JPH02589Y2 - - Google Patents

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JPH02589Y2
JPH02589Y2 JP8581185U JP8581185U JPH02589Y2 JP H02589 Y2 JPH02589 Y2 JP H02589Y2 JP 8581185 U JP8581185 U JP 8581185U JP 8581185 U JP8581185 U JP 8581185U JP H02589 Y2 JPH02589 Y2 JP H02589Y2
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heat receiving
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opening
suction port
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、排気効率が高く、しかも比較的廉
価な厨房用排気装置に関するものである。
〈従来技術並びにその問題点〉 通常、一般家庭の調理場等で使用される煮楚き
用調理台の近傍には、調理時に発生する煙等を屋
外へ強制排出するための壁付き換気扇やレンジ用
フードフアンが設けられている。
しかしながら、従来から厨房用排気装置として
使用されてきた上記レンジ用フードフアンや壁付
き換気扇には、 (a) 煙や熱の捕集率が低い、 (b) 排気用フアンが室内に設置されているため室
内騒音が予想以上に大きい。
等の問題が指摘されており、その対策に苦慮して
いるのが現状であつた。
そこで、最近、上述のような問題点を解消し、
調理中に発生する煙、熱気、臭気等を高い収率で
確実に捕集できるとともに、室内騒音が小さく、
かつ室内取付けスペースも少なくて済む厨房用排
気装置として、第6図に示すような、レンジ後方
の垂直壁4からコンロ3上方にまで延在する熱受
板2と、前記垂直壁4を貫通して熱受板2直下で
吸込み口6を開口する排気ダクト5と、該排気ダ
クトの室外吐出し口に取付けられた排気用送風機
7とを有して成るものが提案された。
この第6図で示される厨房用排気装置は確かに
従来のレンジ用フードフアンや壁付き換気扇等に
比べて室内騒音が少なく、しかも極めて高い煙・
熱気等の捕集・排出等を示す優れたものではあつ
たが、それでも、例えば4つ口レンジを有する調
理台の手前側での煮楚き等で発生した熱気や煙等
の捕集効果は、厨房に設けられた給気口の開口面
積や給気口が開口する位置によつては十分に満足
できるものとならないことが本考案者等の綿密な
検討によつて明らかとなつたのである。
そして、これは、火源(熱気や煙等の発生地
点)と垂直壁面に設けられている前記吸込み口と
の水平距離が大きいことによつて熱受板先端付近
での吸込み風速が不十分となり、火源により生じ
た熱上昇気流に乗つて上昇する熱気や煙等が熱受
板にぶつかつて四方へ広がろうとする勢いに前記
吸込み風速が勝て得ず、熱気等の一部が熱受板前
方より漏出してしまうためであることも解明され
た。
そして、従来の経験からのみすれば、これを防
止するために講じ得る手段は、換気扇の能力向上
や厨房の給気状態改善と言つた多大なコスト上昇
又は面倒な工事を伴うものでしかなかつたのであ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、上述したような、第6図に示され
る如き厨房用排気装置にみられる問題を解決し、
該排気装置の長所を生かしつつ、四つ口レンジの
手前側から発生する熱気や煙等をも完全に捕集し
得る機能をこれに付与すべくなされたものであ
り、その特徴とするところは、 レンジ後方の垂直壁からコンロ上方にまで延在
する熱受板と、前記垂直壁を貫通して熱受板直下
で吸込み口を開口する排気ダクトと、該排気ダク
トの室外吐出し口に取付けられた排気用送風機と
を有する厨房用排気装置において、前記吸込み口
下端に軸支されて回動自在とされ、かつ少なくと
も水平姿勢に保持可能な吸込み口開閉蓋と、該開
閉蓋及び熱受板とともに気流導入洞を形成するた
めの、前記熱受板の左右にそれぞれ配置される遮
風板とを設置して厨房用排気装置を構成した点、
にある。
次に、この考案を実施例に基づいてその機能と
ともにより一層詳細に説明するが、これは本考案
の単なる例示であつて、これによつて本考案の技
術的範囲が何ら制限されるものでないことは言う
までもない。
第1図は、この考案の厨房用排気装置の1例を
示す概略構成図であり、第2図及び第3図は“吸
込み口開閉蓋”がそれぞれ垂下状態及び水平セツ
ト状態である前記装置の吸込み口付近の概略斜視
図を示しているが、この厨房用排気装置は、調理
台1に載置したレンジ上方に熱受板2がレンジの
コンロ3を覆う位置まで張り出しており、その基
部はレンジ後方の垂直壁4と接続している。そし
て、該熱受板2の下面には垂直壁4を貫通して室
内外を連通せしめる排気ダクト5の吸込み口6が
開口し、該排気ダクト5の室外側の吐出し口には
排気フアン(排気用送風機)7が取り付けられて
いる。また、前記吸込み口6の下端には吸込み口
開閉蓋8(これは、例えば図示しない磁石装置や
ラチエツト装置等により、少なくとも第3図に示
されるような水平姿勢に保持可能とされている)
が、更に該吸込み口6の左右側壁には遮風板9,
9がそれぞれ取り付けられており、上記熱受板
2、排気ダクト5、排気フアン7、吸込み口開閉
蓋8及び遮風板9,9とで厨房用排気装置の要部
が構成されている。
なお、この実施例における厨房用排気装置の排
気ダクト5は、排気を下方に向けて噴出すること
で遠方にまで煙や油滴をまき散らさないように配
慮されたものを示しているが、必ずしもこのよう
な形式にこだわる必要がなく、吸込み口6から吸
込んだ熱気等をそのまま水平に屋外へ排出する形
式のものであつても良い。また、吸込み口6に取
り付けた気流誘導板10は必須のものでないこと
も言うまでもない。
さて、このような厨房用排気装置は、非使用時
には周知の手段(磁石装置やラチエツト装置等)
により吸込み口開閉蓋8が吸込み口6を完全に閉
じているので、屋外からの騒音や虫等の侵入を防
止して好ましい室内環境を維持する。
いま、調理台上の垂直壁4側のコンロ3を使用
して煮楚きを行う場合には、吸込み口開閉蓋8を
第2図に示されるように開放して排気装置を作動
させると、従来のレンジ用フードフアンに比べて
低い位置に設置可能な熱受板2の気流誘導作用と
排気フアン7によつて生じる室内空気の吸引作用
とにより、レンジ上の空気は排気ダクト5の吸込
み口に向つて極めて円滑な気流を形成することと
なる。従つて、煮楚き等によつて発生する煙や熱
気等は熱受板2に向つて上昇しようとするが、熱
受板7の下面に達する前に上記気流に巻き込ま
れ、第4図に示す如く極めてスムーズに排気ダク
ト5の吸込み口6に吸込まれ、室外へ排出され
る。
また、調理台上の手前側のコンロ3を使用して
煮楚きを行う場合には、吸込み口開閉蓋8を第3
図に示されるように水平姿勢に保持して排気装置
を作動させると、該吸込み口開閉蓋8と遮風板
9,9とによつて熱受板2の下方に気流導入洞
(ダクト)が突設されることとなり、垂直壁面の
吸込み口での風速と前記気流導入洞先端での風速
とが同等となつて、熱受板2の先端部付近での吸
込み風速が熱気等の捕集を完全に行えるまでに上
昇する(なお、この説明からも、吸込み口開閉蓋
を保持する「水平姿勢」とは厳密な水平でなくて
も良いことが理解されよう)。従つて、煮楚き等
によつて発生する煙や熱気等は、第5図に示す如
く確実に排気ダクト5に吸込まれて室外へ排出さ
れ、室内への逸散を生じることがない。
例えば、四つ口レンジの手前側のコンロ(垂直
壁面から約50cm)を使用した場合、前記遮風板や
水平に保持した吸込み口開閉蓋を取り付けないで
熱気等の捕集率が85%であつた(これは排気フア
ンの出力が小さいことによるものであつた)本考
案と類似タイプの調理用排気装置に、第3図の如
く遮風板を設置して吸込み口開閉蓋とともに気流
導入洞を構成すると捕集率99.8%以上を達成でき
ることが確認された。
そして、この調理用排気装置によれば、いずれ
の形態で使用しても調理によつて発生する煙や熱
気等が熱受板2に直接衝突することなくダクト5
に吸込まれてしまうので、熱受板2が熱気を帯び
ることがない。なお、吸込み口6の側方に配設さ
れる遮風板9,9は、不要なときに折り畳めるよ
うにしても良いが、常時設置されていても捕集性
能上は何ら問題を生じることがない。
〈総括的な効果〉 以上説明したように、この考案によれば、 例えば四つ口レンジを備えた調理台等を種々
の調理形態で使用した場合であつても、発生す
る煙や熱気等を殆んど完全に捕集し、室外へ排
出することが可能となる、 低出力の排気用送風機の採用が可能な上、排
気用送風機の取付け箇所が室外であることか
ら、室内における騒音が極めて小さい、 室内の取付けスペースが極く少なくて良い、 吸込み口開閉蓋のため、屋外の騒音や虫等の
侵入を防止できる、 等の利点を有する厨房用排気装置をコスト安く提
供することができるなど、産業上極めて有用な効
果がもたらされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の厨房用排気装置の1例を示
す概略構成図、第2図は、吸込み口開閉蓋が垂下
状態(開放状態)にある本考案装置例の吸込み口
付近の概略斜視図、第3図は、吸込み口開閉蓋が
水平姿勢に保持された状態にある本考案装置例の
吸込み口付近の概略斜視図、第4図は、吸込み口
開閉蓋が垂下状態(開放状態)にある本考案装置
の熱気等吸込み状態を示す概略模式図、第5図
は、吸込み口開閉蓋が水平姿勢に保持された状態
にある本考案装置の熱気等吸込み状態を示す概略
模式図、第6図は、先に提案された厨房用排気装
置の概略構成図である。 図面において、1……調理台、2……熱受板、
3……レンジのコンロ、4……垂直壁、5……排
気ダクト、6……吸込み口、7……排気フアン、
8……吸込み口開閉蓋、9……遮風板、10……
気流誘導板、11……吊り戸棚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンジ後方の垂直壁からコンロ上方にまで延在
    する熱受板と、前記垂直壁を貫通して熱受板直下
    で吸込み口を開口する排気ダクトと、該排気ダク
    トの室外吐出し口に取付けられた排気用送風機と
    を有する厨房用排気装置において、前記吸込み口
    下端に軸支されて回動自在とされ、かつ少なくと
    も水平姿勢に保持可能な吸込み口開閉蓋と、該開
    閉蓋及び熱受板とともに気流導入洞を形成するた
    めの、前記熱受板の左右にそれぞれ配置される遮
    風板とを設置して成ることを特徴とする厨房用排
    気装置。
JP8581185U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPH02589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8581185U JPH02589Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

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JP8581185U JPH02589Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

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JPS61203247U JPS61203247U (ja) 1986-12-20
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JP2007127360A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Kyoritsu Air Tech Inc 排気装置

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JPS61203247U (ja) 1986-12-20

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