JP2871432B2 - レンジフード - Google Patents

レンジフード

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JP2871432B2
JP2871432B2 JP5324939A JP32493993A JP2871432B2 JP 2871432 B2 JP2871432 B2 JP 2871432B2 JP 5324939 A JP5324939 A JP 5324939A JP 32493993 A JP32493993 A JP 32493993A JP 2871432 B2 JP2871432 B2 JP 2871432B2
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台所に設置されるコン
ロから上昇する油煙を屋外に排出する局所換気に使用さ
れるレンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、台所の局所換気に使用される換気
扇を組み込むタイプのレンジフードは、建築構造によっ
て、背面および左右側面に換気扇を組込み、調理によっ
て発生する油煙を排気することができるフード本体構造
と、フード前面を覆うフロントフードより構成されてお
り、調理中に発生した油煙はフロントフードやフード本
体に付着するため、誰でも楽に掃除ができることが望ま
れている。
【0003】このようなことから従来のこの種のレンジ
フードは、一般に図および図に示す構成であった。
すなわち図に示すように、前面と下面を開口し、背面と
左右側面に換気扇101を取り付ける換気扇取付孔1
02を有するフード本体103と、このフード本体10
3の前面をおおい下方に吸気口104を形成するフロン
トフード105と、フード本体103下方後部から側面
の換気扇取付孔102にかからないようにほぼ水平前方
に伸びて取り付けられたフィルター106と前記フロ
ントフード105の内面にあり、フロントフード105
フード本体103に取り付けたとき、フィルター10
6に接してフード本体103の前方をめくらにする前板
107と、フード本体103下方後部に設けられフィル
ター106を受ける仕切板108とを備えていた。そし
て、この構成のレンジフードを、その換気扇取付孔10
2を調理器具109の上方にある家屋の壁に設けられた
排気口110に合わすようにして家屋の壁面に取り付
け、その後、換気扇101をレンジフードの換気扇取付
孔102に設置していた。
【0004】上記構成において、換気扇101を運転す
ると、調理時に発生する油煙、臭気、排ガスPなどは吸
気口104から入り、前板107やフィルター106に
ぶつかった後、フィルター106を通り換気扇101か
ら壁に設けられた排気口110を通って屋外に排出され
るものがほとんどであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のレン
ジフードでは、換気扇101の取付位置よりも下部にフ
ィルター106を水平に設置し、このフィルター106
の前方をめくらにするように前板107を設けているた
め、フード本体103の下面とフィルター106間およ
びフロントフード105と前板107間に形成される空
間では、調理器具109から上昇した油煙がフィルター
106を通過するまでにフィルター106の下方にただ
よい広がろうとする油煙を捕集する空間としては容積が
まだ不十分なものであってフロントフード105の前方
から台所内に逃げて行く油煙が多いという課題があっ
た。
【0006】また、油煙はフィルター106または前板
107に当たり付着し、フロントフード105や前板1
07に付着した油は下方へ垂れ下がり、調理器具109
へ落下したりするため、フロントフード105やフィル
ター106をフード本体103より取り外して掃除をし
ていたので、取り外しの際、前板107を有して重量の
あるフロントフード105などは掃除が大変であるとい
う課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、フー
ド本体およびフロントフードより外部に油煙が放散され
るのを防止し、油煙の捕集効率を向上することのできる
レンジフードを提供することを第1の目的とする。第2
の目的は、付着した油を除去する掃除が簡単にできるよ
うにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のレンジフードは
上記第1の目的を達成するために、第1の手段は、前面
と下面を開口し、背面と左右側面に換気扇の取付孔を有
した箱体状のフード本体と、このフード本体の背面側内
面に前記下面の開口より吸い込まれる油煙を吸着するフ
ィルターの後部を受けるように設けられる仕切板と、
記フード本体の前面の開口を塞ぐように垂直に設けら
れ、その下端部で前記フィルターの前部を受ける前板
と、この前板を覆うように下方が前方に拡がった形状
前記フード本体に着脱自在に設けられ、このフード
本体の下面開口と共に吸気口を形成するフロントフード
と、このフロントフードの下部内面に設けたフロントフ
ード側油受けとを備え、前記前板の前記フィルター前部
より上方位置に、前記フロントフード内部と前記フード
本体内部とを連通させる開口部を設け、前記フィルター
前記前板から前記仕切板に向かい下降するように傾斜
させて配設した構成とする。また、第2の目的を達成す
るために、第2の手段は、前板の開口部の上縁に、フー
ド本体内下方に傾斜したフランジを設けた構成とする。
【0009】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、調
理時に発生し、まっすぐに上昇する油煙はフード本体
設けたフィルターから捕集され、一部のフロントフード
側に逃げようとする油煙は前板に設けた開口部よりフー
ド本体内に吸気され、フロントフードとフード本体に付
着した油は別々に回収され、そして回収された油を掃除
するときに取り外すフロントフードは前板がないの
で、簡単に取り外せることになる。また、第2の手段の
構成により、前板に付着して垂れ下がってくる油は、開
口部からフランジに沿ってフィルターに滴下し、フィル
ターに滴下した油は、フィルターに沿って仕切板側へ流
れ、仕切板に集まる。そして、フード本体側では、付着
した油を除去する掃除は、仕切板を設けた箇所だけで行
えばよいこととなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
【0011】図に示すように、前面と下面を開口し、背
面および側面に換気扇1を取り付ける孔またはハーフ
パンチよりなる換気扇の取付孔2を有した箱体状のフー
ド本体5を形成し、フード本体5の背面側内面に下面の
開口より吸い込まれる油煙を吸着するフィルター3の後
部を受けるように仕切板4を設け、フード本体5の前面
の開口を塞ぐように垂直に前板8を設け、この前板8の
仕切板4より上方の位置でフィルター3の前部を受け、
フィルター3を前板8から仕切板4に向かい下降するよ
うに傾斜させて着脱自在に設け、前板8にはフード本体
5の内部と外部を連通させる開口部8aを、フィルター
3の前部より上方の位置に形成している
【0012】そして、前板8を覆うように下方が前方に
拡がった形状でフード本体5の下面の開口と共に吸気
口6を形成し、前板8の開口部8aを介して、その内部
とフード本体5の内部を連通するようにフード本体5に
フロントフード7を着脱自在に設け、フロントフード7
の下部内面にはフロントフード側油受け9を設けてい
。上記構成において、レンジフードを運転すると、調
理時に調理器具10から発生しまっすぐ上昇する油煙、
臭気、排ガスPなどは、フード本体5に設けたフィルタ
ー3を通りフィルター3に油等は吸着されて捕集され
る。
【0013】このとき、フィルター3を通るまでにフィ
ルター3の下方にただよっていた油煙等は、傾斜したフ
ィルター3に沿ってフロントフード7側に向かい上昇
フロントフード7内に油煙Paとして流れる。そして、
フロントフード7内とフード本体5内を連通している開
口部8aによりフード本体5内に向かい流ている空気
流によってフロントフード7内の油煙Paはフード本
体5内に吸い込まれ、フィルター3を通って吸い込まれ
た空気と共に背面または側面の換気扇の取付孔2に設置
された換気扇1から屋外に排出される。
【0014】また、フィルター3に吸着された油は、フ
ィルター3が仕切板4側に向かい下降するように傾斜し
て設けられているので、仕切板4側に流れて溜まり
ロントフード7内の内側前面に衝突し付着した油煙は
フロントフード7に設けたフロントフード側油受け9に
受け止められる。
【0015】また、掃除をするときには、フロントフー
ド7およびフィルター3を取り外すことにより前板8も
共に掃除を行うことができる。
【0016】このように本発明の第1実施例のレンジフ
ードによれば前面と下面を開口したフード本体5内に仕
切板4と垂直状の前板8によりフィルター3を傾斜して
設け、下方が前方に拡がった形状で前板8を覆う形状の
フロントフード7を設け、前板8にはフロントフード7
内からフード本体5内に空気が流通する開口部8aを設
けているので、フィルター3にただよっていた油煙がフ
ロントフード7側に流れても、容積の大きいフロントフ
ード7内に受け止められると共に、開口部8aを通って
屋外へ排出されることとなり、フードの外方に油煙が放
散されるのが防止され台所等の汚染されるのが防止でき
る。また、掃除の際着脱するフロントフード7には他部
品が設けられていないため、重量も軽く着脱も容易にで
きる。
【0017】つぎに本発明の第2実施例について図3〜
図5を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一
部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0018】図に示すように、前板8に設けられる開口
部8bを前板8の下方部に設け、開口部8bの上縁に
フード本体5内方に向けフィルター3の上面側に傾斜し
た油を誘導するフランジ8cを形成し、また、仕切板4
に溜まった油を下方で受けるフード本体側油受け5aを
設けている
【0019】上記構成において、調理中に発生し前板8
に付着した油Pbは、前板8に沿って下方に垂れ下がり
開口部8bを通りフード本体5内に向いたフランジ8
cに沿って垂れる。また、フィルター3とフランジ8c
の関係は、図5に示す位置関係になっているため、フラ
ンジ8cの先端より滴下した油Pbはフィルター3のフ
ィルタフランジ3aに落ちる。このとき、前板8、フラ
ンジ8c、フィルター3、フィルターフランジ3aとの
寸法関係は、前板8の内面からフランジ8cの先端まで
の寸法をAとし、前板8の開口部8bの下方部の前板8
からフィルター3の受部部分までの寸法をBとし、フィ
ルター3の受部部分からフィルターフランジ3aの内側
の寸法をCとしたとき、(B+C>A>B)とする。フ
ィルターフランジ3aに滴下した油Pbはフィルター3
の傾斜に沿って後方へ流れ、フード本体5に配設された
仕切板4に溜まる。そして仕切板4へ溜まった油Pbは
仕切板4の左右端部より、フード本体側油受け5aに流
れ溜まり、掃除の際もフード本体側油受け5aを掃除す
るだけでよくなる。
【0020】このように本発明の第2実施例のレンジフ
ードによれば、前板8開口部8bの上縁にフード本体
5内に向いてフランジ8cが斜め下方に形成され、仕切
板4に溜まった油を受けるフード本体側油受け5aを設
けたので、フード本体5および前板8に付着した油をフ
ード本体側油受け5aの一ヵ所に回収することができ、
調理器具等に油も滴下しなくなり、油掃除も簡単にでき
ることとなる。
【0021】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、調理時発生した油煙が、フィルターからす
べて吸い込まれずにフィルターの下方をただよう場合、
フィルターの傾斜した面に沿ってフロントフード側に流
れていき、油煙はフロントフード内部から前板の開口部
を通ってフード本体内に吸入されていくので、フード本
体およびフロントフードから外部に油煙が流れ出すのを
防止し、油煙の捕集効率を向上させることができる。ま
た、掃除の際、着脱するフロントフードには、他部品が
設けられていないので、重量が軽く掃除性が向上する。
さらに、前板の開口部の上縁に、フード本体内下方に傾
斜したフランジを設けることにより、フード本体および
前板に付着した油を、フィルターから仕切板側に集める
ように回収することができ、掃除性がさらに向上するこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のレンジフードの設置状態
を示す概略図
【図2】同第1実施例のレンジフードのフロントフード
を外した状態を示す斜視図
【図3】同第2実施例のレンジフードの前板部分の構成
を示す斜視図
【図4】同第2実施例のレンジフードの油煙等の捕集状
態を示す断面図
【図5】同第2実施例のレンジフードのフィルターとフ
ランジの関係を示す説明図
【図6】従来のレンジフードの設置状態を示す概略図
【図7】同レンジフードの斜視図
【符号の説明】
1 換気扇 2 換気扇取付孔 3 フィルター 4 仕切板 5 フード本体 5a フード本体側油受け 6 吸気口 7 フロントフード 8 前板 8a 開口部 8b 開口部 8c フランジ 9 フロントフード側油受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/06 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面と下面を開口し、背面と左右側面に
    換気扇の取付穴を有した箱体状のフード本体と、このフ
    ード本体の背面側内面に、前記下面の開口より吸い込ま
    れる油煙を吸着するフィルターの後部を受けるように設
    けられる仕切板と、前記フード本体の前面の開口を塞ぐ
    ように垂直に設けられ、その下端部で前記フィルターの
    前部を受ける前板と、この前板を覆うように下方が前方
    に拡がった形状で、前記フード本体に着脱自在に設けら
    れ、このフード本体の下面開口と共に吸気口を形成する
    フロントフードと、このフロントフードの下部内面に設
    けたフロントフード側油受けとを備え、前記前板の前記
    フィルター前部より上方位置に、前記フロントフード内
    部と前記フード本体内部とを連通させる開口部を設け、
    前記フィルターを前記前板から前記仕切板に向かい下降
    するように傾斜させて配設したレンジフード。
  2. 【請求項2】 前板の開口部の上縁に、フード本体内下
    方に傾斜したフランジを設けた請求項1記載のレンジフ
    ード。
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