JPH04240334A

JPH04240334A - キッチン用給気装置

Info

Publication number: JPH04240334A
Application number: JP916975A
Authority: JP
Inventors: Makoto Tsuzuki; 都筑　誠; Shoichiro Tsutsumi; 正一郎堤
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1991-01-24
Filing date: 1991-01-24
Publication date: 1992-08-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、厨房、台所等で発生す
る臭い、煙り、排ガス等を換気するためのキッチン用給
気装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、キッチン用給気装置としては、特
開昭６０−１６５４４８　号公報に記載の如く、建物の
壁に給気ガラリを設けたり、勝手口ドアに給気ガラリを
設け、換気扇の排気量と同量の給気を行なうこととして
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記■〜■の問題点がある。

【０００４】■キッチンの壁際には冷蔵庫、食器棚等が
置かれる場合が多いため、壁面に開口したガラリがそれ
らの冷蔵庫、食器棚等によって遮蔽され、給気口として
機能しないことが多い。

【０００５】■勝手口ドアに設けた給気ガラリから入っ
てくる空気は、キッチン作業者の足元を流れ、体感を損
なうことが多いため、実際上閉められたままとされて使
われないことが多い。

【０００６】■上記■、■の如くにより、給気口が遮蔽
され、或いは閉められた状態で排気ファンが運転される
と、排気ファンにより室内の空調された空気がそのまま
室外に排出されてしまい、省エネルギ性を損なう。

【０００７】■尚、キッチンで発生する汚染物質（臭い
、煙り、排ガス等）を効率的に排出するためには、キッ
チン近傍の窓、ドア等を開放した状態で排気ファンを運
転すると良いが、これも、体感、近隣騒音、或いはほこ
りの侵入等の問題があり、実際には行なわれない。

【０００８】■給気ガラリを壁に設ける構造は、壁に窓
等の開口部とは別個の開口部を設けることを必要とし、
施工困難である。

【０００９】本発明は、キッチンでの換気に際し、確実
に給気でき、かつキッチン作業者に不快な気流を生じさ
せることなく、また省エネルギ性に優れ、かつキッチン
で発生する汚染物質を高い排出効率で排出できるように
し、かつ施工容易とすることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、流し台の側方にレンジ台を配置し、流し台の上方に
キッチン窓を配置し、レンジ台の上方に換気装置を配置
してなるキッチン用給気装置において、キッチン窓に給
気口を組み込んで構成したものである。

【００１１】請求項２に記載の本発明は、前記給気口に
開閉ゲートを設け、換気装置の運転に連動して上記開閉
ゲートを開閉するゲート駆動装置を備えたものである。

【００１２】

【作用】本発明によれば、キッチンの換気時に、室外の
空気は給気口から室内に流入し、これにより、換気装置
の排気量と同量の給気が確保され、円滑な換気が実現で
きる。即ち、室内に流入した空気の流れは、流し台上を
横切り換気装置へと流れていく。そしてこのとき、流し
台付近で発生する汚染物質を空気流と共に排出する。

【００１３】このとき、請求項１に記載の本発明によれ
ば、下記■〜■の作用効果がある。

【００１４】■給気口がキッチン窓に設けられるから、
給気口の前に冷蔵庫、食器棚等を置かれることがなく、
それらの物品によって遮蔽されることがない。従って、
常時給気口が有効に機能し、確実に給気できる。

【００１５】■給気口から室内に流入した空気は、室内
側に拡散することが少なく、キッチン作業者に当たる気
流を生じないため、温熱体感に優れる。

【００１６】■上記■等により確実に給気されるため、
室内の空調された空気の室外への排出量を抑制し、省エ
ネルギ性に優れる。

【００１７】■キッチンにおける汚染物質の発生源であ
る流し台近傍のキッチン窓にて給気を行なうことから、
汚染物質の排出効率を向上し、キッチンの空気環境を向
上できる。

【００１８】■給気口はキッチン窓の据付けと同時に取
付けでき、施工容易である。

【００１９】また、請求項２に記載の本発明によれば、
下記■の作用効果がある。

【００２０】■給気口の開閉が換気装置の運転に連動し
ているため、給気が確実に行なわれ、信頼性が高い。

【００２１】

【実施例】図１は本発明の一実施例を示す模式図、図２
は給気口に設けた開閉ゲートを示す模式図、図３は流し
台とレンジ台を示す斜視図である。

【００２２】図１において、キッチンは、流し台１１の
側方にレンジ台１００を配置し、流し台１１の上方にキ
ッチン窓１４を配置し、レンジ台１００の上方に換気扇
１８（又はシロッコファン）を配置している（図３参照
）。そして、キッチン用給気装置１０は、流し台１１の
前面で、換気扇１８が設置されると同一壁面を構成する
壁１２に設けられるキッチン窓１４の窓枠内に、給気口
１３を組み込んである。

【００２３】給気口１３は流し台１１と同じ横幅を持っ
て設けられ、かつ防虫、防水のためのフィルタが組み込
まれている。

【００２４】他方、レンジ台１００に相対する壁１２の
天井面側には換気扇１８が設けられ、壁１２において換
気扇１８が相対する位置には排気口１９が設けられてい
る。

【００２５】また、給気口１３には開閉ゲート２１が設
けられ、開閉ゲート２１は、換気扇１８の回転時に駆動
されるゲート駆動モータ２２の回転をクランクアーム２
３にて伝えられ、換気扇１８に連動して開閉されるよう
に構成されている。

【００２６】尚、開閉ゲート２１は給気口１３の周縁部
に密着する部分にシール材２４を備えている。

【００２７】上記実施例にあっては、キッチンの換気時
に、換気扇１８を回転すると、これに連動して給気口１
３が開く。そして、室外の空気は給気口１３から室内に
流入し、これにより、換気扇１８の排気量と同量の給気
が確保され、円滑な換気が実現できる。即ち、室内に流
入した空気の流れは、流し台１１上を横切り換気扇１８
へと流れていく。そしてこのとき、流し台１１付近で発
生する汚染物質を空気流と共に排出する。また、流し台
１１で発生する湯気等も換気される。

【００２８】上記実施例によれば、下記■〜■の作用効
果がある。

【００２９】■給気口１３がキッチン窓１４に設けられ
るから、給気口１３の前に冷蔵庫、食器棚等を置かれる
ことがなく、それらの物品によって遮蔽されることがな
い。従って、常時給気口１３が有効に機能し、確実に給
気できる。

【００３０】■給気口１３から室内に流入した空気は、
室内側に拡散することが少なく、キッチン作業者に当た
る気流を生じないため、温熱体感に優れる。

【００３１】■上記■等により確実に給気されるため、
室内の空調された空気の室外への排出量を抑制し、省エ
ネルギ性に優れる。

【００３２】■キッチンにおける汚染物質の発生源であ
る流し台１１近傍のキッチン窓１４にて給気を行なうこ
とから、汚染物質の排出効率を向上し、キッチンの空気
環境を向上できる。

【００３３】■給気口１３はキッチン窓１４の据付けと
同時に取付けでき、施工容易である。

【００３４】■給気口１３の開閉が換気扇１８の運転に
連動しているため、給気が確実に行なわれ、信頼性が高
い。

【００３５】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、キッチン
での換気に際し、確実に給気でき、かつキッチン作業者
に不快な気流を生じさせることなく、また省エネルギ性
に優れ、かつキッチンで発生する汚染物質を高い排出効
率で排出できるようにし、かつ施工容易とすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施例を示す模式図である。

【図２】図２は給気口に設けた開閉ゲートを示す模式図
である。

【図３】図３は流し台とレンジ台を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０　　キッチン用給気装置１１　　流し台１３　　給気口１４　　キッチン窓１８　　換気扇（換気装置）２２　　ゲート駆動モータ（ゲート駆動装置）１００　
　レンジ台

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　流し台の側方にレンジ台を配置し、流
し台の上方にキッチン窓を配置し、レンジ台の上方に換
気装置を配置してなるキッチン用給気装置において、キ
ッチン窓に給気口を組み込んで構成したことを特徴とす
るキッチン用給気装置。
【請求項２】　　前記給気口に開閉ゲートを設け、換気
装置の運転に連動して上記開閉ゲートを開閉するゲート
駆動装置を備えた請求項１記載のキッチン用給気装置。