JP2009198082A - 排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、厨房で発生する油煙などの汚染排気を室外に排出する排気装置に係り、特に業務用の厨房で発生する汚染排気の排気口への誘引を誘導空気によって行うとともにグリスフィルタを新たな配設構造とすることによってグリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させるようにしたものである。
【解決手段】誘導空気出口と排気発生スペースとの間を誘導空気ダクトで接続し、誘導空気ダクトの一側に誘導空気吹出口からの誘導空気を排気口に導く誘導板を設け、排気チャンバーにはグリスフィルタを上面が上流側に面し下面が下流側に面するように斜めに立設して、下方から排気チャンバーに押し込んだ誘導空気及び排気を、排気チャンバー内で斜め上方から斜め下方に流れるように方向転換させることにより遠心力を作用させて排気中の油滴と空気との分離をさせてグリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させた。
【選択図】図2

Description

本発明は、厨房で発生する油煙などの汚染排気を室外に排出する排気装置に係り、特に業務用の厨房で発生する汚染排気の排気口への誘引を誘導空気によって行うとともにグリスフィルタによって油分の捕集を行うようにした排気装置に関するものであって、グリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させるようにした排気装置である。
従来、図7に示す厨房排気装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この厨房排気装置41は、厨房42に建物43の外へ延びる排気ダクト44を設置している。この排気ダクト44は、厨房42内に設けた排気フード45から室外側の排気ファン46まで連通し、排気を排気フード45から排気ダクト44を介して外気中に放出するようにしており、排気フード45内には排気中に含まれているオイルミストを捕集するグリスフィルタ47を配設し、グリスフィルタ47の下方に廃油を受けるオイルパン48を配設している。
また、従来、図8及び図9に示す調理スペースに設置した局所換気装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。図8は正面図、図9は図8のY線断面図である。
この局所換気装置は、3つの誘導気流発生装置51の吹出ノズル52にガイド板53がそれぞれ設けられている。
ガイド板53は、各吹出ノズル52の吹出開口54から吸込排気流発生部55の各吸込開口56に向けてそれぞれ延びて設けられ、吹出ノズル52の吹出開口54から吹出される吹出誘導気流57を吸込開口56の内部に誘導するようにしている。
そして、ガスコンロを備えた燃焼加熱式調理機器58の調理台59の下方中央部に設けられた吹出ファン60からの室内空気を誘導気流ダクト61により吹出ノズル52に導くようにしている。
図8及び図9において、62は吸込排気流発生部55に設けられた排気ファン、63は排気ダクト、64は排気ボックス、65は排気流、66は排気フード、67は給気ファンで室外空気を吸込み、給気ダクト68、給気ボックス69を介して給気開口70から室内に給気するようにしている。71は給気流、72は天井である。
特開2002−195618号 公報 WO2004/072558号 公報
図7に示す厨房排気装置41は、グリスフィルタ47を設けて油分を捕集するようにしているが、グリスフィルタ47を下面が上流側に面し、上面が下流側に面するように斜めに立設しているため、油分の捕集性能が良くないという問題があった。
図8及び図9に示す局所換気装置は、天井72内に排気フード66を備えた吸込排気流発生部55を設け、調理台59の内部に誘導気流発生装置51を組込んで誘導気流ダクト61を介して吹出ノズル52から吹出誘導気流57を吹出して、燃焼加熱式調理機器58からの排気を誘引して排気フード66に導くようにしているが、誘導気流発生装置51を調理台59に設置するため、調理台59の使い勝手が悪いという問題があった。
また、この局所換気装置は、油分捕集について考慮されていないという問題もあった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、排気チャンバーにグリスフィルタを上面が上流側に面し下面が下流側に面するように斜めに立設することにより、排気口から誘導空気により誘引されて上向きに押し込まれた排気を排気チャンバー内で斜め上方から斜め下方に流れるように方向転換させることにより、グリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させることを目的としている。
請求項1に係る本発明は、排気発生スペースの上方に誘導空気チャンバー及び排気チャンバーを備えたチャンバー本体を設け、チャンバー本体は下面に誘導空気出口と排気口とを開口し、誘導空気出口と排気発生スペースとの間を誘導空気ダクトで接続し、誘導空気ダクトの下部に誘導空気の吹返し部と上方に向けて開口した誘導空気吹出口とを設け、誘導空気ダクトの少なくとも一側に誘導空気吹出口からの誘導空気を排気口に導く誘導板を設け、排気チャンバーにはグリスフィルタを上面が上流側に面し下面が下流側に面するように斜めに立設するとともに、グリスフィルタの下方にオイル受けを形成し、チャンバー本体の排気チャンバーにおけるグリスフィルタの下流に排気ファンを備えた排気路を接続するとともに、チャンバー本体の誘導空気チャンバーに誘導空気供給ファンを備えた誘導空気供給路を接続した排気装置である。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、排気チャンバーは、排気口の一端からグリスフィルタの上端にかけて断面円弧状に形成した排気装置である。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は2に係る本発明の構成に加え、グリスフィルタは、上端下面部を受ける上部支持部材と下端部を係合する下部支持部材とで排気チャンバーに着脱自在に取付けた排気装置である。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の構成に加え、誘導空気の吹返し部は、底部を半円筒状に形成して、底部の一側上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の他側上方に誘導空気通路を形成し、誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けた排気装置である。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の構成に加え、誘導空気ダクトの対向する両面にそれぞれ誘導板を設け、チャンバー本体は中央部に誘導空気チャンバーを形成し、誘導空気チャンバーの左右に一対の排気チャンバーを形成し、誘導空気の吹返し部は底部を半円筒状に形成して、底部の中央上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の左右上方に誘導空気通路を形成し、各誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けた左右対称型の排気装置である。
本発明による作用を以下に説明する。
請求項1に係る本発明の作用は、チャンバー本体の誘導空気チャンバーから誘導空気出口、誘導空気ダクトを通って下方に流れる誘導空気を、吹返し部でUターンさせて誘導空気吹出口から上方に吹出させて排気を誘引させるとともに、コアンダ効果により誘導板に沿って上昇させ、チャンバー本体の下面の排気口から排気チャンバーに押し込み、下方から排気チャンバーに押し込んだ誘導空気及び排気を、排気チャンバー内で斜め上方から斜め下方に流れるように方向転換させることにより遠心力を作用させて排気中の油滴と空気との分離をさせ、グリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させることを可能とした。
請求項2に係る本発明の作用は、請求項1に係る本発明の作用に加え、排気チャンバーに押し込んだ誘導空気及び排気を、断面円弧状の排気チャンバーにより方向転換を円滑にさせて遠心力の作用を大きくし排気中の油滴と空気との分離性能を向上させることを可能とした。
請求項3に係る本発明の作用は、請求項1又は2に係る本発明の作用に加え、グリスフィルタはその重量が下流側にかかるので、上部支持部材でグリスフィルタの下面上端部を受けることができ、取付け構造を簡素化しながら、グリスフィルタの着脱を容易に行うことを可能とした。
請求項4に係る本発明の作用は、請求項1〜3に係る本発明の作用に加え、誘導空気ダクトを下降した誘導空気を、半円筒状の底部でUターン後に誘導空気通路で上方向きに方向付けをさせて誘導空気吹出口から誘導板に沿わせることを可能とした。
請求項5に係る本発明の作用は、請求項1〜3に係る本発明の作用に加え、左右対称型の排気装置として、大規模の厨房に適用可能とした。
請求項1に係る本発明は、排気発生スペースの上方に誘導空気チャンバー及び排気チャンバーを備えたチャンバー本体を設け、チャンバー本体は下面に誘導空気出口と排気口とを開口し、誘導空気出口と排気発生スペースとの間を誘導空気ダクトで接続し、誘導空気ダクトの下部に誘導空気の吹返し部と上方に向けて開口した誘導空気吹出口とを設け、誘導空気ダクトの少なくとも一側に誘導空気吹出口からの誘導空気を排気口に導く誘導板を設け、排気チャンバーにはグリスフィルタを上面が上流側に面し下面が下流側に面するように斜めに立設するとともに、グリスフィルタの下方にオイル受けを形成し、チャンバー本体の排気チャンバーにおけるグリスフィルタの下流に排気ファンを備えた排気路を接続するとともに、チャンバー本体の誘導空気チャンバーに誘導空気供給ファンを備えた誘導空気供給路を接続したから、チャンバー本体の誘導空気チャンバーから誘導空気出口、誘導空気ダクトを通って下方に流れる誘導空気を、吹返し部でUターンさせて誘導空気吹出口から上方に吹出させて排気を誘引させるとともに、コアンダ効果により誘導板に沿って上昇させ、チャンバー本体の下面の排気口から排気チャンバーに押し込み、下方から排気チャンバーに押し込んだ誘導空気及び排気を、排気チャンバー内で斜め上方から斜め下方に流れるように方向転換させることにより遠心力を作用させて排気中の油滴と空気との分離を良好に行わせ、グリスフィルタでの油分の捕集性能を向上させことができるのである。
また、誘導空気供給系統を、チャンバー本体と一体的に設置しているので、調理台の使い勝手を損なうことがないのであり、誘導空気ダクトを誘導板に利用しているので製作及び設置が簡単となるのである。
さらに、グリスフィルタの新たな配置構成により、チャンバー本体下面の排気口から汚れたグリスフィルタが見え難くなり、清潔感のある排気装置とすることができる。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の効果に加え、排気チャンバーは、排気口の一端からグリスフィルタの上端にかけて断面円弧状に形成したから、排気チャンバーに押し込んだ誘導空気及び排気を、断面円弧状の排気チャンバーにより方向転換を円滑にさせて遠心力の作用を大きくし排気中の油滴と空気との分離性能を向上をさせて、グリスフィルタでの油分の捕集性能をさらに向上させることができるのである。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、グリスフィルタは、上端下面部を受ける上部支持部材と下端部を係合する下部支持部材とで排気チャンバーに着脱自在に取付けたから、取付け構造を簡素化できながら、グリスフィルタの着脱が簡単にできるのである。
また、排気装置の運転中はグリスフィルタに下流側に押付ける力が働くので、固定はより確実となりグリスフィルタの上端からの排気のバイパスを阻止でき、排気装置の停止時はグリスフィルタの重量が下流側に作用するので、落下のおそれもないのである。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、誘導空気の吹返し部は、底部を半円筒状に形成して、底部の一側上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の他側上方に誘導空気通路を形成し、誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けたから、誘導空気ダクトを下降した誘導空気を、半円筒状の底部でUターン後に誘導空気通路で上方向きに方向付けをさせて誘導空気吹出口から誘導板に沿わせることができ、誘導空気吹出口からの誘導空気による排気の誘引作用を良好にすることができるとともに誘導板によるコアンダ効果を確実にして、誘導空気及び排気を排気口から排気チャンバーに押し込むことが確実にできるのである。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、誘導空気ダクトの対向する両面にそれぞれ誘導板を設け、チャンバー本体は中央部に誘導空気チャンバーを形成し、誘導空気チャンバーの左右に一対の排気チャンバーを形成し、誘導空気の吹返し部は底部を半円筒状に形成して、底部の中央上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の左右上方に誘導空気通路を形成し、各誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けて左右対称型としたから、大規模の厨房に適用できながら、誘導空気供給系統の構成を簡単にすることができるのである。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第一の実施の形態を示す図面であり、図1は排気装置の設置例を示す概略正面図、図2は図1の概略側面図、図3は図2のA−A断面図である。
図4及び図5は本発明の第二の実施の形態を示す図面であり、図4は排気装置の設置例を示す概略側面図、図5は図4のB−B断面図である。
図6は本発明の第三の実施の形態を示す排気装置の一部を示す概略側面図である。
図1〜図3に基づき、本発明の第一の実施の形態に係る排気装置について説明する。
排気装置1は、誘導空気供給系統と排気排出系統とから構成しており、厨房2におけるガスコンロなどの加熱調理器3の使用によって発生する排気を誘導空気供給系統によって誘引し、排気排出系統によって室外に排出するようにしている。
排気を発生する加熱調理器3の上方となる厨房2の天井4には、開口部を設けてチャンバー本体5を設置している。
チャンバー本体5は、誘導空気チャンバー6及び排気チャンバー7を備えるとともに、下面に誘導空気出口8と排気口9とを開口している。
誘導空気出口8に誘導空気ダクト10を接続し、誘導空気ダクト10の下端を、排気発生スペースとなる調理台11に組込んだガスコンロなどの加熱調理器3の近傍に位置させている。
誘導空気ダクト10の下部に誘導空気の吹返し部12と上方に向けて開口した誘導空気吹出口13とを備えた吹返し部材14を着脱自在に設けている。
誘導空気ダクト10の正面側(図2では右側)に誘導空気吹出口13からの誘導空気を排気口9に導く誘導板15を設けている。
誘導空気の吹返し部12は、底部16を半円弧状に形成して、底部16の一側上方に誘導空気ダクト10を連通し、底部16の他側上方に誘導空気吹出口13に通じる誘導空気通路17を形成しており、誘導空気ダクト10からの誘導空気は、半円弧状の底部16でUターンをし、誘導空気通路17で上方への方向付けをされ、誘導空気吹出口13から吹出し、誘導板14に沿ってコアンダ効果により上昇するとともに、加熱調理器3の使用により発生する汚染排気を誘引して排気口9に押込むようになされている。
天井4裏に位置するチャンバー本体5は、直方体状の内部を断面円弧状の仕切板18により誘導空気チャンバー6と排気チャンバー7とに仕切られており、誘導空気チャンバー6には誘導空気供給ファンを備えた誘導空気供給路(図示せず)を誘導空気供給路接続口19を介して接続するのである。
誘導空気供給路の空気は天井4裏の空気を誘導空気供給ファンにより吸込むようにしている。
排気チャンバー7には、汚染排気中の油滴を捕集するためのグリスフィルタ20を図2に示すように、グリスフィルタ20の上面21が排気流の上流側に面し下面22が排気流の下流側に面するように斜めに立設するのである。
また、排気チャンバー7には、グリスフィルタ20の下方となる位置にグリスフィルタ20で分離、捕集した油分を受けるオイル受け23を形成し、オイル受け23にはオイル受け皿24を着脱自在に設けている。
仕切板18は、図2に示すように、排気チャンバー7における排気路を形成しており、誘導空気チャンバー6側となる排気口9の一端からグリスフィルタ20の上端にかけて断面円弧状に形成して排気チャンバー7としている。
グリスフィルタ20は図2に示すように下面上端部を受ける上部支持部材25を仕切板18に設け、下端部を係合する断面U字状の下部支持部材26をオイル受け23に設けて、グリスフィルタ20を排気チャンバー7に着脱自在に取付けてグリスフィルタ20の清掃、交換を容易に行えるようにしている。
排気チャンバー7には排気ファンを備えた排気路(図示せず)を排気路接続口27を介して接続し、排気路は室外に開口して排気を室外に排出するようにしている。
このため、厨房2内は負圧となるので、給気口を適宜設けるのである。
図2において、28は排気チャンバー7における排気路接続口27の直前に設けたファイアーダンパーであり、29は誘導空気チャンバー6における誘導空気出口8に誘導空気ダクト10を接続するためのビスであり、天井4の不陸調整のために誘導空気ダクト10のビス穴を縦方向に長い長穴としており、天井4の不陸に起因するチャンバー本体5の下面の水平からの傾きに対し、誘導空気ダクト10を垂直に接続するようにしている。30は厨房2の壁、31は床である。
また、誘導空気ダクト10の下部に設けた吹返し部材14は、図示しないが、誘導空気吹出口13に調理中の材料が飛散して入り込むことを防止するために適宜のメッシュの金網を取付けており、吹返し部12の底部16には、数mmの径のドレン抜き穴を開口しており、吹返し部材14と誘導空気ダクト10とは、ばねアクションによりワンタッチで着脱できる着脱金具を設けて、吹返し部材14の清掃を簡単に行えるようにしている。
この実施の形態では、グリスフィルタ20の横幅(図1における左右方向)を500mmを2基で1000mmとし、誘導空気ダクト10及び誘導板15の横幅を450mmとしているが、グリスフィルタ20の横幅を500mmとしたとき、誘導空気ダクト10及び誘導板15の横幅を200〜400mmの範囲とし、グリスフィルタ20の横幅を1000mmとしたとき、誘導空気ダクト10及び誘導板15の横幅を400〜700mmの範囲とするのが好ましい。
以上のように構成した本発明の第一の実施の形態に係る排気装置の作用について以下に説明する。
排気装置1を使用する調理時には、排気ファン及び誘導空気供給ファンを駆動し、チャンバー本体の誘導空気チャンバー6から誘導空気出口8、誘導空気ダクト10を通って下方に流れる誘導空気を、半円筒状の底部16でUターンさせて誘導空気通路17で上方向きに方向付けをさせて誘導空気吹出口13から上方に吹出させて排気を誘引させるとともに、コアンダ効果により誘導板15に沿って上昇させ、チャンバー本体5の下面の排気口9から排気チャンバー7に押し込み、下方から排気チャンバー7に押し込んだ誘導空気及び排気を、仕切板18による断面円弧状の排気チャンバー7内で方向転換を円滑にさせて遠心力の作用を大きくし排気中の油滴と空気との分離をさせ、グリスフィルタ20での油分の捕集を行うようにした。
また、グリスフィルタ20の清掃、交換を行うときの取外しは、グリスフィルタ20を斜め上方に持ち上げれば下部支持部材26とグリスフィルタ20の係合が解かれるので、グリスフィルタ20を手前に引き出すことができるのであり、グリスフィルタ20を取付けるときは、グリスフィルタ20を上部支持部材25に当接した状態で斜め下方にずらして下部支持部材26に係合させればよい。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る排気装置について、図4及び図5に基づき説明する。
第二の実施の形態は、大規模の厨房に適する左右対称型の排気装置としたものである。
以下、第一の実施の形態と同様な構成については、説明を省略ないし簡略にし、第一の実施の形態と異なる構成について説明する。
排気装置1は、図4に示すように、厨房2の中央に設けた調理台11の上方に設置している。
そして、調理台11の左右にガスコンロなどの加熱調理器3を組込んでいる。
調理台11の中央部上方に誘導空気ダクト10を位置させ、誘導空気ダクト10の対向する両面にそれぞれ誘導板15を設け、チャンバー本体4は中央部に誘導空気チャンバー6を形成している。
チャンバー本体4における誘導空気チャンバー6の左右に一対の排気チャンバー7を形成している。
誘導空気の吹返し部12は底部16を半円筒状に形成して、底部16の中央上方に誘導空気ダクト10を連通している。
底部16の左右上方に誘導空気通路17を形成し、各誘導空気通路17の上端に誘導空気吹出口13を設けている。
各誘導空気吹出口13は図5に示すように長手方向中央部に閉塞板32を設けている。
中央部に閉塞板32を設けることにより、閉塞板32の上方近傍に負圧域が形成され、この負圧域により、誘導空気吹出口13から吹出される誘導空気による汚染排気の誘引作用を向上させるようにしている。
なお、第二の実施の形態に係る概略正面図は、第一の実施の形態に係る概略正面図である図1と同様であるので省略する。
また、第二の実施の形態に係る排気装置の作用は、第一の実施の形態に係る排気装置の作用と同様であり、説明を省略するが、第二の実施の形態では、図4において、左右に誘導空気吹出口13と誘導板15と排気排出系統とを備え、加熱調理器3も左右に備えており、左右のうち一側のみの加熱調理器3を使用するときには、不使用側の排気排出系統を作動させる排気ファンを停止させ、不使用側の誘導空気吹出口13を閉塞できるようにしてもよい。このようにすれば、電力使用量の削減が図れる。
次に、本発明の第三の実施の形態に係る排気装置について、図6に基づき説明する。
図6は、第一及び第二の実施の形態に係る排気装置の排気路接続口27周りを示す概略側面図である。
この第三の実施の形態は、排気路接続口27の配設構造及び排気チャンバー7の形状について、第一及び第二の実施の形態を変形したものである。
具体的には、排気チャンバー7における排気路接続口27周りの断面形状を円弧状部33とそれに続く斜め状部34とで形成し、斜め状部34に排気路接続口27を斜め上方に向けて開口するように取付けている。
排気路接続口27を斜め上方に向けて開口するように取付けることにより、チャンバー本体5の下面の排気口9から排気チャンバー7に押し込んだ誘導空気及び排気は、排気チャンバー7内で下方から円弧状に上昇及び下降してグリスフィルタ20を通過し、さらに排気路接続口27に向かって下降から斜め上方に方向転換することにより、グリスフィルタ20及び排気チャンバー7内での排気中の油分の捕集を良好に行うようにしている。
以上の第一〜第三の実施の形態では、グリスフィルタ20の傾斜角度を水平に対して略45度としているが、傾斜角度を水平に対して45度〜60度の範囲が望ましい。
また、以上の第一〜第三の実施の形態では、仕切板18を断面円弧状に形成しているが、他の形状であってもよい。
本発明の第一の実施の形態に係る排気装置の設置例を示す概略正面図。 図1の概略側面図。 図2のA−A断面図。 本発明の第二の実施の形態に係る排気装置の設置例を示す概略側面図。 図4のB−B断面図。 本発明の第三の実施の形態を示す排気装置の一部を示す概略側面図。 従来の厨房排気装置を示す概略図。 従来の局所換気装置を示す正面図。 図8のY線断面図。
符号の説明
1 排気装置
3 加熱調理器
5 チャンバー本体
6 誘導空気チャンバー
7 排気チャンバー
8 誘導空気出口
9 排気口
10 誘導空気ダクト
12 吹返し部
13 誘導空気吹出口
15 誘導板
16 底部
17 誘導空気通路
19 誘導空気供給路接続口
20 グリスフィルタ
21 上面
22 下面
23 オイル受け
25 上部支持部材
26 下部支持部材
27 排気路接続口

Claims (5)

  1. 排気発生スペースの上方に誘導空気チャンバー及び排気チャンバーを備えたチャンバー本体を設け、チャンバー本体は下面に誘導空気出口と排気口とを開口し、誘導空気出口と排気発生スペースとの間を誘導空気ダクトで接続し、誘導空気ダクトの下部に誘導空気の吹返し部と上方に向けて開口した誘導空気吹出口とを設け、誘導空気ダクトの少なくとも一側に誘導空気吹出口からの誘導空気を排気口に導く誘導板を設け、排気チャンバーにはグリスフィルタを上面が上流側に面し下面が下流側に面するように斜めに立設するとともに、グリスフィルタの下方にオイル受けを形成し、チャンバー本体の排気チャンバーにおけるグリスフィルタの下流に排気ファンを備えた排気路を接続するとともに、チャンバー本体の誘導空気チャンバーに誘導空気供給ファンを備えた誘導空気供給路を接続したことを特徴とする排気装置。
  2. 排気チャンバーは、排気口の一端からグリスフィルタの上端にかけて断面円弧状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の排気装置。
  3. グリスフィルタは、下面上端部を受ける上部支持部材と下端部を係合する下部支持部材とで排気チャンバーに着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気装置。
  4. 誘導空気の吹返し部は、底部を半円筒状に形成して、底部の一側上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の他側上方に誘導空気通路を形成し、誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排気装置。
  5. 誘導空気ダクトの対向する両面にそれぞれ誘導板を設け、チャンバー本体は中央部に誘導空気チャンバーを形成し、誘導空気チャンバーの左右に一対の排気チャンバーを形成し、誘導空気の吹返し部は底部を半円筒状に形成して、底部の中央上方に誘導空気ダクトを連通し、底部の左右上方に誘導空気通路を形成し、各誘導空気通路の上端に誘導空気吹出口を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の左右対称型の排気装置。
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