JP2791142B2 - ソフトキャンディ及びその製法 - Google Patents
ソフトキャンディ及びその製法Info
- Publication number
- JP2791142B2 JP2791142B2 JP1288542A JP28854289A JP2791142B2 JP 2791142 B2 JP2791142 B2 JP 2791142B2 JP 1288542 A JP1288542 A JP 1288542A JP 28854289 A JP28854289 A JP 28854289A JP 2791142 B2 JP2791142 B2 JP 2791142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foaming agent
- soft candy
- texture
- candy
- fats
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スポンジ様の組織と食感を有する新規なソ
フトキャンディ及びその製法に関するものである。
フトキャンディ及びその製法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、キャンディは、砂糖を主体とする洋菓子の一
種として広く親しまれており、またその種類は多岐にわ
たっている。例えば、バター、フルーツ等の他の色々な
原料を組み合わせたり、空気の含有率を変えたり、煮詰
め温度を変化させたりすることによって、タフィー、ド
ロップ、キャラメル、ヌガー、グミゼリー、マシュマロ
等様々なタイプのキャンディを作ることができる。
種として広く親しまれており、またその種類は多岐にわ
たっている。例えば、バター、フルーツ等の他の色々な
原料を組み合わせたり、空気の含有率を変えたり、煮詰
め温度を変化させたりすることによって、タフィー、ド
ロップ、キャラメル、ヌガー、グミゼリー、マシュマロ
等様々なタイプのキャンディを作ることができる。
これらの中で、ソフトな食感を有するいわゆるソフト
キャンディとしては、キャラメル、ヌガー、グミゼリ
ー、マシュマロ等が挙げられる。これらソフトキャンデ
ィは、ハードキャンディに比べ、食感がバラエティに富
むことから近年人気の高い商品であり、数多くの商品が
出回っている。
キャンディとしては、キャラメル、ヌガー、グミゼリ
ー、マシュマロ等が挙げられる。これらソフトキャンデ
ィは、ハードキャンディに比べ、食感がバラエティに富
むことから近年人気の高い商品であり、数多くの商品が
出回っている。
このうち、キャラメルとよばれるものは、砂糖、水
飴、バター、小麦粉を主体とし、これらを120〜125℃程
度に煮詰め、冷却後圧延成形して作られる。キャラメル
は独特の粘稠性とバターの香りとが口中に広がり、濃厚
感のあるソフトキャンディである。しかしながら、キャ
ラメルは製造する際の加熱温度が高いため、熱によって
変性するようなヨーグルト、果汁等を用いることが困難
である。また、これらは高水分であるため、多量に用い
ると出来上がったキャラメルがべたついてしまうという
欠点がある。
飴、バター、小麦粉を主体とし、これらを120〜125℃程
度に煮詰め、冷却後圧延成形して作られる。キャラメル
は独特の粘稠性とバターの香りとが口中に広がり、濃厚
感のあるソフトキャンディである。しかしながら、キャ
ラメルは製造する際の加熱温度が高いため、熱によって
変性するようなヨーグルト、果汁等を用いることが困難
である。また、これらは高水分であるため、多量に用い
ると出来上がったキャラメルがべたついてしまうという
欠点がある。
また、ヌガーとよばれるものは、起泡剤としてゼラチ
ン、寒天、卵白アルブミン等を用い、油脂、煮詰めた糖
類、香料と共に撹拌し、型に流して冷却したものであ
る。ヌガーは油脂を用いているが気泡を有するため、キ
ャラメルよりも柔らかい食感を有するソフトキャンディ
である。しかしながら、このソフトキャンディは独特の
粘稠性を有するので、喫食時、歯にくっつきやすいとい
う欠点がある。
ン、寒天、卵白アルブミン等を用い、油脂、煮詰めた糖
類、香料と共に撹拌し、型に流して冷却したものであ
る。ヌガーは油脂を用いているが気泡を有するため、キ
ャラメルよりも柔らかい食感を有するソフトキャンディ
である。しかしながら、このソフトキャンディは独特の
粘稠性を有するので、喫食時、歯にくっつきやすいとい
う欠点がある。
また、グミゼリーとよばれるものは、砂糖、水飴等を
煮詰めたシロップに、高ブルームのゼラチンと香料、酸
味料等を加え、成形、冷却したものである。グミゼリー
は、高ブルームのゼラチンを主要な成分とするため、弾
力性が非常に強く、粘稠性がなく、口中での持続性に欠
ける。
煮詰めたシロップに、高ブルームのゼラチンと香料、酸
味料等を加え、成形、冷却したものである。グミゼリー
は、高ブルームのゼラチンを主要な成分とするため、弾
力性が非常に強く、粘稠性がなく、口中での持続性に欠
ける。
また、マシェマロは、ゼラチン、アルブミン等の起泡
剤に煮詰めたシロップを加えて撹拌、起泡させ、見掛け
比重0.25〜0.4にしてスターチモールドに分注し、表面
乾燥後製品としたものである。マシュマロは泡雪のよう
な軽い食感が特徴であるが、原料が糖類と卵白を主体と
しており、しかも気泡を多く含むために喫食後やや物足
りなさが残る。また高水分のものを加えることができる
が、油脂は起泡性を著しく低下させるため、加えること
ができない。このため味つけが単調になりやすい。
剤に煮詰めたシロップを加えて撹拌、起泡させ、見掛け
比重0.25〜0.4にしてスターチモールドに分注し、表面
乾燥後製品としたものである。マシュマロは泡雪のよう
な軽い食感が特徴であるが、原料が糖類と卵白を主体と
しており、しかも気泡を多く含むために喫食後やや物足
りなさが残る。また高水分のものを加えることができる
が、油脂は起泡性を著しく低下させるため、加えること
ができない。このため味つけが単調になりやすい。
上記のように、従来のソフトキャンディは、いずれも
一長一短があるのが実情であった。
一長一短があるのが実情であった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、スポンジ様の軽い食感と組織を有
し、かつ高水分の原料を用いることが可能な新規なソフ
トキャンディ及びその製法を提供することにある。
目的とするところは、スポンジ様の軽い食感と組織を有
し、かつ高水分の原料を用いることが可能な新規なソフ
トキャンディ及びその製法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的は、少なくとも弾性起泡剤を含む起泡剤と
糖類と油脂とを主体とし、上記起泡剤が製品全体重量中
の3〜15重量%、糖類が同じく50〜85重量%、油脂が同
じく3〜15重量%含まれてなるソフトキャンディであっ
て、該ソフトキャンディの水分が製品全体重量中の10〜
30重量%、見掛け比重が0.8〜1.3であることを特徴とす
るソフトキャンディによって達成される。
糖類と油脂とを主体とし、上記起泡剤が製品全体重量中
の3〜15重量%、糖類が同じく50〜85重量%、油脂が同
じく3〜15重量%含まれてなるソフトキャンディであっ
て、該ソフトキャンディの水分が製品全体重量中の10〜
30重量%、見掛け比重が0.8〜1.3であることを特徴とす
るソフトキャンディによって達成される。
すなわち、本発明者らは、油脂を含有するようなソフ
トキャンディでありながら食感が軽く、かつ適度な濃厚
感を有するような新規なソフトキャンディについて検討
を行った。その結果、従来のヌガータイプのような油脂
を含有するキャンディに気泡をさらに含ませて触感を軽
くし、かつ従来のヌガーよりも高水分にし、かつ弾力性
をもつようにすれば適度な濃厚感を有する新しいタイプ
のソフトキャンディができるのではないかと考え、更に
検討を重ねた。その結果、起泡剤として起泡保持力の強
い弾性起泡剤を用い、かつ起泡剤と糖類と油脂との配合
を特定の配合にし、水分と見掛け比重を特定することに
よって、上記目的を達成できることを見出し、本発明を
完成した。
トキャンディでありながら食感が軽く、かつ適度な濃厚
感を有するような新規なソフトキャンディについて検討
を行った。その結果、従来のヌガータイプのような油脂
を含有するキャンディに気泡をさらに含ませて触感を軽
くし、かつ従来のヌガーよりも高水分にし、かつ弾力性
をもつようにすれば適度な濃厚感を有する新しいタイプ
のソフトキャンディができるのではないかと考え、更に
検討を重ねた。その結果、起泡剤として起泡保持力の強
い弾性起泡剤を用い、かつ起泡剤と糖類と油脂との配合
を特定の配合にし、水分と見掛け比重を特定することに
よって、上記目的を達成できることを見出し、本発明を
完成した。
つぎに本発明を詳しく説明する。
本発明に用いられる起泡剤としては、弾性起泡剤を用
いることが必要である。弾性起泡剤としては、ゼラチン
等が挙げられ、この中でも油脂含量が少なく、粘性の強
いマシュマロ用の起泡剤ゼラチンを用いることが気泡の
保持力と粘弾性の点で特に好ましい。また、用いる弾性
起泡剤の量は、製品全体重量中の3〜15重量%(以下、
%と記す)、好ましくは4〜9%に設定する。上記使用
量が15%を超えると、起泡剤特有の臭いが強くなり過ぎ
て製品の風味が悪くなる。また、上記使用量が3%未満
であると起泡性、弾力性が不十分となり、本発明の目的
とする食感が得られない。
いることが必要である。弾性起泡剤としては、ゼラチン
等が挙げられ、この中でも油脂含量が少なく、粘性の強
いマシュマロ用の起泡剤ゼラチンを用いることが気泡の
保持力と粘弾性の点で特に好ましい。また、用いる弾性
起泡剤の量は、製品全体重量中の3〜15重量%(以下、
%と記す)、好ましくは4〜9%に設定する。上記使用
量が15%を超えると、起泡剤特有の臭いが強くなり過ぎ
て製品の風味が悪くなる。また、上記使用量が3%未満
であると起泡性、弾力性が不十分となり、本発明の目的
とする食感が得られない。
また、上記弾性起泡剤とともに、原料の配合に応じて
卵白、ホエー蛋白、アルブミン及び大豆蛋白・小麦蛋白
等の植物系起泡剤等の非弾性起泡剤を単品もしくは2種
以上併用して使用することが好ましい。
卵白、ホエー蛋白、アルブミン及び大豆蛋白・小麦蛋白
等の植物系起泡剤等の非弾性起泡剤を単品もしくは2種
以上併用して使用することが好ましい。
なお、非弾性起泡剤のみを起泡剤として用いた場合に
は、起泡性、弾力性、粘稠性等が本発明の目的とする物
性にならない。上記起泡剤の弾性起泡剤と非弾性起泡剤
との比率は、1:0.1〜1:1に設定することが作業中の起泡
性、製品の食感の点から好ましい。
は、起泡性、弾力性、粘稠性等が本発明の目的とする物
性にならない。上記起泡剤の弾性起泡剤と非弾性起泡剤
との比率は、1:0.1〜1:1に設定することが作業中の起泡
性、製品の食感の点から好ましい。
なお、弾性起泡剤と非弾性起泡剤との区別は、起泡剤
を水に溶かして冷やし、凝固したものに弾力性があるか
否かによって行う。
を水に溶かして冷やし、凝固したものに弾力性があるか
否かによって行う。
つぎに糖類としては、蔗糖、麦芽糖、乳糖、水飴、及
びソルビット、マルビット、還元水飴等の糖を還元した
糖アルコール類等が挙げられ、これらは単独でも2種以
上併用してもよい。また、これらは粉体でも液状物でも
良いが、120〜130℃程度に煮詰めて用いることが泡立て
時の作業性や、最終水分の調整の点で好ましい。また、
用いる糖類の量は、製品全体重量中の50〜85%好ましく
は70〜82%に設定する。
びソルビット、マルビット、還元水飴等の糖を還元した
糖アルコール類等が挙げられ、これらは単独でも2種以
上併用してもよい。また、これらは粉体でも液状物でも
良いが、120〜130℃程度に煮詰めて用いることが泡立て
時の作業性や、最終水分の調整の点で好ましい。また、
用いる糖類の量は、製品全体重量中の50〜85%好ましく
は70〜82%に設定する。
上記使用量が50%を下回ると、相対的に水分、油脂分
が多くなり変敗や油分離が起こり易い。また、上記使用
量が85%を超える場合において、かつ水分が少なすぎる
ときには充分な泡立てができず、また油脂が少なすぎる
ときにはしっとりした感じがなくなり、いずれもスポン
ジ様の食感のソフトキャンディとならない。
が多くなり変敗や油分離が起こり易い。また、上記使用
量が85%を超える場合において、かつ水分が少なすぎる
ときには充分な泡立てができず、また油脂が少なすぎる
ときにはしっとりした感じがなくなり、いずれもスポン
ジ様の食感のソフトキャンディとならない。
また、油脂としては、一般に食品に用いられているも
のでよく、例えば、バター、マーガリン、ショートニン
グ、サラダ油等が挙げられる。また用いる油脂の量は、
製品全体重量中の3〜15%、好ましくは5〜10%に設定
する。上記使用量が15%を超えると、油脂の消泡力が強
くなり過ぎて目的とする見掛け比重にならず、スポンジ
様の軽い食感にすることができない。また、上記使用量
が3%未満だと食感がなめらかなものにならず、口中で
濃厚感、及びソフトキャンディの持続性が弱くなる。
のでよく、例えば、バター、マーガリン、ショートニン
グ、サラダ油等が挙げられる。また用いる油脂の量は、
製品全体重量中の3〜15%、好ましくは5〜10%に設定
する。上記使用量が15%を超えると、油脂の消泡力が強
くなり過ぎて目的とする見掛け比重にならず、スポンジ
様の軽い食感にすることができない。また、上記使用量
が3%未満だと食感がなめらかなものにならず、口中で
濃厚感、及びソフトキャンディの持続性が弱くなる。
つぎにこのソフトキャンディの水分は、製品全体重量
中の10〜30%、好ましくは15〜20%に設定する。上記水
分が30%を超えると、ソフトキャンディが柔かすぎて成
形しにくくなる。また上記水分が10%未満になると、起
泡剤が充分に起泡力を発揮できず、また、仕上がった製
品に適度な柔かさを付与することができない。
中の10〜30%、好ましくは15〜20%に設定する。上記水
分が30%を超えると、ソフトキャンディが柔かすぎて成
形しにくくなる。また上記水分が10%未満になると、起
泡剤が充分に起泡力を発揮できず、また、仕上がった製
品に適度な柔かさを付与することができない。
つぎに上記原料を用いて本発明のソフトキャンディ
は、例えば、次のようにして製造することが出来る。す
なわち、予め水で膨潤させた弾性起泡剤を泡立てる。こ
れに糖類を120〜130℃に煮詰めたシロップを徐々に加
え、よく混合した後、80〜100℃程度で油脂、高水分原
料、酸味料、香料、着色料等を加え、キャンディ生地と
し、成形、冷却して本発明のソフトキャンディが得られ
る。また、非弾性起泡剤を併用する場合には、非弾性起
泡剤に水を加えてケーキミキサー等で泡立て、ここに予
め水で膨潤させた弾性起泡剤を加えて更に泡立て、これ
に糖類を加える。
は、例えば、次のようにして製造することが出来る。す
なわち、予め水で膨潤させた弾性起泡剤を泡立てる。こ
れに糖類を120〜130℃に煮詰めたシロップを徐々に加
え、よく混合した後、80〜100℃程度で油脂、高水分原
料、酸味料、香料、着色料等を加え、キャンディ生地と
し、成形、冷却して本発明のソフトキャンディが得られ
る。また、非弾性起泡剤を併用する場合には、非弾性起
泡剤に水を加えてケーキミキサー等で泡立て、ここに予
め水で膨潤させた弾性起泡剤を加えて更に泡立て、これ
に糖類を加える。
このようにして得られたソフトキャンディの見掛け比
重は0.8〜1.3、好ましくは1.0〜1.3に設定する。上記見
掛け比重が1.3を超えると、本発明の目的とするスポン
ジ様の食感が得られず、キャラメル様の粘稠性の強い食
感となってしまう。また上記見掛け比重が0.8未満にな
ると、気泡が入り過ぎてマシュマロ様の食感となり、ま
た、成形がしにくくなる。ここで、見掛け比重なる値は
次のようにして測定する。すなわち、まず50ml容量のメ
スシリンダーに20〜30mlの水を入れておく。つぎに、こ
の中に一定重量(好ましくは5〜20g)秤量した被測定
物を完全に浸し、この時の水の体積増加分を測定し、下
記の式から見掛け比重値を算出する。
重は0.8〜1.3、好ましくは1.0〜1.3に設定する。上記見
掛け比重が1.3を超えると、本発明の目的とするスポン
ジ様の食感が得られず、キャラメル様の粘稠性の強い食
感となってしまう。また上記見掛け比重が0.8未満にな
ると、気泡が入り過ぎてマシュマロ様の食感となり、ま
た、成形がしにくくなる。ここで、見掛け比重なる値は
次のようにして測定する。すなわち、まず50ml容量のメ
スシリンダーに20〜30mlの水を入れておく。つぎに、こ
の中に一定重量(好ましくは5〜20g)秤量した被測定
物を完全に浸し、この時の水の体積増加分を測定し、下
記の式から見掛け比重値を算出する。
(見掛け比重)=(被測定物の秤量値)/(体積増加分) なお、上記高水分原料としては、洋酒、コーヒー、果
汁、ヨーグルト、生クリーム等が挙げられる。これらの
うち、生クリーム等の高脂肪原料は、起泡性を低下させ
る傾向にあるので最後に加える方が良いが、果汁等は泡
立ての際に入れてもよい。また起泡剤に加える水の代り
に果汁等を用いてもよい。
汁、ヨーグルト、生クリーム等が挙げられる。これらの
うち、生クリーム等の高脂肪原料は、起泡性を低下させ
る傾向にあるので最後に加える方が良いが、果汁等は泡
立ての際に入れてもよい。また起泡剤に加える水の代り
に果汁等を用いてもよい。
また、上記ソフトキャンディにおいて、起泡剤ととも
にα化澱粉を用いると粘性のあるソフトキャンディが得
られる。
にα化澱粉を用いると粘性のあるソフトキャンディが得
られる。
更に、上記ソフトキャンディ中に種実類、乾菓類、チ
ョコレート加工品、キャンディチップ、ココア等を入れ
たり、表面にまぶすようにしてもよい。
ョコレート加工品、キャンディチップ、ココア等を入れ
たり、表面にまぶすようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明のソフトキャンディは、弾性起
泡剤を起泡剤として用いているので、スポンジ様の弾力
性のある食感と組織を有する従来にないソフトキャンデ
ィである。しかも油脂分を含むので適度な濃厚感と粘稠
性を有し、喫食時、口中での持続性を満足しうるもので
ある。また、見掛け比重を変化させることによって、例
えば、スポンジケーキ様の軽い食感のものからレアチー
ズケーキ様のなめらかな食感のものまで様々なものを得
ることができ、更に喫食時歯にくっつきにくい。
泡剤を起泡剤として用いているので、スポンジ様の弾力
性のある食感と組織を有する従来にないソフトキャンデ
ィである。しかも油脂分を含むので適度な濃厚感と粘稠
性を有し、喫食時、口中での持続性を満足しうるもので
ある。また、見掛け比重を変化させることによって、例
えば、スポンジケーキ様の軽い食感のものからレアチー
ズケーキ様のなめらかな食感のものまで様々なものを得
ることができ、更に喫食時歯にくっつきにくい。
また、仕上り水分が従来のソフトキャンディよりも高
く、しかも製造時の加熱温度を低くできるので果汁、ヨ
ーグルト、生クリーム、チーズ等のような熱に弱い高水
分原料を用いることもできる。したがってこれら高水分
原料を用いて、生菓子感覚の鮮度の高いソフトキャンデ
ィを製造することもできる。
く、しかも製造時の加熱温度を低くできるので果汁、ヨ
ーグルト、生クリーム、チーズ等のような熱に弱い高水
分原料を用いることもできる。したがってこれら高水分
原料を用いて、生菓子感覚の鮮度の高いソフトキャンデ
ィを製造することもできる。
つぎに、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
〔実施例1〕 第1表に示す組成で、弾性起泡剤を水で膨潤させた
後、泡立て、これに125℃に煮詰めた糖類を加えて混合
した。次に、温度を90℃にして、油脂、その他の原料を
加えて混合し、成形、冷却してソフトキャンディを得
た。
後、泡立て、これに125℃に煮詰めた糖類を加えて混合
した。次に、温度を90℃にして、油脂、その他の原料を
加えて混合し、成形、冷却してソフトキャンディを得
た。
〔実施例2〜8〕 第1表に示す組成で、まず、非弾性起泡剤を泡立て、
これに水で予め膨潤させた弾性起泡剤を加えて更に泡立
て、125℃に煮詰めた糖類を加えた。次に、温度を90℃
にして、油脂、高水分原料、その他の原料を加えて混合
し、成形、冷却してソフトキャンディを得た。
これに水で予め膨潤させた弾性起泡剤を加えて更に泡立
て、125℃に煮詰めた糖類を加えた。次に、温度を90℃
にして、油脂、高水分原料、その他の原料を加えて混合
し、成形、冷却してソフトキャンディを得た。
〔比較例1〜5〕 第1表に示す組成で、実施例と同様の製法により、ソ
フトキャンディを調製した。
フトキャンディを調製した。
得られたソフトキャンディについて専門パネラー20名
で評価を行った。その結果を第1表にあわせて示す。
で評価を行った。その結果を第1表にあわせて示す。
以上の結果より、実施例のソフトキャンディは、いず
れもスポンジ様のソフトな食感を有していた。これに対
して、比較例のソフトキャンディは、粘弾性が強すぎた
り、起泡が不充分であったりしてスポンジ様の食感が得
られなかった。
れもスポンジ様のソフトな食感を有していた。これに対
して、比較例のソフトキャンディは、粘弾性が強すぎた
り、起泡が不充分であったりしてスポンジ様の食感が得
られなかった。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/00 - 3/32
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも弾性起泡剤を含む起泡剤と糖類
と油脂とを主体とし、上記起泡剤が製品全体重量中の3
〜15重量%,糖類が同じく50〜85重量%、油脂が同じく
3〜15重量%含まれてなるソフトキャンディであって、
該ソフトキャンディの水分が製品全体重量中の10〜30重
量%,見掛け比重が0.8〜1.3であることを特徴とするソ
フトキャンディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288542A JP2791142B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | ソフトキャンディ及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288542A JP2791142B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | ソフトキャンディ及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147743A JPH03147743A (ja) | 1991-06-24 |
JP2791142B2 true JP2791142B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=17731588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1288542A Expired - Lifetime JP2791142B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | ソフトキャンディ及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2791142B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3618718B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2005-02-09 | 森永製菓株式会社 | ソフトキャンディ及びその製造方法 |
JP4695471B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2011-06-08 | 松谷化学工業株式会社 | ソフトキャンディ及びその製造方法 |
JP5378642B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2013-12-25 | クラシエフーズ株式会社 | ソフトキャンディ生地用保形剤及びそれを用いたソフトキャンディ |
JP4931529B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2012-05-16 | クラシエフーズ株式会社 | ソフトキャンディ及びその製法 |
JP2008206512A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-09-11 | Asahi Food & Healthcare Ltd | グミキャンディ及びその製造方法 |
JP5340552B2 (ja) * | 2007-03-13 | 2013-11-13 | 株式会社明治 | 新規な食感を有する菓子とその製造方法 |
JP2009039064A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Uha Mikakuto Co Ltd | ソフトキャンディ及びその製造方法 |
JP5297903B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2013-09-25 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | ホイップグミキャンディ |
JP2010148475A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Uha Mikakuto Co Ltd | 含気グミキャンディ及びその製造方法 |
JP5402206B2 (ja) * | 2009-04-22 | 2014-01-29 | ユーハ味覚糖株式会社 | ソフトキャンディの製造方法 |
JP2011092042A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Uha Mikakuto Co Ltd | 油脂含有センター入りグミキャンディの製造方法 |
KR101638565B1 (ko) * | 2010-01-20 | 2016-07-11 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 테스트 젠더 |
WO2012157431A1 (ja) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | 株式会社ロッテ | ソフトキャンディおよびソフトキャンディの製造方法 |
JP2012050458A (ja) * | 2011-11-04 | 2012-03-15 | Meiji Co Ltd | 新規な食感を有する菓子とその製造方法 |
JP2012065668A (ja) * | 2011-11-29 | 2012-04-05 | Kracie Foods Ltd | 粘弾性食品生地用成形剤、それを用いた粘弾性食品及び粘弾性食品の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58158133A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-20 | ナビスコ・ブランズ・インコ−ポレイテツド | 起泡菓子 |
JPH01128748A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-22 | Kanebo Ltd | センター入りソフトキャンデイ |
JPH01174333A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | Kanebo Ltd | 指圧変形性を有するソフトキヤンデイ |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1288542A patent/JP2791142B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03147743A (ja) | 1991-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2791142B2 (ja) | ソフトキャンディ及びその製法 | |
JPH04370063A (ja) | キャンディ | |
JP2010148475A (ja) | 含気グミキャンディ及びその製造方法 | |
JP2005224139A (ja) | チョコレート含有菓子の製造方法及びチョコレート含有菓子 | |
RU2653046C2 (ru) | Жевательные кондитерские изделия | |
CN1886057B (zh) | 烘烤等加热用油性食品材料 | |
JP2007006787A (ja) | チョコレートが付着された菓子・パンの製造方法 | |
JP2942421B2 (ja) | 粘土状ソフトキャンディ | |
JPH0947226A (ja) | 新規な菓子類 | |
JP6690903B2 (ja) | 複合菓子及び複合菓子の製造方法 | |
RU2380946C1 (ru) | Жевательная конфета и способ ее получения | |
JP2002281906A (ja) | 餅様菓子 | |
JP7214203B2 (ja) | 粘稠性食品 | |
JP2000125769A (ja) | ソフトキャンディ及びその製造方法 | |
JP2000166475A (ja) | チョコレート類及びその製造法 | |
JP6802409B1 (ja) | 具材入りソフトキャンディ | |
KR20190053003A (ko) | 소성 초콜릿 및 그 제조 방법 | |
JPH05227887A (ja) | 耐熱油脂性菓子およびその製造方法 | |
JPH10136894A (ja) | ベーカリー生地用センター材及びベーカリー製品 | |
JP4131947B2 (ja) | 冷凍喫食用焼成食品及びそれを用いた組合せ冷菓 | |
JPS6258693B2 (ja) | ||
JP3162879B2 (ja) | 焼菓子用耐熱性センターおよびその製造方法 | |
WO2024062820A1 (ja) | グミキャンディ含有ハードキャンディ | |
JP3420519B2 (ja) | 流動性デザート用冷菓 | |
JP3281731B2 (ja) | 冷菓ミックス |