JPH0539389Y2 - - Google Patents

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JPH0539389Y2
JPH0539389Y2 JP1986039670U JP3967086U JPH0539389Y2 JP H0539389 Y2 JPH0539389 Y2 JP H0539389Y2 JP 1986039670 U JP1986039670 U JP 1986039670U JP 3967086 U JP3967086 U JP 3967086U JP H0539389 Y2 JPH0539389 Y2 JP H0539389Y2
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air supply
exhaust
air
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fan
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、給排気一体型レンジフードに関
し、特に、家庭用燃焼器具の上方に、ブーツ型フ
ード本体内に給気と排気の機能を一体に組合せた
遠心式フアンを設け、燃焼器具からの煙や熱気を
給気と排気のエアサイクルを形成させながら排気
する給排気一体型レンジフードに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来からのレンジフードは、排気型および自然
給排気型ならびに強制給排気型のものが知られて
いる。
上記のレンジフードは、いずれも調理台上の火
気部の上方に架設して用いられるが、排気型が調
理台上の火気部で生ずる熱気の吸引排除を行い、
この火気部における燃焼用の外気が、台所や、こ
れに連なる居室に設けた換気口から吸気した外気
を利用しており、燃焼器具からの煙等の補集量は
専らフアンの能力によつて左右されているのが現
状である。
また、自然給排気型及び強制給排気型のレンジ
フードにおいては、給気と排気の量的バランスを
考慮されずに構成されているために、その排気フ
アンの能力が十分でない場合が多く、漏煙等によ
り台所の環境を悪化させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
現在マンシヨン住宅は、気密性の高い構造のも
のからなつているために、必ず換気口を設けてい
るが従来の排気型レンジフードでは、確実な給気
量は得られず、逆流したり、又台所が負圧となる
等の問題がある。
また、換気口から外気を直接取り入れるため
に、夏季に高温、冬季に低温の外気が台所に吸引
され、作業環境が悪いという問題点があつた。
さらに、自然給排気型及び強制給排気型のレン
ジフードは、給気と排気の量的バランスが悪いと
いう問題があつた。
この考案は、上記した排気型、自然給排気型及
び強制給排気型のレンジフードの問題点を、両軸
電動機によつて駆動する排気用と給気用の遠心式
フアンを、フード本体の排気チヤンバー及び給気
チヤンバー内に設け、給気フアンからの外気を整
流板によつて整流し、エアサイクルを形成させな
がら排気することにより解決することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案におい
ては、排気用フアンな内設された排気チヤンバー
と給気用フアンが内設された給気チヤンバーをブ
ーツ型フード本体に並設し、排気用フアンと給気
用フアンとが互いに反対方向に回転されるよう両
軸電動機に連結し、排気チヤンバーの下面開口部
にグリスフイルターを配設し、給気チヤンバーの
吐出口にパンチングメタルよりなる第一の整流板
を配設し、給気チヤンバーの前面および前面側の
両側にパンチングメタルよりなる前面パネルを配
設すると共に、給気チヤンバー内下方に前面パネ
ルの内側より下向に傾斜した状態でパンチングメ
タルよりなる第二の整流板を配設したことを特徴
とする給排気一体型レンジフード。
〔作用〕
この考案は以上のように給排気一体型レンジフ
ードを構成したので、給気側においては、両軸電
動機の給気用の遠心フアンにより、外気が給気フ
アンによつて外気と通じる給気ダクトからレンジ
フードの吐出口に設けた第一の整流板を通過し
て、一旦給気チヤンバー内に吐出された後、下方
に流れた一部が給気チヤンバー内に斜設された第
二の整流板を通過し、前面パネルの整流板から風
速を弱められ均一な柔らかい風として拡散されて
吐出される。この時、吹出空気の流速が下側で低
速となる。
上記状態において排気側では、両軸電動機の排
気用の遠心フアンにより、煙、熱気等が火気使用
箇所に向かつて開口したグリスフイルターから排
気チヤンバーを通過して外気と通じる排気ダクト
から排気される。
以上により、排気の吸引作用が給気における略
同心円的に拡散した外気を吸引するので、給排気
の作用が相俟つてエアサイクルが形成される。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施の1例を詳
細に説明する。
第1図乃至第3図において、火気を使用する箇
所の上部に装備するブーツ型フード本体1は、両
軸電動機9に組込まれた排気用フアン8と給気用
フアン10とからなるいわゆるタンデムフアンが
内蔵され、それぞれ排気チヤンバー5及び給気チ
ヤンバー3内に配置されている。
上記の排気チヤンバー5は、火気使用箇所に向
かつて開口した部位にグリスフイルター6が配設
され、第1図で示すように排気ダクト11で外気
と通じている。
一方、給気チヤンバー3は、整流板から形成さ
れた横断面コ字状の前面パネル4と前記給気チヤ
ンバー3内の給気フアン10の吐出口2の前方に
箱型に形成した第一の整流板13が設けられ、さ
らに、前記給気チヤンバー3の前面パネル4の中
央部付近から下方方向に傾斜して第二の整流板7
が設けると共に、第1図で示すように給気ダクト
12で外気と通じている。この第二の整流板7
は、前面パネル4よりの吹出空気の流速を標準状
態で、例えば上側が速く、下側を遅くすることが
でき、この流速の差がレンジ付近の熱気と室内空
気を有効に遮断し、また、レンジよりの熱気を渦
流運動によつて有効にフード内に誘因するように
なつている。
これらの整流板は、いずれもパンチングメタル
から成形され、給気の拡散と風速を弱める役割を
果たすものである。
次にこの考案の給排気一体型レンジフードの給
排気作用について説明する。
給気は、第1図に示すように給気口が室内に開
口された給気ダクト12から第二図で示す給気用
フアン10によりフード本体1内に給気され、第
1図に示す給気フアン10の吐出口2に設けられ
た第一の整流板13から給気チヤンバー3内に吐
出される。
この給気チヤンバー3内に吐出された外気は、
パンチングメタルの整流板からなり横断面コ字状
の前面パネル4から吐出される。
また、この外気は、給気チヤンバー3の前面パ
ネル4の中央部付近から下方方向に向かつて傾斜
して設けられたパンチングメタルの第二の整流板
7を通過した後、前記給気チヤンバー3の前面パ
ネル4の開放された前面および側面から下方に向
かつて室内側に給気される。
以上のように給気用フアン10から給気チヤン
バー3内に吐出される外気は、第一の整流板13
および第二の整流板7により整流され、更にパン
チングメタルからなる前面パネル4から矢印の方
向に吐出され、その流速は略1m/sec程度の均一
で柔い風となり前面および側面から送り出され
る。
この前面パネル4から吹き出される風は、その
主なる流路は第1図でみるように、前面および両
側面パネル4より吹き出される空気の流線を上側
よりV1,V2,V3,V4とすると、その流速はV1
V4となる。その理由はV1は第一の整流板13よ
り大略直進するのに対して、V4第一の整流板1
3を斜進して進み、更に第二の整流板7を通過す
るので流路抵抗が大となるから結果として低速で
吹き出される。
したがつて、流線V1,V2,V3,V4は、同心円
的なU字状の流路となる。
そして、その給気された空気がフード本体1周
辺の空気を柔らかく包むと共に、排気用フアン8
の吸引作用によつて、フード本体1の排気チヤン
バー5の下部からグリスフイルター6を通過して
排気ダクト11より屋外に排出される。
以上の構成によれば、燃焼器具からの煙は、排
気フアンの吸引作用により、漏煙することなく、
完全に補集することができ、燃焼器具より前方側
面50cm程度離れた場所の煙も吸込むことができ
る。
以上この考案の一実施例について説明したが、
この考案はこれによつて限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲内において種々変更
が可能である。
例えば給気チヤンバー内の前面パネル中央部付
近から下方方向に傾斜した整流板を設ける例をあ
げたが、この傾斜した整流板の位置は特に制限さ
れるものではない。
〔考案の効果〕
この考案による効果を箇条書にして述べる。
(1) 外気を台所に強制的に給気して、燃焼器具設
置場所の前面上方および側面上方にエアカーテ
ンを形成し、台所内の空気と遮断し、調理作業
により発生する湯気、熱気、油煙等を排気フア
ンの吸引力によつて包み込んで排気ダクトから
室外に排気するため、寒冷地や夏の暑い時でも
台所の温度を大きく変えることなく、良好な作
業環境が得られる。
(2) エアサイクルは強制的にタイムリーに補給さ
れるため、燃焼器具の燃焼、煙等の補集等が確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態を使用する説明図、第二図は
給気及び排気用のフアンを説明する一部切欠き正
面図、第3図はフード本体の一部切欠側面図であ
る。 1……フード本体、2……吐出口、3……給気
チヤンバー、4……前面パネル、5……排気チヤ
ンバー、6……グリスフイルター、7……第二の
整流板、8……排気用フアン、9……両軸電動
機、10……給気用フアン、11……排気ダク
ト、12……給気ダクト、13……第一の整流
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 排気用フアンが内設された排気チヤンバーと給
    気用フアンが内設された給気チヤンバーをブーツ
    型フード本体に並設し、 排気用フアンと給気用フアンとが互いに反対方
    向に回転されるよう両軸電動機に連結し、 排気チヤンバーの下面開口部にグリスフイルタ
    ーを配設し、 給気チヤンバーの吐出口にパンチングメタルよ
    りなる第一の整流板を配設し、給気チヤンバーの
    前面および前面側の両側にパンチングメタルより
    なる前面パネルを配設すると共に、給気チヤンバ
    ー内下方に前面パネルの内側より下向に傾斜した
    状態でパンチングメタルよりなる第二の整流板を
    配設したことを特徴とする給排気一体型レンジフ
    ード。
JP1986039670U 1986-03-18 1986-03-18 Expired - Lifetime JPH0539389Y2 (ja)

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JPS62152142U JPS62152142U (ja) 1987-09-26
JPH0539389Y2 true JPH0539389Y2 (ja) 1993-10-06

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ID=30853059

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138967U (ja) * 1975-05-01 1976-11-09
JPS55130139U (ja) * 1979-03-09 1980-09-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62152142U (ja) 1987-09-26

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