JP2790544B2 - 給気口付きキッチン窓構造 - Google Patents

給気口付きキッチン窓構造

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JP2790544B2
JP2790544B2 JP2407046A JP40704690A JP2790544B2 JP 2790544 B2 JP2790544 B2 JP 2790544B2 JP 2407046 A JP2407046 A JP 2407046A JP 40704690 A JP40704690 A JP 40704690A JP 2790544 B2 JP2790544 B2 JP 2790544B2
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kitchen
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exhaust fan
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誠 都筑
正一郎 堤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、キッチンの壁面に設け
られるキッチン窓構造に関し、特に、キッチン室内の換
気を排気ファンの運転に伴い効率的に行なうべく、給気
口をそなえたキッチン窓構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、キッチン(厨房)の壁面には、
コンロ台等の燃焼器具から発生した煙や臭気を含むガス
を外部へ排出して換気を行なうべく、通常、排気ファン
(換気扇)が設けられている。 【0003】そして、排気ファンの運転に伴い、効率良
く換気を行なうために、キッチンの壁面や勝手口ドアに
ガラリ等の給気口を設けて、排気ファンによる空気の排
出量と同量の空気を取り入れている(実開昭63-116831号
公報,特開昭60-165448号公報参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キッチ
ンの壁際には、冷蔵庫や食器棚などが置かれる場合が多
く、壁面に換気ガラリを設けても冷蔵庫や食器棚などに
よって遮蔽されてしまい、給気口の開閉を行なえず、実
際上は有効に機能にしていない場合が多い。 【0005】また、勝手口に換気ガラリを設けた場合に
は、その給気口から流入する外気は、キッチン作業者の
足元を流れ、体感を損なうことが多く、その給気口を閉
めたままにする場合が多い。 【0006】このように、給気口を閉めたままの状態で
排気ファンを運転すると、キッチン室内の空調された空
気がそのまま室外へ排出されてしまい、省エネルギの見
地から好ましくない。 【0007】一方、キッチン内で発生する汚染物質(臭
気,煙,廃ガス等)の排出効率の見地からは、キッチン
近傍の窓やドア等をすべて開放して排気ファンを運転す
る状態が最も好ましいが、このような状態では、体感,
近隣騒音あるいはホコリの侵入等の問題があり、実際に
は行なわれない。 【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、キッチンで換気を行なう際に、確実に給気
を行ないながら、キッチン作業者にとって不快な気流を
生じることがなく、且つ、省エネルギ性や汚染物質の排
出効率に優れた給気口付き窓構造を提供することを目的
とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の給気口付きキッチン窓構造は、上部に排気
ファンを取り付けたキッチン壁と同一の壁面に、下端部
がコンロ台の上面とほぼ同じ高さの窓を設け、該窓の窓
障子内の下部のみに、室内外を連通しうる開閉可能な給
気口が、前記排気ファンより下方の位置に設けられたこ
とを特徴としている。 【0010】 【作用】上述した本発明の給気口付きキッチン窓構造で
は、排気ファンの運転時に、窓障子内の下部のみに設け
られた給気口を開放することにより、室外の空気は、給
気口から流入した後、キッチン壁近傍に通常配置される
流し台やコンロ台等の上方を横切りながらキッチン壁上
部の排気ファンへと流れてゆく。このとき、キッチン内
の汚染物質を含むガスが、給気口からの気流に巻き込ま
れて、排気ファンから排出される。 【0011】 【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
給気口付き窓構造について説明すると、図1はその正面
図、図2は図1のII−II矢視断面図であり、これらの図
1および図2において、1は排気フードであり、この排
気フード1は、コンロ台(燃焼器具)2の上方において、
このコンロ台2を覆うようにキッチン壁3からキッチン
室内側へ突設されている。 【0012】また、4は排気フード1内に設けられる排
気ファンで、この排気ファン4は、キッチン壁3に形成
され外部と連通する開口部3aの位置に配置されてい
る。排気ファン4としては、換気扇のほかに静圧の高い
シロッコファンなどを使用してもよい。 【0013】さらに、5はコンロ台2に隣接して配置さ
れる流し台、6はこの流し台5の背面上方のキッチン壁
3つまり排気ファン4を取り付けられたキッチン壁3と
同一の壁面に設けられたキッチン窓、7はこのキッチン
窓6の窓障子、8は各窓障子7内の下部に多数設けられ
室内外を連通しうる開閉可能な給気口、9は各給気口8
に防虫および防塵のために設けられるフィルタである。 【0014】上述の構成により、排気ファン4の運転中
には、キッチン窓6の窓障子7内に設けられた給気口8
を開放することで、室外の空気が、給気口8から流入
し、排気ファン4に吸引されるため、矢印A,Bで示す
ように、流し台5およびコンロ台2の上方を横切りなが
ら、排気ファン4へと流れてゆく。 【0015】このとき、流し台5付近において発生して
いる水蒸気(皿洗い等),臭気や、コンロ台2上から発生
する調理時の臭気や廃ガスなどの汚染物質は、給気口8
からの流れにのることになり、キッチン室内に拡散する
ことなく、効率的に室外へ排出される。 【0016】そして、図1,図2に矢印A,Bで示した
ように、給気口8からの気流は、室内側に広く拡散する
ことなく、キッチン壁3近傍においてこのキッチン壁3
に略沿うように排気ファン4へ到って排出されるので、
キッチン作業者の体に直接当たらず、温熱体感に優れた
ものとなる。 【0017】また、給気口8は、窓障子7内に設けられ
ているため、キッチン窓6をキッチン壁3に取り付ける
と同時に取り付けられることになり、別個の給気口を壁
面に取り付ける場合に比べてその施工が容易になるほ
か、給気口8の位置は流し台5の背面上方であるため、
冷蔵庫や食器棚などによって給気口8が塞がれることも
なく、常時、給気口8を有効に機能させることができ
る。 【0018】さらに、本実施例によれば、給気口8から
確実に給気を行なうことができ、室内の空調された空気
の排出量を減少できるので、省エネルギ性も優れている
ほか、キッチンでの汚染物資の発生源である流し台5,
コンロ台2の近傍で給気を行なうことにより、汚染物質
の排出効率が向上して、キッチンの空気環境が良好とな
る。 【0019】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給気口付
きキッチン窓構造によれば、上部に排気ファンを取り付
けたキッチン壁と同一の壁面に、下端部がコンロ台の上
面とほぼ同じ高さの窓を設け、該窓の窓障子内の下部の
に、室内外を連通しうる開閉可能な給気口を、前記排
気ファンより下方の位置に設けるという極めて簡素な構
成により、排気ファンの運転時に給気口から流入した空
気は、室内に拡散することなく、キッチン内で発生する
汚染物質を含むガスを効率的に排出することができ、キ
ッチンの空気環境を良好に保持できる効果がある。 【0020】また、本発明の構造によれば、給気口から
流入した空気がキッチン作業者に直接当たらず、キッチ
ン作業者にとって不快な気流を生じることなく、温熱体
感に優れているほか、確実に給気を行なえるので、室内
の空調された空気の排出量が減少し、省エネルギ性にも
優れている。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例としての給気口付きキッチン
窓構造を示す正面図である。 【図2】図1のII−II矢視断面図である。 【符号の説明】 1 排気フード 2 コンロ台 3 キッチン壁 3a 開口部 4 排気ファン 5 流し台 6 キッチン窓 7 窓障子 8 給気口 9 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−75725(JP,U) 実開 昭57−27087(JP,U) 実開 昭61−56478(JP,U) 実開 昭48−87843(JP,U) 実公 昭54−33711(JP,Y2) 実公 昭48−44607(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 7/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【特許項1】 上部に排気ファンを取り付けたキッチン
    壁と同一の壁面に、下端部がコンロ台の上面とほぼ同じ
    高さの窓を設け、該窓の窓障子内の下部のみに、室内外
    を連通しうる開閉可能な給気口が、前記排気ファンより
    下方の位置に設けられたことを特徴とする給気口付きキ
    ッチン窓構造。
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