JPH04240333A - キッチン用給気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、厨房、台所等で発生す
る臭い、煙り、排ガス等を換気するためのキッチン用給
気装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、キッチン用給気装置としては、特
開昭６０−１６５４４８　号公報に記載の如く、建物の
壁に給気ガラリを設けたり、勝手口ドアに給気ガラリを
設け、換気扇の排気量と同量の給気を行なうこととして
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記■〜■の問題点がある。

【０００４】■キッチンの壁際には冷蔵庫、食器棚等が
置かれる場合が多いため、壁面に開口したガラリがそれ
らの冷蔵庫、食器棚等によって遮蔽され、給気口として
機能しないことが多い。

【０００５】■勝手口ドアに設けた給気ガラリから入っ
てくる空気は、キッチン作業者の足元を流れ、体感を損
なうことが多いため、実際上閉められたままとされて使
われないことが多い。

【０００６】■上記■、■の如くにより、給気口が遮蔽
され、或いは閉められた状態で排気ファンが運転される
と、排気ファンにより室内の空調された空気がそのまま
室外に排出されてしまい、省エネルギ性を損なう。

【０００７】■尚、キッチンで発生する汚染物質（臭い
、煙り、排ガス等）を効率的に排出するためには、キッ
チン近傍の窓、ドア等を開放した状態で排気ファンを運
転すると良いが、これも、体感、近隣騒音、或いはほこ
りの侵入等の問題があり、実際には行なわれない。

【０００８】本発明は、キッチンでの換気に際し、確実
に給気でき、かつキッチン作業者に不快な気流を生じさ
せることなく、また省エネルギ性に優れ、かつキッチン
で発生する汚染物質を高い排出効率で排出できるように
することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、流し台の側方にレンジ台を配置し、レンジ台の上方
に換気装置を配置してなるキッチン用給気装置において
、流し台周辺の壁又は床に給気口を設けると共に、流し
台の背面と壁との間に上記給気口に連通する給気通路を
設け、流し台の背面上部に上記給気通路に連通する給気
取入口を設けて構成したものである。

【００１０】請求項２に記載の本発明は、前記給気口に
開閉ゲートを設け、換気装置の運転に連動して上記開閉
ゲートを開閉するゲート駆動装置を備えたものである。

【００１１】

【作用】本発明によれば、キッチンの給気時に、室外の
空気は流し台周辺の壁又は床に設けた給気口から、流し
台の背面と壁との間の給気通路を経て、流し台の背面上
部に設けた給気取入口から室内に流入する。これにより
、換気装置の排気量と同量の給気が確保され、円滑な換
気が実現できる。

【００１２】このとき、請求項１に記載の本発明によれ
ば、下記■〜■の作用効果がある。

【００１３】■給気口が流し台周辺の壁又は床に設けら
れ、室内にむき出しとなっていないので、給気口の前に
冷蔵庫、食器棚等を置かれることがなく、それらの物品
によって遮蔽されることがない。従って、常時給気口が
有効に機能し、確実に給気できる。

【００１４】■給気取入口から室内に流入した空気は、
室内側に拡散することが少なく、キッチン作業者に当た
る気流を生じないため、温熱体感に優れる。

【００１５】■上記■等により確実に給気されるため、
室内の空調された空気の室外への排出量を抑制し、省エ
ネルギ性に優れる。

【００１６】■キッチンにおける汚染物質の発生源であ
る流し台近傍で給気を行なうことから、汚染物質の排出
効率を向上し、キッチンの空気環境を向上できる。

【００１７】また、請求項２に記載の本発明によれば、
下記■の作用効果がある。

【００１８】■給気口の開閉が換気装置の運転に連動し
ているため、給気が確実に行なわれ、信頼性が高い。

【００１９】

【実施例】図１は本発明の第１実施例を示す模式図、図
２は本発明の第２実施例を示す模式図、図３は流し台に
設けた給気取入口を示す斜視図である。

【００２０】図１の第１実施例において、キッチンは、
流し台１１の側方にレンジ台１００を配置し、レンジ台
１００の上方に換気扇１８（又はシロッコファン）を配
置している（図３参照）。そして、キッチン用給気装置
１０は、流し台１１周辺の壁１２に給気口１３を設ける
と共に、流し台１１の背面と壁１２との間に給気口１３
に連通する給気通路１４を設けている。

【００２１】更に、流し台１１の背面上部において、流
し台上部カウンタ１５と、流し台バッグガード１６との
間に、給気通路１４に連通するスリット状の給気取入口
１７を設けている。

【００２２】給気取入口１７は図３に示す如く、流し台
１１と同じ横幅をもって設けられ、かつ防虫、防水のた
めのフィルタが組み込まれている。

【００２３】他方、レンジ台１００に相対する壁１２の
天井面側には前述の換気扇１８が設けられ、壁１２にお
いて換気扇１８が相対する位置には排気口１９が設けら
れている。

【００２４】また、給気口１３には開閉ゲート２１が設
けられ、開閉ゲート２１は、換気扇１８の回転時に駆動
されるゲート駆動モータ２２の回転をクランクアーム２
３にて伝えられ、換気扇１８に連動して開閉されるよう
に構成されている。

【００２５】上記第１実施例にあっては、キッチンの換
気時に、換気扇１８を回転すると、これに連動して給気
口１３が開く。そして、室外の空気は該給気口１３から
流し台１１の背面と壁との間の給気通路１４を経て、流
し台１１の背面上部に設けた給気取入口１７から室内に
流入する。室内に流入した空気は、換気扇１８によって
吸引されるので、室内中央側に拡散してしまうことがな
い。

【００２６】これにより、換気扇１８の排気量と同量の
給気が確保され、円滑な換気が実現できる。即ち、室内
に流入した空気の流れは、流し台１１の上部を横切り、
換気扇１８へと導かれる。このとき、流し台１１付近で
発生する汚染物質は空気流と共に排出される。また、流
し台１１で発生する湯気等も換気される。

【００２７】上記第１実施例によれば、下記■〜■の作
用効果がある。

【００２８】■給気口１３が流し台１１周辺の壁１２に
設けられ、室内にむき出しとなっていないので、給気口
１３の前に冷蔵庫、食器棚等を置かれることがなく、そ
れらの物品によって遮蔽されることがない。従って、常
時給気口１３が有効に機能し、確実に給気できる。

【００２９】■給気取入口１７から室内に流入した空気
は、室内側に拡散することが少なく、キッチン作業者に
当たる気流を生じないため、温熱体感に優れる。

【００３０】■上記■等により確実に給気されるため、
室内の空調された空気の室外への排出量を抑制し、省エ
ネルギ性に優れる。

【００３１】■キッチンにおける汚染物質の発生源であ
る流し台１１近傍で給気を行なうことから、汚染物質の
排出効率を向上し、キッチンの空気環境を向上できる。

【００３２】■給気口１３の開閉が換気扇１８の運転に
連動しているため、給気が確実に行なわれ、信頼性が高
い。

【００３３】図２の第２実施例に係るキッチン用給気装
置３０が、上記第１実施例のキッチン用給気装置１０と
異なる点は、流し台１１周辺の床３０Ａに給気口３１を
設け、この給気口３１に連なる給気ダクト３２を建物の
基礎３３外面に開口したものである。そして、給気ダク
ト３２には上記第１実施例におけると同様にして、ゲー
ト駆動モータ２２により開閉される開閉ゲート２１が設
けられている。

【００３４】この第２実施例においても、上記第１実施
例におけると同様の作用効果を有する。

【００３５】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、キッチン
での換気に際し、確実に給気でき、かつキッチン作業者
に不快な気流を生じさせることなく、また省エネルギ性
に優れ、かつキッチンで発生する汚染物質を高い排出効
率で排出できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の第１実施例を示す模式図である
。

【図２】図２は本発明の第２実施例を示す模式図である
。

【図３】図３は流し台に設けた給気取入口を示す斜視図
である。

【符号の説明】

１０、３０　　キッチン用給気装置 １１　　流し台 １２　　壁 １３　　給気口 １４　　給気通路 １７　　給気取入口 １８　　換気扇（換気装置） ２１　　開閉ゲート ２２　　ゲート駆動モータ（ゲート駆動装置）３１　　
床 ３２　　給気口 １００　　レンジ台

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　流し台の側方にレンジ台を配置し、レ
   ンジ台の上方に換気装置を配置してなるキッチン用給気
   装置において、流し台周辺の壁又は床に給気口を設ける
   と共に、流し台の背面と壁との間に上記給気口に連通す
   る給気通路を設け、流し台の背面上部に上記給気通路に
   連通する給気取入口を設けて構成したことを特徴とする
   キッチン用給気装置。
2. 【請求項２】　　前記給気口に開閉ゲートを設け、換気
   装置の運転に連動して上記開閉ゲートを開閉するゲート
   駆動装置を備えた請求項１記載のキッチン用給気装置。