JPH0539387Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539387Y2
JPH0539387Y2 JP1986036962U JP3696286U JPH0539387Y2 JP H0539387 Y2 JPH0539387 Y2 JP H0539387Y2 JP 1986036962 U JP1986036962 U JP 1986036962U JP 3696286 U JP3696286 U JP 3696286U JP H0539387 Y2 JPH0539387 Y2 JP H0539387Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front panel
ventilation
polluted air
curtain plate
intake port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986036962U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62149725U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986036962U priority Critical patent/JPH0539387Y2/ja
Publication of JPS62149725U publication Critical patent/JPS62149725U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539387Y2 publication Critical patent/JPH0539387Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、台所等において煮炊きに伴つてレ
ンジ等から立ち昇る油煙等の汚濁空気を補集し排
気するレンジフードフアンに関するものである。
[従来の技術] レンジフードフアンは基本的には汚濁空気の補
集機能を持つフード構造体に排気用の送風機を組
込み、ダクト等を介して外部に汚濁空気を排気す
るものであり、汚濁空気を効果的に補集するため
に大きなフード構造体を備えているものが多い。
例えば実開昭59−94228号公報に開示されている
それに看られるとうりである。フード構造体が比
較的コンパクトな従来例としては第5図及び第6
図に示すようなものがある。即ち、立ち昇る油煙
等の汚濁空気を補集し、これに組込まれた排気用
の送風機によつて吸引し外部に排気する本体23
は、フード構造体として構成されたボデイ24
と、排気ダクト25と、前面パネル26とを主体
として構成されている。ボデイ24には排気用の
送風機が組込まれ、局部換気用の吸込口27とし
て開口している下面から吸込口27として開口し
ている下面から吸込んだ汚濁空気をボデイ24の
上面に装着した排気ダクト25に吐出する。前面
パネル26はボデイ24の開放している前面を閉
蓋する形態にボデイ24の前面に装着されてい
る。この前面パネル26にはスリツト状の複数の
全体換気孔28が形成されていて、局部換気用の
吸込口27に補集されずに上方へ昇つた汚濁空気
が吸込まれたボデイ24の前面からボデイ24内
に導かれる。全体換気孔28から吸込まれる汚濁
空気はボデイ24の上面前部についたて状に取付
けられたコの字の幕板29と前面パネル26との
間に形成される通路を通りボデイ24の前面から
ボデイ24内に導かれる。幕板29は第6図に示
すような取付状態をとる本体23の上部に有つ
て、本体23と天井面との間隔を詰め、本体23
の上部背後側に汚濁空気が回り込むことを防ぐ。
なお、図において30は吊り戸棚を、31は調理
用のレンジをそれぞれ示す。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のレンジフードフアンにおいて
は、ボデイ24、排気ダクト25、前面パネル2
6、幕板29と構成部品点数が多く、製造におい
ては組立てが面倒であり、取付けにあたつては取
付作業が煩わしいうえ、取り付け位置によつては
天井面と幕板29との間に隙間ができ、寸法の合
う幕板29と取り変えないと隙間を閉止すること
ができないといつた難点があつた。
この考案はかかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、構成部品点数が少なく、組立
性、取付性が良く、全体換気用の取入口が埃や油
汚れで詰まることがほとんどないレンジフードフ
アンを得ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係るレンジフードフアンは、立ち昇
る油煙等の汚濁空気を補集し、これを組込まれた
排気用の送風機によつて吸引し外部に排気する本
体を、下部に前面前方にひさし状に張出す汚濁空
気の補集機能を持つ扁平な盤状フード部を有し、
下面が局部換気用の吸込口として、また前面が全
体換気用の吸込口としてそれぞれ開口し、かつ内
部には排気用の送風機が組込まれた箱形のボデイ
と、このボデイの前面に蓋状に取付けられる中空
盤状の上端の開放した前面パネルとにより構成
し、かつ上記前面パネルの上端には、本体の上部
背後側への汚濁空気の回り込みを規制する障壁と
しての幕板部材を上下方向へのスライドを可能に
差し込み連結して前面パネルの前側上端とその前
側下端との間に矩形の全体換気用の取入口を形成
し、この取入口を前面パネルの内部空間を介して
上記ボデイの全体換気用の吸込口に連絡させたも
のである。
[作用] この考案においては、本体がボデイと前面パネ
ルの二部品で構成されているので、製造において
の組立て作業、取付けに際しての取付け作業が簡
単になるうえ、全体換気用の取入口が、前面パネ
ルの剛性を低下させることなく目詰まりしにくく
清掃の容易な開口面積の十分に広いものとなり、
天井面との隙間も上下方向にスライドできる幕板
部材により、手軽に閉止することができる。
[実施例] 第1図から第4図はいずれも本考案の一実施例
としてのレンジフードフアンを示したものであ
る。レンジフードフアンの本体1は、立ち昇る油
煙等の汚濁空気を補集し、これを組込まれた排気
用の送風機2によつて吸引し外部に排気するもの
で、下面が局部換気用の吸込口3として、又前面
が全体換気用の吸込口4としてそれぞれ開口し、
内部には排気用の送風機2を吸込側を前方にして
組込んだ箱形のボデイ5と、ボデイ5の前面に装
着される前面パネル7とから構成されている。ボ
デイ5の下部には、前面が上記ボデイ5の前面前
方にひさし状に張出す汚濁空気の補集機能を持つ
扁平な盤状フード部6が備えられ、ボデイ5の上
面には排気ダクト8が設けられている。この排気
ダクト8は開閉ダンパを介しボデイ5内の送風機
2の吐出口に連絡している。ボデイ5の盤状フー
ド部6は、立ちの小さい角形の容器構造である。
盤状フード部6の前方に突き出した部分の天板に
は、その内部側に照明装置9と操作スイツチ10
にかかるスイツチボツクス11が取付けられてい
る。前面パネル7は、ボデイ5より高い立ち寸法
に形成され、ボデイ5の前面の全体換気用の吸込
口4に対応する下部側は一重の板金製であるが、
ボデイ5より上方に突出す上部は裏板12が裏打
ちされた中空構造で内部が通風路13となつてい
る。裏板12の下端は裏側に反りを付けた掛け止
め14として構成され、ボデイ5の前面上部に上
向きに突き出したフランジ15に差し込むことが
できる。裏板12の上端は前面側よりさらに上方
に延び出し、この部分に上下方向に伸びる二個の
長孔12Aが形成されている。しかして、前面パ
ネル7はボデイ5の前面に、掛け止め14のフラ
ンジ15への掛け止めと、下部のボデイ5へのね
じ付けとにより装着される。
前面パネル7の上端には本体1の上部背後側へ
の汚濁空気の回り込みを防ぐ障壁としての幕板部
材16が差し込み接続されている。幕板部材16
は、前面パネル7の通風路13に差し込み得る一
対のチヤンネル形の差込脚17Aを下部に有し、
背面には板状の取付脚17Bを垂下状に有す。幕
板部材16の下端前面部と前面パネル7の上端前
面部とは差込脚17Aの差し込みによつて矩形の
開口部、即ち全体換気用の取入口18を形成す
る。取入口18の背後側は裏板12と取付脚17
Bが重なり合い、取付脚17B側から裏板12の
長孔12Aへのねじ締結によつて上下方向のスラ
イドを可能に継ぎ合わされている。また取入口1
8の両側は差込脚17Aでそれぞれ閉止され、取
入口18は、通風路13にのみ連絡している。幕
板部材16の実質的な立ち寸法は、裏板12と取
付脚17Bの重なり合いをずらすことにより簡単
に変えることができ、天井面までの寸法に合わせ
て調整すれば良い。
前記照明装置9は盤状フード部6の前部内方に
組付けられたランプ19と、その上方の盤状フー
ド部6の天板寄りに取付けられた反射板20と、
ランプカバ21とからなる。ランプカバ21はボ
デイ5の吸込口3の前縁に対応する盤状フード部
6に一端側が蝶着され、他端側が盤状フード部6
の前面下部に掛け止めされ、形状においては盤状
フード部6の吸込空気流を円滑にする曲面による
吸込口3に向かう斜面をなす。ランプカバ21の
カバ機能は広範で、ランプ19はもちろんスイツ
チボツクス11も被覆する。その材料は透光性の
あるプラスチツクであるが、ランプ19に対応す
る部分については汚れの落ち易いガラス板22が
取外し可能にはめこまれている。そして、このラ
ンプカバ21に向き合う状態で盤状フード部6の
後部にフイルタFが斜状に装着されている。
しかして、上記実施例のレンジフードフアン
は、レンジ等から立ち昇る油煙等の汚濁空気を盤
状フード部6により補集し、これをボデイ5に組
込まれた排気用の送風機2によつて吸引し排気ダ
クト8から外部に排気することができる。そし
て、盤状フード部6に補集されずに立ち昇つた汚
濁空気は、前面パネル7と幕板部材16との間に
窓状に開口した開口面積の十分に広い取入口18
から通風路13に吸込まれ、ボデイ5の全体換気
用の吸込口4から送風機2に吸込まれ、局部換気
用の吸込口3から吸込まれた汚濁空気とともに排
気ダクト8から外部に排気される。こうした基本
的な換気機能の他に本例レンジフードフアンには
次のような特長がある。即ち、本体1が少ない構
成部品でできているので組立て作業がこれまでよ
り容易で、現場での取付け操作も梱包も楽であ
り、さらにランプカバ21が吸込流の抵抗となら
ず、吸込流の導入を改善するので換気機能も良好
である。また、全体換気用の取入口18を、前面
パネル7の剛性を低下させることなく目詰まりし
にくく清掃の容易な開口面積の十分に広いものと
でき、幕板部材16の上下方向の調節によつて、
取り付け位置によつて異なる天井面と前面パネル
7の上端との間を閉止させることができ、ダクト
によつて汚濁空気を全体換気用の吸込口4に導く
ことと同様の機能により、前面パネル7の背後へ
の汚濁空気の侵入をほぼ完全に規制することがで
きる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば少数部品で構
成したので、組立作業および取付作業が簡単にな
るうえ、全面パネルの上端に上下方向へのスライ
ドを可能に差し込み連結した幕板部材により、前
記前面パネルと天井面との隙間を手軽に閉止させ
ることができ、前記幕板部材とボデイより上部の
前記前面パネルの裏面に取付けられた裏板によ
り、前記前面パネルの背後側は負圧にはならない
ので、汚濁空気の回り込みをほぼ完全に規制する
ことができ、フードにより補集されなかつた汚濁
空気は全て前記前面パネル上部の取入口から吸込
まれ、前記前面パネルの内部を通り送風機に吸引
され外部へ排気されるので前記前面パネルの背後
側の壁、天井等はほとんど汚れず掃除の手間が省
けるという顕著な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのレンジフー
ドフアンの構成を示す斜視図、第2図は同じくそ
の縦断側面図、第3図は第2図のA矢印部を拡大
して示す説明図、第4図は幕板部材を単独に示す
斜視図、第5図は従来例を示す斜視図、第6図は
従来例を取付状態で示す説明図である。 図において、1は本体、2は送風機、3は吸込
口、5はボデイ、6は盤状フード部、7は前面パ
ネル、12Aは長孔、13は通風路、16は幕板
部材、17Aは差込脚、17Bは取付脚、18は
取入口である。なお、図中同一符号は、同一又は
相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立ち昇る油煙等の汚濁空気を補集し、これを組
    込まれた排気用の送風機によつて吸引し外部に排
    気する本体と、この本体の下部に前面にひさし状
    に張出す汚濁空気の補集機能を持つ盤状フード部
    を有するレンジフードフアンにおいて、下面が局
    部換気用の吸込口として、また前面が全体換気用
    の吸込口としてそれぞれ開口し、かつ内部に排気
    用の送風機が組込まれた箱形のボデイと、このボ
    デイの前面に蓋状に取付けられ、内部が通風路と
    して形成された中空盤状の上端を開放した前面パ
    ネルと、この前面パネルの上端に上下方向へのス
    ライドを可能に差し込み連結した幕板部材と、こ
    の幕板部材及び前記ボデイより上部の前記前面パ
    ネルの裏面に取付けられ汚濁空気の背後側への回
    り込みを閉塞する裏板とを備え、前記幕板部材と
    前記前面パネルとの間に全体換気用の取入口をボ
    デイより離れた上部に形成し、この取入口から前
    記前面パネルの前記通風路を介して前記ボデイの
    全体換気用の吸込口に連結させたことを特徴とす
    るレンジフードフアン。
JP1986036962U 1986-03-14 1986-03-14 Expired - Lifetime JPH0539387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986036962U JPH0539387Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986036962U JPH0539387Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62149725U JPS62149725U (ja) 1987-09-22
JPH0539387Y2 true JPH0539387Y2 (ja) 1993-10-06

Family

ID=30847849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986036962U Expired - Lifetime JPH0539387Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539387Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539388Y2 (ja) * 1986-06-05 1993-10-06

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943836B2 (ja) * 1977-06-23 1984-10-24 日本電気株式会社 半導体発光素子

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943836U (ja) * 1982-09-13 1984-03-22 富士工業株式会社 レンジフ−ド

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943836B2 (ja) * 1977-06-23 1984-10-24 日本電気株式会社 半導体発光素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62149725U (ja) 1987-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2097526A (en) Countertop range with proximity ventilation and electronic air cleaner
JPH0539387Y2 (ja)
KR102159103B1 (ko) 주방용 레인지 후드 시스템
JP3953012B2 (ja) レンジフード
JPH0334569Y2 (ja)
JP3627383B2 (ja) レンジフード
JPH03247937A (ja) レンジフード
JPS6335314Y2 (ja)
JPH0656271B2 (ja) 換気装置
JPH06137629A (ja) レンジフード
JPH0125232Y2 (ja)
JPS6315711Y2 (ja)
JPH0452601Y2 (ja)
JPH0711349B2 (ja) レンジフード
JPS6224196Y2 (ja)
BE1000997A6 (nl) Verluchtingssysteem van een aanbouwkeuken.
JPH0229043Y2 (ja)
JPS6146350Y2 (ja)
JPH04225743A (ja) 排気フード構造
JPS62149727U (ja)
JP2871432B2 (ja) レンジフード
JPH0347159Y2 (ja)
JP3692986B2 (ja) 給排気装置およびその組立方法
CN116336513A (zh) 一种侧吸式油烟机的集烟罩及侧吸式油烟机
JP3015875U (ja) 換気扇