JPH0130106Y2 - - Google Patents

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JPH0130106Y2
JPH0130106Y2 JP16735885U JP16735885U JPH0130106Y2 JP H0130106 Y2 JPH0130106 Y2 JP H0130106Y2 JP 16735885 U JP16735885 U JP 16735885U JP 16735885 U JP16735885 U JP 16735885U JP H0130106 Y2 JPH0130106 Y2 JP H0130106Y2
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JP
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bay window
kitchen
counter
space
bay
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JP16735885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キツチンの建物躯体より外方へ突出
して形成された出窓のカウンターと底板との間の
空間を利用する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
採光、室内スペースの有効利用、室内外からの
見栄え等の観点から、建物躯体よりも外方へ突出
する出窓を形成することは公知であり、キツチン
へ設けることも例外ではない。而して、キツチン
では皿、椀、コツプ等の食器類や調味料等の小物
品を多く取り扱い、その収納場所に手間取つた
り、キツチンの室内領域が小物品の収納スペース
のため制限を受ける等のことがある。このため、
従来にあつては第4図に示す如く、キツチン出窓
1内の空間を適宜に区画して棚2及び3等を設
け、食器類や調味料等を収納するようにしてい
た。なお、第4図において、4はキツチン室内の
流し台、5はキツチン出窓1のブラインドであ
る。
また従来のキツチンにあつては、調理器具、鍋
等より発生する湯気、熱気、煙り等を、キツチン
室内の上部やキツチン出窓の上部に排気装置を設
けて強制的に排出するか、あるいは同様にキツチ
ン室内の上部やキツチン出窓の上部に単に開口の
みを設けて自然排気していた。なお、キツチン出
窓の上部に排気装置または開口を設ける場合は、
キツチン出窓に食器類や調味料等の棚を設ける構
成は採らないのが通常である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述のキツチン出窓1にあつては、
棚2及び3やこれらの棚に収納された小物品等に
より出窓からの採光が著しく減退し、また見栄え
も悪くなるという欠点があつた。すなわち、第4
図に示す従来のキツチン出窓1にあつては、小物
品の収納のために、出窓本来の有する採光、見栄
えという機能が犠牲になつていた。
またキツチン室内やキツチン出窓の上部に、排
気装置や開口を設ける排気手段にあつては、調理
器具や鍋等より発生する湯気、熱気、煙り等がキ
ツチン室内の壁面やキツチン出窓の窓部分を伝わ
つて排出され、これらの部分が汚れたり、曇つた
りするという欠点があつた。しかも、空気中に浮
遊する塵埃が前記壁面や窓部分に付着した湯気、
熱気等により付着し易くなり、汚れがひどくなる
という欠点もあつた。このため、キツチン出窓に
あつては、やはり出窓の採光や見栄えが悪くな
り、出窓本来の機能を短期間で減退させるという
欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は従来のキツチン出窓の前記欠点に鑑み
てこれを改良除去したものであつて、出窓本来の
有する機能を減退させることなく食器類や調味料
等の小物品の収納と排気を行うことのできるキツ
チン出窓を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案の手段は、
キツチンの建物躯体より外方へ突出して形成され
た出窓において、出窓の下部領域にフラツトな上
面板と前面板とよりなる断面L字状の出窓カウン
ターを設置し、該出窓カウンターと出窓底板との
間の空間を排気装置のダクトの設置空間とし、そ
の余のスペースを調味料等の収納ボツクスの設置
空間とし、前記出窓カウンターの前面板にダクト
の吸入口を開口させると共に、前記収納ボツクス
を出窓カウンターの前面板側から出し入れ自在に
配置している。
〔作用〕
第1図乃至第3図の実施例で明らかな如く、断
面L字状の出窓カウンター15と出窓底板14と
の空間18を、排気装置19のダクト20の設置
空間とし、その余のスペースを調味料等の収納ボ
ツクス21等の設置空間とすることにより、前記
空間18の有効利用が図れる。そして、出窓カウ
ンター15の前面板15a側から調味料等の収納
ボツクス21を出し入れ自在とすることにより、
出窓本来の有する採光、見栄え等が減退すること
はない。また調理器具26や鍋27等より発生す
る湯気、熱気、煙り等は、出窓カウンター15の
前面板15aに開口させた吸入口23より吸引さ
れて室外へ排出されるため、余分な経路を通るこ
とがない。従つてキツチン出窓11の窓部分17
へ湯気、熱気、煙り等が付着する機会が極端に少
なくなり、出窓本来の機能を正常な状態で長く維
持したまま排気することが可能である。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に従つ
て説明すると次の通りである。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るキツチン出窓11を示す
斜視図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は同B−B線断面図である。同図に示す如く、
キツチン出窓11は、流し台12とほぼ同じ高さ
位置で建物躯体13を開口して横手方向(第1図
の左右方向)へ長く形成されており、建物躯体1
3よりも外方へ突出している。そして、キツチン
出窓11の下部領域には、出窓底板14よりも若
干上方の高さ位置でフラツトな上面板15bと前
面板15aとよりなる断面L字状の出窓カウンタ
ー15が設置されている。この出窓カウンター1
5の上面板15bは、出窓11の全領域に及んで
フラツトであり、余分な段差等がなく、美観的に
優れている。また室内側に面する前面板15a
は、その下端面が流し台カウンター16の上端面
と接合し、外観上の見栄えが良くなるように配慮
されている。キツチン出窓11の窓部分17は、
採光、見栄えの観点から透明なガラス等で形成さ
れている。
而して、本実施例にあつては出窓底板14とフ
ラツトな上面板15bを有する出窓カウンター1
5との間の空間18を、排気装置19及びそのダ
クト20の設置空間とし、その余のスペースを調
味料等の収納ボツクス21、更にはダストボツク
ス28の設置空間としている。これにより、排気
装置19を設置した後の余分なスペースを有効利
用することが可能である。排気装置19は、フア
ン22が出窓底板14に固定設置されている。そ
して、そのダクト20の吸入口23は出窓カウン
ター15の前面板15aに開口されており、また
排気口24は出窓底板14に開口されて室外の大
気へ連通している。一方、収納ボツクス21は、
出窓カウンター15の前面板15aにおいて、ダ
クト20の吸入口23を除いた部分の領域に配置
され、該部分の前面板15a側から出し入れ自在
になされている。更にダストボツクス28は、そ
の開閉蓋28aが出窓カウンター15の前面板1
5aに設置されており、キツチン生ゴミ等を室内
側から室外へ排出できるようになつている。
なお、第1図乃至第3図において、25は流し
台16の上方に設置された戸棚、26は調理器
具、27は鍋である。
このように出窓底板14と出窓カウンター15
との空間18を利用して排気装置19及びそのダ
クト20を設置し、その余のスペースに収納ボツ
クス21やダストボツクス20を設置し、しかも
出窓カウンター15の前面板15a側にダクト2
0の吸入口23及びダストボツクス28の開閉蓋
28aを設置し、収納ボツクス21を前面板15
a側から出し入れ自在とすることにより、これら
の部材が出窓本来の採光、見栄え等の機能を損な
うことはない。むしろ室内側から見た場合のキツ
チン出窓11及びキツチン全体の調和が得られ、
美観上優れた利点を有する。
調理をするにあたつて、調味料等は適宜の収納
ボツクス20を引き出して取り出せばよく、便利
である。しかも、これらの調味料等が流し台カウ
ンター16上に散乱したまま放置されることがな
いので、この点でも見栄えが良い。また収納ボツ
クス20はナイフ、フオーク、スプーン等の小物
品も数多く収納することが可能である。調理時に
発生する湯気、熱気、煙り等は、排気装置19の
フアン22を駆動させることにより、出窓カウン
ター15の前面板15aに開口した吸入口23か
ら吸入され、ダクト20、フアン15、排気口2
4を経て室外へ排出される。つまり、湯気、熱
気、煙り等は、その発生源から直接的に吸引され
て室外へ排出され、第2図の矢符に示す流動経路
を取るので、出窓11の窓部分17に湯気等の付
着する機会がほとんどないと言つていい程少なく
なる。その結果、空気中に浮遊する塵埃の付着量
も少なくなり、ややもすれば汚れ勝ちなキツチン
出窓11において、窓部分17を長期間にわたつ
て鮮明に保つことができる。すなわち、従来のよ
うに出窓本来の採光、見栄え等の機能を早期に失
うことがない。また出窓11やキツチン室内の上
方へ排気する従来の場合に比較して、湯気、熱
気、煙り等が余分な経路を通らないようになり、
しかも下方へ引き込まれるのでキツチン使用者に
及ぼす影響も少なくなる。
ところで、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、吸入口23と収納ボツクス21及びダストボ
ツクス28との配置関係及びこれらの形状、収納
ボツクス21の数等はキツチンの形態、機能等に
応じて決定すればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、出窓カ
ウンターと出窓底板との間の空間へ排気装置及び
そのダクトを設置し、その余のスペースに調味料
等の収納ボツクスを設置して、小物品等の収納機
能と排気機能とを調和させることができ、前記空
間の有効利用が図れる。また出窓カウンターは断
面L字状であり、その上面板は出窓の全領域にお
いてフラツトであるため、出窓の下部領域に段差
の形成される場合等に比較して美観的に優れてい
る。更に前記各部材により出窓本来の有する採
光、見栄え等の機能が減退することはない。しか
も、出窓カウンターの前面板を利用してキツチン
出窓及びキツチン全体のデザイン上の調和を図る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るものであり、
第1図はキツチン出窓を室内側から見た斜視図、
第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1
図のB−B線断面図、第4図は従来のキツチン出
窓を示す斜視図である。 13……建物躯体、11……キツチン出窓、1
5……出窓カウンター、15a……前面板、15
b……上面板、19……排気装置、20……ダク
ト、23……吸入口、21……収納ボツクス、1
4……出窓底板、18……設置空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キツチンの建物躯体より外方へ突出して形成さ
    れた出窓において、出窓の下部領域にフラツトな
    上面板と前面板とよりなる断面L字状の出窓カウ
    ンターを設置し、該出窓カウンターと出窓底板と
    の間の空間を排気装置のダクトの設置空間とし、
    その余のスペースを調味料等の収納ボツクスの設
    置空間とし、前記出窓カウンターの前面板にダク
    トの吸入口を開口させると共に、前記収納ボツク
    スを出窓カウンターの前面板側から出し入れ自在
    に配置したことを特徴とするキツチン出窓。
JP16735885U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0130106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16735885U JPH0130106Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16735885U JPH0130106Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6275725U JPS6275725U (ja) 1987-05-15
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JP16735885U Expired JPH0130106Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP2790544B2 (ja) * 1990-12-26 1998-08-27 積水化学工業株式会社 給気口付きキッチン窓構造

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JPS6275725U (ja) 1987-05-15

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