JP3692986B2 - 給排気装置およびその組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、所定局所領域の外周囲を覆うエアカーテン流を形成し、該エアカーテン流の内側において、当該局所領域の空気を吸引することにより外部に排気するようにした給排気装置およびその組立方法に関するものである。
【先行技術】
【0003】
例えば所定の局所領域の換気を行う給排気装置として、当該局所領域の外周囲を覆うようにエアカーテン状に空気を送風する一方、該エアカーテン流内において、当該局所領域の空気を吸引して外部に排出するようにしたものが、本願発明者等によって既に提案されている。
【0004】
例えば、その一例として図5および図6に示されるようなものがある。
【0005】
図5および図6に示す給排気装置は、一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調理器具の上方部に設けられ、該加熱調理器具の外周囲を、室外から導入した外気F1による上方側から下方側への螺旋状の旋回流エアカーテンによって包み込んで、外乱による漏れを防止することにより、前記所定局所領域の加熱調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排気できるようになっており、下方側所定局所領域の空気F2を集気して排気する直方体形状の排気フード1と、該排気フード1の4個の側壁1a,1a・・に取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に前記した旋回流エアカーテンを形成すべく空気F2を吹き出す空気吹出口3,3・・をそれぞれ有する給気チャンバーユニット2,2・・とを備えて構成されている。
【0006】
また、図6に示すように、該排気フード1の集気用開口1bの上方部には、下方側所定局所領域から出る室内空気F2中のオイルミスト成分を回収除去するための、例えば金属メッシュ構造のグリスフィルタ4が設けられている。
【0007】
このグリスフィルタ4は、図示のように、下方側樋状の油受け5および上方側隔壁状の取付板6を介してVの字状に上方側を開いて並設されており、前記集気用開口1bを介して上方に吸込まれ、排気ダクト方向に流れて行く室内空気中のオイルミスト成分を確実に回収除去する。該オイルミスト成分の回収時において、前記グリスフィルタ4から流れ落ちるオイルは、前記下方側油受け5内に留められ、前記一端側低位部から外部への所望の油取出通路(図示省略)を介して取り出される。
【0008】
一方、上記給気チャンバーユニット2,2・・は、図示のように、上記直方体形状の排気フード1の前後左右側壁1a,1a・・に対応する4組の相互に独立して形成されている。
【0009】
即ち、該各給気チャンバーユニット2は、天板7a、前板7b、底板7cを有する背面が開放された断面略長方形構造の箱体7よりなっており、前記排気フード1の側壁1aに固着された取付板8に対して着脱自在に取り付けられることとなっている。該取付板8の上端部8aと排気フード1の側壁1aとの間には、上方が開放された係合隙間9が形成されており、該係合隙間9に対して給気チャンバーユニット2の天板7aにおける背面側端部に下向きに一体に突設されたリブ10を係止することにより、給気チャンバーユニット2が着脱自在に取り付けられることとなっている。従って、取付状態においては、給気チャンバーユニット2の背面側は、前記取付板8によって閉塞されることとなっている。符号11は給気チャンバーユニット2の天板7aの前端と天井Cとの間に配設された目隠し用の遮蔽板11である。
【0010】
そして、前記給気チャンバーユニット2を構成する前記箱体7の内部を底部側傾斜板部12bと上部側垂直板部12aよりなる仕切板12によって、大容積の給気空間13と上下方向に延び且つ前記取付板8との間に形成される小容積の整流通路14とに区画し、背面側から前面側へ下降傾斜された底板7cとともに上記上方から下方にストレートに延びた整流通路14の下流部を前記背面側から前面側方向に下降傾斜させることによって、上方位置から下方位置外方に向けて所定の傾斜角で斜め前方に傾斜した空気吹出通路15を形成している。そして、該空気吹出通路15部分に螺旋方向下方に所定の傾斜角を有した旋回流生成ステータ(旋回流生成手段)16,16・・・を長手方向に所定の間隔を保って並設するとともに同通路15の下流域を空気吹出口3に構成している。
【0011】
一方、天板7aには給気ダクト接続口17が設けられており、給気ダクト18を介して外気F1が給気空間13に供給されることとなっている。該給気空間13の上流域には、給気ダクト18および給気ダクト接続口17を介して供給される給気(換言すれば、外気F1)を水平方向に拡散分流する給気分流手段として作用する複数の給気流通穴20,20・・を有する樋状の仕切り部材19が設けられている。
【0012】
また、図5に示すように、この給排気装置においては、排気フード1の側壁1a,1a・・に取り付けられた給気チャンバーユニット2,2・・の突き合わせ部(即ち、角部)A,A・・は、四角柱形状の飾り板21,21・・によって化粧されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上記のような構造の給排気装置の場合、給気チャンバーユニット2を、排気フード1の側壁1aに固着された取付板8に対して着脱自在に取り付けるようにしているため、取付板8が必要となるとともに、該取付板8を排気フード側壁1aに固着するための構造および取付作業が必要となり、構造の複雑化および組立作業の複雑化を招くという不具合がある。
【0014】
本願発明は、上記課題を解決するためになされたもので、給気チャンバーユニットの取付構造および組立作業を簡略化することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、下方側所定局所領域の空気F2を集気して排気する排気フード1と、該排気フード1の側壁1aに取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に空気F1を吹き出す空気吹出口3を有する給気チャンバーユニット2とからなり、前記給気チャンバーユニット2の給気通路内壁を、前記排気フード1の側壁1aで構成した給排気装置において、前記給気チャンバーユニット2の上端内縁および下端部に突設した上部および下部取付フランジ22,23を、前記排気フード1の天面1cおよび側壁1aに対してそれぞれ止着子24,25により着脱可能に取り付けるようにしている。
【0016】
上記のように構成したことにより、取付フランジ22,23を止着子24,25により取り付けるという簡易な手段で給気チャンバーユニット2の排気フード1への取付が完了することとなり、取付作業性が向上する。
【0017】
請求項2の発明におけるように、請求項1記載の給排気装置において、前記下部取付フランジ23と前記排気フード側壁1aとを結合する止着子25を該排気フード1の内方から止着操作されるものとした場合、下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを結合させるための止着子25の止着作業が作業スペースの広い排気フード1の内方から行うことができ、止着作業性が一層向上する。
【0018】
請求項3の発明におけるように、請求項1および2いずれか一項記載の給排気装置において、前記上部取付フランジ22の内端に、前記排気フード天面1cに形成された係合穴26に係合して位置決めを行う突起27を一体に突設した場合、上部取付フランジ22に突設した突起27を、排気フランジ天面1cに形成した係合穴26に係合することにより、給気チャンバーユニット2の位置決めを行うことができ、給気チャンバーユニット2の取付作業性がより一層向上する。
【0019】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3いずれか一項記載の給排気装置において、前記空気吹出口3から吹き出される空気F1に旋回成分を付与する旋回流生成手段16を付設した場合、空気吹出口3から吹き出される空気F1に旋回流生成手段16によって旋回成分が付与されることとなり、加熱調理器具の外周囲が、吹出空気流F1により生成される旋回流エアカーテンによって包み込まれることとなる。従って、外乱による漏れが防止されることとなり、前記所定局所領域の加熱調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排気できることとなる。
【0020】
請求項5の発明では、上記課題を解決するための方法として、下方側所定局所領域の空気F2を集気して排気する排気フード1と、該排気フード1の側壁1aに取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に空気F1を吹き出す空気吹出口3を有する給気チャンバーユニット2とからなる給排気装置の組立方法において、前記給気チャンバーユニット2の上端内縁に突設した上部取付フランジ22を前記排気フード1の天面1c上に載置仮止めし且つ前記給気チャンバーユニット2の下端部に突設した下部取付フランジ23を前記排気フード1の側壁1aに当接した後、前記上部取付フランジ22と前記排気フード天面1cとを止着子24により着脱可能に結合し、その後、前記下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを排気フード1内方から止着される止着子25により着脱可能に結合するようにしている。
【0021】
上記のような組立方法を採用したことにより、給気チャンバーユニット2の上部取付フランジ22を排気フード1の天面1c上に載置仮止めし且つ前記給気チャンバーユニット2の下端部に突設した下部取付フランジ23を前記排気フード1の側壁1aに当接した後、前記上部取付フランジ22と前記排気フード天面1cとを止着子24により着脱可能に結合し、その後、前記下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを排気フード1内方から止着される止着子25により結合するという簡単な作業で給気チャンバーユニット2の取付が完了することとなり、構造および取付作業の簡略化を図ることができる。しかも、作業スペースの広い排気フード1の内方からの止着子25に対する止着作業により取り付けられることとなっているので、取付作業性がより一層向上する。
【0022】
請求項6の発明におけるように、請求項5載の給排気装置の組立方法において、前記上部取付フランジ22の内端には下向きの突起27を一体に突設して、該突起27を前記排気フード天面1cに形成された係合穴26に係合することにより位置決めを行うようにした場合、上部取付フランジ22に突設した突起27を、排気フランジ天面1cに形成した係合穴26に係合することにより、給気チャンバーユニット2の位置決めを行うことができることとなり、給気チャンバーユニット2の取付作業性がより一層向上する。
【発明の実施の形態】
【0023】
以下、添付の図面を参照して本願発明の好適な実施の形態にかかる給排気装置が示されている。
【0024】
この給排気装置は、従来技術の項において既に説明したものとほぼ同様な構造を有しており、図1および図2に示すように、例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調理器具の上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲を室外から導入した外気(給気)F1による上方側から下方側への螺旋状の旋回流エアカーテンによって包み込んで、外乱による漏れを防止することにより、前記所定局所領域の加熱調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排気できるようになっている。
【0025】
この給排気装置は、図1に示すように、下方側所定局所領域の空気(排気)F2を集気して排気する直方体形状の排気フード1と、該排気フード1の4個の側壁1a,1a・・に取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に前記した旋回流エアカーテンを形成すべく空気(給気)F1を吹き出す空気吹出口3,3・・をそれぞれ有する給気チャンバーユニット2,2・・とを備えて構成されている。
【0026】
また、図2に示すように、該排気フード1の集気用開口1bの上方部には、下方側所定局所領域から出る室内空気F2中のオイルミスト成分を回収除去するための、例えば金属メッシュ構造のグリスフィルタ4,4が設けられている。
【0027】
このグリスフィルタ4,4は、図示のように、下方側樋状の油受け5および上方側隔壁状の取付板6,6を介してVの字状に上方側を開いて並設されており、前記集気用開口1bを介して上方に吸込まれ、排気ダクト方向に流れて行く室内空気F2中のオイルミスト成分を確実に回収除去する。該オイルミスト成分の回収時において、前記グリスフィルタ4,4から流れ落ちるオイルは、前記下方側油受け5内に留められ、前記一端側低位部から外部への所望の油取出通路(図示省略)を介して取り出される。
【0028】
一方、上記給気チャンバーユニット2,2・・は、図1に示すように、上記直方体形状の排気フード1の前後左右側壁1a,1a・・に対応する4個が相互に独立して形成されている。そして、本実施の形態においては、給気チャンバーユニット2,2・・の突き合わせ部(即ち、角部)A,A・・を化粧するために設けられるは飾り板21は三角柱形状とされている。このようにすると、従来の四角柱形状のものに比べて給排気装置全体の寸法が小型化できるとともに、飾り板21のコストも抑えられる。
【0029】
そして、前記各給気チャンバーユニット2は、天板7a、前板7b、底板7cを有する背面が開放された断面略長方形構造の箱体7よりなっており、該箱体7の内部は、底部側傾斜板部12bと上部側垂直板部12aよりなる仕切板12によって、大容積の給気空間13と上下方向に延び且つ前記排気フード1の側壁1aとの間に形成される小容積の整流通路14とに区画されている。
【0030】
そして、背面側から前面側へ下降傾斜された底板7cとともに前記上方から下方にストレートに延びた整流通路14の下流部を前記背面側から前面側方向に下降傾斜させることによって、上方位置から下方位置外方に向けて所定の傾斜角で斜め前方に傾斜した空気吹出通路15が形成されている。該空気吹出通路15部分には、螺旋方向下方に所定の傾斜角を有した旋回流生成ステータ(旋回流生成手段)16,16・・・が長手方向に所定の間隔を保って並設されるとともに同通路15の下流域は空気吹出口3とされている。このようにすると、空気吹出口3から吹き出される空気F1に旋回流生成手段16によって旋回成分が付与されることとなり、加熱調理器具の外周囲が、吹出空気流F1により生成される旋回流エアカーテンによって包み込まれることとなる。従って、外乱による漏れが防止されることとなり、前記所定局所領域の加熱調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排気できることとなる。
【0031】
一方、前記箱体7の天板7aには給気ダクト接続口17が設けられており、給気ダクト18を介して外気(給気)F1が給気空間13に供給されることとなっている。該給気空間13の上流域には、給気ダクト18および給気ダクト接続口17を介して供給される給気(換言すれば、外気F1)を水平方向に拡散分流する給気分流手段として作用する複数の給気流通穴20,20・・を有する樋状の仕切り部材19が設けられている。
【0032】
前記給気チャンバーユニット2の上端内縁(即ち、箱体7の天板7aの内縁)および下端部(即ち、箱体7の底板7cの内端)には、前記天板7aから水平に延設された上部取付フランジ22および前記底板7cの内端から下向きに延設された下部取付フランジ23が一体に突設されており、前記上部および下部取付フランジ22,23を、前記排気フード1の天面1cおよび側壁1aに対してそれぞれ止着子24,25により着脱可能に結合することによって、給気チャンバーユニット2が排気フード1の側壁1aに着脱可能に取り付けられることとなっている。なお、前記下部取付フランジ23は上向きに延設させてもよい。
【0033】
前記上部取付フランジ22と排気フード天板1cとを結合する止着子24としては、図4(イ)に示すように、上方からの螺着される場合において天井Cの邪魔にならないように皿ネジが採用され、前記下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを結合する止着子25としては、図4(ロ)に示すように、前記排気フード1の内方から螺着されるビスが採用される。このようにすると、作業スペースの広い排気フード1の内方からのビス25に対する止着作業により取り付けられることとなり、取付作業性がより一層向上する。なお、止着子24の場合、下方(換言すれば、排気フード1の内方)から螺着してもよく、その場合、皿ネジにこだわらなくともよい。
【0034】
また、前記上部取付フランジ22の内端には、図4(イ)に示すように、前記排気フード天面1cに形成された係合穴26に係合して位置決めを行う突起27が下向きに一体に突設されている。この突起27および係合穴26は、給気チャンバーユニット2の長手方向に等間隔で少なくとも2個以上形成するのが望ましい。このようにすると、上部取付フランジ22に突設した突起27を、排気フランジ天面1cに形成した係合穴26に係合することにより、給気チャンバーユニット2の位置決めを行うことができ、給気チャンバーユニット2の取付作業性がより一層向上する。
【0035】
図面中、符号28は排気ダクト接続口、29は油溜まり溝である。
【0036】
ついで、上記のような構造の給排気装置における給気チャンバーユニットの組立手順について説明する。
【0037】
給気チャンバーユニット2の上部取付フランジ22を排気フード1の天面1c上に載置し、上部取付フランジ22の突起27を係合穴26に係合させて位置決めして仮止めし且つ前記給気チャンバーユニット2の下端部に突設した下部取付フランジ23を前記排気フード1の側壁1aに当接した後、前記上部取付フランジ22と前記排気フード天面1cとを皿ネジ24により着脱可能に結合し、その後、前記下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを排気フード1内方から止着されるビス25により結合するという簡単な作業で給気チャンバーユニット2の取付が完了することとなる。従って、構造および取付作業の簡略化を図ることができるのである。
【発明の効果】
【0038】
請求項1の発明によれば、下方側所定局所領域の空気F2を集気して排気する排気フード1と、該排気フード1の側壁1aに取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に空気F1を吹き出す空気吹出口3を有する給気チャンバーユニット2とからなり、前記給気チャンバーユニット2の給気通路内壁を、前記排気フード1の側壁1aで構成した給排気装置において、前記給気チャンバーユニット2の上端内縁および下端部に突設した上部および下部取付フランジ22,23を、前記排気フード1の天面1cおよび側壁1aに対してそれぞれ止着子24,25により着脱可能に取り付けるようにしたので、取付フランジ22,23を止着子24,25により取り付けるという簡易な手段で給気チャンバーユニット2の排気フード1への取付が完了することとなり、取付作業性が向上するという効果がある。
【0039】
請求項2の発明におけるように、請求項1記載の給排気装置において、前記下部取付フランジ23と前記排気フード側壁1aとを結合する止着子25を該排気フード1の内方から止着操作されるものとした場合、下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを結合させるための止着子25の止着作業が作業スペースの広い排気フード1の内方から行うことができ、止着作業性が一層向上する。
【0040】
請求項3の発明におけるように、請求項1および2のいずれか一項記載の給排気装置において、前記上部取付フランジ22の内端に、前記排気フード天面1cに形成された係合穴26に係合して位置決めを行う突起27を一体に突設した場合、上部取付フランジ22に突設した突起27を、排気フランジ天面1cに形成した係合穴26に係合することにより、給気チャンバーユニット2の位置決めを行うことができ、給気チャンバーユニット2の取付作業性がより一層向上する。
【0041】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3のいずれか一項記載の給排気装置において、前記空気吹出口3から吹き出される空気F1に旋回成分を付与する旋回流生成手段16を付設した場合、空気吹出口3から吹き出される空気F1に旋回流生成手段16によって旋回成分が付与されることとなり、加熱調理器具の外周囲が、吹出空気流F1により生成される旋回流エアカーテンによって包み込まれることとなる。従って、外乱による漏れが防止されることとなり、前記所定局所領域の加熱調理器具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に排気できることとなる。
【0042】
請求項5の発明によれば、下方側所定局所領域の空気F2を集気して排気する排気フード1と、該排気フード1の側壁1aに取り付けられ、下方側に該排気フード1の集気用開口1bの外周囲に空気F1を吹き出す空気吹出口3を有する給気チャンバーユニット2とからなる給排気装置の組立方法において、前記給気チャンバーユニット2の上端内縁に突設した上部取付フランジ22を前記排気フード1の天面1c上に載置仮止めし且つ前記給気チャンバーユニット2の下端部に突設した下部取付フランジ23を前記排気フード1の側壁1aに当接した後、前記上部取付フランジ22と前記排気フード天面1cとを止着子24により着脱可能に結合し、その後、前記下部取付フランジ23と排気フード側壁1aとを排気フード1内方から止着される止着子25により着脱可能に結合するようにしているので、簡単な作業で給気チャンバーユニット2の取付が完了することとなり、構造および取付作業の簡略化を図ることができるという効果がある。しかも、作業スペースの広い排気フード1の内方からの止着子25に対する止着作業により取り付けられることとなっているので、取付作業性がより一層向上するという効果もある。
【0043】
請求項6の発明におけるように、請求項5記載の給排気装置の組立方法において、前記上部取付フランジ22の内端には下向きの突起27を一体に突設して、該突起27を前記排気フード天面1cに形成された係合穴26に係合することにより位置決めを行うようにした場合、上部取付フランジ22に突設した突起27を、排気フランジ天面1cに形成した係合穴26に係合することにより、給気チャンバーユニット2の位置決めを行うことができることとなり、給気チャンバーユニット2の取付作業性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態にかかる給排気装置の斜視図である。
【図2】 図1のII−II拡大断面図である。
【図3】 本願発明の実施の形態にかかる給排気装置の腰部を示す拡大斜視図である。
【図4】 本願発明の実施の形態にかかる給排気装置における給気チャンバーユニットの結合部の構造を示す拡大断面図であり、(イ)は上部取付フランジと排気フード天面との結合部を示し、(ロ)は下部取付フランジと排気フード側壁との結合部を示している。
【図5】 先行例にかかる給排気装置の斜視図である。
【図6】 先行例にかかる給排気装置の拡大半断面図である。
【符号の説明】
1は排気フード、1aは側壁、1bは集気用開口、1cは天面、2は給気チャンバーユニット、3は空気吹出口、16は旋回流生成手段(旋回流生成ステータ)、22は上部取付フランジ、23は下部取付フランジ、24は止着子(皿ネジ)、25は止着子(ビス)、26は係合穴、27は突起、F1は給気(外気)、F2は排気(室内空気)。
Claims (6)
- 下方側所定局所領域の空気(F2)を集気して排気する排気フード(1)と、該排気フード(1)の側壁(1a)に取り付けられ、下方側に該排気フード(1)の集気用開口(1b)の外周囲に空気(F1)を吹き出す空気吹出口(3)を有する給気チャンバーユニット(2)とからなり、該給気チャンバーユニット(2)の給気通路内壁を、前記排気フード(1)の側壁(1a)で構成した給排気装置であって、前記給気チャンバーユニット(2)の上端内縁および下端部に突設した上部および下部取付フランジ(22),(23)を、前記排気フード(1)の天面(1c)および側壁(1a)に対してそれぞれ止着子(24),(25)により着脱可能に取り付けたことを特徴とする給排気装置。
- 前記下部取付フランジ(23)と前記排気フード側壁(1a)とを結合する止着子(25)を該排気フード(1)の内方から止着操作されるものとしたことを特徴とする前記請求項1記載の給排気装置。
- 前記上部取付フランジ(22)の内端には、前記排気フード天面(1c)に形成された係合穴(26)に係合して位置決めを行う突起(27)を一体に突設したことを特徴とする前記請求項1および2のいずれか一項記載の給排気装置。
- 前記空気吹出口(3)から吹き出される空気(F1)に旋回成分を付与する旋回流生成手段(16)を付設したことを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の給排気装置。
- 下方側所定局所領域の空気(F2)を集気して排気する排気フード(1)と、該排気フード(1)の側壁(1a)に取り付けられ、下方側に該排気フード(1)の集気用開口(1b)の外周囲に空気(F1)を吹き出す空気吹出口(3)を有する給気チャンバーユニット(2)とからなる給排気装置の組立方法であって、前記給気チャンバーユニット(2)の上端内縁に突設した上部取付フランジ(22)を前記排気フード(1)の天面(1c)上に載置仮止めし且つ前記給気チャンバーユニット(2)の下端部に突設した下部取付フランジ(23)を前記排気フード(1)の側壁(1a)に当接した後、前記上部取付フランジ(22)と前記排気フード天面(1c)とを止着子(24)により着脱可能に結合し、その後、前記下部取付フランジ(23)と排気フード側壁(1a)とを排気フード(1)内方から止着される止着子(25)により着脱可能に結合するようにしたことを特徴とする給排気装置の組立方法。
- 前記上部取付フランジ(22)の内端には下向きの突起(27)を一体に突設して、該突起(27)を前記排気フード天面(1c)に形成された係合穴(26)に係合することにより位置決めを行うようにしたことを特徴とする前記請求項5記載の給排気装置の組立方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001277858A JP3692986B2 (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 給排気装置およびその組立方法 |
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