JP2790317B2 - サイドプレートを有するフロータの制御方法 - Google Patents

サイドプレートを有するフロータの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ストリップ等の帯状体を非接触の状態で支
持するためのサイドプレートを有するフロータの板幅変
更に伴う制御方法に関する。
<従来の技術> 走行する帯状体を支持する手段としては一般にガイド
ロール等の接触式ガイドが用いられるが、このような接
触式ガイドを例えばストリップに適用した場合、連続溶
融メッキラインにおいて未凝固状態にあるストリップ表
面のメッキ層に傷損を与えたり、あるいは直火加熱炉を
内蔵した連続処理ラインにおいてガイド(炉内ハースロ
ール)表面に生じたピックアップによりストリップ表面
に押しきずを生じさせたりするなどの難点があり、この
ようなことから、従来非接触支持装置が提案されてい
る。
例えば、帯状体の幅方向で装置本体を傾動可能に構成
するとともに、支持すべき帯状体の幅方向で複数に分割
された圧力室により噴出流体の流量を調整するようにし
たもの(実公昭61−002676号公報参照)、帯状体の板幅
に応じて余分な開口部をシールするようにしたもの(特
開昭57−164937号公報参照)、装置のストリップ支持面
が水平面に対して傾き、ストリップが横ぶれするのを防
止するようにしたもの(特開昭63−176435号公報参照)
などがある。
<発明が解決しようとする課題> 上記板幅方向に圧力室を分割したものは、帯状体の板
幅方向での形状変化や蛇行等の走行位置の変位に対して
良好な通板性を得ることができるとしているが、板幅変
更時の無効風量増大時には蛇行矯正能力が低下すること
および設備費が増大するという問題点がある。
また、開口部をシールするものはストリップの蛇行を
矯正する能力が無く、支持面を傾けるようにしたものも
蛇行矯正の応答が悪いという問題点がある。
非接触状態において、板幅が変更になるときにも、上
記問題が解決される必要がある。
したがって、本発明は、ストリップ等の帯状体を非接
触の状態で支持するフロータにおいて、帯状体の蛇行矯
正能力を有するとともに板幅変更時の蛇行矯正能力の低
下を最小とすることのできるフロータの制御方法を提供
することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために本発明によれば、走行する
帯状体の移動ラインの側方に、移動方向と平行に直立す
る側板部とその側板部の下端から延出し、前記帯状体外
側のフロータのチャンバー表面を覆うカバーとを有する
一対のサイドプレートを、前記帯状体の板幅方向に横行
自在に設置したフロータを用い、前記帯状体の下面に流
体を噴射して前記帯状体を非接触の状態で支持しつつ帯
状体の板幅変更に追従するようフロータを制御するにさ
いし、 前記帯状体の板幅が一定の場合には、前記サイドプレ
ートの側板部と帯状体の両側端部との間隔αを所定範囲
に接近させ、 前記帯状体の板幅が大きい方へ変更される場合は、板
幅変更部が前記フロータを通過する所定時間前の時点
で、前記サイドプレートと帯状体の側端部との間隔を、
後行する板幅の大きな帯状体から前記間隔αより大きな
所定範囲βに広げ、前記板幅変更部がフロータを通過し
た後帯状体とサイドプレートの側板部との間隔を前記間
隔αに狭めることを特徴とするサイドプレートを有する
フロータの制御方法が提供される。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
まず、本発明に用いられるサイドプレートを有するフ
ロータの代表例を第2図および第3図に基づいて説明す
る。
図は、チャンバー1表面に設けられたノズル2から噴
出される流体によって浮上支持されるストリップ3がベ
ンドフロータ4により90゜方向転換して通板する状態を
示している。5はストリップ3の移動ラインの側方に、
移動方向と平行に直立する側板部5aとその側板部の下端
から延出し、前記ストリップ3外側のベンドフロータ4
のチャンバー1表面を覆うカバー5bとで構成され、スト
リップ3の板幅の変更に応じて側板部5a間の間隔を調整
可能に設けられるサイドプレートである。
なお、前記ベンドフロータ4による方向転換の角度
は、90゜に限ることなく任意の方向に転換できる。ま
た、方向転換させることなく、ストリップ3を移動させ
る水平フロータでもよい。
前記サイドプレート5は、ノズル2がそのカバー5bで
覆われない位置(第2図に破線で示す)から任意の最も
狭い板幅のストリップを浮上することができる位置まで
板幅に応じて側板部5a間の間隔を調整できるものであれ
ばよい。カバー5bは、前記ストリップの浮上に寄与しな
いノズル2から流体が噴出しないよう抵抗体となる幅で
あればよい。サイドプレート5の形状は板状に限らず、
例えば第5図に示すように側板部5aの上部に、ストリッ
プ3上に張り出したひさし5cなどを取り付けたものでも
よい。
次に、本発明の制御方法について説明する。
その概要は走行する帯状体の板幅が一定の時の制御
と板幅が大きい方へ変更される場合とに分けられる。
帯状体の板幅が一定の場合 サイドプレートを積極的に、すなわち所定の間隔αに
帯状体の両側端部に接近させる。
ここで間隔αは帯状体の板幅、厚さ、ラインスピード
などに応じて蛇行量が変動するのでこの変動量とサイド
プレート自体のステアリング力を勘案して適宜選択され
る。
こうすることによりストリップ3とチャンバー1の間
およびストリップ3の側端部外側から逃げる無効流体の
噴出を低減した状態に保つとともに蛇行時の帯状体とサ
イドプレートとの衝突を防止することができる。また、
サイドプレート5の側板部5aとストリップ3の側端部と
の間隔(α)と噴出流体によってストリップ3の側端部
を側板部5aから遠ざけようとする力(ステアリング力)
との間には第6図に示す関係があるから、サイドプレー
ト5をストリップ3の両側端部に接近させることによ
り、ストリップ3が蛇行しようとしてもこのステアリン
グ力によって蛇行が抑制される。
帯状体の板幅が大きい方へ変更される場合 板幅変更部(通常は板のつなぎ部にあたる)がベンド
フロータを通過する所定時間t0前の時点で、間隔αで制
御されていたサイドプレートの位置を板幅の差(mm)/2
+βに変更した後、前記板幅変更部がベンドフロータを
通過した時点で、大きくなった板幅に対して再びαにな
るようサイドプレートの位置を制御する。
板幅が大きくなるときには、特にその板幅が変更する
付近においてステアリング力が低下するために、後行す
る板幅とサイドプレートの間隔を大きくとっておく必要
がある。βはαより十分に大きな値で、ストリップの寸
法、搬送条件、板幅の差などに基づいて実験的に最適値
を決定する。
前記所定時間t0は、ベンドフロータ4を通過するスト
リップ3の溶接部通過時刻とその板幅についてのトラッ
キング精度とサイドプレート5の位置変更に必要な移動
時間とにより決定される。
また、上記サイドプレート5の位置変更により側板部
5aは、第1図に破線で示すように制御され、ストリップ
3aが矢印方向に移動して板幅の大きいストリップ3bが通
過してもこれとの衝突が回避されるが、この時ストリッ
プ3aとの間隔を後行するストリップ3bからさらにβとす
るのは、サイドプレート5の位置変更点Pから溶接点Q
までの間では、ストリップ3aの板幅が小さいにもかかわ
らず間隔を大きくするためステアリング力が小さくな
り、蛇行矯正力が低下してストリップ3aがサイドプレー
ト5の側板部5aに衝突するのを防ぐためである。第4図
に衝突の状態を示す。
帯状体の板幅が小さい方へ変更される場合には板幅変
更部がベンドフロータを通過後、サイドプレートを積極
的に前記間隔αに帯状体の両側端部に接近させる。
サイドプレート5の位置を変更しなくても板幅の小さ
いストリップ3cと衝突することはないが、無効流体の噴
射を低減し、かつ蛇行を矯正できる状態にするため可及
的速やかに位置を変更するのが好ましい。
なお、本発明はベンドフロータを通過するストリップ
の板幅検出器と演算器とサイドプレートの移動器を組合
せて用いることにより容易に自動制御することができ
る。また、上記説明はベンドフロータの場合で述べた
が、水平フロータの場合も同様に適用できる。
<実施例> 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 平均板厚0.9mmで、平均板幅1200mmの各種鋼帯の搬送
系の途中で垂直に上昇後、非接触の状態で90゜の方向転
換をする部分に第2図に示すサイドプレートを有するベ
ンドフロータ(作動流体は空気)を用い、平均搬送速度
100m/分で操業するストリップ処理ラインにおいて本発
明を実施した。
定常状態ではサイドプレートとストリップの側端部と
の間隔(α)は50〜200mmとし、ストリップの板幅が大
きい方へ変更される場合のサイドプレートの位置変更
は、大きい板幅の端部から100〜300mm(α+50〜α+10
0)とし、変更時期はストリップの溶接部通過前5〜15
秒とした。またストリップの板幅が小さい方へ変更され
る場合のサイドプレートの位置変更は、ストリップの溶
接部通過後直ちに行うようにした。その結果、板幅変更
時(小から大へ)に発生していた幅の大きい側のストリ
ップの角とサイドプレートとの接触トラブル(いわゆる
耳かじり)が皆無になった。本発明を実施する前には同
一の操業条件において板幅変更(小から大へ)100回に
ついて4〜6回の耳かじりが発生していた。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように構成されているので、
ストリップ等の帯状体を非接触の状態で支持するフロー
タにおいて、帯状体の蛇行を矯正して安定した搬送がで
きるとともに特に板幅変更時の耳かじり等の接触トラブ
ルを防止し、連続処理プロセスの安定操業に大きく寄与
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、帯状体の板幅と本発明により制御されたフロ
ータの側板部との関係を示す説明図である。 第2図は、本発明にかかわるサイドプレートを有するベ
ンドフロータの断面図である。 第3図は、本発明にかかわるサイドプレートを有するベ
ンドフロータの斜視図である。 第4図は、板幅変更時(小から大へ)の接触トラブルの
状態を示す図である。 第5図は、サイドプレートの他の例を示す図である。 第6図は、サイドプレートとストリップとの間隔(α)
とステアリング力との関係を示すグラフである。 符号の説明 1……チャンバー、 2……ノズル、 3、3a、3b、3c……ストリップ、 4……ベンドフロータ、 5……サイドプレート、 5a……側板部、 5b……カバー、 5c……ひさし、 CL……搬送路中心線
フロントページの続き (72)発明者 井出 良一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 兵頭 金章 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 平井 悦郎 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 実開 昭62−13951(JP,U) 実公 昭57−11971(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 2/00 - 2/40 C21D 9/63

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する帯状体の移動ラインの側方に、移
    動方向と平行に直立する側板部とその側板部の下端から
    延出し、前記帯状体外側のフロータのチャンバー表面を
    覆うカバーとを有する一対のサイドプレートを、前記帯
    状体の板幅方向に横行自在に設置したフロータを用い、
    前記帯状体の下面に流体を噴射して前記帯状体を非接触
    の状態で支持しつつ帯状体の板幅変更に追従するようフ
    ロータを制御するにさいし、 前記帯状体の板幅が一定の場合には、前記サイドプレー
    トの側板部と帯状体の両側端部との間隔αを所定範囲に
    接近させ、 前記帯状体の板幅が大きい方へ変更される場合は、板幅
    変更部が前記フロータを通過する所定時間前の時点で、
    前記サイドプレートと帯状体の側端部との間隔を、後行
    する板幅の大きな帯状体から前記間隔αより大きな所定
    範囲βに広げ、前記板幅変更部がフロータを通過した後
    帯状体とサイドプレートの側板部との間隔を前記間隔α
    に狭めることを特徴とするサイドプレートを有するフロ
    ータの制御方法。
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