタし、そ
れに応答して、電気アシスト・モータを制御する。
chasステアリング・ギアに基づく電気制御によるス
テアリング・システムを開示している。この671特許
によれば、直流モータがボール・ナットから径方向(a
xially)に離間しており、接続チューブを介して
それに動作的に接続されている。電子式制御ユニットが
ステアリング・システムの動作をモニタする複数の診断
機能を含む。電気ステアリング・システムの動作にエラ
ーが検出されると、電気アシスト・システムは、消勢さ
れ、ステアリングは、アシストなしのモードに戻る。
ステムは、ステアリング運動の間のヨー(yaw)減衰
の機能を内在的に備えている。パワー・アシスト・ステ
アリング・システムにおけるこの減衰機能は、車両が比
較的高速で走行している際に重要である。したがって、
電気アシスト・ステアリング・システムでは、少なくと
も、液圧式のパワー・アシスト・ステアリング・システ
ムによって提供されるもののシミュレーションが可能で
あり、好ましくはそれを改良した、ヨー減衰機能を提供
できることが望ましい。
テムは、車両速度が所定の値を超えた際に電気アシスト
・モータの両端の負荷抵抗を切り替えることによって、
減衰を提供していた。車両速度が所定の値よりも低い又
は印加されたステアリング・トルクが所定の量を超える
際には、抵抗はモータから切り離される。この減衰方法
を用いて、車輪がターンの後で戻ったときに車両のヨー
レート(yaw rate)を制御していた。
ト・モータの感知された回転速度に応答して、非線形の
減衰特性を与える電気アシスト・ステアリング・システ
ムを提供することを目的とする。減衰特性は、感知され
た車両速度に応答して調節され、減衰は、感知された車
両速度が上昇するにつれて増加する。
れば、電気アシスト・ステアリング・システムとして制
御を行う装置が提供される。この装置は、印加されたス
テアリング・トルクを感知し、それを示す印加されたス
テアリング・トルク信号を提供するトルク・センサ手段
を有する。ある手段が、印加されたステアリング・トル
クの関数である値を有するトルク要求信号を提供する。
電気アシスト・モータが、ステアリング部材に動作的に
接続されており、付勢されると、ステアリング・アシス
トを提供する。モータ制御信号が、前記トルク要求信号
に応答して提供される。モータ速度センサが、電気アシ
スト・モータの速度を感知し、それを示すモータ速度信
号を提供する。ある手段が、モータ速度信号に応答して
モータ制御信号を修正し、モータの非線形減衰を提供す
る。
ステアリング・トルクを感知し、それを示す信号を提供
するトルク・センサ手段を有する。ある手段が、印加さ
れたステアリング・トルクの関数である値を有するトル
ク要求信号を提供する。電気アシスト可変リラクタンス
・モータが、ステアリング部材に動作的に接続されてお
り、付勢されると、ステアリング・アシストを提供す
る。可変リラクタンス・モータは、回転子と固定子とを
有している。固定子に対する回転子位置が感知され、そ
こからモータ速度が導かれる。モータ制御信号が、トル
ク要求信号に応答して提供される。車両速度感知手段が
提供され、車両速度を感知し、それを示す車両速度信号
を提供する。この電気アシスト・ステアリング・システ
ムは、更に、モータ速度及び車両速度信号とに応答し
て、モータ制御信号を修正し、感知されたモータ速度と
感知された車両速度との非線形関数として減衰を提供す
る手段を有する。
・ステアリング・システムを制御する方法であって、
(a)印加されたステアリング・トルクを感知し、それ
を示すステアリング・トルク信号を提供するステップ
と、(b)印加されたステアリング・トルクの関数であ
る値を有するトルク要求信号を提供するステップと、
(c)ステアリング部材に動作的に接続されており、付
勢されると、ステアリング・アシストを提供する電気ア
シスト・モータを提供するステップと、(d)トルク要
求信号に応答してモータ制御信号をモータの制御のため
に提供するステップと、(e)電気アシスト・モータの
速度を感知し、それを示すモータ速度信号を提供するス
テップと、(f)モータ速度信号に応答してモータ制御
信号を修正し、モータの非線形減衰を提供するステップ
と、を含む方法が提供される。
ング・システム10は、ピニオン・ギア14に動作的に
接続されたステアリング・ホイール12を含む。詳細に
は、車両のステアリング・ホイール12は、入力シャフ
ト16に接続され、ピニオン・ギア14は、ピニオン・
シャフト17に接続されている。入力シャフト16は、
トーション・バー18を介して、ピニオン・シャフト1
7に動作的に結合される。トーション・バー18は、印
加されたステアリング・トルクに応答してねじれ、入力
シャフト16とピニオン・シャフト17との間の相対的
な回転が可能になる。この技術分野において周知のタイ
プのストップが、入力シャフト16とピニオン17との
間の相対的な回転量を制限する。
形のステアリング部材20上の直線状に切られた歯にか
み合って係合した螺旋状の歯を有する。ピニオン・ギア
14は、ラック部材の上に直線状に切られたギア歯と共
に、ラックとピニオン・ギアとの組を形成する。ラック
20は、ステアリング・リンケージを用いて、既知の態
様で車両のステアリング可能な車輪22、24に、ステ
アリング可能に結合される。ステアリング・ホイール1
2が回転される際には、ラックとピニオン・ギアとの組
は、ステアリング・ホイール12の回転運動をラック2
0の線形運動に変換する。ラック20が線形に移動する
ときに、ステアリング可能な車輪22、24は、それに
付随するステアリング軸の周囲をピボット運動し、車両
がステアリングされる。
に駆動的に接続されている。モータ26は、付勢される
と、アシストを提供し、車両運転者による車両ステアリ
ング・ホイールの回転を補助する。本発明の好適実施例
では、電気アシスト・モータ26は、可変リラクタンス
・モータである。可変リラクタンス・モータの使用が望
ましいのは、小型で、低摩擦で、トルク対慣性比が高い
という理由による。
は、ピニオン・ギア14とかみ合って係合した直線状の
ラック歯部分28を有する。ラック20は、また、ネジ
切りされた旋回(convolution)部分30も
有している。可変リラクタンス・モータ26は、ラック
20の周囲を包囲しており、モータ・ハウジング32の
中に設置される。モータ26は、それぞれが付随する固
定子磁極36の周囲に巻かれている複数の固定子巻線3
4を含む。モータ26は、また、複数の回転子磁極40
を有する回転子38を含む。本発明の好適実施例では、
可変リラクタンス・モータは、8つの固定子磁極と、6
つの回転子磁極とを含む。固定子磁極は、Aa、Bb、
Cc、Ddで表される対(ペア)で付勢されるように配
列されている。
動作原理とは、この技術分野において広く知られてい
る。基本的には、固定子磁極は、対で付勢される。回転
子は、固定子磁極と回転子磁極との間のリラクタンスを
最小化するように移動する。最小のリラクタンスは、一
対の回転子磁極が付勢された固定子磁極と整列するとき
に生じる。いったん最小のリラクタンスが達成されれ
ば、すなわち、回転子磁極が付勢された固定子磁極と整
列すると、これらの付勢された固定子磁極は消勢され、
隣接する一対の固定子磁極が付勢される。モータの回転
方向は、固定子磁極が付勢されるシーケンスによって制
御される。モータによって生じるトルクは、固定子コイ
ルを流れる電流によって制御される。本明細書では、T
RW社に譲渡された米国特許第5257828号(Mi
ller他)を全体として援用するが、この米国特許
は、可変リラクタンス・モータのための制御構成を開示
している。
中に設置され、ベアリング42、44を介して、ラック
20を回転可能に支持する。ラック20は、また、ピニ
オン・ギアとベアリング45とによっても支持される。
モータ回転子は、接続チューブ48を介して、ボール・
ナット駆動構成46に駆動的に接続されている。ボール
・ナット駆動構成46は、ラック20のネジ切りされた
旋回部分30を包囲し、ナット部分は、複数のボール4
7を介してラックのネジ切りされた旋回部分30に動作
的に接続されている。この構成は、上述した米国特許第
4415054号(Drutchas)に完全に記載さ
れている。なおこの米国特許は、現在では、TRW社に
譲渡された米国再発行特許第32222号であり、本明
細書において、全体として援用する。
ール・ナット駆動構成46のナット部分を次に回転させ
る。ナットが回転すると、ボールは、線形の力をラック
に転送する。ラックの運動方向は、モータ26の回転方
向に依存する。ナット46は、スラスト・ベアリング5
0、52によって、ハウジング32の中に、回転可能に
支持される。
とモータの固定子との間に動作的に接続されている。モ
ータ位置センサ54の機能は、固定子に対する回転子の
位置を示す電気信号を提供することである。回転方向と
印加されたトルクとを含む可変リラクタンス・モータの
適切な動作のためには、固定子に対する回転子の位置を
知る必要がある。
置センサが提供される。この技術分野では、回転子の位
置は物理的位置センサ以外の手段によって決定され得る
ことが知られている。たとえば、消勢された固定子コイ
ルを流れる電流をモニタすることは可能であり、この感
知された電流に基づいて、回転子の位置が決定される。
別個の位置センサなしで回転子の位置を感知する1つの
特定の構成が、米国特許第5072166号に開示され
ており、この米国特許は、その全体を本明細書で援用す
る。
置センサ54の構造及び動作が、理解されよう。回転子
位置センサ54は、送信リング56と受信リング58と
を含む。図4で示されているリングは、明確に示すため
に、軸方向にずらしてある。図5に示した組み立てた位
置では、複数のリングが、軸60を共有して、入れ子状
(nested)で同心円状に設置されている。リング
56、58は、好ましくは、200kHzの周波数の範
囲内に磁束を維持する透磁性材料から作られる。この材
料の透磁率は、好ましくは、この周波数において10を
超える。そのような特性を示す透磁性材料は、粉鉄、ソ
フト・フェライト、フェライトを充填されたプラスチッ
ク、を含む。この透磁性材料は、送信及び受信リングに
付随する磁気回路に帰路を提供する。更に、この透磁性
材料は、外部のソースから更にはモータ自体の動作から
のEMF干渉のフィルタリングを与える。
る。受信リング58の内側の直径は、d2である。直径
d1は直径d2よりも小さく、同心円又は入れ子状の構
成に組み合わされた際には、2つのリングの間には、比
較的小さなエア・ギャップが存在する。
固定されている。送信リング56は、外面64に切られ
た2つのシヌソイド状の溝(sinusoidal g
rooves)62a、62bを有する。このシヌソイ
ド状の溝62a、62bは、180電気角度だけ位相が
ずれている。溝62a、62bのオリエンテーション
は、周方向変動型(circumferentiall
y varying)のシヌソイド・パターンと称され
る。
の周囲の溝62a、62bの中に配置されている。送信
コイル66は、溝62a、62bのそれぞれの中に配置
される2つ導電性の電気トラック68a、68bを含
む。導電性の電気的トラック68a、68bは、相互
に、そしてリング56から電気的に絶縁されている。好
ましくは、溝62a、62bの深さと導体68a、68
bの寸法とは、いったん組み合わされると、導体68
a、68bが外面64と直接に接触するようになってい
る。導電性の電気トラック68a、68bは、それぞ
れ、周方向変動型のシヌソイド・パターンに構成されて
おり、2つのパターンの間は相対的に180度だけずれ
ている。導電性の電気トラック68a、68bのシヌソ
イド・パターンは、次の方程式で表現され得る。
ンの軸上の位置に等しく、Dは円周の基準軸70からの
パターンの距離のピーク値に等しく、αは機械的な角度
を度数で表している。6という数は、パターンの空間的
な周波数であり、各パターンは、60度の機械的角度ご
とに360度の位相変化を経験する。パターンは、モー
タ26の回転子磁極40の数に対応して、60度の機械
的角度ごとに反復する。
角度の尺度とリング56の電気角度の尺度とをそれぞれ
示している。図7Cは、導電性の電気トラック68a、
68bのシヌソイド・パターンを図解している。この2
つの導電性の電気トラック68a、68bは、それぞ
れ、第1の接続端子72、74を有する。共通の接続端
子76は、トラックの他方の接続端子を結合させる。結
果として、導電性の電気トラック68aにおける瞬時電
流は、トラック68bにおけるそれと逆向きである。2
つの周方向変動型のシヌソイド・パターンの効果は、2
つの導体パターンによって囲まれた領域における、正負
が交代する電位から成る、明確に規定された(well
−defined)瞬間的な磁束パターンである。
グ56は、粉鉄トロイドから作成される。2つの溝62
a、62bは、トロイドの外面64に設けられ、上述し
たシヌソイド・パターンを形成する。ワイヤが、それぞ
れの溝の中に置かれ、導電性の電気トラック68a、6
8bを形成する。溝62a、62bは、内側向きの径方
向に僅かにテーパ状になっており、その内部にワイヤを
保持する。更に、ワイヤの位置を固定するために、接着
剤が使用されている。一方の溝の深さは、2本のワイヤ
の交点における圧力を回避するために他方より深くなっ
ている。この実施例では、明確に規定された磁気パター
ンが送信されるのを保証するために、ワイヤを可能な限
りリング56の表面に近い位置に保つことが望まれる。
56は、電気メッキ、プラズマ・デポジション、スパッ
タリング法、又は当業者に公知の類似の技術により、リ
ング56の外面64にシヌソイド・パターンで固定され
ている導体68a、68bを含む。この実施例では、導
体の配置は、シーケンシャルになされなければならな
い。最初に絶縁層がリング56上に配置され、シヌソイ
ド状の導体パターンの一方が続き、次に、第2の絶縁層
が配置され、最後に、第2のシヌソイド状導体パターン
が続く。また、2つの導体の間の交点又は交差する位置
のそれぞれにおいて、シヌソイド状の導体の一方に絶縁
されたブリッジが与えられれば、単一の層の配置でもよ
い。
の可撓性の線形回路を用いる。シヌソイド・パターン
が、リング56の円周に適合する平均の長さを有する2
層の可撓性の線形回路上に作成される。この可撓性の線
形回路が、当業者には既知の接着方法を用いて、リング
56の外面64に接着される。
向に隆起した複数のフットボール型のランド又はボビン
を有する成形可能なソフト・フェライト材料で作られて
いる。径方向に隆起したボビンは、上述のパターンに類
似したシヌソイド・パターンに対する境界を形成する。
径方向に隆起した各ボビンは、磁極と称される。絶縁さ
れたワイヤが、リングの円周全体の周囲に、正弦(si
ne)パターンに従って、第1の方向で磁極の周囲に巻
かれている。この絶縁されたワイヤは、次に、当初の開
始端子に対して180度シフトされた正弦パターンに従
い、逆の方向に、磁極の周囲に巻かれている。絶縁され
たワイヤの巻数は反復されることが可能であり、巻数比
(turns ratio)を増加させる。隆起した磁
極のリングの外側の直径は、送信リングと受信リングと
の間のエア・ギャップを保証するために、受信リングの
内側の直径より小さくなくてはならない。
る利点がいくつかある。第1に、隆起した磁極のデザイ
ンによって、低コストでの成形技術による製造が可能に
なり、大量生産が容易になる。また、隆起した磁極によ
って、ワイヤを送信リング上に設置する際に、従来型の
巻線技術を使用することが可能になり、更にコスト上の
利点が生じる。最後に、隆起した磁極によって、磁気的
に合焦した磁界領域が提供され、送信リングの効率を高
める。
れ、他方で、ハウジング32は、送信リング56が受信
リング58の内側に入れ子状になるように、送信リング
56と同軸の関係に設置されている。リング56とリン
グ58とが径方向に近接していることにより、それらの
間に電磁気的な結合が与えられ、回転(ロータリ)変圧
器78を形成する。
た複数の平行な導電性トラック80を有する。複数の受
信コイル84が、これらのトラック内に巻かれている。
詳細には、受信コイル84は、本発明の1つの実施例で
は、それぞれが、関連するトラック86a、86b、8
6c内に巻かれたコイルの3つの組を有し、各コイル
は、相互に、そしてリング58から絶縁されている。
6cは、それぞれが、周方向変動型の方形波パターンに
配列され、残りの2つのパターンから電気角度で120
度(機械角度で20度)だけずれているように3分の1
だけそれぞれから分離している。60度の機械角度ごと
に、このパターンが反復される。
ク86a、86b、86cにおける各コイルの出力が示
されている。これらのコイルは、方形波パターン86
a、86b、86cの方形波パターンを形成している。
トラック56aにおけるコイルは、接続端子88を有す
る。トラック56b、56cにおけるコイルは、それぞ
れが、接続端子90、92を有する。トラック86a、
86b、86cにおけるコイルは、共通の接続端子64
を有する。
送信された磁界のシャープな輪郭(delineati
on)が保証されるように、周方向には狭く、径方向に
は浅くなっている。円周上に36の等間隔の、つまり、
10度ごとに1つの割合で、スロットがある。好適実施
例では、コイル86a、86b、86cは、それぞれ、
スロット80の中に配置されたワイヤによって作られて
おり、1つのワイヤが3つのスロットに1つの割合で配
置されている。コイル86aに対するワイヤは、1つの
スロット86aの中に配置されており、次のスロット8
6aに達するまでリング58のエッジに沿って走る。ワ
イヤ86aは、結果的に、リング58の円周全体の周囲
のスロット86aの中の方形波パターンを形成する。8
6b、86cについても、関連するスロットに関して同
じことが言える。送信機の巻線に対するスロット内のワ
イヤは、図7D〜図7Fに示されている。
図7Gに示されるワイヤのパターンを各トラックに用い
ることができる。点線は、帰路ワイヤに対応しており、
ワイヤによって形成されたコイルの巻線比を効果的に増
大させ、それによって、そのコイルにおいて受信される
信号の強度を増大させる。
信号は、受信リング58が固定子に固定されているの
で、静止接点88、90、92を介してアクセス可能で
ある。送信リング56は回転子38に固定されているの
で、コイル68は、(図8において示されるように)回
転変圧器構成95を介して付勢される。1次コイル96
は、固定子32に固定されており、端子97、98を介
して電気的に接続されている。2次コイル99は、回転
子38に固定されており、端子72、74を介して、送
信コイル68に電気的に接続される(図6)。1次コイ
ル96と2次コイル99とは、相互に十分に近接し、回
転変圧器95を形成する。
次駆動回路101を介して、信号発生器100に電気的
に接続されている。回転変圧器95に印加された駆動信
号は、シヌソイド駆動信号である。受信コイル99は、
送信コイル96によって送信される電磁界に応答してシ
ヌソイド信号を出力する。送信リング56の送信コイル
68は、200kHzのシヌソイド駆動信号を用いて駆
動される。受信コイル86a、86b、86cは、それ
ぞれが、シヌソイド信号を出力する。受信コイル86
a、86b、86cからのシヌソイド信号は、相互に1
20電気角度だけ電気機械的にずれている。これらの受
信コイルからの出力信号は、次のように表される。
角度におけるシャフト角度であり、tは現在時刻であ
る。これらの方程式は、付随するコイルの両端に存する
電圧の値を表す。電圧V1は、コイル86aの両端の電
圧であり、V2とV3とは、コイル86b、86cの両
端の電圧である。
6と受信リング58との間で、又は同等に、回転子と固
定子との間で、それぞれ機械的角度で360度の相対的
な回転に対して6サイクル(360電気角度)を経験す
る。各受信コイルの出力を観察するとすれば、出力電圧
の振幅は、正弦波パターンに従い、固定子と回転子との
間の完全な機械的な回転のそれぞれ6分の1番目にある
開始端子の位置で終わる。よって、各受信コイルの出力
における電圧は、回転子と固定子との間の各60度の機
械的回転に対して、360電気角度を経験する。
の未知数を有する3つの方程式を与えている。回転子が
固定子に対して移動する際に生じるように送信リング5
6が受信リング58に対して回転すると、3つの受信コ
イルから出力される値が変動する。コントローラ150
は、各受信コイル84が出力する値をモニタする。コン
トローラ150は、好ましくは、マイクロプロセッサ又
はマイクロコンピュータである。任意の時刻tにおい
て、コントローラ150は、受信コイルの出力に存在す
る電圧の値を測定し、αに関して方程式を解く。αに関
して方程式を解くことは、固定子に対するモータ回転子
の回転位置を表す。固定子に対する回転子の位置を知る
ことによって、コントローラ150がモータ26の転流
(commutation)を制御することが可能にな
る。
は、入力シャフト16と出力シャフト17とに亘って動
作的に接続され、入力シャフトとピニオン・シャフトと
の間の相対的な回転位置を示す電気信号を提供する。位
置センサ103は、トーション・バー18と組合わされ
て、トルク・センサ110を形成する。位置センサの出
力は、車両運転者によって車両のステアリング・ホイー
ル12に印加されたステアリング・トルクを示す。
センサ110によって測定された印加ステアリング・ト
ルクの関数として所望のトルク値を提供するアシスト関
数回路111に接続されている。この関数関係は、ステ
アリング感覚を向上させる目的を有する複数の可能な関
係の中の任意の1つである。1つの実施例によれば、1
11の出力と印加ステアリング・トルクの入力との間で
考えられる1つの関数関係は、「スマイル」曲線であ
る。それ以外の考え得る関係には、1994年5月20
日に出願された出願手続継続中の米国特許出願第246
947号(McLaughlin)と、1994年3月
11日に出願された出願手続継続中の米国特許出願第2
12112号(McLaughlin他)と、に開示さ
れているものがある。これらは、共に、本明細書におい
て援用する。
遅れフィルタ112に接続される。進み/遅れフィルタ
112は、トルク信号を処理し、それを、方向信号11
4と大きさ信号116とに分離する。トルク信号を処理
する際には、進み/遅れフィルタ112は、トルク信号
の値を増幅する。
は、トルクの大きさに基づくトルク・ルックアップテー
ブル118を用いることによって、トルク・コマンド信
号に変換される。当業者であれば、トーション・センサ
信号の出力の濾波(フィルタリング)はここで特に示し
説明されているのとは異なるようにもトルク・コマンド
・テーブルにおいて配分され得ることを理解するであろ
う。たとえば、アシスト関数回路111の出力は、テー
ブル118に直接に接続するすることができて、濾波は
テーブルの出力において生じる。
接続され、出力129を有する。速度センサ119は、
以下では車両速度を示す値を有し「s」として呼ばれる
信号を与える。出力129は、速度フォールドバック回
路121と減衰制御回路220とに動作的に接続され
る。当業者であれば、車両速度センサは、車両の車輪
か、又は、車両速度の関数である周波数でパルスを発生
する車両のトランスミッションに接続された装置を含む
ことを理解するだろう。速度センサは、更に、パルス周
波数を車両速度を示す値を有する信号に変換する回路を
含む。
コマンド・テーブル118からの出力とは、速度フォー
ルドバック回路121において合成される。この技術に
おいて周知であるように、車両ステアリング・システム
に対して望まれるパワー・アシストの量は、車両速度が
増加するにつれて減少する。したがって、ステアリング
運動に対する適切な又は望ましい感覚を維持するために
は、車両の速度が増加するにつれてステアリング・パワ
ー・アシストの量を減少させることが望ましい。速度フ
ォールドバック回路121の出力126は、車両速度の
関数として訂正されたトルク・コマンド信号である。
130に接続される。ソフト・スタート制御回路130
は、また、いつ車両が最初に動き始めたかを検出するた
めに、車両イグニション・スイッチ132にも、動作的
に接続されている。ソフト・スタート制御回路130の
目的は、車両が最初に動き始めた瞬間にすべてのアシス
トが車両に提供されることを回避することである。車両
運転者が、イグニション・スイッチをスタート位置にタ
ーンしながら片手でステアリング・ホイールにトルクを
加えることは、まれではない。すべてのパワー・アシス
トが直ちに得られてしまうと、ステアリング・ホイール
は運転者の手においてガタガタ揺れてしまう(jer
k)。ソフト・スタート制御回路130によって、この
不都合な状態が生じることが回避され、車両のモータが
(クランク速度とは異なる)ある速度で動作するまでは
すべてのパワー・アシストを提供しない液圧パワー・ア
シスト・ステアリング・システムのシミュレーションが
なされる。
は、車両の動作開始のための当初の時間遅延の後では、
車両速度に対して補正のなされたトルク要求(dema
nd)又は請求(request)信号である。ソフト
・スタート制御回路130の出力は、熱及び電流フォー
ルドバック回路138に接続される。システム温度セン
サ回路180が、電気アシスト・モータ26を制御する
のに用いられる回路の温度をモニタする。モータ電流セ
ンサ190が、モータを流れる電流をモニタし、熱及び
電流フォールドバック回路138に、モータ26を流れ
る感知された電流を示す信号を出力する。熱及び電流フ
ォールドバック回路138は、更に、モータを流れる感
知された電流と制御回路の感知された温度との関数とし
てのトルク要求信号を修正する。フォールドバック回路
138の出力は、トルク・コマンド及び方向(dire
ction)回路140に接続される。方向信号114
もまた、トルク・コマンド及び方向回路140に接続さ
れる。回路140は、トルク方向信号を、(i)車両速
度と、(ii)ソフト・スタートと、(iii)感知された
モータ電流と、(iv)制御回路の感知された温度と、に
対して補正されたトルク要求信号と再合成する。トルク
・コマンド及び方向回路140の出力は、加算回路14
2の一方の入力に接続される。トルク・コマンド及び方
向回路140の出力はまた、減衰制御回路220の一方
の入力にも接続される。
50の入力に接続される。モータ位置センサ54の出力
もまた、駆動制御回路150に接続される。加算回路1
42から出力されるトルク・コマンド信号と回転子の位
置とに基づき、駆動制御回路150は、モータ制御信号
を提供し、このモータ制御信号は、複数のパワー・スイ
ッチ154を介して固定子コイルに印加されたシーケン
スと電流とによる電気アシスト・モータ26の付勢を制
御するのに用いられる。
クロコンピュータである。転流又は駆動パルスは、可変
リラクタンス・モータの円滑な動作を保証するために、
センサ54からのモータ位置データが処理され得るより
も高速で固定子巻線に出力される必要があり得る。この
問題を解決するために、回転子の位置は、何らかの既知
の条件と何らかの推定とに基づいて実際の回転子位置測
定の間の所定の時刻において評価され得る。回転子位置
の評価は、W.D.HarrisとJ.H.Langに
よる、”A Simple Motion Estim
ator For VR Motors”,IEEE
Industry Applications Soc
iety Annual Meeting,Octob
er 1988と、A.Lumsdaine、J.H.
Lang及びM.J.Balasによる、”A Sta
te Observer for Variable
Reluctance Motors:Analysi
s and Experiments”,19th A
SILOMAR Conference on Cir
cuits,System & Computers,
November6−8,1985に記載されている。
この両論文は、共に、全体を本明細書に援用する。
1対の固定子コイルAaに対して示されている。残りの
モータ位相のそれぞれも、同様な駆動回路を有する。第
1の駆動スイッチ160は、固定子コイルの一方の側と
電気的なグランドとの間に動作的に接続されている。第
2の駆動回路161は、コイル対Aaの他方の側に、電
流感知抵抗162を介して接続されている。スイッチ1
61の他方の側は、LCフィルタ・ネットワーク162
を介して車両バッテリに接続されている。第1のフライ
バック・ダイオード163が、モータの1つの端子とL
Cフィルタ162との間に接続されている。第2のフラ
イバック・ダイオード164は、グランドとスイッチ1
61との間に接続されている。過度電圧保護用のツェナ
ー・ダイオード165が、スイッチ161の両端に接続
されている。過度電圧保護用のツェナー・ダイオード1
66が、スイッチ160の両端に接続されている。好ま
しくは、スイッチ160、161は、電界効果トランジ
スタ(FET)などのソリッドステート・スイッチであ
る。電流制御は、制御線166、167上でスイッチ1
60、161をパルス幅変調(PWM)する駆動制御回
路150によって達成される。
た、モータ速度センサ回路200に接続されている。時
間の関数としての回転子位置の変化は、回転子の、更に
は、モータの速度を示す。モータ速度センサ回路200
の出力は、モータ速度と、回転の符号すなわち方向とを
示す値を有する電気信号である。当業者であれば、回転
子位置を微分する、すなわち、時間の関数としての回転
子位置の変化を見るのではではなく、他の速度感知構
成、たとえば、回転子に接続されたタコメータ又はルッ
クアップテーブルを用いた曲線適合構成などによって、
回転子速度と回転方向とを決定できることを理解するだ
ろう。
220と(ii)乗算回路210とに接続される出力20
1を有する。センサ200の出力201は、モータ速度
を示し、以下ではWmで表す信号を提供する。モータ速
度信号Wmは、大きさの成分と回転方向成分との両方を
有する。
す減衰制御信号を与える出力221を有する。減衰制御
信号KDは、感知されたモータ速度の値と感知された車
両速度の値との関数である値を有する。減衰制御回路2
20の出力221は、乗算回路210の第2の入力とし
て接続される。
下ではRtで表すことにする遅延トルク信号を与える。
遅延トルク信号Rtは、減衰制御信号KDとモータ速度
信号Wmとの関数である。Rt、KD、Wmの間の関係
は、次の方程式で表すことができる。すなわち、
ち、
度であり、Kd1(s)は車両速度減衰ファクタであり、
Kd2(Wm)はアシスト・モータ速度減衰ファクタであ
る。最後の2つの減衰ファクタは、次のように書ける。
に記憶されている定数である。これらの値は、特定の車
両プラットフォームについて経験的に決定され、所望の
「ステアリング感覚」を達成する。乗算器210から出
力される遅延トルクRtの値は、加算回路142の負の
入力である。
関数が、本発明の1つの実施例によって、表されてい
る。低い車両速度と低いモータ速度とに対しては、乗算
器211から出力される結果的な減衰項は、低い。車両
速度が低いままでモータ速度が上昇すると、乗算器21
1からの結果的な減衰出力の値は増加する。車両速度と
モータ速度との両方が増加すると、減衰値は、増加する
放物線状に増加する。
わち、車両が移動している間にステアリング・ホイール
と車輪とがターンされると、道路からの力と車輪のキャ
スタとが、車輪の正面前方の方向に戻そうとする力が働
く。電気アシスト・ステアリング・システムでは、減衰
は、電気アシスト・モータ回転に対抗する遅延力の量で
ある。減衰がゼロに等しい場合には、電気アシスト・モ
ータに印加される遅延トルクは存在しない。電気アシス
ト・モータに遅延トルクが印加されなければ、車輪をタ
ーンさせること又はターン運動の後で車輪を正面前方の
方向に戻すことに対する抵抗は小さい。車両が高速で走
行しており減衰がゼロであれば、車両は不安定になり、
結果的に、車両のヨーレート(yaw rate)とス
ピンアウトとが増加する。
車両のヨー(yaw)の減衰は、本発明によれば、感知
された車両速度とパワー・アシスト・モータの感知され
た速度との両方と、非線形の態様で関数関係を有する。
車両速度が増加すると、回路220から出力される減衰
値が増加する。センサ回路200からの出力201は、
車輪がターン運動においていかに速くターンしている
か、又は、ターン運動の後で正面前方の位置にいかに速
く戻るかを示す信号値を提供する。車輪がターン又は中
心方向に戻るのが速ければ速いほど、減衰も大きい。車
両ステアリング・システムの配置(geometry)
に基づいて、他の減衰係数較正が、よい感覚を得るため
には望ましい場合も有り得る。アシスト・モータに印加
される遅延トルクRtの量は、車両の所望のステアリン
グ感覚に依存して変動する。たとえば、ターン運動のた
めに望ましいステアリング感覚又は遅延トルクは、正面
前方位置へ車輪を戻す間のステアリング感覚又は遅延ト
ルクとは異なり得る。
ング・トルク対モータ・トルクは、4つの象限に分割さ
れる。X軸は、モータ・トルクの方向を示す。Y軸は、
ステアリング・ホイールに印加されるステアリング・ト
ルクの方向を示す。モータ・トルクの方向とステアリン
グ・トルクの方向との両方に対する正の値が、第1象限
を定義する。モータ・トルクの方向に対する負の値と、
ステアリング・トルクの方向に対する正の値とが、第2
象限を定義する。モータ・トルクの方向とステアリング
・トルクの方向との両方に対する負の値が、第3象限を
定義する。モータ・トルクの方向に対する正の値と、ス
テアリング・トルクの方向に対する負の値とが第4象限
を定義する。
ム10がどの象限の上で動作しているかによって、遅延
トルクの異なる値が、望ましいことが有り得る。たとえ
ば、車両のパワー・アシスト・ステアリング・システム
10が、第1象限と第3象限とで動作している際には、
より低い減衰が望ましい。この理由は、減衰は、電気ア
シスト・モータによって提供されたアシストを減少させ
る遅延トルクであるからである。車輪を正面前方の位置
の戻す際よりも、ターン運動のときの方がより大きなア
シストが望ましい。パワー・アシスト・ステアリング・
システム10が第2象限と第4象限とで動作しており車
輪を正面前方の位置に戻すことを示している場合には、
より大きな減衰が望ましい。この理由は、上述したよう
に、遅延トルクがヨーレートを安定化するからである。
る複数のルックアップテーブルを提供することによっ
て、異なるレベルの遅延トルクが得られる。定数A1、
A2、B1、B2に対する値を有する第1のルックアップ
テーブルは、パワー・アシスト・ステアリング・システ
ム10が第1象限と第3象限とにおいて動作している場
合に提供され得る。第1のルックアップテーブルにおけ
る値よりも比較的高い値を定数に対して有する第2のル
ックアップテーブルは、パワー・アシスト・ステアリン
グ・システム10が第2象限と第4象限とにおいて動作
している場合に提供され得る。定数A1、A2、B1、B2
に対するより高い値がより高い減衰ファクタを提供し、
アシスト・モータに印加される遅延トルクを増加させ
る。
A2、B1、B2の値を含むルックアップテーブルの間の
選択のための制御プロセスがより良く理解されよう。ス
テップ300では、ステアリング・トルクの方向が決定
される。トルク・コマンド及び方向回路140が、減衰
制御回路220に、印加されたステアリング・トルクの
方向を提供する。プロセスは、次に、ステップ302に
進み、モータ・トルクの方向が決定される。
回転方向を示す信号を、減衰制御回路220に提供す
る。速度は、大きさの成分と方向の成分との両方を有し
ていることは理解されよう。モータ26の回転方向は、
ステアリング可能な車輪の運動方向と関数関係を有して
いる。プロセスは、次に、ステップ304に進む。
において、パワー・アシスト・ステアリング・システム
10がどの象限において動作しているかが判断される。
ステップ306では、パワー・アシスト・ステアリング
・システム10が第1象限又は第3象限で動作している
かどうかが判断される。ステップ306での判断が肯定
的であれば、すなわち、パワー・アシスト・ステアリン
グ・システム10はターン運動に関わり、第1又は第3
象限のどちらかで動作していれば、プロセスは、ステッ
プ308に進む。ステップ308では、定数A1、A2、
B1、B2に対する値の第1のルックアップテーブルが選
択され、減衰ファクタKd1(s)と、車両速度減衰ファ
クタと、アシスト・モータ速度減衰ファクタK
d2(Wm)との値を決定する。プロセスは、次に、ステ
ップ300に戻る。
ば、すなわち、パワー・アシスト・ステアリング・シス
テム10はステアリング可能な車輪を正面前方の位置に
戻すことに関わり、第2又は第4象限のどちらかで動作
していれば、プロセスは、ステップ310に進む。ステ
ップ310では、定数A1、A2、B1、B2に対する値の
第2のルックアップテーブルが選択され、減衰ファクタ
Kd1(s)と、車両速度減衰ファクタと、アシスト・モ
ータ速度減衰ファクタKd2(Wm)との値を決定する。
プロセスは、次に、ステップ300に戻る。
d1(s)、Kd2(Wm)に対する値と、したがって、遅
延トルクの値とは、定数A1、A2、B1、B2に対するた
だ1つのルックアップテーブルを提供することによって
制御され得ることを理解するであろう。
に留意すべきである。電気アシスト・システムが、少な
くとも、液圧アシスト・システムの感覚のシミュレーシ
ョンをすることが望まれる。本発明の構成によれば、低
速においては液圧アシスト・システムの感覚のシミュレ
ーションをするだけでなく、すべての車両速度におい
て、そして特に55mph(=およそ時速88km)よ
りも高速において又は10mph(=およそ時速16k
m)よりも低速において、向上したハンドリング安定性
を提供する。
このパワー・アシスト構成の適切な動作を保証すること
が望ましい。電気アシスト・ステアリング・システムに
対するこの診断構成は、TRW社に譲渡されている米国
特許第4660671号(Behr他)に完全に記載さ
れている。この米国特許は、本明細書で援用する。
0からの減衰(車両速度sとモータ速度Wm)と(ii)
モータ速度センサ200からのモータ速度Wmとの値に
よる、加算回路142におけるトルク信号の修正を示
す。トルク信号を修正すると、その結果として、駆動制
御回路150のモータ制御信号出力を修正することにな
る。
や、マイクロコンピュータや、ASIC(applic
ation specific integrated
circuit)において具体化され得る。
ら、当業者であれば、改良、変更、修正を認識するであ
ろう。この改良、変更、修正は、冒頭の特許請求の範囲
によってカバーされることが意図されている。
・システムを図解するブロック図である。
テムの一部分の部分的な断面図を含む平面図である。
解図である。
断面図である。
る。
角度とモータ回転の電気角度との関係を示すスケールで
あり、C〜Gは、図4の位置センサの1回の回転の間に
存在する電気信号の図解的な表現である。
路図である。
る。
明の減衰特性の図解的な表現である。
て、4つの動作象限に分割されたステアリング・トルク
とモータ・トルクとを表す。
である。
Claims (12)
- 【請求項1】 電気アシスト・ステアリング・システム
であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それに応答
してステアリング・トルク信号を提供するトルク・セン
サ手段と、 前記印加されたステアリング・トルクと関数関係を有す
る値を有するトルク要求信号を提供する手段と、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
るとき、パワー・アシスト・ステアリングを提供する電
気アシスト・モータと、 前記トルク要求信号に応答してモータ制御信号を提供す
る手段と、 前記電気アシスト・モータの速度を感知し、それを示す
モータ速度信号を提供するモータ速度センサ手段と、 前記モータ速度信号に応答して前記モータ制御信号を修
正し、前記電気アシスト・モータによって供給されるパ
ワー・アシストの非線形の減衰を前記モータ速度信号の
関数として提供する修正手段と、 を備えていることを特徴とする電気アシスト・ステアリ
ング・システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記電気アシスト・モータは
可変リラクタンス・モータであることを特徴とする電気
アシスト・ステアリング・システム。 - 【請求項3】 請求項1記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記モータは回転子と固定子
とを含んでおり、前記モータ速度センサ手段は、前記回
転子と前記固定子との間の相対的位置を感知する手段を
含むことを特徴とする電気アシスト・ステアリング・シ
ステム。 - 【請求項4】 請求項3記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記モータ速度センサ手段
は、前記モータの回転方向を感知する手段を更に含み、
前記修正手段は、前記感知された方向に応答して前記モ
ータ制御信号を更に修正することを特徴とする電気アシ
スト・ステアリング・システム。 - 【請求項5】 電気アシスト・ステアリング・システム
であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それを示す
信号を提供するトルク・センサ手段と、 前記感知された印加されたステアリング・トルクに応答
した値を有するトルク要求信号を提供する手段と、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
るとき、パワー・ステアリング・アシストを提供する電
気アシスト・モータと、 車両速度を感知し、前記車両速度を示す値を有する電気
信号を提供する手段と、 前記トルク要求信号と前記感知された車両速度とに応答
し、モータ制御信号を提供する手段と、 前記電気アシスト・モータの速度を感知し、それを示す
モータ速度信号を提供するモータ速度センサ手段と、 前記モータ速度信号と前記感知された車両速度とに応答
して前記モータ制御信号を修正し、ステアリング運動の
間の車両ヨーレート制御のために、前記感知されたモー
タ速度と感知された車両速度との非線形関数として前記
電気アシスト・モータによって供給されるパワー・アシ
ストの減衰を提供する手段と、 を備えていることを特徴とする電気アシスト・ステアリ
ング・システム。 - 【請求項6】 請求項5記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記モータ制御信号を修正す
る前記手段は、車両速度が増加するにつれて前記減衰を
増加させる手段を更に含むことを特徴とする電気アシス
ト・ステアリング・システム。 - 【請求項7】 請求項5記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記電気アシスト・モータは
可変リラクタンス・モータであることを特徴とする電気
アシスト・ステアリング・システム。 - 【請求項8】 請求項5記載の電気アシスト・ステアリ
ング・システムにおいて、前記モータ速度センサ手段
は、前記モータの回転方向を感知する手段を更に含み、
前記修正手段は、前記感知された方向に応答して前記モ
ータ制御信号を更に修正することを特徴とする電気アシ
スト・ステアリング・システム。 - 【請求項9】 電気アシスト・ステアリング・システム
であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それを示す
値を有するステアリング・トルク信号を提供するトルク
・センサ手段と、 前記感知された印加されたステアリング・トルクと関数
関係を有する値を有するトルク要求信号を提供する手段
と、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
ると、パワー・アシストを前記ステアリング部材に提供
する、固定子と回転子とを有する電気アシスト可変リラ
クタンス・モータと、 前記トルク要求信号の前記値に応答して、前記可変リラ
クタンス・モータの制御のために、モータ制御信号を提
供する手段と、 前記アシスト・モータの速度を感知し、それを示すモー
タ速度信号を提供するモータ速度センサ手段と、 車両速度を感知し、それを示す車両速度信号を提供する
車両速度感知手段と、 前記モータ速度センサ信号と前記車両速度信号とに応答
して前記モータ制御信号を修正し、車両ヨーレート制御
のために、前記アシスト・モータによって供給されるパ
ワー・アシストの非線形の減衰を提供する手段と、 を備えていることを特徴とする電気アシスト・ステアリ
ング・システム。 - 【請求項10】 電気アシスト・ステアリング・システ
ムを制御する方法であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それに応答
してステアリング・トルク信号を提供するステップと、 前記印加されたステアリング・トルクと関数関係を有す
る値を有するトルク要求信号を提供するステップと、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
るとき、パワー・アシスト・ステアリングを提供する電
気アシスト・モータを提供するステップと、 前記トルク要求信号に応答してモータ制御信号を前記モ
ータの制御のために提供するステップと、 前記電気アシスト・モータの速度を感知し、それを示す
モータ速度信号を提供するステップと、 前記モータ速度信号に応答して前記モータ制御信号を修
正し、前記電気アシスト・モータによって供給されるパ
ワー・アシストの非線形の減衰を提供するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項11】 電気アシスト・ステアリング・システ
ムを制御する方法であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それを示す
信号を提供するステップと、 前記感知され印加されたステアリング・トルクと関数関
係を有する値を有するトルク要求信号を提供するステッ
プと、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
るとき、パワー・ステアリング・アシストを提供するス
テップと、 車両速度を感知し、前記車両速度を示す値を有する電気
信号を提供するステップと、 前記トルク要求信号と前記感知された車両速度とに応答
し、前記モータの制御のためにモータ制御信号を提供す
るステップと、 前記電気アシスト・モータの速度を感知し、それを示す
モータ速度信号を提供するステップと、 前記モータ速度信号と前記感知された車両速度とに応答
して前記モータ制御信号を修正し、ステアリング運動の
間の車両ヨーレート制御のために、前記感知されたモー
タ速度と感知された車両速度との非線形関数として前記
モータによって供給されるパワー・アシストの減衰を提
供するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項12】 電気アシスト・ステアリング・システ
ムを制御する方法であって、 印加されたステアリング・トルクを感知し、それを示す
値を有するステアリング・トルク信号を提供するステッ
プと、 前記感知された印加されたステアリング・トルクと関数
関係を有する値を有するトルク要求信号を決定するステ
ップと、 ステアリング部材に動作的に接続されており、付勢され
るとき、パワー・アシストを前記ステアリング部材に提
供する、固定子と回転子とを有する電気アシスト可変リ
ラクタンス・モータを提供するステップと、 前記トルク要求信号の前記値に応答して、前記可変リラ
クタンス・モータの制御のために、モータ制御信号を提
供するステップと、 前記アシスト・モータの速度を感知し、それを示すモー
タ速度信号を提供するステップと、 車両速度を感知し、それを示す車両速度信号を提供する
ステップと、 前記モータ速度センサ信号と前記車両速度信号とに応答
して前記モータ制御信号を修正し、車両ヨーレート制御
のために、前記モータによって供給されるパワー・アシ
ストの非線形の減衰を提供するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/331,962 US5623409A (en) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | Method and apparatus for non-linear damping of an electric assist steering system for vehicle yaw rate control |
US331962 | 1994-10-31 |
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---|---|
JPH08207812A JPH08207812A (ja) | 1996-08-13 |
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Family
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---|---|---|---|
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